JPH034268Y2 - - Google Patents

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JPH034268Y2
JPH034268Y2 JP1983153656U JP15365683U JPH034268Y2 JP H034268 Y2 JPH034268 Y2 JP H034268Y2 JP 1983153656 U JP1983153656 U JP 1983153656U JP 15365683 U JP15365683 U JP 15365683U JP H034268 Y2 JPH034268 Y2 JP H034268Y2
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JP
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cervical vertebrae
receiver
layer
cushion body
pillow
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、三層構造を有する健康増進用安眠ま
くらの改良に関する。
[従来の技術] 従来のまくらとしては、第2図に示すように後
頭部を主として支える円筒状のものが多く用いら
れている。
この後頭部だけを支える旧来のまくらの弊を除
くために、後頭部と首部の二個所を同時に支持す
ることのできるまくらの改良がここ数年来種々提
案されている。例えば実開昭58−9141号公報の
枕、実開昭53−8089号公報のけい椎矯正用枕を挙
げることができる。
[考案が解決しようとする課題] 人間工学的見地からの正しい寝姿勢とは、直立
状態の身体を後方に90度倒して仰向けに寝かした
状態であるとされており、第1図に示すものがこ
れに該当し、この状態における上半身は、臀部と
胸部の背面だけが床面に接し、腰部は2〜3cm、
頚椎部は8cm前後及び後頭部は5cm前後それぞれ
床面から離間している。
この正しい寝姿勢を保持するためには、臀部の
先端と胸部の背面とを結んだ線上から頚椎部及び
後頭部までの高さ、即ち5cm〜8cmの空間部分を
埋めて頭部を支持する必要があり、この役割を果
すものがまくらである。
しかしながら、従来のまくらは、この点の基本
的な配慮が全くなされず、例えば第2図に示すよ
うに後頭部を主として支える円筒状のものは、頭
部を前方かつ上方に押し出すいわゆる前屈みの姿
勢となり、頭部の重量全てがまくらにより安定的
に保持されないで、その一部が首、肩に移行する
ため、首、肩の筋肉が硬化し、安眠を得られない
ばかりでなく、頚椎骨のゆがみ等が生ずる原因と
もなつた。また睡眠中の寝返りに伴う首筋の寝違
えの一因ともなるものである。特に頭部の重量
は、全体重の約8%前後を占めるため、首、肩に
掛る負担は大きく、前記弊害は特に著しいものが
見受けられた。
この後頭部だけを支えるまくらの弊を除くため
に、後頭部と首部の二個所を同時に支持すること
のできる実開昭58−9141号公報の枕、実開昭53−
8089号公報のけい椎矯正用枕まくらの場合におい
ても、前記した人間工学的見地から実証されてい
る正しい寝姿勢を保持するためのまくらの機能及
び役割を最大限発揮することのできる基本的思想
に欠けるものであり、安眠を得、健康を増進する
ことはできなかつた。
具体的には先ず、実開昭58−9141号公報の枕
は、材質面において首部を支える部分は後頭部を
支える部分より硬目に形成される必要があるのに
対し、両者の材質を同一に形成している問題点が
存する。
また実開昭53−8089号公報のけい椎矯正用枕
は、首部を支える部分を硬目にするために複数の
棒状剛体により形成しているが、これは過度に硬
過ぎるため、かえつて安眠を妨げ、首筋を痛める
問題点が存した。
次に形状面においては、首部を支える部材は、
首部の湾曲形状に合致させる必要があるのに対
し、前記従来技術はこの点の考慮を全くせずに単
に円筒状、楕円状または湾曲状に形成しており、
また首部を支える部材及び後頭部を支える部材
は、それぞれ機能、役割が異なるにもかかわらず
両者を同一形状としている問題点も存した。
従つて、従来技術の何れにおいても、正しい寝
姿勢を保持し、寝返りを容易にして快眠を得るこ
とは困難であつた。
ところで、古来から「頭寒足熱」といわれてい
るように、頭部は人間の身体のうちで最もエネル
ギーの消耗の激しい部分であり、熱の発生率が他
の部分よりも高いため、まくらの素材面及び形状
面においては、放熱性、通気性等に特に留意せね
ばならないものである。
ところが、従来のまくらの素材は、コスト等の
関係からプラスチツク、ゴム、合成樹脂等が多く
用いられており、放熱性、通気性等に難点がみら
れた。
又形状面においても放熱性、通気性等を全く考
慮しないで円筒状部材その他で単に首部を支え、
又は後頭部を支えるものが多く、この点における
改良の必要性が求められていた。
更に血液の循環を良好にし、肩こり、血行障害
を除去すると共に自律神経の安定化を図り安眠を
得、健康を増進するためにまくらに磁石を設ける
提案が従来からなされているが、これは単にまく
らの上に磁石を載置し、それを単にまくらカバー
で被覆しただけであるため、就寝中にまくらカバ
ーと磁石がずれてしまい、有効な磁気効果を得る
ことができなかつた。
この問題点を除去するために、まくらの表面に
磁石を貼付して固定する提案もなされているが、
磁石特有のいわゆる「慣れ現象」により磁気効果
が発揮しにくくなる問題点が存した。
この「慣れ現象」とは、例えば、肩こり等が治
癒した後も引き続き必要以上に患部を磁石に接触
させて磁気治療を施すと磁気効果がしだいに現れ
なくなる現象であり、このため、磁気効果を常に
最良の状態で発揮させるためには、必要に応じて
磁石を取外し自在とする必要がある。
しかも、従来のまくらは円筒形状または楕円形
状のものが多く、磁石の当たる部分は必然的に後
頭部が多く、磁気を最も必要とする頚椎部及び肩
口に当接しない欠点が存し、有効な磁気効果を発
揮することができなかつた。
このため磁石を常に頚椎部及び肩口に当接する
個所に固定すると共に取外し自在とし、磁気効果
を最大限発揮することのできる磁気付きの健康増
進用安眠まくらの開発が強く望まれていた。
[考案の概要] 本考案はこのような要望に応えるためになされ
たものであり、まくらの構造を三層構造とし、先
ず第一層目においては人体の頚椎部及び後頭部を
多数の点で支持して正常な寝姿勢を保持して寝返
りを打ち易くすると共に指圧効果を高め、しかも
頚椎部及び後頭部を柔らかく保持して寝心地良好
とすると共に通気性、発汗作用を促進して保温効
果、保冷効果を高め、第二層目においては第一層
目を確実に支持することにより、正常な寝姿勢を
保持し、かつ通気性、発汗作用を高度に促進し、
更に第三層目においては、頚椎部及び後頭部全体
を柔らかく平均的に受けとめるクツシヨン効果を
発揮せしめることのできる三層構造を有する健康
増進用安眠まくらを提供することを目的とする。
又本考案は、まくらの本来的機能、役割である
正しい寝姿勢の保持、寝返りの容易性を具備する
と共に放熱性、通気性等に優れ、かつ頚椎骨を矯
正し、首、肩の筋肉の硬化を防止し並びに首、肩
口の保温性の機能をも同時に具備し、更に血液の
循環を良好にし、肩こり、血行障害を除去すると
共に自律神経の安定化を図り安眠を得、健康を増
進することのできる三層構造を有する健康増進用
安眠まくらを提供することを他の目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するために以下の手段
を採用する。
まくら本体1を、頚椎部受体2と後頭部受体3
より構成し、頚椎部受体2を人体の首部すなわち
頚椎部4を載置し、かつその一側部5が人体の肩
口6に当接するようにその前後の長さを頚椎部4
全体の長さにほゞ合致して形成し、前記受体2の
上面形状を頚椎部4の湾曲する下面形状に合致す
るようにほゞ楕円形に形成すると共に該受体2の
高さは頚椎部4を載置した場合に正しい寝姿勢を
保持するのに必要な頚椎部4の中央部下面から床
面までの高さ、すなわち8cm前後に形成し、前記
受体2を三層構造とし、第一層目を柔軟かつ弾力
性を有すると共に通気性大なる中軟質のウレタン
フオーム等を素材とするクツシヨン体7で形成
し、このクツシヨン体7の表面全面に多数の突起
部8を均等に形成し、この突起部8を安定性を得
るためにほゞ角錐台形状に形成すると共に底部に
近づくに従つてその4面が末広がり状となるよう
に形成し、前記突起部8の先端部をほゞ指の先端
形状として頂面の表面積を広く形成して頭部及び
頚椎部の安定した保持及び違和感の発生を防止
し、前記突起部8を溶解したゴム液に浸漬してそ
の先端に硬化処理部9を形成し、この硬化処理部
9を突起部8の運動の柔軟性、円滑性を確保する
ために突起部8のほゞ1/2位の範囲に形成し、前
記クツシヨン体7の下方に、第二層目を形成する
支持体10を設け、この支持体10を、ヤシの実
の粗繊維からなる弾力性、放熱性、吸湿性及び耐
久性に富むパームロツク等の素材より形成し、前
記支持体10の下方に第一層目を形成するクツシ
ヨン体7と同様素材からなる弾性体11を設けて
第三層目を形成し、この弾性体11に複数個の嵌
入孔12を設け、この嵌入孔12にエアークツシ
ヨン体13を嵌入し、該エアークツシヨン体13
を軟質プラスチツク等の合成樹脂を素材とし、
ほゞ円筒状の外形を有し、内部を空洞化すると共
にエアーを密封し、その側周部に蛇腹部14を二
条形成すると共に上下端を平坦として支持部15
を形成し、後頭部受体3を前記頚椎部受体2の後
方に一体的に形成すると共に該受体2と同様に三
層構造とし、第一層目は、柔軟かつ弾力性を有す
ると共に通気性大なる中軟質のウレタンフオーム
等を素材とするクツシヨン体16で形成し、この
クツシヨン体16の表面全面に多数の突起部8を
均等に形成し、この突起部8を安定性を得るため
にほゞ角錐台形状に形成すると共に底部に近づく
に従つてその4面が末広がり状となるように形成
し、前記突起部8の先端部をほゞ指の先端形状と
して頂面の表面積を広く形成して頭部及び頚椎部
の安定した保持及び違和感の発生を防止し、前記
突起部8を溶解したゴム液に浸漬してその先端に
硬化処理部9を形成し、この硬化処理部9を突起
部8の運動の柔軟性、円滑性を確保するために突
起部8のほゞ1/2位の範囲に形成し、前記クツシ
ヨン体16を前記頚椎部受体2を形成するクツシ
ヨン体7と一体的に形成し、前記クツシヨン体1
6の下方に第二層目を形成する支持体17を設
け、この支持体17をヤシの実の粗繊維からなる
弾力性、放熱性、通気性、吸湿性及び耐久性に富
むパームロツク等の素材より形成し、この支持体
17を前記頚椎部受体2における支持体10と一
体的又は分離して形成し、前記支持体17の下方
に第一層目を形成するクツシヨン体16と同様素
材からなる弾性体18を設けて第三層目を形成
し、この弾性体18を前記頚椎部受体2における
弾性体11と一体的に形成し、前記後頭部受体3
の高さを、人体の後頭部19を載置した場合、正
しい寝姿勢を保持するのに必要な後頭部19の中
央部下面から床面までの高さ、すなわち5cm前後
に形成し、後頭部19の中央部が前記受体3の中
央部に位置するように前記受体3の前後の長さを
後頭部19の前後の長さとほゞ同様に形成し、前
記頚椎部受体2と前記後頭部受体3を一体的に連
結し、この両者の左右の長さを人体の肩幅よりも
若干広めの50cm前後に形成し、前記二つの受体2
及び3を該受体2及び3の前後の長さよりも若干
幅の狭いピロケース20で被覆し、該ピロケース
20の頚椎部受体2に該当する内側にポケツト部
21を設け、このポケツト部21にフエライト磁
石の粉末をゴムと混合してなる柔軟性を有するフ
エライトゴム磁石体22を取り外し自在に収納し
て頚椎部4及び肩口6に当接自在とし、該磁石体
22を長尺の幅狭な板状の部材23を複数個等間
隔に並列した後これを塩化ビニール等のシートで
被覆し、凸部24及び凹部25をその上下両面に
形成して断面ほゞ波形状に形成したことを特徴と
する。
[作用] 本考案は上記構成を有することにより、まくら
の構造が三層構造とされ、先ず第一層目において
は、人体の頚椎部及び後頭部を多数の点で支持し
て正常な寝姿勢を保持して寝返りを打ち易くする
と共に指圧効果を高め、しかも頚椎部及び後頭部
を柔らかく保持して寝心地良好とすると共に通気
性、発汗作用を促進して保温効果、保冷効果を高
めることができ、更に磁石を頚椎部及び肩口に当
接する個所に固定すると共に取外し自在とし、磁
気効果を最大限発揮することができる。
また第二層目においては、第一層目を確実に支
持することにより、正常な寝姿勢を保持し、かつ
通気性、発汗作用を高度に促進することができ、
更に第三層目においては、頚椎部及び後頭部全体
を柔らかく平均的に受けとめるクツシヨン効果を
発揮することができる。
[実施例] 以下図に示す実施例にもとづいて本考案を説明
すると、まくら本体1は、頚椎部受体2と後頭部
受体3より構成され、頚椎部受体2は人体の首部
すなわち頚椎部4を載置し、かつその一側部5が
人体の肩口6に当接するようにその前後の長さは
頚椎部4全体の長さにほゞ合致して形成されてお
り、該受体2の上面形状は、頚椎部4の湾曲する
下面形状に合致するようにほゞ楕円形に形成され
ている。
該受体2の高さは頚椎部4を載置した場合に正
しい寝姿勢を保持するのに必要な頚椎部4の中央
部下面から床面までの高さ、すなわち8cm前後に
形成することが望ましい。
前記受体2は三層構造を有しており、第一層目
は柔軟かつ弾力性を有すると共に通気性大なる中
軟質のウレタンフオーム等を素材とするクツシヨ
ン体7が形成され、このクツシヨン体7の表面に
は多数の突起部8がその全面に均等に形成されて
おり、この突起部8は安定性を得るためにほゞ角
錐台形状に形成されており、底部に近づくに従つ
て4面が末広がり状とされている。またその先端
部は丸イボ状又は単なる山形状ではなく、ほゞ指
の先端形状として頂面の表面積が広く形成されて
おり、頭部及び頚椎部の安定した保持及び違和感
の発生防止のために最適の形状を有している。
前記突起部8の先端には硬化処理部9が形成さ
れており、この硬化処理部9は、例えば溶解した
ゴム液に突起部8を浸漬して形成される。この硬
化処理部9を形成する範囲は突起部8の運動の柔
軟性、円滑性を確保するためにほゞ1/2位とする
ことが大切である。
前記クツシヨン体7の下方には、第二層目を形
成する支持体10が設けられており、この支持体
10は、ヤシの実の粗繊維からなる弾力性、放熱
性、吸湿性及び耐久性に富むパームロツク等の素
材より形成されている。
前記支持体10の下方には、第一層目を形成す
るクツシヨン体7と同様素材からなる弾性体11
が設けられており、この弾性体11には複数個の
嵌入孔12が設けられて、この嵌入孔12にエア
ークツシヨン体13が嵌入されている。
該エアークツシヨン体13は、軟質プラスチツ
ク等の合成樹脂を素材とし、ほゞ円筒状の外形を
有し、内部が空洞化されていると共にエアーが密
封されている。その側周部には蛇腹部14が二条
形成されており、又、上下端は平坦として支持部
15を構成している。このエアークツシヨン体1
3は、荷重に際しては垂直方向に沈下してクツシ
ヨン効果が発揮できるようになつていると共に、
蛇腹部14が設けられていることより安定したク
ツシヨン効果が挙げられる。
次に後頭部受体3は、前記頚椎部受体2の後方
に一体的に形成されていると共に該受体2と同様
に三層構造を有しており、第一層目は、柔軟かつ
弾力性を有すると共に通気性大なる中軟質のウレ
タンフオーム等を素材とするクツシヨン体16が
形成されこのクツシヨン体16の表面には、前記
クツシヨン体7における突起部8と同様の多数の
突起部8がその全面に均等に形成されている。
前記クツシヨン体16は、前記頚椎部受体2を
形成するクツシヨン体7と一体的に形成されるこ
とが望ましく、そうした場合には、人体の頚椎部
及び後頭部は無理なく安定的に保持される。
前記クツシヨン体16の下方には、第二層目を
形成する支持体17が設けられており、この支持
体17は、ヤシの実の粗繊維からなる弾力性、放
熱性、通気性、吸湿性及び耐久性に富むパームロ
ツク等の素材より形成されている。
この支持体17は、前記頚椎部受体2における
支持体10と一体的に形成してもよく、又は分離
して形成してもよい。
前記支持体17の下方には第一層目を形成する
クツシヨン体16と同様素材からなる弾性体18
が設けられて第三層目を形成している。この弾性
体18は前記頚椎部受体2における弾性体11と
一体的に形成してもよく、又は分離して形成して
もよい。
前記後頭部受体3の高さは、人体の後頭部19
を載置した場合、正しい寝姿勢を保持するのに必
要な後頭部19の中央部下面から床面までの高
さ、すなわち5cm前後に形成されており、後頭部
19の中央部が前記受体3の中央部に位置するよ
うに前記受体3の前後の長さは後頭部19の前後
の長さとほゞ同様に形成されている。
前記頚椎部受体2と前記後頭部受体3は一体的
に連結されており、この両者の左右の長さは、人
体の肩幅よりも若干広めの50cm前後に形成され、
前記二つの受体2及び3は、該受体2及び3の前
後の長さよりも若干幅の狭いピロケース20で被
覆されている。
前記ピロケース20の頚椎部受体2に該当する
内側にはポケツト部21が設けられており、この
ポケツト部21には、フエライト磁石の粉末をゴ
ムと混合してなる柔軟性を有するフエライトゴム
磁石体22が取り外し自在に収納されて頚椎部4
及び肩口6に当接自在とされている。
該磁石体22は長尺の幅狭な板状の部材23を
複数個等間隔に並列した後これを塩化ビニール等
のシートで被覆されて、凸部24及び凹部25が
その上下両面に形成されて断面ほゞ波形状に形成
されている。
又前記部材23の表面に背の低い、例えば5mm
前後の多数の小突起を設けた場合には、指圧効果
を発揮することができ、血液の循環を良好にし、
かつ通気性を高めることができ、安眠を得られる
ばかりでなく健康を増進することができるもので
ある。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成したことにより以下
の効果を奏することができる。
本考案はまくらの構造を三層構造とし、先ず第
一層目においては人体の頚椎部及び後頭部を多数
の点で支持して正常な寝姿勢を保持して寝返りを
打ち易くすると共に指圧効果を高め、しかも頚椎
部及び後頭部を柔らかく保持して寝心地良好とす
ると共に通気性、発汗作用を促進して保温効果、
保冷効果を高めることができるものである。
また第二層目においては第一層目を確実に支持
することにより、正常な寝姿勢を保持し、かつ通
気性、発汗作用を高度に促進し、更に第三層目に
おいては、頚椎部及び後頭部全体を柔らかく平均
的に受けとめるクシヨン効果を発揮することがで
きるものである。
更に本考案は、まくらの本来的機能、役割であ
る正しい寝姿勢の保持、寝返りの容易性を具備す
ると共に放熱性、通気性等に優れ、かつ頚椎骨を
矯正し、首、肩の筋肉の硬化を防止し並びに首、
肩口の保温性の機能をも同時に具備し、更に血液
の循環を良好にし、肩こり、血行障害を除去する
と共に自律神経の安定化を図り安眠を得、健康を
増進することができるものである。
すなわち、本考案は頚椎部受体2の高さが8cm
前後に形成されているため、頚椎部4は、人間工
学的見地から実証されている正しい寝姿勢の適正
な高さを保持することができるものであり、かつ
前記受体2の上面形状が頚椎部4の形状に合致す
るようにほゞ楯円形とされているため、頚椎部4
は、違和感を全く感じることなく、極めて自然な
状態で該受体2により安定的に支持されるもので
あり、首、肩の筋肉の硬化を自然に防止できるば
かりでなく、指圧効果による頚椎の神経の緩和及
び血液の循環の良化に伴う疲労の回復を図ること
ができ、加えて、頚椎骨の歪等を矯正することが
できるため、目、耳、鼻、口、歯、喉等の活動に
必要なホルモンの分泌等を促進することができる
ものである。
また前記頚椎部受体2にはエアークツシヨン体
13が嵌入されているため、長期間の使用によつ
ても形崩れのおそれは全くなく、しかも頚椎部4
の肌ざわりがよく、適度の弾力性を有すると共に
適度の柔軟性をも有するため、寝心地が良好であ
るばかりでなく、使用する者の頚椎部4によくな
じみ安眠を促進することができるものである。
前記受体2においては頭部の重量の70〜80%前
後を支持しなければならないものであるが、当該
受体2が、頚椎部4の形状に合致していると共に
頚椎部4全体を支持する構造であるため、極めて
安定的かつ効果的に頭部の重量を分散支持するこ
とができるものである。
更に、前記受体2の一側部5が肩口6に当接す
るように構成されているため、首、肩の保温性は
極めて効果的に促進されるものであり、安眠状態
を保持することができると共に床内の保温を高
め、風邪、筋肉痛等を防止することができるもの
である。
後頭部19を支える後頭部受体3の高さが5cm
前後に形成されているため、後頭部19は人間工
学的見地から実証されている正しい寝姿勢の適正
な高さを保持することができるものである。
また頚椎部受体2及び後頭部受体3の左右幅は
人体の肩幅より若干広めの50cm前後に形成されて
いるため、首、肩の保温性の確保はもとより寝返
りを打つた場合でも頭部がまくらから脱落するお
それはなく又寝違いも生じないものである。
特に、頚椎部受体2が後頭部受体3よりも背が
高く、又硬目に形成されているため、頚椎部4は
該受体2により安定的かつしつかりと保持され、
激しく寝返りを打つた場合であつても、頚椎部4
が該受体2から外れるおそれはなく、寝違いが生
ずることもないものである。
更に頚椎部受体2及び後頭部受体3は両者の前
後幅よりも若干幅狭なピロケース20で被覆され
ているため、前記受体2及び3は前後方向に圧縮
され、両者の硬度は更に補強され、形崩れが防止
されると共にまくらとして果さなければならない
上述の効果を一層効果的に発揮することができる
ものである。
又、不眠症、各種の慢性病等が快癒するばかり
でなく、脊骨等の矯正もなされるものである。
即ち、第一層目においては、突起部8が設けら
れているため、頚椎部及び後頭部を確実に硬化処
理部9で点として支持することができるため、正
常な寝姿勢が保持でき、寝返りが打ち易く、指圧
効果も高められるばかりでなく、頚椎部及び後頭
部と頚椎部受体及び後頭部受体との間に空間が形
成されて、保温効果が大となり、又、この空間内
の空気は流通可能であるため通気性、吸湿性が大
となり、発汗作用を促進すると共に保冷効果も大
となるものである。
この結果、夏期においては涼しく、又、冬期に
おいては暖かく、寝心地良好であり、健康も増進
するものである。
又、効果処理部9は荷重時垂直方向に沈下する
が、該処理部9の下部は、柔軟かつ弾力性を有す
るウレタンフオーム等の素材より形成されている
ため、該処理部9の頚椎部及び後頭部への接触は
極めて柔軟性をもつてなされているため、就寝中
の違和感は生じないものである。
次に本考案の第二層目たる支持体10及び17
は、ヤシの実の粗繊維を圧縮して板上とした素材
より構成されているため、第一層目たるクツシヨ
ン体7及び16を確実に支持して正常な寝姿勢を
保持できる硬さを有し、頚椎部及び後頭部が沈降
する虞れは全くなく、又、粗繊維を圧縮して形成
されているため復元力が抜群であり、長時間使用
に耐えるものである。
更に前記支持体10及び17は、従来のものと
は異なつてヤシの実の粗繊維を圧縮して形成され
ているため通気性、除湿性に優れ毎日使用した場
合であつてもまくらを干す必要がなく、又、該支
持体10及び17は天然物を素材としているため
それ自体で呼吸作用を営んでいるため、通気性、
除湿性をより一層促進するばかりでなく、保温性
にも優れている。
又、支持体10及び17は極めて軽量であるた
め、全体としてのまくらの軽量化が達成できるも
のである。
更に本考案の第三層目たる弾性体11には、多
数のエアークツシヨン体13が配設されているた
め、従来のように荷重部分の沈下に伴つてその周
囲のクツシヨン体も同時に引張されてクツシヨン
体全体が変形する虞れは全くなく、荷重部分だけ
が頭部重圧に応じて個別的に独立して反発弾性力
を発揮することができ、正常な寝姿勢が保持され
るものである。
即ち、エアークツシヨン体13は、それぞれ単
体で嵌着されているため、各自個別的に反発弾性
力を発揮することができ、そこに加えられる頭部
重圧の強弱に応じて個別的に反力が生ずるもので
あり、この結果、荷重の分散化、平均化が達成で
きるものである。
又前記エアークツシヨン体13の反発力は第二
層目の支持体10を通して第一層目の突起部8に
分散して作用し、頚椎部のツボをソフトに刺激し
て指圧効果を高め血液の循環を良好にし血行不良
による肩こりなどを快癒せしめるものである。
又、頚椎部受体2には、エアークツシヨン体1
3が配設されているため、荷重の分散化、平均化
が効果的になされ、頚椎部受体2の偏つた変形を
防止し、正常な寝姿勢の保持を行なつている。
又、このエアークツシヨン体13は、軟質プラ
スチツク等の合成樹脂を素材としているためそれ
自身柔軟性を有し、内部を空洞化してエアーが密
封されているためその反発弾性力は極めて高いも
のである。しかも、その側周部に蛇腹部14を形
成しているため、反発弾性力は一層安定的に発揮
することができるものである。
更に頚椎部受体2の上面には、フエライトゴム
磁石体22が設けられているため、頚椎部4の血
液の循環を良好にし、肩こり、血行障害を除去す
ると共に自律神経の安定化を図り、安眠を得、健
康を増進することができるものである。
この磁石体22はフエライトゴムより形成され
ているため極めて柔軟性があり、頚椎部に違和感
なく接触して心地良く磁気効果を発揮することが
できるものである。
又該磁石体22は長尺の幅狭な板状の部材23
を複数個等間隔に並列した後これを塩化ビニール
のシートで被覆されているため磁石体22は凹部
25で湾曲自在となり、頚椎部受体2の形状に良
く適合し、その表面に載置することができるもの
である。
しかも磁石体22には、凸部24及び凹部25
がその上下両面に形成されて断面ほゞ波形状に形
成されているため、熱伝導率が極めて良く通気性
を確保することができるものである。
又本考案の磁石体22は取外し自在とされてい
るため、適宜必要に応じて着脱することができ、
このため磁石特有のいわゆる「慣れ現象」が生ず
るおそれは全くなく、例えば肩こり等が治癒した
後も引き続き必要以上に患部を磁石体22に接触
させることがなく、このため磁気効果を常に最良
の状態で発揮させることができるものである。
更に従来のまくらのように単なる円筒形状でな
いため、磁石の当たる部分は後頭部ではなく磁気
を最も必要とする頚椎部及び肩口に直接当接する
ことができ、有効な磁気効果を発揮することがで
きるものである。
しかも、磁石体22は、ポケツト部21に収納
されているため就寝中移動することなく常に頚椎
部に当接する個所に位置し、磁気効果を最大限発
揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すもので、第1図
は、正しい寝姿勢を示す側面図、第2図は従来の
まくらの使用状態を示す側面図、第3図は本考案
の使用状態を示す側面図、第4図は本考案の一部
切欠斜面図、第5図は本考案の断面図、第6図は
本考案の他の実施例を示す断面図、第7図は磁石
体の一部切欠断面図、第8図はエアークツシヨン
体を示す正面図である。 2……頚椎部受体、3……後頭部受体、7,1
6……クツシヨン体、8……突起部、9……硬化
処理部、10,17……支持体、11,18……
弾性体、13……エアークツシヨン体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 まくら本体1を、頚椎部受体2と後頭部受体
    3より構成し、頚椎部受体2を人体の首部すな
    わち頚椎部4を載置し、かつその一側部5が人
    体の肩口6に当接するようにその前後の長さを
    頚椎部4全体の長さにほゞ合致して形成し、前
    記受体2の上面形状を頚椎部4の湾曲する下面
    形状に合致するようにほゞ楕円形に形成すると
    共に該受体2の高さは頚椎部4を載置した場合
    に正しい寝姿勢を保持するのに必要な頚椎部4
    の中央部下面から床面までの高さ、すなわち8
    cm前後に形成し、前記受体2を三層構造とし、
    第一層目を柔軟かつ弾力性を有すると共に通気
    性大なる中軟質のウレタンフオーム等を素材と
    するクツシヨン体7で形成し、このクツシヨン
    体7の表面全面に多数の突起部8を均等に形成
    し、この突起部8を安定性を得るためにほゞ角
    錐台形状に形成すると共に底部に近づくに従つ
    てその4面が末広がり状となるように形成し、
    前記突起部8の先端部をほゞ指の先端形状とし
    て頂面の表面積を広く形成して頭部及び頚椎部
    の安定した保持及び違和感の発生を防止し、前
    記突起部8を溶解したゴム液に浸漬してその先
    端に硬化処理部9を形成し、この硬化処理部9
    を突起部8の運動の柔軟性、円滑性を確保する
    ために突起部8のほゞ1/2位の範囲に形成し、
    前記クツシヨン体7の下方に、第二層目を形成
    する支持体10を設け、この支持体10を、ヤ
    シの実の粗繊維からなる弾力性、放熱性、吸湿
    性及び耐久性に富むパームロツク等の素材より
    形成し、前記支持体10の下方に第一層目を形
    成するクツシヨン体7と同様素材からなる弾性
    体11を設けて第三層目を形成し、この弾性体
    11に複数個の嵌入孔12を設け、この嵌入孔
    12にエアークツシヨン体13を嵌入し、該エ
    アークツシヨン体13を軟質プラスチツク等の
    合成樹脂を素材とし、ほゞ円筒状の外形を有
    し、内部を空洞化すると共にエアーを密封し、
    その側周部に蛇腹部14を二条形成すると共に
    上下端を平坦として支持部15を形成し、後頭
    部受体3を前記頚椎部受体2の後方に一体的に
    形成すると共に該受体2と同様に三層構造と
    し、第一層目は、柔軟かつ弾力性を有すると共
    に通気性大なる中軟質のウレタンフオーム等を
    素材とするクツシヨン体16で形成し、このク
    ツシヨン体16の表面全面に多数の突起部8を
    均等に形成し、この突起部8を安定性を得るた
    めにほゞ角錐台形状に形成すると共に底部に近
    づくに従つてその4面が末広がり状となるよう
    に形成し、前記突起部8の先端部をほゞ指の先
    端形状として頂面の表面積を広く形成して頭部
    及び頚椎部の安定した保持及び違和感の発生を
    防止し、前記突起部8を溶解したゴム液に浸漬
    してその先端に硬化処理部9を形成し、この硬
    化処理部9を突起部8の運動の柔軟性、円滑性
    を確保するために突起部8のほゞ1/2位の範囲
    に形成し、前記クツシヨン体16を前記頚椎部
    受体2を形成するクツシヨン体7と一体的に形
    成し、前記クツシヨン体16の下方に第二層目
    を形成する支持体17を設け、この支持体17
    をヤシの実の粗繊維からなる弾力性、放熱性、
    通気性、吸湿性及び耐久性に富むパームロツク
    等の素材より形成し、この支持体17を前記頚
    椎部受体2における支持体10と一体的又は分
    離して形成し、前記支持体17の下方に第一層
    目を形成するクツシヨン体16と同様素材から
    なる弾性体18を設けて第三層目を形成し、こ
    の弾性体18を前記頚椎部受体2における弾性
    体11と一体的に形成し、前記後頭部受体3の
    高さを、人体の後頭部19を載置した場合、正
    しい寝姿勢を保持するのに必要な後頭部19の
    中央部下面から床面までの高さ、すなわち5cm
    前後に形成し、後頭部19の中央部が前記受体
    3の中央部に位置するように前記受体3の前後
    の長さを後頭部19の前後の長さとほゞ同様に
    形成し、前記頚椎部受体2と前記後頭部受体3
    を一体的に連結し、この両者の左右の長さを人
    体の肩幅よりも若干広めの50cm前後に形成し、
    前記二つの受体2及び3を該受体2及び3の前
    後の長さよりも若干幅の狭いピロケース20で
    被覆し、該ピロケース20の頚椎部受体2に該
    当する内側にポケツト部21を設け、このポケ
    ツト部21にフエライト磁石の粉末をゴムと混
    合してなる柔軟性を有するフエライトゴム磁石
    体22を取り外し自在に収納して頚椎部4及び
    肩口6に当接自在とし、該磁石体22を長尺の
    幅狭な板状の部材23を複数個等間隔に並列し
    た後これを塩化ビニール等のシートで被覆し、
    凸部24及び凹部25をその上下両面に形成し
    て断面ほゞ波形状に形成したことを特徴とする
    三層構造を有する健康増進用安眠まくら。 2 部材23の表面に背の低い、例えば5mm前後
    の多数の小突起を設けたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の三層構造を有
    する健康増進用安眠まくら。
JP15365683U 1983-10-03 1983-10-03 三層構造を有する健康増進用安眠まくら Granted JPS6061036U (ja)

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