JPH0351281B2 - - Google Patents

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JPH0351281B2
JPH0351281B2 JP60119238A JP11923885A JPH0351281B2 JP H0351281 B2 JPH0351281 B2 JP H0351281B2 JP 60119238 A JP60119238 A JP 60119238A JP 11923885 A JP11923885 A JP 11923885A JP H0351281 B2 JPH0351281 B2 JP H0351281B2
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chamber
annealing
wound
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wound core
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JP60119238A
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Katsuji Yago
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Aichi Electric Co Ltd
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Aichi Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は非晶質磁性薄帯を巻回して形成した巻
鉄心を効率よく磁場中焼鈍する装置の改良に関す
る。
〔発明の技術的背景〕
従来、配電用変圧器等静止誘導機器に使用する
鉄心は、珪素鋼帯を巻回して巻鉄心を形成し、こ
の巻鉄心は、その巻回時に生じる歪みを取るため
焼鈍される。この際、巻鉄心は珪素鋼帯を使用し
ているので、加熱焼鈍を行うだけでよかつた。し
かし、近年鉄損が非常に少ない非晶質磁性薄帯が
開発され、変圧器等静止誘導機器用の鉄心として
実用化されるようになつてきた。この非晶質磁性
薄帯は、珪素鋼帯のように圧延→焼なましの繰り
返しによつて製造する場合と異なり、融体超急冷
法により150μm以下の厚さで帯状に製造される。
然るに、非晶質磁性薄帯は急冷したままの状態で
は大きな残留ひずみを有し、このままで巻鉄心を
形成した場合には、極端に磁気特性が悪く鉄損も
増大する。従つて、使用に際しては、前記巻鉄心
を不活性ガスの雰囲気中で磁場中焼鈍を施して、
非晶質磁性薄帯の長手方向に180°磁区を整列させ
ることにより、鉄損や励磁電流の改善を図つてい
る。
〔背景技術の問題点〕
前記の磁場中焼鈍を行う場合は、例えば、第6
図に示すように、非晶質磁性薄帯によつて構成さ
れた巻鉄心1に励磁コイル2を巻回し、この巻鉄
心1を箱型の焼鈍炉3に収容し、不活性ガスを注
入した状態で炉内を最適な焼鈍温度に保持させる
と共に、この状態でスイツチ4を投入して励磁コ
イル2に直流電流を流し、前記巻鉄心1を不活性
ガスの雰囲気内で磁場中焼鈍していた。
然るに、非晶質磁性薄帯を巻鉄心の素材として
使用する場合、この巻鉄心1の量産化に際し、前
記磁場中焼鈍の工程が大きな問題となる。即ち、
巻鉄心1を1台づつ励磁コイル2を巻回して磁場
中焼鈍を行うことは非能率であるため、多数の巻
鉄心を一度に焼鈍することにより焼鈍効率を高め
るようにすることも考えられるが、この方法で
は、多量の巻鉄心を一度に焼鈍すると、巻鉄心の
熱容量が増大して昇温に時間がかかると共に、各
巻鉄心を均一な温度で加熱することが困難となつ
て、巻鉄心の磁気特性にバラツキが生じやすい。
その上、一部の巻鉄心が長時間高温下にさらされ
たり、焼鈍を終えた巻鉄心の冷却に時間がかかる
ため、鉄心特性が低下したり、材質が脆くなる欠
点があつた。又、前記の焼鈍に際しては、巻鉄心
の個々に励磁コイルの巻回、除去を行なわなけれ
ばならない等、焼鈍作業には多くの時間と手間が
かかり、これらの点が非晶質磁性薄帯を使用する
巻鉄心の量産化を阻害する大きな要因となつてい
た。更に、励磁コイルはかなりの高温にさらされ
るため、励磁コイルに用いる電線は特別な耐熱処
理を施す必要があつた。
〔発明の目的〕
本発明は前記の欠点を除去して、非晶質磁性薄
帯により構成された巻鉄心の磁場中焼鈍に際し、
巻鉄心個々に励磁コイルを巻回することなく磁場
中焼鈍を連続的に行うことによつて、この種巻鉄
心の焼鈍作業の合理化を可能とした焼鈍装置を提
供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は焼鈍炉を加熱室、均熱室、冷却室とに
よつて構成して炉内を不活性ガスの雰囲気とな
し、非晶質磁性薄帯により構成した巻鉄心の焼鈍
に当つては、この巻鉄心を加熱室において焼鈍温
度まで徐々に加熱しながら均熱室に搬送し、巻鉄
心を前記均熱室から次の冷却室を経て焼鈍炉外に
搬送する間で磁場中焼鈍を行なうことにより、こ
の種巻鉄心の焼鈍作業を流れ作業方式で連続的に
行うと共に、磁場中焼鈍に当つては、焼鈍前に巻
鉄心の窓を貫通させた励磁用導体を巻鉄心の搬送
台に絶縁碍子を介して固定し、巻鉄心が焼鈍炉の
均熱室および冷却室に搬送されたとき、前記励磁
用導体を、均熱室から冷却室にかけて前記各室の
炉壁内に、搬送台がその1台分移動する幅寸法に
相当する間隔毎に配置した固定接触子に、搬送台
がその1台分に相当する長さだけ移動する度に接
触させて、前記励磁用導体に直流電流を間欠的に
流して巻鉄心の磁場中焼鈍を効率よく、しかも経
済的に行うようにしたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第1図乃至第5図によつ
て説明する。
第1図において、11は被焼鈍材である巻鉄心
1を焼鈍する焼鈍炉本体で、この焼鈍炉本体11
は第1図の右から左に向つて加熱室12、均熱室
13、冷却室14とを互いに連通可能に配置して
構成し、前記加熱室12の入口と冷却室14出口
には、シリンダ15,16によつて開閉する開閉
扉15a,16aが取付けられている。17は加
熱室12の入口側に加熱室12と連通可能に配置
された前室で、18はこの前室17の開閉扉18
aを開閉するシリンダ、19は冷却室14の出口
側にこの冷却室14と連通可能に配置した後室
で、20は後室19の開閉扉20aを開閉するシ
リンダ、尚、焼鈍炉本体11内にはローラコンベ
ア11aを配置し、加熱室12と均熱室13の炉
壁には、第2図のように加熱ヒータ21が配設さ
れている。又、冷却室14にはその天井付近に通
水パイプ22が炉壁を貫通して蛇行配置されてい
る。23は焼鈍炉本体11の手前に間隔を保つて
前記本体11と平行に配置した長尺状の搬送コン
ベアで、この搬送コンベア23の前、後端には電
動機M1,M2により駆動するローラコンベア(以
下電動ローラという)24,25が一連に配置さ
れている。又、後室19内に設置したローラ19
aと、この後室ローラ19aと一連の出口ローラ
26は電動機M3により駆動される。28は出口
ローラ26により搬送された焼鈍済の巻鉄心1を
電動ローラ25側に搬送する搬送ローラ、27は
電動ローラ24により搬送された被焼鈍材を前室
17に搬送するための搬送ローラである。このよ
うに、本発明において焼鈍炉Aは焼鈍炉本体11
と搬送コンベア23を平行に配置し、この搬送コ
ンベア23両端の電動ローラ24,25と前記焼
鈍炉本体11との間には、被焼鈍材を焼鈍炉本体
11側あるいは搬送コンベア23に搬送する横送
りローラ27,28を橋渡し状に配置させて、平
面形状が短形枠状となるように構成されている。
そして、一方の横送りローラ27には、電動ロー
ラ24にて搬送された被焼鈍材を前室17に移動
させる押動シリンダ29が付設されており、又、
前室17の外側には前室17に挿入された被焼鈍
材を焼鈍炉本体11内に移動させる挿入シリンダ
30が取付けられている。更に、他方の横送りロ
ーラ28の一方端には、出口ローラ26にてこの
ローラ28上に移動させた被焼鈍材を電動ローラ
25側に移動させる押動シリンダ29aが、又、
横送りローラ28の他方端には、被焼鈍材を電動
ローラ25上に移動させる押動シリンダ29b
が、それぞれ配置されている。そして、前記押動
シリンダ29,29a,29bおよび挿入シリン
ダ30が配置されている焼鈍炉Aの各コーナー部
には、このコーナー部に配置されたローラと直角
方向に回動する図示しない補助ローラが、昇降装
置によつて上下動可能に配置されており、焼鈍炉
Aの各コーナー部に後述する搬送台が移動する
と、前記補助ローラが上昇して搬送台が乗載され
る。31は焼鈍炉本体11の各室と前、後室1
7,19とにバルブa乃至eを介して供給される
不活性ガスのタンク、32は前、後室17,19
をバルブf,gを介して真空ポンプ、LS1乃至
LS4は電動機M1,M3の駆動制御を行うリミツト
スイツチである。
次に、焼鈍炉本体11内に設置した磁場中焼鈍
装置40の構造を第2図乃至第5図により詳述す
る。41は均熱室13および冷却室14の炉壁
に、第2図、第3図に示すように、搬送台42が
1台分(搬送台42の炉壁と対向する端面の幅寸
法)移動する寸法に相当する間隔を保つて、前記
炉壁の両側上部から炉内に搬送台42の移動方向
と直交させてローラコンベア11aの端部付近ま
で貫通させて固定した一対の口出し導体で、これ
ら各口出導体41の炉内に突出して互いに相対向
する突出端には、それぞれ第2図に示す挾持型の
固定接触子43が取付けられている。又、各口出
し導体41の炉外に突出する端部は、第3図のよ
うに、隣接する口出し導体41の端部との間で、
接続ケーブル44を用いて直列に接続し、この接
続ケーブル44の終端には、スイツチ45を介し
てそれぞれ直流電源46に接続する。一方、搬送
台42は第4図に示すように、耐熱性の鋳鋼等に
て矩形格子状に形成され、磁場中焼鈍を行なう巻
鉄心1を必要数乗載してこれを焼鈍炉本体11に
搬送する。そして、この搬送台42の進行方向
(第4図の矢印方向)と直角方向の側端には、絶
縁碍子47,47を上方に向けて装着し、この絶
縁碍子47,47間には、巻鉄心1に銅やステン
レス鋼等の良導電体からなる励磁用導体48を、
取外し自在に、しかも、均熱室13、冷却室14
内に所定の間隔を保つて突出させた口出し導体4
1先端の固定接触子43と接離できるように取付
ける。
尚、各シリンダ15,16,20,29,29
a,29b,30および電動機M1乃至M3、真空
ポンプ32、スイツチ45,バルブa乃至g、リ
ミツトスイツチLS1〜LS4は、図示しない制御装
置からの指令信号により作動させる。又、焼鈍炉
本体11の各室12〜14には焼鈍炉Aの運転
中、不活性ガスが一定の圧力で供給保持される。
次に本発明の動作を第5図を中心にして説明す
る。
巻鉄心1の焼鈍を開始する場合は、その準備作
業として、あらかじめ焼鈍炉本体11内を不活性
ガスの雰囲気にし、又、焼鈍炉本体11内の加熱
室12、均熱室13、冷却室14の各温度は、加
熱ヒータ21および冷却水によつて焼鈍作業が円
滑にできる温度に維持し、又、第1図で示す電動
ローラ25、搬送コンベア23および電動ローラ
24上には、搬送台42を第3図のように、間隔
をあけずに載置する。そして、電動ローラ24側
に位置する先頭の搬送台42を基点として、均熱
室13および冷却室14に収容できる台数の搬送
台42には、これら搬送台42のうち、最後尾の
搬送台42のみを残して、他の搬送台42の各絶
縁碍子47,47に突出するボルト49に励磁用
導体48の両端を嵌め込み、このボルト49にナ
ツト50を螺着して励磁用導体48を固定する。
前述の準備作業が完了した後、励磁用導体48
のみを取付けた最後尾の搬送台42の次から励磁
用導体48を付設してない搬送台42を搬送コン
ベア23、電動ローラ25上に載置し、これら搬
送台42には、焼鈍を行う巻鉄心1が、その窓を
炉壁側に向けて複数個乗載し、第4図に示すよう
に、各巻鉄心1の窓の中心部分に導体48を通
し、この導体48の両端部を絶縁碍子47,47
上に突出するボルト49に嵌め込み、このボルト
49にナツト50を螺着して、励磁用導体48を
絶縁碍子47,47に固定する。この状態で電動
機M1,M2を起動し、電動ローラ24の最先端
(第1図の右端)に位置する一台の搬送台42
(巻鉄心1を乗載していないもの)を横送りロー
ラ27上に移動させる。横送りローラ27のシリ
ンダ29側に搬送台42が載置されると、リミツ
トスイツチLS1,LS2が作動して電動機M1,M2
を一旦停止させる。横送りローラ27にて移動し
た搬送台42は、移動直後に図示しない昇降装置
により上動する補助ローラに載置され、この状態
でシリンダ29に押動されて焼鈍炉本体11側に
励磁用導体48の長さ寸法分だけ横送りローラ2
7上を移動する。移動後補助ローラは降下する。
尚、電動ローラ25の端部(第1図の左端)に
は、搬送台42の1台分に相当する寸法分だけ隙
間が生じるので、この隙間に新たな搬送台を載置
し、その上に巻鉄心1を乗載し前期同様励磁用導
体48をセツトする(第1の作業W1)。このよう
に、第1の作業W1を数回繰り返して前室17の
開閉扉18a前に先頭の搬送台42が達すると、
前記開閉扉18aはシリンダ18にて開放され
る。つづいて、シリンダ29によつて横送りロー
ラ27上の各搬送台42が押動され、この横送り
ローラ27上の先端に位置する搬送台42は前室
17に進入し、進入後、シリンダ18が作動して
前室17を開閉扉18aにより閉鎖する。つづい
て、真空ポンプ32を起動して前室17内をある
程度真空にしてから、この前室17内にタンク3
1より不活性ガスを注入する(バルブa,e,
f,gは真空ポンプ32の動作に応じて自動開閉
するように設定されている)。不活性ガスの注入
後開閉扉15aをシリンダ15により開放して、
前室17の搬送台42を1台分に相当する幅寸法
分だけ挿入シリンダ30によつて加熱室12内の
押動して前記加熱室12を開閉扉15aにより閉
鎖する(第2の作業W2)。
前述した第1、第2の各作業W1、W2を順次繰
り返して加熱室12内のローラコンベア11aに
載置された巻鉄心を乗載していない搬送台42の
先頭が均熱室13に搬送されると、この搬送台4
2の側端部(搬送台42の進行方向と直角な方
向)に固定された励磁用導体48の両端部が、均
熱室13内に突出する口出し導体41,41の先
端に取付けた固定接触子43,43に挾持接触す
る。そして、前記第1、第2の各作業W1、W2
行なうことにより、均熱室13および冷却室14
に巻鉄心を乗載していない搬送台42が順次搬送
されて冷却室14の出口側に前記搬送台42の先
頭が達すると、均熱室13の入口には巻鉄心1を
乗載した搬送台42が搬送される。このため、第
3図に示すように、均熱室13,冷却室14に搬
送されたすべての搬送台42の各励磁用導体48
は、それぞれ口出し導体41,41の固定接触子
43,43に接触し、従つて、各励磁用導体48
は、ケーブル44を介して直列回路を構成して直
流電源46にスイツチ45を介して接続される。
この時点でスイツチ45が投入されて各励磁用導
体48に直流電流が各々流れ、均熱室13の入口
に位置する搬送台42に乗載された巻鉄心1の磁
場中焼鈍を行う。磁場中焼鈍の時間は、本実施例
においては10〜30分程度行なう(第3の作業
W3)。
前記のようにして、第3の作業W3を行なつた
あと、再び第2および第1の作業W2、W1を行な
う。この際、即ち、第2の作業W2時、シリンダ
15により加熱室12の開閉扉15aを開放する
と同時に冷却室14出口側の開閉扉16aをシリ
ンダ16により開放し、焼鈍炉本体11内の各搬
送台42を押動シリンダ30にて搬送台42の1
台分に相当する幅寸法分だけ移動させる。このた
め、冷却室14の出口に位置する巻鉄心1を乗載
していない搬送台42は冷却室14から後室19
内に押動され、前記加熱室12と冷却室14は開
閉扉15a,16aにより閉鎖される(第4の作
業W4)、このあと、前記第3の作業W3〜第1の
作業W1を行なつて、均熱室13、冷却室14内
に順次巻鉄心1を載置した搬送台42が搬送さ
れ、巻鉄心1を間欠的に磁場中焼鈍する。
前記第4、第3、第2、第1の各作業W4〜W1
が終了すると、後室19の開閉扉20aがシリン
ダ20により開放され、つづいて電動機M3が起
動して後室19内のローラ19aを駆動し、後室
19内の搬送台42を出口ローラ26まで移動さ
せる。前記電動機M3は、搬送台42が出口ロー
ラ26の端部まで移動したあとリミツトスイツチ
LS3が作動して停止する。このあと、前記開閉扉
20aにより後室19を閉鎖してから、この後室
19を前室17と同様、真空ポンプ32によりバ
ルブgを介して真空にした後、タンク31からバ
ルブeを介して不活性ガスを供給する(第5の作
業W5)。このあと、第4の作業W4〜第1の作業
W1を順次行なう。
前記第5の作業W5〜第1の作業W1が終了する
と、電動機M3により出口ローラ26を駆動して、
出口ローラ26上の搬送台42を横送りローラ2
8上に移動させる。搬送台42が横送りローラ2
8上に移動すると、リミツトスイツチLS4が作動
して電動機M3を停止する。つづいて、押動シリ
ンダ29aにより横送りローラ28上の搬送台4
2を電動ローラ25側に押動する。(第6の作業
W6) 前記第6の作業W6〜第1の作業W1を順次行な
つて、横送りローラ28の電動ローラ25側に搬
送台42が搬送されると、この搬送台42は押動
シリンダ29bにより電動ローラ25上に押動さ
れる(第7の作業W7)。この時点で励磁用導体4
8のみを止着した搬送台42は励磁用導体48を
外して焼鈍を行う巻鉄心1を乗載する。
このように、焼鈍の開始時は、励磁用導体48
のみを付設した搬送台42を必要数焼鈍炉本体1
1内に搬送して前記の第1の作業W1〜第7の作
業W7を順次繰り返すと、冷却室14から磁場中
焼鈍を終えた巻鉄心1が排出される。従つて、前
記の作業を連続して行うことにより、搬送コンベ
ア23、横送りローラ27、焼鈍炉本体11、後
室19、出口ローラ26、横送りローラ28、電
動ローラ25には、これから焼鈍を行う巻鉄心1
および焼鈍中並びに焼鈍を終えた巻鉄心1を乗載
した搬送台42が、互いに接触した状態で載置さ
れる。この結果、前記第7の作業W7が終了した
時点では、押動シリンダ29bにより電動ローラ
25上に一定時間毎に焼鈍を終えた巻鉄心1を乗
載した搬送台42が搬送されるので、この搬送台
42から励磁用導体48を外し、前記焼鈍を終了
した巻鉄心1をクレーン等の吊上げ運搬手段等に
より次工程に運び、このあと、引き続き新たに焼
鈍を行なう巻鉄心1を前記搬送台42に乗載す
る。そして、前述した第1の作業W1乃至第7の
作業W7を順次繰り返して行なう。このように、
本発明は、被焼鈍材(巻鉄心1)を乗載した搬送
台42が、次々に前述の作業工程(第1の作業
W1〜第7の作業W7工程)に従つて、焼鈍炉Aを
ほぼ一周する間に非晶質磁性薄帯を巻回した巻鉄
心1の焼鈍作業を連続して行うものである。
特に、磁場中焼鈍に際しては、焼鈍炉本体11
の加熱室12に搬送された巻鉄心1は、この加熱
室12内を搬送される間に焼鈍に適した温度まで
加熱され、次の均熱室13に搬送されると、焼鈍
温度に維持されて次の冷却室14に搬送される
間、搬送台42がその1台分に相当する幅寸法だ
け移動する毎に、巻鉄心1を貫通する導体48が
炉壁に設けた口出し導体41の固定接触子43と
接触して通電され、巻鉄心1を磁場中焼鈍する。
即ち、本発明は均熱室13で最適温度に維持され
る時点から冷却室14で徐冷きれるまでの間にお
いて、巻鉄心1を搬送台42がその1台分に相当
する幅寸法だけ移動する毎に磁場中焼鈍を間欠的
に行い得るように構成されているので、磁気持性
の優れた巻鉄心が得られる。しかも、焼鈍に際し
ては、前述の第1の作業W1〜第7の作業W7を図
示しない制御装置からの指令信号によつて行うこ
とができるため、焼鈍炉Aの自動制御が可能とな
り、この種巻鉄心の焼鈍作業を連続して行うよう
にした焼鈍装置を提供することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されているので、次
のような効果を有する。
本発明は、非晶質磁性薄帯を巻回して形成し
た巻鉄心の焼鈍に際し、搬送コンベアに乗載し
た搬送台上に、複数個の巻鉄心を載置してその
窓に貫通させた励磁用導体を絶縁碍子を介して
支着し、この状態で、前記搬送台をそれぞれ焼
鈍炉内に連続的に搬入し、前記搬送台上の複数
個の巻鉄心を焼鈍炉の加熱室内においては、焼
鈍温度まで徐々に加熱しながら搬送し、均熱室
においては、焼鈍温度を維持して前記励磁用導
体に通電しながら磁場中焼鈍を行い、更に、冷
却室においては、焼鈍温度に加熱した巻鉄心を
磁場中焼鈍を継続しながら常温まで徐冷するよ
うに構成されているので、従来のように、励磁
コイルを巻回した巻鉄心を1台づつ焼鈍炉に入
れ、これを焼鈍温度に維持しながら一定時間磁
場中焼鈍を行うような必要は全くなく、複数個
の巻鉄心を乗載した搬送台を、焼鈍炉内に一定
時間毎に連続的に搬入させて焼鈍作業を行うこ
とができるようにしたので、一度に多数の巻鉄
心の焼鈍作業を、容易に、しかも、焼鈍温度を
均一化させた状態で行うことが可能となり、焼
鈍時における磁気特性を低下させるという従来
の欠点を確実に解消することができる。
又、本発明は、磁場中焼鈍に際し、通電によ
り巻鉄心に磁場を与える励磁用導体が、搬送台
上に乗載した複数個の巻鉄心の窓を貫通して搬
送台に絶縁碍子を介して取付けられており、一
方、焼鈍炉の均熱室と冷却室には、その両側炉
壁に前記励磁用導体と摺接する固定接触子を先
端に備えた口出し導体が、搬送台の1台分が移
動する間隔を保つて貫通状態で取付けられてい
るので、加熱室にて焼鈍温度に昇温された複数
の巻鉄心を乗載した搬送台が均熱室にその都度
搬送されると、巻鉄心を焼鈍温度に維持した状
態で前記励磁用導体が、口出し導体に取付けた
固定接触子と自動的に接触して通電されること
により、磁場中焼鈍を行うことができる結果、
従来のように、巻鉄心個々に励磁コイルを設け
て磁場中焼鈍を行う必要は全くない。従つて、
焼鈍温度に加熱された複数個の巻鉄心が搬送台
に乗載されて加熱室から順次均熱室に搬送され
る都度、励磁用導体と口出し導体の固定接触子
とを自動接触させて磁場中焼鈍を行う構造の採
用により、一度に多量の巻鉄心の焼鈍作業が、
特に人手を必要とすることなく、能率的に、し
かも、鉄心の磁気特性を損なうことなく連続的
に行うことができる。
更に、複数の巻鉄心の窓を貫通して搬送台に
取付けた励磁用導体と接触する口出し導体は、
焼鈍炉の均熱室から冷却室とにかけて、搬送台
が1台分移動する間隔を保つて取付けられてい
るので、巻鉄心は搬送台が均熱室から冷却室に
移動するまでの間、間欠的に磁場中焼鈍を行う
ことができるため、この種巻鉄心の鉄心特性の
向上がはかれるとともに、一度に複数個の巻鉄
心の磁場中焼鈍を行うことができるので、焼鈍
作業の効率化をはかることも可能となる。
その上、前記口出し導体と接触する励磁導体
は、搬送台に乗載した複数個の巻鉄心の窓を貫
通させて搬送台に取付けるだけでよいので、取
付け作業は迅速容易にとなり、かつ、前記搬送
台には絶縁碍子を介して強固に取付けられてい
るので、搬送台の移動時、あるいは、口出し導
体の固定接触子との接触に際しては、接触不良
を起したり、巻鉄心との接触や脱落するような
ことも全くなく、固定接触子と円滑・良好に接
触させることができるので、巻鉄心の焼鈍作業
が安全・確実に行い得る等、非晶質磁性導帯か
らなる巻鉄心の量産化を可能とした種々の利点
を備えた焼鈍装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するために使用する焼鈍
装置の概略平面図、第2図は第1図のA−A線に
おける断面図、第3図は第2図のB−B線におけ
る断面図、第4図は巻鉄心を磁場中焼鈍する場合
を示す斜視図、第5図は本発明の動作を説明する
ためのタイムチヤート図、第6図は従来の焼鈍状
態を説明するための概略図である。 A……焼鈍炉、1……巻鉄心、11……焼鈍炉
本体、12……加熱室、13……均熱室、14…
…冷却室、41……口出し導体、42……搬送
台、43……固定接触子、46……直流電源、4
8……励磁用導体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非晶質磁性薄帯を巻回して形成した巻鉄心を
    所定の焼鈍温度まで加熱する加熱室と、前記焼鈍
    温度まで加熱した巻鉄心をその温度で所定時間維
    持させる均熱室と、焼鈍を終えた巻鉄心を常温ま
    で降下させる冷却室とを備えて前記各室を互いに
    連通させ、かつ、前記加熱室の入口側と冷却室の
    出口側とにそれぞれ開閉扉を有して巻鉄心を前記
    各室に順次間欠的に搬送可能とした焼鈍炉本体を
    構成し、前記均熱室と冷却室との炉壁の両側に
    は、巻鉄心を同一方向複数個乗載して前記各室に
    間欠的に搬送する搬送台の1台分が移動するに相
    当する間隔毎に、直流電源に接続される一対の口
    出し導体を、その先端を互いに相対向させ、か
    つ、前記搬送台の移動方向と直行させた状態で前
    記各室に向けて突設し、更に、前記搬送台には複
    数個の巻鉄心の窓を貫通して前記一対の口出し導
    体と接離可能に接触する励磁用導体を取付け、前
    記均熱室と冷却室とに搬送された各搬送台の前記
    励磁用導体と、前記各室内に配置した口出し導体
    とがすべて接触とき、口出し導体から励磁用導体
    に電流を流して搬送台上の巻鉄心を磁場中焼鈍す
    るようにしたことを特徴とする巻鉄心の焼鈍装
    置。
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