JPH034985A - 水中混在物の検出・凝集方法 - Google Patents

水中混在物の検出・凝集方法

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JPH034985A
JPH034985A JP13689889A JP13689889A JPH034985A JP H034985 A JPH034985 A JP H034985A JP 13689889 A JP13689889 A JP 13689889A JP 13689889 A JP13689889 A JP 13689889A JP H034985 A JPH034985 A JP H034985A
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silica
water
soluble
alumina
polymerization
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Tsutomu Nishimura
西村 勤
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、各種の汚水・排水、閉鎖系水域水等の浄化、
硬水の軟化等、水中混在vA質を水と分離して除去する
方法に係り、特に水中に熔解したモノマーシリカの重合
・ゲル化現象を利用して、陽イオンや一部の陰イオン等
の熔解物、有機や無機の微粒子、バクテリアその他の浮
M懸濁物(SS)をシリカと結合させ或いは吸着させつ
つシリカをゲル化する仁とにより除去する新規な水中混
在物の抽出・凝集方法に関する。
[従来の技術] 各種の化学工場や鉱業施設等から排出される排水にはか
なりの量の重金属イオンや溶解塩類が含まれている。従
来、これらの汚染物質は薬品を使ってのPH調整や沈澱
生成、晶析、更にはイオン交換や曝気、吸着等様々な方
法で分離除去されている。汚水処理場でも同様な処理が
行なわれることがある。また、硬水の軟水化については
汲み置き沈澱や煮沸沈澱、蒸溜、イオン交換等により行
われている。
一方、生活排水や農業排水、養魚池排水中等に含まれる
リンは富栄養化の原因となるためその除去が急務である
が、一部都市型排水処理施設で薬品で除去される以外は
放置されているのが現状である。また、これらの排水や
湖沼等の閉鎖系水系においては藻やバクテリア、その他
有機、無機の微粒子等が浮遊懸濁している。これらも汚
染源となるがリン同様殆ど放置されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の排水処理技術において吸着剤、凝集
剤、中和剤、酸化剤、還元剤等を使用する場合には、二
次的汚染物質の混入と大量のスラッジの発注があり、こ
れらの処理に要する手間や費用、薬剤費は莫大なものに
なる。
また、水中に混在する極微粒子の抽出凝集は困難を極め
、大量の凝集剤や高分子凝集剤の添加とアルカリ処理が
加えられるが、残留する高分子凝集剤による汚染等も危
惧されている。
しかも、従来凝集剤として用いられている電解物質(主
としてAn◆3)は、熔解イオン類に対してはA/当量
以下(通常その1/2〜1/3程度)L7か凝集させず
、効率が悪い。更に、従来の方法では処理対象毎に薬品
や装置、処理操作の異なるものも多い。また、他の技術
の場合も巨額の設備費やランニングコストを必要とする
。軟水化の場合、蒸溜やイオン交換、煮沸はコスト高に
なるし、長時間沈澱法は低コストではあるが処理が不安
定で時間がかかるうえに、溶解度上限以下での除去はで
きない等の欠点がある。
尚、都市以外での家庭雑排水の処理水や合併処理水及び
農業排水の場合、リンについては低濃度であるし有効な
処理手段もないところから、殆どがそのまま河川や湖沼
に放流されている。しかし、特に農業排水は量が膨大で
あり、リンの全体量は莫大なものとなる。これらの排水
や閉鎖系水系に含まれる有機、無機の微粒子等について
も、同様に殆ど放置されている。都市型汚水排水処理場
でも、生物処理と沈澱分離ではリンは除去できず、コス
トの関係から殆どがそのまま放流されている。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明者はこのような欠点を改良すべく鋭意研
究した結果、熔解シリカが水溶液中でイオン反応により
重合しゲル化する過程において、熔解イオン類や浮遊物
質とシリカが結合或いは吸着する現象に着目して本発明
を完成させたものである。
そして本発明は、熔解シリカがこれら溶解イオン類や浮
遊物質と結合或いは吸着してゲル化することにより汚水
浄化や硬水の軟水化等水中混在物を抽出・凝集して水と
分離させるに際し、多価金属イオンの共存或いはPH調
整により反応を促進させることを要旨とする。また、可
溶性シリカと可溶性アルミナ或いは可溶性鉄を含有する
資材からこれらを強制的に溶出させ、溶出した熔解シリ
力により水中混在物の抽出や凝集をなさしめることを要
旨とする。
シリカ(Si02)は、水中に溶解するとOH−と結合
(SiOH)しているのが常と考えられており、特に熔
解シリカが1100ppを越えるとSi  (OH) 
4の生成が促進されると言われている(The Che
mistry of 5ilicon : Ra1pf
 K、IIer)。
これらの溶解シリカは、ヒドロシルの形で水中に存在し
、他のイオン類と異なる特殊な挙動やイオン反応をする
ことが知られている。即ち、5i(OH)、s  (モ
ノマーシリカ、モノ珪酸、珪酸単量体)は極めて不安定
で縮合し易い性質を持っており、濃度や温度、P Hに
もよるが、順次重合(縮合)して二量体、二量体とポリ
マー化が進み、シロキサン結合によりポリマーシリカ(
ポリシリカ)を形成する。
この反応はイオン反応であり、反応速度はp112〜7
の範囲においてはOH−イオン濃度に比例し、p(12
以下では水素イオン濃度に比例して無水化が進行すると
言われている。更に、一連の珪酸反応はp114〜6近
辺の微酸性域で急速に進行して粒子成長をとげ、粒子集
合とゲル化が同時進行的な形で急速に進行する。そして
、モノマーシリカの濃度が高い場合には全体が寒天のよ
うに固まり、比較的低濃度の場合にはコロイド状に沈澱
する。但し、アルカリ側特にpH9以上では解重合が起
こり、濃度が低いとモノマーシリカに戻るとも言われて
いる。これらのポリマー化やゲル化は、他のイオン、特
に多価金属イオンの存在で促進されることも知られてい
る。
しかし、従来シリカのこのような性質を利用した汚水浄
化等は知られていない。そこで本発明者は、シリカのこ
のような性質を水中混在物の抽出や凝集に利用出来ない
かを、シリカの溶出(熔解)及び重合−ゲル化の面から
様々な実験を行って検討したところ、以下に述べる如く
極めて良好な結果を得た。
まず、高濃度の溶解シリカ含有水について、重合−ゲル
化反応が実際にどの程度のスピードで行なわれるかにつ
いて実験した(実験1)。その結果、重合−ゲル化反応
が急速に進行するとされるPH域(pH4〜6)でさえ
も反応が極めて遅く、実用には供し得ないことが判明し
た。このことは、溶解シリカ含有水中にAI!+3やF
’e″″3以外の金属イオンやリン酸イオンが共存して
いても同じであった(実M3)。但し、熔解シリカ水溶
液がもともと酸性(pH2〜6)の場合は、OH−を添
加することにより重合−ゲル化反応が大きく促進された
(実験2)。
また、熔解シリカ含有水中にAJ+3或いはFe+3を
微量(数ppm程度)でも共存させれば、重合−ゲル化
反応は速やかに進行し、同時に熔解イオン類その他の混
在物の濃度が大きく減少した(実験3)。これは、水中
に熔解したシリカが重合するのと併せてA1+3やF 
e +3と結合したためと考えられる。この場合、5i
OHの生成とH+の生成が行なわれる。即ち、次式■、
■により/l”3やFe+3はシリカと結合してH”を
生成させる。
■(−3tOH)m +Al’= (−3iOH)m−n  ・ (−51O)nA/÷3
+nH”■ (−5iOH)m  +Fe”= (−5i OH) m−n  ・(−5i 0)yIF
 e’ +n H”この反応は、熔解シリカ含有水にA
 J +3或いははFeりが加わることにより急激なP
H低下を来すことからも是認される。これらの反応の内
、熔解シリカ合有水中にへ1″3或いはFe+3が加わ
った場合には、八/+3、Fe”が単純に水酸化物とな
るばかりではなく、シリカと結合した複合沈澱物となる
。この事実は、他の金属イオンとの間にもシリカ結合が
行なわれることを示している。
この放出されたH+は、熔解シリカの重合−ゲル化を急
速に促進する方向(pH4〜6近辺)にPHを動かして
シリカのゲル化を促進させる。その際、水中に含有する
浮遊物質のみならず、水中にある金属陽イオン、P−3
等の陰イオン、Ca*2等のアルカリ土類金属イオンに
ついても抽出・凝集が行なわれる。この場合、PHが下
がり過ぎればOH−を加えて微酸性(pH4〜6近辺)
にすれば、反応がさらに促進されることも判明した(実
験3)しかして、 1、熔解シリカ−金属イオン共存下5、特にAN″″3
或いはFe+3の共存下でのシリカ重合−ゲル化促進P
H域へのコントロールにより、抽出・凝集効果の発現を
高める。
2、更に、上記1.に加えて、熔解シリカ含有の酸性水
(pH2以上)へのOH−供給によるモノマーシリカー
ポリマーシリカーゲル化反応の促進と、それに伴う溶解
イオン類の抽出と水中浮遊物質の凝集効果の発現を高め
る。
ことが可能であり、本発明は金属イオン類、一部陰イオ
ン、アルカリ土類金属イオン特にカルシウムイオン等の
抽出や、浮遊物質(SS)の凝集方法として極めて有効
なものと言える。しかも、従来用いられてきた種々の凝
集剤や吸着剤に無い優れた特性があり、将来の技術とし
て高い評価が与えられる。
次に、上記実験各実験を踏まえ、可溶性シリカの溶出に
関する実験を行なった。これは、可溶性シリカと可溶性
アルミナ(又は可溶性鉄或いはその両者)を共有する資
材を汚水中に浸漬し、物理的に強制溶出を行い、溶出す
るシリカ及びアルミナ(又は鉄或いはその両者)によっ
て、モノマコシリカー重合−粒子成長一集合一ゲル化反
応を起こさせて、汚水中の汚濁物質の抽出・凝集を行わ
せる実験を行ない、その有効性を確認した(実験4、実
験5)。
更に、可溶性シリカ及び可溶性アルミナを共有する資材
を用い化学的に強制溶出して、極めて高濃度の熔解性シ
リカ−溶解性アルミナを含有する溶液を作成した。そし
て、この溶液の少量(比)を汚水中に拡散して、微酸性
領域(特に、p115〜6近辺が好ましい)でシリカ重
合−ゲル化反応を進行させて、汚水中の汚濁物質の抽出
・凝集を行わせる実験を行ない、その有効性を確認した
(実験6)。
尚、本発明において水中混在物とは、Zn、Pb、、A
s等の金属陽イオン、Ca +2等のアルカリ土類金属
イオン、p−3等一部の陰イオン等の溶解イオン類や、
有機、無機の微粒子、バクテリア、藻等の浮遊物質(S
S)を言う。
また、抽出とは熔解イオン類をシリカと結合させて一体
的に重合−ゲル化させることを言い、凝集とは水中の浮
遊物質をシリカに吸着させて一体的に重合−ゲル化させ
ることを言い、これらの結果これらの水中混在物が水と
分離される。
可溶性シリカや可溶性アルミナを共有する資材からこれ
らを強制溶出させる物理的手段とは、機械的衝撃(攪拌
、曝気、水流等)、超音波、磁気或いはこれらの複合を
言い、化学的手段とは塩酸、硫酸等の強酸による溶出を
言う。
本発明において重合−ゲル化反応を促進させる好ましい
P Hの範囲は、3.5〜665、特に反応が急速に起
こる範囲は、/l約添加の場合4〜6、Fe+3添加の
場合はそれより幾分低く3.5〜6程度である。反応液
がこの範囲から逸脱すれば、OH−又はH十を与えて調
整することが好ましい。
また、A 、1 +3やFe+3は熔解シリカ含有水中
に極微量存在しても反応をそれなりに促進させる。
被処理水中の熔解シリカ濃度や溶解イオン類・夾雑物の
濃度、水中混在物の除去の程度等によっては、0.5〜
1 ppm程度でも十分な目的を達する。
。一方、シリカ(Si02)は岩石中に無尽蔵に存在し
、また鉱滓中にも多量に含まれている。しかし、本発明
において用いうるシリカは可溶性のもの、即ちクリスト
バライトやトリジマイトに限られる。石英は、難溶であ
り利用出来ない。これは、石英が極めて安定な構造であ
るのに対し、クリストバライトやトリジマイトが準安定
状態にあることによる。
クリストバライトやトリジマイトを多く含有する岩石(
鉱物)としては、ホウケイ石(クリストバル石)、オパ
ール石、珪石、等がある。また、ゼオライトも幾分クリ
ストバライトを含有している。これらクリストバライト
、トリジマイトやアルミナ珪酸含水塩を主成分とする鉱
物は、その中に可溶性アルミナも含んでおり、そのまま
本発明に用いることができる。これらの鉱物は、水との
接触面積を広くするため破砕して用いるとよい。
また、鉱滓特に肥料用水滓粉(高炉水滓)には、かなり
の量のシリカ(クリストバライト型)やアルミナ(AI
!203)が含まれている。従って、これを強酸で処理
すれば、可溶性シリカ及び可溶性アルミナが極めて高濃
度で溶出する。
尚、本発明で可溶性シリカとは、鉱物等に含まれている
水系で溶出可能なシリカ(Si02)即ちクリストバラ
イトやトリジマイトを言い、溶解シリカとは水中でOH
−と結合したものを言う。
但し、後述する実験結果中での溶解シリカの濃度は、S
iとして測定したものを5i02換算で示したものであ
る。
[作用] 汚水・排水その他熔解イオン頬や浮遊物質を水から分離
除去したい水系中に、モノマーシリカ(熔解シリカ・溶
解珪酸)と、Aβ13、Fe+3又はその両方のイオン
を共存させてモノマーシリカの重合及びゲル化を促進さ
せ、その過程中において熔解イオン類や浮遊物質をシリ
カと結合或いは吸着させて水中混在物の抽出・凝集を行
わせる。OH−を加えて最適PH(pH4〜6程度)に
調整すると、更に反応が良好に促進される。
被処理水中に、可溶性シリカと可溶性アルミナ(又は可
溶性鉄、或いは両者)を含有する資材を浸漬し、物理的
手段を用いて可溶性シリカと可溶性アルミナ(又は可溶
性鉄、或いは両者)を強制溶出させ、該溶出させたモノ
マーシリカの重合及びゲル化を促進させ、その過程中に
おいて熔解イオン類や浮遊物質を熔解シリカと結合或い
は吸着させて水中混在物の抽出・凝集を行わせる。或い
は、該資材から化学的手段(強酸処理)を用いて極めて
高濃度の熔解シリカ−アルミナ(又は鉄、或いは両者)
溶液を作り、これを被処理水中に添加分散させ、該添加
したモノマーシリカの重合及びゲル化を促進させ、その
過程中において熔解イオン類や浮遊物質をシリカと結合
或いは吸着させて水中混在物の抽出・凝集を行わせる。
[実験] 次に、本発明の拠所となる実験の方法及び結果について
詳細に説明する。
実験1    シ1カ 執 の 高濃度の熔解シリカ含有水(Sol、 S i O2と
して1100pp以上)中では、経時的にシリカの重合
−ゲル化が進行する。特に、80℃以上の高温、常圧下
では、この反応が急速に進行する。
本実験では、2つの試料(A、B)について地下(高圧
下)より汲上げた直後、24時間経過後、及び30日経
過後の熔解シリカ濃度(ppm )を測定(原子吸光光
度法)してその挙動を調査した。
測定結果を表−1に示す。また、第1図fatにPHの
変化、第1図(blに熔解シリカ(Sol、S i 0
2 )の変化を夫々示す。
表−1 実験lから明らかなように、経時的に常温下でも・モノ
マーシリカの正合−ゲル化が進行する。但しその速度は
極めて緩慢で、この程度の反応速度ではこれを水処理に
応用することは困難である。
溶解シリカはPH2以上でOH−量に比例する動きをす
ると言われている。ここでは、種類の異なる地熱水のO
H−をHc7!とN a OHを用いてコントロールし
、熔解シリカの動きを調査した(測定は原子吸光光度法
による)。
その結果、第2図に示す如く汲上時のPHが6以下(A
 #1.pH3,9)の場合にはPHの上昇(OH−の
増加)に伴って熔解シリカの量が減少する(即ち重合−
ゲル化が進行する)のに対し、汲上時のP Hが7以上
(B液p87.7 )の場合には逆にPHの上昇に伴っ
て熔解シリカの量が増大している。
このことから、PHが低い即ち酸性水の場合には、OH
−を添加することによりシリカの重合−ゲル化現象を利
用して水中混在物を抽出・凝集することが出来る。しか
し、もともとのPHが高い(7以上)場合にはOH−を
添加しても熔解シリカの量は減少せず、本発明に利用で
きない。
(3−1) 地下熱水中には、シリカ分が大量に熔解していることが
多い。そこで、汲み上げた地下熱水に種々なイオン等を
添加し、熔解シリカの重合−ゲル化に伴って熔解イオン
等が如何なる挙動を示すかを調査した。尚、測定は全て
JIS−に−n法によった。
まず、シリカ濃度830ppmの地下熱水(A)とシリ
カ濃度590ppmの地下熱水(B)を汲み上げ、夫々
にP (50ppm ) 、Zn (10ppm )、
pb(10ppm)及びAs  (toρρIII)相
当量を添加し、供試料(試料液A及び試料液B)とした
尚、各試料液とも、Aj2”3及びFe’は不検出(<
0.1 ppm )であった。また、試料液Aには溶解
カルシウムが271 ppmとSS分(重合5i02微
粒子)が35ppm含まれており、試料液Bには熔解カ
ルシウム16ppmとSS分(重合S i 02微粒子
)が微fM (< ippm )含まれていた。これら
の値は、表−2及び第3図中■の欄に示す。
この試料液を24時間静置したもの(無処理)について
の各測定値(■)は、前記■のものと殆ど変わらなかっ
た。
一方、得られた試料液AにA/’2ppm相当量、試料
液BにFe+32ppm相当量を夫々添加攪拌し、その
まま60分間静置して沈澱の生成と熟成・沈降を行い、
熔解イオン及び浮遊物質の動きを調査した。驚いたこと
に、各試料液はA7!”3或いはFe*3添加後、沈澱
の生成とともに著しいPH低下を示した(測定値■)。
続いて、これらの液にlN−NaOHを滴下してpl+
6.5付近に調整して沈澱生成を行い、60分静置後、
水中イオンの動きを調査した。沈澱はさらに進行した(
測定値■)。また、■に沈澱物中表 −2+al  (
1!”3添)10表 2(bl  (Fe”添加) の各項目の測定値、■に除去率(■に対する■の平均値
の割合)を示す。
以上の実験結果を、表−2(a) (A I!”3添加
の場合)及び表−2(b)(Fe+3添加の場合)、及
び第3図(al〜(C)に示す。第3図(a)は熔解シ
リカと↑・Pの濃度変化、同図fb)はPHと熔解カル
シウム及びZnの濃度の変化、同図(C)はPbとAs
及びSSの濃度変化をそれぞれ示す。
尚、熔解カルシウムは地下熱水中に元々存在したもので
あり、これが熔解シリカの重合−ゲル化に伴って減少し
ていることが判る。通常カルシウムは高いPH領領域し
か沈澱除去されないことから見て、本発明の特異性がよ
く示れている。また本実験によるSSは、重合S i 
O2の微粒子であり、元々地下熱水中に含まれていたも
のが、24時間放置により増加したものである。このS
Sが、A / +3添加により大幅に減少したことが判
る。
上記データの通り、極めて高い抽出・凝集効果を確認し
た。また、A I +3、Feりを添加することにより
、烈しいPH低下を示した。尚、Al”3としてPAC
,、Fe12としてポリ鉄を使用したが、それらにより
供給されるH+zを遥かに越えるP11低下を示した。
更に、大量のシリカゲル沈澱を生成するとともに、水中
陽イオンやp−3を抽出・凝集した。また、OH−供給
により、−層この反応が促進されることを確認した。
(4−1)ホウケイ石溶出処理による直接処理実験(物
理的強制溶出利用)。
品位の異なるホウケイ石を8〜20mm粒程度に整粒し
て実験に供した。
品位の異なる各ホウケイ石を50g秤量して200mt
平型ポリビーカーに入れ、水を加えて十分に吸水させ、
攪拌しても濁りを生じなくなるまで十分に洗浄する。こ
れに、試験水(雑排水4I!+水道水16 l+P−3
10ppm相当量添加)100mlを加えて超音波槽(
50〜25KHz)に入れ、超音波振動を与えて溶出を
行わせた。尚、この試験水の当初のPHは7.37、熔
解シリカ濃度は1゜35ppm、溶解アルミナ濃度は<
0.lppm  (不検出)、T−PJ度はl 1.7
5ppm 、溶解Caは22.2ppm 、 S S成
分としてのバクテリア(大腸菌群)は27 + 000
 n / mlであった。
振動開始・から経時的(30分後、60分後、120分
後及び180分後)に浸漬水をサンプリングし、乾燥N
 o 2濾紙で沈澱を濾別した濾過水について測定を行
い、溶出挙動、脱P、脱Ca、脱SSの挙動を調査した
この比較として、上記各ホウケイ石の内シリカとアルミ
ナの溶出が多い品種(1,4,7,8)について、上記
試験水に16時間浸漬して静置しておいた浸漬水の濾過
水についても同様に溶出挙動、脱P、脱Caの挙動を調
査した。測定結果を夫々表−3(a)及び第4図(a)
〜(C1に示す。尚、第4図(a)は熔解シリカ、同図
(blは熔解アルミナ、同図(C1はT−Pの濃度変化
を示す。また、測定は全てJ I S−に法によった。
実験結果から、超音波溶出によってホウケイ石表 −3
(a)  低時的溶出) から可溶性シリカ、可溶性アルミナの溶出が行なわれ、
経時的にシリカ重合−ゲル化の進行があったことが認め
られる。それと共に、p−3、SS成分が共沈したごと
も認められた。これらの効果は、シリカとアルミナの溶
出量の多いホウケイ石はど高いことも判明した。
また、超音波により溶出が大きく促進されることも併せ
て確認された。
(4−2) 上記各ホウケイ石の内シリカとアルミナの溶出が多いホ
ウケイ石(Nol、4.7.8)について、別途それぞ
れの50gを200gの蒸留水に入れて60分超音波溶
出を行い、全溶解量(熔解量+沈澱量)及び残留熔解量
(5B濾紙で濾過した濾液中の濃度)をそれぞれ分析し
た。
測定結果を、表−3(b)及び第4図(a)〜(C)に
示すが、この場合数に溶出したモノマーシリカが大量に
沈澱物となることを示す。また、ホ゛ウケイ石から溶出
したC a ’もシリカの沈澱に吸着され、大量に水中
より抽出分離されることが判明した。
表 4(b) (再現性:60分溶出) (全溶出量の調布 (再現性:30分溶出) 表−4の試験水は、表、 3−餉ンのものと同し く再現性:120分溶出) (4−3) 超音波溶出を行なった場合の溶出挙動と脱リン挙動を調
査するために、Nol、4.7及び8のホウケイ石と実
験4−1で用いた試験水を同じ割合で用いて、ホウケイ
石毎の脱リン挙動に安定性が見られるまで継続して繰り
返し処理を行なった。
実験結果を、表−4(a) 〜(C1及び第5図fat
 〜(C)に示ず。尚、本実験では繰り返し6回まで行
なったが、4回目以降でその挙動に安定(頃向が見られ
た。
また、本実験では30分(表−4(a)、第5図(a)
)、60分(表−4(b)、第5図(b))及び120
分く表4(C)、第5図(C))の処理時間毎に調査し
たが、何れの水準においても同様の安定1頃向が見られ
た。
試験方法は前記と同様で、濾過水中の熔解シリカ熔解ア
ルミナ、熔解カルシウム(60分溶出と120分溶出の
3回目のみ)、T−P及びPHを測定した。但し30分
溶出ではT−Pのみ測定した。
このように溶出挙動及び抽出・凝集能が安定的に行なわ
れるのは、用いる鉱物が多孔質であり、主成分がクリス
トバライトやトリジマイト、副成分が可溶性アルミナで
あることによる。また、物理的強制溶出手段は、超音波
振動の他磁気共振、機械的攪拌等如何なる方法であって
も可能である。
実験5 その白の     °〜 について(5−1)
  磁気共振を利用した溶出実験1βのビーカーにホウ
ケイ石400g及び蒸溜水400mLLを入れ、これを
330ガウス、150ガウスの強度を持つマクネチソク
スクーラー上に置き、モーターを回転させて水平方向に
平均した磁場を与え、経時的にサンプリングを行い、P
Hを測定した。また、これと並行して磁場を与えない空
実験を行い、磁場共振による強制溶出が有効なことを確
認した。(ホウケイ石粒度は5〜15mm粒を使用した
。) (5−2)  機械的溶出実験 ステンレス金網で作ったドラム(90mmφ×250m
mL)に、ホウケイ石500g(8〜2mm粒)を入れ
、これを100mmφの半円筒状水槽に浸して、I R
/ m i nでゆっくり回転させ、表 5  囲気・機械的溶出) 表 6  @溶出) 経時的にPHを測定して機械的強制溶出の有効性を確認
した。
両実験結果を、表−5及び第6図に示す。本実験におい
て、PHの動きを指標としたのは、以下の理由による。
即ち、ホウケイ石はS i O2を主成分とし、副成分
としてAj!203を持つ。そしてこれらの溶出が起き
ると、先に述べた通り、 (S iOH)m +Ae+3= (−3i OH) m−n  ・(−3i O)r、A
I!+3+n H”の反応によりH+が生成する。よっ
て、溶出−反応の程度に比例して、PHが低下する。
簾 肥料用水滓粉(高炉水滓)を酸溶解して高濃度の熔解シ
リカ−アルミナ溶液を作成し、この少量を生活雑排水に
混合して抽出・凝集効果を確認した。
水滓粉2gを秤取し、20 o mlポリビーカーに移
し入れ、これにH25O4(1: 9) 10011)
化を加えて超音波槽に入れ、熔解する。この場合、若干
の不熔解残渣(石英)があるが、実験にはその上澄液を
用いた。この上澄液成分はpH1,3で、溶解シリカ6
200ppm、熔解アルミナ2550ppm 、熔解カ
ルシウム7300ppmをそれぞれ含有している。
生活排水11をビーカーに取り、上記上澄液(熔解シリ
カ−アルミナ液)2Iルを加え(500倍希釈)、10
分間、60R/分で攪拌し、60分静置して沈澱の熟成
と沈澱を行わせて、水中汚濁物質の抽出・凝集を行わせ
た。また、比較例としてPAC50ppmに相当(上澄
液2m1Ae2Q3に相当)を添加して並行テストした
。実験結果を、表−6及び第7図fan(PH及びT−
P)及び第7図(b) (COD、 T −N及びN 
H4)に示す。
その結果、Al2O3単味(PAC)添加に比較して、
熔解シリカ−アルミナ液添加は、極めて有効であった。
これは、熔解シリカの特殊なイオン反応や七ノマーー重
合−集合−ゲル化と進行するシリカ挙動が、溶解物質の
抽出・凝集に大きく関与することを示している。
但し、熔解シリカ−熔解アルミナ系水溶液は、熔解シリ
カのH+、OH−供与による重合進行の平衡点と見られ
るpH2,0に維持しても、シリカ重合−ゲル化は進行
して凝固に到る。また、pH1,1に調整した場合は無
水シリカの沈降が進行した。
よって、本溶液の長期保存は困難であった。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は溶解シリカを含む水系中
にAI+3、又はFe+3或いはその両者を共存させて
溶解シリカの重合及びゲル化を促進させ、その過程中に
おいて熔解イオン類をシリカと結合させるとともに浮遊
物質をシリカ沈澱に吸着させることにより水と分離する
ものである。また、可溶性シリカや可溶性アルミナ等を
含む資材から物理的或いは化学的手段を用いて溶出させ
た熔解シリカと溶解アルミナ或いは溶解鉄を用いて熔解
シリカの重合−ゲル化をなさしめるものである。
従って、 1、熔解イオン類や浮遊物質を直接結合或いは吸着させ
つつゲル化させるので、−次、二次或いは三次処理の工
程が不要であり、装置や操作が簡単になり、設備費、管
理の手間やコストが大幅に減少する。
2 特に、従来処理困難とされていたリンの除去が確実
に行なわれる。
3、処理可能な対象水は、重金属イオンや溶解塩類を含
む化学工場や鉱業施設からの排水、生活排水や農業排水
、養魚池排水等各種の排水、更には硬水など極めて広範
囲であり、しかも略同様の方法で対処しうるため応用範
囲が広い。
4、用いる資材は、ホウケイ石等の鉱物や高炉水滓等安
価でしかも大量入手可能なものであり、且つ必要成分は
物理的或いは化学的手段で容易確実に溶出できるため、
極めて低コストである。
また、農業排水等大量な被処理水の処理も容易に行える
5、吸着剤、凝集剤、中和剤等を用いる化学処理、、や
生物処理をする必要がないため、二次的汚濁物質が水系
中に混入しない。また、スラッジの発生も少量であり、
これらに要する費用や手間が大幅に削減できる。
6、従来のPAC,ばん上等アルミナ系や鉄系等の凝集
剤の場合と比較して、AI当量、Fe当量をはるかに越
える脱リン現象を生じ、またアルカリ処理では沈澱分離
できない微量の金属イオンを除去したり、微酸性水溶液
中では沈澱しにくいCa+2を沈澱除去したりすること
が可能である。
7、ゲル化したものは、沈澱分離或いは砂濾過等で容易
に水と分離でき、後処理が極めて簡単である。ゲル化物
は二次公害源にならず、場合によってはそのまま土壌改
良剤として用いられるし埋め立ててもよく、後処理の手
間やコストがかからない。
など、優れた利点を多々有する極めて有意義なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は高濃度シリカ含有地熱水のPHの経時変
化を示すグラフ、同図(b)は同じく熔解シリカ濃度の
変化を示すグラフ、第2図は地熱水のPHと熔解シリカ
の溶解度との関係を示すグラフ、第3図(alは地下熱
水にA1°3或いはFeすを加えた場合の熔解シリカと
T−Pの濃度変化、同図fillは同じ<PHとカルシ
ウム及びZnの濃度の変化、同図(C1は同じ<pbと
As及びSSの濃度変化をそれぞれ示すグラフ、第4図
(a)はホウケイ石を浸漬して静置及び超音波振動を賦
与して溶出した熔解シリカの濃度変化、同図fb)は同
じく熔解アルミナの濃度変化、′同図(C1は同じ<T
−Pの濃度変化をそれぞれ示すグラフ、第5図は超音波
で成分を溶出したホウケイ石浸漬水の脱リン挙動の繰り
返し処理のグラフで同図(a)は30分処理、同図(b
lは60分、同図(C)は120分の繰り返し処理を示
し、第6図は磁石共振と機械的衝撃で成分を溶出させた
ホウケイ石浸漬水のPH変化を示すグラフ、第7図Ta
lは高濃度シリカ−アルミナ溶液を被処理水中に拡散し
た場合のp rr及び熔解シリカ濃度の変化を示すグラ
フ、同図山)は同じ<COD、T−N及びNH41度の
変化を示すグラフである。 第1回 (a) (b) 蒸2回 3 4 5 6 7 8 9 10  I+  12n 523− 88 ε 0 α  2 第6回 叢7回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モノマーシリカを含む水系中にAl^+^3及び/
    又はFe^+^3のイオンを共存させてモノマーシリカ
    の重合及びゲル化を促進させ、その過程中において溶解
    イオン類をシリカと結合させるとともに浮遊物質をシリ
    カ沈澱に吸着させることを特徴とする水中混在物の抽出
    ・凝集方法。 2、PHが低下した段階で、OH^−を添加して近中性
    微酸性にして更に重合を促進するものである請求項1記
    載の水中混在物の抽出・凝集方法。 3、モノマーシリカを含む酸性水系中にOH^−を添加
    して微酸性にすることによりモノマーシリカの重合及び
    ゲル化を促進させ、その過程中において熔解イオン類や
    浮遊物質をシリカと結合或いは吸着させることを特徴と
    する水中混在物の抽出・凝集方法。 4、可溶性シリカと可溶性アルミナ及び/又は可溶性鉄
    を含有する資材に水中で物理的手段を用いて可溶性シリ
    カと可溶性アルミナ及び/又は可溶性鉄を強制溶出させ
    、該溶出させたモノマーシリカの重合・ゲル化反応を進
    行させる過程中において溶解イオン類や浮遊物質をシリ
    カと結合或いは吸着させることを特徴とする水中混在物
    の抽出・凝集方法。 5、可溶性シリカと可溶性アルミナ及び/又は可溶性鉄
    を含有する資材から、化学的手段で可溶性シリカと可溶
    性アルミナ及び/又は可溶性鉄を強制溶出させて極めて
    高濃度の溶解シリカ−アルミナ及び/又は鉄含有溶液を
    作成し、該溶液を比較的速やかに水中に拡散し微酸性下
    でモノマーシリカの重合・ゲル化反応を行わせ、水中の
    熔解イオン類や浮遊物質をシリカと結合或いは吸着させ
    ることを特徴とする水中混在物の抽出・凝集方法。
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KR20170061669A (ko) * 2014-09-22 2017-06-05 에프티유 게엠베하 유체 정제 공정
JP2017530861A (ja) * 2014-09-22 2017-10-19 エフテーウー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フォルシュンク ウント テヒニシェ エントビクルンク イム ウムベルトシュツ 流体精製方法

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