JPH0345720Y2 - - Google Patents

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JPH0345720Y2
JPH0345720Y2 JP1989025494U JP2549489U JPH0345720Y2 JP H0345720 Y2 JPH0345720 Y2 JP H0345720Y2 JP 1989025494 U JP1989025494 U JP 1989025494U JP 2549489 U JP2549489 U JP 2549489U JP H0345720 Y2 JPH0345720 Y2 JP H0345720Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば体力的に未成熟の早産児等の
未熟児を保護育成するために用いる保育器に関す
るものである。
〔従来の技術〕
周知の如く、体力的に未成熟な早産児等の未熟
児を、外気を遮断した最適な環境で保護育成する
ために保育器が用いられている。
このような従来の保育器の代表的な構造を第4
図に示す。
この第4図は、保育器の要部を背面側から見た
分解図であるが、図示の如く、保育器の上部は、
アクリル樹脂等から成る透明なフード1によつて
囲まれた保育室2に構成されている。そして、図
示は省略したが、この保育室2内に、児体を寝か
せるためのベツドやこのベツドを載置するための
高さ調節可能な台座等が設けられる。
保育室2の下側の保育器本体3の内部には、保
育室2内に循環させる空気の温度及び湿度を夫々
調整するための空気調整部4が設けられている。
この空気調整部4は、図示の如く、複数の室から
構成されており、上流側から順に、空気合流室
5、空気加熱室6、湿度制御部7となされてい
る。空気合流室5は、保育室2から引き込まれた
空気を、エアーフイルター51を通して外部から
吸入された新鮮な空気と混合するための室であ
る。ここで混合された空気は、シロツコフアン5
2の作用により空気加熱室6に送られ、この空気
加熱室6のヒーター61で適当な温度に加熱され
た後、湿度制御部7に送られる。
湿度制御部7としては、種々の構造のものが知
られているが、図示の構造が最も一般的に実用化
されているものである。即ち、空気加熱室6に後
続して、水平方向に並列配置された2つの通路7
1,72が設けられており、その一方の通路71
に、加湿用の水73が入れられている。そして、
空気加熱室6で適当な湿度に加熱された空気は、
後述する絞り手段の作用によつて、この2つの通
路71,72を適当な流量比でもつて流れる。こ
のとき、一方の通路71を流れる空気は、加湿用
の水73と接触することによつて加湿され、他方
の通路72を流れる空気は全く加湿されない。そ
こで、この湿度制御部7における空気の流量比を
適当に綻節することによつて、所望の湿度の空気
を保育室2内に循環させることができる。
上述した保育室2と空気調整部5とは、保育室
2の底壁を構成するとともに、空気調整部4の上
壁を構成する仕切板8によつて互いに仕切られて
いる。この仕切板8の一端部近傍、即ち、空調整
部4の空気合流室5の上壁を構成する部分には、
保育室2から空気調整部4内に空気を引き入れる
ための空気吸引口81が設けられている。一方、
仕切板8の他端部近傍、即ち、上記空気吸引口8
1から最も遠い端部の近傍であつて、空気調整部
4の湿度制御部7の上壁を構成する部分には、空
気調整部4から保育室2内に空気を吹き込むため
の空気吹出口82が設けられている。そして、こ
の空気吹出口82には、図示の如く、例例えばス
ライダー83等から成る絞り手段が設けられてい
る。スライダー83には開口84が設けられてお
り、湿度制御部7の2つの通路71,72に跨が
つて形成された空気吹出口82に整合するこの開
口84の位置を適宜にずらすことによつて、湿度
制御部7の2つの通路71,72を流れる空気流
量比が調節されるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した構造を含め、従来一般に用いられてい
る保育器においては、空気調整部における湿度調
節は、予め適宜温度に加熱した空気の一分流を加
湿用の水に接触させることにより行われている。
そして、その空気分流と加湿用水との間の接触効
率を良くするために、第4図に示すように、その
空気分流を流路内に邪魔板74等を設けて、その
空気分流を撹乱するようにしている。
一方、保育器を用いて処置すべき新生児の中に
は、その新生児の出生後7〜10日ぐらいの間、90
%以上、時として100%の高湿度環境を与えなけ
ればならない場合がある。しかしながら、上述し
た従来の保育器では、与えられる最大の加湿環境
はせいぜい80%程度である。このため、従来は、
この湿度の不足分を補うために噴霧器等の別体の
加湿装置を併用することを余儀なくされていた。
そこで本考案の課題は、上述のような別体の加
湿装置を用いなくとも、充分に高湿度の空気を調
整できる保育器を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、本考案により、次のうにして解決
される。
即ち、本考案においては、第1図に示すよう
に、保育器の空気調整部の湿度制御部に設けられ
た加湿用水の水槽部分にその加湿用水を霧化する
ための超音波振動子20が取り付けられている。
〔作用〕
本考案においては、保育器の空気調整部の湿度
制御部に配された加湿用の水を超音波振動子20
の駆動により振動させて霧化し、これを循環空気
と混合してその循環空気の湿度を調整する。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部断面
図、第2図は保育器の分解斜視図である。本実施
例の保育器は、第4図の従来例のものと同様に、
アクリル樹脂等から成るフード1により囲まれた
保育室2を有しており、この保育室2の下側の保
育器本体3の内部に複数の室から成る空気調整部
4が設けられている。この空気調整部4における
湿度制御部7は単一の湿度調整通路10で構成さ
れていて、空気加熱室10を通つて保育室2内に
循環される。
湿度調整通路10の床面11に比較的小さな直
径の凹部12が形成されている。この凹部12は
加湿用の水73を入れるための水槽として設けら
れたもので、その底部に超音波振動子20が取付
けられている。この超音波振動子20はドライブ
基板21上に配設されていて、その振動面が凹部
12の底部に形成された開口12aを介して凹部
12内に入れられている水73と接触している。
超音波振動子20を振動させるための駆動スイ
ツチ22が保育器本体3の表面パネルに設けられ
ていて、この駆動スイツチ22をオンにするとド
ライブ基板21上に設けられているドライブ回路
に電源が供給されて超音波振動子20が駆動す
る。これにより、加湿用の水73が超音波振動さ
れて霧化されるので、湿度調整通路10内の湿度
が上昇するので、湿度調整通路10内を通つて保
育室2内に循環する空気が加湿される。加湿量の
調整は保育器体3の表面に設けられている調整摘
み23を回動し、超音波振動子20の駆動を制御
して行なう。
保育器本体3の表面パネルに開口24を形成
し、そこに給水ボトル25を装着して凹部12内
の水73を補給するようにしている。また、給水
ボトル25から排出される水を凹部12に供給す
るために、表面パネルと凹部12との間に供給溝
26が設けられている。
給水ボトル25はカートリツジ式石油ストーブ
などに用いられているタンクと同じ構成の密閉タ
ンクである。すなわち、開口24に挿し込まれて
装着されたときに、その底部に取付けられている
給水栓27の押圧ロツド27aが、供給溝26の
床面上に形成されている凸部30によつて給水ボ
トル25の内方に後退させられることにより、給
水ボトル25内に入れられている水が外部に排出
される。そして、凹部12内の水位が上昇して給
水栓27が水没したときに排出が停止するととも
に、水位が低下して給水栓27が露出したときに
タンク内の水が再び排出されることにより水位が
一定に保持される。
なお、図示していないが、凹部12内の水73
が所定の水位以下になたときに超音波振動子20
の駆動を自動的に停止させる装置が設けられてい
る。自動停止装置は、例えば磁石を備えたフロー
トとリードスイツチとから成る公知の自動停止装
置が用いられる。また、加湿用の水73に放熱す
ることによつて駆動素子を冷却するようにしてい
る場合には、水73が少なくなると冷却が充分に
行われなくなることにより駆動素子等の温度が上
昇する。したがつて、例えばサーミスタ等の感温
素子で駆動素子等の温度を監視して、所定の温度
以上になつたときに電源の供給を停止させるよう
にすれば、水槽中にフロートを設けることなく自
動停止装置を構成することができ、水槽内の清拭
や消毒が容易となる。また、光学的センサ等を用
いてもフロートを省略することができる。
このように、実施例の保育器は加湿用の水73
を超音波振動子20の駆動により振動させて霧化
し、これを循環空気と混合することによりその湿
度を調整する。このため、例えば90%以上の高湿
度環境を容易に得ることができ、従来のように別
体の加湿装置を用いなくとも、充分に高湿度の空
気を得ることができる。
また、実施例の場合、調整摘み23を回動させ
て加湿調整をしても循環空気の流れは変わらな
い。したがつて、ドライ通路と加湿通路とを設
け、各通路を流れる空気の流量比を調節する場合
のように、湿度を調節することによつて保育室2
内の空気の流れが変化するような不都合がなく、
保育室2内の環境を最適に調整するのが容易にな
る。
次に、第3図に従つて本発明の第2実施例を説
明する。この第2実施例は、湿度制御部7の床面
11にタンク収納凹部32を設け、この凹部32
内に保育器本体3とは別体に形成した加湿水槽ユ
ニツト33を着脱自在に取付けるようにしてい
る。
加湿水槽ユニツト33は貯水槽34と制御回路
部35とで構成され、貯水槽34の底部に超音波
振動子20が設けられているとともに、制御回路
部35の表面パネル35aに駆動スイツチ22や
調整摘み23等が設けられている。また、給水ボ
トル25と同様な構成の給水タンク36を貯水槽
34に着脱自在に装着し、貯水槽34内の加湿用
水を補給する。
この例では、加湿水槽ユニツト33に電源コー
ド37を接続し、このコード37を介して超音波
振動子20の駆動電力を供給する。しかし、保育
器本体3には電源が供給されているので、保育器
本体3と加湿水槽ユニツト33の何れか一方にレ
セプタクルを設けるとともに、他方にプラグを設
けるようにすれば電源コード37を設けることな
く駆動電力を供給することができる。
このように、第2実施例の場合は超音波加湿を
行なう部分を保育器本体3から取り出すことがで
きるようにしたので、清拭や消毒がしやすくなり
交又感染の防止が容易となる。
なお、上記の実施例では何れも湿度調整通路を
1つにした例を示したが、第4図に示したように
ドライ通路と加湿通路とを設け、加湿通路の水槽
に超音波加湿器20を配設するようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案においては、保育器の空気調整部の温度
制御部に設けられた加湿用の水を超音波振動子に
より振動させて霧化するようにしているので、従
来のように単に加熱空気と接触させるだけのもの
と比較して、空気を高湿度に加湿することが可能
になり、しかも、その割には、微細な粒子として
霧化させることができる。また、空気の加湿が容
易になるので、比較的短い行程でも充分な加湿を
行なうことができる。この為、湿度制御部の大き
さをかなりコンパクトにすることができ、保育器
の設計が容易になる。更に、空気が循環する通路
に設けられた開口の位置をずらさなくても空気の
湿度を制御することができるので、空気の湿度を
制御することによつて保育室内の気流分布が変化
するようなことがなく、保育室内の環境を最適に
調整するのが容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は保育器の要部断面図、第2図は保育
器の分解斜視図、第3図は本考案の別の実施例を
示す保育器の分解斜視図、第4図は従来の保育器
の背面側から見た分解斜視図である。 なお図面に用いた符号において、2……保育
室、3……保育器本体、4……空気調整部、10
……湿度調整通路、11……床面、12……凹
部、20……超音波振動子、33……加湿水槽ユ
ニツト、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 児体を収容するための保育室と、この保育室に
    循環させる空気の温度及び湿度を調整するための
    空気調整部とを夫々具備し、前記空気調整部の湿
    度制御部に加湿用の水を入れる水槽が設けられて
    おり、この加湿用の水に循環空気の少なくとも一
    部を接触させることによりその循環空気の湿度を
    高めるように構成した保育器において、 前記水槽に超音波振動子が取り付けられ、この
    超音波振動子の駆動により前記水槽中の水を霧化
    するようにしたことを特徴とする保育器。
JP1989025494U 1989-03-06 1989-03-06 Expired JPH0345720Y2 (ja)

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JPH02116440U JPH02116440U (ja) 1990-09-18
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