JPH0343216Y2 - - Google Patents

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JPH0343216Y2
JPH0343216Y2 JP230585U JP230585U JPH0343216Y2 JP H0343216 Y2 JPH0343216 Y2 JP H0343216Y2 JP 230585 U JP230585 U JP 230585U JP 230585 U JP230585 U JP 230585U JP H0343216 Y2 JPH0343216 Y2 JP H0343216Y2
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【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕 本考案は、高強力アクリル系繊維を補強材とす
る繊維強化プラスチツクスに関する。 〔従来技
術〕 繊維強化プラスチツクス(以下、FRPと略記
する)における補強材としては、補強効果が大き
いガラス繊維が主流であり、近年では耐熱性、高
弾性率、あるいは高強度繊維として炭素繊維や芳
香族ポリアミド等が使用されつつある。 また、耐衝撃性が要求されるFRPでは補強材
として合成繊維が使用されており、ナイロン、ポ
リエステル、ビニロン、ポリプロピレン等が単独
で、またはガラス繊維と併用で使用されている。 しかしながら補強材としてのアクリル繊維は、
工業的に高強力、高弾性率の糸が従来得られてお
らず、従来の湿式紡糸による糸は耐侯性が良好で
あるにもかかわらず、強力、弾性率が低いために
FRP用補強材としては殆ど使用されていなかつ
た。 一方、改良された性質を有する高強力アクリル
系繊維またはその製造方法については、従来から
多くの提案がなされており、例えば(イ)特開昭51−
75119号公報、(ロ)特開昭57−51810号公報や(ハ)特開
昭57−161117号公報等を挙げることができる。 しかしながら、(イ)では得られる繊維が失透して
内部に多数のボイドを発生させためFRPとして
必ずしも高強度化をもたらすものではなく、ま
た、(ロ),(ハ)で得られる繊維は、弾性率は高い値を
示すものの、引張強度は9.3g/dにすぎず、FRP
用補強材として使用されるには至らなかつた。 そこで本考案者らは、改良された性質を有する
アクリル系繊維を補強材とするFRPについて鋭
意検討を行い、本考案を完成した。 〔考案の目的〕 本考案は、高強力アクリル系繊維を補強材とす
る、高強力、高弾性率で耐衝撃性、耐水性等に優
れたFRPを提供することにある。 〔考案の構成〕 上記目的を達成する本考案は、極限粘度が少な
くとも2.5であるアクリルニトリル系重合体を乾
湿式紡糸することによつて得られた、引張強度が
10g/d以上、結節強度が2.2g/d以上のアクリ
ル系繊維を補強材とし、熱硬化性樹脂をマトリツ
クスとするものである。 以下、本考案を詳細に説明する。 本考案に係る繊維強化プラスチツクスの特徴の
一つは、引張強度が10g/d以上、結節強度が
2.2g/d以上であるアクリル系繊維を補強材とす
ることである。 また、本考案の他の特徴は、上記アクリル系繊
維が、極限粘度が少なくとも2.5のアクリルニト
リル(以下、ANと略記する)系重合体を乾湿式
紡糸することによつて得られたものである。 まず、極限粘度が少なくとも2.5のAN系重合体
は、公知の懸濁方法、乳化重合および溶液重合な
どによつて製造され、好ましくは溶液重合法が採
用され、得られる重合体の分子量は通常15〜30万
の範囲が紡糸の安定性から望ましい。 溶媒としては、例えばDMSO、DMA、DMF、
ロダンソーダ、塩化亜鉛水溶液、硝酸等がある
が、DMSO、DMA、DMFが好ましく、DMSO
が特に好ましい。 また、重合体濃度は、極限粘度や溶媒の種類に
もよるが、45℃における溶液粘度が少なくとも
2000ポイズ、好ましくは3000〜10000ポイズの範
囲内で、高濃度、好ましくは重合体濃度約5〜15
%とするのが良い。 ここで、本考案における極限粘度は、次のよう
にして測定される値である。 即ち、約75mgの乾燥したサンプル重合体をフラ
スコに入れ、0.1Nチオシアン酸ソーダを含むジ
メチルホルムアミド25mlを加えて完全に溶解す
る。 得られた溶液をオストワルド粘度計を用いて20
℃で比粘度を測定し、次式に従つて極限粘度を算
出する。 極限粘度=√1+1.32×(比粘度)−1/0.198 次に、このような極限粘度を有する重合体の紡
糸原液を乾湿式紡糸する。 乾湿式紡糸法とは、紡糸原液を直接凝固液体浴
に吐出しないで、一旦、空気等の不活性雰囲気の
微小空間に吐出し、ついでこの吐出糸条を凝固浴
に導いて糸条を形成させる紡糸法である。 即ち、凝固浴面上に設置された紡糸口金を通し
て吐出させ、吐出糸条は一定の不活性雰囲気中、
例えば空気中を走行した後、凝固浴に導かれる。 ここで吐出糸条が不活性雰囲気中を走行する距
離(口金面から凝固浴面までの距離)は、紡糸原
液の溶媒、粘度等により異なるが、通常では1〜
200mm、好ましくは3〜20mmに設定される。 凝固浴としては、湿式紡糸法と同様に、AN重
合体の溶媒と共通の溶剤水溶液が用いられ、ここ
で凝固した糸条は、熱水中および/または蒸熱下
で洗浄、脱溶剤されながら2〜10倍に延伸され
る。 更に乾燥緻密化を行つた後、乾熱で少なくとも
1.1倍、好ましくは1.5倍の延伸を行い、全延伸倍
率を10倍、好ましくは12倍以上とする。 乾熱延伸温度は、150〜270℃、好ましくは200
〜270℃である。 かくして得られた本考案におけるアクリル系繊
維は、引張強度が10g/d以上であり、結節強度
が2.2g/d以上である。 かかるアクリル系繊維は、従来のアクリル繊維
に比較して、アクリル繊維が有する特性を有して
いて高強力、高結節強力であり、かつ例えば
200g/dの弾性率を有していて高弾性率である。 また、耐摩耗性、耐疲労性にも優れており、表
面平滑性が良好なので、FRP用補強材とし使用
したときに、耐衝撃性を増大せしめる利点があ
る。 かつ、ポリエステルやナイロン等の産業用繊維
に比べて、耐候性、耐水性、湿潤安定性が良好で
あり、耐薬品(酸・アルカリ)性に優れ、軽量で
ある等のアクリル繊維一般の特性を有している。 本考案においては、かかる高強力アクリル系繊
維の織物、ロービングクロス、短繊維不織布、ロ
ービング、チヨツプストランド等がFRPの補強
材として使用される。 第1図に本考案ににおける高強力アクリル系繊
維のチヨツプドストランド1とガラス繊維2を併
用し、熱硬化性樹脂3とからなるバルクモウルデ
イングコンパウンド成形板4を示し、まか第2図
には本考案における高強力アクリル系繊維のロー
ビングクロス5と熱硬化性樹脂3とからなる積層
板6を示す。 なお、本考案におけるマトリツクス樹脂は、特
に限定されるものではなく、通常のFRP製造に
おけるように、熱硬化性樹脂、例えば不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、フエノール樹脂等
が使用される。 〔考案の効果〕 以上述べたように本考案によるFRPは、極限
粘度が少なくとも2.5であるアクリルニトリル系
重合体を乾湿式紡糸することによつて得られた、
引張強度が10g/d以上、結節強度が2.2g/d以
上であるアクリル系繊維を補強材とし、熱硬化性
樹脂をマトリツクスとするものである。 従つて本考案のFRPは、補強材として高強力
のアクリル系繊維を使用するので、従来のAN系
繊維補強材では達成されなかつた高強力、高弾性
率を保持することができる。 かつ、高強力アクリル系繊維が乾湿式紡糸され
表面平滑性であるので、耐衝撃性に優れ、また耐
水性、電気絶縁性にも優れている。 かかる特性を有する本考案のFRPは、電気部
品、住宅関連部品、保護具、機械部品用のバルク
モウルデイングコンパウンド成型品や、ヘルメツ
ト、保護具、緩衝材、自動車部品用の積層板とし
て広く使用することできる。 以下、本考案を実施例により具体的に説明す
る。 〔実施例〕 実施例1〜3、比較例1〜2 アクリルニトリル100%をジメチルスルホキシ
ド中で溶液重合させて、各種極限粘度〔η〕のア
クリル系重合体を製造した。 これらの重合体をDMSOに溶解し、45℃の溶
液粘度が約3000ポイズになるように重合体濃度を
調整して紡糸原液を作成した後、湿式および乾湿
式紡糸を行つた。 凝固浴は20℃の55%DMSO水溶液を用いた。 乾湿式紡糸の場合、口金と凝固浴液面の空間部
分の長さは5mm、凝固浴液面から集束ガイドまで
の距離は400mmとした。 次に未延伸糸を熱水中で5倍延伸後、水洗し、
油剤を付与した後に130℃で乾燥、緻密化を行い、
180〜200℃の乾熱チユーブ中で最高延伸倍率の90
%で延伸した。 得られたアクリル系繊維A〜Eの単繊維は、約
2.0デニールdであり、その他の性質を下記第1
表に示す。
【表】 次いで上記第1表の繊維A〜Eを繊維長6mmに
切断して補強用繊維とした。 一方、不飽和ポリエステル樹脂30部、CaCO3
57部、ベンゾイルペーオキシド0.3部、MgOO.3
部、ステアリン酸亜鉛1部からなる樹脂混合物を
ニーダーに入れ、次いで補強用繊維1部を加えて
15分間、混練した。 続いて、繊維長6mmのガラス繊維(日東紡績、
CB6E)10部を加えて更に5分間混練してプリミ
ツクスを製造した。 このプリミツクスを120℃、100Kg/cm2、3分間
圧縮成形して厚さ約3mmの成形板を得た。 得られた成形板をJIS−K−6911に準じ、曲げ
強さ、および衝撃強さを測定した。 下記第2表に測定結果を示す。 この表から、本考案の乾湿式紡糸された高重合
体のアクリル系繊維からなる成形板は、曲げ強さ
が高く、耐衝撃性に優れていることが明らかであ
る。
【表】 実施例4〜6、比較例3〜4 前記第1表に示した繊維A〜Eからなる繊度
1000デニールDのフイラメントを5本合糸してロ
ービングとし、ついで織密度縦36本/インチ、平
織で製織し、重量460g/m2の補強用ロービング
クロスを製造した。 次に、不飽和ポリエステル樹脂100部、パーブ
チルZ(日本油脂製硬化剤)1部を配合した樹脂
を補強用ロービングクロスに含浸し、室温で24時
間熟成した。 この樹脂を含浸したロービングクロスを金型に
10枚積層した後、145℃で5分間加熱プレスして
厚さ約5mm、繊維含有量75重量%の積層板を得
た。 得られた積層板をJIS−K−6911に準じて曲げ
強さを、ASTM−D−256に準じて衝撃強さを測
定した。 第3表に測定結果を示す。 この第3表から明らかなように、本考案の乾湿
式紡糸された高重合体のアクリル系繊維からなる
積層板は、曲げ強さが高く、耐衝撃性に優れてい
る。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるバルクモウルデイング
成形板の斜視図、第2図は積層板の斜視図であ
る。 1……高強力アクリル系繊維のチヨツプドスト
ランド、2……ガラス繊維、3……熱硬化性樹
脂、4……バルクモウルデイングコンパウンド、
5……高強力アクリル系繊維のロービングクロ
ス、6……積層板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 極限粘度が少なくとも2.5であるアクリルニト
    リル系重合体を乾湿式紡糸することによつて得ら
    れた、引張強度が10g/d以上、結節強度が
    2.2g/d以上であるアクリル系繊維を補強材と
    し、熱硬化性樹脂をマトリツクスとする繊維強化
    プラスチツクス。
JP230585U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0343216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP230585U JPH0343216Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP230585U JPH0343216Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61120731U JPS61120731U (ja) 1986-07-30
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