JPH0347941B2 - - Google Patents
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- JPH0347941B2 JPH0347941B2 JP60049284A JP4928485A JPH0347941B2 JP H0347941 B2 JPH0347941 B2 JP H0347941B2 JP 60049284 A JP60049284 A JP 60049284A JP 4928485 A JP4928485 A JP 4928485A JP H0347941 B2 JPH0347941 B2 JP H0347941B2
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- Japan
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- sand
- phenolic resin
- mold
- parts
- particle size
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は遠心鋳造法により鋳物を生産するため
に用いられる改良された鋳物砂に関するものであ
る。 〔従来技術〕 遠心鋳造法は、近年多くの改良工夫がなされ、
現在上下水道管、ガス管、ケーブル管、その他の
工業用の各種管類の鋳鉄管にこの方式が用いられ
ている。 遠心鋳造法の基本原理は鋳型を水平方向に回転
しながら、これに熔融金属を注湯して鋳型の回転
により生じる遠心力によつて金属を鋳型壁に押し
つけつつ凝固させる鋳造法である。この方法は、
押湯や湯口が不要なため鋳造歩留りが高い、
熔融金属中の不純物が遠心分離され、欠陥の少な
い鋳物が得られる、中子が不要である、鋳物
の肉厚が均一であるなどの特徴を有する。 遠心鋳造法を鋳型の種類によつて分けると、(1)
砂型と(2)金型及びこれら両者の特長を兼ね備えた
(3)砂金型などがある。砂金型法は従来の砂型法ま
たは金型法に比べ生産性が高く、かつ生産管理が
行ないやすいとされている。この方法は250〜300
℃に加熱した金枠を回転機上で回転させながら細
長い樋を用いてフエノール樹脂を含有するレジン
コーテツドサンドまたはレジンミツクスサンドを
金枠内面に均一に撤布して、3〜6mmの厚さに焼
成したものを鋳型とする。これを別の回転機上に
横たえ回転させ、その中へ挿入した細長い樋の先
端から注湯し、遠心力により管を形成する。 この方法による鋳鉄管は鋳型の厚みが薄いため
に冷却が早く、均一な組織が得られるという長所
を有する反面、従来の鋳物砂では鋳型造型時に鋳
型の表面に軸方向と直角方向に縞模様が発生した
り、あるいは浮き砂現象と言われる充填性の悪い
部分があり、このため鋳込み後製造された鋳鉄管
の表面に縞模様や肌荒れが生じるという欠点があ
つた。 〔発明の目的〕 本発明者らは遠心鋳造法の砂金型法において、
従来の鋳物砂の使用時に発生する鋳型表面の縞模
様や浮き砂現象を解決せんと研究した結果、遠心
鋳造用鋳物砂において、砂の粒度分布の平均粒径
が70μm以上で、かつ350μm以下であり、その粒
度分布の標準偏差が平均粒径の50%以下であるこ
と、また使用される粘結剤がノボラツク型フエノ
ール樹脂またはレゾール型フエノール樹脂あるい
はノボラツク型フエノール樹脂とレゾール型フエ
ノール樹脂の混合樹脂であり、さらに望ましくは
各々の数平均分子量が250〜600である場合に、鋳
型表面の縞模様や浮き砂現象が解消することを見
出した。 〔発明の構成〕 本発明の鋳物砂には珪砂、ジルコンサンド、ク
ロマイトサンド、オリビンサンドのいずれの砂も
使用可能である。 本発明者は、遠心鋳造した鋳型表面の縞模様及
び浮き砂現象について種々検討した結果、砂の粒
度分布との間に密接に相関関係があることを見い
だした。 縞模様については粒度分布の狭いほうが発生し
にくい。鋳物砂が、細長い桶を用いて回転する金
枠表面に散布されたとき、鋳物砂は回転方向につ
いては遠心力により金枠表面に均一な厚みの鋳物
砂の層を形成する。しかし、長さ方向については
粒度分布に応じて、鋳物砂層の厚みが変化する。
この鋳物砂層の厚みの変化が鋳型表面の縞模様と
なる。砂の粒度分布が狭いほど回転方向と長さ方
向における鋳物砂層の厚みの変化が少なく、縞模
様が発生しにくい。 浮き砂現象は造型中に鋳物砂の充填性が乏しい
場合に発生し易い。砂の粒度分布が狭いほど鋳物
砂層の厚みが均一になるものの、鋳物砂の充填性
を向上させるには、砂の平均粒径が限定された狭
い範囲にあることが必要である。 このような縞模様及び浮き砂現象をともに解消
する方法として、砂の粒度分布の平均粒径が70〜
350μmで、粒度分布の標準偏差が平均粒径の50
%以下である砂を使用すれば有効であることを見
いだしたものである。 砂の平均粒径が70μm以下では粒径が全体とし
て小さすぎるので、粒度分布が平均粒径の50%以
下の標準偏差であつても充填性は良くなく、浮き
砂現象を防止できない。また、350μm以上では
粒径が大きすぎて鋳物砂の充填性にムラを生じや
すく、やはり浮き砂現象を生じやすい。 更に、砂の粒度分布については、その標準偏差
が平均粒径の50%を越えると、鋳型表面の縞模様
の発生が多くなる。 遠心鋳造に使用される熱硬化性樹脂は基本的に
はレジンコーテツドサンド等に使用されるフエノ
ール樹脂が好適である。フエノール樹脂は耐熱性
が優れているため、3〜6mm程度の厚みの薄い鋳
型でも破損もなく良好な鋳型特性を示す。 遠心鋳造に使用されるフエノール樹脂につい
て、前記縞模様及び浮き砂現象を解消するため
種々検討した結果、フエノール樹脂の数平均分子
量が250〜600である場合に、フエノール樹脂の溶
融粘度が適当であり、かつ樹脂が均一に分散した
鋳物砂が得られ、前記の縞模様及び浮き砂現象の
防止に極めて有効であることが見いだされた。数
平均分子量が600を越えると、散布された鋳物砂
の表面におけるフエノール樹脂の溶融粘度が高い
ため、鋳物砂の均一分散性が低下し、偏在し易く
なるため均一な鋳型層が形成されにくく、鋳型表
面の縞模様や浮き砂現象が発生し易い。数平均分
子量が250未満の場合、鋳物砂の均一分散性は向
上するものの、遠心力のため鋳型表面と内部にお
けるフエノール樹脂の含有率が異なり、特に、鋳
型表面における樹脂含有率が低下し、浮き砂現象
が発生し易くなる。 本発明のフエノール樹脂の製造時、原料として
使用されるフエノール類は、フエノール、クレゾ
ール、キシレノールなどであるが、レゾルシン、
カテコール、ハイドロキノン、アニリン、尿素、
メラミン、カシユーナツトシエルオイルなどを存
在せしめたものも使用できる。アルデヒド類とし
ては、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、トリ
オキサン、アセトアルデヒドなどから選ばれたア
ルデヒド物質を使用する。さらにフエノール類と
アルデヒド類との反応触媒は、ノボラツク型フエ
ノール樹脂の場合、一般に蓚酸、塩酸、硫酸など
の酸性物質および有機酸金属塩、レゾール型フエ
ノール樹脂の場合、一般にアンモニア、エチルア
ミンなどの第1級アミン、エチレンジアミン、ジ
エチルアミンなどの第2級アミン、トリエタノー
ルアミン、トリエチルアミンなどの第3級アミ
ン、苛性ソーダ、苛性カリウムなどのアルカリ金
属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウムなどをアルカリ土類金属水酸化物などの1種
以上を選んで使用する。 また本発明が採用する鋳物砂は、ドライホツト
コート法、セミホツトコート法、コールドコート
法、粉末溶剤法などによるレジンコーテツドサン
ド、および粉末樹脂を混合したレジンミツクスサ
ンドのいずれの砂も使用可能である。 以下本発明を実施例により説明する。しかし本
発明はこれら実施例によつて限定されるものでは
ない。また各実施例、比較例に記載されている
「部」および「%」はすべて「重量部」を示す。 〔実施例〕 製造例 1 (1) 砂の製造 三河6号珪砂を分級調整して、粒度分布の平
均粒径が148μm、標準偏差が17μmの珪砂を得
た。 (2) フエノール樹脂の製造 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン650部、ついで蓚酸10部を
仕込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達して
から120分間還流反応後、真空下で脱水反応を
行ない釜出しした。常温にて固形で、数平均分
子量が523のノボラツク型フエノール樹脂970部
を得た。 (3) レジンコーテツドサンドの製造 上記の様に調整した珪砂7000部を150℃に加
熱してワールミキサーに仕込んだ。上記のノボ
ラツク型フエノール樹脂210部を添加後、40秒
間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン
31.5部を水105部に溶解した水溶液を添加し、
コーテツドサンドが崩壊するまで混練した。さ
らにステアリン酸カルシウム7部を添加し、30
秒間混合して排砂してエヤレーシヨンを行ない
レジンコーテツドサンドを得た。 実施例 1 290℃に加熱され、60rpmで回転している内径
300mm長さ3000mmの円筒金型内に樋を用いて、製
造例1で得られたレジンコーテツドサンド6Kgを
15秒間で投入した。そのまま60秒間回転を続け遠
心鋳造用鋳型を得た。 製造例 2 (1) 砂の製造 パール5.5号珪砂を分級調整して、粒度分布
の平均粒径が293μm、標準偏差が89μmの珪砂
を得た。 (2) フエノール樹脂の製造 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン1795部、次いで28%アンモ
ニア水160部、50%水酸化ナトリウム水溶液60
部を仕込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達
してから30分間還流反応した後、メチレンビス
ステアリン酸アマイド40部を添加して、真空下
で脱水反応を行ない、釜出し急冷した。常温に
て固形で数平均分子量が285のレゾール型フエ
ノール樹脂1060部を得た。 (3) レジンコーテツドサンドの製造 上記の様に調整した珪砂7000部を140℃に加
熱してワールミキサーに仕込んだ。上記のレゾ
ール型フエノール樹脂245部を添加後、40秒間
混練し、次いで水105部を添加しコーテツドサ
ンドが崩壊するまで混練した。さらにステアリ
ン酸カルシウム7部を添加し、30秒間混合して
排砂してエヤレーシヨンを行ないレジンコーテ
ツドサンドを得た。 実施例 2 製造例2で得られたレジンコーテツドサンドを
使用した以外は実施例1と同様の製造条件にて遠
心鋳造用鋳型を得た。 比較例 1 再生6号珪砂(粒度分布の平均粒径195μm、
標準偏差105μm)7000部を150℃に加熱してワー
ルミキサーに仕込んだ。製造例1のノボラツク型
フエノール樹脂210部を添加後、40秒間混練し、
次いでヘキサメチレンテトラミン31.5部を水105
部に溶解した水溶液を添加し、コーテツドサンド
が崩壊するまで混練した。さらにステアリン酸カ
ルシウム7部を添加し、30秒間混合して排砂して
エヤレーシヨンを行ないレジンコーテツドサンド
を得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 比較例 2 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン800部、ついで蓚酸10部を仕
込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達してから
150分間還流反応後、真空下で脱水反応を行ない
釜出しした。常温にて固形で数平均分子量が635
のノボラツク型フエノール樹脂1020部を得た。製
造例1にて得られた三河6号珪砂分級品7000部を
155℃に加熱してワールミキサーに仕込んだ。上
記のノボラツク型フエノール樹脂210部を添加後
40秒間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン
31.5部を水105部に溶解した水溶液を添加し、コ
ーテツドサンドが崩壊するまで混練した。さらに
ステアリン酸カルシウム7部を添加し、30秒間混
合して排砂してエヤレーシヨンを行ないレジンコ
ーテツドサンドを得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 比較例 3 再生6珪砂(粒度分布の平均粒径195μm、標
準偏差105μm)7000部を150℃に加熱してワール
ミキサーに仕込んだ。比較例2にて得られたノボ
ラツク型フエノール樹脂(数平均分子量635)の
ノボラツク型フエノール樹脂210部を添加後40秒
間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン31.5
部を水105部に溶解した水溶液を添加し、30秒間
混合して排砂してエヤレーシヨンを行ないレジン
コーテツドサンドを得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 実施例1、2、比較例1、2、3における鋳物
砂の特性、鋳物砂中の粘結剤、鋳型の曲げ強度お
よび遠心鋳造法による鋳型について第1表に示
す。 なお試験方法は次の通りである。 平均粒径、標準偏差:東洋インキ製造(株)
「LUZEX−5000」による。 数平均分子量:GPC法による。 曲げ強度:JACT試験法SM−1による。 鋳型の縞模様、浮砂:目視による。 【表】
に用いられる改良された鋳物砂に関するものであ
る。 〔従来技術〕 遠心鋳造法は、近年多くの改良工夫がなされ、
現在上下水道管、ガス管、ケーブル管、その他の
工業用の各種管類の鋳鉄管にこの方式が用いられ
ている。 遠心鋳造法の基本原理は鋳型を水平方向に回転
しながら、これに熔融金属を注湯して鋳型の回転
により生じる遠心力によつて金属を鋳型壁に押し
つけつつ凝固させる鋳造法である。この方法は、
押湯や湯口が不要なため鋳造歩留りが高い、
熔融金属中の不純物が遠心分離され、欠陥の少な
い鋳物が得られる、中子が不要である、鋳物
の肉厚が均一であるなどの特徴を有する。 遠心鋳造法を鋳型の種類によつて分けると、(1)
砂型と(2)金型及びこれら両者の特長を兼ね備えた
(3)砂金型などがある。砂金型法は従来の砂型法ま
たは金型法に比べ生産性が高く、かつ生産管理が
行ないやすいとされている。この方法は250〜300
℃に加熱した金枠を回転機上で回転させながら細
長い樋を用いてフエノール樹脂を含有するレジン
コーテツドサンドまたはレジンミツクスサンドを
金枠内面に均一に撤布して、3〜6mmの厚さに焼
成したものを鋳型とする。これを別の回転機上に
横たえ回転させ、その中へ挿入した細長い樋の先
端から注湯し、遠心力により管を形成する。 この方法による鋳鉄管は鋳型の厚みが薄いため
に冷却が早く、均一な組織が得られるという長所
を有する反面、従来の鋳物砂では鋳型造型時に鋳
型の表面に軸方向と直角方向に縞模様が発生した
り、あるいは浮き砂現象と言われる充填性の悪い
部分があり、このため鋳込み後製造された鋳鉄管
の表面に縞模様や肌荒れが生じるという欠点があ
つた。 〔発明の目的〕 本発明者らは遠心鋳造法の砂金型法において、
従来の鋳物砂の使用時に発生する鋳型表面の縞模
様や浮き砂現象を解決せんと研究した結果、遠心
鋳造用鋳物砂において、砂の粒度分布の平均粒径
が70μm以上で、かつ350μm以下であり、その粒
度分布の標準偏差が平均粒径の50%以下であるこ
と、また使用される粘結剤がノボラツク型フエノ
ール樹脂またはレゾール型フエノール樹脂あるい
はノボラツク型フエノール樹脂とレゾール型フエ
ノール樹脂の混合樹脂であり、さらに望ましくは
各々の数平均分子量が250〜600である場合に、鋳
型表面の縞模様や浮き砂現象が解消することを見
出した。 〔発明の構成〕 本発明の鋳物砂には珪砂、ジルコンサンド、ク
ロマイトサンド、オリビンサンドのいずれの砂も
使用可能である。 本発明者は、遠心鋳造した鋳型表面の縞模様及
び浮き砂現象について種々検討した結果、砂の粒
度分布との間に密接に相関関係があることを見い
だした。 縞模様については粒度分布の狭いほうが発生し
にくい。鋳物砂が、細長い桶を用いて回転する金
枠表面に散布されたとき、鋳物砂は回転方向につ
いては遠心力により金枠表面に均一な厚みの鋳物
砂の層を形成する。しかし、長さ方向については
粒度分布に応じて、鋳物砂層の厚みが変化する。
この鋳物砂層の厚みの変化が鋳型表面の縞模様と
なる。砂の粒度分布が狭いほど回転方向と長さ方
向における鋳物砂層の厚みの変化が少なく、縞模
様が発生しにくい。 浮き砂現象は造型中に鋳物砂の充填性が乏しい
場合に発生し易い。砂の粒度分布が狭いほど鋳物
砂層の厚みが均一になるものの、鋳物砂の充填性
を向上させるには、砂の平均粒径が限定された狭
い範囲にあることが必要である。 このような縞模様及び浮き砂現象をともに解消
する方法として、砂の粒度分布の平均粒径が70〜
350μmで、粒度分布の標準偏差が平均粒径の50
%以下である砂を使用すれば有効であることを見
いだしたものである。 砂の平均粒径が70μm以下では粒径が全体とし
て小さすぎるので、粒度分布が平均粒径の50%以
下の標準偏差であつても充填性は良くなく、浮き
砂現象を防止できない。また、350μm以上では
粒径が大きすぎて鋳物砂の充填性にムラを生じや
すく、やはり浮き砂現象を生じやすい。 更に、砂の粒度分布については、その標準偏差
が平均粒径の50%を越えると、鋳型表面の縞模様
の発生が多くなる。 遠心鋳造に使用される熱硬化性樹脂は基本的に
はレジンコーテツドサンド等に使用されるフエノ
ール樹脂が好適である。フエノール樹脂は耐熱性
が優れているため、3〜6mm程度の厚みの薄い鋳
型でも破損もなく良好な鋳型特性を示す。 遠心鋳造に使用されるフエノール樹脂につい
て、前記縞模様及び浮き砂現象を解消するため
種々検討した結果、フエノール樹脂の数平均分子
量が250〜600である場合に、フエノール樹脂の溶
融粘度が適当であり、かつ樹脂が均一に分散した
鋳物砂が得られ、前記の縞模様及び浮き砂現象の
防止に極めて有効であることが見いだされた。数
平均分子量が600を越えると、散布された鋳物砂
の表面におけるフエノール樹脂の溶融粘度が高い
ため、鋳物砂の均一分散性が低下し、偏在し易く
なるため均一な鋳型層が形成されにくく、鋳型表
面の縞模様や浮き砂現象が発生し易い。数平均分
子量が250未満の場合、鋳物砂の均一分散性は向
上するものの、遠心力のため鋳型表面と内部にお
けるフエノール樹脂の含有率が異なり、特に、鋳
型表面における樹脂含有率が低下し、浮き砂現象
が発生し易くなる。 本発明のフエノール樹脂の製造時、原料として
使用されるフエノール類は、フエノール、クレゾ
ール、キシレノールなどであるが、レゾルシン、
カテコール、ハイドロキノン、アニリン、尿素、
メラミン、カシユーナツトシエルオイルなどを存
在せしめたものも使用できる。アルデヒド類とし
ては、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、トリ
オキサン、アセトアルデヒドなどから選ばれたア
ルデヒド物質を使用する。さらにフエノール類と
アルデヒド類との反応触媒は、ノボラツク型フエ
ノール樹脂の場合、一般に蓚酸、塩酸、硫酸など
の酸性物質および有機酸金属塩、レゾール型フエ
ノール樹脂の場合、一般にアンモニア、エチルア
ミンなどの第1級アミン、エチレンジアミン、ジ
エチルアミンなどの第2級アミン、トリエタノー
ルアミン、トリエチルアミンなどの第3級アミ
ン、苛性ソーダ、苛性カリウムなどのアルカリ金
属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウムなどをアルカリ土類金属水酸化物などの1種
以上を選んで使用する。 また本発明が採用する鋳物砂は、ドライホツト
コート法、セミホツトコート法、コールドコート
法、粉末溶剤法などによるレジンコーテツドサン
ド、および粉末樹脂を混合したレジンミツクスサ
ンドのいずれの砂も使用可能である。 以下本発明を実施例により説明する。しかし本
発明はこれら実施例によつて限定されるものでは
ない。また各実施例、比較例に記載されている
「部」および「%」はすべて「重量部」を示す。 〔実施例〕 製造例 1 (1) 砂の製造 三河6号珪砂を分級調整して、粒度分布の平
均粒径が148μm、標準偏差が17μmの珪砂を得
た。 (2) フエノール樹脂の製造 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン650部、ついで蓚酸10部を
仕込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達して
から120分間還流反応後、真空下で脱水反応を
行ない釜出しした。常温にて固形で、数平均分
子量が523のノボラツク型フエノール樹脂970部
を得た。 (3) レジンコーテツドサンドの製造 上記の様に調整した珪砂7000部を150℃に加
熱してワールミキサーに仕込んだ。上記のノボ
ラツク型フエノール樹脂210部を添加後、40秒
間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン
31.5部を水105部に溶解した水溶液を添加し、
コーテツドサンドが崩壊するまで混練した。さ
らにステアリン酸カルシウム7部を添加し、30
秒間混合して排砂してエヤレーシヨンを行ない
レジンコーテツドサンドを得た。 実施例 1 290℃に加熱され、60rpmで回転している内径
300mm長さ3000mmの円筒金型内に樋を用いて、製
造例1で得られたレジンコーテツドサンド6Kgを
15秒間で投入した。そのまま60秒間回転を続け遠
心鋳造用鋳型を得た。 製造例 2 (1) 砂の製造 パール5.5号珪砂を分級調整して、粒度分布
の平均粒径が293μm、標準偏差が89μmの珪砂
を得た。 (2) フエノール樹脂の製造 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン1795部、次いで28%アンモ
ニア水160部、50%水酸化ナトリウム水溶液60
部を仕込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達
してから30分間還流反応した後、メチレンビス
ステアリン酸アマイド40部を添加して、真空下
で脱水反応を行ない、釜出し急冷した。常温に
て固形で数平均分子量が285のレゾール型フエ
ノール樹脂1060部を得た。 (3) レジンコーテツドサンドの製造 上記の様に調整した珪砂7000部を140℃に加
熱してワールミキサーに仕込んだ。上記のレゾ
ール型フエノール樹脂245部を添加後、40秒間
混練し、次いで水105部を添加しコーテツドサ
ンドが崩壊するまで混練した。さらにステアリ
ン酸カルシウム7部を添加し、30秒間混合して
排砂してエヤレーシヨンを行ないレジンコーテ
ツドサンドを得た。 実施例 2 製造例2で得られたレジンコーテツドサンドを
使用した以外は実施例1と同様の製造条件にて遠
心鋳造用鋳型を得た。 比較例 1 再生6号珪砂(粒度分布の平均粒径195μm、
標準偏差105μm)7000部を150℃に加熱してワー
ルミキサーに仕込んだ。製造例1のノボラツク型
フエノール樹脂210部を添加後、40秒間混練し、
次いでヘキサメチレンテトラミン31.5部を水105
部に溶解した水溶液を添加し、コーテツドサンド
が崩壊するまで混練した。さらにステアリン酸カ
ルシウム7部を添加し、30秒間混合して排砂して
エヤレーシヨンを行ないレジンコーテツドサンド
を得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 比較例 2 冷却器と撹拌器付き反応釜にフエノール1000
部、37%ホルマリン800部、ついで蓚酸10部を仕
込んだ。徐々に昇温し、温度が96℃に達してから
150分間還流反応後、真空下で脱水反応を行ない
釜出しした。常温にて固形で数平均分子量が635
のノボラツク型フエノール樹脂1020部を得た。製
造例1にて得られた三河6号珪砂分級品7000部を
155℃に加熱してワールミキサーに仕込んだ。上
記のノボラツク型フエノール樹脂210部を添加後
40秒間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン
31.5部を水105部に溶解した水溶液を添加し、コ
ーテツドサンドが崩壊するまで混練した。さらに
ステアリン酸カルシウム7部を添加し、30秒間混
合して排砂してエヤレーシヨンを行ないレジンコ
ーテツドサンドを得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 比較例 3 再生6珪砂(粒度分布の平均粒径195μm、標
準偏差105μm)7000部を150℃に加熱してワール
ミキサーに仕込んだ。比較例2にて得られたノボ
ラツク型フエノール樹脂(数平均分子量635)の
ノボラツク型フエノール樹脂210部を添加後40秒
間混練し、次いでヘキサメチレンテトラミン31.5
部を水105部に溶解した水溶液を添加し、30秒間
混合して排砂してエヤレーシヨンを行ないレジン
コーテツドサンドを得た。 このレジンコーテツドサンドを使用した以外は
実施例1と同様の製造条件にて遠心鋳造用鋳型を
得た。 実施例1、2、比較例1、2、3における鋳物
砂の特性、鋳物砂中の粘結剤、鋳型の曲げ強度お
よび遠心鋳造法による鋳型について第1表に示
す。 なお試験方法は次の通りである。 平均粒径、標準偏差:東洋インキ製造(株)
「LUZEX−5000」による。 数平均分子量:GPC法による。 曲げ強度:JACT試験法SM−1による。 鋳型の縞模様、浮砂:目視による。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 砂と粘結剤と添加剤からなる遠心鋳造用鋳物
砂において、砂は粒度分布の平均粒径が70μm〜
350μmで、かつ粒度分布の標準偏差が平均粒径
の50%以下であり、粘結剤はノボラツク型フエノ
ール樹脂またはレゾール型フエノール樹脂あるい
はノボラツク型フエノール樹脂とレゾール型フエ
ノール樹脂の混合樹脂であることを特徴とする遠
心鋳造用鋳物砂。 2 ノボラツク型フエノール樹脂またはレゾール
型フエノール樹脂あるいはノボラツク型フエノー
ル樹脂とレゾール型フエノール樹脂の混合樹脂の
各々の数平均分子量が250〜600である特許請求の
範囲第1項記載の遠心鋳造用鋳物砂。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4928485A JPS61209744A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 遠心鋳造用鋳物砂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4928485A JPS61209744A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 遠心鋳造用鋳物砂 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61209744A JPS61209744A (ja) | 1986-09-18 |
| JPH0347941B2 true JPH0347941B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=12826578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4928485A Granted JPS61209744A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 遠心鋳造用鋳物砂 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61209744A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5886952A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-24 | Aikoo Kk | 溶金属容器用吹込成型内張材組成物 |
| JPS58202944A (ja) * | 1982-05-21 | 1983-11-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 金型の製造方法 |
-
1985
- 1985-03-14 JP JP4928485A patent/JPS61209744A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61209744A (ja) | 1986-09-18 |
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