JPH0351538A - 摺動型弾性ブッシュ組立体 - Google Patents

摺動型弾性ブッシュ組立体

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JPH0351538A
JPH0351538A JP18773089A JP18773089A JPH0351538A JP H0351538 A JPH0351538 A JP H0351538A JP 18773089 A JP18773089 A JP 18773089A JP 18773089 A JP18773089 A JP 18773089A JP H0351538 A JPH0351538 A JP H0351538A
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Yoichi Kawamoto
河本 洋一
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Kurashiki Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は摺動型ブッシュ組立体に係り、詳しくは車両の
サスペンション、例えばダブルウィッシュボーンにおけ
るアッパーアーisの車体との連結部に用いて好適な摺
動型弾性ブッシュ組立体に関する。
【従来の技術】
従来、車両サスペンション等の枢支連結部に使用される
ブyシュ組立体は、一般に同心的に配設される内外二つ
の筒状部材間にゴム材料からなる筒状の弾性部材が介装
された構造であり、その弾性部材のばね特性によっ゛C
、主として輔直角方向の振動を吸収するようになってい
る。 しかし、このような構造のブッシュ組立体は、軸直角方
向の剛性を上げると捩り剛性が増加するという難点があ
った。このために、上記筒状部材と弾性部材との間に、
この弾性部材による捩り剛性を低減させるための摺動部
材を介在させることが、例えば、英国特許第10458
27号や米国特許第3331642号等の明細書によっ
て提案されている。 このように筒状部材と弾性部材との間に摺動部村な介在
させた活動型ブッシニ組立体は、摺動部材によって筒状
部材と弾性部材間のJF!擦抵抗が軽減し、筒状部材と
弾性部材は容易な相互の回転が可能となるから,軸直角
方向の剛性を保持すると共に軸回転方向の捩り剛性を低
くすることができる。そして従来、この摺動用樹脂材料
からなる11筒状摺動部材は補強と信頼性向」二を考え
て内側から、あるいは外側から金属材料からなる支持筒
に圧入されて用いられていた。例えば特開昭61−12
7934号公報においては剛性スリーブ部材の端部を、
半径方向外方に延びる外フランジ部とその外フランジ部
の外周林から軸方向外側に延びる筒状延長部にて′n威
させ、かつ摺動部材が一端に半径方向外方に延びる外フ
ランジ部を有する二つの円筒体にて構成され、か゛つそ
の二つの円筒体を、その外フランジ部がブッシュ組立体
の端部側に位置するように内筒部材と前記剛性スリーブ
部材との間レこ配置させ、そのいずれかで圧入固定して
円筒体と内筒部材との間、あるいは剛性スリーブと円筒
体との間で相対回動を行なったり、又は円筒体をいずれ
にも固定せずに、剛性スリーブ及び内筒部材双方に対し
て相対回動し得るようにした構成が提案されている。 また、本出願人が先に出願した実願昭63−77591
号においては,金属パイプからなる支持筒内周に片側フ
ランジ付摺動スリーブをそれぞれ両側から圧大した円筒
状摺動スリーブを介装した二重ブッシュ構造が提案され
ている。 また、従来これら摺動型ブッシュ組立体は、このような
弾性部材と筒状部材との間の相対摺動部に土、砂のよう
な固形粒子や泥水等が浸入すると、その摺動面に傷が付
いたり、通常金属材料から形成されている筒状部材の摺
動面に錆が発生したりして、摺動性能が損なわれるので
、防塵用のダストシールに関するさまざまな改良が行な
われてきた。 例えば、これらシールを設けることは実開昭57−18
4336号、同60− 29940号, 同60−29
941号公報等で提案されている。また.前述した実願
昭6377591号ではこれらのシール構造の改良に関
する提案が行なわれている。 一方、信頼性の点から弾性部材、筒状部材あるいは摺動
部材等がフランジを設けて内筒両端の圧入リングと対に
用いられて、離脱防止が計られた6 りしていた。 全体とし゛Cは、簡便にし゛C摺動機能、シ・−ル機能
及び信頼性、耐久性を濶たす組立体が求められていた。
【発明が解決しようとする課題) ところが、これら従来のブッシュにおいては、金屈パイ
ブ支持筒に樹脂製摺動スリーブを軟合して用いる場合、
樹脂スリーブに要求される寸法公差が厳しく、削り出し
をするので製法上高価になるという問題があった。また
、従来の成形法による場合、樹脂スリーブ外径が大きい
ときは挿入困難をさたし、小さいときは企爲パイプとv
i脂スリーブどの間に間隙が発生した。そのため、この
寸法公差のバラッキを吸収するため、樹脂スリーブを寸
法によってM別化して使用する必要があった。 また、これらの内筒部44を搬送時や金具処理工程時バ
ッチ式によって除錆、IJj鮪処理を行なう際に摺動面
である内筒外周部に傷や打傷がつぎゃすく、その為に摺
動ブッシュ組立体の円滑な摺動か阻害され、更には摺動
部材の摩耗劣化を促進する゜7 ものであった。 また、円滑な摺動性能を得る為には、内筒外径、支持筒
内径及び摺動部材の内外径の寸法を厳しく品質管理する
必要があった。 このように、樹脂スリーブを摺動部材として使用した場
合には、上述したような製法上の問題点があり、摺動型
ブッシュ組立体自体には、更に、前述したような要求さ
れる特性がある。また、寸法精度だけを求めるのであれ
ば含油軸受合金等の金属製とするこども可能であるが、
それでは、高価であるし.軽量化の要求を満たすことが
できないっ 設計−ヒの要求から軽歓で精度の高い摺動型ブッシュ組
立体が求められており、製造上の要求から、工程が簡略
でバラッキの少ない製法が求められている。 【課題を解決するための手段】 本発明は、このような従来の諸問題を解決するためにな
されたものであって、その要旨とするところは、7Zい
に同心的に配置された、少なくとも8 内筒と外筒を有する複数の円筒間に弾性手段と摺動手段
を有し、弾性手段が少なくとも隣接する二つの円筒間に
介装されたゴム状弾性体のブッシュからなり、摺動手段
が互いに対向する内側円筒と外側円筒からなり、内側円
筒の端部に近接する位置より軸線内方外周面に一体的に
成形された摺動樹脂層を有し、その摺動樹脂層表面と外
側円筒内周面との間で摺動することを特徴とする摺動型
弾性ブッシュ組立体である。 また,更には、」二記のような弾性手段と摺動手段を有
し、摺動手段における内側円筒体の外周面は、中央部の
摺動部と端部に近接して存在する大径部と、端部の小径
部と、その間をつなぐ位置にて軸線を横切る方向に延在
する軸線方向内側肩部と外側肩部を有し、その中央摺動
部、軸線方向内側肩部、端部近接大径部は、実質的に一
体に戊形された摺動樹脂層により形成され、外側円筒の
内周面は、中央部の摺動部と、端部の大径部と、その間
をつなぐ位置にて軸線を横切る方向に延在する肩部を有
し、前記内側円筒摺動樹脂層表面と外9 側円筒内周面との間で摺動することを特徴とする摺動型
弾性ブッシュ組立体である。 その組立構造としては、内側円筒体の前記の内側肩部は
、対向する外側円筒肩部位置よりも軸線方向外側に隔置
されるか摺接されて外側円筒肩部を両側から挾んで、外
側円筒を実質的に保持し、内側円筒体の前記の内側肩部
、前記端部近接大径部、前記外側肩部によって形成され
る環状突起部が、圧入リンク(2)で形或されるか又は
内側円筒(1)と一体形成されていることを特徴とし、
 そのシール手段及び潤滑手段としては摺動する前記内
側円筒体(4)摺動樹脂層と前記外側円筒(5)内周面
のいずれか一方又は両方に、潤滑手段としての油溜めを
有し、両方に油溜めが存在する場合には互いに直交方向
に延在して凹状溝(油溜め)がそれぞれ形成され、 内
側円筒体(4)の前記外側肩部より軸線方向外側位置に
て、内側円筒体(4)か外側円筒(5)のいずれか一方
から他方に密接する環状弾性ダストシールを設けて、少
なくともその間に存在する摺動手段のシールが行なわれ
るようにした10 ことを特徴とする。
【作用及び効果1 このような摺動型ブッシュ組立体においては、従来の摺
動部材を金属材料からなる支持筒に圧入する代わりに、
摺動手段を摺動樹脂層で一体的に成形された内側円筒外
周面とそれに対向する外側円筒内周面である構或として
、常に内側円筒外周面の樹脂層と外側円筒内周面との間
で摺動させていることに大きな特徴を有する。 こうした構或による効果は,ただ単に、支持筒と摺動部
材を圧入一体化させた効果よりもはるかに大きい。すな
わち、従来は摺動部材と支持筒は別々に製作しで組立て
ていたが、一体化成形としたためその組立が不必要な簡
単な構造となり、また、寸法精度が向上するので従来は
必要であった削り出し加工や、層別による選定が不必要
になるのである。また、従来支持筒、内筒、外筒ともに
厳しい加工公差が必要であったが、本発明によればこれ
を必要とせず、内側円筒樹脂層外径と外側円筒内径のみ
を精密に管理すればよい。 11一 更に、従来のブッシュにおいては、内筒部材の搬送時や
金具処理時に、摺動而であるその外周部iこ、燭や1ゴ
痕がつき、m勃が阻′8されたりし7たが、本発明によ
れば、内側円筒外周面の摺動部には摺iPIJ4′l1
脂層が一体的に設けられるので何らその影響を受けず、
またこれが摺動する相手面の外側円筒内周部は、駁送時
、金J?,処理時に(+飢やf)痕のつく心i県がない
ので、こtbら内劇円筒と外側円筒のシ:!1合ぜは、
厳しい工程管理を必要とせずに1a頼性の高い摺動型弾
性ブッシュ絹立体が、簡略でバラツキも少く製造するこ
とができ、それによって摩耗劣化もなく良ifな耐久寿
命が保証さよLるのであろ1, また、本発明にJ3い−Cは、内側円筒J/I判面端部
(=近接して春在ずる大径部( 2 .; )と、内側
肩部(24)外側肩部(22)によって環状突起部全形
成し、外側円筒内周面はそれに対応して沿わせた形状と
なし,前記外側肩部(22)位置を基準としてそのIi
i!Il線方向内方では前記摺効’t?J脂層に上る枯
まhk行ない、その外方ではジールを行なうよっに機能
を分担し,、1ン 内側円筒体(4)の前記内側肩部(24)は、対向する
外側円筒肩部(53)位置よりも軸線方向外側に隔置さ
れるか摺接されて(その外側円筒肩部(53)を両側か
ら挾んで)外側円筒(5)を実質的に保持することにも
特徴を有する。 このような摺動型弾性ブッシュ組立体においては、それ
ぞれ対向し合う内側円筒体(4)と外側円筒(5)間の
部位で摺接(又は近接)して効果的な回転揺動が行なわ
れると共に、外側円筒肩部(53)の外側に隔置される
か摺接されて対向する内側円筒体内側肩部(24)は、
外側円筒(5)を実質的に保持して、軸線方向に摺動自
在に規制しながら、離脱防止を行なうことができる。 また、前述した内側円筒体(4)の前記内側肩部(24
)、大径部(23)、外側肩部(22)によって形成さ
れる環状突起部は、一方を一体形成して他方を圧入する
か、両方を圧入するかは、組立、工程管理、コスト等の
諸条件によって選ぶことができる。 また、本発明は摺動型弾性ブッシュ紹立体における上述
のような構戊の内側円筒摺動樹脂層(14)−13− (21)とそれに対向する外側円筒内周面のいずれか一
方または両方に油溜めを有して、両方に油溜めが存在す
る場合には、一方は円周方向で他方は軸線方向に直交方
向に延在して抽溜めがそれぞれ形成された潤滑手段な有
し,ていることにも特徴を有する。 このような摺動型弾性ブッシュ組立体においては、対向
する両円筒間の摺動手段が,常に油溜めに存在する潤滑
剤でili!l滑して摺動を円滑にし,油溜めが両方に
ある場合には、一方は円周あ向で他方は軸線方向に延在
して互いに直交方向に形成されるので油溜めの凹状溝が
互いに干渉し合って円滑な回転揺動が損なわれる畏れが
なくなる。 更に、本発明は、摺動型弾性ブッシュ組立体における上
述のような構成の内側円筒体(4)の外側肩部(22)
より軸線方向外側位置にて、内側円筒体(4)か外側円
筒(5)のいずれか一方から他方に密接する環状弾性ダ
ストシール(3)を設けて、少なくともその間に存在す
る摺動手段のシールが行なわれるようにしたことにも特
徴を有する。このよう−14 な摺動型弾性ブッシュ組立体においては摺動手段として
存在する内側円筒体の中央摺動部(14)、軸線方向内
側肩部(24)、端部近接大径部(23)に一体に形成
された摺動樹脂層と、それに対向する外側円筒の摺動部
(52)が、この環状弾性ダストシール(3)によって
、前記環状突起部で軸方向変位を規制されながらシール
されるのでシール圧変動も少なく、相対的な摺動(回動
)が損なわれないので、摺動樹脂層による本来の摺動抵
抗低減効果を充分に働かせることができる。 【実施例】 次に,本発明を好適な実施例図面に基づいて詳細に説明
する。なお、図面において,同一の部品あるいは同一の
機能を有するものは、同一の番号で示し、類似のものは
a. b等を数字の後に付記して示している。また、左
右対称にある同形状の部位は、原則としていずれか一方
に数字を記入して示している。 第■図は本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の第lの実
施例を示す縦断面図である。本例におい15 ては、互いに対向する内側円筒体(4)と外側円筒(5
)からなる摺動手段が、隣接する二つの円筒(5)(7
冫の間に介装されたゴム状弾性体のブッシュ(6)から
なる弾性手段の内側にくるように構成され、更に、外側
円筒(5)の内周端部に環状弾性ダストシール(3)が
圧人されて、内側円筒体(4)の端部小径部(2)に密
接し, その間に存在する内側円筒体(4)と外側円筒
(5)からなる摺動手段がシールされている。 この図において、 内側円筒(1)は、第2図、第3図
に明示されているように、外周面端部から内方に向かっ
て、端部小径部(12)、端部近接圧入部(13)、中
央摺動部(14)を有し、その間に外側段部(]5)、
内側段部(16)を有する内側円筒金具(10)と、(
内側段部(16)位置より内方外表面の)中央摺動部(
]4)表面に一体に形成された摺動樹脂N (11)か
らなっている。そしてこの摺動樹脂層(11)には円周
方向等角度間隔に、軸線方向に延在する油溜り溝(18
)が8本形成されている。 ここで、油溜り溝(18)
断面は第3図に示されているように円周方向16 に長い略四角形状の凹状溝を形成しており、その基底部
は円周と略一致している。 また、圧入リング(2)は、本実施例においては,第4
図、第5図に明らかに示されているように、断面四角形
の環状金具(20)と、その外周面及びそれに続く−・
方の側面に一体に形或された摺動樹脂M (21)から
なっている。そしてこの摺動樹脂層(21)には、円周
方向等角度間隔にその側面上と外周面上に延在して閉塞
部(26)で封鎖された油溜り(25)が8本形成され
ている。ここで、油溜り溝(25)断面は前記内側円筒
(1)の油溜り溝(18)と同じく、略四角形状の凹状
溝を形成している。 ここにおいて、内側円筒(1)及び圧入リング(2)上
にはそれぞれ摺.itHtJ脂屑(11)(21)が射
出あるいは注入戊形により一体化成形されるが、本発明
において、前記樹脂スリーブとして使用される樹脂は,
熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン梱脂、AB
S樹脂、As柵脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリアミト樹17 脂、ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリアリ
レー1・樹脂、ポIlサルホン樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド梱脂、ポリ西フソ化エチレン樹脂、その他の
フッ素系樹脂である。また、熱硬化性樹脂としては、フ
ェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジ
アリルフタレ−1〜樹脂,ビニールエステル樹脂等が使
用される。中でも、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、PBT.PET等のエンジニアリングプラスチ
ック樹脂が好適に使用される。これらは、そのまま、あ
るいはブレンドされたり、各種短繊維と複合され繊維強
化プラスチック(FRP又はFRTP)とされたり、潤
滑油を混合した含油プラスチックとして適宜使用される
。 以下余白 ]8 前記内側円筒(1)に左右から、樹脂層側面を内方にし
て圧入リング(2)が圧入された内側円筒体(4)が第
6図に明らかに示されている。 この圧入時において内
側円筒(1)の内側段部(16)は圧入リングの係り止
め部となりまた、外側段部(15)によって圧入完了の
位置確認ができる。こうして圧入リング(2)が内側円
筒(1)に左右から圧入されて,内側円筒体における外
側肩部(22)、端部近接大径部(23)、内側肩部(
24)が形成される。この時、端部近接大径部(23)
、内側肩部(24)、 中央摺動部(14)には一つに
つながった摺動樹脂層が形成され、その表面に形成され
た油溜り溝(Is) (25)は、つながって都合8木
の凹状溝に形成される。この空間内には、潤滑剤として
、ラバーグリース潤滑油あるいは二硫化モリブデン等の
固形潤滑剤が保持され、摺動面に漸次供給される。 この内側円筒体(4)に対向する外側円筒(5)は第7
図に明示されているように、その内周面には、中央摺動
部(52)と端部大径部(51)とその間をつなぐ肩部
(53)を有している。 1q これら内側円筒体(4)と対向する外側円筒(5)との
間の摺動手段をシールする環状弾性ダストシール(3)
は、第8図、第9図に明示したように、縦断面略コの字
状の環をなしており、その内部に縦断面L字状の補強金
具(30)を有している。そして、摺接してシールする
外側シールリップ(33)と内側シールリップ(34)
を有し、コの字状に囲まれた内部にガータスプリングを
有して、この例では外側シールリップを摺接面に押圧維
持している。また、外周に圧人面(32)を有している
。 本例においては,前記したように、これら摺動手段の外
側に弾性手段を有しており、具体的にはゴム状弾性体ブ
ッシュ(6)を介装して隣接する二つの円筒のうち内側
は、外側円筒(5)と一致し、その外側にゴム状弾性体
ブッシュ(6)と外側円筒(5)より径が大きく同心に
配置された円筒(7)を有している、 そのような摺動型弾性ブッシュ組立体の組立のl例を示
せば、 まず、外側円筒(5)の外側に同心的に円筒(
7)がセットされ、 その円筒間にゴム状弾性体ブッシ
ュ(6)が加硫接着され、 その後、円筒(7)が絞ら
れて、弾性手段を有する円筒体(5)(6)(7)が一
体に形成される。 一方、内側円筒金具(10)上に摺動樹脂層(11)が
形成され、環状金具(20)上に摺動樹IrIi層(2
l)が形成されて、それぞれ、 内側円筒(1)と圧入
リング(2)が作威される。 次に、前記円筒体(5) (6) (7)の中に内側円
筒(1)が摺動自在に挿入され、その両側から圧入リン
グ(2)が、内側円筒(1)外周面の端部近接圧入部(
J3)に圧人され、 その結果形成される内側円筒体(
4)の内側肩部(24)は、対向する外側円筒肩部(5
3)位置よりも軸線方向外側に隔置されるか摺接されて
、外側円筒(5)を実質的に保持する。 この時、端部
近接大径部(23)と、それに対向する外側円筒端部大
径部(51)との間は、本例においては摺接しているが
、摺動抵抗を減らすためにわずかに隔離することもでき
る。 その後、外側円筒(5)の内周端部に環状弾性ダストシ
ール(3)の圧人面(32)が圧入されて、対向する内
側円筒体(4)の端部小径部(12)に密接し、この間
に存在する内側円筒体(4)と外側円筒(5)からなる
摺動手段がシールされることで、本摺動型弾性ブッシュ
組立体は実用可能状態となる。 ここで重要なことは、環状弾性ダス1へシールを内側円
筒体外側肩部(22)より軸線方向外側位置に設けたこ
とで、これにより摺動機構そのものがシール機構より独
立して充分に機能することができる。 なお、第1図には図示されてないが、絞られた円筒金具
(7)は、 ここには図示されてないサスペンションア
ーム等の所定の取付孔内に圧入されて固定されるように
なっている。また、前記内側円筒体(4)には、適当な
インナシャフト取付軸が挿入され、そのインナシャフ1
〜は、適当なブラケット等の支持部材を介して車体に取
付けられるようになっている。 第10図は本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の第2の
実施例を示す縦断面図である。本実施例は、第1の実施
例に比^、 内側円筒体(4)の内側肩部−22− (24)、端部近接大径部(23)、外側肩部(22)
によって形成される環状突起部の片側が内側円筒(1)
と一体形成されている点においてその構成が異なる。 この内側円筒体(4a)の組立状態図が第11図に示さ
れている。ここにおいて明らかなように、内側円筒金具
(10a)には端部に近接して既に環状金具(20)と
同形状の環状突起部(20a)が形成されている。そし
て内側円筒金具(10a)外周の中央摺動部(14)、
環状突起部(20a)の内側肩部(24)及び端部近接
大径部(23)には一つにつながった摺動樹脂層(1]
.a)が一体に形成されて内側円筒(1a)が作或され
る。この内側円筒(1a)の端部近接圧入部(13)に
、樹脂層側面を内方にして圧入リング(2)が圧入され
て、同様な内側円筒体(4a)が形成される。 このように本実施例においては環状突起部(20a)が
、内側円筒に一体に形成されているので、本摺動型ブッ
シュ組立体の組立に際しては、圧入リング(2)を一回
圧入するだけで前記円筒体(5) (6) (7)内に
固定できる利点が生しる。その他の構成及び組立工程は
実施例工と同しであるので説明を省略23 する。 第12図は、本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の第3
の実施例を示す縦断面図である。本実施例は第1の実施
例に比べ、互いに対向する内側円筒体(4b)と外側円
筒(5a)からなる摺動手段が、隣接する二つの円筒(
4b)(7a)の間に介装されたゴム状弾性体のブッシ
ュ(6a)からなる弾性手段の外側にくるようにされて
いる点において大きくその構或が異なる。 ここにおいて、摺動手段である互いに対向する内側円筒
体(4b)と外側円筒(5a)、内側円筒体(4b)の
端部に近接して圧入される圧入リング(2a)、及び内
側円筒体外側肩部より軸線方向外側位置にて、外側円筒
(5a)内周端部に圧入される環状弾性ダストシール(
3a)は、その構或及び位置関係を第1の実施例と同一
に保ったまま、その円筒径が大きく形成されている。そ
して、これら摺動手段の内側に弾性手段を有するが、具
体的には、ゴム状弾性体ブッシュ(6a)を介装して隣
接する二つの円筒のうち外側は、内側円筒体(1b)と
一致し、その内側74 に、ゴム状弾性体ブッシュ(6a)と、内側円筒体(l
b)より径が小さく筒長が略同しにされて、同心的に配
置された円筒(7a)を有している。 このような摺動型弾性ブッシュ組立体の組立の一例を示
せば、まず、円筒(7a)の外周にゴム状弥性体ブッシ
ュ(6a)が加硫接着されて一体に形成される。 一方、摺動樹脂層が形或された内側円筒(lb)と『入
リング(2a)がそれぞれ作成される。 次に、外側円筒(5a)の中に内側円筒(1b)が摺動
自在に挿入され、その両側から圧入リング(2a)が内
側円筒(].b)外周面の端部に近接して圧入され、そ
の結果、第1の実施例と同様に,内側円筒体(4b)と
外側円筒(5a)は摺動自在に固定される。 続いて、外側円筒(5a)の内周端部に環状弾性ダスト
シール(3a)が圧入されて対向する内側円筒体外周に
密接し、この内方に存在する摺動手段がシールされる。 この結果、摺動手段(4b) (5a) (2a)は一
体化される。その後、円筒(7a)に加硫接着された前
記ゴム状弾性体ブッシュ(6a)外周面の接合個25 所が適当な塩素化剤により塩化処理される。そして、こ
の接合箇所と内側円筒体(4b)の内周面の一方あるい
は両方に接着剤が塗布され、圧入接着されることで、本
摺動型弾性ブッシュ組立体は実用可能状態となる。この
接着剤としては例えばウレタン系接着剤,エポキシ系接
着剤が好適に使用される。これらの接着剤の使用に際し
ては、熱処理が実施される。 このように、圧入接着することにより、本例においては
絞り加工の必要もなく、弾性手段と摺動手段が一体的な
構造とされる。 なお、本実施例においても、外側円筒(5a)は図示し
ないサスペンションアーム等の所定の取付孔内に圧入固
定されるようになっている。また、円筒(7a)は図示
しないインナシャフトが挿入され、そのインナシャフ1
−が適当なブラケット等の支持部材を介して車体に取付
けられるようになっている。 第13図は、本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の第4
の実施例を示す縦断面図である。本実施例26 は第工の実施例に比べ、外側円筒(5b)の内周面に油
溜め溝(28)が形或されている点においてその構或が
異なる。 この外側円筒(5b)は第14図、第15図に明らかに
示されているように、第1の実施例と同一形状の外側円
筒の中央摺動部(52a)上に、軸線方向略等間隔に、
円周方向に延在する凹状溝(54)が3本形成されてい
る。 これにより、摺動する一方の外側円筒(5b)には円周
方向、他方の内側円筒体(4)には軸線方向に延在して
凹状油溜め溝が形成されることになる。 ところが,これらの凹状溝は互いに直交していろため、
これら油溜めの機能を有する油溜めが更に性能上の要求
によりその本数が増えても、干渉し合うことがなく、円
滑な揺動回転作用が保証されることにな・る。 この内
側円筒体(4)、外側円筒(5b)の内外周の摺接面に
おける両面の凹状油溜め溝は、本発明においては互いに
直交するどのような方向にも延在して設けることができ
る。 本例におけろ摺動聖弥性ブッシュ組立体が摺動−27= 回転機構等に使用された場合には、更にグリース等潤滑
剤にかかる遠心力の影響を考える必要がある。即ち、こ
のような凹状溝中で(グリースが低粘度状である場合は
特に)グリースはグリース自体にかかる遠心力により、
中心から遠ざかる方向に流動するので、外側円筒凹状溝
(54)が、外側円筒肩部(53)位置において円周方
向を横切る方向に設定された場合には,この肩部位置に
て凹状溝を仕切り、流出を止める。この仕切部はまた、
泥水ダスト等の浸入防止にもなる。また,グリース量は
この外側円筒凹状溝空間の容積より多目に設定される。 その他この凹状溝は使用される樹脂の種類や収縮率、摺
接面の平滑度、対向する摺接面間の間隙等諸係数によっ
て定まる摺動摩擦力に基づいて設定される。 その他の構或における説明は前述した通りであるので省
略する。 本発明における摺動型弾性ブッシュ組立体は、これまで
に述べた各々の発明によって総体的に問題点を解決した
、優れた摺動弾性機構として、車−28 輌サスペンション等に好適に使用できる。 なお、これまでの説明において、軸線を横切る方向に延
在している、内側円筒体(4)の軸線方向内側肩部(2
4)、外側肩部(22)、外側円筒肩部(53)は、そ
れぞれ対抗する内側円筒体(4)、 あるいは外側円筒
(5)の摺接面に対応させながら、軸線をさまざまな角
度で横切る設計」二必要とされる形状に構或することが
できる。 以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、本発明はその他の態様においても実施得る。例えば
,本発明の弾性手段は、実施例においては、ゴム状弾性
体のブッシュが隣接する二つの円筒間にそれぞれ介装さ
れたが、同様にして、隣接する三つ以上の円筒間にそれ
ぞれ介装されたゴム状弾性体のブッシュとして、円筒軸
方内と軸直角方向とで剛性比を変える設計上の効果を狙
うこともできる。 また、本発明の摺動手段は、摺動を常に、摺動樹脂層を
一体的に形或した内側円筒とそれに対抗する外側円筒間
で行なって、その一対の円筒から一29− なる摺動手段を、前記弾性手段の内側あるいは外側にお
いて組み合わせC、さまざまな設計上の効果を持たせて
使用される複合摺動型弾性ブッシュ組立体とすることが
できる、 その他逐一例示しないが、本発明はその精神を逸脱する
ことなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良等
を加えた態様にて実施し得るのはいうまでもないことで
ある。
【図面の簡単な説明】
第工図は本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の実施例断
面図である。第2同は内側円筒の一部破断側面図であり
,第3図は同断面図である。第4図は圧入リングの一部
破断正面図であり、第5図は同側面図である。第6図は
圧入リングが圧入された内側円筒体の断面図である。第
7図は外側円筒の断面図である。第8図は圧入リングの
一部破断正面図であり、第9図は同側面図である。第1
0図は本発明の摺動型弾性ブッシュ組立体の実施例断面
図である。第11図は圧入リングが圧入された内側円筒
体の断面図である。第12.13図は本発明30− の摺動型弾性ブッシュ組立体の実施例断面図である。第
14図は外側円摘の断a行図であり、第15図は1,J
側面図である。 (1) (la) (lb)内側円筒 (3)環状弾性ダス1・シール (4) (4a) (4b)内側円筒体(5) (5a
) (5b)外側円筒 (6)ゴム状弾性体ブッシュ (10) (10a)内側円筒金具 (11) (lla)摺動樹脂層 (14)(14a)中央摺動部 (21)摺動樹脂層 (23)端部近接大径部 (5])端部太径部 (52) (52a)中央摺動部 (2)圧入リング (7)円筒金具 (12) (20) (22) (24) 端部小径部 環状金具 外側肩部 内側屑部 (53)外側円筒肩部 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに同心的に配置された少なくとも内筒と外筒を
    有する複数の円筒間に弾性手段と摺動手段を有し、弾性
    手段が少なくとも隣接する二つの円筒間に介装されたゴ
    ム状弾性体のブッシュからなり、摺動手段が互いに対向
    する内側円筒と外側円筒からなり、内側円筒の端部に近
    接する位置より軸線方向内側外周面に一体的に成形され
    た摺動樹脂層を有し、その摺動樹脂層表面と、外側円筒
    内周面との間で摺動することを特徴とする摺動型弾性ブ
    ッシュ組立体。 2 互いに同心的に配置された少なくとも内筒と外筒を
    有する複数の円筒間に弾性手段と摺動手段を有し、弾性
    手段が少なくとも隣接する二つの円筒間に介装されたゴ
    ム状弾性体のブッシュからなり、摺動手段が互いに対向
    する内側円筒体(4)と外側円筒(5)からなり、内側
    円筒体(4)の外周面は中央部の摺動部(14)と端部
    に近接して存在する大径部(23)と端部の小径部(1
    2)とその間をつなぐ位置にて軸線を横切る方向に延在
    する軸線方向内側肩部(24)と外側肩部(22)を有
    し、その中央摺動部(14)と軸線方向内側肩部(24
    )と端部近接大径部(23)とは実質的に一体に成形さ
    れた摺動樹脂層により形成され、外側円筒の内周面は中
    央部の摺動部(52)と端部の大径部(51)とその間
    をつなぐ位置にて軸線を横切る方向に延在する肩部(5
    3)を有し、前記内側円筒摺動樹脂層表面と外側円筒内
    周面との間で摺動することを特徴とする摺動型弾性ブッ
    シュ組立体。 3 請求項2記載の内側肩部(24)は対向する外側円
    筒肩部位置よりも軸線方向外側に隔置されるか摺接され
    て外側円筒肩部(53)を両側から挾んで外側円筒(5
    )を実質的に保持してなる摺動型弾性ブッシュ組立体。 4 請求項2記載の内側肩部(24)と端部近接大径部
    (23)と外側肩部(22)とによって形成される環状
    突起部は圧入リング(2)で形成されるか又は内側円筒
    (1)と一体形成されてなる摺動型弾性ブッシュ組立体
    。 5 請求項2記載の内側円筒体(4)摺動樹脂層と外側
    円筒(5)内周面はそのいずれか一方又は両方に潤滑手
    段としての油溜めを有し、両方に油溜めが存在する場合
    には互いに直交方向に延在して凹状油溜り溝をそれぞれ
    形成してなる摺動型弾性ブッシュ組立体。 6 請求項2記載の内側円筒体(4)はその外側肩部(
    22)より軸線方向外側位置にて内側円筒体(4)か外
    側円筒(5)のいずれか一方から他方に密接する環状弾
    性ダストシールを設けて、少なくともその間に存在する
    摺動手段のシールが行なわれるようにしてなる摺動型弾
    性ブッシュ組立体。
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