JPH0350455Y2 - - Google Patents

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JPH0350455Y2
JPH0350455Y2 JP17903887U JP17903887U JPH0350455Y2 JP H0350455 Y2 JPH0350455 Y2 JP H0350455Y2 JP 17903887 U JP17903887 U JP 17903887U JP 17903887 U JP17903887 U JP 17903887U JP H0350455 Y2 JPH0350455 Y2 JP H0350455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弁の可動素子が固定素子に対して面
接触でスライドすることにより、一定量の液体試
料を輪切り状に採取する試料定量弁に関する。
〔従来の技術〕
本考案が対象とする試料定量弁は、試料分析装
置等に備えつけられ、吸引された液体試料を定量
し、ある一定倍率に希釈し移送するためのもので
ある。従来、この試料定量弁は一つの吸引口を有
し、その吸引口に一つの吸引部を接続して、そこ
からのみ試料の吸引をしていた。しかし近年、試
料の自動供給装置を利用して自動化を図るものも
多くなつて、操作者自らが試料をその吸引部に運
んで吸引させる、いわゆる手動供給用吸引部と、
自動供給装置から自動的に試料をその吸引部に供
給する、いわゆる自動供給用吸引部とを合わせ持
つことが必要となつてきている。このとき、両者
を一つの吸引部で兼用できることが望ましいが、
そのようにできない場合も生じる。例えば、両者
の位置が離れているとか、吸引方法が異なる場合
等である。そこで、試料定量弁の外部に3方切換
え弁を付加して2つの吸引部を接続し、使用する
吸引部に応じて切換え弁を切り換えて、どちらか
の経路を選択する方法が考えられるが、切換え弁
内部の不連続部分により、コンタミネーシヨン
(試料、希釈液間あるいは異なる試料間の相互汚
染)が発生し、吸引した試料の濃度が変化した
り、もしくはその影響を少なくするために試料の
吸引量あるいは洗浄液量を多くする必要がある。
また、試料が血液等のように粘性が高い場合、切
換え弁が動作不良を起こしやすい等の問題があ
る。
そこで、試料定量弁事態に2か所の吸引口を有
し、どちらかの吸引口を選択する機能を包含した
試料定量弁が考えられた。従来の技術として、米
国特許第4507977号に記載されたものがある。
この試料定量弁は、3つの素子をサンドイツチ
状に密着配置させ、真中の素子を両側の素子に対
し一定角度移動をさせることにより試料の吸引・
定量状態と希釈・移送状態の2つの状態を作り出
し、さらに両側の素子の一方に吸引口を2か所設
け、真中の素子の動きとは独立に一定角度移動さ
せることにより、吸引口の選択を可能としている
ものである。
第22図〜第25図にこの従来の試料定量弁の
概略を示す。200は2つの吸引口となる吸引用
通路Q1,Q2を有しそれらの選択のため移動可能
な素子であり、202は試料の吸引・定量状態と
希釈・移送状態の2つの状態を作り出すための移
動可能な素子であり、204は常に静止状態にあ
る素子である。2つの素子200,202がそれ
ぞれ独立に移動可能であるため試料定量弁として
は、4つの状態が発生しうる。
試料を定量するための定量用通路を通路Q11
Q21とする。第1の吸引用通路Q1を使用する場合
は、第1の状態(第22図)にて試料の吸引を行
うことにより、通路Q11,Q21にて定量される。
図中、斜線部は試料を示す。次に素子202が所
定角度移動することにより第2の状態(第23
図)になり、通路Q11が通路Q13,Q10と通じ、通
路Q21が通路Q23,Q20と通じることにより、通路
Q13から希釈液を供給すれば、通路Q11で定量さ
れた試料は通路Q10から希釈液とともに押し出さ
れ移送され、通路Q23から希釈液を供給すれば通
路Q21で定量された試料は、通路Q20から希釈液
とともに押し出され移送される。
第2の吸引用通路Q2を使用する場合には、試
料の定量を同じく通路Q11,Q21で行うようにす
るため、第22図に示す第1の状態から素子20
0が所定角度移動することにより、第3の状態
(第24図)になる。通路Q2から吸引された試料
は、通路Q11,Q21で定量される。次に素子20
2が所定角度移動することにより、第4の状態
(第25図)になり、通路Q11が通路Q13,Q14
通じ、通路Q21が通路Q23,Q20と通じることによ
り、通路Q13から希釈液を供給すれば、通路Q11
で定量された試料は通路Q14から希釈液とともに
押す出しされ移送され、通路Q23から希釈液を供
給すれば、通路Q21で定量された試料は通路Q20
から希釈液とともに押し出され移送される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来の試料定量弁の場合、2つの素子を
独立に移動させなければならず、2つの駆動源が
必要である。このため機構上の組立が複雑にな
り、試料定量弁の動作信頼性の低下を招きやすく
なる。
本考案は、2か所にある吸引口の選択、および
試料の吸引・定量、希釈・移送機能を1つの駆動
源で行うことにより機構上の組立が簡素な試料定
量弁の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の試料定量弁は、1つの素子のみを他の
素子に対して一定距離または一定角度移動させる
ことにより上記目的を達成する。
本考案の試料定量弁は、常に静止状態にある2
つの固定素子10,50と、固定素子の間にはさ
まれ固定素子に対し一定量移動することができる
1つの可動素子30と、固定素子を固定するため
の固定用部材80と、固定素子と可動素子を定め
られた位置に配置し保持するための保持用部材7
0と、固定素子と可動素子を密着させるための密
着用部材60と、可動素子と連結し可動素子を一
定量移動させるための駆動源90とを包含し、固
定素子と可動素子の互いに面接触する面は精密に
平面研磨されており、可動素子30に、同一容積
を有する対をなすn組の定量用通路か設けられ、
該n組の定量用通路はn個の互いに独立な第1の
定量用通路と別のn個の互いに独立な第2の定量
用通路とならなり、2つの固定素子のいずれか一
方もしくは両方に、または一端を一方の固定素子
に他端を他方の固定素子に配して、(n−1)個
の第1の連結用通路が設けられ、2つの固定素子
のいずれか一方もしくは両方に、または一端を一
方の固定素子に他端を他方の固定素子に配して、
(n−1)個の第2の連結用通路が設けられ、2
つの固定素子のいずれか一方または両方に、1つ
の第1の吸引用通路P1と、1つの第2の吸引用
通路P2と、1つの第1の供給用通路P3と、1つ
の第2の供給用通路P4とが設けられ、2つの固
定素子のいずれか一方にまたは両方に、n個から
2n個の範囲内の個数の希釈用通路か設けられ、
2つの固定素子のいずれか一方にまたは両方に、
n個から2n個の範囲内の個数の移送用通路が設
けられ、可動素子30が固定素子10,50に対
して一定量移動することにより、 (a) 第1の吸引用通路P1と第1の供給用通路P3
をそれぞれ両端にして、第1の定量用通路が第
1の連結用通路を交互に介することにより、こ
れら通路が直列につながり一つの通路を形成
し、かつ第2の定量用通路のそれぞれがn個の
希釈用通路のそれぞれと、n個の移送用通路の
それぞれとにはさまれることにより、それぞれ
の通路が直列につながりn個の通路を形成す
る、第1の状態、および (b) 第2の吸引用通路P2と第2の供給用通路P4
をそれぞれ両端にして、第2の定量用通路が第
2の連結用通路を交互に介することにより、こ
れら通路が直列につながり1つの通路を形成
し、かつ第1の定量用通路のそれぞれがn個の
希釈用通路のそれぞれとn個の移送用通路のそ
れぞれとにはさまれることにより、それぞれの
通路が直列につながりn個の通路を形成する、
第2の状態、 を有しており、さらに一方の固定素子10に、こ
の固定素子を貫通する3つの通路18,24,2
6を設け、これらの通路のうち2つの通路18,
24と、固定素子10に貫通して設けられた第1
の供給用通路P3と第2の供給用通路P4をそれぞ
れ接続する2つの中空ループ状の通路16,22
を設け、可動素子30の固定素子10側の表面に
溝状の通路38を設け、可動素子の移動により、
これらの通路がつぎの(a)または(b)のごとく直列に
つながるようにしたことを特徴としている。
(a) 第1の状態にて、第1の供給用通路P3、通
路16、通路18、通路38、通路26。
(b) 第2の状態にて、第2の供給通路P4、通路
22、通路24、通路38、通路26。
本考案の試料定量弁の構成をさらに説明すれ
ば、常に静止状態にある2つの固定素子と、固定
素子の間にはさまれ固定素子に対し一定量(一定
距離または一定角度)移動をすることができる1
つの可動素子と、固定素子を固定するための固定
用部材と、固定素子と可動素子を定められた位置
に配置し保持するための保持用部材と、固定素子
と可動素子を程よく密着させるための密着用部材
と、可動素子し連結し可動素子を一定距離または
一定角度移動させるための駆動源とを包含してい
る。
固定素子と可動素子の互いに面接触する面は、
極めて精密に平面研磨されている。固定素子と可
動素子にはそれぞれ複数の通路が設けられ、可動
素子が固定素子に対して一体距離または一定角度
移動することにより発生する2つの状態と対応し
て、これら複数の通路がそれぞれの状態に固有の
連結状態を形成し、第1の状態と第2の状態が発
生する。次に第1の状態と第2の状態の説明をす
る。
可動素子には、精度良く加工され同一容積を有
する対をなす定量用通路がn組(nは正の整数)
設けられている。n組の定量用通路はn個の互い
に独立な打1の定量用通路と、また別のn個の互
いに独立な第2の定量用通路よりなる。
2つの固定素子のいずれか一方または両方に、
あるいは一端を一方の固定素子に他端を他方の固
定素子に配して、n個の第1の定量用通路を直列
に連結させるための(n−1)個の第1の連結用
通路が設けられ、2つの固定素子のいずれか一方
または両方に、あるいは一端を一方の固定素子に
他端を他方の固定素子に配して、n個の第2の定
量用通路を直列に連結させるための(n−1)個
の第2の連結用通路が設けられ、2つの固定素子
のいずれか一方または両方に、試料吸引時に第1
の吸引口となる1つの第1の吸引用通路と、第2
の吸引口となる1つの第2の吸引用通路と、第1
の吸引用通路から試料を吸引するための陰圧(大
気圧より低い圧力)を供給したり洗浄用希釈液を
供給するための1つの第1の供給用通路と、第2
の吸引用通路から試料を吸引するための陰圧を供
給したり洗浄用希釈液を供給するための1つの第
2の供給用通路とが設けられ、2つの固定素子の
いずれか一方または両方に、試料定量弁外部から
希釈液を供給するためのk個(kはn≦k≦2n
を満足する正の整数)の希釈用通路が設けられ、
2つの固定素子のいずれか一方まはた両方に、第
1の定量用通路もしくは第2の定量用通路で定量
された試料あるいは希釈液をそれぞれ希釈ととも
に試料定量弁外部へ移送するためのk個の移送用
通路が設けられている。
以上の構成にて、本発明の試料定量弁は、 (1) 1つの第1の吸引用通路と1つの第1の供給
用通路をそれぞれ両端にして、n個の第1の定
量用通路が(n−1)個の第1の連結用通路を
交互に介することにより、これら通路が直列に
つながり1つの通路を形成し、かつ、n個の第
2の定量用通路のそれぞれがk個のうちn個の
希釈用通路のそれぞれとk個のうちn個の移送
用通路のそれぞれとにはさまれることにより、
それぞれが直列につながりn組の通路を形成す
る、第1の状態と、 (2) 1つの第2の吸引用通路と1つの第2の供給
用通路をそれぞれ両端にして、n個の第2の定
量用通路が(n−1)個の第2の定量用通路を
交互に介することにより、これら通路が直列に
つながり1つの通路を形成し、かつ、n個の第
1の定量用通路のそれぞれがk個のうちn個の
希釈用通路のそれぞれとk個のうちn個の移送
用通路のそれぞれとにはさまれることにより、
それぞれが直列につながりn組の通路を形成す
る、第3の状態、 以上、第1の状態と第2の状態を有し、さらに
一方の固定素子10に、この固定素子を貫通する
3つの通路18,24,26を設け、これらの通
路のうち2つの通路18,24と、固定素子10
に貫通して設けられた第1の供給用通路P3と第
2の供給用通路P4をそれぞれ接続する2つの中
空ループ状の通路16,22を設け、可動素子3
0の固定素子10側の表面に溝状の通路38を設
け、可動素子の移動により、これらの通路がつぎ
の(a)または(b)のごとく直列につながるように構成
されている。
(a) 第1の状態にて、第1の供給用通路P3、通
路16、通路18、通路38、通路26。
(b) 第2の状態にて、第2の供給用通路P4、通
路22、通路24、通路38、通路26。
〔作用〕
第1の吸引口を使用する場合の作用を説明す
る。
ケース 1−1 第1の状態にて、通路26に陰圧を供給するこ
とにより第1の吸引用通路から、n個の第1の定
量用通路と(n−1)個の第1の連結用通路を交
互に通り、第1の供給用通路に向つて試料が吸引
される。試料はn個の第1の定量用通路に満たさ
れることによりそれぞれ定量される。また、第1
の状態にて、n個の第2の定量用通路のそれぞれ
がk個のうちn個の希釈用通路のそれぞれとk個
のうちn個の移送用通路のそれぞれとにはさま
れ、k個のうちn個の希釈用通路に希釈液を供給
することにより、それぞれk個のうちn個の移送
用通路から、試料定量弁外部へ希釈液のみ移送さ
れる。これをケース1−2で希釈液とともに押し
出される試料の移送場所の洗浄液として用いるこ
とができる。
ケース 1−2 次に、可動素子が一定距離または一定角度移動
することにより、第2の状態になる。n個の第1
の定量用通路のそれぞれがk個のうちn個の希釈
用通路のそれぞれとk個のうちn個の希釈用通路
のそれぞれとにはさまれ、k個のうちn個の希釈
用通路に一定量の希釈液を供給することにより、
n個の第1の定量用通路で定量された試料がそれ
ぞれk個のうちn個の移送用通路から希釈液とと
もに押し出され、試料定量弁外部へ移送される。
ケース 1−3 次に、可動素子が一定距離または一定角度逆移
動することにより、第1の状態に戻る。通路26
に洗浄用希釈液を供給することにより、第1の供
給用通路、第1の連結用通路、第1の吸引用通路
等に残留している試料を第1の吸引用通路から希
釈液とともに押し出し、通路等の洗浄を行う。
第2の吸引口を使用する場合の作用を説明す
る。
ケース 2−1 第2の状態にて、通路26に陰圧を提供するこ
とにより第2の吸引用通路から、n個の第2の定
量用通路と(n−1)個の第2の連結用通路を交
互に通り、第2の供給用通路に向つて試料が吸引
される。試料はn個の第2の定量用通路に満たさ
れることによりそれぞれ定量される。また、第2
の状態にて、n個の第1の定量用通路のそれぞれ
がk個のうちn個の希釈用通路のそれぞれとk個
のうちn個の移送用通路のそれぞれとにはさま
れ、k個のうちn個の希釈用通路に希釈液を供給
するとこによりそれぞれk個のうちn個の移送用
通路から、試料定量弁外部へ希釈液のみ移送され
る。これをケース2−2で希釈液とともに押し出
される試料の移送場所の洗浄液として用いること
ができる。
ケース 2−2 次に、可動素子が一定距離または一定角度逆移
動することにより、第1の状態になる。n個の第
2の定量用通路のそれぞれがk個のうちn個の希
釈用通路のそれぞれとk個のうちn個の移送用通
路のそれぞれとにはさまれ、k個のうちn個の希
釈用通路に一定量の希釈液を供給することによ
り、n個の第2の定量用通路で定量された試料が
それぞれk個のうちn個の移送用通路から希釈液
とともに押し出され、試料定量弁外部から移送さ
れる。
ケース 2−3 次に、可動素子が一定距離または一定角度移動
することにより、第2の状態に戻る。通路26に
洗浄用希釈液を供給することにより、第2の供給
用通路、第2の連結用通路、第2の吸引用通路等
に残留している試料を第2の吸引用通路から希釈
液とともに押し出し、通路等の洗浄を行う。
(実施例〕 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
詳細に説明する。ただしこの実施例に記載されて
いる構成機器の形状、その相対配置などは、とく
に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のもではなく、単なる説
明例にすぎない。
第14図、第15図に本考案の試料定量弁の一
実施例の概略図が示されている。第14図は第1
の状態、第15図は第2の状態を示している。こ
の試料定量弁を用いた流体回路シテスムは、可動
素子に4組の対をなす定量用通路を有することに
より、一度の試料吸引操作で同時に4種類の希釈
試料を作製することができるものである。なお、
〔問題点を解決するための手段〕、〔作用〕で示し
た、通路の個数に関する変数は、この実施例にお
いては、n=4、k=n=4である。
構成を説明すれば、可動素子30には4組の対
をなす同一容積の定量用通路P11とP12,P21
P22,P31とP32,P41とP42が設けられており、対
をなす2つの通路はこの実施例の場合、可動素子
30の移動距離または移動角度と同一距離または
同一角度だけ離れて配置されている。通路P11
P21,P31,P41は互いに異なりうる容積を持った
独立な第1の定量用通路であり、通路P12,P22
P32,P42は同じく第2の定量用通路である。固定
素子10には、第1の吸引用通路P1と、第2の
吸引用通路P2と、第1の供給用通路P3と、第2
の供給用通路P4と、移送用通路P10,P20,P30
P40と、固定素子10の可動素子30側の表面に
溝状の第1の連結用通路P53、第2の連結用通路
P54とが設けられている。固定素子50には、希
釈用通路P13,P23,P33,P43と、固定素子50の
可動素子30側の表面に溝状の第1の連結用通路
P51、第2の連結用通路P52と、固定素子50の外
部にまで延びた中空ループ状の第1の連結用通路
P55、第2の連結用通路P56が設けられている。通
路P55は通路56,57,58からなり、通路P56
は通路62,63,64からなる。
以上の通路は、第14図に示す第1の状態のと
き、通路P1とP11、P11とP51,P51とP21,P21
P53,P53とP31,P31とP55,P55とP41,P41、P3
P10とP12,P12とP13,P20とP22,P22とP23,P30
P32,P32とP33,P40とP42,P54,P42とP43がそれ
ぞれ互いに通じており、通路P2,P52,P56,P4
いずれも可動素子に設けられた通路とは通じてい
ない。
また、第15図に示す第2の状態のとき、通路
P2とP12,P12とP52,P52とP22,P22とP54,P54
P32,P32とP56,P56とP42,P42とP4,P10とP11
P11とP13,P20とP21,P21とP23,P30とP31,P31
P33,P40とP41,P41とP43がそれぞれ互いに通じ
ており、通路P1,P51,P53,P55,P3はいずれも
可動素子に設けられた通路とは通じていない。
さらに、固定素子10に通路16,18,2
2,24,26,28が、可動素子30に通路3
8,42,44が、固定素子50に通路66が、
設けられている。
通路42,44は可動素子30の移動距離また
は移動角度と同一距離または同一角度だけ離れた
対をなす通路である。固定素子10の通路28お
よび固定素子50の通路66は、第14図に示す
第1の状態の時通路42と通じ、第15図に示す
第2の状態の時通路44と通じる通路である。通
路28,42,44,66は試料定量弁としての
試料の吸引・定量あるいは希釈・移送の機能とは
直接関係なく、第14図に示す第1の状態の時、
通路28、42、66が直列した通路を形成し、
第15図に示す第2の状態の時、通路28,4
4,66が直列した通路を形成することを利用し
て、試料定量弁が正しく第1の上体にあるか、あ
るいはまた正しく第2の状態にあるかどうかを、
試料定量弁外部から棒を差し込んだり目視により
容易に確認することができるように付加されたも
のである。通路18,24,26は、通路18と
26、通路24と26がそれぞれ可動素子30の
移動距離または移動角度と同一距離または同一角
度だけ離れて位置する通路である。通路38は可
動素子30の固定素子10側表面に設けられた溝
状の通路であり、第14図に示す第1の状態の
時、通路18と26を連結させ、第15図に示す
第2の状態の時、通路24,26を連結させるた
めの通路である。
この試料定量弁の外部には、流体回路システム
を構成するために、試料の吸引・排出を行うため
のシリンジユニツトC5と、それと通路26を接
続するための配管105と、一定量の希釈液の文
注を行うためのシリンジユニツトC1,C2,C3
C4と、それらの希釈用通路P13,P23,P33,P43
それぞれ接続するための配管113,123,1
33,143と、希釈液を貯蔵しておくための希
釈液チヤンバC6と、それとシリンジユニツトC1
C2,C3,C4をそれぞれ接続するための配管と、
一定量の希釈液とともに押し出された試料を受け
るための試料チヤンバユニツトC11,C12,C13
C14とそれらと移送用通路P10,P20,P30,P40
それぞれ接続するための配管110,120,1
30,140と、排液を貯蔵するための排液チヤ
ンバC15と、それと試料チヤンバユニツトC11
C12,C13,C14をそれぞれ接続するための配管と、
第1の吸引用通路P1に接続される配管101と、
一端に針状の細管102aを接続し他端が第2の
吸引用通路P2に接続される配管102よりなる。
配管101、細管102a、配管102は、試料
の吸引部となる。
通路16,18,22,24,26,38を設
ける目的について説明する。
まず、試料の吸引方法について第20図および
第21図に基づいて説明する。例えば、中に試料
152の入つた開封された試料容器150から試
料を吸引させる場合には、第20図に示すように
配管101の端を試料152の中に浸して配管1
01から吸引させる。また、密封栓154により
密封された状態のまま試料容器150内の試料1
52を吸引させる場合には、第21図に示すよう
に針状の細管102aで密封栓154を突き刺し
て、細管102aの端が試料152にの中に浸る
ようにして吸引させる。
また試料を吸引する方法として、吸引部の先端
部に空気層を設けて、通路内に先行する希釈液と
試料を遮断しながら吸引を行う方法がある。すな
わち、希釈液、空気層、試料の順に直列に並べて
通路内を移動させる。こうすれば、試料、希釈液
間のコンタミネーシヨンを少なくでき吸引に必要
な試料の量を少なくすることができる。なお、試
料吸引動作の完了時点において空気層と試料との
堺界面は、通路16もしくは22にまで達する。
したがつて吸引部の配管101もしくは細管10
2aから通路P3もしくはP4までの通路は試料で
満たされる。ところで、吸引のための各通路、配
管の内径が小さいときに粘性の高い試料を吸引さ
せると、流体抵抗か著しく高くなり、空気層が引
き伸ばされて吸引に時間的遅れが発生する。つま
り、シリンジユニツトC5が停止した後も、引き
伸ばされた空気層が元の容積に戻るまで試料は吸
引されることになる。この時間的遅れは空気層の
容積が大きい程、あるいは流体抵抗が大きい程、
大きくなる。よって、試料の吸引量が少なく、流
体抵抗が著しく高く、吸引に許されている時間が
限られている、という条件下において、空気層の
容積が大きいと試料が供給用通路P3あるいはP4
にまで達せず、試料定量弁にて正しく定量できな
い事態が発生しやすくなる。
通路16,18,22,24,26,38を設
けず、通路P3、P4にそれぞれ配管103,10
4を接続し、さらにそれらを配管105に接続し
た場合、上記の条件下で試料を吸引させると、空
気層は引き伸ばされながら移動し、配管103あ
るいは104まで達する。空気層が元の容積に戻
っていない状態で可動素子30が移動して通路が
切り換わると、空気層は吸引時とは異なる吸引部
である開放端の配管101あるいは細管102a
と直列につながり、引き伸ばされた空気層が大気
圧に戻ろうとして、その吸引部から空気を吸い込
む。このことが重なると、その吸引部の空気層の
容積がしだいに大きくなり、次にこの吸引部から
試料を吸引させる場合には、正しく吸引できない
という不都合が発生しやすくなる。
そこで、先の条件下においても空気層の容積の
増大が発生しないように、通路16,18,2
2,24,26,38を設けた。
次に、その作用を説明する。第14図に示す第
1の状態にて配管101から試料を吸引する場
合、吸引後空気層が通路16に存在するように配
管等の長さを設定しておく。第15図に示す第2
の状態の通路が切り換わると、通路16は細管1
02aの通路とは遮断されるので、細管102a
から空気を吸い込むことはない。また、第2の状
態にて細管102aから試料を吸引する場合、吸
引後空気層が通路22に存在するように配管等の
長さを設定しておく。第14図に示す第1の状態
に通路が切り換わると、通路22は配管101の
通路とは遮断されるので、配管101から空気を
吸い込むことはない。よつていずれの場合にも、
先の条件下においても空気層の増大が起こらず、
正しい吸引ができる。
また、通路16,18,22,24,26,3
8を設ける代りに、試料定量弁外部に可動素子3
0の移動と同期して切り換わる3方切換弁を設
け、第1の状態ではシリンジユニツトC5と通路
P3が通じ、第2の状態の時のシリンジユニツト
C5と通路P4が通じ、試料吸引後空気層がそれぞ
れ、3方切換弁と通路P3の間、3方切換弁と通
路P4の間に存在するように配管すれば、同等の
効果を得ることができる。ただし、使用する3方
切換弁は、弁切り換え時に弁対の移動により液の
吐き出し、吸い込みが発生しないものである必要
がある。
次に、この試料定量弁の作用を流体回路システ
ムの作用をまじえながら説明する。
第1の吸引用通路P1から試料を吸引する場合。
ケース 1−1 第14図に示す第1の状態において、シリンジ
ユニツトC5が試料吸引モードになり、配管10
1から試料を所定量吸引する。試料は、配管10
1、通路P1,P11,P51,P21,P53,P31,P55
P41,P3,16の順で吸引され、第1の定量用通
路P11,P21,P31,P41に満たされることにより定
量される。
また、シリンジユニツトC1,C2,C3,C4、が
排出モードになり、希釈液が配管113、通路
P13,P12,P10,配管110の順で一定量押し出
され試料チヤンバユニツトC11に移送され、他も
同様に希釈液が配管123、通路P23,P22,P20
配管120の順で試料チヤンバユニツトC12、配
管133、通路P33,P32,P30、配管130の順
で試料チヤンバユニツトC13に、配管143、通
路P43,P42,P40、配管140の順で試料チヤン
バユニツトC14にそれぞれ一定量押し出され移送
される。通路P12、P22、P32,P42には前もつて希
釈液が満たされているので、試料チヤンバユニツ
トC11,C12,C13,C14には希釈液のみ移送される
ことになり各試料チヤンバユニツトの洗浄を行う
ことができる。
次に、シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が吸
引モードになり希釈液チヤンバC6からそれぞれ
希釈液を一定量吸引する。試料チヤンバユニツト
C11,C12,C13,C14が排出モードになり、先程移
送された希釈液を排液チヤンバC15に排出する。
ケース 1−2 駆動源により可動素子30が一定距離または一
定角度移動し、第15図に示す第2の状態にな
る。
シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が排出モー
ドになり、希釈液が配管113、通路P13,P11
P10、配管110の順で一定量押し出され試料チ
ヤンバユニツトC11に移送され、他も同様に希釈
液が配管123、通路P23,P21,P20、配管12
0の順で試料チヤンバユニツトC12に、配管13
3、通路P33,P31,P30、配管130の順で試料
チヤンバユニツトC13に、配管143、通路P43
P41,P40a、配管140の順で試料チヤンバユニ
ツトC14にそれぞれ一定量押し出され移送される。
通路P11,P21,P31,P41には前述のケース1−1
において吸引された試料が満たされているので、
試料チヤンバユニツトC11には通路P11の容積とシ
リンジユニツトC1の希釈液分注量とで決まる倍
率に希釈された試料か得られる。試料チヤンバユ
ニツトC12には、通路P21の容積とシリンジユニツ
トC2の希釈液分注量とで決まる倍率に希釈され
た試料が得られる。試料チヤンバユニツトC13
は、通路P31の容積とシリンジユニツトC3の希釈
液分注量とで決まる倍率に希釈された試料が得え
られる試料チヤンバユニツトC14には、通路P41
容積とシリンジユニツトC4の希釈液分注量とで
決まる倍率に希釈された試料が得られる。
次に、シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が吸
引モードになり、希釈液チヤンバC6からそれぞ
れ希釈液を一定量吸引する。
また、シリンジユニツトC5は希釈液吸引モー
ドになり、希釈液チヤンバC6から希釈液を所定
量吸引する。
ケース 1−3 駆動源により可動素子30が一定距離または一
定角度逆方向に移動し、第14図に示す第1の状
態に戻る。
シリンジユニツトC5が排出モードになり、ケ
ース1−1で吸引した試料、ケース1−2で吸引
した希釈液が共に通路P3に押し出される。通路
16の一部、通路P3,P55,P53,P51,P1、配管
101には試料が残留したままになつているが、
ケース1−1とは逆に、通路16、通路P3,P41
P55,P31,P53,P21,P51,P11、P1、配管101
の順で希釈液が押し出され、各配管、通路の洗浄
が行われる。
第2の吸引用通路P2から試料を吸引する場合。
ケース 2−1 第15図に示す第2の状態において、シリンジ
ユニツトC5が試料吸引モードになり、細管10
2aから試料を所定量吸引する。試料は、細管1
02a、配管102、通路P2,P12,P52,P22
P54,P32,P56,P42,P4、通路22の順で吸引さ
れ、第2の定量用通路P12,P22,P32,P42に満た
されることにより定量される。
また、シリンジユニツトC1,C2,C3、C4が排
出モードになり、希釈液が配管113、通路P13
P11,P10、配管110の順で一定量押し出され試
料チヤンバユニツトC11に移送され、他も同様に
希釈液が配管123、通路P23,P21,P20、配管
120の順で試料チヤンバユニツトC12に、配管
133、通路P33,P31,P30、配管130の順で
試料チヤンバユニツトC13に、配管143、通路
P43,P41,P40、配管140の順で試料チヤンバ
ユニツトC14にそれぞれ一定量押し出され移送さ
れる。通路P11,P21,P31,P41には前もつて希釈
液が満たされているので、試料チヤンバユニツト
C11,C12,C13,C14には希釈液のみ移送されるこ
とになり、各試料チヤンバユニツトの洗浄を行う
ことができる。
次に、シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が吸
引モードになり、希釈液チヤンバC6からそれぞ
れ希釈液を一定量吸引する。試料チヤンバユニツ
トC11,C12,C13,C14が排出モードになり、先程
移送された希釈液を排出チヤンバC15に排出する。
ケース 2−2 駆動源により可動素子30が一定距離または一
定角度逆移動し、第14図に示す第1の状態にな
る。
シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が排出モー
ドになり、希釈液が配管113、通路P13,P12
P10、配管110の順で一定量押し出され、試料
チヤンバユニツトC11に移送され、他も同様に希
釈液が配管123、通路P23,P22,P20、配管1
20の順で試料チヤンバユニツトC12に、配管1
33、通路P33,P32,P30、配管130の順で試
料チヤンバユニツトC13に、配管143、通路
P43,P42,P40、配管140の順で試料チヤンバ
ユニツトC14にそれぞれ一定量押し出され移送さ
れる。通路P12,P22,P32,P42には、ケース2−
1において吸引された試料が満たされているの
で、試料チヤンバユニツトC11には、通路P12の容
積とシリンジユニツトC1の希釈液分注量とで決
まる倍率に希釈された試料が得られる。試料チヤ
ンバユニツトC12には、通路P22の容積とシリンジ
ユニツトC2の希釈液分注量とで決まる倍率に希
釈された試料が得られる。試料チヤンバユニツト
C13には、通路P32の容積とシリンジユニツトC3
希釈液分注量とで決まる倍率に希釈された試料が
得られる。試料チヤンバユニツトC14には、通路
P42の容積とシリンジユニツトC4の希釈液分注量
とで決まる倍率に希釈された試料が得られる。
次に、シリンジユニツトC1,C2,C3,C4が吸
引モードになり、希釈液チヤンバC6からそれぞ
れ希釈液を一定量吸引する。
また、シリンジユニツトC5は希釈液吸引モー
ドになり、希釈液チヤンバC6から希釈液を所定
量吸引する。
ケース 2−3 駆動源により可動素子30が一定距離または一
定角度移動し、第15図に示す第2の状態に戻
る。
シリンジユニツトC5が排出モードになり、ケ
ース2−1で吸引した試料、ケース2−2で吸引
した希釈液が共に通路P4に押し出される。通路
22の一部、通路P4,P56,P54,P52,P2、配管
102、細管102aには試料が残留したままに
なつているが、ケース2−1とは逆に、通路2
2、通路P4,P42,P56,P32,P54,P22,P52
P12,P2、配管102、細管102aの順で希釈
液が押し出され、各配管、通路の洗浄が行われ
る。
第1図に、本実施例の分解斜視図を示す。第2
図は、これを密着用部材60側から見た正面図で
あり、第3図〜第6図は本実施例の固定素子10
の一実施例を示し、第7図および第8図は可動素
子30の一実施例を示し、第9図〜第11図は固
定素子50の一実施例を示している。この場合、
各素子は円板状であり可動素子30は回転移動に
より、第14図に示す第1の状態と第15図に示
す第2の状態を作る。固定素子10,50に対す
る可動素子30の移動角度を45°としている。
第3図〜第5図に示すように、固定素子10の
中心部に保持用部材70を通すための孔12と、
円周上の一部に固定用部材80をはめ込むための
切り吹き14が設けられている。通路P1の一方
の開口部は円板の円周面上にあり、他方の開口部
は研摩面10a 側にある。通路P53,P54は、第
6図に示すように長円形の溝状の通路である。通
路P1の研摩面10a側の開口部および通路P10
P2,28,P3,P40,P4の各開口部は、固定素子
10の中心Oを中心とした半径r1の円周上に配置
され、通路P53,P54の一端および通路P20の開口
部は同じく半径r2の円周上に配置され、通路P53
P54の他端および通路P30,18,26,24の開
口部は同じく半径r3の円周上に配置されている。
通路P1,P2,P3,P4,P10,P20,P30,P40,1
8,24,26にはニツプル等を接合するための
段が設けられている。なお、通路16,22は一
点鎖線で示している。
第7図および第8図に示すように、可動素子3
0の中心部に保持用部材70を通すための孔32
が設けられ、円周面上には穴34が設けられ、こ
の穴34に駆動源90と連結するための連結用部
材36が接合されている。通路P11,P42,P41
42,44,P12の開口部は可動素子30の中心
Oを中心とする半径r1の円周上に配置され、通路
P21,P22の開口部は同じく半径r2の円周上に配置
され、通路P31,P32,38の開口部は同じく半径
r3の円周上に配置されている。
第9図〜第11図に示すように、固定素子50
の中心部に保持用部材70を通すための孔52
と、円周部の一部に固定用部材80をはめ込むた
めの切り吹き54が設けられている。通路P51
P52は長円形の溝状の通路である。通路P51,P52
の一端および通路64,P43,58,66,P13
開口部は、固定素子50の中心Oを中心とする半
径r1の円周上に配置され、通路P51,P52の他端お
よび通路P23の開口部は同じく半径r2の円周上に
配置され、通路56,62,P33の開口部は同じ
く半径r3の円周上に配置されている。
これら3つの素子は第1図に示すように、保持
用部材70、固定用部材80、密着用部材60に
より図左より固定素子10、可動素子30、固定
素子50の順に極めて精密に平面研摩された面を
互いに向けて、すなわち研摩面10aと30a,
30bと50aが向い合つた状態で密着配置され
る。可動素子30は保持用部材70を軸として回
転する。密着用部材60は保持用部材70ととも
に3つの素子を一定圧力で密着させ、液もれが発
生せず、かつ可動素子30の移動が速やかに行わ
れるような状態を作り出す。その構造は例えば第
12図および第13図に示すように、保持用部材
70のネジ部71と協働して3つの素子を密着さ
せるネジ時66を有する固定具63と、固定ネジ
62を締めつけることにより固定具63と一体化
されるツマミ61と、一方の面を固定素子10に
当て一定の力を加える保持具65と、固定具63
とツマミ61の間に挿入されツマミ61と保持具
65との間隙寸法に応じた所定の力を発生させる
ためのスプリング64とからなる。よつてツマミ
61を回して固定具63をネジ部71に締め込ん
でゆき、固定具63が固定素子10に当たる状態
では、ある一定の力Fが保持具65から固定素子
に与えられる。
駆動源90は、例えばエアーシリンダであり、
可動素子30に接合された連結用部材36の端を
はさみこむようにして、軸92に円板94,95
が取り付けてある。よつて第2図に示すように、
駆動源90の軸92が上下移動することにより、
それと連動して可動素子30が回転移動されるこ
とになる。実線は駆動源90が上死点にある場合
であり第14図に示す第1の状態を示し、2点鎖
線は下死点にある場合であり第15図に示す第2
の状態を示す。
その他の実施例 (1) 第1の吸引用通路P1、と第2の吸引用通路
P2を、相異なる固定素子に設ける。これに伴
い第1、第2の連結用通路P51,P52,P53
P54,P55,P56、第1、第2の供給用通路P3
P4の配置位置も異なることになる。
(2) 第1、第2の連結用通路を、それぞれの通路
の一端を固定素子10側に他端を固定素子50
側に設けた中空ループ状の通路にする。
(3) 可動素子30の定量用通路の内径が異なる場
合において、直列に連結される通路が各素子間
の接触面において、不連続部分が生じないよう
にするため、固定素子10,50の各通路に必
要に応じて第16図〜第19図に示すようにテ
ーパを施す。第16図は固定素子に設けられた
溝状の通路に適用でき、第17図〜第19図
は、固定素子に設けられた他の通路に適用でき
る。
(4) 可動素子30を固定素子10、50に対し、
回転移動ではなく平行移動させる。具体的な組
立方法については、周知の技術を適用すること
によつて容易に行える。
(5) 可動素子30に設ける対をなす定量用通路は
4組に限らず、他の組数であつても容易に実現
可能である。
(6) 通路の個数に関する変数n、kについて、定
量用通路n組のうち、n1組の通路の対をのす通
路同志が可動素子の移動距離または移動角度と
同一距離または同一角度離れて配置されてお
り、残りn2組の通路の対をなす道路同志が可動
素子の移動距離または移動角度と異なる距離ま
たは異なる角度離れて配置されている。ただし
n1,n2はn=n1+n2を満足する正の整数であ
る。このときn1組の定量用通路にとつて必要な
希釈用通路および移送用通路はそれぞれn1個で
あり、n2組の定量用通路にとつて必要な希釈用
通路および移送用通路はそれぞれ2n2個である。
よつて、合計で必要な希釈用通路およひ移送用
通路の数kはそれぞれk=n1+2n2である。n
=n1+n2であるので、k=n+n2となる。n2
0からnの範囲で設定可能であるのでn≦k≦
2nとなる。
〔考案の効果〕
本考案の試料定量弁は、以上のように構成され
ているので、つぎのような効果を有している。
(1) 吸引口が2か所あるために、離れた場所に配
置された試料を吸引するときに、吸引部もしく
は試料定量弁を移動させることなく、どちらか
でも容易に吸引できる。あるいは、開放端の配
管から通常吸引させる場合と針状の細管から密
封栓された試料を吸引させる場合等のように、
異なる吸引方法を選択して行う場合にも対応が
可能である。また、試料定量弁の吸引口の前に
不必要な不連続部分がないため、コンタミネー
シヨンが発生しにくく、必要な吸引量は少なく
てすむ。
(2) 使用する駆動源が1つであり、動作は可動素
子が固定素子に対して一定距離または一定角度
移動し逆移動するだけであるので、機構上の組
立が簡素になり、動作信頼性が増し、メンテナ
ンスも容易である。
(3) 吸引部が接続された、あるいはその他配管や
中空ループ状通路が接続された素子が常に静止
状態にあるので、配管のはずれ等が起こりにく
く安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の試料定量弁の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は同正面図、第3図は第1図
における一方の固定素子10の研摩面を示す平面
図、第4図は同底面図、第5図は第3図における
AOA線断面図、第6図は第3図において鎖線円
Bで囲まれた部分の断面を示す説明図、第7図は
第1図における可動素子30の平面図、第8図は
第7図におけるCOC線断面図、第9図は第1図
における他方の固定素子50の研摩面を示す平面
図、第10図は同底面図、第11図は第9図にお
けるDOD線断面図、第12図は密着用部材60
の一例を示す断面説明図、第13図は保持用部材
の一例を示す説明図、第14図は実施例における
流体回路システムの第1の状態を示す概略図、第
15図は第14図に示すシステムの第2の状態を
示す概略図、第16図〜第19図はテーパを設け
た通路の一例を示す断面説明図、第20図および
第21図は試料吸引方法の一例を示す説明図、第
22図〜第25図は従来の試料定量弁の概略図
で、第22図は第1の状態を、第23図は第2の
状態を、第24図は第3の状態を、第25図は第
4の状態を示している。 10,50……固定素子、30……可動素子、
60……密着用部材、70……保持用部材、80
……固定用部材、90……駆動源、12,32,
52……孔、14,54……切り吹き、34……
穴、36……連結用部材、P1,P2,P3,P4
P11,P12,P21,P22,P31,P32,P41,P42,P51
P52,P53,P54,P55,P56,P13,P10,P23,P20
P33,P30,P43,P40,16,18,22,24,
26,28,38,42,44,56,57,5
8,62,63,64,66,Q1,Q2,Q11
Q21,Q10,Q13,Q14,Q20,Q23,Q3,Q4……通
路、92……軸、94,95……円板、71……
ネジ部、61……ツマミ、62……固定ネジ、6
3……固定具、64……スプリング、65……保
持具、66……ネジ部、r1,r2,r3……半径、O
……中心、10a,30a,30b,50a……
研摩面、101,102,105,110,11
3,120,123,130,133,140,
143……配管、102a……細管、C1,C2
C3,C4,C5……シリンジユニツト、C6……希釈
液チヤンバ、C11,C12、C13,C14……試料チヤン
バユニツト、C15……排液チヤンバ、150……
試料容器、152……試料、154……密封栓、
F……力、204……静止状態にある素子、20
0,202……可動可能な素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 常に静止状態にある2つの固定素子10,50
    と、固定素子の間にはさまれ固定素子に対し一定
    量移動することができる1つの可動素子30と、
    固定素子を固定するための固定用部材80と、固
    定素子と可動素子を定められた位置に配置し保持
    するための保持用部材70と、固定素子と可動素
    子を密着させるための密着用部材60と、可動素
    子と連結し可動素子を一定量移動させるための駆
    動源90とを包含し、固定素子と可動素子の互い
    に面接触する面は精密に平面研摩されており、可
    動素子30に、同一容積を有する対をなすn組の
    定量用通路が設けられ、該n組の定量用通路はn
    個の互いに独立な第1の定量用通路と別のn個の
    互いに独立な第2の定量用通路とからなり、2つ
    の固定素子のいずれか一方もしくは両方に、また
    は一端を一方の固定素子に他端を他方の固定素子
    に配して、(n−1)個の第1の連結用通路が設
    けられ、2つの固定素子のいずれか一方もくしは
    両方に、または一端を一方の固定素子に他端を他
    方の固定素子に配して、(n−1)個の第2の連
    結用通路が設けられ、2つの固定素子のいずれか
    一方または両方に、1つの第1の吸引用通路P1
    と、1つの第2の吸引用通路P2と、1つの第1
    の供給用通路P3と、1つの第2の供給用通路P4
    とが設けられ、2つの固定素子のいずれか一方に
    または両方に、n個から2n個の範囲内の個数の
    希釈用通路が設けられ、2つの固定素子のいずれ
    か一方にまたは両方に、n個から2n個の範囲内
    の個数の移送用通路が設けられ、可動素子30が
    固定素子10,50に対して一定量移動すること
    により、 (a) 第1の吸引用通路P1と第1の供給用通路P3
    をそれぞれ両端にして、第1の定量用通路が第
    1の連結用通路を交互に介することにより、こ
    れら通路が直列につながり一つの通路を形成
    し、かつ第2の定量用通路のそれぞれがn個の
    希釈用通路のそれぞれと、n個の移送用通路の
    それぞれとにはさまれることにより、それぞれ
    の通路が直列につながりn個の通路を形成す
    る、第1の状態、および (b) 第2の吸引用通路P2と第2の供給用通路P4
    をそれぞれ両端にして、第2の定量用通路が第
    2の連結用通路を交互に介することにより、こ
    れら通路が直列につながり1つの通路を形成
    し、かつ第1の定量用通路のそれぞれがn個の
    希釈用通路のそれぞれとn個の移送用通路のそ
    れぞれとにはさまれることにより、それぞれの
    通路が直列につながりn個の通路を形成する、
    第2の状態、 を有しており、さらに一方の固定素子10に、こ
    の固定素子を貫通する3つの通路18、24,2
    6を設け、これらの通路のうち2つの通路18,
    24と、固定素子10に貫通して設けられた第1
    の供給用通路P3と第2の供給用通路P4をそれぞ
    れ接続する2つの中空ループ状の通路16,22
    を設け、可動素子30の固定素子10側の表面に
    溝状の通路38を設け、可動素子の移動により、
    これらの通路がつぎの(a)または(b)のごとく直列に
    つながるようにしたことを特徴とする試料定量
    弁。 (a) 第1の状態にて、第1の供給用通路P3、通
    路16、通路18、通路38、通路26。 (b) 第2の状態にて、第2の供給用通路P4、通
    路22、通路24、通路38、通路26。
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