JPH0341167A - 甘しょの改良種である山川紫、及びその後代系統種から色素を抽出し、布などの繊維に染色する方法 - Google Patents
甘しょの改良種である山川紫、及びその後代系統種から色素を抽出し、布などの繊維に染色する方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上のf11用分野〉
本発明は、九州農業試験場指宿試験地に於いて開発され
た新種の甘しょである山川紫、及びその後代系統種から
色素を抽出し、その抽出液を染料として、布などの繊維
に染色を行う技術に関するものである。
た新種の甘しょである山川紫、及びその後代系統種から
色素を抽出し、その抽出液を染料として、布などの繊維
に染色を行う技術に関するものである。
〈従来の技術〉
植物質から抽出される天然染料の種類は多い。
代表的な天然染料としては、藍やスオウ、ログウッド、
渋木、茜、紅花、クチナシ、等がある。
渋木、茜、紅花、クチナシ、等がある。
藍は葉を染料とし、スオウ、ログウッド、渋木は芯材や
樹皮が染料となる。茜では根を、紅花は花種を、そして
クチナシでは実を染料として用いる。それぞれ色素を多
く含有している部分から色素を抽出して繊維に定着させ
る。
樹皮が染料となる。茜では根を、紅花は花種を、そして
クチナシでは実を染料として用いる。それぞれ色素を多
く含有している部分から色素を抽出して繊維に定着させ
る。
これらの染料植物の色素の抽出法は、藍や紅花を除いて
、はとんどは煮出して色素を抽出し、染料とする。そし
てこれら染料を各種繊維に含浸した濠、安定して発色さ
せるために反注、あるいは金属類の酢酸アルミニウム、
錫酸ナトリウム、酢酸鋼、酢酸クロム、木酢酸鉄、等に
よって媒染する。
、はとんどは煮出して色素を抽出し、染料とする。そし
てこれら染料を各種繊維に含浸した濠、安定して発色さ
せるために反注、あるいは金属類の酢酸アルミニウム、
錫酸ナトリウム、酢酸鋼、酢酸クロム、木酢酸鉄、等に
よって媒染する。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、数多い植物染料の中で、甘しょの色素に
よって染色する方法については、今なお知られていない
。その理由は、甘しょの表皮は赤紫色を呈しているもの
の、中身は白黄色で、染色には不適当であるからに他な
らない。
よって染色する方法については、今なお知られていない
。その理由は、甘しょの表皮は赤紫色を呈しているもの
の、中身は白黄色で、染色には不適当であるからに他な
らない。
ところが最°近に至り、九州農業試験場指宿試験地に於
いて開発されたillの甘しょである山川紫は表皮だけ
が赤色を呈するのみでなく、中身までが赤紫色であり、
色素アントシアンを15%以上含有している。また季節
を問わず、量的にも安定した供給が可能である。
いて開発されたillの甘しょである山川紫は表皮だけ
が赤色を呈するのみでなく、中身までが赤紫色であり、
色素アントシアンを15%以上含有している。また季節
を問わず、量的にも安定した供給が可能である。
本発明は、この山川紫の色素による植物染色に着目した
ものである。
ものである。
〈課題を解決するための手段、ならびに作用〉発明者は
上記の目的を達成するために、山川紫から色素を抽出す
る方法、ならびにその抽出液を用いて繊維に染色する方
法について、様々な研究を行い、以下のような方法を発
明するに至った。
上記の目的を達成するために、山川紫から色素を抽出す
る方法、ならびにその抽出液を用いて繊維に染色する方
法について、様々な研究を行い、以下のような方法を発
明するに至った。
(1)山川紫の表皮についている土などを洗い落とし、
出来るだけ細かくスライスする。
出来るだけ細かくスライスする。
(2)上の材料の重量の2@の湯(606C)を用意し
、これに上の材料の重量の3zのクエン酸または酢酸と
、同じく上の材料の重量の32のア二ノールS(植物染
料溶解剤)を加え、溶解させる。この溶液の中に上の材
料、すなわちスライスした山川紫を入れる。
、これに上の材料の重量の3zのクエン酸または酢酸と
、同じく上の材料の重量の32のア二ノールS(植物染
料溶解剤)を加え、溶解させる。この溶液の中に上の材
料、すなわちスライスした山川紫を入れる。
(3) (2)を6時間以と放置しておくと、時間経過
とともに非常に美しい赤紫色の色素が抽出していること
が認めら゛れる。まず1回目の抽出液を得るために、溶
液ならびに材料を濾過布にて濾過する。
とともに非常に美しい赤紫色の色素が抽出していること
が認めら゛れる。まず1回目の抽出液を得るために、溶
液ならびに材料を濾過布にて濾過する。
残淳にその重量と同量の湯(60°C)のみを加えて、
6@間放置した後、先と同様の方法により2回目の抽出
液を得る。同様の作業を繰返すことにより、第3回目の
抽出溶液を得る。このようにして阿られた抽出溶液を、
その11られた順番によって、仮に1番から3番と名付
けると、これらを以下のように使い分けることができる
。
6@間放置した後、先と同様の方法により2回目の抽出
液を得る。同様の作業を繰返すことにより、第3回目の
抽出溶液を得る。このようにして阿られた抽出溶液を、
その11られた順番によって、仮に1番から3番と名付
けると、これらを以下のように使い分けることができる
。
7g色に染色する場合には1番抽出溶液のみを使用する
。
。
演色に染色する場合には3番抽出溶液のみを使用する。
酒l炎の中間色に染色する場合には1番から3番までの
抽出溶液を混合して使用する。
抽出溶液を混合して使用する。
(1)被染物を水に充分浸す。
(2)被染物の重量の10倍〜20@の山川紫の抽出溶
液(50°C)を準備し、その中に被染物を入れ、50
゜Cを保ちながら30分間、むらを起こさないように被
染物をくり拡げなが染色する。被染物を溶液に漫したま
ま定温になるまで放冷する。
液(50°C)を準備し、その中に被染物を入れ、50
゜Cを保ちながら30分間、むらを起こさないように被
染物をくり拡げなが染色する。被染物を溶液に漫したま
ま定温になるまで放冷する。
(3)被染物を水洗い処理する。
(4)媒染を行う。媒染剤として以下の金属イオンを使
用する。
用する。
酢酸アルミニウム^1(0)1) (CH,C00)2
、錫酸ナトリウム Ha2SnO・、38.O1酢酸W
4 Cu(CH3COO)J20、酢酸クロム Cr
(CH3COO)、、H2O、および木酢酸鉄Fe(C
F(ICOO)、。
、錫酸ナトリウム Ha2SnO・、38.O1酢酸W
4 Cu(CH3COO)J20、酢酸クロム Cr
(CH3COO)、、H2O、および木酢酸鉄Fe(C
F(ICOO)、。
被染物重量の20@の水または湯に、被染物重量の8〜
1(Hの媒染剤を溶解させ、媒染溶液とする。
1(Hの媒染剤を溶解させ、媒染溶液とする。
この中に被染物を入れ、30分間媒染する。その後、充
分な水洗い処理をして仕上げる。更に染色濃度を上げた
い場合には、残溶液を用いて被染物を再度浸染させ、こ
のようにして媒染を繰り返すことによって染色する。
分な水洗い処理をして仕上げる。更に染色濃度を上げた
い場合には、残溶液を用いて被染物を再度浸染させ、こ
のようにして媒染を繰り返すことによって染色する。
〈実り例〉
本発明は従来の抽出法である煮沸抽出に対して、定温水
または温水(60’ C)によって抽出させるのが特徴
である。
または温水(60’ C)によって抽出させるのが特徴
である。
以下実施例を挙げ、更に具体的に説明する。
表1の実施例1〜3は定温水による色素抽出例であり、
実施例4〜8は温水(60°C)による実施例である。
実施例4〜8は温水(60°C)による実施例である。
なお、従来の植物染料抽出法である煮沸抽出法を用いた
場合を、比較例1として示している。
場合を、比較例1として示している。
さらに比較例2では、従来から存在する赤紫系の植物染
料、スオウの抽出効果を参考として掲げた。
料、スオウの抽出効果を参考として掲げた。
実1Mf!4に於いては、抽出補助剤としてクエン酸、
酢酸、植物染料溶解剤アニノールSを添加して、その効
果を比較した。その結果は、抽出時間経過にしたがった
抽出色調を、トーン記号によって表した。
酢酸、植物染料溶解剤アニノールSを添加して、その効
果を比較した。その結果は、抽出時間経過にしたがった
抽出色調を、トーン記号によって表した。
表2の^、B、C,は、表1に示した実施例の中からい
くつかを用いて、その抽出溶液によって絹布を染色し、
5F!類の異なった媒染剤溶液で発色定着させた実施例
である。表2−^は表1の実施例4による抽出溶液を、
表2−Bは表1の実施例7による抽出溶液を使用した場
合である。また表2−Cでは、表1の実施例8によるも
のと、表1の比較例2による、それぞれの抽出溶液の染
色効果を比較している。
くつかを用いて、その抽出溶液によって絹布を染色し、
5F!類の異なった媒染剤溶液で発色定着させた実施例
である。表2−^は表1の実施例4による抽出溶液を、
表2−Bは表1の実施例7による抽出溶液を使用した場
合である。また表2−Cでは、表1の実施例8によるも
のと、表1の比較例2による、それぞれの抽出溶液の染
色効果を比較している。
染色による結果は、色調と染色布の耐光堅牢度、洗濯堅
牢度、摩擦堅牢度によって評価した。
牢度、摩擦堅牢度によって評価した。
〈発明の効果〉
表1の結果から以下の結論が得られた。
表1の実施例1〜3は定温水抽出、実施例4〜8は温水
抽出(60°C)である。温水抽出では、定温水抽出よ
り早く濃度の高い溶液を得ることができるが、さらに温
度を上げ、比較例1に示したような煮沸抽出とすると、
山川紫の澱粉質によって抽出溶液はやや糊状となり、色
素抽出溶液は暗い紫の色調を呈する。しかし定温水抽出
によって特に抽出効果の低減は認められず、抽出時の温
度はむしろ異なった色調を得るために使用することがで
きる。
抽出(60°C)である。温水抽出では、定温水抽出よ
り早く濃度の高い溶液を得ることができるが、さらに温
度を上げ、比較例1に示したような煮沸抽出とすると、
山川紫の澱粉質によって抽出溶液はやや糊状となり、色
素抽出溶液は暗い紫の色調を呈する。しかし定温水抽出
によって特に抽出効果の低減は認められず、抽出時の温
度はむしろ異なった色調を得るために使用することがで
きる。
また使用する抽出補助剤によっても抽出溶液の色調は異
なり、クエン酸では明るい赤紫の、酢酸では明るい紫の
、アニノールSではにぷい紫の抽出溶液が得られる。さ
らに表1の実施例7,8.は、抽出補助剤を混合使用し
た場合であるが、実施例7では濃い紫の抽出溶液を、実
施例8では濃い赤紫であり、かつ高濃度の抽出溶液を得
る効果があった。
なり、クエン酸では明るい赤紫の、酢酸では明るい紫の
、アニノールSではにぷい紫の抽出溶液が得られる。さ
らに表1の実施例7,8.は、抽出補助剤を混合使用し
た場合であるが、実施例7では濃い紫の抽出溶液を、実
施例8では濃い赤紫であり、かつ高濃度の抽出溶液を得
る効果があった。
表2−A、B、C,の結果からは以下の結論が得られた
。
。
まず表2−A、および表2−Cでは、前にも述べたよう
に、それぞれ表1の実施例4および実施例7を用いて、
その染色効果を媒染剤などの条件をさまざまに変えなが
ら検討した。結果として表2−^、および表2−Hのそ
れぞれの実施例1〜6に見られるように、色調、耐光堅
牢度、洗濯堅牢度、摩tliV堅牢度のいずれにおいて
も、優れていることがf[認された。
に、それぞれ表1の実施例4および実施例7を用いて、
その染色効果を媒染剤などの条件をさまざまに変えなが
ら検討した。結果として表2−^、および表2−Hのそ
れぞれの実施例1〜6に見られるように、色調、耐光堅
牢度、洗濯堅牢度、摩tliV堅牢度のいずれにおいて
も、優れていることがf[認された。
表2−Cでは、表1の実施例8による抽出溶液の染色効
果を実施例1〜5とし、さらに比較のために、従来から
存在する赤紫系の植物染料、スオウによる染色効果を比
較例1〜5として、両者の結果を援列させてみた。表に
おいて、素糸の色調は、実施g41,2、比較例1.2
によって比較したが、明らかに実施例の方が優れている
。他の色調、耐光堅牢度、洗濯堅牢度、H擦堅牢度につ
いては、実施例1〜5、比較例1〜5によってそれぞれ
比較検討したが、いずれの結果も実施例の方が、従来の
スオウの場合よりも優れていることが確認された。
果を実施例1〜5とし、さらに比較のために、従来から
存在する赤紫系の植物染料、スオウによる染色効果を比
較例1〜5として、両者の結果を援列させてみた。表に
おいて、素糸の色調は、実施g41,2、比較例1.2
によって比較したが、明らかに実施例の方が優れている
。他の色調、耐光堅牢度、洗濯堅牢度、H擦堅牢度につ
いては、実施例1〜5、比較例1〜5によってそれぞれ
比較検討したが、いずれの結果も実施例の方が、従来の
スオウの場合よりも優れていることが確認された。
以上の結果から明らかなように、山川紫から色素成分で
あるアントシアンを抽出し、染色溶液として繊維に含浸
させ、媒染によって各種の色調を安定させて染色を行う
方法は、優れたものであると結論することができる。
あるアントシアンを抽出し、染色溶液として繊維に含浸
させ、媒染によって各種の色調を安定させて染色を行う
方法は、優れたものであると結論することができる。
第1表は、山川紫からの色素の抽出について、その条件
を様々に変えながら検討した実施例を示した表であり、
参考のための比較例を付は加えている。第2表A、Bは
、山川紫の色素抽出液を用いた、染色効果の実旅例を示
した表である。第2表Cは、従来から存在する天然簗料
であるスオウと、山川紫の色素抽出液について、それぞ
れの染色効果を比較した表である。
を様々に変えながら検討した実施例を示した表であり、
参考のための比較例を付は加えている。第2表A、Bは
、山川紫の色素抽出液を用いた、染色効果の実旅例を示
した表である。第2表Cは、従来から存在する天然簗料
であるスオウと、山川紫の色素抽出液について、それぞ
れの染色効果を比較した表である。
Claims (2)
- (1)甘しょの改良種であり、色素アントシアンを15
%以上含有する山川紫、及びその後代系統種から染料を
得る方法。 - (2)甘しよの改良種である色素アントシアンを15%
以上含有する山川紫、及びその後代系統種から、抽出液
を用いて糸及び布等の繊維へ染色する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177359A JPH0341167A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 甘しょの改良種である山川紫、及びその後代系統種から色素を抽出し、布などの繊維に染色する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177359A JPH0341167A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 甘しょの改良種である山川紫、及びその後代系統種から色素を抽出し、布などの繊維に染色する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0341167A true JPH0341167A (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=16029587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177359A Pending JPH0341167A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 甘しょの改良種である山川紫、及びその後代系統種から色素を抽出し、布などの繊維に染色する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0341167A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6180154B1 (en) | 1999-04-28 | 2001-01-30 | The State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of Oregon State University | Natural colorant from potato extract |
| CN102391665A (zh) * | 2011-08-11 | 2012-03-28 | 太仓市新鹿染整有限公司 | 一种天然色素染料以及利用天然色素染料的染布工艺 |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP1177359A patent/JPH0341167A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102391665A (zh) * | 2011-08-11 | 2012-03-28 | 太仓市新鹿染整有限公司 | 一种天然色素染料以及利用天然色素染料的染布工艺 |
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