JPH0353600Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0353600Y2 JPH0353600Y2 JP14697085U JP14697085U JPH0353600Y2 JP H0353600 Y2 JPH0353600 Y2 JP H0353600Y2 JP 14697085 U JP14697085 U JP 14697085U JP 14697085 U JP14697085 U JP 14697085U JP H0353600 Y2 JPH0353600 Y2 JP H0353600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- inverter
- current
- gain
- transfer function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 10
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 6
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 4
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000009193 crawling Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電流形インバータの制御装置に係り、
特に開ループを適用した定常運転時の不安定現象
を一挙に解決した制御装置を提供しようとするも
のである。
特に開ループを適用した定常運転時の不安定現象
を一挙に解決した制御装置を提供しようとするも
のである。
周知の如く電流形インバータは電圧形インバー
タに比し、帰還ダイオードがないので回生時に際
してコンバータ部と逆並列接続したサイリスタ回
路を設ける必要がなく回路構成が簡素化され、さ
らに過電流耐量が大きい等の種々の利点を併持し
ている理由より電圧形インバータにとつて代り各
種方面で適用されつつある。この種電流形インバ
ータは負荷と結合されて始めて動作するので、イ
ンバータ出力周波数を上昇させ過ぎると不安定領
域に達し電動機速度の乱調を生ずる欠点がある。
この他にも種々の原因により乱調を生ずることが
ある。この様な乱調現象を生ずる原因究明の解析
は各種報告例にみられる様に種々の防止法が提案
されている。その第1の防止法は、例えば回転数
に関連する信号を取り出して判定部に導びき、こ
の判定部で入力信号レベルを比較して乱調時には
入力信号レベルが非常に高くなる事に着目して乱
調である旨を判定して、コンバータの直流出力電
圧を制御する方法、さらに第2の防止策としてコ
ンバータの直流出力電流の変化量が電動機のトル
ク角の微少変化量に比較する事に着目して、イン
バータ装置の交流出力電圧とコンバータ直流出力
電流の変化量の微分値とを夫々取出して、これら
検出信号を同極性で加え合せてコンバータ制御系
に入力し、このコンバータ部を制御する方法とが
提案されている。これら方法で前者は速度検出信
号をフイードバツクする閉ループ制御、後者は速
度検出信号をフイードバツクなしの開ループ制御
と呼称されてるものであるが、後者の方法は制御
系を開ループの構成としているのでこの点に於て
は回路構成が簡素化し経済的ではあるが、この反
面電動系の動特性を充分に解析した上での制御法
ではないので加一減速時に電動機トルクが不足
し、ストール状態を生じたりさらにはクローリン
グ現象等を生じ易い欠点がある。
タに比し、帰還ダイオードがないので回生時に際
してコンバータ部と逆並列接続したサイリスタ回
路を設ける必要がなく回路構成が簡素化され、さ
らに過電流耐量が大きい等の種々の利点を併持し
ている理由より電圧形インバータにとつて代り各
種方面で適用されつつある。この種電流形インバ
ータは負荷と結合されて始めて動作するので、イ
ンバータ出力周波数を上昇させ過ぎると不安定領
域に達し電動機速度の乱調を生ずる欠点がある。
この他にも種々の原因により乱調を生ずることが
ある。この様な乱調現象を生ずる原因究明の解析
は各種報告例にみられる様に種々の防止法が提案
されている。その第1の防止法は、例えば回転数
に関連する信号を取り出して判定部に導びき、こ
の判定部で入力信号レベルを比較して乱調時には
入力信号レベルが非常に高くなる事に着目して乱
調である旨を判定して、コンバータの直流出力電
圧を制御する方法、さらに第2の防止策としてコ
ンバータの直流出力電流の変化量が電動機のトル
ク角の微少変化量に比較する事に着目して、イン
バータ装置の交流出力電圧とコンバータ直流出力
電流の変化量の微分値とを夫々取出して、これら
検出信号を同極性で加え合せてコンバータ制御系
に入力し、このコンバータ部を制御する方法とが
提案されている。これら方法で前者は速度検出信
号をフイードバツクする閉ループ制御、後者は速
度検出信号をフイードバツクなしの開ループ制御
と呼称されてるものであるが、後者の方法は制御
系を開ループの構成としているのでこの点に於て
は回路構成が簡素化し経済的ではあるが、この反
面電動系の動特性を充分に解析した上での制御法
ではないので加一減速時に電動機トルクが不足
し、ストール状態を生じたりさらにはクローリン
グ現象等を生じ易い欠点がある。
本考案はこの点に鑑みて考案されたものであつ
て、開ループ制御の電流形インバータを適用した
事を特徴とし、先ず本実施例を述べるに当り本願
はどの点に着目してなされたかを第1図に示す本
原理図に基づき詳述する。
て、開ループ制御の電流形インバータを適用した
事を特徴とし、先ず本実施例を述べるに当り本願
はどの点に着目してなされたかを第1図に示す本
原理図に基づき詳述する。
第1図は負荷電動機として誘導電動機を適用し
た場合の開ループ制御法の電流形インバータの制
御装置の具体的な構成例を示し、同図でCVはサ
イリスタを順ブリツジ接続した順変換部で、Ld
は直流中間回路の直流リアクトルで、IVはサイ
リスタを順ブリツジ接続した逆変換部で、CTは
交流入力電流を取出す為の検出用変流器で、PT
は交流出力電圧を取出す為の検出用変成器で、A
は取出された交流出力電圧量を整流する電圧検出
回路で、Bはアナログ量で与えられる電圧設定指
令量をデジタル量に変換するF/A変換回路で、
RCはデジタル入力量を分周するリングカウンタ
で、OP1は電圧設定指令量と電圧検出量との偏差
量を増幅する電圧制御用増幅器で、OP2は電流設
定指令量と電流検出量との偏差量を増幅する電流
制御用増幅器で、Cはゲート信号を移相する為の
移相回路である。この様に構成して成る本原理図
を簡素化して表わしたものが第2図に示すブロツ
ク構成図であつて第1図と同一のものは同一符号
を付している。このブロツク構成図で電圧制御系
のgcは第1図の順変換部直流出力電圧Rと移相回
路の入力信号(電流制御用増幅器の出力)間のゲ
インを示したもので、同様にgiは直流出力電流Id
と電流制御用増幅器の入力間のゲインを示し、
gnは電圧設定指令量と第1図に示すV/F変換
回路とリングカウンタとを含めたインバータ動作
周波数ω0間のゲインを示したもので、なお第2
図ではgiのゲインとして直流出力電流Idをフイー
ドバツクした系の場合を示したが、直流出力電流
Idは交流入力電流を整流したものであるから交流
入力電流をフイードバツクする系のゲインをgiと
して取扱つてもよい。さらに第2図で各制御用増
幅器OP1,OP2の構成を述べてみるに、電圧制御
用増幅器OP1は周知の如く第3図に示す様に一般
には高利得増幅器と抵抗r1−コンデンサC1の帰還
回路と入力抵抗r0と可変抵抗VRとで構成され、
可変抵抗VRの分圧比をm、r0・C1=TV1・r1・C1
=TV2とすれば増幅器OP1の過渡ゲインはmTV2/TV1 =mr1/r0となり、従つて増幅器OP1全体の伝達関 数は下記式の如くなる。
た場合の開ループ制御法の電流形インバータの制
御装置の具体的な構成例を示し、同図でCVはサ
イリスタを順ブリツジ接続した順変換部で、Ld
は直流中間回路の直流リアクトルで、IVはサイ
リスタを順ブリツジ接続した逆変換部で、CTは
交流入力電流を取出す為の検出用変流器で、PT
は交流出力電圧を取出す為の検出用変成器で、A
は取出された交流出力電圧量を整流する電圧検出
回路で、Bはアナログ量で与えられる電圧設定指
令量をデジタル量に変換するF/A変換回路で、
RCはデジタル入力量を分周するリングカウンタ
で、OP1は電圧設定指令量と電圧検出量との偏差
量を増幅する電圧制御用増幅器で、OP2は電流設
定指令量と電流検出量との偏差量を増幅する電流
制御用増幅器で、Cはゲート信号を移相する為の
移相回路である。この様に構成して成る本原理図
を簡素化して表わしたものが第2図に示すブロツ
ク構成図であつて第1図と同一のものは同一符号
を付している。このブロツク構成図で電圧制御系
のgcは第1図の順変換部直流出力電圧Rと移相回
路の入力信号(電流制御用増幅器の出力)間のゲ
インを示したもので、同様にgiは直流出力電流Id
と電流制御用増幅器の入力間のゲインを示し、
gnは電圧設定指令量と第1図に示すV/F変換
回路とリングカウンタとを含めたインバータ動作
周波数ω0間のゲインを示したもので、なお第2
図ではgiのゲインとして直流出力電流Idをフイー
ドバツクした系の場合を示したが、直流出力電流
Idは交流入力電流を整流したものであるから交流
入力電流をフイードバツクする系のゲインをgiと
して取扱つてもよい。さらに第2図で各制御用増
幅器OP1,OP2の構成を述べてみるに、電圧制御
用増幅器OP1は周知の如く第3図に示す様に一般
には高利得増幅器と抵抗r1−コンデンサC1の帰還
回路と入力抵抗r0と可変抵抗VRとで構成され、
可変抵抗VRの分圧比をm、r0・C1=TV1・r1・C1
=TV2とすれば増幅器OP1の過渡ゲインはmTV2/TV1 =mr1/r0となり、従つて増幅器OP1全体の伝達関 数は下記式の如くなる。
OP1(P)=m・TV2・P+1/TV1・P+u …
但しP:ラプラス演算子
uは「1」と「0」とを取りu=1の場合は第
3図に示す如く破線で示した帰還抵抗Rがある場
合で、u=0は帰還抵抗Rがない場合 同様に電流制御用増幅器OP2は第3図に示す様
に高利得増幅器と抵抗r1−コンデンサC1の帰還回
路と入力抵抗r0′とで構成され、r0′・C1′=TA1・
r1′・C1′=TA2とすれば増幅器OP2の伝達関数は
下記式の如くなる。
3図に示す如く破線で示した帰還抵抗Rがある場
合で、u=0は帰還抵抗Rがない場合 同様に電流制御用増幅器OP2は第3図に示す様
に高利得増幅器と抵抗r1−コンデンサC1の帰還回
路と入力抵抗r0′とで構成され、r0′・C1′=TA1・
r1′・C1′=TA2とすれば増幅器OP2の伝達関数は
下記式の如くなる。
OP2(P)=TA2・P+1/TA1・P+u …
但しP:ラプラス演算子
uは「1」と「0」との値を取りu=1は第3
図で破線で示す帰還抵抗R′がある場合、u=0
は帰還抵抗R′がない場合 さて第2図に戻つて破線で覆つた部分は第1図
に示す直流中間回路の直流リアクトルを含めた電
動機系全体の伝達系を示したもので、この伝達系
の伝達関数をブロツク的に表示したものが第4図
である。
図で破線で示す帰還抵抗R′がある場合、u=0
は帰還抵抗R′がない場合 さて第2図に戻つて破線で覆つた部分は第1図
に示す直流中間回路の直流リアクトルを含めた電
動機系全体の伝達系を示したもので、この伝達系
の伝達関数をブロツク的に表示したものが第4図
である。
次に第4図の伝達系の伝達関数がどのような過
程を経て導出されたかを具体的に述べる。
程を経て導出されたかを具体的に述べる。
誘導電動機を同期回転座標dq軸で表わすと、
電圧方程式は周知の如く以下の式となる。
電圧方程式は周知の如く以下の式となる。
V1q
V1d
V2q
V2d=r1+PL11
−ω0L11
PL12
−Sω0L12 ω0L11
r1+PL1
Sω0L12
PL12 PL12
−ω0L12
r2+PL22
−Sω0L22 ω0L12
PL12
Sω0L22
r2+PL22・i1q
i1d
i2q
i2d …
但しr1:1次側抵抗、r2:2次側抵抗、L11:
1次インダクタンス、L22:2次インダクタン
ス、L12:洩れインダクタンス、S:すべり、
P:ラプラス演算子、ω0:インバータ動作周波
数、V1q,V1d及びi1q,i1d:同期回転座標で
表したd軸、 q軸の1次電圧成分及び1次電流
成分、V2q,V2d及びi1q,i1d:同期回転座標
で表わしたd軸、 q軸の2次電圧成分及び2次
電流成分、 又、誘導電動機の一次電流、即ち電流形インバ
ータの出力電流は、第7図に示すように120°通流
幅の方形波であつて、この一次電流ia,ib,ic,
(a相及びb相、c相)をフーリエ展開すると
式で表わすことができる。
ス、L12:洩れインダクタンス、S:すべり、
P:ラプラス演算子、ω0:インバータ動作周波
数、V1q,V1d及びi1q,i1d:同期回転座標で
表したd軸、 q軸の1次電圧成分及び1次電流
成分、V2q,V2d及びi1q,i1d:同期回転座標
で表わしたd軸、 q軸の2次電圧成分及び2次
電流成分、 又、誘導電動機の一次電流、即ち電流形インバ
ータの出力電流は、第7図に示すように120°通流
幅の方形波であつて、この一次電流ia,ib,ic,
(a相及びb相、c相)をフーリエ展開すると
式で表わすことができる。
さて、各相の一次電流ia,ib,icとd軸の電流
成分及びq軸の電流成分との関係は、第7図のt
=0に於てq軸とa軸とが一致するように選ぶと
式の関係で表わすことができる。
成分及びq軸の電流成分との関係は、第7図のt
=0に於てq軸とa軸とが一致するように選ぶと
式の関係で表わすことができる。
ここで一次電流の高調波分(式の第2項以下
の成分)を無視し、一次電流の時間軸も第7図の
t=0に於てq軸と一致するように選ぶと、一次
電流のd軸成分及びq軸成分は次のようになる。
の成分)を無視し、一次電流の時間軸も第7図の
t=0に於てq軸と一致するように選ぶと、一次
電流のd軸成分及びq軸成分は次のようになる。
i1q=2√3/π・Id …
i1d=0 …
又、電動機二次回路は短絡されているのでV2
q=V2d=0であり、これらd−q軸の二次電
圧成分と前記式の一次電流のd軸成分とを前記
式の電圧方程式に代入すれば、誘導電動機の一
次電流の基本波分のみに着目した電圧方程式が得
られることになる。この電圧方程式は下記式で
示される。
q=V2d=0であり、これらd−q軸の二次電
圧成分と前記式の一次電流のd軸成分とを前記
式の電圧方程式に代入すれば、誘導電動機の一
次電流の基本波分のみに着目した電圧方程式が得
られることになる。この電圧方程式は下記式で
示される。
V1q
V1d
0
0=r1+PL11
−ω0L11
PL12
−Sω0L12 ω0L11
r1+PL11
Sω0L12
PL12 PL12
−ω0L12
r2+PL12
−Sω0L22 ω0L12
PL12
Sω0L12
r2+PL12・i1q
0
i2q
i2d …
また、電動機トルクT、インバータ直流電圧平
均値V1、電動機の誘起電圧Eaは次式となる。
均値V1、電動機の誘起電圧Eaは次式となる。
V1=3√3/π・Viq …
T=3/2・n・L12・i2q・i1q(但しnは極対
数) …
Ea=3/2・ω0
・√(12・2)2+(11・1+12・2
)2
… またi1qは i1q=2√3/π・Id … となる。このように一次電流の基本波分のみに着
目した電圧方程式と電動機トルクT、インバータ
直流電圧平均値V1、電動機の誘起電圧Eaとがそ
れぞれ求まると、伝達関数は前記式〜式に微
少変位理論を適用し、且つ線形化することによつ
て求めることができる。即ち前記式を線形化す
ると式が得られる。
)2
… またi1qは i1q=2√3/π・Id … となる。このように一次電流の基本波分のみに着
目した電圧方程式と電動機トルクT、インバータ
直流電圧平均値V1、電動機の誘起電圧Eaとがそ
れぞれ求まると、伝達関数は前記式〜式に微
少変位理論を適用し、且つ線形化することによつ
て求めることができる。即ち前記式を線形化す
ると式が得られる。
この式よりΔi2dを求めると、
となる。なお前記式及び式でτ2は電動機二次
定数を、ω0 (0)は定常時のインバータ動作周波数
を、S(0)は定常時の電動機すべりを、i1q(0)は定常
時に一次電流q軸成分を、i2d(0)及びi2q(0)は定常
時の二次電流d軸成分及びq軸成分をそれぞれ示
し、さらにξ2は式に示す。
定数を、ω0 (0)は定常時のインバータ動作周波数
を、S(0)は定常時の電動機すべりを、i1q(0)は定常
時に一次電流q軸成分を、i2d(0)及びi2q(0)は定常
時の二次電流d軸成分及びq軸成分をそれぞれ示
し、さらにξ2は式に示す。
ξ2=S・ω0・τ2 …
次に前記式を前記式及び式、式にそれ
ぞれ代入して、例えば電動機トルク、直流電流、
電動機誘起電圧などの各諾量間の伝達関数の形に
直すと、第4図に示す伝達系の伝達関数の構成図
が得られる。
ぞれ代入して、例えば電動機トルク、直流電流、
電動機誘起電圧などの各諾量間の伝達関数の形に
直すと、第4図に示す伝達系の伝達関数の構成図
が得られる。
なお第4図に示す各符号は次の通りである。
Id:直流出力電流
ΔId:直流出力電流の微少変位量
VR:順変換部の平均直流出力電圧
T:トルク
J:慣性
n:電動機の極対数
P:ラプラス演算子
DP:ダンピング係数
ΔT:トルクの微少変位量
ΔEa:電動機誘起電圧の微少変位量
P:ラプラス演算子
σ :もれ係数
L″:一次回路のインダクタンスの直流換算値
(L″=Ld+18/π2・L11・σ)
r″:一次回路の抵抗の直流換算値
(r″=rd+18/π2・r1)
k:電圧検出回路とインバータ出力電圧Ea間の
検出ゲイン L11:一次インダクタンス Ld:直流リアクトルのインダクタンス rd:直流リアクトルの抵抗 r1:一次側抵抗 VIM=18/π2・L12 2/L22・ω0・Id(0) さて、第4図で符号A〜F及びG1,G2,kω0
はそれぞれ伝達関数を示し、例えばAは順変換部
の平均直流出力電圧の微少変位量ΔVRとインバ
ータ直流電圧の微少変位量ΔVIとの差と、直流電
流Id間の伝達関数を表わし、Bは直流電流の微少
変位量ΔIdとインバータ直流電圧の微少変位量
ΔVI間の伝達関数を表わし、同様にCはトルク
ΔTの直流電流ΔIdの変化によつて生ずる成分を
求める伝達関数を、DはトルクΔTと回転子角速
度Δω2間の伝達関数を、Eはすべり周波数(Δω2
−Δω0)によつて生ずるトルク成分を求める伝達
関数を、Fはすべり周波数(Δω2−Δω0)とイン
バータ直流電圧ΔVI間の伝達関数を表わし、さら
に(kω0)はインバータ周波数Δω0とインバータ
直流電圧ΔVI間の伝達関数を、G1は直流電流ΔId
と電動機誘起電圧ΔEa間の伝達関数を、G2はす
べり周波数(Δω2−Δω0)と電動機誘起電圧ΔEa
間の伝達関数をそれぞれ表わす。なお第4図に示
すトルクΔTは、例えば直流電流ΔIdに伝達関数
Cを乗じたものと、すべり周波数(−Δω0+
Δω2)に伝達関数Eを乗じたものとを減算して求
めることができ、又、電動機の誘起電圧ΔEaは、
直流電流ΔIdに伝達関数G1を乗じたものと、すべ
り周波数(−Δω0+Δω2)に伝達関数G3を乗じた
ものとを加算して求めることができ、同様にイン
バータ直流電圧ΔVIは、インバータ周波数Δω0に
伝達関数(kω0)を乗じたものと、直流電流ΔId
に伝達関数Bを乗じたものと、すべり周波数(−
Δω0+Δω2)に伝達関数Fを乗じたものとをそれ
ぞれ加算して求めることができ、又、順変換部の
平均直流出力電圧ΔVRは、インバータ直流電圧
ΔVIと、直流電流ΔIdに伝達関数Aを乗じたもの
とを加算して求めることができる。
検出ゲイン L11:一次インダクタンス Ld:直流リアクトルのインダクタンス rd:直流リアクトルの抵抗 r1:一次側抵抗 VIM=18/π2・L12 2/L22・ω0・Id(0) さて、第4図で符号A〜F及びG1,G2,kω0
はそれぞれ伝達関数を示し、例えばAは順変換部
の平均直流出力電圧の微少変位量ΔVRとインバ
ータ直流電圧の微少変位量ΔVIとの差と、直流電
流Id間の伝達関数を表わし、Bは直流電流の微少
変位量ΔIdとインバータ直流電圧の微少変位量
ΔVI間の伝達関数を表わし、同様にCはトルク
ΔTの直流電流ΔIdの変化によつて生ずる成分を
求める伝達関数を、DはトルクΔTと回転子角速
度Δω2間の伝達関数を、Eはすべり周波数(Δω2
−Δω0)によつて生ずるトルク成分を求める伝達
関数を、Fはすべり周波数(Δω2−Δω0)とイン
バータ直流電圧ΔVI間の伝達関数を表わし、さら
に(kω0)はインバータ周波数Δω0とインバータ
直流電圧ΔVI間の伝達関数を、G1は直流電流ΔId
と電動機誘起電圧ΔEa間の伝達関数を、G2はす
べり周波数(Δω2−Δω0)と電動機誘起電圧ΔEa
間の伝達関数をそれぞれ表わす。なお第4図に示
すトルクΔTは、例えば直流電流ΔIdに伝達関数
Cを乗じたものと、すべり周波数(−Δω0+
Δω2)に伝達関数Eを乗じたものとを減算して求
めることができ、又、電動機の誘起電圧ΔEaは、
直流電流ΔIdに伝達関数G1を乗じたものと、すべ
り周波数(−Δω0+Δω2)に伝達関数G3を乗じた
ものとを加算して求めることができ、同様にイン
バータ直流電圧ΔVIは、インバータ周波数Δω0に
伝達関数(kω0)を乗じたものと、直流電流ΔId
に伝達関数Bを乗じたものと、すべり周波数(−
Δω0+Δω2)に伝達関数Fを乗じたものとをそれ
ぞれ加算して求めることができ、又、順変換部の
平均直流出力電圧ΔVRは、インバータ直流電圧
ΔVIと、直流電流ΔIdに伝達関数Aを乗じたもの
とを加算して求めることができる。
さて、第4図の伝達関数のブロツク構成図でA
の伝達関数とBの伝達関数とをまとめて1つの伝
達関数のブロツクA′とし、且つ第4図を変形す
ると第8図のようになる。
の伝達関数とBの伝達関数とをまとめて1つの伝
達関数のブロツクA′とし、且つ第4図を変形す
ると第8図のようになる。
この第8図に示す電流マイナーがない場合の電
動機系の伝達関数を、例えばGOM=GON/GOD……と すれば、この式の伝達関数は、電流制御用増幅
器の出力から電動機誘起電圧の微少変位量ΔEaま
での伝達関数を表わし、前記式で分子のGON項
は式で示され、又、分母のGOD項は、式で示
される。
動機系の伝達関数を、例えばGOM=GON/GOD……と すれば、この式の伝達関数は、電流制御用増幅
器の出力から電動機誘起電圧の微少変位量ΔEaま
での伝達関数を表わし、前記式で分子のGON項
は式で示され、又、分母のGOD項は、式で示
される。
GON(P)=Q(P)・〔(1+σξ2 2){στ2 2P2+
(1+
σ)τ2P}+(1+σ2ξ2 2)(1+ξ2 2)〕+d1
ξ2 2(1−σ)(P(P)+1+ξ2 2)・(στ2P+1
+σ) … 但し d1=n・T(0)/J・S(0)ω(0) O(P)=(r″+L″P)・P(P) +VIM (0)/Id(0)(τ2/ω0P2+1/ω0P+ξ2
) P(P)=(1+Pτ2)2+ξ2 2 Q(P)=(P+DP/J)P(P)+d1(Pτ2+1−ξ2 2) この第8図を第2図の破線で覆つた部分に挿入
して、且つ第2図に変形すると第9図のようにな
る。この第9図に示す制御系全体の伝達関数のブ
ロツクは構成図で、破線で覆つた部分の電流マイ
ナーループを含めた伝達関数をGM=GN/GD…とす れば、この式は、電流制御用増幅器OP2の入力
から電動機誘起電圧の微少変位量ΔEaまでの伝達
関数を示し、前記式及び式さらに各伝達関数
gi,gc,OP2(P)を代入して求めることができ
る。なお式で分子のGN項は式で分母のGD項
は式でそれぞれ表わすことができる。
(1+
σ)τ2P}+(1+σ2ξ2 2)(1+ξ2 2)〕+d1
ξ2 2(1−σ)(P(P)+1+ξ2 2)・(στ2P+1
+σ) … 但し d1=n・T(0)/J・S(0)ω(0) O(P)=(r″+L″P)・P(P) +VIM (0)/Id(0)(τ2/ω0P2+1/ω0P+ξ2
) P(P)=(1+Pτ2)2+ξ2 2 Q(P)=(P+DP/J)P(P)+d1(Pτ2+1−ξ2 2) この第8図を第2図の破線で覆つた部分に挿入
して、且つ第2図に変形すると第9図のようにな
る。この第9図に示す制御系全体の伝達関数のブ
ロツクは構成図で、破線で覆つた部分の電流マイ
ナーループを含めた伝達関数をGM=GN/GD…とす れば、この式は、電流制御用増幅器OP2の入力
から電動機誘起電圧の微少変位量ΔEaまでの伝達
関数を示し、前記式及び式さらに各伝達関数
gi,gc,OP2(P)を代入して求めることができ
る。なお式で分子のGN項は式で分母のGD項
は式でそれぞれ表わすことができる。
GN(P)=(TA2・P+1)・GON(P) …
GD(P)=(TA1・P+n)GOD(P)+gi
・gc(TA2・P+1)・P(P)・Q(P) …
このようにして電流マイナーループを含んだ破
線部分の伝達関数GM=GN/GDが求まると、次に第9 図に示す制御系全体の一巡の伝達関数Gppeoは、
最終的に下記に示す式となる。
線部分の伝達関数GM=GN/GDが求まると、次に第9 図に示す制御系全体の一巡の伝達関数Gppeoは、
最終的に下記に示す式となる。
Gppeo=Anp(P)・TV2・P+1/TV1・P+u・GN(P
)/GD(P)… 但し Anp(P)=m・h・gc・Ea(0)/Id(0) ・1/1+σ2ξ2/2 …〓〓 m:電圧制御用増幅器OP1の可変抵抗VRの分
圧比 h:電圧検出回路とインバータ出力電圧Ea(電
動機誘起電圧間の検出ゲイン) さて周知の如く閉ループの伝達関数は
G/1+GH…で示されるので、上記式の伝達 関数を式の閉ループに伝達関数に代入すると下
記の〓〓式が得られる事となる。但し本願が対象と
する第1図に示される制御系は図から明らかな様
にインバータ出力電圧Eaをフイードバツクして
あるので式の分母のHはH=1として演算すれ
ば G/1+GH=Anp(P)・TV2・P+1/TV
1・P+u・GN(P)/GD(P)/1+Anp・(P)TV2
・P+1/TV1・P+u・GN(P)/GD(P)・1 =Anp(P)(TV2P+1)・GN(P
)/(TV1・P+u)GD(P)(TV2・P+1)・GN(P
)…〓〓 この〓〓式より開ループの特性方程式を求める場
合は、従来周知の如く上記〓〓式の分母で示される
部分をCh(P)とすればCh(P)=0と置けばよ
い。従つて開ループの場合は Ch(P)=(TV1・P+u)GD(P)+Anp(P)
(TV2・P+1)・GN(P)=0 …〓〓 この〓〓式の特性方程式の根を周知の方法で求め
てこの求めた根を基に、例えばインバータの動作
周波数をある所要値に固定してゲインを徐々に上
げて行つた場合に、根の軌跡がどの様に遷移する
かを示したものが第5図である。
)/GD(P)… 但し Anp(P)=m・h・gc・Ea(0)/Id(0) ・1/1+σ2ξ2/2 …〓〓 m:電圧制御用増幅器OP1の可変抵抗VRの分
圧比 h:電圧検出回路とインバータ出力電圧Ea(電
動機誘起電圧間の検出ゲイン) さて周知の如く閉ループの伝達関数は
G/1+GH…で示されるので、上記式の伝達 関数を式の閉ループに伝達関数に代入すると下
記の〓〓式が得られる事となる。但し本願が対象と
する第1図に示される制御系は図から明らかな様
にインバータ出力電圧Eaをフイードバツクして
あるので式の分母のHはH=1として演算すれ
ば G/1+GH=Anp(P)・TV2・P+1/TV
1・P+u・GN(P)/GD(P)/1+Anp・(P)TV2
・P+1/TV1・P+u・GN(P)/GD(P)・1 =Anp(P)(TV2P+1)・GN(P
)/(TV1・P+u)GD(P)(TV2・P+1)・GN(P
)…〓〓 この〓〓式より開ループの特性方程式を求める場
合は、従来周知の如く上記〓〓式の分母で示される
部分をCh(P)とすればCh(P)=0と置けばよ
い。従つて開ループの場合は Ch(P)=(TV1・P+u)GD(P)+Anp(P)
(TV2・P+1)・GN(P)=0 …〓〓 この〓〓式の特性方程式の根を周知の方法で求め
てこの求めた根を基に、例えばインバータの動作
周波数をある所要値に固定してゲインを徐々に上
げて行つた場合に、根の軌跡がどの様に遷移する
かを示したものが第5図である。
なお第5図の複素平面上に於ける根軌跡で縦軸
は虚数jを取つており同様に横軸は実数を取つて
おり、これら縦軸及び横軸は一般には夫々虚軸、
実軸と呼称されているものであつて、この第5図
の根軌跡より明らかな様に速度検出信号をフイー
ドバツクしない所謂“開ループ制御の電流形イン
バータ”の運転時に於ては、例えば求めた根の極
が第5図に示す如くP1〜P5の5箇所にあるもの
とし、これら各極で極P1及びP4,P5を基点にし
て且つインバータ周波数が一定値である事を条件
にゲインを徐々に上げて行くと、根の軌跡はイ〜
ハの曲線で示す様に図示矢印の向きで遷移して行
き遂には各零点z1,zXに至る。これら根軌跡の曲
線でハの根軌跡曲線は複素平面上の第象限へと
遷移し、さらにロの根軌跡は第象限より第象
限へと遷移する。ここでイとロの曲線の根軌跡は
必らず一度は複素平面上の第象限に存する事が
理解できる。この様に根軌跡が第象限に存する
事は何を意味するのかと言えば、特性方程式の根
が第象限に存在する事はとりも直さず電流形イ
ンバータでは、所要のインバータ周波数での定常
運転時に於てあるゲインの範囲のみ運転状態が不
安定領域に入つている事を示し、この不安定領域
下では周知の如く電動機速度は乱調を生ずる事と
なる。本願はこの様にある所要のインバータ周波
数での定常運転時に於ける動特性を、特性方程式
より根を求めて根軌跡を導びき出し、この根軌跡
を以つて動特性を解析する事により始めて定常運
転時に不安定領域が存在する事を究明したもので
あつて、この様な不安定領域はどの様にして防止
できるかを次に説明する。
は虚数jを取つており同様に横軸は実数を取つて
おり、これら縦軸及び横軸は一般には夫々虚軸、
実軸と呼称されているものであつて、この第5図
の根軌跡より明らかな様に速度検出信号をフイー
ドバツクしない所謂“開ループ制御の電流形イン
バータ”の運転時に於ては、例えば求めた根の極
が第5図に示す如くP1〜P5の5箇所にあるもの
とし、これら各極で極P1及びP4,P5を基点にし
て且つインバータ周波数が一定値である事を条件
にゲインを徐々に上げて行くと、根の軌跡はイ〜
ハの曲線で示す様に図示矢印の向きで遷移して行
き遂には各零点z1,zXに至る。これら根軌跡の曲
線でハの根軌跡曲線は複素平面上の第象限へと
遷移し、さらにロの根軌跡は第象限より第象
限へと遷移する。ここでイとロの曲線の根軌跡は
必らず一度は複素平面上の第象限に存する事が
理解できる。この様に根軌跡が第象限に存する
事は何を意味するのかと言えば、特性方程式の根
が第象限に存在する事はとりも直さず電流形イ
ンバータでは、所要のインバータ周波数での定常
運転時に於てあるゲインの範囲のみ運転状態が不
安定領域に入つている事を示し、この不安定領域
下では周知の如く電動機速度は乱調を生ずる事と
なる。本願はこの様にある所要のインバータ周波
数での定常運転時に於ける動特性を、特性方程式
より根を求めて根軌跡を導びき出し、この根軌跡
を以つて動特性を解析する事により始めて定常運
転時に不安定領域が存在する事を究明したもので
あつて、この様な不安定領域はどの様にして防止
できるかを次に説明する。
即ち第5図の根軌跡の各曲線より明らかな様
に、特性方程式より導びかれた根の極と零点とを
結ぶ曲線が全て複素平面上で第象限に存する様
に、即ちゲインをできるだけ大きくしてインバー
タを制御すればよい。しかし乍ら第5図の根軌跡
はインバータの動作周波数ωを一定として取り扱
かつたもので、インバータの動作周波数ωとゲイ
ンとの関係に対しては何ら言及していない。ここ
で動作周波数ωとゲインとの相対関係に対して述
べてみるに、開ループの一巡伝達関数Gppeoは本
願によれば上記式で示され、さらにこの式に
於けるAnpの項は上記した様に下記に示す〓〓式で
示されるものであるので、 Anp=m・h・gcEa(0)/Id(0)・1/1+σ2ξ2/2…
〓〓 この〓〓式でmの項は上記式の部分で述べた様
に電圧制御用増幅器OP1の可変抵抗VRの分圧比
を示し、さらにhの項は電圧検出系のゲインを、
gcの項は順変換部直流出力電圧VRと移相回路C
入力側間のゲインを夫々示したものであるが、上
記〓〓式で示されるAnpの伝達関数がとりも直さず
上記第式より導びき出された第5図に示す根軌
跡のゲインとなつているものであつて、この〓〓式
で1+σ2ξ2 2の項は実用的にはσが非常に小さいた
め1+σ2ξ2 2≒1と考えてよく、且つh項、gc項は
電圧検出系、周波数系のゲインであるので一定と
仮定し、さらにId(0)の項は負荷の大きさに比例す
るものであつて、Ea(0)の項はインバータ周波数
に比例するものであるからして、以上の事から周
波数にかかわらずAnpを一定にすれば過渡特性、
安定性を一定にする事ができる。この事を換言す
ると開ループの特性方程式より導びき出された根
軌跡のゲインとなる主たる要因は、m項の電圧制
御用増幅器OP1の分圧抵抗の分圧比、及びEa(0)項
のインバータ周波数と比例関係にある交流出力電
圧、並びにId(0)項の負荷の大きさに決定される直
流電流との三要素であるからして、例えば負荷の
大きさを一定として仮定した場合、インバータ周
波数ωが高くなれば電圧制御用増幅器OP1の分圧
比mを小さくしてAnpの総合ゲインを一定にすれ
ば過渡特性、安定性共に高める事ができ、これと
は反対にインバータ周波数ωが低い場合は分圧比
mを大きくしてAnpの総合ゲインを常時一定にな
る様にすればよい。なお以上の説明はAnpの総合
ゲインを一定にする場合、電圧制御用増幅器OP1
のゲインを調整する方法を述べたが何もこの方法
のみに限定される事はなく、例えばマイナールー
プの電流制御系の電流制御用増幅器の出力側に可
変抵抗等の如くゲインを変え得る要素があれば、
この電流制御用増幅器のゲインを調整しても所期
の目的は達成する事ができ、さらに電圧制御用増
幅器と電流制御用増幅器とのゲインを共に変えて
もよい事は明らかである。又式から明らかなよ
うにAnpの値を変える変わりに制御定数TV2/TV1
を変えても系のゲイン変更になりこの方法によつ
てもよい。何れにしろ本願のものはインバータ周
波数ω或はインバータ交流出力電圧Eaに対して、
メジヤーループの電圧制御系をマイナーループの
電流制御系とのゲインを上げたり或は下げたりし
て結果的にAnpの総合ゲインを常時一定にすれ
ば、開ループの制御であつても負荷電動機は何ら
乱調等を生ずる事なく安定に運転できるものであ
る。また、何も総合ゲインを一定にするのみでな
く、系が安定なる範囲で総合ゲインが変わつても
良い。
に、特性方程式より導びかれた根の極と零点とを
結ぶ曲線が全て複素平面上で第象限に存する様
に、即ちゲインをできるだけ大きくしてインバー
タを制御すればよい。しかし乍ら第5図の根軌跡
はインバータの動作周波数ωを一定として取り扱
かつたもので、インバータの動作周波数ωとゲイ
ンとの関係に対しては何ら言及していない。ここ
で動作周波数ωとゲインとの相対関係に対して述
べてみるに、開ループの一巡伝達関数Gppeoは本
願によれば上記式で示され、さらにこの式に
於けるAnpの項は上記した様に下記に示す〓〓式で
示されるものであるので、 Anp=m・h・gcEa(0)/Id(0)・1/1+σ2ξ2/2…
〓〓 この〓〓式でmの項は上記式の部分で述べた様
に電圧制御用増幅器OP1の可変抵抗VRの分圧比
を示し、さらにhの項は電圧検出系のゲインを、
gcの項は順変換部直流出力電圧VRと移相回路C
入力側間のゲインを夫々示したものであるが、上
記〓〓式で示されるAnpの伝達関数がとりも直さず
上記第式より導びき出された第5図に示す根軌
跡のゲインとなつているものであつて、この〓〓式
で1+σ2ξ2 2の項は実用的にはσが非常に小さいた
め1+σ2ξ2 2≒1と考えてよく、且つh項、gc項は
電圧検出系、周波数系のゲインであるので一定と
仮定し、さらにId(0)の項は負荷の大きさに比例す
るものであつて、Ea(0)の項はインバータ周波数
に比例するものであるからして、以上の事から周
波数にかかわらずAnpを一定にすれば過渡特性、
安定性を一定にする事ができる。この事を換言す
ると開ループの特性方程式より導びき出された根
軌跡のゲインとなる主たる要因は、m項の電圧制
御用増幅器OP1の分圧抵抗の分圧比、及びEa(0)項
のインバータ周波数と比例関係にある交流出力電
圧、並びにId(0)項の負荷の大きさに決定される直
流電流との三要素であるからして、例えば負荷の
大きさを一定として仮定した場合、インバータ周
波数ωが高くなれば電圧制御用増幅器OP1の分圧
比mを小さくしてAnpの総合ゲインを一定にすれ
ば過渡特性、安定性共に高める事ができ、これと
は反対にインバータ周波数ωが低い場合は分圧比
mを大きくしてAnpの総合ゲインを常時一定にな
る様にすればよい。なお以上の説明はAnpの総合
ゲインを一定にする場合、電圧制御用増幅器OP1
のゲインを調整する方法を述べたが何もこの方法
のみに限定される事はなく、例えばマイナールー
プの電流制御系の電流制御用増幅器の出力側に可
変抵抗等の如くゲインを変え得る要素があれば、
この電流制御用増幅器のゲインを調整しても所期
の目的は達成する事ができ、さらに電圧制御用増
幅器と電流制御用増幅器とのゲインを共に変えて
もよい事は明らかである。又式から明らかなよ
うにAnpの値を変える変わりに制御定数TV2/TV1
を変えても系のゲイン変更になりこの方法によつ
てもよい。何れにしろ本願のものはインバータ周
波数ω或はインバータ交流出力電圧Eaに対して、
メジヤーループの電圧制御系をマイナーループの
電流制御系とのゲインを上げたり或は下げたりし
て結果的にAnpの総合ゲインを常時一定にすれ
ば、開ループの制御であつても負荷電動機は何ら
乱調等を生ずる事なく安定に運転できるものであ
る。また、何も総合ゲインを一定にするのみでな
く、系が安定なる範囲で総合ゲインが変わつても
良い。
次に電圧制御用増幅器OP1のゲインを調整する
方法として示した第6図の実施例について述べて
みるに、第6図の実施例では電圧制御用増幅器
OP1の出力と取り出されるインバータ周波数ω0の
電圧信号又は前記インバータ周波数ω0に比例す
る交流出力電圧Eaの電圧信号とを乗算する乗算
回路1を設けて、この乗算回路1の出力を電圧制
御用増幅器OP1の入力側に負帰還して構成したも
のである。このように構成すれば、入力される
ω0又はEaに何ら関係なくAnpのゲインを一定に
することができる。
方法として示した第6図の実施例について述べて
みるに、第6図の実施例では電圧制御用増幅器
OP1の出力と取り出されるインバータ周波数ω0の
電圧信号又は前記インバータ周波数ω0に比例す
る交流出力電圧Eaの電圧信号とを乗算する乗算
回路1を設けて、この乗算回路1の出力を電圧制
御用増幅器OP1の入力側に負帰還して構成したも
のである。このように構成すれば、入力される
ω0又はEaに何ら関係なくAnpのゲインを一定に
することができる。
以上の様に本考案に於ては開ループの一巡伝達
関数より特性方程式の根を求めて、複素平面上に
描いた根軌跡より電流形インバータで運転される
電動機系の動特性を解析して、電動機が不安定領
域となる原因を究明し、この究明した結果より例
えばインバータ動作周波数に応じて電圧制御系及
び電流制御系の各制御系の総合ゲインを調整する
様にしたものであるから、以下に示す様に種々の
効果を奏するものである。
関数より特性方程式の根を求めて、複素平面上に
描いた根軌跡より電流形インバータで運転される
電動機系の動特性を解析して、電動機が不安定領
域となる原因を究明し、この究明した結果より例
えばインバータ動作周波数に応じて電圧制御系及
び電流制御系の各制御系の総合ゲインを調整する
様にしたものであるから、以下に示す様に種々の
効果を奏するものである。
速度検出信号をフイードバツクしない開ルー
プの制御であつても低周波数領域、高周波数領
域に何らかかわらず運転全域に渡つて常時安定
した運転を行なう事ができる。
プの制御であつても低周波数領域、高周波数領
域に何らかかわらず運転全域に渡つて常時安定
した運転を行なう事ができる。
特に過渡時に於て非常に安定性の高い装置を
実現できる。
実現できる。
オープンループの制御であるからして回路構
成は簡素化され非常に経済的な装置を実現でき
る。
成は簡素化され非常に経済的な装置を実現でき
る。
第1図は本考案が適用する電流形インバータに
よる電動機の駆動運転法を示す場合の駆動系の一
具体例、第2図はそれを簡素化した場合の直流リ
アクトルを含んだ電動機系のブロツク構成図、第
3図は電圧制御用増幅器と電流制御用増幅器の具
体的な構成を示す回路図、第4図は第1図(第2
図)の駆動系の伝達関数を示すブロツク構成図、
第5図はその伝達関数の特性方程式より根を導び
き出しゲインによつて根の軌跡がどの様に変化す
るかを複素平面上で示した根軌跡図、第6図は本
考案によるゲインを調整する場合の具体例を示す
各実施例、第7図は誘導電動機の任意の相の一次
電流波形図、第8図は第4図を変形した場合の伝
達関数のブロツク構成図、第9図は第2図を具体
化した場合の制御系全体の伝達関数のブロツク構
成図。 CVは順変換部、IVは逆変換部、Ldは直流リア
クトル、OP1は電圧制御用増幅器、OP2は電流制
御用増幅器、Aは電圧検出回路、BはV/F変換
回路、Cは移相回路、RCはリングカウンタ、IM
は誘導電動機、1は乗算回路。
よる電動機の駆動運転法を示す場合の駆動系の一
具体例、第2図はそれを簡素化した場合の直流リ
アクトルを含んだ電動機系のブロツク構成図、第
3図は電圧制御用増幅器と電流制御用増幅器の具
体的な構成を示す回路図、第4図は第1図(第2
図)の駆動系の伝達関数を示すブロツク構成図、
第5図はその伝達関数の特性方程式より根を導び
き出しゲインによつて根の軌跡がどの様に変化す
るかを複素平面上で示した根軌跡図、第6図は本
考案によるゲインを調整する場合の具体例を示す
各実施例、第7図は誘導電動機の任意の相の一次
電流波形図、第8図は第4図を変形した場合の伝
達関数のブロツク構成図、第9図は第2図を具体
化した場合の制御系全体の伝達関数のブロツク構
成図。 CVは順変換部、IVは逆変換部、Ldは直流リア
クトル、OP1は電圧制御用増幅器、OP2は電流制
御用増幅器、Aは電圧検出回路、BはV/F変換
回路、Cは移相回路、RCはリングカウンタ、IM
は誘導電動機、1は乗算回路。
Claims (1)
- 電圧設定信号と電圧検出信号との偏差分を増幅
して電流指令を与える電圧制御ループと、前記電
流指令信号と電流検出信号との偏差分を増幅した
信号を基に順変換部のゲートを制御する電流制御
ループと、前記電圧設定信号を基に逆変換部のゲ
ートを制御して出力周波数を制御する周波数制御
ループとを備え、速度検出信号をフイードバツク
しない電流形インバータで負荷電動機を駆動する
ものに於て、前記電圧制御ループの電圧制御用増
幅器の出力とインバータの動作周波数ω0の電圧
信号又は前記インバータの動作周波数ω0に比例
したインバータの交流出力電圧Eaの電圧信号と
を掛算して、この掛算値を前記電圧制御用増幅器
に負帰還し、この電圧制御用増幅器のゲインを調
整することによつてインバータ制御系の総合ゲイ
ンを略一定にする掛算器を具備した事を特徴とす
る電流形インバータの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14697085U JPH0353600Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14697085U JPH0353600Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61134699U JPS61134699U (ja) | 1986-08-22 |
| JPH0353600Y2 true JPH0353600Y2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=30705210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14697085U Expired JPH0353600Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0353600Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP14697085U patent/JPH0353600Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61134699U (ja) | 1986-08-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4484128A (en) | Vector control system for AC motor drives | |
| US7683568B2 (en) | Motor drive using flux adjustment to control power factor | |
| US4450398A (en) | Microprocessor-based efficiency optimization control for an induction motor drive system | |
| US4437051A (en) | Method and apparatus for controlling induction motor | |
| JPH02254987A (ja) | 誘導電動機の制御方式及びその装置 | |
| CN112039389A (zh) | 矿用牵引永磁同步电机驱动控制方法 | |
| US5386186A (en) | Stator flux oriented control | |
| JPH1198900A (ja) | 電力変換器の電流制御装置 | |
| JPH0353600Y2 (ja) | ||
| JPH0627791B2 (ja) | 誘導電動機の定数測定方法 | |
| Matsuo et al. | Field oriented control of induction machines employing rotor end ring current detection | |
| JPS6233520Y2 (ja) | ||
| CN108599600A (zh) | 单相整流器双环控制参数计算方法及计算系统 | |
| JPH10248300A (ja) | 電力変換装置 | |
| Sayed et al. | Sensorless vector controlled three-phase PWM inverter-fed induction motor drive system with auto-tuning estimation of machine parameter approach | |
| JPH0773438B2 (ja) | 誘導電動機の可変速制御装置 | |
| JP3337039B2 (ja) | 誘導電動機のベクトル制御インバータのチューニング方法 | |
| KR20010061813A (ko) | 서보드라이버의 게인 자동조정 방법 및 장치 | |
| JP3536114B2 (ja) | 電力変換器の制御方法および電力変換装置 | |
| JPS60237880A (ja) | 三相誘導機の速度制御pam方式インバ−タ | |
| JPH0561876B2 (ja) | ||
| JP2527161B2 (ja) | 電動機のベクトル制御演算装置 | |
| JPH0715360Y2 (ja) | 電力変換装置 | |
| JPS6355314B2 (ja) | ||
| JPS6042709B2 (ja) | 誘導電動機制御装置 |