JPH0351390B2 - - Google Patents
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- JPH0351390B2 JPH0351390B2 JP57044607A JP4460782A JPH0351390B2 JP H0351390 B2 JPH0351390 B2 JP H0351390B2 JP 57044607 A JP57044607 A JP 57044607A JP 4460782 A JP4460782 A JP 4460782A JP H0351390 B2 JPH0351390 B2 JP H0351390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- hair
- weight
- millet
- wheat germ
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Description
本発明は、キビ抽出物を主体とした健康食品に
関し、更に詳しくは、発毛、育毛を促進し、脱毛
を防止して毛髪を健康に保つための健康食品に関
するものである。 脱毛症、異常毛発生の原因は毛細血管の血行障
害、毛嚢や表皮の老朽化や異常、各種ホルモン障
害等がいわれているが、未だ不明の点が多く、完
治することが難しく、特に頭部に発生した場合
は、美容上での精神的苦痛を伴うものである。 従来、脱毛症の治療や予防のために、内分泌腺
に作用するエトラジオール、エストロン、ジエチ
ルスチルベストロール等の女性ホルモン、副腎皮
質の機能亢進のためにコルチゾン、ヒドロコルチ
ゾン、ブレドニゾロン等のコルチコイドが使われ
てきたが、これらホルモンは全身的作用が懸念さ
れるうえ、充分な効果を発揮し得なかつた。 他方、栄養学的面から、ビタミンEやビオチン
のようなビタミン類、ロイシン、スレオニン、メ
チオニン等のアミノ酸、さらには、ニコチン酸誘
導体やアセチルコリン誘導体のような末梢血管拡
張剤、サリチル酸やレゾルシン等の角質溶解剤、
セフアランチン、感光色素、トウガラシ、カンダ
リスチンキ等の皮膚機能亢進剤、トリクロロカル
バニリド、臭化アルキルイソキノリウム等の殺菌
剤等が、多くは外用液剤もしくは毛髪化粧品に添
加して用いられてきたが、充分な効果は得られな
かつた。 そこで、本発明者は、従来にも増して育毛、発
毛効果を有するもので、しかも副作用の面からそ
の危険が殆んどない生薬抽出物が加工物より養毛
作用物質を得るべく鋭意研究を重ねた結果、キビ
抽出物が充分に期待にこたえ、さらに小麦胚芽
油、パントテン酸カルシウム、L−システイン等
を配合したものは相乗的に養毛効果が高まること
を見出し、本発明を完成したものである。 したがつて、本発明の目的は、発毛、育毛を促
進し、脱毛を防止して毛髪を健康に保持するため
のキビ抽出物を主体とした健康食品を提供するこ
とにある。 また本発明のもう一つの目的は、ホルモンの全
身的作用など副作用のないキビ抽出物を主体とし
た健康食品を提供することにある。 更に本発明のもう一つの目的は、カプセル剤の
経口用製剤化が容易なキビ抽出物を主体とした健
康食品を提供することにある。 本発明に係る健康食品は、キビ抽出物、小麦胚
芽抽出物、パントテン酸カルシウムおよびL−シ
スチンの4種が用いられ、キビ抽出物は、キビの
脂溶性抽出物と水溶性抽出物の合したものを指
し、これら抽出物は、まずヘキサンや石油エーテ
ル等の有機溶剤で脂質を抽出し、次いで、水もし
くは水性エタノールで水溶性成分を抽出した後、
溶剤を留去した抽出物を合することにより得られ
る。 一例を示せば、キビの脂溶性抽出物の製法につ
いては、キビの種子の製粉化したものをろ過法に
よつてヘキサン抽出する。次いで、該ヘキサン抽
出物からヘキサンを除去するために常圧にて蒸留
する。ヘキサンを除去した該抽出物に硫酸ナトリ
ウムを加えて乾燥し、ろ過して乾燥剤を除いて、
目的とするオイル状物を得る。保管にあたつて
は、密閉容器を用い、酸化を防ぐため該容器中の
空気を窒素ガスで置換充填する。 また、キビの水溶性抽出物の製法については、
キビのヘキサン抽出残査を原料としろ過手段によ
り糖製水にて抽出する。減圧化にて抽出水溶液か
ら水を蒸発させ粘状物にする。この粘状物をさら
に真空乾燥機にかけて乾燥し目的物を得る。この
固形物の利用の際の好適な性状をもたせるため、
その流動性を高める目的でこれに高純度の軟質無
水ケイ酸(アエロジル)を加えて混合し、粉砕し
てふるいにかけ、適当な粒度の乾燥粉末物質とす
るのが好ましい。 このようにして得られたキビ抽出物中には、主
にリノール酸、オレイ酸、ステアリン酸、パルミ
チン酸などからなる脂質やα,β,γ−シトステ
ロールを初めとするステロール類の脂肪分に富ん
でいる。また水性抽出成分としてVB1,VB2、ニ
コチナミド等のビタミン類、Mg、Ca、Fe、P等
の無機質および幾つかのアミノ酸を含み、その中
でもロイシンの含有量が多く、加えてミリアシ
ン、リグノセリン酸、エルカ酸、リソレシチンも
含んでいる。 また、小麦胚芽の脂溶性抽出物として市販の小
麦胚芽油をそのまま用いることができる。製造す
る場合には小麦胚芽粉末1重量部に対し1〜5重
量部の水、0.001〜0.01重量部のプロテアーゼ、
アミラーゼ等の酵素を加え、60〜70℃で1〜2日
間発酵処理して組織を破解せしめその後100℃に
して酵素を失活せしめた後、同容量程度のヘキサ
ンで抽出する。該抽出液からヘキサンを留去して
オイル状物質を得る。別に水溶性抽出物の製法と
しては、熱処理した脱脂胚芽含有水溶液をろ過
し、得られた抽出水溶液を蒸発乾固せしめ破砕、
整粒する。その際無水ケイ酸等の固化防止剤を加
えて常法処理してもよい。または抽出水溶液の濃
度を約20%に濃縮した後、乳糖を液にたいして10
%程度添加してスプレードライ法により粉末化す
ることもできる。 一方、小麦胚芽に対する酵素処理を省くことも
でき、この場合抽出効率は悪くなるが操作が非常
に簡便となる。また、小麦胚芽はアラビアゴム、
トラガントゴム、ゼラチン等の食用乳化剤と2〜
4倍量の水を加えて撹拌練合した後、ろ過、圧
搾、遠心分離等の手段で液層を採取することによ
り水溶性成分および脂溶性成分を同時に回収する
ことができる。 小麦胚芽抽出物は脂溶成分としてビタミンEを
初めとするトコフエロール類、カロチノイド、必
須脂肪酸であるリノール酸を主構成分とするトリ
グリセリド、自律神経失調症に有効といわれてい
るオリザノールに富み、水溶性成分としては約70
%を占める炭水化物、20%を占める粗蛋白の他に
K、Ma、Na、Ca、Fe、P等の無機質、VB1、
VB2、VB6、ニコチン酸、パントテン酸等を含ん
でいる。 一般に脂溶性成分の抽出における有機溶剤の除
去が不完全であると人体に障害を及ぼすことも考
えられるので、キビにおいてはトウモロコシから
の製油法と同様な圧搾法を、小麦胚芽の場合は、
従来公知の圧搾法、高分子蒸留法等を用いること
もできる。 なお、キビ抽出物は原料から30〜50重量%で、
小麦胚芽抽出物は15〜35重量%でえられる。 キビ抽出物の脂溶成分の主成分は脂肪酸グリセ
リドであり、この脂肪酸グリセリドは体内でVE
が不足すると酸化的劣化脂肪となり易く、それは
細胞の老化を早めるといわれているので、健康食
品としての高度利用という点からはこれを除去す
ることが好ましい。 本発明品は以上の成分の他にL−シスチンおよ
びパントテン酸カルシウムを含ませてより効果の
高い健康食品とし得ることが判つた。 パントテン酸カルシウムはビタミンB5ともい
い、既に医療用にも使われているものであり、そ
の欠乏により脂質代謝異常、皮膚の角質化、脱毛
を起こすことがしられており、現に養毛剤として
も用いられるが、パントテン酸カルシウムの欠乏
が原因である脱毛症にやや効果が認められること
はあつても、それ以外の原因不明の脱毛症には充
分な効果は得られなかつたものである。 L−シスチンは毛中のアミノ酸成分のうち最も
多く含まれるものであり、一般の蛋白質の成分と
しては認められないが、毛髪、角質に多く人毛中
ケラチン物質100g中に約14gのシスチンが含ま
れており、シスチンの工業的製法として、現に毛
髪を原料として、その加水分解によつて得る方法
も採用されている。 ところで、キビ抽出物や小麦胚芽油は栄養価に
富み、特に毛髪形成に必須のミネラル、ビタミ
ン、アミノ酸を各種含んでいるが、従来、単に養
毛に良いと思われる栄養組成物の投与によつて
は、極めてまれな栄養失調による脱毛、白髪化に
対しては別として、一般的な発毛異常に対し期待
される程の効果がなかつたことは周知である。 また、パントテン酸は糖質、脂肪代謝の要をな
すアセチルコエンザイムAの前駆物質であるコエ
ンザムAの構成分であり、その欠乏により脱毛症
を起こすといわれているが、パントテン酸は人体
の腸内細菌によつて生成されるから、その欠乏症
が起りえるか疑問を持つ研究者が多く、さらにそ
の欠乏症と思われる各種症状に使用して効果を得
たとの報告もあるが、一方その効果を否定する報
告もある。また、L−シスチンはL−システイン
との間に酸化還元の相互交換をしたり、生体内で
はグルタチオンの構成分として代謝に重要な役割
を果たしているといわれているが、メチオニンよ
り生体内で合成されるので、必須アミノ酸でな
い。そしてこのL−シスチンは毛形成に不可欠な
ケラチン合成過程の構成核となるものであるか
ら、従来養毛剤としての利用が試みられたが、満
足できる効果は得られなかつたものである。 以上のことから、単に栄養補給、代謝改善剤投
与等では説明のつかない養毛、育毛機構に対し、
本発明に係る健康食品が優れた養毛、育毛効果を
示すことは驚くべきことである。 本発明においては、高密度栄養組成物とするた
めに賦形剤をできるだけ用いない形態が好まし
く、また本組成物中には小麦胚芽油分があるの
で、軟カプセル剤、好ましくはキビ抽出物が50〜
100mg、小麦胚芽油が100〜200mg、パントテン酸
カルシウム1〜10mgおよびL−シスチンが0.5〜
20mgを含む軟カプセル型とすることが好ましい。 以下に実施例を示す。 実施例 1 キビの脂溶性抽出物35重量部、キビの水溶性抽
出物35重量部、小麦胚芽油150重量部、L−シス
チン1重量部、パントテン酸カルシウム5重量部
を混合撹拌し、油状懸濁液を得る。 一方、ゼラチン顆粒40重量部にグリセリン22重
量部、精製水28重量部、メチルパラベン0.0003重
量部を加え、混練し、一晩膨潤させる。次いで、
上記油状溶液と加温溶融させたゼラチン組成物か
ら、ロータリー式連続軟カプセル自動充填器を用
いて常法により内容物0.25mlを含む軟カプセルを
得た。 実施例 2 ゼラチン10重量部、精製水100重量部、小麦胚
芽油50重量部を混合撹拌し、分散、乳化する。一
方、アビセル40重量部、キビの脂溶性抽出物の不
ケン化物20重量部、キビの水溶性抽出物50重量
部、小麦胚芽水溶性抽出物100重量部、L−シス
チン3重量部、パントテン酸カルシウム3重量部
を混合し、これに上記の小麦胚芽油乳化液を添
加、練合し、この練合物を破砕造粒機(スクリー
ン:ヘリンボン型目開き3m/m回転数3000rpm)
により造粒し、乾燥、整粒して20〜150メツシユ
の造粒物とする。この造粒物70重量部にステアリ
ン酸マグネシウム1重量部を加えて混合した後、
ユキセントリツク型錠剤機を用いて圧縮整型し
て、1錠300mgの錠剤を得た。 実施例 3〜5 軟カプセル中の内容物となる重量組成比が下記
表1の如くなるよう各成分を混合して、油状懸濁
液を得る以外は実施例1と同様の操作により軟カ
プセルを得た。
関し、更に詳しくは、発毛、育毛を促進し、脱毛
を防止して毛髪を健康に保つための健康食品に関
するものである。 脱毛症、異常毛発生の原因は毛細血管の血行障
害、毛嚢や表皮の老朽化や異常、各種ホルモン障
害等がいわれているが、未だ不明の点が多く、完
治することが難しく、特に頭部に発生した場合
は、美容上での精神的苦痛を伴うものである。 従来、脱毛症の治療や予防のために、内分泌腺
に作用するエトラジオール、エストロン、ジエチ
ルスチルベストロール等の女性ホルモン、副腎皮
質の機能亢進のためにコルチゾン、ヒドロコルチ
ゾン、ブレドニゾロン等のコルチコイドが使われ
てきたが、これらホルモンは全身的作用が懸念さ
れるうえ、充分な効果を発揮し得なかつた。 他方、栄養学的面から、ビタミンEやビオチン
のようなビタミン類、ロイシン、スレオニン、メ
チオニン等のアミノ酸、さらには、ニコチン酸誘
導体やアセチルコリン誘導体のような末梢血管拡
張剤、サリチル酸やレゾルシン等の角質溶解剤、
セフアランチン、感光色素、トウガラシ、カンダ
リスチンキ等の皮膚機能亢進剤、トリクロロカル
バニリド、臭化アルキルイソキノリウム等の殺菌
剤等が、多くは外用液剤もしくは毛髪化粧品に添
加して用いられてきたが、充分な効果は得られな
かつた。 そこで、本発明者は、従来にも増して育毛、発
毛効果を有するもので、しかも副作用の面からそ
の危険が殆んどない生薬抽出物が加工物より養毛
作用物質を得るべく鋭意研究を重ねた結果、キビ
抽出物が充分に期待にこたえ、さらに小麦胚芽
油、パントテン酸カルシウム、L−システイン等
を配合したものは相乗的に養毛効果が高まること
を見出し、本発明を完成したものである。 したがつて、本発明の目的は、発毛、育毛を促
進し、脱毛を防止して毛髪を健康に保持するため
のキビ抽出物を主体とした健康食品を提供するこ
とにある。 また本発明のもう一つの目的は、ホルモンの全
身的作用など副作用のないキビ抽出物を主体とし
た健康食品を提供することにある。 更に本発明のもう一つの目的は、カプセル剤の
経口用製剤化が容易なキビ抽出物を主体とした健
康食品を提供することにある。 本発明に係る健康食品は、キビ抽出物、小麦胚
芽抽出物、パントテン酸カルシウムおよびL−シ
スチンの4種が用いられ、キビ抽出物は、キビの
脂溶性抽出物と水溶性抽出物の合したものを指
し、これら抽出物は、まずヘキサンや石油エーテ
ル等の有機溶剤で脂質を抽出し、次いで、水もし
くは水性エタノールで水溶性成分を抽出した後、
溶剤を留去した抽出物を合することにより得られ
る。 一例を示せば、キビの脂溶性抽出物の製法につ
いては、キビの種子の製粉化したものをろ過法に
よつてヘキサン抽出する。次いで、該ヘキサン抽
出物からヘキサンを除去するために常圧にて蒸留
する。ヘキサンを除去した該抽出物に硫酸ナトリ
ウムを加えて乾燥し、ろ過して乾燥剤を除いて、
目的とするオイル状物を得る。保管にあたつて
は、密閉容器を用い、酸化を防ぐため該容器中の
空気を窒素ガスで置換充填する。 また、キビの水溶性抽出物の製法については、
キビのヘキサン抽出残査を原料としろ過手段によ
り糖製水にて抽出する。減圧化にて抽出水溶液か
ら水を蒸発させ粘状物にする。この粘状物をさら
に真空乾燥機にかけて乾燥し目的物を得る。この
固形物の利用の際の好適な性状をもたせるため、
その流動性を高める目的でこれに高純度の軟質無
水ケイ酸(アエロジル)を加えて混合し、粉砕し
てふるいにかけ、適当な粒度の乾燥粉末物質とす
るのが好ましい。 このようにして得られたキビ抽出物中には、主
にリノール酸、オレイ酸、ステアリン酸、パルミ
チン酸などからなる脂質やα,β,γ−シトステ
ロールを初めとするステロール類の脂肪分に富ん
でいる。また水性抽出成分としてVB1,VB2、ニ
コチナミド等のビタミン類、Mg、Ca、Fe、P等
の無機質および幾つかのアミノ酸を含み、その中
でもロイシンの含有量が多く、加えてミリアシ
ン、リグノセリン酸、エルカ酸、リソレシチンも
含んでいる。 また、小麦胚芽の脂溶性抽出物として市販の小
麦胚芽油をそのまま用いることができる。製造す
る場合には小麦胚芽粉末1重量部に対し1〜5重
量部の水、0.001〜0.01重量部のプロテアーゼ、
アミラーゼ等の酵素を加え、60〜70℃で1〜2日
間発酵処理して組織を破解せしめその後100℃に
して酵素を失活せしめた後、同容量程度のヘキサ
ンで抽出する。該抽出液からヘキサンを留去して
オイル状物質を得る。別に水溶性抽出物の製法と
しては、熱処理した脱脂胚芽含有水溶液をろ過
し、得られた抽出水溶液を蒸発乾固せしめ破砕、
整粒する。その際無水ケイ酸等の固化防止剤を加
えて常法処理してもよい。または抽出水溶液の濃
度を約20%に濃縮した後、乳糖を液にたいして10
%程度添加してスプレードライ法により粉末化す
ることもできる。 一方、小麦胚芽に対する酵素処理を省くことも
でき、この場合抽出効率は悪くなるが操作が非常
に簡便となる。また、小麦胚芽はアラビアゴム、
トラガントゴム、ゼラチン等の食用乳化剤と2〜
4倍量の水を加えて撹拌練合した後、ろ過、圧
搾、遠心分離等の手段で液層を採取することによ
り水溶性成分および脂溶性成分を同時に回収する
ことができる。 小麦胚芽抽出物は脂溶成分としてビタミンEを
初めとするトコフエロール類、カロチノイド、必
須脂肪酸であるリノール酸を主構成分とするトリ
グリセリド、自律神経失調症に有効といわれてい
るオリザノールに富み、水溶性成分としては約70
%を占める炭水化物、20%を占める粗蛋白の他に
K、Ma、Na、Ca、Fe、P等の無機質、VB1、
VB2、VB6、ニコチン酸、パントテン酸等を含ん
でいる。 一般に脂溶性成分の抽出における有機溶剤の除
去が不完全であると人体に障害を及ぼすことも考
えられるので、キビにおいてはトウモロコシから
の製油法と同様な圧搾法を、小麦胚芽の場合は、
従来公知の圧搾法、高分子蒸留法等を用いること
もできる。 なお、キビ抽出物は原料から30〜50重量%で、
小麦胚芽抽出物は15〜35重量%でえられる。 キビ抽出物の脂溶成分の主成分は脂肪酸グリセ
リドであり、この脂肪酸グリセリドは体内でVE
が不足すると酸化的劣化脂肪となり易く、それは
細胞の老化を早めるといわれているので、健康食
品としての高度利用という点からはこれを除去す
ることが好ましい。 本発明品は以上の成分の他にL−シスチンおよ
びパントテン酸カルシウムを含ませてより効果の
高い健康食品とし得ることが判つた。 パントテン酸カルシウムはビタミンB5ともい
い、既に医療用にも使われているものであり、そ
の欠乏により脂質代謝異常、皮膚の角質化、脱毛
を起こすことがしられており、現に養毛剤として
も用いられるが、パントテン酸カルシウムの欠乏
が原因である脱毛症にやや効果が認められること
はあつても、それ以外の原因不明の脱毛症には充
分な効果は得られなかつたものである。 L−シスチンは毛中のアミノ酸成分のうち最も
多く含まれるものであり、一般の蛋白質の成分と
しては認められないが、毛髪、角質に多く人毛中
ケラチン物質100g中に約14gのシスチンが含ま
れており、シスチンの工業的製法として、現に毛
髪を原料として、その加水分解によつて得る方法
も採用されている。 ところで、キビ抽出物や小麦胚芽油は栄養価に
富み、特に毛髪形成に必須のミネラル、ビタミ
ン、アミノ酸を各種含んでいるが、従来、単に養
毛に良いと思われる栄養組成物の投与によつて
は、極めてまれな栄養失調による脱毛、白髪化に
対しては別として、一般的な発毛異常に対し期待
される程の効果がなかつたことは周知である。 また、パントテン酸は糖質、脂肪代謝の要をな
すアセチルコエンザイムAの前駆物質であるコエ
ンザムAの構成分であり、その欠乏により脱毛症
を起こすといわれているが、パントテン酸は人体
の腸内細菌によつて生成されるから、その欠乏症
が起りえるか疑問を持つ研究者が多く、さらにそ
の欠乏症と思われる各種症状に使用して効果を得
たとの報告もあるが、一方その効果を否定する報
告もある。また、L−シスチンはL−システイン
との間に酸化還元の相互交換をしたり、生体内で
はグルタチオンの構成分として代謝に重要な役割
を果たしているといわれているが、メチオニンよ
り生体内で合成されるので、必須アミノ酸でな
い。そしてこのL−シスチンは毛形成に不可欠な
ケラチン合成過程の構成核となるものであるか
ら、従来養毛剤としての利用が試みられたが、満
足できる効果は得られなかつたものである。 以上のことから、単に栄養補給、代謝改善剤投
与等では説明のつかない養毛、育毛機構に対し、
本発明に係る健康食品が優れた養毛、育毛効果を
示すことは驚くべきことである。 本発明においては、高密度栄養組成物とするた
めに賦形剤をできるだけ用いない形態が好まし
く、また本組成物中には小麦胚芽油分があるの
で、軟カプセル剤、好ましくはキビ抽出物が50〜
100mg、小麦胚芽油が100〜200mg、パントテン酸
カルシウム1〜10mgおよびL−シスチンが0.5〜
20mgを含む軟カプセル型とすることが好ましい。 以下に実施例を示す。 実施例 1 キビの脂溶性抽出物35重量部、キビの水溶性抽
出物35重量部、小麦胚芽油150重量部、L−シス
チン1重量部、パントテン酸カルシウム5重量部
を混合撹拌し、油状懸濁液を得る。 一方、ゼラチン顆粒40重量部にグリセリン22重
量部、精製水28重量部、メチルパラベン0.0003重
量部を加え、混練し、一晩膨潤させる。次いで、
上記油状溶液と加温溶融させたゼラチン組成物か
ら、ロータリー式連続軟カプセル自動充填器を用
いて常法により内容物0.25mlを含む軟カプセルを
得た。 実施例 2 ゼラチン10重量部、精製水100重量部、小麦胚
芽油50重量部を混合撹拌し、分散、乳化する。一
方、アビセル40重量部、キビの脂溶性抽出物の不
ケン化物20重量部、キビの水溶性抽出物50重量
部、小麦胚芽水溶性抽出物100重量部、L−シス
チン3重量部、パントテン酸カルシウム3重量部
を混合し、これに上記の小麦胚芽油乳化液を添
加、練合し、この練合物を破砕造粒機(スクリー
ン:ヘリンボン型目開き3m/m回転数3000rpm)
により造粒し、乾燥、整粒して20〜150メツシユ
の造粒物とする。この造粒物70重量部にステアリ
ン酸マグネシウム1重量部を加えて混合した後、
ユキセントリツク型錠剤機を用いて圧縮整型し
て、1錠300mgの錠剤を得た。 実施例 3〜5 軟カプセル中の内容物となる重量組成比が下記
表1の如くなるよう各成分を混合して、油状懸濁
液を得る以外は実施例1と同様の操作により軟カ
プセルを得た。
【表】
本発明品の効果を確かめるため、成長期にある
体重20gのマウス6匹を1群とし、投与群には、
後に述べる実施例1のカプセル1個分の内容物お
よび細断したカプセル殻を1日3回の食飼後強制
経口投与した。なお、試験期間中の給飼料は投与
群、対照群とも通常の2/3まで減じ、1週間後
に平均体重増加量を測定した。その結果、本発明
品の投与群は6.2g、対照群は2.3gの平均体重増
加量が見られた。両群とも外観状の変化、行動異
常は認められなかつた。 次に、キビ抽出物を通常飼料に混合してマウス
に与え、その発毛効果の試験を実施した。 (試験方法) 5週齢のC3Hマウスを入手し21日間の固形飼
料による予備飼育を行つた。マウスの背部を脱毛
(バリカン−脱毛クリーム)し、投与群による飼
育を21日間行つた。 投与群および飼料配合量は 〔A〕 対 照(N−Control)オリエンタルCMF 〔B〕 陽性対照(P−Control)小麦胚芽油5%配
合 〔C〕 被験物質 キビ抽出物1%配合 〔D〕 被験物質 キビ抽出物5%配合 〔E〕 比較対照 小麦胚芽油96.2% パントテン酸カルシウム3.2% L−シスチン0.6%5%配合 〔F〕 他社参考品 加美乃素 5%配合 試験終了後(投与飼育21日間後)、一定部位よ
り脱毛し、これをスライドグラスにランダムに採
取、メジヤー付ルーペで測定した。 その結果を表2に示す。
体重20gのマウス6匹を1群とし、投与群には、
後に述べる実施例1のカプセル1個分の内容物お
よび細断したカプセル殻を1日3回の食飼後強制
経口投与した。なお、試験期間中の給飼料は投与
群、対照群とも通常の2/3まで減じ、1週間後
に平均体重増加量を測定した。その結果、本発明
品の投与群は6.2g、対照群は2.3gの平均体重増
加量が見られた。両群とも外観状の変化、行動異
常は認められなかつた。 次に、キビ抽出物を通常飼料に混合してマウス
に与え、その発毛効果の試験を実施した。 (試験方法) 5週齢のC3Hマウスを入手し21日間の固形飼
料による予備飼育を行つた。マウスの背部を脱毛
(バリカン−脱毛クリーム)し、投与群による飼
育を21日間行つた。 投与群および飼料配合量は 〔A〕 対 照(N−Control)オリエンタルCMF 〔B〕 陽性対照(P−Control)小麦胚芽油5%配
合 〔C〕 被験物質 キビ抽出物1%配合 〔D〕 被験物質 キビ抽出物5%配合 〔E〕 比較対照 小麦胚芽油96.2% パントテン酸カルシウム3.2% L−シスチン0.6%5%配合 〔F〕 他社参考品 加美乃素 5%配合 試験終了後(投与飼育21日間後)、一定部位よ
り脱毛し、これをスライドグラスにランダムに採
取、メジヤー付ルーペで測定した。 その結果を表2に示す。
【表】
表2の結果より、成長毛の長さは、D群が最も
長く成長しており、また、C、E群も長く、陽性
対照に対しても有意であつた。 したがつて、キビ抽出物とパントテン酸カルシ
ウムおよびL−シスチンを併用すれば、より高い
発毛効果が得られることが類推される。 また、慢性食欲不振、虚弱体質、全身けん怠感
等体の不調を訴える33才〜48才の男5人に対し、
上記実施例1のカプセルを1日3回、1回3カプ
セルを2週間にわたり内服後、自覚症状をたずね
たとき、以前に比べ明らかに健康になつたと感ず
る人2名、少しは良くなつたかもしれないと感ず
る人2名、不変と思うと答えた人は1名であつ
た。副作用らしきものは全員無いと答えた。 また、本発明品が、発毛異常と関係があると思
われる皮膚末梢血管における血流量を変化させる
か否かを調べるため、フルボグラフイーによる皮
膚末梢血管血流増加作用の測定試験を行つた。 (方 法) 被験物は上記実施例1で得られたカプセルおよ
びプラセボで、被験者は志願による者18人であ
る。 当日はアルコールやカフエイン等を含む飲食物
を避けさせ、測定に先立ち精神的動揺を避けるた
め、装置探針の測定部位固定のデモンストレーシ
ヨンを受けている。 測定部位は禿頭、腿部、額部のいずれかまたは
同時に異なる2ケ所で、探針は無毛の静脈の見え
ない部位に当て、被験者を試験床に横たわらせ、
血流量を通常レベルにさせ、フルボグラフイー開
始後数分間、被験物2カプセルを投与し、投与前
後にわたるフルボグラフ曲線を得る(探針移動速
度1cm/分)。 その結果を表3に示す。
長く成長しており、また、C、E群も長く、陽性
対照に対しても有意であつた。 したがつて、キビ抽出物とパントテン酸カルシ
ウムおよびL−シスチンを併用すれば、より高い
発毛効果が得られることが類推される。 また、慢性食欲不振、虚弱体質、全身けん怠感
等体の不調を訴える33才〜48才の男5人に対し、
上記実施例1のカプセルを1日3回、1回3カプ
セルを2週間にわたり内服後、自覚症状をたずね
たとき、以前に比べ明らかに健康になつたと感ず
る人2名、少しは良くなつたかもしれないと感ず
る人2名、不変と思うと答えた人は1名であつ
た。副作用らしきものは全員無いと答えた。 また、本発明品が、発毛異常と関係があると思
われる皮膚末梢血管における血流量を変化させる
か否かを調べるため、フルボグラフイーによる皮
膚末梢血管血流増加作用の測定試験を行つた。 (方 法) 被験物は上記実施例1で得られたカプセルおよ
びプラセボで、被験者は志願による者18人であ
る。 当日はアルコールやカフエイン等を含む飲食物
を避けさせ、測定に先立ち精神的動揺を避けるた
め、装置探針の測定部位固定のデモンストレーシ
ヨンを受けている。 測定部位は禿頭、腿部、額部のいずれかまたは
同時に異なる2ケ所で、探針は無毛の静脈の見え
ない部位に当て、被験者を試験床に横たわらせ、
血流量を通常レベルにさせ、フルボグラフイー開
始後数分間、被験物2カプセルを投与し、投与前
後にわたるフルボグラフ曲線を得る(探針移動速
度1cm/分)。 その結果を表3に示す。
【表】
表3の結果より、同時2ケ所測定、数日後の再
現性テスト、プラセボチチエツクを含め計33のフ
ルボグラフ曲線が得られ、本カプセル投与群は全
員が皮膚血流量の増加(6〜62%)を示し、その
持続時間は1例を除き試験終了(25〜85分)まで
続いた。 しかして、本発明に係る健康食品は、優れた養
毛、育毛効果を有する他にホルモンの全身的作用
など副作用がなくて安全であり、また、経口用製
剤化が容易である等の多くの利点を有するもので
ある。 すなわち、安全性については、キビ抽出物、小
麦胚芽油は自然食品を起源とするものであるから
問題はなく、また、他の成分であるパントテン酸
カルシウムは人体に対し経口で10g/dayまで安
全は確かめられているが、本健康食品は微量(上
記安全量の1/16〜1/200)で充分であり、し
かもパントテン酸は動植物界に広く存在するもの
である。また、L−シスチンはスキムミルクを母
乳化する際添加される等、食品とみなすこともで
きる。しかもここでは微量用いるだけである。よ
つて、本健康食品は副作用が全く考えられず、安
全である。 また、経口用製剤化の容易性については、従来
の養毛剤は経口での副作用の面からシヤンプー、
ヘアローシヨン、ヘアトニツク等、養毛整髪化粧
品中に含有させたり、クリーム、軟こう、液剤、
乳剤等外用として使用せねばならなかつたものが
殆んどであり、その効果をあげるために角質溶解
剤を含まねばならなかつたが、本健康食品はその
成分が安全性の高いものであるからその必要性は
なく、錠剤、カプセル剤、散剤等、経口剤とする
ことができ、これにより皮膚刺激がなく携帯便
利、一定量服用が容易となる。これら経口用製剤
の製法としては、従来公知の製剤化法が適用でき
る。
現性テスト、プラセボチチエツクを含め計33のフ
ルボグラフ曲線が得られ、本カプセル投与群は全
員が皮膚血流量の増加(6〜62%)を示し、その
持続時間は1例を除き試験終了(25〜85分)まで
続いた。 しかして、本発明に係る健康食品は、優れた養
毛、育毛効果を有する他にホルモンの全身的作用
など副作用がなくて安全であり、また、経口用製
剤化が容易である等の多くの利点を有するもので
ある。 すなわち、安全性については、キビ抽出物、小
麦胚芽油は自然食品を起源とするものであるから
問題はなく、また、他の成分であるパントテン酸
カルシウムは人体に対し経口で10g/dayまで安
全は確かめられているが、本健康食品は微量(上
記安全量の1/16〜1/200)で充分であり、し
かもパントテン酸は動植物界に広く存在するもの
である。また、L−シスチンはスキムミルクを母
乳化する際添加される等、食品とみなすこともで
きる。しかもここでは微量用いるだけである。よ
つて、本健康食品は副作用が全く考えられず、安
全である。 また、経口用製剤化の容易性については、従来
の養毛剤は経口での副作用の面からシヤンプー、
ヘアローシヨン、ヘアトニツク等、養毛整髪化粧
品中に含有させたり、クリーム、軟こう、液剤、
乳剤等外用として使用せねばならなかつたものが
殆んどであり、その効果をあげるために角質溶解
剤を含まねばならなかつたが、本健康食品はその
成分が安全性の高いものであるからその必要性は
なく、錠剤、カプセル剤、散剤等、経口剤とする
ことができ、これにより皮膚刺激がなく携帯便
利、一定量服用が容易となる。これら経口用製剤
の製法としては、従来公知の製剤化法が適用でき
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 キビ抽出物の他に、少なくとも小麦胚芽抽出
物、パントテン酸カルシウムおよびL−シスチン
を含有するキビ抽出物を主体とした健康食品。 2 食品の形態がキビ抽出部物50〜100mg、小麦
胚芽油100〜200mg、パントテン酸カルシウム1〜
10mgおよびL−シスチン0.5〜20mgを含有する軟
カプセル型である特許請求の範囲第1項記載のキ
ビ抽出物を主体とした健康食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57044607A JPS58162273A (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | キビ抽出物を主体とした健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57044607A JPS58162273A (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | キビ抽出物を主体とした健康食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58162273A JPS58162273A (ja) | 1983-09-26 |
| JPH0351390B2 true JPH0351390B2 (ja) | 1991-08-06 |
Family
ID=12696126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57044607A Granted JPS58162273A (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | キビ抽出物を主体とした健康食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58162273A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2843597B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1999-01-06 | オリエンタルバイオ株式会社 | 非特異的フリーラジカルスカベンジヤー及びその製造法 |
| WO2002015843A2 (en) * | 2000-08-23 | 2002-02-28 | Sergey Petrovich Semenov | Agent for regulating lipidic metabolism and method for producing said agent |
| JP2004346031A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | Bios Ikagaku Kenkyusho:Kk | 植物性発毛有効成分および該発毛有効成分の抽出分離方法 |
| CN113786463A (zh) * | 2021-10-15 | 2021-12-14 | 山西大学 | 具有抑制肠道脂质吸收功能的小米全谷物黄酮的制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS545072A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-16 | Yutaka Shidachi | Production of extract solution based on gramineae plant |
-
1982
- 1982-03-23 JP JP57044607A patent/JPS58162273A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58162273A (ja) | 1983-09-26 |
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