JPH03502043A - 高周波電気パルスによる細胞ポレーションと細胞融合用の方法及び装置 - Google Patents
高周波電気パルスによる細胞ポレーションと細胞融合用の方法及び装置Info
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- JPH03502043A JPH03502043A JP63509129A JP50912988A JPH03502043A JP H03502043 A JPH03502043 A JP H03502043A JP 63509129 A JP63509129 A JP 63509129A JP 50912988 A JP50912988 A JP 50912988A JP H03502043 A JPH03502043 A JP H03502043A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
24、前記抗体生成細胞が人間のリンパ球であり、がん細胞が人間の細胞線であ
る請求の範囲第22項に記載の雑種細胞。
25、複数の生体粒子を電極間の異種遺伝子を含育する溶液中に配置し、かつパ
ルス高周数の振動電界を前記電極の間に印加する段階よりなり、異種遺伝子を生
体粒子に挿入する方法。
26、前記パルス高周数が約10KHzからIOMH2の周波数範囲、約10t
tsecから10m5ecのパルス幅範囲、約1から20KV/cmの、(ルス
振幅よりなっており、前記生体粒子が人間の細胞、動物の細胞、植物の細胞、原
形質体、バクテリア、酵母よりなる群から選択される請求の範囲第25項に記載
の方法。
27、請求の範囲第25項により、遺伝子をとトロ状で細胞内に挿入し、この挿
入された遺伝子を有する前記細胞を遺伝子欠陥のある生体内に移植する段階より
なる遺伝子病を治療する方法。
28、生体が人間である請求の範囲第27項に記載の方法。
29、遺伝子が挿入されている細胞が挿入の段階の前に、遺伝子欠陥を有する生
体から摘出される請求の範囲第27項に記載の方法。
30、遺伝子病が鎌状赤血球貧血病であり、該細胞が骨髄幹細胞であり、該遺伝
子が該正常なヘモグロビン遺伝子である請求の範囲第27項に記載の方法。
31、遺伝子屑が血友病、糖尿病、高コレステロール血病、生長病よりなる群か
ら選択され、細胞が骨髄幹細胞、膵臓インシュリン細胞、肝臓細胞、他の人間の
細胞よりなる群から選択され、遺伝子が正常な血液凝固因子■の遺伝子、正常な
インシュリン遺伝子、正常な低濃度脂たんばく質し七ブター遺伝子、成長ホルモ
ン遺伝子よりなる群から選択される請求の範囲第27項に記載の方法。
32、前記細胞が骨髄幹細胞である請求の範囲第27項に記載の方法。
33、液体を保持できる非導電性材料よりなる容器、この容器が前記生体粒子を
取り出すための操作口を有し、前記容器内に相互に等距離に位lした電極、パル
ス高周数電界よりなる電界を印加するための前記電極に取り付けられた強力な発
振器よりなる生体粒子のボレーションと融合のための装置。
34、前記容器が生体粒子を重力により集合せしめることができる形状を有する
請求の範囲第33項に記載の装置。
35、前記高周波がパルス高周波振動電界であり、かつ約10KHzからXOO
MHxの周波数範囲、約1μsecから10m5ecのパルス幅範囲、約IKV
/cmから20に’//cmのパルス振幅範囲よりなっている請求の範囲第33
項に記載の装置。
36、前記発振器がその他に前記生体粒子を融合のために極めて接近させるため
の連続的低出力交流電流を供給する能力を有している請求の範囲第33項に記載
の装置。
37、低出力交流電流が約60Hzから10MILzの周波数範囲、約100V
/ cvnから800V/cmの電界強度よりなっている請求の範囲第36項
に記載の装置。
38、透明な底部を有する容器と、容器内に挿入された電極、前記11極が相互
に等距離にあり、かつ少なくとも10マイクロリツターの細胞が電極に密着する
様式で配置され、高周波の電界を印加するための前記電極に接続した高出力発振
器とよりなり、生体粒子のボレーションと融合とを光学顕微鏡による観察のため
の装置。
39、前記装置を操作するための非導電性材の7)ンドルと、相互に等距離に位
置し、前記ハンドルに取り付けられた電極と、この電極を高出力発振器へ取り付
けるための接続手段とよりなり、生体粒子の細胞ボレーションと融合のための装
置。
40.前記電極が2重螺旋状に非導電性コアの回りに巻き付けられている請求の
範囲第39項に記載の装置。
41、前記電極が分割された形の部分と、前記分割された形の部分を分離するた
めの絶縁空間とより構成されている請求の範囲第39項に記載の装置。
42、前記電極が螺旋、同心環、同心方形、平行板、櫛歯がらみ配列よりなる群
から選択された底面接触の電極である請求の範囲第39項に記載の装置。
43゜前記電極が同軸状で、約0.5から2.0mm離れており、約0.5から
3 cmの長さと、多数の凹部のある培養皿の凹部に入れるために十分に小さい
直径とを有する請求の範囲第39項に記載の装置。
44、高周波発振器の出力をゲート制御するためのゲート回路と高周波発振器の
制御出力から高出力RFパルスを発生するための出力増幅器より構成されている
RFパルス発振器と、交流電界発振器と、RFパルスと交流電界とを切換えるた
めの水銀スイッチとより構成されている高出力発振器。
45、 RF波形とAC波形とを合成し発生するためのデジタルコンピュータと
、このデジタルコンピュータにより形成された波形を高出力波形へ変換するため
の増幅器と、電界を生体粒子に印加するための前記増幅器と接続している電極と
よりなる細胞ボレーションと細胞融合のための装置。
46、情報記憶装置をその他に有する請求の範囲第45項に記載の装置。
明 細 書
30匹ノと名」於
ユ・ パルスによる′ ボレーション7 ム の 法 び
上」1Ωj1引
この発明は、高電力高周波パルス電界の印加による生物細胞のボレーション(p
oration)及び融合の分野に係わる。特に、遺伝子トランスフェクション
、細胞の顕微注射、単クローン性抗体の生成、雑種交配による新しい生物的種の
形成を含む広い多様な領域における細胞の透過及び融合に係わる。
!−−1
細胞ボレーションと細胞融合は、近代生物工学において重要な役割を演じている
。例えば、遺伝子工学において基本的方法の1つは、宿主細胞内に外因性の遺伝
子的物質を誘導することである。遺伝子のこの挿入は、細胞膜を透過して遺伝子
物質を侵入させるか(すなわち遺伝子トランスフェクション)、あるいは要望す
る遺伝子物質を含む細胞で、宿主細胞を融合することにより行なわれる。細胞融
合はまた、単クローン性抗体の生成に重要である。単クローン性抗体の生成過程
では、連続的に分裂するがん細胞で、抗体生成の細胞を融合することが必要であ
る〔ガフレ(Galfre) G、他、ネイチュア誌(Nature) 266
: 550−552 (+977) ; oつ(LO) 、M、M、S。
他、ネイチュア誌(Nature) 3]0 : 794−796 (+984
) :l。その他に、一般に細胞に侵入できない薬剤の投与に非常に有効な方法
の1つに、リポソーム、あるいは、特定の薬剤を予め投与された赤血球ゴースト
により、細胞を融合する方法がある〔シュレーゲル、リーバ−著(Schleg
el & Lieber) +tvフユージEl > (Cell Fusio
n) A、E、ソワーズ編(Sowers)、プレナム プレス(Plenum
Press) (+987) )。
細胞融合の従来技術は、主にウィルス〔ホワイト(White)。
J、池、セル バイオロジー誌(J、CC11Biol、) 、 89 : 6
74−679 (1981) ) 、または、ポリエチレン グリコールのよう
な化学薬品〔ダビットメン(Davidson) R,L、他、ソーマチック
セル ジネスチックス(Somatic Ce1l Genetics) 2
:271−280 (1976) )の作用によるものである。ウィルス誘導及
び化学薬品誘導の融合法には、多くの欠点がある。融合は、収量が非常に低い場
合が多く、一般に0,01%以下であるだけでなく、標準的融合技術もまた、融
合される細胞に重度の副作用を発生する。従って、多くの組織体に対する有効性
はかなり制約される。
電界により細胞融合と細胞ボレーションを誘導する方法が、他に開発されている
〔ボール(Pohl) 、米国特許番号4、476、004 ;ソワーズ(So
wers)米国特許番号4,622,302 ;ショーナー(Schoner)
、米国特許番号4,578,167 ;ノイマン(Neumman) 、 E
、他、ナトウルビッシエンシャフテン(Naturwissenshaften
) 67 : 414−415 (1980) ;ツインメルマン(Zim+
++erman) 、 U、及びニーケン(Nieken) 、J、、メンプレ
イン バイオロジー誌(J、Mambrane Biol、) 67 : 16
5−182(1982) 、ベイン(Bates) G、 W、Jjl、 ’
ttkフユージ′!′(Cell Fusion) 、プレナム プレス(Pl
enum Press) P、367−395 (19117)。これらの電気
融合の基本原理は、細胞にパルス状の強い直流(DC)電界を印加することであ
る。このDC電界は、 DC電源を入力するか、またはコンデンサーを放電する
だけで、一般に発生する。印加DC電界の強さは、数KV/amである。この外
部電界は細胞膜に高い電位を誘起する。膜の電位が十分に高い場合、細胞膜の小
部分に可逆性破壊が起る。
この破壊により、細胞の表面に物理的細孔が形成される。この過程を電気ボレー
ションという。細胞内及び細胞外の物質は、細孔が開いているときには、細孔を
通って交換される。
DC電界が取り去られると、細孔は正常に迅速に再び密閉される。細孔が2つの
隣接した細胞の間に発生した場合、細胞質のブリッジが細孔を経て形成される。
DC電界が消滅すると、その細孔は再び密閉しない。その代りに、その細胞質ブ
リッジは一般に拡大を始め、その結果、2つの細胞は融合する。
このDC電気融合法は、植物の原形質体〔ツインメルマン(Zimmerman
) 、 U、他、バイオケミストリー バイオフイジンクス(Biochem、
Biophys、) ACTA 641 : 160−165 (1981);
ベイン(Bates) 、 G、W、他、+yL= フュージョン(Cell
Fusion) 、プレナム プレス(Plenum Press) P、47
9−496(1987) ] 、血液〔ソワーズ(Sovers) A、E、、
セル バイオロジー誌(J、Ce1l Biol、) 102 : 1358−
1362(1986) :チヤツク(Chang)及びハント(hunt)、
ムの カニズム(る 、シンボジュ ム・ 、バッファロー、ニューヨ
−ク、l”、 26 (19117) : 、’、 i ’、−ジャー (S
teny、er) 、 D、A、及びフライ(Hui) 、 SJ、ソニー1/
イン バ(=にシー誌(J。
Membrane Bi、ol、) 93 : 43−53 (i9.1b+J
; 鴨瘍細胞〔ロウ(Lo)、M、+t、S、他、ネイチュブ(Natur
e) 、 310 : 794−796(1984) ;テンシー(Tess
ie) 、 J、他、サイエンス(Science)216 : 537−53
8 (1982) ;酵母細胞〔ハーフマン(Halfman) 。
ILJ、他、アーチブ(Archiv) 、マイクロバイオロジー(micro
biol、) 、 134: 1−4 (19g3) 〕:分割球及び卵〔クバ
イアック(Kubiac) 、 J、Z、及びジャルコウスギー(Jarkow
ski) 、 A、に、、研究発表、細胞研究(Cell Res、) 157
:561−566 (1985) 、などを含む多くの生物細胞に適切に使用
されているが、この方法の使用に当ってはなおも多くの制約がある。第1に、す
べての種類の細胞が、同じように容易に融合できるものではない。実際に、多種
類の細胞はDCパルスで融合することが非常に困難である。第2に、融合を効果
的に行う因子には、多くの未知のものがある。数種類の細胞の融合は、ある実験
室では適切に行われるが、ほかの実験室ではそうでない。DCパルス法は、周知
の方法よりさらに優れた技術である。第3に、DCパルスを使用して大きさの異
なる細胞を融合することは難かしい。この後者の問題は、外部のDC電界により
誘起された膜の電位が、細胞の直径に比例するので、発生ずる。従って、誘起電
位は、大きい細胞はど高い。
大きさの異なる2種類の細胞を融合するために、外部電界の電界強度を適切に選
択することは、不可能に近い。外部電界が大きい細胞を膜破壊するに適当な強度
である場合には、小さい細胞に臨界の膜電位を誘起するには不十分である。他方
で、小さい細胞に膜破壊を発生するために、外部電界を高めた場合、大きい細胞
内に誘起された高い電位によって、非可逆的膜破壊が起り、細胞を破壊する。
この発明は、前記の問題を解消する細胞ボレーションと細胞融合の改良された方
法を提供するものである。DCパルスを印加して膜破壊を発生する従来の電気融
合法と異なり、この発明は、高周波(RF)電界の1つ以上のパルスを使用して
、細胞を可逆的に透過し細胞破壊を誘起する。高出力RF電界は、電気的に圧縮
状慇にして、細胞膜の振動運動を発生する。細胞膜の透過は、RF[界による電
気的破壊と局部的音数作用とにより行われる。従って、振動電界は、細胞膜を破
壊する場合、DC電界よりも一層効果がある。この新しい方法は、物理的手段(
すなわち、RF@気エネルギー)のみを使用して細胞ボレーションと細胞融合を
誘起するので、生物学的及び化学的汚染はない。この発明によれば、数秒間で結
果が得られ、従来の方法によりさらに高い収量が生成され、生物学的副作用は最
低限に抑えられる。このように、この発明は、完全にして、作用が速く、効果的
に、かつ安全な方法である。
この発明の方法によって可能となった細胞ボレーションと細胞融合の改善された
効率は、医学上の応用において特に重要である。−例として、治療用抗体の生成
がある。人体は通常、動物の抗体に拒否反応を示すので、治療用抗体は人間の細
胞より成る雑種細胞によって生成されなければならない。
しかし、人間の雑種細胞は、従来の方法(DC電界による電気融合を含めて)に
より生成することは非常に難しい、この発明の方法は人間の雑種細胞生成におけ
る効率改善に有用である。この方法の医学応用のほかの例に、遺伝子の治療があ
る。
遺伝子病の多くは、治療遺伝子を−ζ二二五1..Mi■(転)−太で患者の細
胞に挿入し、その細胞を患者の身体に移植することにより治療される。細胞ボレ
ーション(DC電界法を含めて)の従来の方法では、一般に、遺伝子トランスフ
ェクションを行うには多数の細胞(通常、5〜・10百万個の細胞)が必要であ
り、結果として、人体の治療に使用するには適切でない。これと対照的に、この
発明の方法は、細胞を少数で効率よく形質変換できることが立証されており、従
って遺伝子治療に非常に有用である、
呈ユ五1笠
この発明の目的は、細胞のボレーションの方法である。
この発明の他の目的は、細胞融合の方法である。
この発明のさらに池の目的は、細胞のボレーションと融合に使用する装置である
。
この発明のその他の目的は、遺伝子物質を生体細胞内に挿入するための方法であ
る。
この発明のさらに他の目的は、患者に移植される細胞内に治療用遺伝子を挿入す
ることにより、遺伝子病を治療することである。
この発明の他の目的は、RF電界を印加して細胞融合により雑種細胞を形成する
ための方法である。
この発明の他の目的は、単クローン性抗体生成の効率を大きく高める方法である
。
この発明の他の目的は、高電力RFパルスを使用して異なる種から細胞融合によ
り、新しい種を形成することである。
この発明の他の目的は、ボレーション及び/または融合により、化学的及び生物
学的分子を細胞に投入することである。
このように、前記の目的の達成において、この発明の1つの態様に従って、複数
の生体粒子を2個の電極間の溶液内に配置し、粒子をボレーションする電極間に
高電力パルスRF振動電界を印加する手段よりなる生体粒子ボレーションの方法
が提供される。生体粒子は、溶液中の浮遊細胞、もしくは細胞培養において付加
された細胞である。この方法の他の実施態様には、パルスRF電界を印加する前
に、生体粒子を集合させる容器内に、浮遊生物粒子を置くことによって、生体粒
子を融合する方法がある。
その他の方法には、パルスRF振動電界を印加する前後に、低強度(例えば、1
00−400〜’/am)交流(AC)電界を印加して、生体粒子を融合する方
法がある。低強度電界により、粒子は誘電伝導的に動いて、“真珠の鎖゛を形成
する。
生体粒子は、生体細胞(人間、動物、または植物などの細胞)、リポソーム、小
胞、赤血球ゴースト、原形質体、バクテリア、酵母などを含む各種の物質である
7細胞のボレーションと融合に印加されるパルスRF電界は、単一周波数もしく
は混合周波数の振動電界であっても良い。
RF振動電界は、パルス幅が約1μsec〜10m5ec、パルス振幅が最大約
20KV/cmで、周波数範囲が10KHz〜100MHz内にある。好適な実
施態様では、RF振動電界は約0.02〜IOMH2、パルス幅は約20〜20
0μsec、パルス振幅は約20〜l0KV/cmである。
RF電界の波形は、正弦、三角、鋸歯、矩形などの波形とすることができる。
この発明の他の態様は、新しい種を形成する細胞融合、化学物質及び自然または
人工の遺伝子物質の細胞内への投入、雑種細胞の生成である。細胞の種類と物質
を適切に選定することにより、新しい種は、細胞融合により2種類の異なる種の
遺伝子物質の結合、または遺伝子物質の分離もしくは合成によるか、ボレーショ
ンまたは融合により遺伝子物質の細胞内への投入により形成される。雑種細胞は
、連続的に分裂するがん細胞と共に細胞を形成する抗体により生成される。化学
薬品、薬剤、DNA、 RNA、及び他の分子は、標的細胞の融合の前に、小胞
、リポソーム、あるいは赤血球ゴーストを混入することにより細胞内へ投入され
る。
この発明の他の態様は、液体の保持が可能な非導電性材で作られた容器より成り
、生体粒子の取出し口を具えた、生体粒子のボレーション及び融合のための装置
である。装置にはまた、相互に等間隔に位置して容器内に挿入された電極が具え
られている0強力な機能を有する発振器が電極に接続しており、RF電界及び/
または交流電界を発生することができる。
−例では、容器は生体粒子が寄せ集まるような形状となっている。
その他の態様は、ガラス製室よりなり、細胞のボレーションと融合を観測するた
めの光学顕微鏡を具えて使用される、生体粒子のボレーションと融合のための装
置である。
さらに他の態様は、手持ち可能な細胞ボレーションと融合装置である。装置には
ハンドルと等距離に設置された電極が具えられている。電極は側面取付または底
面取付ができ、多様な形状に設計することが可能であり、その形状は、環状。
円形、二重螺旋状、方形、楕円形、同心環状、同心方形、櫛歯がらみ状配列、渦
巻形、平行板状である。
他の目的、特徴、利点は、添付図面に関連して開示するために示された発明の好
適な実施態様についての、以下の説明から明らかになろう。
旦工旦且亙皇双里
この発明は、明細書の一部を構成している添付図面を参照して、以下の明細書を
読むことにより、一層容易に理解される0図面には、この発明の実施態様の諸例
が次のように示されている。
第1図は、重力により細胞が寄せ集まる室を使用しているこの発明の詳細な説明
図である。第1A図はこの装置の平面図であり、第1B図はこの装置の断面図で
あって、融合室を示している。
第2図は、この発明に使用されているRFパルスの諸例のグラフである。第2A
図は単一周波数の対称RFパルス、第2B図は非対称RFパルス、第2C図は多
重周波数のRFパルス、第2D図は異なる周波数が連続しているRFパルス、第
2E図は、低強度のAC電界に続いて高強度RFパルスが発振し、これに低強度
のAC電界が続いている。
第3図は、この発明の詳細な説明図であり、細胞ボレーション及び/または細胞
融合のための大容積の室を示している。
第3A図はこの融合室の平面図であり、第3B図は断面図であって、室内の電極
の配置を示している。
第4図は、光学顕微鏡による観察のための細胞ボレーション及び/または細胞融
合の室の説明図である。第4A図は斜視図であり、第4B図は室の断面図である
。
第5図は、側面接触の形式を採用しており、細胞ボレーションと細胞融合のため
の手持ち可能な装置の説明図である。
第5A図はこの装置の斜視図であり、第5B図は、細胞容器の内側に挿入された
電極の断面図である。
第6図は、側部接触の電極組立の二重螺旋方式設計の説明図である。第6A図は
電極組立の螺旋設計の斜視図を示し、第6B図は同螺旋設計の側面図を示す。
第7図は、側部接触の電極組立の分割された環状設計の説明図である。第7A図
は電極組立の斜視図を示し、第7B図は電極内の電極環の接続を示しており、第
7C図は電極環単体の平面図を示す。
第8図は、細胞ボレーションと細胞融合とのための方形電極組立の説明図である
。第8A図は電極組立の斜視図を示し、第8B図は電極組立内の方形電極の接触
を示している。
第9図は、電極の底部接触の形式を採用した細胞融合と細胞ボレーションとの装
置の説明図である。
第1θ図は、底部接触電極組立の二重渦巻設計の説明図である。第10A図は斜
視図を示し、第10B図は電極の平面図を示す。
第11図は、底部接触電極組立の同心環設計の説明図である。
第11A図は斜視図を示し、第11B図は電極の平面図を示す。
第12図は、底部接触電極組立の各種設計の説明図である。
第12A図は方形渦巻組立の平面図、第12B図は同心方形組立の平面図、第1
2C図は櫛歯がらみ組立の平面図、第12D図は平行板組立の平面図である。
第13図は、RF法を採用した少数の細胞に使用される細胞ボレーションと細胞
融合用プローブの説明図である。金属製電極の外部は、96−凹みの細胞培養皿
の凹みに挿入するように設計されている。第13A図はプローブの斜視図、第1
3B図は断面図、第13C図は電極の部分的斜視図である。
第14図は、誘電伝導用のAC電界と細胞ボレーション及び/または細胞融合の
高強度RFパルスとの発生器を具えた装置の構成図である。
第15図は、RFボレーションの処理後の人間の赤血球の表面を示す電子顕微鏡
写真である。 RF電界が3回、1秒間隔て印加された。細胞は、液体窒素によ
り冷却された(@度90’K)液体フレオン内で急速に凍結された。凍結サンプ
ルは、凍結破面電子顕微鏡により調べられた。倍率x 50.000゜第16図
は、人間の赤血球間の融合を示す蛍光電子顕微鏡写真である。赤血球は、誘電伝
導の作用により、真珠の鎖状に並んでいる。赤血球の約10%には、蛍光顕微鏡
で明るい像を形成する蛍光染料が予め付着された。付着されていない細胞は見る
ことができない。
第16A図は、RFパルスを印加する前に、細胞がどのように見えるかを示して
いる。第16B図は、RFパルス(幅40μsec、300KHz、5KV/c
m)が3回印加されて、4秒後に細胞がどのように見えるかを示している。染料
が付着した細胞の一部は、付着していない隣接の細胞と融合して、蛍光染料がそ
の間に移動している。
第17図は、測定した融合が、3回の電気パルス(4KV/cm、100μ5e
c)により人間の赤血球の間に発生していることを示すグラフである。融合の発
生は、発振局a数により変化することが明らかにされている。
第18図は、パルスRFII界の誘導による魚の腫瘍細胞と黄色素細胞との融合
を示す時系列の光学顕微鏡写真である。第18A図は融合の前であるが、黄色素
細胞(矢印で示す)が誘電伝導により2個の腫瘍細胞と近接している。第18B
図は、RFパルス印加後、2分間経過した写真であり、黄色素細胞はすでに腫瘍
細胞の1つと融合を始めていることを示す。第18C図は、RFパルス印加後、
4分間経過したもので、ズサンソーと腫瘍の細胞は、完全に1つの丸い細胞に結
合していることを示している。
■JLL皮囲−
皮下−説明において、同様な部品は、明細書及び図面の全般に亘って、同一参照
番号で示されている。図面は必ずしも縮尺されたものでなく、この発明の特徴の
いくつかは、大きさで強調されるか、または明確さと簡潔さのために図の形式で
示されている。各種の代替及び修正が、この発明の範囲と精神から逸脱すること
なく、ここに開示されたこの発明について行われることは、当技術に精通した人
にとっては容易に理解されるものである。
1つの実施態様は、第1図に示すように、2個の電極の間の溶液中に生体粒子を
置き、パルス高周波(RF)の振動電界を電極の間に印加する手段よりなり、生
体粒子をボレーションするための方法より構成されている。各種の生体粒子は、
生体細胞、赤血球ゴースト、リポソーム、原形質体、バクテリア、酵母を含めて
使用することができる。生体粒子は、溶液中の浮遊細胞か、あるいは細胞培養器
中の付着細胞とすることができる。
細胞が電界中に置かれた場合、電位が細胞膜に誘起される。
球状の細胞の場合、外部電界により誘起される膜の電位は次式で与えられる。
■m= 1.5rEcosθ (1)ここで、rは細
胞の直径、Eは外部電界の強度、θは外部電界の方向と特定の位置における膜の
標準ベクトルとの角度E+=Vm/d=1.5 (r/d)rEcosθ
(2)ここで、dは膜の厚さである。dはrよりかなり小さいので(d
は約6X10−7cm、rは数ミクロンのオーダ) 、 En+は印加電圧Eの
約1,000倍である。膜内の強い電界は、2つの影響を及ぼす。第1に、電界
は膜内の脂質分子のりん酸塩先頭グループに強い力を加え、分子を電界の方向動
かす傾向がある。第2に、電界は膜を圧迫する。外部電界が振動すると、膜内の
脂質分子はまた振動運動を行う。
この構成において、細胞自体はアンテナとして働き、膜は電気振動を機械振動に
変換するトランジューサである6従って、外部RF電界を印加することにより、
超音波運動を細胞膜内に起すことは可能である。膿の与えられ位置に誘起した電
位は、膜の方向と電界ベクトルとのなす角度の関数であるので、誘起電位は、細
胞の全表面で一様ではない。加えられたエネルギーは、細胞の極に集中する。す
なわち、θ=O″または1801において。外部電界の大きさは、細胞膜を極に
おいて破壊するが、膜の他の部分は破壊はないように十分な超音波処理力を有す
るように、調節することができるので、超音波処理は局部化することができる。
実験の結果、外部より印加されたパルスRF電界によって誘起された膜の局部破
壊は可逆性であることが明らかにされた。すなわち、RF電界により誘発した細
孔は、電界が取り去られると、迅速に(数分以内)再び閉じる。その上、細胞の
大部分は、明らかに正常な状態で存続する。
このような細胞膜の一時的透過化は、細胞のボレーションと言われる。細孔が形
成されるこの期間に、細胞内及び細胞外の物質の交換が短時間に行われる。薬剤
、抗体、遺伝子の切片を含む多くの分子は、通常、細胞膜を透過することはでき
ないが、パルスRF電界により誘起されて一時的に開いた細孔を通って、細胞内
に入ることができる。
この発明の他の実施態様は、細胞を融合するための方法より構成されている。生
体粒子を融合するため、生体粒子は接近し7ていなければならない。細胞が接近
している場合、集合していると言う。2つの選択できる方法が、融合の前に細胞
を集合させるために使用される。1つの方法では、生体粒子が重力により集合す
るような形状の容器が使用される。例えば、容器の底は凹状に製作することがで
きる(第1図2第3図を参照)。これによって、細胞は集合する。細胞膜が、印
加されたRFg界により透過されると、接近して隣接した細胞は、細胞質ブリッ
ジを形成する二とができる。この方法により、細胞が融合する。
この方法に代るものとして、低損幅の連続交流(AC)電界を2個の電極の間に
印加することができる。周渡数は、約6゜f(z 〜約10MHzの範囲にある
。一般に、電舅強度100〜400V/cmが使用される。低振幅のAC電界の
下で、細胞は双極子として働き、電界に平行に並び、この結果、“真珠の鎖”に
見える細胞の長い鎖を形成する。この方法は、誘電伝導〔シュワン(Sehwa
n) 、 H,P、及びシャー(Sher) 、 L、D、、 xレフトロケミ
ストリー ソシエテ誌(J、Electrochem、Soc、116 : 2
2C−26C(1969) ;ボール(Pohl) 、 H,A、他、バイオ
ロジカルフィジックス誌(J、Biol、Phys、) 9 : 67−86
(1981) )と呼ばれている。この真珠の鎖は、通常、約数秒から1分間で
形成される。
この発明には、細胞をポレーション及び/または融合するために、パルスRF電
界が使用されており、パルスDC電界を使用している従来の電気融合法より侵れ
た明確な利点がある。
第1に、RF電界は、DC電界より、エネルギーを細胞膜へ伝達するはるかに高
効率の装置である。この発明は、細胞膜を破壊するため、局部的超音波処理を採
用している。この方法は、単に電気的破壊に依存しているDCパルス方法よりも
、一層効果的である。細胞膜は、熱運動の周波数特性を有する高分子より構成さ
れる。印加された振動電界の周波数が、これらの高分子の固有振動数と一致する
場合、共振状態に達して、エネルギーの転送の効率が非常に高くなる。実際の生
体細胞の場合、共振ピークは非常に広い。パルスRF電界は、対象の細胞に対し
適切な共振周波数を得るために、注意深く変化させることができる。従って、膜
を破壊するには、DC電界を使用する場合より低い電力を必要とするだけであり
、細胞を非可逆的に損傷する危険が少ない。
第2に、この発明は、従来の方法が異なる大きさの細胞を融合する際に遭遇する
諸困難を克服する。細胞膜の電気的破壊を行うために、電界で誘起された膜の電
位は、成る臨界値Vc (一般的にIV)を超えなければならない、このような
破壊は可逆性であり、誘起膜電位がVcより余り高くなければ、膜は、外部電界
が打ち消された後に再び密閉する。細胞は、一般に、このような可逆性破壊の後
でも存続する。これに対し、誘起電位がVCよりかなり高い場合、膜破壊は非可
逆性であり、膜は恒久的に損傷し、可逆的機能状態では存続しない。
第1図より、異なる大きさの細胞が電界内に置かれた場合、誘起された膜電位は
、小さい細胞の場合より大きい細胞の場合の方が高い。膜電位の大きさ依存性に
よって、DC電界を使用して各種の大きさの細胞を融合しようとする時に1つの
問題が起る。2つの細胞AとBが融合されるものとし、細胞Aの直径r、は細胞
Bの直径rbの約2倍と仮定する。細胞Bに可逆性膜破壊を発生させるためには
、印加された外部電界は、1.5Erl、がVcより大きくなるように十分に高
くなければならない。しかし、同一の印加電界では、細胞Aには余りに高いVm
が誘起されて、この細胞にとって損傷となる膜の非可逆性破壊が発生する。従っ
て、著しく大きさの異なる数種の細胞を融合するために、DCパルスを使用する
ことは非常に困難である。
この問題は、パルス高周波電界を印加することにより解決される。印加電界が、
DC電界の代りに高周波振動電界の場合、誘起膜電位の大きさは、周波数の関数
である。式(1)に設定された膜電位は、定常状態の下で誘導されている。誘起
電位は、外部電界の印加により瞬間的に上昇するものではない。
外部電界が静止しているならば、誘起電位は十分な時間を経てVmに到達するで
あろう。この定常状態の膜電位を得るに必要な時間は、緩和時間と呼ばれており
、すなわちτであり、これは次式で表わされる。
1/ r = 1/RmCm+ I/rCm (Ri 十〇、 5Re)
(3)ここで、RmとCmは膜の固有抵抗と固有キャパシタンスであり、
R4とReは細胞内媒質と細胞外媒質の固有抵抗であるCC。
ホルツアフエル(Holzaphel)他、メンブレン バイオロジー# 、
Membrane Biol、 、 67 : 13−26 (19g2)
) 、直径が数ミクロンの細胞に関しては、τは、一般に、1μsec程度であ
る。
大部分の細胞のRmは非常に大きいので、実際の使用に当っては、式(3)は次
のように単純化することができる。
= = r Cm (Ri+0.5Re) (4)従って緩
和時間は、細胞の直径にほぼ比例する。
膜電位の形成には、緩和時間τにより特性化された時間が必要であるので、RF
電界により誘起された膜電位は周波数に依存する。高周波電界が17でより低い
周波数で印加された場合、膜電位は、外部電界に準じて全く問題がない、印加電
圧がVmの場合、細胞は100%応答する。一方、印加高周波電界の周波数が1
/τより大きいならば、膜電位は印加電界の変化に追いつくことはできず、膜電
位の応答は100%より小さい。一般に、RF電界により誘起される最高膜電位
は、次の通りである。
V(ω)=1,5rEcosθ X(Q))(5)ここで、r、E、 θは式
(1)と同じ意味を持ち、ωは角周波数、X(ω)は次のように周波数の関数で
ある。
X(ω)=[1+(ωτ)2)−1/2 (6)ωく1/τの場
合、X(ω)は1(単位)に近い。
ω〉1/τの場合、X(ω)は、周波数が高くなるにつれて。
急速に低下する。
この周波数依存の効果は、異なる大きさの細胞を融合するために使用することが
できる。式(4)から、細胞τは、はぼτに比例する。従って、大きい細胞は長
いτを有する。AとBの細胞を融合するために、周波数ωのパルスRF電界は次
のように印加される。
l/τ1くω〈1/τ、(7)
周波数は1/τbより小さいので、X(ω)は細胞Bの1(単位)に近づき、電
界は小さい細胞に十分な作用を及ぼす。他方、その周波数は、1/τ、より大き
いので、誘起された細胞A内の膜電位は、印加電界の変化に完全には追随できな
い。
すなわち、細胞AのX(ω)は単位より小さい。従って、パルスRF電界におい
て、小さい細胞が感知した擬似電界の作用は、大きい細胞に及ぼされた作用より
大きい、従って、パルスRF電界は印加されて、大きい細胞を非可逆性損傷する
ことなく、小さい細胞の膜に可逆性破壊を誘起する。
生体粒子のボレーション及び/または融合用の装置1001つの実施態様を第1
図に示す。それは、生体粒子19の溶液16を保持するための非導電性容器13
よりなる融合室である。容器には、生体粒子19が重力を受けて電極25の間に
寄せ集まるように、僅かに凹んだ底がある。電極25は、白金または外科用ステ
ンレススチールのような非毒性材で製作され、等距離に位置した1対の金属製線
もしくは金属製帯である。電極は平行な線であるか、またはほとんどどのような
形状もしくは設計とすることができる。容器13には生体粒子19を追加するか
、取り去ることができる操作口28がある。
細胞ボレーションまたは細胞融合を誘起するため、高出力の発振器31が、1対
の電極25により印加される1つまたは多数の強力なRFパルスを発振する。パ
ルスの形状は、第2図に示された諸形状の1つよりなっている。第2A図では、
パルスは単−周波数の対称RF捩振動ある。第2B図において、RFパルスは単
一周波数の非対称正弦波である。第2C図において、 RFハルスは多周波数正
弦波の混合パルス(この例では、2周波数)である、第2D図において、異なる
周波数の交流設計とすることができる。容器13には生体粒子】9を追加するか
、取り去ることができる操作口28がある。
細胞ボレーションまたは細胞融合を誘起するため、高出力の発振器31が、1対
の電極25により印加される1つまたは多数の強力なRFパルスを発振する。パ
ルスの形状は、第2図に示された諸形状の1つよりなっている。第2A図では、
パルスは単一周波数の対称RF捩振動ある。第2B図において、RFパルスは単
一周波数の非対称正弦波である。第2C図において、RFハルスは多周波数正弦
波の混合パルス(この例では。
2周波数)である。第2D図において、異なる周波数の交流正弦波が使用されて
いる。好適な実施態様では、第2B図に示されたパルスが使用されており、その
理由は、印加された電界エネルギーが、細胞のボレーションまたは融合の誘起に
一層効率よく使用することができるからである。好適なRF電界波形は正弦波で
あるが、同一形状を反復する他の波形を使用することができる。例えば、三角波
、矩形波、鋸歯波は、各種細胞の融合もしくはボレーションを行うために、使用
される。
当技術の熟練者は、パルス電界の変数が、各種生体サンプルの特性に適合するた
めに変わるものであることを容易に理解する。パルスの高周渡は、l0KHzか
ら100MHzの全域で変化する。一般に、0.02〜10MHzの程度の値が
、生体細胞のボレーション及び/または融合に使用される。
パルスの幅は、約1μsecから10m5ecまで変化する。好適な実施態様で
は、約20μSetから2m5ecが使用される。
電界強度は、パルス振幅を変化させて制御される。細胞の融合とボレーションに
は、1〜2(IKV/cn+の範囲が採用される。
好適実施態様では、約10KV/cmまでの電界強度のパルスが使用される。
パルスは、単一パルス、連続パルス、あるいは多重連続とすることができる。連
続パルスは、間に間隔を有する多重パルスである。例えば、幅が0.5m5eC
のパルスが0.5secだけ間隔を置いている10個のパルスのつながり。HL
−60細胞の例では、最大融合量は多重パルスを印加することにより増加する。
細胞融合と細胞ボレーションに使用するRFパルスは類似している。主な差異は
、細胞融合の場合、細胞が高強度RFパルスが印加される前に集合すること(非
常に接近して)が必要である。その他に、細胞はRFパルスが印加された後に接
近した状態で維持されなければならない。前記の装置では、細胞を重力により集
合させている。細胞集合の他の一層効率よい方法は誘電伝導であり、この場合、
連続した交流(AC)電界が、強力なRFパルスの印加の前及び/後に電極間に
印加される。この連続AC電界の振幅は、一般に、100〜40QV/Cmであ
る。周波数は、約60Hzから約10MHzである。好適な実施態様では、細胞
融合の間、電極間に加えられた実際の電界は、第2E図に示す波形に似ている。
比較的多量の細胞のボ1/−ジョン及び/または融合用の他の装置が第3図に示
されている。単なる1対の電極の代りに、等距離に配列された電極群25はAC
電界とパルスRF電界とを印加するために使用される。この融合室の底部は平坦
かもしくは僅かに凹んでいる。それは、ガラスまたは無色のプラスチックのよう
な透明な材料で製作されている。この室は細胞融合及び/または細胞ボレーショ
ンの進行が直接に監視できるように、逆さに配置された光学顕微鏡の上方に置か
れる。各種実験条件の結果は設計によって適時に評価できるので、細胞の融合及
び/または細胞のボレーションの最適条件の設定には有用である。
電極は、相互に等距離に維持されている限り、どのような様式にも配列すること
ができる。好適な実施態様では、様式は櫛歯がらみ配列、同心円、2重螺旋など
よりなっている。
細胞ボレーション及び細胞融合用の他の好適な装置lOは、第4図に示されてい
る。この装置10は受容量の細胞浮遊器を使用して光学顕微鏡により観察できる
ように設計されている。
この装置はガラス板340間に挟まれた細胞浮遊器19を有し、約0.3mの厚
さのスペーサ37により分離された2枚のガラス板34より構成されている。実
施態様の]一つでは、カバーが滑るような薄いガラス板が使用されている。電極
25は約0.5mm離れている2本の平行な白金線である。白金線の1i極25
は強力発振器31に接続している6強力発振器はAC電界とパルスRF電界のい
ずれも発振することができる。挿入管41と取出し管44は細胞を挿入し、電極
の間の空間から細胞を取出すために使用される。
細胞ボレーションと細胞融合とに間するこの発明の他の実施態様が第5図に示さ
れている。この装置の目的は、非常に多量の浮遊している生体細胞、原形質体、
バクテリア、酵母などの生体粒子をボレーションあるいは融合することである。
この装置20は使用、維持、清掃を容易にするために設計されている。細胞の浮
遊器は非導電性の同情状容器13内に収納されている。電極組立50は絶縁性ハ
ンドル47へ取り付けられている。浮遊細胞をボレーションまたは融合するため
に、電極組立はハンドル47を操作して細胞容器13の中に下ろされる。
電極25は接続器49により高出力発振器31へ接続される。細胞融合用AC電
界及び細胞ボレーション及び/または細胞融合用強力RFパルスが電極組立50
内の電極25により印加される。
この装置20において、電極組立50は垂直な円筒53であり、金属製電極25
は側面(すなわち、円筒面)に露出している。
円筒は非導電性素材であれば、例えばガラス、プラスチック、テフロンなどどの
ような材料でもよい。電極組立50が細胞容器13の中に下ろされると、浮遊細
胞19は移動して、電極組立50の周囲に浮遊細胞の薄い層を形成する。このよ
うにして、細胞はすべて電極に接近する。電位が電極の間に印加されると、細胞
は電界に露出する。
を極組立50の設計の一例が第6図に示されている。、2個の金属線または帯が
巻きつけられて、2重螺旋状電極25を形成している。螺旋は1個の螺旋が他の
螺旋の間にあることを除いて、螺旋としては同一である。この2個の螺旋は同情
状支持器53に取り付けられている。2個の螺旋の間の間隔は、一定に保持され
ている。従って、電位が2個の金属線間に印加されると、2個の螺旋の間に発生
する電界の大きさはその全長に沿って一様である。
細胞ボレーション及び細胞融合用の電極組立50の他の実施態様が第7図に示さ
れている。ここで、電極組立50は一定の厚さの非導電性絶縁スペーサ53によ
り分離された積み重ね状の金属製環状電極25より構成されている。この環状電
極25は交互に一緒に接続されて2組の電極25を形成している。次に。
それぞれの電極は強力発振器の出力端子へ接続している。この環状電極内には、
取付は部56と線を他の電極25へ通すための中空部59がある。
電極25は円形である必要はなく、どのような形状であっても良い。使用できる
形状には円形、第8図の矩形、楕円形がある。
細胞ボレーション及び細胞融合のさらに他の実施態様が第9図に示されている。
細胞浮遊器19が非導電性容器13に収納されている。電極組立50は電極の位
置を操作するために使用するハンドル47に取り付けられている。前述の装置と
は異なり、この実施態様の電極は電極組立50の底部に露出している。
このように、この装置は培養皿の底に付着した培養細胞をボレーション及び/ま
たは融合するのに特に有用である。 底n接触電極組立50の設計の一例が、第
10図に示されている。
電極組立50は金属帯の2個の渦巻きより構成しており、これは“接地”(−)
と“高圧” (+)の電極25である。2個の渦巻きは各渦巻きの間の間隔が一
定に維持されているように配置されている。等間隔に配置することにより、2個
の電極25の間に印加された電界は電極組立により覆われた全領域に亘って確実
に一様になる。
螺旋設計のほかに、同心環、矩形、櫛歯がらみ配列、または楕円形を含む他の構
造を使用することができる(参照 第11図と第12図)、これら環または形状
は2つのグループに交互に接続している。この環または形状の1つのグループは
。
“接地” (−)端子に接続し、一方、その環または形状は強力発振器の“高圧
” (+)端子へ接続している。環またはその形状の間の間隔は、隣接した環ま
たはその形状の間に発生した電界強度が、全電極組立において一様であるように
接続している。好適な実施態様において、電極の幅は、細胞浮遊器の深さより大
きい。
細胞ボレーション及び細胞融合に関するこの発明のその他の実施態様が第13A
図、第13B図、第13C図に示されている。
プローブ20は少量の細胞浮遊用の細胞融合または遺伝子トランスフェクション
を考慮している。プローブ20は平底面の96−ウェル細胞培養皿、例えばコー
ニング型式25860に合っている。プローブ20には2個の同軸電極25があ
る。内側型wi25 aは無垢の円筒であり、外側電極25bは中空管である。
同軸電極25は各種の導電性材料で製作することができる。好適な実施態様にお
いて、同軸電極25はステンレススチール製である。
同軸電極25は好ましくはテフロンまたはプラスチック製の非導電性絶縁ホルダ
ー54に取り付けられる。
内側電極25aと外側電極25bとの間の空隙は約0.5〜2. Ommの範囲
にある。好適な実施態様では電極25の空隙は0.7mである。このプローブ2
0によって、融合またはボレーションされるべき浮遊細胞の全量は約80μmで
あり、20μm程度の少量の細胞浮遊まで細胞融合または細胞ボレーションを行
うことが可能である。
プローブ20には、好ましくはテフロンの非導電性材料製のハンドル47がある
。保持装置55は外側電極25bを所定の位置に保持する。
この設計にはいくつかの利点がある。細胞融合または細胞ボレーション用の少量
の細胞浮遊の使用を考慮されているほかに、使用が簡単であり、非常にコストが
安くなる効果がある。1個の細胞サンプルをトランスフェクションするために1
キユーベツト(Cuvette)を必要とするたいていの市販の機械と異なり、
このプローブは操作ウェル付の皿を使用して、多くの細胞のサンプルを連続的に
トランスフェクションすることができる。
細胞ボレーションと細胞融合に関するこの発明の他の実施態様が第14図に示さ
れている。この図は誘電伝導用のAC電界と細胞ボレーションと細胞融合用強力
RFパルスのいずれも誘起する強力な発振器の構成図を示している。AC電界と
RF電界との間の切換えは水銀リレーによって行われる。RFパルスは高周波発
振器の出力をゲート制御して発振し、出力が20KWOMOS型FETの出力増
幅器を通る。
または、AC電界とパルスRF電界は所要の電気波をデジタルコンピュータで合
成し、出力増幅器を使用してこの波形を増幡することにより発振することができ
る。この実施態様の場合、プロトコルはコンピュータにより完全に制御されるの
で、切換えすl/−は不要である。このコンピュータ合成の強力発振器にはいく
つかの利点がある。第1に、非常に複雑な波形は各種細胞の融合及び/′または
ボレー・ジョンが最適になるように形成することができる。第2に、強ノj発振
器が1つ以上のプロトコルまたは1Å以上の=1−ザーにより使用される場合、
各プロトコルはデータ記憶装置、例えば磁気ディスケットに記憶される。プロト
コルは敏速に呼び出すことができるので、強ノ〕発振器は手動で変数をすべて再
調整せずに、希望の波形を形成するためにプログラムが作り直される。第3に、
そのコンピュータはデジタルオッシロスコープとして、細胞に印加された実際の
電界を記録することができる。この記録はどのような特別な細胞融合または細胞
ポレーションの実験の恒久記録として、データ記憶装置に保管される。
過電流はそれにより発生する熱的作用とpHの変化のため、細胞に育害である。
電界を印加中に、過電流と発生する作用の発生を避けるために、細胞の浮遊媒質
は一般に低イオン強度の溶液である。非常に低濃度の塩分を含有していることが
好ましい。代表的浮遊媒質は、0゜4mMのMgアセタートとtl、ImMのC
aアセタートよりなる1mMの電解質を含有する。この媒質は緩衝されて、pH
は生理学上の範囲、例えばpH=7.5に維持される。生物学上のために一般に
使用される緩衝剤、例えば、1mM HEPES (N−2ハイドロキシエチル
−ピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸)は細胞ボレーションと細胞融合に
適している。非電解質が添加されて、媒質の浸透性を余分な細胞の体液の浸透度
程度に維持する。好適な実施態様では、サクロース及びマニトールのような比較
的高分子量の細胞の不透過性炭水化物が、浸透性を維持するために使用される。
数種類の細胞に関して、媒質中のイオン強度が僅かに高い場合、融合収量が改善
されるように見える。例えば、人間の赤血球は30mMのNaりん酸塩に容易に
融合する。従って、この方法は、細胞の種類によって、0.1mM〜100mM
の範囲のイオン強度の浮遊媒質が使用される。
細胞ボレー・ジョンと細胞融合に関するこの発明は多様な用途を持っている。
DNA、 RNA、有機化学薬品、無機化学薬品、薬剤、抗体、たんばく質、ホ
ルモン、成長因子、酵素、放射性物質または蛍光物質付分子を含む生物学的活性
物質は、一般に、細胞により容易には取りとげられない。この発明はこれらの生
物学的活性物質を細胞内に転移する有効な方法を提供する。この発明の1つの実
施態様では、細胞は強力なRFパルスを印加することにより、一時的に透過し、
ボレーションされて、生物学的活性物質はそのポレーションの過程で細胞内に入
る。ボレーショ〉・される細胞は生体細胞(動物、人間、植物の細胞を含む)、
原形質体、バクテリア、または酵母である。この発明の他の実施態様では、生物
学的活性物質は、活性物質を事前に付加された他の生体粒子により標的細胞を融
合することにより、その細胞内に挿入される。この種の生体粒にはリポソームと
赤血球ゴーストがあり、これらは標準的浸透衝撃及び透析法により、希望の物質
を容易に付加される〔(シュレーゲル及びリーベル(Schlegel & L
ieber)、土ル フュージョン Ce1l Fusion 、 A、E、ソ
ワーズ(Savers)纂、プレナム プレス(Plenum Press)
(19g?) ) # この標的細胞は生物学的活性物質を受容する細胞であ
ればよく、これには分離された細胞、卵細胞、未発達の細胞、最初のまたは形質
変換した培養細胞、ビトロ、の in vNro 細胞がある。
同様に、生物学的物質は生体細胞から摘出することができる8例えば、ホルモン
、成長因子、酵素、たんばく質、核酸などの多くの分子は膜の障壁を越えること
はできない。この発明のボレーション法を使用して、一時的細孔が細胞膜に生成
される0次に、非透過性分子は細胞内に入る。この方法は生物学的分子を生成す
るために、細胞成長を採用している多種の工業では有用である。この方法により
、細胞を殺す必要はなく、これの分子を摘出することができる。
例 1
異なる遺伝子を標的細胞内へ挿入するRF電気ボレーション法の能率と効率は、
培養された真核繊維状細胞列CO3C03−M6(を使用して調べる。クロラム
フェニコール アセチルトランスフェラーゼ(CAT) DNAは遺伝子の標識
として使用された。バクチクリアのCAT DNAは遺伝子副体の保有生物(p
sV2−CAT)内に挿入された。CAT酵素は乳頭状細胞、例えばM6、の中
に内因的に生成されない。従って、標的細胞に組込まれたCAT遺伝子の量はト
ランスフェクション後に生成したCAT酵素の量を測定することにより調べられ
る。
そのプロトコルは、連続した強力RFパルス10秒間隔で3回印加することであ
った。各連続パルスは5パルスよりなっている(周波数100KHz、電界強度
2.5KV/cm、パルス幅0.5sec)。
この発明のRFボレーションのプロトコルは、遺伝子トランスフェクションの非
常に有効な方法である。遺伝子トランスフェクションの従来の方法、例えば、カ
ルシウムりん酸塩法またはDEAEデキシトラン法では、各トランスフェクショ
ンに対し少なくとも5〜10μgの遺伝子副体DNAが通常必要である。DCパ
ルスを使用した以前の電気ボレーション法では、さらに多量のDNA (一般に
、10〜40μg)が必要であった〔アンスベル(Arisubel)他、カレ
ント プロトカル イン モレキュラー バイオロジー(CurrentPro
tocals in Mo1ecular Bioiogy) 、ジョン ウィ
リー及ソング、 1988〕。この発明のRFボレーション法を使用して、CA
T DNAを僅か0.1μgでM6細胞をトランスフェクションした場合、CA
Tの活動度(25μgのたんばく質あたりアセチル置換76%)は高水準であっ
た。さらに、M6細胞を0.O1μgのCAT DNAでトランスフェクション
した場合、たんばく質25、gあたりアセチル置換】0.6%が観測された。こ
のように、RFボレーション法は遺伝子トランスフェクションの効率が非常に高
いことが明らかである。この改善された効率によって、DNAを製造するに必要
な労力と材料を非常に節減するだけでなく、前にトランスフェクションが困難で
あった細胞のトランスフェクションが可能となる。
RFボレーション法の他の利点は、遺伝子トランスフェクションに必要とされる
細胞が非常に少ないことである。従来の化学的方法とDC電気ポレーション法は
、一般に、1回のトランスフェクションを行うために、2〜10 X 100万
個の細胞が必要である。RF法によってM6細胞は、0.1 x 100万個の
少ない細胞を使用して、非常に効率よ< CAT遺伝子でトランスフェクション
した。さらに、実験は、一層少ない細胞(IXIO’万個)でも使用できること
を示した。最近では、最小細胞数が、CATの分析評価を行うに必要な細胞たん
ばく質の全量に制約されており、トランスフェクションする能力には制約されて
いない(一般に、細胞たんばく質の全量25μgがCAT反応に対し必要である
)。
例 2
RFボレーション法はその特有の能力により、細胞を少量で効率良くトランスフ
ェクションするので、この方法は、遺伝子治療の開発に特に有用である。多くの
病気は、遺伝子の欠陥により起ることが知られている。このような病気は、治療
遺伝子を人間の細胞、例えば骨髄の細胞に挿入し、その後、その細胞を人体に移
植して治療することができる。
例えば、鎌状赤血球貧血の患者は、正常でないヘモグロビンを作り出す欠陥のあ
る遺伝子を持っている。このような遺伝子病を治療するために骨髄の幹細胞が摘
出され、正常なヘモグロビンの遺伝子でトランスフェクションされる。
トランスフェクションされた幹細胞は患者に移植される。
適切な保菌生体により、正常な遺伝子はゲノム内に安定して融和し、患者は正常
なヘモグロビンを作ることができる。
この治療の重要な段階は、骨髄を正常な遺伝子でトランスフェクションすること
である。摘出される幹細胞の数は比較的に少ないので、非常に少数の細胞に適し
ている高効率な遺伝子トランスフェクション法が必要である。RFパルスを使用
したボレーションのこの発明の方法は、特にこの能力を持っている。従って、こ
の方法は、遺伝子治療に対し非常に有用である。
遺伝子治療に対するこの方法の有用性は、鎌状赤血球貧血に限られるものでない
。この方法は多くの遺伝子病を治療するため、正常な遺伝子を人間の細胞に挿入
することに使用できる。他の例には、血友病患者を治療するため、血液凝固因子
■の遺伝子を骨髄の幹細胞内に導入;糖尿病を治療するため、インシュリンの遺
伝子を膵臓細胞群の細胞または他の人間の細胞に導入;高コレステロール血症患
者の血流内のコレステロール濃度を下げるため、人間のLDL(低濃度脂たんば
く質)の受容体の遺伝子を肝臓の細胞または他の人間の細胞内に導入;成長の欠
陥を直すため、人間の成長ホルモンを人間の細胞内に導入などがある。このよう
に、遺伝子病を治療するため、遺伝子を人間の細胞内に挿入する方法を使用する
可能性は限られていない。
例 3
RF電界による電気ボレーションの過程における細胞膜の形態学上の変化
人間の赤血球がRFパルスに露出されて僅か1秒後、赤血球は液体窒素により冷
却された液体フレオンの中で急速に凍結した。細胞膜の構造は、冷凍破面電子顕
微鏡を使用して調べた。第15図に、電子顕微鏡写真が、3回のRFパルス(4
,0OKHz、40μsec幅、5KV/cm電界強度)が印加された後の赤血
球の表面の構造を示している。直径が0.1〜0.3μmの膜の細孔が明確に見
える。細孔は十分に大きく、DNAの大きい部片が細胞外媒質から細胞内へ容易
に拡散できる。このように、印加したRF電界が細胞の表面に大きい孔を誘起す
るという明確な証拠がある。この形態上の証拠は、この発明の方法が細胞外の遺
伝子による細胞のトランスフェクションを行うために膜ポレーションを誘起する
ことに有効であること、をはっきりと示している。
例 4
この発明が、従来のDC電気融合法より優れているという利点を示す一例は、人
間の赤血球の融合に見られた。融合作用は、少数の浮遊細胞の膜を親脂性螢光色
素、例えば、1.1′−ダイヘクサデシル−3,3,3’、3’−テトラメチレ
ンドカーボシアニン塩素酸塩で標識付けをすることにより、分析評価された。細
胞は螢光顕微鏡により観測された。
RFパルスを印加する前は、予め標識付けされた細胞が螢光色の像として見える
だけで、分離した細胞に見えた(第16A図参照)。細胞がパルスP、F電界に
露出された後、標識付けされない細胞は標識付けされた細胞と融合を始め、色素
は標識付けされた細胞から標識付けされない細胞へ次第に移った。その結果、ど
ちらの細胞も標識付けされた状態になった。この融合過程は、RFパルスの印加
に続いて、数分間を要しただけであった。
2種類の細胞融合が、この実験で観測された。すなわち、(1)膜融合、この場
合、螢光色素が標識付けされた細胞から標識付けされない細胞へ転移したが、こ
の2個の細胞はその細胞質を合体していない;(2)細胞質融合、この場合は、
融合している細胞が合体して、単一の大きい細胞を形成する。細胞質融合を経た
細胞の割合は、印加RF電界の発振周波数に強く依存する。各種周波数のRFパ
ルスが印加された後の融合収量は第17図に示されている。融合細胞の最高収量
は印加RF電界が100KHzで振動している時に得られた。
融合収量は周波数があまりに高いか、低い場合、非常に低い量に低下する。印加
電界がRFパルスと同じパルス振幅とパルス幅のDCパルスの形である場合、細
胞質の融合は検出されなかった。これらの結果は、この発明のRFパルス法がD
Cパルス法より細胞融合の誘起にははるかに有効であること、をはっきりと示し
ている。
DC電気融合法より侵れているこの発明の利点の他の例は、人間の赤血球を人間
の白血病の培養細胞列、HL −60、で融合仁る場合である。この2種類の細
胞の融合は、DCパルス法を使用しては得られなかった。この失敗は多分、細胞
の大きさの差によるものであろう、つまり、赤血球はHL−60細胞よりかなり
小さい。しかし、螢光色素による評価分析とこの発明のパルスRF電界を使用し
て、HL−60細胞との赤血球の融合を得ることができた8
例 5
RFパルス法は、雑種細胞を作り出すため、細胞の融合に使用中ることができる
。金魚の顔料細胞(黄色素細胞)は魚の皮の細胞から摘出l−だ腫瘍細胞列と融
合した。黄色素細胞は組込まれた組織化学的標ff1(カロチノイドの小滴)を
持っているので、着色されない腫瘍細胞との融合を分析評価することは比較的に
容易である。第18図は黄色素と皮の腫瘍細胞の融合の連続した段階を示す。第
18図において、細胞は誘電伝導により密着した。RF電極(幅40μ5eC1
周波数400KHz、電界強度3.ov/am)の3パルスが、次に印加された
。2分以内に、2個の細胞の細胞質が合体し始めた(第18B図参照)、4分後
に、細胞は、単一の大きい細胞に完全に合体したく第18C図)。
RFパルス法による雑種細胞形成の重要な用途は、抗体、特に人間の単クローン
性抗体を作ることである。この場合、融合される生体粒子には抗体を作る細胞(
例えば、リンパ球B細胞)と連続的に分裂する細胞(例えば、がん細胞)がある
。選択過程を経て生成された雑種細胞は、特定の単クローン性抗体を作るために
培養することができる。
当技術に熟練した者は、この発明が本来のものの他に、口約を実行し2、前述の
目標と利点を得るに良く適合されるごどを容易に理解するであろう。ここに記載
された装置、方法、手順、技術は、好適な実施態をここに代表するものであり、
模範とするものであって、適用の範囲とするものではない。変更及び他の用途は
、この発明の精神の以内に包含されるか、あるいは、添付請求の範囲に定義され
ている技術の熟練者に管芯されるであろう。
FIG、 15
F/(3,/6
細胞質融合%
1)訃 還 存 報 失
矛
1+、+〜、、、−、、、++、、、、、−+、−PCT/llS lllR1
034R7SA 25321
Claims (46)
- 1.複数の生体粒子を電極の間に配置し、パルス高周波数の振動電界を前記電極 の間に印加する段階よりなる生体粒子のポレーションまたは透過を行うための方 法。
- 2.前記生体粒子が動物の細胞、人間の細胞、植物の細胞、原形質体、バクテリ ア、酵母よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。
- 3.化学薬品または生物的活性分子を生体粒子に注入するために、前記化学薬品 または生物的活性分子がDNA,RNA、抗体、たんぱく質、薬剤、ホルモン、 成長因子、酵素、有機化学薬品、無機化学薬品よりなる群から選択される請求の 範囲第1項に記載の方法。
- 4.生体粒子から分子を摘出するために、前記分子がたんぱく質、核酸、ホルモ ン、成長因子、酵素、他の生物的活性分子よりなる群から選択される請求の範囲 第1項に記載の方法。
- 5.前記パルス高周波電界が約10KHzから100HHzの周波数範囲、約1 μsecから10msecのパルス幅範囲、約1KV/cmから20KV/cm のパルス振幅範囲より構成されている請求の範囲第1項に記載の方法。
- 6.前記パルスが単一パルス、パルス列、多重パルス列よりなる群から選択され る請求の範囲第5項に記載の方法。
- 7.前記パルス高周波の振動電界が約0.02から10MHzの周波数、約20 から2000μsecのパルス幅、2から10KV/cmのパルス振幅より構成 されている請求の範囲第1項に記載の方法。
- 8.前記パルス高周波の振動電界が種々の波形により構成されている請求の範囲 第1項に記載の方法。
- 9.複数の生体粒子を電極の間の溶液中に配置し、前記粒子を極めて接近させて 位置せしめ、パルス高周波の振動電界を前記電極の間に印加することにより前記 生体粒子を融合する段階よりなる生体粒子を融合するための方法。
- 10.前記位置設定段階が浮遊した生体粒子を集合せしめる容器内に前記生体粒 子を配置することよりなっている請求の範囲第9項に記載の方法。
- 11.前記位置設定段階が前記粒子を極めて接近させるため前記電極の間に交流 電界を印加することよりなっている請求の範囲第9項に記載の方法。
- 12.前記交流電界の印加が前記融合段階の前後に起こる請求の範囲第11項に 記載の方法。
- 13.前記生体粒子が、標的細胞と、化学薬品と分子とを細胞内に誘導するため の化学薬品と分子が事前に付加されている粒子とよりなっている請求の範囲第9 項に記載の方法。
- 14.前記化学薬品と分子が事前に付加されている前記粒子が赤血球ゴースト、 リボソーム、小胞、分離した細胞、培養された細胞よりなる群から選択され、か つ前記標的細胞が、動物の細胞、人間の細胞、植物の細胞、バクテリア、酵母よ りなる群から選択される請求の範囲第13項に記載の方法。
- 15.前記化学薬品と分子が抗体、たんぱく質、薬剤、分子プローブ(prob e)、ホルモン、成長因子、DNA,RNA、酵素、有機化学薬品、無機化学薬 品よりなる群から選択される請求の範囲第13項に記載の方法。
- 16.前記生体粒子が少なくとも2種類の異なる種よりなっている請求の範囲第 9項に記載の方法。
- 17.前記生体粒子が抗体を生成する細胞と連続的に分裂するがん細胞よりなっ ている請求の範囲第9項に記載の方法。
- 18.前記生体粒子が過度免疫のネズミの脾臓細胞と骨髄腫細胞よりなついる請 求の範囲第9項に記載の方法。
- 19.前記生体粒子が人間のリンパ球と人間のがん細胞よりなっている請求の範 囲第9項に記載の方法。
- 20.前記生体粒子が少なくとも異なる2種類の細胞よりなついる請求の範囲第 9項に記載の方法。
- 21.複数の生体粒子を電極の間の溶液中に配置し、前記生体粒子が動物の細胞 、人間の細胞、植物の細胞、小胞、赤血球ゴースト、リボソーム、原形質体、バ クテリア、酵母よりなる群から選択され、前記粒子を誘導伝導により極めて接近 させるために、低振幅交流電界を前記電極の間に設け、前記電界が約60Hzか ら約100MHzの周波数範囲と約100から800V/cmの電界強度を有し ており、前記粒子を融合するために、パルスの単一または多重周波数の振動電界 を前記電極の間に印加し、前記高周波振動電界が約10KHzから100MHz の周波数範囲、約1μsecから10msecのパルス幅、約1KV/cmから 20KV/cmのパルス振幅よりなっており、かつ前記粒子を融合のため極めて 接近させるために交流電界を的証電極の間に設け、前電界が約60Hzから約1 0MHzの周波数、約100V/cmから800V/cmの電界強度を有してい る段階よりなり、生体粒子を融合するための方法。
- 22.抗体生成細胞とがん細胞を電極の間の溶液中に浮遊させ、細胞を誘電伝導 的に移動させて、電界が真珠の鎖を形成する交流電界を設け、高出力のパルス高 周波の振動電界を前記電極の間に印加する段階よりなり、物質の組成として、抗 体生成細胞を連続分裂のがん細胞と融合させるための方法により生成された雑種 細胞。
- 23.前記抗体生成細胞が過度免疫のネズミ脾臓細胞であり、がん細胞が骨髄腫 細胞である請求の範囲第22項に記載の雑種細胞。
- 24.前記抗体生成細胞が人間のリンパ球であり、がん細胞が人間の細胞線であ る請求の範囲第22項に記載の雑種細胞。
- 25.複数の生体粒子を電極間の異種遺伝子を含有する溶液中に配置し、かつパ ルス高周波の振動電界を前記電極の間に印加する段階よりなり、異種遺伝子を生 体粒子に挿入する方法。
- 26.前記パルス高周波が約10KHzから10MHzの周波数範囲、約10μ secから10msecのパルス幅範囲、約1から20KV/cmのパルス振幅 よりなっており、前記生体粒子が人間の細胞、動物の細胞、植物の細胞、原形質 体、バクテリア、酵母よりなる群から選択される請求の範囲第25項に記載の方 法。
- 27.請求の範囲第25項により、遺伝子をビトロ状で細胞内に挿入し、この挿 入された遺伝子を有する前記細胞を遺伝子欠陥のある生体内に移植する段階より なる遺伝子病を治療する方法。
- 28.生体が人間である請求の範囲第27項に記載の方法。
- 29.遺伝子が挿入されている細胞が挿入の段階の前に、遺伝子欠陥を有する生 体から摘出される請求の範囲第27項に記載の方法。
- 30.遺伝子病が鎌状赤血球貧血病であり、該細胞が骨髄幹細胞であり、該遺伝 子が該正常なヘモグロビン遺伝子である請求の範囲第27項に記載の方法。
- 31.遺伝子病が血友病、糖尿病、高コレステロール血病、生長病よりなる群か ら選択され、細胞が骨髄幹細胞、膵臓インシュリン細胞、肝臓細胞、他の人間の 細胞よりなる群から選択され、遺伝子が正常な血液凝固因子VIIIの遺伝子、 正常なインシュリン遺伝子、正常な低濃度脂たんぱく質レセプター遺伝子、成長 ホルモン遺伝子よりなる群から選択される請求の範囲第27項に記載の方法。
- 32.前記細胞が骨髄幹細胞である請求の範囲第27項に記載の方法。
- 33.液体を保持できる非導電性材料よりなる容器、この容器が前記生体粒子を 取り出すための操作口を有し、前記容器内に相互に等距離に位置した電極、パル ス高周波電界よりなる電界を印加するための前記電極に取り付けられた強力な発 振器よりなる生体粒子のポレーションと融合のための装置。
- 34.前記容器が生体粒子を重力により集合せしめることができる形状を有する 請求の範囲第33項に記載の装置。
- 35.前記高周波がパルス高周波振動量界であり、かつ約10KHzから100 MHzの周波数範囲、約1μsecから10msecのパルス幅範囲、約1KV /cmから20KV/cmのパルス振幅範囲よりなっている請求の範囲第33項 に記載の装置。
- 36.前記発振器がその他に前記生体粒子を融合のために極めて接近させるため の連続的低出力交流電流を供給する能力を有している請求の範囲第33項に記載 の装置。
- 37.低出力交流電流が約60Hzから10MHzの周波数範囲、約100V/ cmから800V/cmの電界強度よりなっている請求の範囲第36項に記載の 装置。
- 38.透明な底部を有する容器と、容器内に挿入された電極、前記電極が相互に 等距離にあり、かつ少なくとも10マイクロリッターの細胞が電極に密着する様 式で配置され、高周波の電界を印加するための前記電極に接続した高出力発振器 とよりなり、生体粒子のポレーションと融合とを光学顕微鏡による観察のための 装置。
- 39.前記装置を操作するための非導電性材のハンドルと、相互に等距離に位置 し、前記ハンドルに取り付けられた電極と、この電極を高出力発振器へ取り付け るための接続手段とよりなり、生体粒子の細胞ポレーションと融合のための装置 。
- 40.前記電極が2重螺旋状に非導電性コアの回りに巻き付けられている請求の 範囲第39項に記載の装置。
- 41.前記電極が分割された形の部分と、前記分割された形の部分を分離するた めの絶縁空間とより構成されている請求の範囲第39項に記載の装置。
- 42.前記電極が螺旋、同心環、同心方形、平行板、櫛歯がらみ配列よりなる群 から選択された底面接触の電極である請求の範囲第39項に記載の装置。
- 43.前記電極が同軸状で、約0.5から2.0mm離れており、約0.5から 3cmの長さと、多数の凹部のある培養皿の凹部に入れるために十分に小さい直 径とを有する請求の範囲第39項に記載の装置。
- 44.高周波発振器の出力をゲート制御するためのゲート回路と高周波発振器の 制御出力から高出力RFパルスを発生するための出力増幅器より構成されている RFパルス発振器と、交流電界発振器と、RFパルスと交流電界とを切換えるた めの水銀スイッチとより構成されている高出力発振器。
- 45.RF波形とAC波形とを合成し発生するためのデジタルコンピュータと、 このデジタルコンピュータにより形成された波形を高出力波形へ変換するための 増幅器と、電界を生体粒子に印加するための前記増幅器と接続している電極とよ りなる細胞ポレーションと細胞融合のための装置。
- 46.情報記憶装置をその他に有する請求の範囲第45項に記載の装置。
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