JPH0346833Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346833Y2 JPH0346833Y2 JP1990069428U JP6942890U JPH0346833Y2 JP H0346833 Y2 JPH0346833 Y2 JP H0346833Y2 JP 1990069428 U JP1990069428 U JP 1990069428U JP 6942890 U JP6942890 U JP 6942890U JP H0346833 Y2 JPH0346833 Y2 JP H0346833Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- resin
- hollow
- hollow fibers
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は樹脂との接着端部近傍が補強された中
空糸型過素子に関するものである。 (従来の技術) 近年一端を封止し、かつ他端が開口した微細孔
構造を有する多数本(通常100本以上)の中空糸
を束ねて接着固定した中空糸型過素子を容器内
に収容して、処理液を中空糸の外側を流すことに
より各種の廃液処理あるいは糖液などの有用成分
回収のための前処理が行われている。中空糸を上
記分野に用いる場合にはこの中空糸は高度の耐圧
性及び耐久性はもちろん、目詰りした膜の性能回
復を目的とした洗滌のための耐酸、耐アルカリな
どの耐薬品性及び耐熱性が要求される。そのため
には中空糸はもちろんのこと、中空糸束を接着固
定する樹脂も高度の耐圧性及び耐久性を有してい
なければならず、通常常温でのロツクウエル硬度
が60以上の比較的硬度の高い樹脂が用いられる。
ところが上記硬度の高い樹脂を用いて中空糸束を
集束固定した場合には接着端部の中空糸の主とし
て外縁部に近い領域の多くの中空糸が過時、あ
るいは気体や液体による逆洗時における中空糸の
揺動により接着端部が折損する事故が多発した。
この中空糸の接着端部での折損を防止するため、
本出願人は中空糸束の接着端部の外縁部を弾性帯
で囲繞させた中空糸型過素子を実開昭55−
99073号に提案した。上記中空糸型過素子は曲
げモーメントによる主として外縁部の中空糸の折
損防止には極めて有効であつた。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら上記過素子を使用すると中空糸
の折損に起因するリークはなくなつたものの依然
として原因不明のリークが発生することがあつ
た。この原因不明のリークが発生すると上記過
素子を取り替えたり、あるいはリークの発生した
中空糸の端部開口を封止して再使用しなければな
らないが、SS成分の比較的多い液体の処理に適
用した場合には原因不明のリークが多発し実用上
極めて問題であつた。 本考案者らは、上記原因不明のリークは外部的
要因によるものと推測して、リークの発生した中
空糸を一本一本徹底的に観察した結果、いづれの
中空糸も樹脂との接着端部近傍に極めて小さな亀
裂が中空糸の円周方向に発生し、しかも中空糸型
過素子の外周部の中空糸よりもやや内側に入つ
た部分の中空糸に多く発生していることをつきと
めた。上記亀裂は過時に中空糸表面に蓄積され
たSS成分などが中空糸の接着部へ押し込まれる
ために発生したものと推定される。 (課題を解決するための手段) 本考案者らは、上記接着端部近傍の中空糸の亀
裂を防止するため、更に検討した結果可撓性の帯
状体で囲繞した接着端部近傍の中空糸の曲げ強度
を向上させることにより亀裂が確実に防止できる
ことを見出し、本考案に到達したものである。す
なわち本考案は、一端が閉止し、他端が開口した
微細孔構造を有する多数の中空糸の開口端部を集
束して、該集束端部を樹脂で接着固定した中空糸
型過素子であつて、該樹脂で接着固定された中
空糸束の接着端部を可撓性の帯状体で囲繞すると
ともに、該可撓性の帯状体で囲繞された接着端部
近傍の各中空糸の微細孔内に少くとも曲げ強度が
1.3倍となるように樹脂を含浸させたことを特徴
とする中空糸型過素子である。 (実施例) 次に本考案の中空糸型過素子の一実施例を図
面にて説明する。第1図は中空糸型過素子10
の断面図であり、この素子は一端が封止され、他
端が開口した多数の中空糸1と、上記中空糸の開
口端部を収束して接着固定した樹脂2及び接着端
部A近傍の中空糸の壁膜に設けられた多数の微細
孔内にまで樹脂が含浸されている。該樹脂が含浸
された中空糸の曲げ強度は通常1.3倍以上に向上
するが、樹脂を含浸した中空糸の表面を中空糸同
志が接着しない程度に樹脂3で薄く被覆するとさ
らに曲げ強度を向上させることができる。 上記中空糸1はその一端がエポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂などの閉塞体4で液密に封止されて
おり、他端は液体の導入または導出のために開口
している。この中空糸の素材としては例えばポリ
ビニルアルコール系、ポリアクリルニトリル系、
ポリスルホン系、ポリアミド系、ポリ塩化ビニル
系などの合成ポリマーや酢酸セルロース系、セル
ロース系などの天然あるいは再生ポリマーさらに
ガラス、セラミツクなどの無機物やカーボンなど
が用いられる。中空糸は通常外径50〜5000μ、内
径20〜2000μのものが用いられる。1バンドル当
りの中空糸本数は中空糸径により全く異なり、む
しろ中空糸束径(中空糸のみをまるい束にした時
の束直径)で限定され、通常0.5〜20cmとするこ
とが多い。 本考案で使用する中空糸は均質な微細孔構造を
有しており、かかる構造を有する中空糸は例えば
特開昭54−117380号公報などに記載されている。 中空糸を束ねて、その開口端部を接着固定する
樹脂2は比較的硬度の高い、すなわち常温でのロ
ツクウエル硬度(Mスケール)が60以上の接着剤
が用いられる。この樹脂は、例えばエポキシ樹
脂、不飽和エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、尿素樹脂、ポリウレタンな
どのプラスチツク及びこれらプラスチツクスにタ
ルク、チタン、シリカなどの無機物を充填剤とし
て添加したものや、ガラスやビニロンなどの繊維
を分散させたコンポジツトなどである。上記接着
剤としては中空糸とハウジングを一体成形する場
合や、中空糸とシース(ハンドルをハウジングに
締結するためにハンドルに取り付ける治具)を接
着剤で充填接着するカートリツジタイプバンドル
の場合では、硬化収縮が少ない接着剤が好まし
く、例えばエポキシ樹脂やポリウレタン、ビニル
エステル樹脂などの単独及び無機充填剤や繊維或
いはこれらの併用コンポジツトが有用である。 上記中空糸の樹脂2との接着端部近傍には中空
糸の亀裂を防止するため樹脂を中空糸の膜壁に設
けられた微細孔に含浸させ、かつ中空糸表面に薄
い被覆層3を形成して中空糸を補強している。こ
の樹脂は中空糸束を接着固定する樹脂と同様に耐
熱性、耐薬品性に優れた樹脂、例えばエポキシ樹
脂、ポリスルホン樹脂などが用いられる。この被
覆層3は中空糸束を接着固定る樹脂と同一の樹脂
でも、異なる樹脂でもよい。また被覆層3は中空
糸に亀裂が発生する領域、例えば中空糸の接着端
部Aから少くとも2mm以上の領域を被覆する必要
があるが、余り広い領域を被覆すると有効膜面積
が減少するため好ましくない。このため通常接着
端部Aから1〜20cmの範囲の中空糸表面が被覆さ
れるが、実用上は実開昭55−99073号で提案した
中空糸型過素子の接着端部近傍を囲繞する可撓
性帯(通常2〜5cm)よりも広い領域を被覆する
ことが好ましい。上記被覆層3は中空糸の膜壁に
設けられた微細孔に十分樹脂を含浸させる程中空
糸の亀裂防止に効果がある。また表面に被覆した
樹脂層の厚しは隣接する中空糸が接合しない程度
の厚みであればよい。中空糸への樹脂の含浸と被
覆は、中空糸束を接着固定する前に、あらかじめ
中空糸の所定の領域に樹脂をそのまま、もしくは
溶剤に希釈した後塗布含浸して硬化させるか、あ
るいは遠心接着機で中空糸束の端部を接着固定す
るときに、中空糸端部に供給する樹脂を貯蔵し
た、上記バンドルの接着端部Aと同一円周上に配
置された樹脂槽の位置を所定の位置より内側に配
置して、あらかじめ中空糸の端部の全表面に薄い
樹脂層を形成した後、この槽を接着端部Aと同一
円周上に移し変えて中空糸端部を接着固定しても
よい。 第2図は上記中空糸型過素子10を使用した
液体処理装置の一例であり、上部に気体導入口1
2、下部に原液導入口13及び濃縮液排出口18
を有する円筒容器11内の上端に設けた中空糸束
を収容する複数の開口を有する仕切板14に中空
糸束10が液密に取着されている。またこの容器
11の上部には液導出口15を有する蓋体16
が取着されている。上記容器に収容された中空糸
束10には接着端部近傍の中空糸束の外縁部の中
空糸を保護するゴム状あるいは織布などの可撓性
帯17が設けられ、かつ接着端部の中空糸には樹
脂が含浸され、かつ中空糸には被覆層3が形成さ
れている。 上記装置には過工程では原液導入口13より
容器内に所定量の原液が加圧導入され中空糸を透
過した液は蓋体16に設けた液導出口15よ
り排出される。濃縮原液は容器下部に設けた排出
口18より排出され次工程へ供給される。一方
過工程が終ると次に薬液を容器内に導入して薬洗
が行われる。この薬洗が終つた後上記操作を行
う。 実施例 1 特開昭54−117380号の実施例1で製造した微細
孔構造を有するPVA中空糸を1mの長さに切断
し、この中空糸を3000本束ねた後、中空糸の一端
をトリクレン300部、エピクロン850(大日本イン
キ製)100部、2−エチル、4−メチルイミダゾ
ール5gの組成よりなる混合液中に20分間浸漬
し、その後充分な液切りを行つた。次いで隣接す
る中空糸同志が接着しないように注意して風乾
し、その後90℃で3時間加熱処理して中空糸の樹
脂含浸及びコーテイングを行つた。 このようにして補強された中空糸型過素子は
実開昭55−99073号に示すように可撓性帯で外周
部をおおつた後、エポキシ樹脂で接着固定した。
この素子の強度を樹脂含浸及びコーテイングを行
つていない素子の強度を基準として比較した結果
を表−1に示す。
空糸型過素子に関するものである。 (従来の技術) 近年一端を封止し、かつ他端が開口した微細孔
構造を有する多数本(通常100本以上)の中空糸
を束ねて接着固定した中空糸型過素子を容器内
に収容して、処理液を中空糸の外側を流すことに
より各種の廃液処理あるいは糖液などの有用成分
回収のための前処理が行われている。中空糸を上
記分野に用いる場合にはこの中空糸は高度の耐圧
性及び耐久性はもちろん、目詰りした膜の性能回
復を目的とした洗滌のための耐酸、耐アルカリな
どの耐薬品性及び耐熱性が要求される。そのため
には中空糸はもちろんのこと、中空糸束を接着固
定する樹脂も高度の耐圧性及び耐久性を有してい
なければならず、通常常温でのロツクウエル硬度
が60以上の比較的硬度の高い樹脂が用いられる。
ところが上記硬度の高い樹脂を用いて中空糸束を
集束固定した場合には接着端部の中空糸の主とし
て外縁部に近い領域の多くの中空糸が過時、あ
るいは気体や液体による逆洗時における中空糸の
揺動により接着端部が折損する事故が多発した。
この中空糸の接着端部での折損を防止するため、
本出願人は中空糸束の接着端部の外縁部を弾性帯
で囲繞させた中空糸型過素子を実開昭55−
99073号に提案した。上記中空糸型過素子は曲
げモーメントによる主として外縁部の中空糸の折
損防止には極めて有効であつた。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら上記過素子を使用すると中空糸
の折損に起因するリークはなくなつたものの依然
として原因不明のリークが発生することがあつ
た。この原因不明のリークが発生すると上記過
素子を取り替えたり、あるいはリークの発生した
中空糸の端部開口を封止して再使用しなければな
らないが、SS成分の比較的多い液体の処理に適
用した場合には原因不明のリークが多発し実用上
極めて問題であつた。 本考案者らは、上記原因不明のリークは外部的
要因によるものと推測して、リークの発生した中
空糸を一本一本徹底的に観察した結果、いづれの
中空糸も樹脂との接着端部近傍に極めて小さな亀
裂が中空糸の円周方向に発生し、しかも中空糸型
過素子の外周部の中空糸よりもやや内側に入つ
た部分の中空糸に多く発生していることをつきと
めた。上記亀裂は過時に中空糸表面に蓄積され
たSS成分などが中空糸の接着部へ押し込まれる
ために発生したものと推定される。 (課題を解決するための手段) 本考案者らは、上記接着端部近傍の中空糸の亀
裂を防止するため、更に検討した結果可撓性の帯
状体で囲繞した接着端部近傍の中空糸の曲げ強度
を向上させることにより亀裂が確実に防止できる
ことを見出し、本考案に到達したものである。す
なわち本考案は、一端が閉止し、他端が開口した
微細孔構造を有する多数の中空糸の開口端部を集
束して、該集束端部を樹脂で接着固定した中空糸
型過素子であつて、該樹脂で接着固定された中
空糸束の接着端部を可撓性の帯状体で囲繞すると
ともに、該可撓性の帯状体で囲繞された接着端部
近傍の各中空糸の微細孔内に少くとも曲げ強度が
1.3倍となるように樹脂を含浸させたことを特徴
とする中空糸型過素子である。 (実施例) 次に本考案の中空糸型過素子の一実施例を図
面にて説明する。第1図は中空糸型過素子10
の断面図であり、この素子は一端が封止され、他
端が開口した多数の中空糸1と、上記中空糸の開
口端部を収束して接着固定した樹脂2及び接着端
部A近傍の中空糸の壁膜に設けられた多数の微細
孔内にまで樹脂が含浸されている。該樹脂が含浸
された中空糸の曲げ強度は通常1.3倍以上に向上
するが、樹脂を含浸した中空糸の表面を中空糸同
志が接着しない程度に樹脂3で薄く被覆するとさ
らに曲げ強度を向上させることができる。 上記中空糸1はその一端がエポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂などの閉塞体4で液密に封止されて
おり、他端は液体の導入または導出のために開口
している。この中空糸の素材としては例えばポリ
ビニルアルコール系、ポリアクリルニトリル系、
ポリスルホン系、ポリアミド系、ポリ塩化ビニル
系などの合成ポリマーや酢酸セルロース系、セル
ロース系などの天然あるいは再生ポリマーさらに
ガラス、セラミツクなどの無機物やカーボンなど
が用いられる。中空糸は通常外径50〜5000μ、内
径20〜2000μのものが用いられる。1バンドル当
りの中空糸本数は中空糸径により全く異なり、む
しろ中空糸束径(中空糸のみをまるい束にした時
の束直径)で限定され、通常0.5〜20cmとするこ
とが多い。 本考案で使用する中空糸は均質な微細孔構造を
有しており、かかる構造を有する中空糸は例えば
特開昭54−117380号公報などに記載されている。 中空糸を束ねて、その開口端部を接着固定する
樹脂2は比較的硬度の高い、すなわち常温でのロ
ツクウエル硬度(Mスケール)が60以上の接着剤
が用いられる。この樹脂は、例えばエポキシ樹
脂、不飽和エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、尿素樹脂、ポリウレタンな
どのプラスチツク及びこれらプラスチツクスにタ
ルク、チタン、シリカなどの無機物を充填剤とし
て添加したものや、ガラスやビニロンなどの繊維
を分散させたコンポジツトなどである。上記接着
剤としては中空糸とハウジングを一体成形する場
合や、中空糸とシース(ハンドルをハウジングに
締結するためにハンドルに取り付ける治具)を接
着剤で充填接着するカートリツジタイプバンドル
の場合では、硬化収縮が少ない接着剤が好まし
く、例えばエポキシ樹脂やポリウレタン、ビニル
エステル樹脂などの単独及び無機充填剤や繊維或
いはこれらの併用コンポジツトが有用である。 上記中空糸の樹脂2との接着端部近傍には中空
糸の亀裂を防止するため樹脂を中空糸の膜壁に設
けられた微細孔に含浸させ、かつ中空糸表面に薄
い被覆層3を形成して中空糸を補強している。こ
の樹脂は中空糸束を接着固定する樹脂と同様に耐
熱性、耐薬品性に優れた樹脂、例えばエポキシ樹
脂、ポリスルホン樹脂などが用いられる。この被
覆層3は中空糸束を接着固定る樹脂と同一の樹脂
でも、異なる樹脂でもよい。また被覆層3は中空
糸に亀裂が発生する領域、例えば中空糸の接着端
部Aから少くとも2mm以上の領域を被覆する必要
があるが、余り広い領域を被覆すると有効膜面積
が減少するため好ましくない。このため通常接着
端部Aから1〜20cmの範囲の中空糸表面が被覆さ
れるが、実用上は実開昭55−99073号で提案した
中空糸型過素子の接着端部近傍を囲繞する可撓
性帯(通常2〜5cm)よりも広い領域を被覆する
ことが好ましい。上記被覆層3は中空糸の膜壁に
設けられた微細孔に十分樹脂を含浸させる程中空
糸の亀裂防止に効果がある。また表面に被覆した
樹脂層の厚しは隣接する中空糸が接合しない程度
の厚みであればよい。中空糸への樹脂の含浸と被
覆は、中空糸束を接着固定する前に、あらかじめ
中空糸の所定の領域に樹脂をそのまま、もしくは
溶剤に希釈した後塗布含浸して硬化させるか、あ
るいは遠心接着機で中空糸束の端部を接着固定す
るときに、中空糸端部に供給する樹脂を貯蔵し
た、上記バンドルの接着端部Aと同一円周上に配
置された樹脂槽の位置を所定の位置より内側に配
置して、あらかじめ中空糸の端部の全表面に薄い
樹脂層を形成した後、この槽を接着端部Aと同一
円周上に移し変えて中空糸端部を接着固定しても
よい。 第2図は上記中空糸型過素子10を使用した
液体処理装置の一例であり、上部に気体導入口1
2、下部に原液導入口13及び濃縮液排出口18
を有する円筒容器11内の上端に設けた中空糸束
を収容する複数の開口を有する仕切板14に中空
糸束10が液密に取着されている。またこの容器
11の上部には液導出口15を有する蓋体16
が取着されている。上記容器に収容された中空糸
束10には接着端部近傍の中空糸束の外縁部の中
空糸を保護するゴム状あるいは織布などの可撓性
帯17が設けられ、かつ接着端部の中空糸には樹
脂が含浸され、かつ中空糸には被覆層3が形成さ
れている。 上記装置には過工程では原液導入口13より
容器内に所定量の原液が加圧導入され中空糸を透
過した液は蓋体16に設けた液導出口15よ
り排出される。濃縮原液は容器下部に設けた排出
口18より排出され次工程へ供給される。一方
過工程が終ると次に薬液を容器内に導入して薬洗
が行われる。この薬洗が終つた後上記操作を行
う。 実施例 1 特開昭54−117380号の実施例1で製造した微細
孔構造を有するPVA中空糸を1mの長さに切断
し、この中空糸を3000本束ねた後、中空糸の一端
をトリクレン300部、エピクロン850(大日本イン
キ製)100部、2−エチル、4−メチルイミダゾ
ール5gの組成よりなる混合液中に20分間浸漬
し、その後充分な液切りを行つた。次いで隣接す
る中空糸同志が接着しないように注意して風乾
し、その後90℃で3時間加熱処理して中空糸の樹
脂含浸及びコーテイングを行つた。 このようにして補強された中空糸型過素子は
実開昭55−99073号に示すように可撓性帯で外周
部をおおつた後、エポキシ樹脂で接着固定した。
この素子の強度を樹脂含浸及びコーテイングを行
つていない素子の強度を基準として比較した結果
を表−1に示す。
【表】
実施例 2
第2図に示す液体処理装置に1m長の中空糸を
3000本束ねた中空糸型過素子を55本装置した。
上記装置に装着する素子として実施例1で製造し
た樹脂含浸及びコーテイングされた素子を30本と
樹脂含浸及びコーテイングを施していない素子を
25本収容した。この装置で40゜Bx、60℃でSS成分
含有率(原料を加熱して24時間放置後のSS沈降
物の高さの比)16%のスソモノ糖液(糖成分を結
晶化して過した母液群)を過+薬洗のシーケ
ンスにより90日間連続処理を行つて中空糸束の耐
久性をテストした。過工程〔(糖液過90分+
濃縮液排出)+(温水張込み+エア洗排出)×3〕×
3薬洗工程(2%、60℃芳性ソーダ浸漬90分+冷
水洗+0.5%RT塩酸浸漬5分+冷水洗) (但しエア量は400Nl/hr.m2(膜面積当り)で2
分間実施)。表−2に点検開蓋した時の素子のリ
ーク情況を示す。但しリークが発生したものはそ
の時点で修理してリーク0として再スタートさせ
た。
3000本束ねた中空糸型過素子を55本装置した。
上記装置に装着する素子として実施例1で製造し
た樹脂含浸及びコーテイングされた素子を30本と
樹脂含浸及びコーテイングを施していない素子を
25本収容した。この装置で40゜Bx、60℃でSS成分
含有率(原料を加熱して24時間放置後のSS沈降
物の高さの比)16%のスソモノ糖液(糖成分を結
晶化して過した母液群)を過+薬洗のシーケ
ンスにより90日間連続処理を行つて中空糸束の耐
久性をテストした。過工程〔(糖液過90分+
濃縮液排出)+(温水張込み+エア洗排出)×3〕×
3薬洗工程(2%、60℃芳性ソーダ浸漬90分+冷
水洗+0.5%RT塩酸浸漬5分+冷水洗) (但しエア量は400Nl/hr.m2(膜面積当り)で2
分間実施)。表−2に点検開蓋した時の素子のリ
ーク情況を示す。但しリークが発生したものはそ
の時点で修理してリーク0として再スタートさせ
た。
【表】
(考案の効果)
以上のように本考案は中空糸の樹脂との接着端
部近傍の中空糸の微細孔に樹脂を含浸させ、かつ
その表面を薄い樹脂層で被覆することにより過
あるいは気体もしくは液体による逆洗時の中空糸
の揺動あるいは振動及び中空糸表面に濃縮された
SS成分の中空糸接着部への割り込み現象に基ず
く中空糸の亀裂を完全に防止することができ実用
上極めて有用である。
部近傍の中空糸の微細孔に樹脂を含浸させ、かつ
その表面を薄い樹脂層で被覆することにより過
あるいは気体もしくは液体による逆洗時の中空糸
の揺動あるいは振動及び中空糸表面に濃縮された
SS成分の中空糸接着部への割り込み現象に基ず
く中空糸の亀裂を完全に防止することができ実用
上極めて有用である。
第1図は本考案の中空糸型過素子の断面図で
あり、第2図は上記素子を使用した液体処理装置
の断面図である。 1……中空糸、2……樹脂、3……被覆層、A
……接着端部。
あり、第2図は上記素子を使用した液体処理装置
の断面図である。 1……中空糸、2……樹脂、3……被覆層、A
……接着端部。
Claims (1)
- 一端が閉止し、他端が開口した微細孔構造を有
する多数の中空糸の開口端部を集束して、該集束
端部を樹脂で接着固定した中空糸型過素子であ
つて、該樹脂で接着固定された中空糸束の接着端
部を可撓性の帯状体で囲繞するとともに、該可撓
性の帯状体で囲繞された接着端部近傍の各中空糸
の微細孔内に少くとも曲げ強度が1.3倍となるよ
うに樹脂を含浸させたことを特徴とする中空糸型
過素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990069428U JPH0346833Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990069428U JPH0346833Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0315631U JPH0315631U (ja) | 1991-02-18 |
| JPH0346833Y2 true JPH0346833Y2 (ja) | 1991-10-03 |
Family
ID=31604725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990069428U Expired JPH0346833Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0346833Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3202485A4 (en) * | 2014-09-30 | 2017-08-23 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Hollow fiber membrane module and method for producing same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6688127B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2020-04-28 | 旭化成株式会社 | 中空糸膜モジュール及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493910A (ja) * | 1972-04-25 | 1974-01-14 |
-
1990
- 1990-06-28 JP JP1990069428U patent/JPH0346833Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3202485A4 (en) * | 2014-09-30 | 2017-08-23 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Hollow fiber membrane module and method for producing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0315631U (ja) | 1991-02-18 |
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