JPH03505129A - 潜行中の潜水艦における音響放出を軽減するための方法と装置 - Google Patents

潜行中の潜水艦における音響放出を軽減するための方法と装置

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JPH03505129A JP2504519A JP50451990A JPH03505129A JP H03505129 A JPH03505129 A JP H03505129A JP 2504519 A JP2504519 A JP 2504519A JP 50451990 A JP50451990 A JP 50451990A JP H03505129 A JPH03505129 A JP H03505129A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は潜行中の潜水&における音響放出を軽減するための方法であって、その 内部スペースで運動する機械的な要素の振動を伝送路に沿って外殻構造に伝え、 この振動を伝送路上で緩衝する形式の方法に関する。
更に本発明は、音響を放射する機械的な各要素と放射された音響信嘗をカムフラ ージュするための手段とを備えた潜水艦に関する。
本発明の目的は、特に音響源を隠蔽しもしくは潜水艦をカムフラージュする点に ある。 潜水艦による戦闘の場では、潜水艦の所在位「を探知すべくアクチブな システムのみならずパッシブなシステムも用いられる。
アクチブなシステム(例えばソナー:5ONAR)においては、探知側の艦船、 例えばフリゲート艦の舷側から探知信号が放射され、探知信号としては一般に音 響領域もしくは可聴子音領域の音響信号が用いられる。この種の音響信号は、潜 水艦の表面で反射してから探知側艦船の舷側に搭載された受信機により受信され るので、受信した信号を適正に評価する方法を講じるならば、潜水艦のポジショ ンを正確に測定することが吊来る。
この種のアクチブな位置測定法を免れるように潜水艦を保護するためには、潜不 艦の外殻構造にその外板に達した音響信号を出来得る限り吸収するコーティング を施すことが公知となっている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3332754号明Mi書によれば、低周波− アクチブソナー、即ちパッシブな音響探知システムによる識別に対するカムフラ ージュを行なう水中航行船舶が公知となっている。そのため特に船首および船首 側の司令塔範囲には、それ自体所属の船体輪、郭に適合した音響瓦射轡性を有し ていない楔形の吸音装置が設けられている。このような措置がとられているなら ば、潜水艦の識別性、つまり所謂目標音響基準を約1o〜15デシベルはど軽減 することが可能とされる。
更に、潜不艦の周辺を流れる水面下の水粒子によって生ずる乱流を、化学的な加 成剤の投入にょす減衰させることも既に公知となっている(ドイツ連邦共和国特 許出頭公開第2318304号明細書)。
これに対しパッシブな音響位置測定法においては、潜水艦自体に起因する物理的 な現象が利用される。例えばパッシブ測定法において潜水艦の位置を探知するた めには、潜水艦の金属部分が地磁界を乱すという事実を利用することが公知とな っている。この場合、地磁界の歪みを検出するためには、核磁気共鳴の原理に基 づいて、探査しようとする海洋等の水域で艦船または航空機から長尺のローブを 曳行する措置が知られている。
また例えばヨーロッパ特許第6351−7号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第 120520号明細書ならびにヨーロッパ特許第213418号明細書に開示さ れているような別のパッシブな位置側定法は、潜水艦から放射される音響信号の 測定を基礎としている。つまり、潜水艦は艦中の可動勿体が外殻構造に振動を伝 達する規模に応じてそ9周辺水域に音響を放射するからである。この場合に測定 可能な音響信号としては、先づ第1に潜水艦の可動な駆動要素、即ち駆動機関の 回転部分および推進軸により生ゼしぬられる音響信号が挙げらnるが、そ几以外 にも、例えば回転するスクリューによって生ずる音響信号およびスクリューに起 因するキャビテーションによる音響信号を音響源として考慮することが出来る。
しかも昇降舵の操作時、空気の数比時、トリミング質量体(バランス調整物体) の移動時には、舷側に感度の高いパッシブな位置測定システムを搭載した現代の フリゲート艦であれば充分に検出することの出来る音響信号が生ゼしぬられる。
更にこの点に関連して、原子核技術による駆動機関を搭載した潜水艦の場合には 、潜水艦の内部で稼働される核反応炉に通例のごとく周期的に操作される制御棒 が装備されているという特殊性をも考慮しなければならない。制御棒は核反応炉 の容器内で所定の周波数による運動を行ない、この場合、制衡棒の差込み深さは 調節可能であり、これによって核反応炉から取り出す出力を制御する二とが出来 るようになっている。従ってこの種の潜水艦においては、比較的大きな質量によ る周期的な運動が行なわれることに基づいて、かなり強力な音響信号が発生され ることになり、この音響信号が二子力潜水艦の位置を探知するために利用される 。
またその反面、益々感度が高くなっている現代のパッシブな音響位置測定システ ムにおいては、潜水艦の周辺域に存在する音響源をも一層厳密に考慮しなければ ならなくなっている。自然発生的なこの種の音響は、主として海流、波の動き、 魚群などに起因するものである。
パッシブな音響位置測定システムを操作する場合には、この周辺音響を該当する 周辺条件に応じて均等なもしくは不均等な周波数割り当てを援用できるノイズと して識別することが可能である。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3406343号明細書によれば、その強度が 周辺ノイズの強度を僅かに上回っているに過ぎない潜水艦の音響信号をも周辺ノ イズから識別可能ならしめる方法が公知となっている。
潜水艦が前述したパッシブな各音響位置測定システムによる識別力1ら免れるた めには、既に種々異なる多くの手段が撮案されている。
そのうちでも特に主要とされているのが、潜水艦からの音響放射を可能な限り軽 減する措置であることは言うまでもない、これを実現するためには、出来るだけ ノイズを低くする機械部品、例えば軸受けを特に潜水艦における駆動範囲で用い ることにより、発生する音響エネルギーが全体的に能うかぎり小さなものに抑え られる。
更にW頭に述べた形式による方法と装置との概念範曙において、不可避的に生ず る音参が少なくとも潜水艦の外殻構造には伝わらないようにするため、潜水艦の 舷側に音響遮断措置を講じておくことも既に公知となっている。そのために用い られている音響衝撃緩衝装置は、振動吸収性の弾性的な公知の構成要素であって 、該構成要素が緩衝しようとする機械的な要素と共に1つのばね一質量一システ ムを形成する。公知となっているこの種の措置は、本発明の枠内では「パッシブ な緩鵞システム」と称される。この場合、例えば潜水艦の外殻を二重の殻構造と し、且つその中間スペースに例えば30センチメートルの厚さで一層を満たすこ とによって、潜水艦の外殻には殆ど音波が到達しないようにすることが公知とな っている。
また危険な状況においては、駆動比力を所謂「忍び肌付」により低減して音波放 射の規模を縮小することも可能である。しかしその場合には、至然のこと乍も、 敵の艦船による探知を免れるべく当該艦船から遠ざかるための潜水艦の能力自体 も低下せざるを得ない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3800258号明細書によれば、潜水艦をカ ムフラージュするための手段を備えた潜水艦用の電気設備が公知となっている。
この公知の電気設備において考慮されているのは、潜水艦の交流電源が60ヘル ツから400ヘルツの間の周波数領域で作動し、この周波数g域の周波数はその 上音(m波振動)と共に潜水艦本体を介して」辺の水域に伝わることが避けられ ないという事実である。そこでこの公知の電気設備におC)では、潜水艦の交流 電源に敵の位置測定システムによる受信周波数領域をはるかに上回る例えば30 キロヘルツの周波数が用いられている。
然しこの公知の電気設備における必然的な欠点として、潜行している潜水艦がこ の装置によってカムフラージュされ得るのは、敵のパッシブな位置測定システム が当該周波数領域、例えば30キコヘルツの領域で機能しない場合に限られるこ とを繍げねばならない、つまり、その都に@対している相手側がこの公知の電気 設備で講じられた手段を察知しさえすれば、その敵は直ちに一パッシブな位置測 定システムを適宜切換えることにより新たな周波数領域で潜行中の潜水艦を探知 し得るようになる。
更に敵のく船における舷偲に已備されたパッシブな音響位置測定システムを妨害 するためには、高い出力の音響を放射し、ひいてはパッシブな音な受信機を過変 調させることも既に公知となっている。
例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第3300087号明細書に開示されてい る潜水艦の位置測定妨害装置においては、音響を発生するように構成された物体 を潜水艦から投棄することが出来る。即ち、この物体は敵の艦船に搭載されたア クチブな音響位置測定システムとしての所謂ソナーシステムを混乱させるために 用いられる。
ヨーロッパ特許出願公開第237891号明細書によれば、水中音響位置探知シ ステム、を妨害し欺くための装置が提案されている。この公知の装置における担 体には火工術による装薬が装填されており、これを爆燃させることにより、例え ば低周波の固体伝送音および高周波の外部モヤビテーション層をケーシングに沿 って形成する衝撃波状の気泡が生ゼしぬられ、またこのケーシングからは気泡が カーテン状に放出される。この公知の装置は保護しようとする対象から離反しな がら、その緩慢に漂遊する気泡集塊により音響反−射性の自振対象の偽装工作を 行なうものである。
この種の妨害物体の応用範囲は自ずと限られており、例えば、いづれにせよ当該 潜水艦の存亡が敵側艦船に知られており、矢張り音響を発生しながら運動すると ころの発射された魚雷が、パッシブなf響探知システムにより正確な潜水艦位置 を検出することのみを妨げるような場合に便用される。従ってこの種の妨害物体 は、潜水艦の存亡が発見さnてないような状況で使用するのには適していない。
そこで本発明の課題とするところは、1頭に述べた形式による方法および当該潜 水艦に改良な加えて、パッシブな音響位置測定システムによる探知を著しく因難 ならしめ、しかもパッシブな音響位置測定システムによって受雪される信号の振 幅を、アチュラルノイズの領域に到らしめてこれと識別できないように丁もする 点にある。
7頭に述べた方法に関しては、機械的な要素の運動が外殻構造に対して相対的に 検出されるようなしかもこの運動に対向的な運動が重畳されるようなアクチブな 振動緩衝を行なうことによって上記の課題を解決することが出来る。
冒頭に述べた装置に関しては、緩衝手段が検出を行なうための検出器と外殻構造 に対する機械的要素の相対的な位置を調節するためのトランスレータとを有して おり、検出器のアウトプットとトランスレータのインプットとの間にはトランス レータの相対位置変動に際してこの相対位置を対向的な方向で後調節するように 調整器が接続されていることによって本発明の課題を解決することが出来る。
本発明の課題は以上のようにして完全に解決される。
潜水艦において振動を随伴して出現する機械的要素と外殻構造との間の相対運動 に第2の運動を対向的に重畳させることによりこの相対運動を相殺する措置が理 想的に達成された場合には、その潜水艦は恰も静止しているような外観を呈する ので、潜水艦を囲現している海水に放射される振動は充分に抑制されるか、或い は少なくともその音響出力が著しく削減されることになる。従ってこのような措 置が取られた場合には、潜水艦から放射される音響信号が、敵の艦船に配備され たパッシブな音響位置測定システムの有効範囲内で該システムにより自然の周辺 音響として捕捉される各種のノイズに紛られされて同定不能ならしめられる。
本発明による装置の特に有利な実施例においては、検出器とトランスレータとが 機械的要素と外殻構造との間の伝送路内に直列的に配置されている。
この措置の利点は、振動を伴って出現する運動つまり障害値の立体的な位置と、 トランスレータにより生ゼしぬられる対向運動、つまり調節値の立体的な位置と が正確に合致されることに基づいて、障害値の振幅と方向と位相関係とが正確に 相殺されるところにある。
本発明による装置の別の有利な実施例においては、検出器が機械的要素の震動質 量、即ちサイスミツク・マスからその運動を惹起する加速度に基づいて外殻構造 に作用せしめられるエネルギーを検出するためのセンサーとして構成されている 。
この措置の利点は、例えば潜水艦の構成要素における音響伝播に際して生ずると ころの元来極めて僅かな偏倚をも確実に検出することが出来るところにあり、こ れは従来の位置センサーにおいてはかなりの費用を投じない限り達成されなかっ たことである。
本発明による装置の更に別の有利な実施例においては、検出器にのみならずトラ ンスレータにも圧電素子が設けられている。
この措置の利点は、障害となる振動運動に相当するエネルギーが電気信号に変換 される一方、電気的な調節信号からはトランスレータにおける対向運動が生ゼし ぬられるところにある。しかもこの場合、検出器とトランスレータとにおいて類 似の圧電素子を用いるならば、両圧電素子が同じ環境条件、例えば同一の温度に さらされて対応する各効果を相殺するという事実をも充分に利用することが出来 る。
更に本発明による特に有利な1実施例においては、外殻構造が少なくとも3つの 支承部を介して可動要素を収容する内殻構造に結合されており、各支承部がそれ ぞれ少なくとも1つの検出器と1つのトランスレータとを有している。
この措置の利点は、振動を発生するところの全ての要素、即ち運動を行なう機械 的な全要素が内殻構造により囲現されている封鎖された内部スペース内に配置さ れるところにある。従って外殻構造に伝わる可能性のある全ての音響現象−は、 必然的に内殻構造を経た経路を通過せざるを得なくなり、しかも主としてその各 支承部を介してのみ外殻構造に伝達される。しかるにこれらの支承部には前述し たアクチブな緩衝措置が講じられているので、機械的な可動要素により生ゼしぬ られた全ゆる音響現象に対する外殻構造の効果的な音響遮蔽が達成される。
本発明によるその他の利点は、明細書の記述内容と添付の図面とから明らかであ る。
なお、前述した各特徴ならびに後述する各特徴が、本発明の枠を逸脱しない限り において、単にその都度指定されている組合わせによってのみならず他の任意の 組合わせによっても、或いはそれぞれ単独にでも応用可能であることは言を俟た ない。
本発明の各実施例はそれぞれ添付の図面に示されており、以下ではこれらの図面 に即して本発明の詳細な説明する: 第1図はフリゲート艦がパッシブな音響位置測定システムにより潜行中の潜水艦 の位【を突き止めようとしている戦闘状況を概略的に示した図、第2図は艦内に 搭載された原子核技術による駆動装置の高さ位置における潜水艦の極めて簡略な 縦断面図、 第3図は本発明で用いられるアクチブ緩衝式の支承部を図解すべく第2図の一部 をかなり拡大して示した図、 第4図は第3図による支承部のアクチブな緩衝に基づいた振幅特性を示したグラ フ、 第5図はアクチブ緩衝式支承部の別の実施態様を示した図である。・ 第1図に示された戦闘状況においては、符号(10)で大洋があられされており 、フリゲート艦(11)は潜X鑑を対象とした素数行動のためこの海域を遊大し ている。
フリゲート艦(11)における喫水線(12)の下方には、パッシブな音響位置 測定システム(13)が配備されており、このシステムの開口テーバ角度は、例 えば符号(14)で示す値に設定されている。なおフリゲート艦(11)−自体 がらも、特にその駆動装置に起因する独自の音波(15)が放射されている。
原子核技術による駆動装置(21)を搭載した潜水艦(20)は、大洋(1o) の表面下における正確な縮尺では図示されていない深さ位置で潜行している。符 号(22)は潜水艦(20)の推進軸を極めて概略的に示すものであり、この軸 はスクリュー(23)に接続されている。符号(24)、(25)、(26)は それぞれ潜水艦(20)から放射される音波を示している。
そのうちの符号(24)は、原子核技術による駆動装置(21)における制御棒 の作動装置から放射された音波成分をシンボライズ(象徴化)したものであるが 、このことについては第2図に関連して以下に詳しく説明する。
符号(25)は潜水艦(20)の駆動要素、特に回転する軸、回転する機関要素 およびそれに類する要素のより生ゼしぬられた音波成分をシンボライズしたもの である。
更に符号(26)は、スクリュー(2=3 )の回転運動、殊にスゲリュー(2 3)に起因するキャビテーションにより生ゼしぬられた音波成分をシンボライズ したものである。
潜水艦(20)自体にも矢張りパッシブな音響位置測定システム(27)が配備 されており、このシステムによりテーバ角度(28)での掃引が行なわれている 。
本発明によれば、潜水艦(20)から放射される音響の振幅を軽減するためその 舷側ではアクチブな緩衝措置が講じられているが、これについては以下で詳述す る。
第2図には、第1図による潜水艦(20)の半径方向断面が、殊に原子核技術に よる駆動装置(21)の高さ位置で示されている。
この図から明らかなように、潜水艦(20)の外殻構造(30)は内殻構造(3 1)を全面的に包囲している。この内殻構造(31)は、その周面に亙り均等に 配分されアクチブな緩衝機能を発揮する4つの支承部(32)〜(35)を介し て外殻構造(30)内に支承されている。、なおこの場合、これらの支承部(3 2)〜(35)を潜水艦(2o)の全長に亙って分散的に配設し得ることは言う までもない。しかもこれらの各支承部(32)〜(35)は、第2図に示された ように半径方向にではなくそれに対して傾斜した方向でも配置可能であり、更に はまた、内殻構造(31)の周面に亙ってそれぞれ90度の相互間隔をおいて配 置された支承部(32)〜(35)を用いる代りに、順位の配置形式による3つ の支承部もしくは5つ以上の支承部を設けることも、特にそのために本発明の枠 を逸脱することな〈実施可能である。
内殻構造(31)に設けらnたベースプレート(36)上には核反応炉(37) が配置されている。この核反応炉(37)は通常の形式により構成されており、 制御棒駆動装置(39)によって矢印(40)の方向で反応炉容器から送り出し 且つこの容器内に送り込むことの已来る制御棒(38)を有している。この場合 、本発明において使用対象とされる核反応炉(37)は、潜−水艦(20)の内 部に搭載されるような形式の反応炉であって、その制御棒(38)は通常のごと く周期的な運動で反応炉容器内に挿入され、その際に核反応炉(37)から取り 出される出力は、振幅変調を行なうことにより、即ち制御棒(38)の挿入深さ を変化させることにより調整される。
つまり換言するならば、制御棒(38)の操作時には矢印(40)で示されたそ の周期的な運動に基づいて、核反応炉(37)からベースプレート(36)に伝 達される振動が生ゼしぬられる。
この振動伝達状態は第2図に別の矢印(41)で示されている。ベースプレート (36)自体は、内殻構造(31)に剛性的にアンカー固定されているので、こ のベースプレート(36)によっても振動現象が生じ、その状態は第2図に更に 別の矢印(42)で示されている。
従って上述したような構成様式が取られているとするならば、周期的な運動を行 なう制御棒(38)から内殻構造(31)にまで達する伝送路が形成され、しか もその際には、該伝送路内で励起された潜水艦・(20)の構成要素における固 有共振に基づいた共振過剰変調が生ずるという付加的な効果も得られる。
引き続き外殻構造(30)に達するまで伝送されるこの振動を完全に阻止するか 或いは少なくともこれを著しく緩和する目的で、支承部(32)〜(35)はア クチブな緩衝要素として構成されている。そのため各支承部(32)〜(35) においては、それぞれ1つの検出器(50)とトランスレータ(51)とが互い に並列接続されており、この場合、各検出器(50)はそれぞれ外殻構造(30 )の側に配置されている。
なお本発明において使用されている「検出器」なる用語は、機械的な可動要素、 つまりこの場合は内殻構造(31)の外殻構造(30)に対する相対的な運動を 検出する能力を備えた全ゆる種類の要素を意味するものである。この種の検出器 としては、例えば圧力センサー、干渉計もしくはその他類似の計器が挙げられる 。
更に「トランスレータ」とは、調節信2号に応じた所期の調節運動を生ぜしぬる ことの出来る全ゆる種類の装置の謂である。
支承部範囲が拡大して示された第3図の検出器(50)及びトランスレータ(5 1)から明らかなように、これらの装置はいづれも圧電素子(52)乃至(53 )を有している。この場合、圧電検出素子(52)は加減増幅器(55)のイン プット(54)に接続されており、加減増幅器(55)のアウトプット(56) は圧電トランスレータ素子(53)に接続されている。
ところで内殻構造(31)が何らかの機械的な運動によって、矢印(40)〜( 42)で示されたようにその内部スペースから外部に偏向されると、内殻構造( 31)は支承部(34)の軸線方向で第3図に複素数値(マ)により示されたよ うな偏倚を行なう。
この場合に外殻構造(30)の質量を(ml)とするならば、外殻構造(30) の運動(1)を惹起する加速度に基づいて検出器(50)にはエネルギーが作用 せしめられるので、圧電検出素子(52)からは加減増幅器(55)のインプッ ト(54)に複素的な電気信号が送られる。加減増幅器(55)のアウトプット (56)からは、その都度の増幅率と振幅特性と加減特性とに応じて圧電トラン スレータ素子(53)に供給される電気信号を発生する。これによってトランス レータ(51)においては運動(y)とは逆方向の運動が励発されるので、第3 図に複素数値(τ)としてあられされた外殻構造(30)の運動は、ゼロ値とさ れるか或いは少なくとも充分に所期の目的を達成し得る値にまで減少されること になる。
第4図のグラフにおいては、当該トランスミッションの振幅特性、即ち(T)と (X)との数値の比が、所定の配位状態におかれた関連の各要素における周波数 (f)を横軸としてプロットされている。更にこの第4図の下方には、トランス ミッションにおける関係が式示されており、この場合の数値(m□)は、既に内 殻構造(31)並びにその内部に配置された潜水艦構成要素の質量として規定さ れている。トランスミッションについてのこの関係式において、商(δ/P/δ 1)Dは検出器(5o)の剛性を、商(δP/δ1)7はトランスレータ(51 )の剛性を、商(δ1/δU)はトランスレータ(51)の感度を、また商(δ Q/δP)は検出器(50)の感度をそれぞれあられすものであり、(R2)は 検出器(50)の内部抵抗を、(Z2)は検出器(50)のキャパシタンスを、 複素数値(G)は加減増幅器(55)の複素的な増幅度をそれぞれ意味するもの である。
実地での使用例においては、第4rXJに太い実線で描かれた特性曲線(60) が生じ、二の特性曲線(60)は極めて低い周波数領域ではトランスミッション (fil 1を示すが、その中間段階で急激に低下するので、限界周波数(f□ )を超えると(T)に対する(x)の緩衝度が益々大きなものになる。
なお比較対照を行なうため、第4図にはパッシブな緩衝システムを装備した同じ 装置により得られた特性曲線(61)が破線で描がれて−いる。この場合、バッ ?ブな緩衝システムとは、ばね装置などのシステムを意味する。このグラフから 明らかなように、特性曲線(61)で示された例におけるトランスミッション値 は、当初、対数でプロットされた周波数(f)領域のかなりな規模に互って値l を取り、次いでパッシブな緩衝システムを特徴づける固有共振に移行した後でな ければ数@i1を下回らず、アクチブな緩衝システムの場合と同じ緩衝特性が得 られるまでには、限界周波数(f、)を6サイズも上回る極めて高い周波数が維 持される。
本発明で利用されるアクチブな緩衝システムにより得られる効果(特性曲、II S O)が従来のパッシブな緩衝システムによる効果(特性曲線61)に比して 著しく高いことは、第4図に斜線により示された中間領域(62)から明らかで ある。
関連の機械的な各要素、特に支承部(32)〜(35)の範囲および加減抵抗( 55)における寸法を適正な値にに設計しておくならば、上記の中間領域(62 )を潜水艦の内部に配置された通常の可動ユニットにおける周波数領域と合致さ せること、とりわけ潜水艦の駆動要素および重量の大きな他の補助装置類におけ る回転数と合致させることが可能になる。
更に第5図には、流体力学を応用したアクチブな緩衝要素による別の実施例が示 されている。
この第5図において符号(70)で描かれた線は、比較的振幅の大きな第1の振 動、例えば内殻構造(31)の振動を具現している。この振動は符号(71)で シンボライズされた第1のロッドを介してピストン(73)を内蔵しているシリ ンダ(72)に伝達される。このピストン(73)とシリンダ(72)との間に は圧力室(74)が形成されている。ピストン(73)自体は第2のロッド(7 5)に結合されており、この第2のロッド(75)によって、著しく振幅減衰さ れるかゼロにまで振幅相殺された第2の振動(76)が例えば外殻構造(3o) に伝送される。
圧力室(74)には調節可能な圧力源(78)に通じる圧力管路(77)が接続 されて−いる。更に該圧力室(74)内には圧力センサー(79)が配置されて おり、該圧力室(74)内で生ずる圧力に応じた信号は、この圧力センサー(7 9)によって調整器(80)に伝えられる。この調整器(80)自体は、圧力源 (78)としての例えばポンプを制御するために用いられる。
流体力学による緩衝要素、つまり空気力式もしくは液力式の緩衝要素を利用した この実施例においても、第1のロッド(71)が一方向で偏倚した場合には、第 2のロッド(75)における尺対方向での運動が、圧力室(74)内の適正な圧 力測定と調節可能な圧力源(78)によるこの圧力の後調整とによって実施され ることは明らかであって、それ以上の説明を行なう必要はない。
第5図に示された実施例においても、その等価構成図に関するトランスミッショ ンの関係を式示することが可能であって、その式は圧電素子を用いたアクチブな 緩衝システムについて第4図に示された関係式に相当し、更にこの第5図による システムの振幅特性も第4図における振幅特性に等以下に列記する各出願明細書 に関連したものであって、これらの出願開示内容を示すことは本願の開示内容を 理解する参考になるものと思われる:特許願:P  3908578.3 「音響源、特に潜行中の潜水艦における音響源を干渉する方法および潜水艦」 特許願:P  3908576.7 「水を含む環境中に存在している陽子保有量の少ない物体の位置を検出するため の方法と装置、特に海中もしくは内水域における潜水艦または機雷の位置を突き 止めるための方法と装置」特許願:P 3908575.9 「パッシブな光学監視システムを備えた潜水艦」特許願:P  3908574 .0 「潜行中の潜水艦を推進させる方法および装置」特許jJi[:P  3908 572.4「潜行中の潜水艦における音響放出を 軽減するための方法と装置」 特許願:P  3908573−2 「潜行中の潜水艦を推進させる方法および装置」手続補正書(方式) 平成3年8月を日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 潜行中の潜水艦(20)における音響放出を軽減するための方法であって、 その内部スペースで運動する機械的な要素の振動を伝送路に沿って外殻構造(3 0)に伝え、この振動を伝送路上で緩衝する形式の方法において、機械的な要素 の運動が外殻構造に対して相対的に検出されるようなしかもこの運動に対向的な 運動が重量されるようなアクチブな振動緩衝を行なうことを特徴とする方法。 2 潜行中の潜水艦(20)における音響放出を軽減するための装置であって、 緩衝手段が潜水艦(20)の内部スペースで運動する機械的な要素と外殻構造( 30)との間に配置されている形式のものにおいて、緩衝手段が検出を行なうた めの検出器(50)と外殻構造(30)に対する機械的要素の相対的な位置を調 節するためのトランスレータ(51)とを有しており、検出器(50)のアウト プットとトランスレータ(51)のインプットとの間には、トランスレータ(5 1)の相対位置変動に際しこの相対位置を対向的な方向で後調節するように、調 整器(55)が接続されていることを特徴とする装置。 3 請求項(2)記載の装置において、検出器(50)とトランスレータ(51 )とが機械的要素と外殻構造(30)との間の伝送路内に直列的に配置されてい ることを特徴とする装置。 4 請求項(2)または(3)記載の装置において、検出器(50)が機械的要 素の震動質量からその運動を惹起する加速度に基づいて外殻構造(30)に作用 せしめられる力を検出するためのセンサーとして構成されていることを特徴とす る装置。 5 請求項(4)記載の装置において、検出器(50)が圧電素子を有している ことを特徴とする装置。 6 請求項(2)〜(5)のいづれか1項または複数項に記載の装置において、 トランスレータ(51)が圧電素子を有していることを特徴とする装置。 7 請求項(2)〜(6)のいづれか1項または複数項に記載の装置において、 外殻構造(30)が少なくとも3つの支承部(32)、(33)、(34)、( 35)を介して可動要素を収容する内殻構造(31)に結合されており、各支承 部(32)、(33)、(34)、(35)がそれぞれ少なくとも1つの検出器 (50)と1つのトランスレータ(51)とを有していることを特徴とする装置 。
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