JPH0344770Y2 - - Google Patents

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JPH0344770Y2
JPH0344770Y2 JP10546686U JP10546686U JPH0344770Y2 JP H0344770 Y2 JPH0344770 Y2 JP H0344770Y2 JP 10546686 U JP10546686 U JP 10546686U JP 10546686 U JP10546686 U JP 10546686U JP H0344770 Y2 JPH0344770 Y2 JP H0344770Y2
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string
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slit
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radiosonde
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば気球にラジオゾンデを吊り下
げて上空の観測を行う気象観測に於いて、ラジオ
ゾンデの吊り下げ紐を徐徐に繰り出すための巻下
げ器に関するものである。
(従来技術) 気象観測に於いては、上空の気象を観測するた
めに気象測器を搭載したラジオゾンデを気球に吊
り下げて上空に飛揚することが行なわれている。
ラジオゾンデの飛揚に際しては、気球による観
測誤差を少なくするため、通常ラジオゾンデは気
球から15m以上離して吊り下げられる。ところが
飛揚場所が船上であつたり周囲に樹木や建造物が
ある場所であつて、特に強い風が吹いている場合
等では、ラジオゾンデを気球に吊り下げる紐が長
いとラジオゾンデが揺動して構築物等に衝突した
りして危険であるため、飛揚初期には上記紐を巻
き上げておいて気球が上空に飛揚していくに従つ
て当該紐を巻戻しながら徐徐に繰り出していき、
ラジオゾンデを気球から離して吊り下げるように
される。このために気球とラジオゾンデの間に紐
の繰り出し速度を遅く制御するための巻下げ器が
取り付けられる。
従来の巻下げ器は、紐を巻いたボビンを当該ボ
ビンに連結したラチエツト機構によりゆつくりと
回転させて紐の繰り出し速度を制御するようにし
たものが知られているが、この巻下げ器は機構が
複雑で高価であるうえ自重が重いという欠点があ
り、このため、極めて簡単な構造で軽いものとし
て第5図Aに示すような巻下げ器が提案されてい
る。
すなわち、第5図Aに示すように従来の巻下げ
器は気球(図示せず)と連結する紐1が結ばれた
吊下点2Aから下方に向つて徐徐に巾広に形成さ
れた略扇形の板状部材2にラジオゾンデ3を吊り
下げた紐4が巻き付けられて構成されている。
紐4はラジオゾンデ3の自重によつて下方に引
張られており、この引張力が紐4の繰り出し点4
Aに於いて板状部材2の辺2Bに作用して当該板
状部材2は吊下点2Aを軸として矢印Aの方向に
転動する。そして上記辺2Bが垂直になつたとき
紐4は当該辺2Bから離れて巻き巾に相当する長
さだけ繰り出され、当該紐4の繰り出し点4Aは
板状部材2の他の辺2Cに移り、同様の作用で今
度は板状部材2が矢印Bの方向に転動する。この
ように板状部材2は気球への吊下点2Aを軸とし
て振子運動をし、その半周期毎に巻き巾に相当す
る長さずつ繰り出されていくようになつており、
板状部材2の振子運動によつて紐4の繰り出し速
度が遅くなるように制御される。
(考案が解決しようとする問題点) 第5図Aに示す従来の巻下げ器に於いて、板状
部材2の振子運動の支点となる吊下点2Aは紐1
によつて気球に吊り下げられている点であるため
自由に揺動する。板状部材2が図示する紙面に向
かう方向(板面に向かう方向)に揺動したとき、
第5図Bに示すように紐4の垂下部分4Bが板状
部材2の板面2Dから離れる。この結果、ラジオ
ゾンデの自重によつて紐4に作用している力Fは
第5図Cに示すように板状部材2の板面2Dに垂
直な方向の分力F1と水平な方向の分力F2に分か
れて作用する。分力F2は板状部材2を振子運動
させる力となるが、分力F1は軸Cを中心に板状
部材2を回転させ(自転運動)、また気球との結
合点(紐1が気球に結合されている点)を中心と
した円錐運動(公転)させる力となり、当該板状
部材2は自転と公転が交錯した複雑な回転運動を
始めて適切な振子運動を行なわず、当該板状部材
2に巻かれた紐4は、この回転運動の継続によつ
て急速に巻戻されるため、紐4を徐徐に繰り出す
ことはできず初期の目的を達成できない。
本考案は以上の問題点を解決すべく提案するも
ので、簡単な構造で紐の繰り出し速度を遅く制御
できるような巻下げ器の構造を得ることを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的のため、本考案は第5図Aに示すも
のと同等の板状部材の板面との間にスリツトを形
成するスリツト形成部材を当該板状部材の両面に
設け、これによつて形成された上記スリツトを通
してラジオゾンデの吊り下げ紐の繰り出しが行な
われるようにしたものであり、ラジオゾンデが気
球との結合点を支点として揺動するようなことが
あつても板状部材の振子運動が損われることなく
吊下げ紐の繰り出し速度を遅く制御することを可
能にしたものである。
(考案の実施例) 第1図〜第4図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図A,Bはそれぞれ第1実施例の正面図
及び側面図、第2図は第2実施例の正面図、第3
図A,Bはそれぞれ第3実施例の正面図及び上面
図、第4図A,Bはそれぞれ第4実施例の正面図
及び側面図である。
第1図A,Bにより第1実施例を説明する。
第1実施例は、前記第5図Aで示した従来の巻
下器に於けると同様の板状部材2の両板面2D,
2Eとの間で紐4の太さと略等しいスリツトX,
Yが形成されるように、当該板面2D,2Eと対
面させてスリツト形成部材51,52が設けられ
ている。このスリツト形成部材51,52は紐1
による気球への吊下点2Aの個所で間座61,6
2を介して板状部材1に取付けられており、また
板面の中央には紐4が板状部材2に充分な量だけ
巻き付けられるように窓51A,52Aが設けら
れており(紐4は通常、紐巻き付け部位2Fに多
層に巻き付けられ、当該紐巻き付け部位2Fに巻
き付けられた紐4は窓51A,52Aから食み出
す。)、上記スリツトX,Yは当該窓51A,52
Aの下側、すなわち板状部材2の紐巻き付け部位
2Fより下側51C,52Cに形成されているこ
ととなる。
紐4は板状部材2の紐巻き付け部位2Fからス
リツトX,Yを通して垂下され、その先端にラジ
オゾンデ3が吊り下げられる。
気球の上昇に伴う紐4の繰り出し動作は前記第
5図Aで説明した従来例と同様に、板状部材2が
紐4に作用するラジオゾンデ3の自重によつて振
子運動を繰り返し、その半周期毎に巻き付け巾に
相当する長さだけ紐4が繰り出されていくが、紐
4の垂下部分4Bは上記スリツトX又はYに通さ
れているので、当該垂下部分4Bの少くとも繰り
出し点4AからスリツトX又はYを通過するまで
の部分に於いては、前記第5図Bで説明したよう
な板状部材2の板面2D又は2Eからの離隔が生
ずることはない。すなわち、前記第5図Bで説明
した分力F1が生ずることはなく、紐4の巻き戻
しに起因する板状部材2の回転が生ずることはな
く、また、紐4は常時板状部材2の表面に沿つて
巻き戻されていくので飛揚時のラジオゾンデ3の
運動姿態がいかようであろうとも板状部材2は振
子運動を続け、紐4は適度に制御された速度で繰
り出されていく。
ところで、紐4の繰り出し速度は板状部材2の
振子運動の周期と密接な関係があり、当該周期が
長ければ繰り出し速度は遅くなる。また、当該周
期は板状部材2の自重及び重心位置と吊下点2A
との距離に関係し、自重が重く、かつ上記距離が
長ければ上記周期も長くなる。
第1実施例では、板状部材2の形状をある程度
大きくして上記周期を長くし、紐4の繰り出し速
度を調節しているが、第2図に示す第2実施例
は、スリツト形成部材51,52の形状を大きく
して上記周期を長くし、紐4の繰り出し速度を制
御したものである。以下、第2実施例を第2図に
より説明する。
第2実施例はスリツト形成部材51,52の、
特にスリツト形成部位51C,52Cより下方を
長くしたものであり、この構成によつて振子運動
部分(板状部材2及びスリツト形成部材51,5
2)の自重が重く、かつその重心と吊下点2Aと
の間の距離が長くなつて振子運動周期が長くなる
ため、板状部材2の形状がある程度小さくても紐
4の繰り出し速度を遅く制御することができる。
尚、第2実施例に於いて、板状部材2とスリツト
形成部材51,52との結合関係は前記第1実施
例と同様であつて第1図Bに示す第1実施例の側
面図から容易に理解でき、また紐4の繰り出し動
作も前記第1実施例と同様であるのでここで改め
て説明はしない。また、スリツト形成部材51,
52に設けられた窓51A,52Aも前記第1実
施例と同様のものである。
次に第3図A,Bによつて第3実施例を説明す
る。
第3実施例では、板状部材2の紐巻き付け部位
2Fをボビン状に形成して紐4の巻き付け量を多
くしている。但し、板状部材2の運動を振子運動
とするためには紐4の繰り出し点4Aが常に板状
部材の辺に形成される必要があり、このため、板
状部材2の紐巻き付け部位2Fの下側の辺は傾斜
状に構成されている。
スリツト形成部材5は1枚の板体の中央に板状
部材2が板面縦方向にルーズに挿通でき、かつ、
長さが板状部材2の最大巾部分の巾より短かい長
孔5Bを形成して構成し、このスリツト形成部材
5を板状部材2に嵌め込んだとき、当該板状部材
2の両板面2D,2Eと上記スリツト形成部材5
の長孔5Bの内辺との間にスリツトX,Yが形成
されるようになつている。
また、スリツト形成部材5は板状部材2にルー
ズに嵌合しており、板状部材2からの脱落を防止
するために板状部材2の両板面2D,2Eのスリ
ツト形成部材5を嵌込む部分より上方で紐巻き付
け部位2Fより下方の部分にスリツト形成部材5
との間に間隔Zを隔ててストツパー71,72が
取り付けられている。尚、このストツパー71,
72は紐4が板状部材2の表面に沿つて巻き戻さ
れていくとき当該紐4が引掛らないように略円弧
状の形状に構成されている。
第3実施例の動作も前記第1実施例と同様、ラ
ジオゾンデ3の自重が作用して板状部材2が振子
運動し、この振子運動によつて紐4が適度の速度
で繰り出されていく。紐4の垂下部分が板状部材
2とスリツト形成部材5との接触点Kの部分に到
達したときにはスリツト形成部材5が紐4の巻き
戻しの勢いにより間隔Zの範囲内で移動して浮き
上り、紐4は当該接触点Kを越えて繰り出されて
いく。
次に第4実施例を説明する。
第4実施例は、前記第1実施例に於いて、スリ
ツト形成部材51,52のスリツト形成部位51
C,52Cの周囲に例えばゴムのような弾性体8
を取り付けたもので、これによつて上記スリツト
形成部材51C,52Cは板状部材2の両板面2
D,2E方向に軽く弾圧されるようになつてい
る。
以上の構成により、紐4は繰り出される際にス
リツトX又はY内で摩擦を受けるので当該紐4の
繰り出し速度は第1実施例に比べて更に遅くな
る。このように、第4実施例は板状部材2の振子
運動で制御される繰り出し速度より更に遅い速度
で紐4を繰り出す必要があるときに有効である。
以上に説明した4つの実施例は、いずれもラジ
オゾンデの飛揚に際して使用するものとして説明
したが、用途はこれに限定されるものではない。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案は紐を巻き付け
る板状部材の紐巻き付け部位の下側にスリツトを
形成し、該スリツトを通して紐を繰り出していく
ようにしたものであり、紐が板状部材板面から離
れることがないために板状部材が紐の巻き戻し動
作に起因して回転を生ずることがなく、また他の
原因で板状部材がいかように揺動しても上記スリ
ツトに規制されて紐は板状部材板面に沿つて巻き
戻されていくので板状部材は必ず振子運動を継続
し、紐は速度が適度に遅くなるように制御されて
繰り出されていくという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B、第2図、第3図A,B及び第4
図A,Bはそれぞれ本考案の第1〜第4実施例を
示す図、第5図A〜Cは従来例を説明する図であ
る。 2……板状部材、4……紐、51,52,5…
…スリツト形成部材、X,Y……スリツト、8…
…弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 吊下点から下方に向つて少くとも紐の繰り出
    し部分が徐徐に巾広に構成された板状部材に紐
    を巻き付け、該紐の先端に印加される引張力に
    より上記板状部材が上記吊下点を中心に振子運
    動をすることによつて上記紐を徐々に巻き戻し
    ながら繰り出すようにした巻下げ器に於いて、
    上記板状部材の板面との間にスリツトを形成す
    るスリツト形成部材を上記板状部材の両面に設
    け、上記板状部材の上記スリツト形成部材によ
    つて形成されたスリツトより上方の部分に紐を
    巻き付け、上記スリツトを通して上記紐が繰り
    出されるようにした巻下げ器。 2 スリツト形成部材を板状部材の面方向に弾圧
    するようにした実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の巻下げ器。
JP10546686U 1986-07-09 1986-07-09 Expired JPH0344770Y2 (ja)

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JPS6311466U JPS6311466U (ja) 1988-01-25
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