JPH035240B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH035240B2 JPH035240B2 JP1632885A JP1632885A JPH035240B2 JP H035240 B2 JPH035240 B2 JP H035240B2 JP 1632885 A JP1632885 A JP 1632885A JP 1632885 A JP1632885 A JP 1632885A JP H035240 B2 JPH035240 B2 JP H035240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methane
- medium
- fermentation
- temperature
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
本発明は、エネルギーを節減して低温域でメタ
ン発酵する方法に関するものである。 更に詳細には、本発明は、新規分離菌であるメ
タノコツカス属に属する非海洋性低温発酵性菌を
用いて、エネルギーを節減した低温域でメタン発
酵せしめる方法に関するものである。 一般に、メタン発酵法は20世紀初期より都市下
水汚泥の処理法として発達し、実用化されてきた
が、特に近年になつて、エネルギーの節減と生成
したメタンを回収することから注目されるように
なつてきた。すなわち、産業廃水処理の観点から
は、嫌気性発酵であるため、好気性処理法と比較
して所要動力の少ないこと、余剰汚泥があまり出
ないことなどの利点がある。また、未利用廃棄物
等からメタンをエネルギー源として回収できると
の観点から研究も盛んに行われてきている。 従来、メタン発酵は高温(50〜55℃)発酵法及
び中温(30〜40℃)発酵法で行われている。しか
し、中温発酵法でも発酵槽を加温しなければなら
ないし、特に寒い北海地などでは、発酵適温まで
加温するエネルギーをかなり必要としているよう
に、その加温エネルギーは、寒冷地におけるメタ
ン発酵法を困難にしているのである。 本発明者らは、寒冷地におけるメタン発酵を可
能とするために、低温発酵性菌を求めて鋭意探索
したところ、全く新規で、新種と認められる非海
洋性低温発酵性菌を4株単離することに成功した
のである。 本発明は、ここに単離された非海洋性低温発酵
性菌によつて完成されたもので、メタノコツカス
属に属する非海洋性低温発酵性菌を培養すること
を特徴とするメタン発酵法である。 従来、メタン発酵で20〜25℃で培養できる菌と
してはメタノゲニウム、・カリアシ
(Methanogenium Cariaci)が知られているだけ
であるが、この菌は海洋性メタン細菌であつて、
食塩濃度1.5%以上ないと生育できない。しかし、
産業廃水処理、未利用廃棄物からのエネルギー回
収を目的としてメタン発酵を行う場合、食塩を必
要としない非海洋性のメタン細菌でなければなら
ない。 本発明者らは、20〜25℃でも効率よくメタンを
生産できる非海洋性のメタン細菌取得を目的とし
て、北海道地方の原野、沼地、湿原などからメタ
ン細菌の分離検索を行い、非海洋性低温発酵性菌
を4株分離することに成功したのであるが、これ
ら4株すべて球菌であつて、メタノコツカス
(Methanococcus)属に属すものと認められるも
のである。これら4株は、メタン細菌8−G(微
工研菌寄第7873号)、メタン細菌8−M(微工研菌
寄第7874号)、メタン細菌8−P(微工研菌寄第
7875号)、メタン細菌16−11−L(微工研菌寄第
7876号)として微工研に寄託されている。次に、
これら菌株の菌学的性質を示す。なお、ここで用
いた基本培地は次に示す組成を有し、この培地を
用い、気相を水素/炭酸(80%/20%)2気圧に
して、試験管内(培地15ml)で培養し、各試験を
行つた。
ン発酵する方法に関するものである。 更に詳細には、本発明は、新規分離菌であるメ
タノコツカス属に属する非海洋性低温発酵性菌を
用いて、エネルギーを節減した低温域でメタン発
酵せしめる方法に関するものである。 一般に、メタン発酵法は20世紀初期より都市下
水汚泥の処理法として発達し、実用化されてきた
が、特に近年になつて、エネルギーの節減と生成
したメタンを回収することから注目されるように
なつてきた。すなわち、産業廃水処理の観点から
は、嫌気性発酵であるため、好気性処理法と比較
して所要動力の少ないこと、余剰汚泥があまり出
ないことなどの利点がある。また、未利用廃棄物
等からメタンをエネルギー源として回収できると
の観点から研究も盛んに行われてきている。 従来、メタン発酵は高温(50〜55℃)発酵法及
び中温(30〜40℃)発酵法で行われている。しか
し、中温発酵法でも発酵槽を加温しなければなら
ないし、特に寒い北海地などでは、発酵適温まで
加温するエネルギーをかなり必要としているよう
に、その加温エネルギーは、寒冷地におけるメタ
ン発酵法を困難にしているのである。 本発明者らは、寒冷地におけるメタン発酵を可
能とするために、低温発酵性菌を求めて鋭意探索
したところ、全く新規で、新種と認められる非海
洋性低温発酵性菌を4株単離することに成功した
のである。 本発明は、ここに単離された非海洋性低温発酵
性菌によつて完成されたもので、メタノコツカス
属に属する非海洋性低温発酵性菌を培養すること
を特徴とするメタン発酵法である。 従来、メタン発酵で20〜25℃で培養できる菌と
してはメタノゲニウム、・カリアシ
(Methanogenium Cariaci)が知られているだけ
であるが、この菌は海洋性メタン細菌であつて、
食塩濃度1.5%以上ないと生育できない。しかし、
産業廃水処理、未利用廃棄物からのエネルギー回
収を目的としてメタン発酵を行う場合、食塩を必
要としない非海洋性のメタン細菌でなければなら
ない。 本発明者らは、20〜25℃でも効率よくメタンを
生産できる非海洋性のメタン細菌取得を目的とし
て、北海道地方の原野、沼地、湿原などからメタ
ン細菌の分離検索を行い、非海洋性低温発酵性菌
を4株分離することに成功したのであるが、これ
ら4株すべて球菌であつて、メタノコツカス
(Methanococcus)属に属すものと認められるも
のである。これら4株は、メタン細菌8−G(微
工研菌寄第7873号)、メタン細菌8−M(微工研菌
寄第7874号)、メタン細菌8−P(微工研菌寄第
7875号)、メタン細菌16−11−L(微工研菌寄第
7876号)として微工研に寄託されている。次に、
これら菌株の菌学的性質を示す。なお、ここで用
いた基本培地は次に示す組成を有し、この培地を
用い、気相を水素/炭酸(80%/20%)2気圧に
して、試験管内(培地15ml)で培養し、各試験を
行つた。
【表】
【表】
メタン細菌8−Gの菌学的性質は次の通りであ
る。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.3μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ケ月の培養におけるメタン発生量は第1図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付均の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌8−Mの菌学的性質を示す。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.2μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第2図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌8−Pの菌学的性質を示す。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.5μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第3図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌16−11−Lの菌学的性質を示
す。 a 球菌であり、大きさは0.4〜1.2μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第4図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 これら菌株の属する分類学的位置をバージエイ
ズ・マニユアル・オブ・デターミネイテイブ・バ
クテリオロジー第8版により求めると、いずれも
球菌であり、メタン生成菌であるところから、メ
タノコツカス属に属することは明らかと認められ
る。しかし、現在、メタノコツカス属に属する菌
株としてはメタノコツカス・バンニレイ
(Methanococcus vannielii)、メタノコツカス・
ボルタ(Methanococcus voltae)の2種がある
が、両種とも生育最適温度が32℃から40℃にあ
り、そして20〜25℃におけるメタン発酵がほとん
ど不可能であるのに対し、本発明における単離菌
株は、いずれも30℃付近に生育最適温度があり、
かつ、20〜25℃におけるメタン発酵が可能である
点で全く相違し、メタノコツカス属に属する新種
と認められるものである。 本発明におけるメタン発酵には、単離された4
株、即ち、メタン細菌8−G、メタン細菌8−
M、メタン細菌8−P、メタン細菌16−11−Lの
いずれか1株もしくは2株以上の混合菌、あるい
は、1株又は2株以上を主発酵菌として添加した
メタン発酵菌群が使用される。 種菌の嫌気培養には、先述の基礎培地又は各種
食品加工廃水等が適宜使用される。また、メタン
発酵には、各種食品加工廃水、下水道廃水等、有
機質を含有する廃水であればいかなる廃水も20〜
25℃程度で使用することができる。 次に、本発明の実施例を示す。 実施例 1 固形物含量5.68%の余剰汚泥をメタン発酵する
ために、通常の中温発酵の種培養液を用いた場合
に比較して、メタン細菌8−G、メタン細菌8−
M、メタン細菌8−P、メタン細菌16−11−Lを
優占種とした種培養液を1とし、中温発酵用種培
養液を6の割合で行うと20℃では約4培、25℃で
は約6培、それぞれメタンガス発生速度は増大し
た。
る。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.3μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ケ月の培養におけるメタン発生量は第1図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付均の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌8−Mの菌学的性質を示す。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.2μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第2図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌8−Pの菌学的性質を示す。 a 球菌であり、大きさは0.6〜1.5μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第3図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 次に、メタン細菌16−11−Lの菌学的性質を示
す。 a 球菌であり、大きさは0.4〜1.2μである。 b ベン毛なし。運動性なし。 c PH依存性は、PH7〜8が最適で、PH5.5以下
では生育しない。また、PH9以上では生育しな
い。 d 水素及び二酸化炭素を生育及びメタン生成に
必要とする。酢酸などは生育に必要としない。
気相を窒素/二酸化炭素(80%/20%)にする
と、培地中に蟻酸、酢酸などがあつてもメタン
を生成せず、また生育もしない。 e 基本培地における10〜40℃の各温度における
1ヶ月の培養におけるメタン発生量は第4図に
示される。30℃が最適温度で、20〜40℃でメタ
ン発酵が可能である。 f 本菌株の培養液に350nm付近の光を照射す
ると青白色の蛍光を発し、420nm付近の光を
照射すると黄緑色の蛍光を発する。 g 培地中にバンコマイシン100μg/ml入れて
も、これらの菌株は生育阻害、メタン生成阻害
共におこらない。 h 一般嫌気性菌用培地のAC培地(Difco社
製)、チオグリコレート培地等で生育しない。 i 絶対嫌気性菌である。 j 2−メチルブチレイト、コエンザイムMなど
要求しない。 これら菌株の属する分類学的位置をバージエイ
ズ・マニユアル・オブ・デターミネイテイブ・バ
クテリオロジー第8版により求めると、いずれも
球菌であり、メタン生成菌であるところから、メ
タノコツカス属に属することは明らかと認められ
る。しかし、現在、メタノコツカス属に属する菌
株としてはメタノコツカス・バンニレイ
(Methanococcus vannielii)、メタノコツカス・
ボルタ(Methanococcus voltae)の2種がある
が、両種とも生育最適温度が32℃から40℃にあ
り、そして20〜25℃におけるメタン発酵がほとん
ど不可能であるのに対し、本発明における単離菌
株は、いずれも30℃付近に生育最適温度があり、
かつ、20〜25℃におけるメタン発酵が可能である
点で全く相違し、メタノコツカス属に属する新種
と認められるものである。 本発明におけるメタン発酵には、単離された4
株、即ち、メタン細菌8−G、メタン細菌8−
M、メタン細菌8−P、メタン細菌16−11−Lの
いずれか1株もしくは2株以上の混合菌、あるい
は、1株又は2株以上を主発酵菌として添加した
メタン発酵菌群が使用される。 種菌の嫌気培養には、先述の基礎培地又は各種
食品加工廃水等が適宜使用される。また、メタン
発酵には、各種食品加工廃水、下水道廃水等、有
機質を含有する廃水であればいかなる廃水も20〜
25℃程度で使用することができる。 次に、本発明の実施例を示す。 実施例 1 固形物含量5.68%の余剰汚泥をメタン発酵する
ために、通常の中温発酵の種培養液を用いた場合
に比較して、メタン細菌8−G、メタン細菌8−
M、メタン細菌8−P、メタン細菌16−11−Lを
優占種とした種培養液を1とし、中温発酵用種培
養液を6の割合で行うと20℃では約4培、25℃で
は約6培、それぞれメタンガス発生速度は増大し
た。
第1図はメタン細菌8−Gの発酵適温を表す図
で、第2図はメタン細菌8−Mの発酵適温を表す
図で、第3図はメタン細菌8−Pの発酵適温を表
わす図で、第4図はメタン細菌16−11−Lの発酵
適温を表す図である。
で、第2図はメタン細菌8−Mの発酵適温を表す
図で、第3図はメタン細菌8−Pの発酵適温を表
わす図で、第4図はメタン細菌16−11−Lの発酵
適温を表す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メタノコツカス属に属する 非海洋性低温発酵性菌を培養することを特徴と
するメタン発酵法。 2 培養が20〜25℃で効率よく行われる特許請求
の範囲第1項記載のメタン発酵法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60016328A JPS61175000A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | メタン発酵法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60016328A JPS61175000A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | メタン発酵法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61175000A JPS61175000A (ja) | 1986-08-06 |
| JPH035240B2 true JPH035240B2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=11913380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60016328A Granted JPS61175000A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | メタン発酵法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61175000A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63214399A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メタン発酵法 |
| JPH0198474A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-17 | Res Dev Corp Of Japan | 高度好塩性メタン生成細菌 |
| JP5282696B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2013-09-04 | トヨタ車体株式会社 | 回転装置 |
| RU2620063C2 (ru) * | 2012-07-27 | 2017-05-22 | Эф-Эф-Джи-Эф Лимитед | Устройство и способ получения метана |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP60016328A patent/JPS61175000A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61175000A (ja) | 1986-08-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Chen et al. | Phototrophic hydrogen production in photobioreactors coupled with solar-energy-excited optical fibers | |
| Sompong et al. | Evaluation of methods for preparing hydrogen-producing seed inocula under thermophilic condition by process performance and microbial community analysis | |
| Sompong et al. | Improvement of biohydrogen production and treatment efficiency on palm oil mill effluent with nutrient supplementation at thermophilic condition using an anaerobic sequencing batch reactor | |
| Asada et al. | Hydrogen production by co-cultures of Lactobacillus and a photosynthetic bacterium, Rhodobacter sphaeroides RV | |
| CN101560486B (zh) | 用于生物脱氮的木糖氧化无色杆菌菌株及其应用 | |
| Liu et al. | Photo-fermentation hydrogen production by Rhodopseudomonas sp. nov. strain A7 isolated from the sludge in a bioreactor | |
| Li et al. | Enhancement of phototrophic hydrogen production by Rhodobacter sphaeroides ZX-5 using a novel strategy—shaking and extra-light supplementation approach | |
| BR0112251A (pt) | Métodos para aumento da produção de etanol a partir de fermentação microbiana | |
| JPH0775588A (ja) | 微生物による水素製造法 | |
| CN103146568B (zh) | 暗-光发酵一体式生物制氢装置 | |
| CN105462874B (zh) | 一种丁酸梭菌及其在厌氧发酵产氢中的应用 | |
| Alalayah et al. | Hydrogen production using Clostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4 (ATCC 13564) | |
| CN103555560B (zh) | 一种丙酮丁醇发酵偶联分离纯化制备丁醇的装置和方法 | |
| Satar et al. | Immobilized mixed-culture reactor (IMcR) for hydrogen and methane production from glucose | |
| Costa et al. | Prospective technology on bioethanol production from photofermentation | |
| Verma et al. | Isolation and characterization of a novel photoheterotrophic strain ‘Rubrivivax benzoatilyticus TERI-CHL1’: Photo fermentative hydrogen production from spent effluent | |
| Jones et al. | Methanogenesis from sucrose by defined immobilized consortia | |
| CN118006704A (zh) | 一种利用混菌体系同步转化甲烷和二氧化碳联产四氢嘧啶和单细胞蛋白的方法 | |
| Otsuki et al. | Hydrogen production by a floating-type photobioreactor | |
| EP0604708A1 (en) | Fermentation method for the fast production of methane | |
| El-Rab et al. | Costless and huge hydrogen yield by manipulation of iron concentrations in the new bacterial strain Brevibacillus invocatus SAR grown on algal biomass | |
| Liu et al. | Hydrogen production of a salt tolerant strain Bacillus sp. B2 from marine intertidal sludge | |
| Meher et al. | Isolation of propionate degrading bacterium in co-culture with a methanogen from a cattle dung biogas plant | |
| CN105670803B (zh) | 一种强化剩余污泥微生物富集产脂制备生物柴油的方法 | |
| Singh et al. | Isolation of non-sulphur photosynthetic bacterial strains efficient in hydrogen production at elevated temperatures |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |