JPH0353877A - 異種蛋白発現用融合酵母菌、該菌の製造方法および異種蛋白の製造方法 - Google Patents

異種蛋白発現用融合酵母菌、該菌の製造方法および異種蛋白の製造方法

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JPH0353877A
JPH0353877A JP1188173A JP18817389A JPH0353877A JP H0353877 A JPH0353877 A JP H0353877A JP 1188173 A JP1188173 A JP 1188173A JP 18817389 A JP18817389 A JP 18817389A JP H0353877 A JPH0353877 A JP H0353877A
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正巳 三浦
Miho Shimizu
清水 美保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単一の異種蛋白質または2種以」二の相異な
る異種蛋白質を大量に産生し得る酵母菌、当該酵母菌の
製造方法および上記酵母菌を使用することによる異種蛋
白質の製造方法に関する。
〔従来技術〕
組換DNA技術の出現によって多種多様の有用なポリベ
プチドの微生物による生産が可能となった。多くの噛乳
動物ポリペプチド類、例えばヒト戒長ホルモン、インタ
ーフェロンが既に種々の微生物により生産されている。
この技術によって種々の有用なポリペプチドの微生物に
よる生産が可能となり、種々のワクチン、ホルモン、酵
素、抗体等の蛋白質を微生物に生産さセることかできる
ようになった。
しかしながら、微生物、特に大腸菌由来の蛋白質標品に
は夾雑エンドトキシンがしばしば見出される。これは目
的とする蛋白質製品から除去しなければならない。
細胞により分泌される蛋白質の安価で且つ有利な製造の
前提条件となる大きな規模において噛乳動物細胞を増殖
せしめることは困難であることが証明されている。呻乳
動物細胞の世代時間は微生物のそれに比べて相当長く、
従って、十分に高い細胞濃度を得るために長時間の培養
が要求される。
また、噛乳動物細胞の培養によって得られる細胞濃度は
、微生物の大規模生産において一般に到達する細胞濃度
に比べて相当に低い。その上、細胞株の改良を行うこと
が微生物に比較して困難である。
すべての真核生物は遺伝情報を発現する機構を有するか
ら、真核生物遺伝子の発現は、大腸菌等原核生物におい
てよりも真核生物宿主において一層効率的に行われるで
あろう。使用に適ずる0{ム生物の内、酵母菌が最も取
扱いやすい。
酵母菌は微生物であるから、これを培養するのは容易で
ある。培養液の容積当りから得られる細胞量は、大腸菌
に比べて酵母の方が相当に高い。
さらに、酵母菌の発酵的挙動はよく理解されており、そ
して大規模発酵のための条件はすでに確立されている。
その上、酵母細胞はエンドトキシンを含有しない。
従って、工業微生物学の十分に開発された技法と最近開
発された組換DNA技法とを用いて酵母菌により異種蛋
白を製造することが有利なことが明らかである。
一方、酵母菌の育種方法としては、胞子による交配が知
られており、胞子を形或するサッカロξセス・セレビシ
エとその近縁株の間で交配が行われていた。
近年交配によらない酵母菌の育種方法としてプロトプラ
スト融合が注目されており、胞子を作らない酵母菌の育
種や、異なる種属の間の酵母菌の育種などが試みられる
ようになっている。
酵母菌のプロトプラストによる細胞融合の研究が最初に
報告されたのは1977年になってからであり、その後
、種々の種属について同種属間および異種属間の融合の
研究が盛んに行われるようになった。細胞融合では性や
種の障害をこえて細胞の融合が起こりうる。また単に細
胞(プロトプラスト)間の融合だけではなく、ξトコン
ドリアのようなオルガネラとの融合も可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の他の目的は、遺伝子組換え技法により形質転換
された酵母菌同志を融合させた新規融合酵母菌を提{J
jすることである。
本発明の他の目的は、当該新規融合酵母菌の製造方法を
提供することである。
本発明のさらに他の目的は、1種または2種以上の異種
蛋白質を効率的に産生ずる方法を提供することである。
従来、遺伝子組換え技法により形質転換された有用蛋白
質を産生ずる酵母菌同志を融合するという試みは知られ
ていない。
特に、有用蛋白質を産生させるべく形質転換された酵母
菌が、有用蛋白をコードする異種遺伝子を宿主酵母の染
色体上に組み入れたものである酵母菌の時、それらを融
合するという試みは知られていない。
さらに当該融合された酵母菌を使用して、異種蛋白の発
現量を増大させたり、複数の異種蛋白を同一細胞から得
たりすることも知られていない。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は次の要旨を有するものである:(1)染
色体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み込まれた
異種蛋白産生能を有する第1の酵母菌と、染色体に異種
蛋白をコードするDNA配列が組み込まれた異種蛋白産
生能を有する第2の酵母菌とを融合させてなる、両親酵
母菌の異種蛋白産生能を合せ持つ融合酵母菌。
(2)染色体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み
込まれた異種蛋白産生能を有する第1の酵母菌と、染色
体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み込まれた異
種蛋白産生能を有する第2の酵母菌とを融合させること
を特徴とする両親酵母菌の異種蛋白産生能を合せ持つ融
合酵母菌の製造方法。
(3)前記(1)に記載の融合酵母菌を培養して異種蛋
白質を生成させ、これを採取することを特徴とする異種
蛋白質の製造方法。
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明に関して、酵母菌を製造するために使用されるプ
ラスミドは、宿主酵母菌染色体中に存在する遺伝子の一
部のDNA配列(例えば、LEU2 、 HIS4 、
 TRPI  、 URA3 、 ribosomeD
NA遺伝子等)を含有する。相同な配列により、全プラ
スξドまたはその線状断片は組換により宿主酵母菌染色
体に安定に導入することができる。即ち、増殖中、子孫
細胞は選択圧が存在しない場合でも導入された遺伝物質
を安定に保持する。
例えば、酵母菌染色体遺伝子中の天然に存在する配列お
よび異種遺伝子を含むプラスミドは、前記染色体遺伝子
の座に安定に組み込まれ得る。
宿主酵母菌染色体配列に相同な配列としては、特にアミ
ノ酸または核酸合或系遺伝子、ribosomeDNA
,T3’因子等が使用できる。特に、アごノ酸または核
酸合威系遺伝子は、宿主酵母菌がア旦ノ酸または核酸栄
養要求性株である時、すなわち、該アミノ酸または核酸
合戒系遺伝子が欠損している株においては、宿主の変異
を補完する遺伝子であるので、形質転換体の選択マーカ
ーとして使用することができる。この際、宿主酵母菌の
栄養要求性に原栄養性をもたらす。アくノ酸または核酸
合威系遺伝子としては、例えばLEU2、HIS4、T
RPIまたはURA3が挙げられる。
酵母菌用の選択遺伝子マーカーとしては、上記のように
、宿主酵母菌が栄養要求性株である時、ア旦ノ酸または
核酸合威系遺伝子のようなものが使用できるほか、宿主
酵母菌が抗生物質感受性株である時は、該抗生物質耐性
を発現する遺伝子が使用できる。例えばシクロヘキシド
、G418、クロラムフエニコール、プレオマイシンま
たはハイグロマイシン等の抗生物質に対して耐性を付与
する遺伝子があげられる。
本発明に関して、異種蛋白質には特に制限はなく、好ま
しくはヒト血清アルブミン(HSA)、HBsAg,イ
ンターフェロン−α,βあるいはT、ウロキナーゼ、或
長ホルモン、インシュリン、各種リンホカインなどが挙
げられる。
このような異種蛋白質遺伝子は、特開昭6229985
号公報(ヒト血清アルブミン)、特開昭63−5288
3号公報(HBsAg)、特開昭61−185189号
公報(インターフェロンα)、特開昭61−10839
7号公報(インターフェロンーγ)、特開昭60−18
0591号公報(ウロキナーゼ)等に記載されている。
上述の各文献中では、異種蛋白質遺伝子を含むプラス旦
ドとして開示されている。
プロモーターは酵母菌、好適にはサツ力ロマイセス3セ
レビシエ−(Saccharomyces cerev
isiae)のゲノムDNAに由来する。好ましくは、
高発現酵母菌遺伝子のプロモーターを異種蛋白質の発現
のために使用する。即ち、TRPI遺伝子、ADHIも
しくはADHn遺伝子、酸性ホスファターゼ(PH03
もしくはP H 0 5 )遺伝子、またはイソチトク
ロームC遺伝子のプロモーター、ガラクトース代謝系の
プロモーター(GALI、GALIOもしくはGAL7
)、インへルターゼのプロモーター(SUC2)あるい
は解糖系酵素をコードする遺伝子のプロモーター、例え
ばエノラーゼ、グリセルアルデヒド−3−ホスフェ−1
・デヒドロゲナーゼ(GAPDH) 、3−ボスボグリ
セレートキナーゼ(PGK) 、ヘキソキナーゼ、ピル
ヘートデカルポキシラーゼ、ホスホフラクトキナーゼ、
グルコース−6−ホスフエートイソメラーゼ、3−ホス
ホグリセレートムターゼ、ビルヘートキナーゼ、トリオ
ースホスフエートイソメラーゼ、ホスホグルコースイソ
メラーゼおよびグルコキナーゼの遺伝子のプロモーター
、あるいはaファクターまたはα−ファクターをコード
する酵母接合フエ口モン遺伝子のプロモーターを使用す
ることができる。
また、プラスミドは、宿主酵母菌内で自律的に複製でき
ない。すなわち、宿主酵母菌内での自律複製開始領域、
例えば2μm  DNAの複製開始領域やARS領域(
Autonomous replicating se
quence)を実質的に含まない。
好ましい態様においては、プラスミド中にシグナル配列
を導入することもできる。シグナル配列は、酵母インへ
ルクーゼ(特開昭60−41488号公報)、α−ファ
クター遺伝子(特開昭59132892号公報)のよう
な酵母菌由来のシ1l グナル配列を使用することができる。また、酵母菌での
分泌発現のために特に合威されたシグナル配列(特願昭
62−306674号公報または牛,?願昭63−33
657号公報)を用いることもできる。
このシグナル配列の導入により、異種遺伝子の発現の後
、遺伝子産物は分泌経路に入り、そしてペリプラズム空
間に輸送される。さらに細胞壁を通しての培地中への分
泌を達威することができる。
これにより収量の相当な増加が可能となる。さらに、細
胞を破壊する必要がないので回収工程を単純化すること
が可能である。
また、プラスξドは転写停止のための適当なターごネー
ター、例えばP H 0 5もしくはGAPDHターξ
ネーターを含有する。
このプラスごドはプロモーター、異種蛋白コード領域お
よび宿主酵母菌染色体相同領域とは別に、細菌宿主、特
に大腸菌のための複製開始点および遺伝的選択マーカー
を含有することもできる。大腸菌複製開始点および大腸
菌のための選択マーカ12 一を酵母ハイブリドヘククー中に使用することに関して
有用な特徴が存在する。まず、大腸菌における増殖およ
び複製により大量のハイブリドヘクターDNAを得るこ
とができ、そして第2に、大腸菌ニ基礎を置くクローニ
ング技法のすべてを用いてハイブリドヘクターの構築を
容易に行うことができる。大腸菌プラスミド、例えばp
BR322等は大腸菌複製開始点、および抗生物質、例
えばテトラサイタリンおよびアンビシリンに対する耐性
をもたらす大腸菌遺伝マーカーを含有し、そして酵母ハ
イブリドヘクターの部分として有利に使用される。
従って、本プラスミドは、プロモーター、該プロモータ
ーに制御される異種蛋白コード領域、それに続く転写停
止のためのターミネーターを含み、かつ宿主酵母菌染色
体配列に相同な配列を含むものである。また、本プラス
ミドは、所望により、分泌生産のためのシグナル配列、
酵母菌用の選択遺伝子マーカー、大腸菌の複製開始領域
、大腸菌用選択遺伝子マーカーを含有することができる
そして、酵母菌の複製開始領域は実質的に含まないもの
である。
本発明において、宿主としては酵母菌、特にサツ力口マ
イセス属もしくはピキア属に属するものが使用される。
好ましくは、栄養要求性株や、抗生物質感受性株が使用
できる。
この組換えプラスξドを用いて形質転換体を作製する方
法は以下の通りである。
組換えプラスミドを宿主酵母菌細胞の染色体上に導入す
る。具体的には、挿入するプラスミドの有する、宿主酵
母菌細胞の染色体に相同な配列中の任意の部位を制限酵
素処理により切断し、直線化したプラスξドを宿主に導
入することが望ましい。直線化されたプラスミドは、宿
主酵母菌細胞染色体上のプラスξドに組み込まれた領域
と相同な領域に組み込まれる。直線化されたプラスミド
は環状プラスξドより、宿主染色体上に組み込まれる頻
度が上昇する。この時使用する宿主酵母菌は、挿入され
るプラスミドが担持する酵母菌用選択マーカー遺伝子に
よって相補する変異を持った変異株、例えばロイシンお
よびヒスチジン要求性変異株でかつ0418感受性株で
あるサ・冫カロマイセス9セレビシエ(Sacchar
omyces cerevisiae)AH22株(a
, his 4, Ieu 2+ can 1)等が好
適に用いられる。
宿主酵母菌細胞の形質転換は公知の方法、例えばプロト
プラストポリエチレングリコール法、エレクトロボレー
ション法などにより行う。
次に期待した部位へブラスミドが導入されているか否か
、および導入した遺伝子が安定であるか否かを調べる。
具体的には、サザンブロツテイング法により、形質転換
に利用した宿主酵母菌細胞の染色体配列に相同な配列を
プローブとして、期待通りの部位へブラスミドが導入さ
れていることを確認する。また異種蛋白質をコードする
遺伝子の安定性を、異種蛋白質産生量および栄養要求性
の回復維持を指標に調べ、形質転換体を非選択培地で数
十代培養した後でも、変化しないことを確認する。
以上、確認試験を行った株は、確かに、目的異15 種蛋白コード領域を含むプラスごドが、宿主酵母菌細胞
染色体の所望の部位に組み込まれた形質転換体である。
この形質転換体を宿主として使用して再度、該目的蛋白
コード領域を含むプラス旦ドで形質転換させることがで
きる。この場合、酵母菌細胞染色体相同領域としては、
初めの形質転換で使用した領域以外の相同領域も使用で
きる。
この他、宿主酵母菌細胞の染色体配列に相同な配列とし
て、ribosome DNAやTy因子(Trans
posonof Yeast element)  も
挙げられる。これらの遺伝子は細胞当り、複数個存在す
るので、1回の形質転換で、複数個の目的遺伝子を宿主
染色体に組み込むことができる。
以下、具体的に組み込み方法を例示するが本例示は好適
な一手段を示すものであり、この手法に限定されるもの
ではない。相同配列部位は、選択的繰り返しにより代替
え可能である。
宿主としては、ロイシンおよびヒスチジン要求性変異株
でかつG418感受性株であるサッカロマイセス0セレ
ビシエ(Saccharomyces cerevis
iae)16 AH22株(ロイシン合或系遺伝子のLEU2およびヒ
スチジン合威系遺伝子のHIS4に変異を持つ株)を用
いる。
まず、ロイシン非要求性とするための遺伝子、LEU2
を宿主酵母菌の染色体配列と相同の配列として持つプラ
スミドで形質転換する。得られた形質転換体は、染色体
上のLEU2遺伝子部位に異種蛋白質コード領域を含む
プラスξドが挿入されたものであり、ロイシン非要求性
、すなわちロイシン不含培地でも増殖できる株である。
次に、この形質転換体を宿主とし、ヒスチジン非要求性
とするための遺伝子、HI34を宿主酵母細胞の染色体
配列と相同の配列として持つプラスZド(もちろん、異
種蛋白質コード領域も含有する)で形質転換する。得ら
れた形質転換体は染色体上のHIS4遺伝子部位に異種
蛋白質コード領域を含むプラスミドが挿入されたもので
あり、ヒスチジン非要求性、すなわちヒスチジン不合培
地でも増殖できる株である。この時点で、発現のための
目的遺伝子である異種蛋白質遺伝子は、LEU2および
HIS4の2箇所に導入されている。
次に、上記ロイシンおよびヒスチジン非要求性になった
形質転換体を宿主として、TRPIを宿主酵母細胞の染
色体配列と相同の配列として持つプラスくドで形質転換
する。このプ雪スξドは、異種蛋白質コード領域はもち
ろん、G418耐性遺伝子も含有するものである。得ら
れた形質転換体は染色体上のTRPI遺伝子部位に異種
蛋白質コード領域および6418耐性遺伝子を含むプラ
スごドが挿入されたものであり、抗生物質G418に対
し耐性を示す。従って、この形質転換体は、異種蛋白質
遺伝子を染色体上のLEU2、HIS4およびTRPI
遺伝子部位の計3箇所に含有するものである。この時、
挿入の順序は特に問題ではない。
宿主として、何種類もの栄養要求変異株が取得できれば
、または何種類もの抗生物質に対して感受性を示す株が
取得できれば、それに応した領域に有用遺伝子を複数導
入することができる。
このように、宿主染色体上の複数領域に目的遺伝子を挿
入することができる。これら染色体に組み込まれた遺伝
子は、脱落することなく、安定に維持され、かつ複数の
遺伝子を組み込むことにより、目的生産物を多量に取得
することが可能となる。
異種蛋白質をコードする遺伝子を染色体上に有する形質
転換酵母同志の融合は、公知の方法、例えばプロトブラ
スト融合法(Pieter van Solingen
et al, J. Bacteriology, 1
30, 946. 1977)により行う。融合細胞の
スクリーニングは、例えば栄養要求性の回復や抗生物質
耐性の付与を指標に行うことができる。
形質転換株は、公知の培地で培養する。培地としては、
例えばYPD液体培地〔1%イーストエキストラクト(
Difco社)、2%バタトペプトン(Difco社)
、2%グルコース)、.YPG液体培地(YPDの2%
グルコースの代わりに2%ガラクトース使用)等が例示
される。
〔実施例〕
本発明をより詳細に説明するために、参考例お19 よび実施例を挙げるが、本発OI]はこれらによって何
ら限定されるものではない。
なお、本発明において多くの技法、反応および分析方法
は当業界においてよく知られている。特にことわらない
限り、全ての酵素は商業的イJ(給源、たとえば宝酒造
;ニューイングランド バイオラブス(NEB) (N
ew England Biolabs(NEB))マ
ザチューセツツ、米国;アマーシャム(八mersch
am)、英国およびヘセスダ リサーチ ラボラトリー
ズ[Bethesda Research Labol
atories(BRL) ) 、メリーランド、米国
から人手することができる。
酵素反応のための緩衝液および反応条件は特に断らない
限り各酵素の製造元の推奨にしたがって使用した。
プラス逅ドを用いた大腸菌の形質転換法、プラークハイ
プリダイゼーション法、電気泳動法およびDNAのゲル
からの回収法は、「モレキュラークローニングJコール
ドスプリングハーハーラボラトリー( rMolecu
ler Cloning J Cold Spring
11arbor Laboratory) (3982
)に記載されている方法20 により行った。酵母の形質転換法は、「メソッド・イン
・イースト・ジェネティクス」コールドスプリングハー
バーラボラトリー( ’Method in Yeas
tGenetics」)  (Gold Spring
 Harbor Laboratory)(1981)
に記載されている方法で行った。
また、酵母の融合方法は「ジャーナル・オブ・バタテリ
オロジー、130巻、946頁、■977年」に記載さ
れている方法で行った。
また、HSA産住量およびHBsAg産生量の測定は次
の方法によった。
几Σ人息髪隻曵盟定 YPDまたはYPGa l培地で72時間振盪培養した
上清のHSA含量をE.LISA法により測定した。
(ELISA法の概要) Cappel製抗体〔抗IISA F(ab’)zフラ
グメント (ヤギ),コード番号0301−2221 
)を0. 5 M炭酸ナ1・リウム緩衝液(p119.
5)で4000倍に希釈し(抗体濃度:約2μg / 
all )エリザ用プレートの各ウエルCこ100ll
lずつ入れて、抗体を感作させる。
各ウエルにサンプルを100ttl.ずつ入れる。
Cappel製抗体(ベルオキシダーゼ結合IgGフラ
クション、ヤギ抗HSA)を加える。
ベルオキシダーゼの492nmにおける吸光度を測定す
る。
HBsA     の’l YPD培地で72時間振盪培養した後、遠心により集菌
し、生理食塩水で1回洗浄後緩衝液〔50mM}リスー
HCI. (pll7.5),  1mM  EDTA
]に懸濁した。この懸濁液を1・ミー精工製の超音波発
生装iUR−200Pを用いて水冷下レヘル10にて9
分間処理したのち、0″C13000xglO分間遠心
し、得られた上澄液のHBsAg活性をアンティヘプセ
ル(株式会社竃ドリ+字製)によるRPHA法にて測定
した。
参考例1 ,  TRP I      PH0 5   −ミ 
′一−一城逗と乞 ローニング びH S A      II B s 
A      ▲ シそれぞれ次の文献に記載の方法、
それに準しる方法によって調製するか、または市販のも
のを入手した。
GAPDI{プロモーター: Holland, lI
.J. and Holland,J.P., J. 
Biol. Chem.,  254, 12. 54
66 (1979),Holland, H.J. a
nd Holland, J.P., J. Biol
.Chem.. 254. 19. 9839 (19
79),特開昭63−84498号公報 GAL 1プロモーター及び合威シグナル:特願昭63
103339号公報 HBsAg遺伝子:特開昭63−52883号公報St
lC 2シグナル配列:特開昭60−41488号公報
、特開昭63−84498号公報 Is^遺伝子:特開昭62−29985号公報PR0 
5ターミネーター:特開昭62−151183号公報G
−418耐性遺伝子: Oka,^., Sugisa
ki, H. andTakanami, M., J
. Mol. Biol.+ 147, 217(19
81L Jimenez+ A. and Davie
s, J.,23 Nature, 287, 869 (1980),特
開昭61−40793号公報 TRPI:プラスミドpBT!−10由来(ベーリンガ
ーマンハイム社より市販) LEU2:プラスミドpB.TI−1由来(ベーリンガ
ーマンハイム社より市販) HIS 4 : Donahue, T.F., Da
ves, R.S.等, Cel1父, 89 (19
83) 大腸菌複製開始領域及びアンピシリン耐性遺伝子:pu
c 19 (宝酒造より入手) [II]ゑ11表え上型様築 各プラスξドpMM−006、PMS−0 0 8、p
Ho−0 11 pMM−0 1 0およびplNT/
HBの構築はpUc19から「モレキュラークローニン
グ」コールドスプリングハーバーラボラトリー(198
2))に記載の方法に準して常法通り行った(第1図(
a)〜(e)参照)。
プラスミドPMM−006は、宿主酵母細胞の染色体配
列と相同な配列として、ロイシン合或系遺伝子のLEU
2を含み、GAP−DHプロモーターの支配下にSUS
2シグナル配列、HSA構造遺伝子及びPHO5ターく
ネーターを連結したものである。
ブラスミドpMS−008は、宿主酵母細胞の染色体配
列と相同な配列として、ヒスチジンを或系遺伝子のHI
S4を含み、GAP−DHプロモーターの支配下にSU
S2シグナル配列、HSA構造遺伝子及びPHO5ター
ξネーターを連結したものである。
プラスミドpf{O−0 1 1は、宿主酵母細胞の染
色体配列と相同な配列として、トリプトファン合威系遺
伝子のTRPIを含み、G A P − D H 7”
ロモーターの支配下にSUS2シグナル配列、HSA構
造遺伝子及びPH05ターミネーターを連結したもので
、酵母選択マーカー遺伝子としてG418耐性遺伝子も
含むものである。
プラスくドpMM−0 1 0は、宿主酵母細胞の染色
体配列と相同な配列として、ロイシン合威系遺伝子のL
EU2を含み、GALIプロモーターの支配下に合威(
mHSA)シグナル配列、H SA構造遺伝子及びPH
05ターミネーターを連結したもので、6418耐性遺
伝子も併せもつものである。
プラスミドplNT/HBは、宿主酵母細胞の染色体配
列と相同な配列として、ロイシン合威系遺伝子のL E
 U 2を含み、G A P − D Hプロモーター
の支配下にHBsAg構造遺伝子およびP HO5ター
ごネークーを連結したものである。
プラス兆ドT)MM−006、pMS−008およびp
HO−011は、平威元年(1989)4月28日に通
産省工業技術院微生物工業技術研究所へ各々次のとおり
国際寄託されている。
■微生物名:ピーエムエム006/イー・コーリジェイ
エム109 (pMM0 0 6/H. coli  JMI O 
9)受託番号:微工研条寄第2404号 (FERM  BP−2404) ■微生物名:ビーエムエス008/イー・コーリジエイ
エム109 (pMsOO8/E.coli JM109)受託番号
:微工研条寄第2406号 (FERM  BP−2406) ■微生物名:ピーエッチオ−011/イー・コーリエッ
チビ−101 (pH00 1 1/E. coli  HB 1 0
 1)受託番号:微工研条寄第2405号 (FB,RM  BP−2405) 宿主として、サッカロマイセス・セレビシエAH22株
を用いた。
サッカロマイセス・セレビシエAH22株は、接合型が
a型であり、ヒスチジン合或系遺伝子(his 4)、
およびロイシン合威系遺伝子(leu 2)に変異を持
つ。従って、培養液中に、ヒスチジンおよびロイシンを
添加しなければ増殖することができない。
HSA分泌発現用プラスミドpMM−006を酵母サソ
カロマイセス・セレビシエ八〇22株の染色体中27 に以下の方法により導入した。
YI’D培地(イーストJキストラクト10g、ノ\ク
トペブトン20gを水に溶解し9 0 0 dとした後
オートクレープ滅菌し、別にオートクレープ滅菌した2
0%グルコース100准と混合した。)50成中37゜
C、一夜振盪培養したサツカロマイセスセレビシエAH
22を遠心し、得られた細胞を水20mQに懸濁後、再
度遠心して細胞を得た。
これを10mlの50mMジチオスレイトール、1.2
門ソルビトール2 5mM EDT^、pl18.5に
懸濁し、30゜Cで10分間穏やかに振盪した。遠心に
より細胞を集め、1.2Mソルビトール10成に懸濁し
、再度遠心により細胞を集めた。細胞を10mnの1.
2Hソルビトールに懸濁し、遠心により細胞を集めた。
細胞を10mQの0. 2 mg / mg.ザイモリ
アーゼ100T、1.2Mソルビトール、1 0mM 
EDT^、O.lMクエン酸ナトリウム、pl+5.8
に懸濁後、30゜Cで1時間穏やかに振盪した。遠心で
細胞を集め、1.2Mソルビトール、次いで10mM塩
化カルシウム、1.2門ソルビトール各10mlで洗浄
し、遠心で細胞を28 集めた。細胞を1 mflの10mM塩化カルシウム、
1,2Hソルビトールに懸濁した。懸濁液100μj[
−滅菌試験管にとり、5μ1(5μgのpMM−006
 (LED2遺伝子上のユニークサイトであるKpn 
Iで消化し、プラスごドを線状にして用いた。)と混合
し、室温に15分間静置した。更に、1. 2 mlの
20%ポリエチレングリコール4000、10mM塩化
カルシウム、10mM}リスー塩酸、pl+7.5を加
え穏やかに混合後、室温で20分間静置した。遠心で細
胞を集め、0.1一の1.2Mソルビトール、10mM
塩化カルシウム含有YPDメディウムに懸濁し、30゜
Cで30分間穏やかに振盪した。懸濁液1.5、10、
20および50μlをそれぞれ寒天培地と混合して、4
5゜Cに保温した10威のロイシン不含培地からなるプ
レートに拡げた。プレートが固化したら、30゜Cで3
日間静置培養した。形成したコロニーを爪楊枝で採取し
、3 mflの0.7%イーストナイトロジェンヘース
、2%グルコースに懸濁後、30゜Cで2日間振盪培養
した。そのうちの1. 5 mlを遠心し、細胞を集め
、3 dのYPD培地(イーストエキストラクト10g
、ハタトペプトン20gを水に溶解し、9 0 0 m
flとした後オートクレープ滅菌し、別にオートクレー
プ滅菌した20%デキストロース100−と混合した。
)に懸濁し、30゜Cで振盪培養した。培養上清のHS
Aill度をRPHA法にて測定したところ、3日目で
最高20μg / mflのHSAが検出された。
かくして得られた形質転換体をTMM−21と命名した
■サザンブ口ッティング法によりIISA遺伝子がどこ
に導入されたかを調べたところ、確かに染色体中のLE
[.l 2領域に導入されていることが確認できた。
■}Is^遺伝子の安定性をISA産生量とロイシン非
要求性を指標に測定したところ、非選択培地で約60世
代培養した後でも、100%のIIsA遺伝子が保持さ
れていた。
参考例2 プラスミドとして参考例1にて構築したpM3008お
よびp H0011を、宿主としてサツ力口マイセス・
セレビシエAH22株を使用し、参考例1と同様にして
形質転換酵母菌TMS−34を得た。
参考例3 プラスさドとして参考例1にて構築したPINT/HB
を、宿主としてサッ力口マイセス・セレビシエAH22
株使用し、参考例1と同様にして形質転換酵母菌THB
Sを得た。
実施例1 実施例1の細胞融合に使用した親株の性質は第1表にま
とめた通りである。
YPD培地(イーストエキストラクト10g1バクトペ
プトン20gを水に溶解して9 0 0 mlとした後
オートクレープ滅菌し、別にオートクレープ滅菌した2
0%グルコース100mNと混合した。
50ml中37゜C、一夜振盪培養したTMS−34) を遠心し、得られたTMS−34を水20成に懸濁後、
再度遠心してTMS−34を得た。これを10iffi
の50mMジチオスレイ1〜−ル、1.2Mソルビ1・
−ル2 5mM EDT^、pl+8.5に懸濁し、3
0゛Cで10分間穏やかに振盪した。遠心によりTMS
34を集め、1.2Mソルビトール10mQに懸濁し、
再度遠心によりTMS−34を集めた。TMS−34を
10m2の1.2Mソルビ1・−ルに懸濁し、遠心によ
りTMS−34を集めた。TMS−34を10m2の0
. 2 mg / dザイモリアーゼ100T、1.2
門ソノレビトーノレ、1 0mM EDTA 、0. 
1 Mクエン酸ナトリウム、pH5.8に懸濁後、30
゜Cで1時間穏やかに振盪した。遠心でTMS−34を
集め、1.2Mソルビトール、次いで10mM塩化カル
シウム、1.2Mソルビトール各10mlで洗浄し、遠
心でプロトブラスト化されたTMS−34を集めた。
上記と同様にしてTMM−2 1をプロトプラスト化し
た。
(II)    入 TMS−34とTMM−2 1t
1昼1色 32 プロトプラスト化されたTMS−34およびTMM−2
1をそれぞれ0. 5 mQの1. 2 Mソルビトー
ル10mM  CaClzに懸濁した。上記融合を意図
する2種類の菌株の懸濁液を0. 1 dずつ試験管に
分注して混ぜあわせた後に室温で15分間放置した。2
. 4 mlのポリエチレングリコール溶液〔40%(
I1/ν〉ポリエヂレングリコール4000、10mM
  CaCl2および10mM}リス塩酸(pH 7.
 5 ) )を加え、更に室温で20分放置した。
菌体を遠心によって集め、ペレソトを0.4−のexp
ression用の溶液[1.2Mソルビ1・−ル10
mMCaCIzlに懸濁した。30゜Cで30分間振盪
培養した後に、寒天溶液と混合して最小培地〔イースト
・ナイトロージェン・ヘース( W/0)Difco社
製、+グルコース〕上に」二層し、30゜Cで数日間培
養して融合酵母菌CFKO−1という)を得た。当該コ
ロニーの総数は222であった。
融合酵母菌はロイシンとヒスチジンを含まない選択培地
上で分離した。出現した表現型がLEU”、HIS”の
コロニーを滅菌水に懸濁して、単一コロニーを分離して
6418耐性を調べたところ、第2表(融合細胞のマー
カー)に示した通り0418耐性を示した。したがって
、当該コロニーとして得た株は上記二種類の酵母菌株の
融合した融合酵母菌であると結論される。その理由は次
の通りである。
すなわち、融合酵母菌であるFK○−lの親株であるT
MS−34はAH22株(a,]eu23  1eu2
−112,his4−519,canl)のTRPI,
HI34遺伝子座にI S A遺伝子を組み込んだin
tegrantである。TRPI遺伝子座に組み込みを
行う際には遺伝子マーカとしてG418耐性遺伝子を用
いたので、この菌株の表現型はIeu−,HIS+,G
41B’であり、もう一方の親株であるTMM−21は
AH22株のL E U 2遺伝子座にHSAifi伝
子を組み込んだintegrantである。この菌株の
表現形はI7EU”   his−  0418sであ
ると予想されるからである。したがって、上記の組み合
わせで細胞融合を行った際に2種の親株が融合して出現
する菌株の表現型はLEU”,His“,G418rと
なることが予想されるからである。
本発明の融合酵母菌(FK○−1)を単一コロニーとし
て単離した直後に、YPD培地/中試験管にて30゜C
にて72時間振盪培養して、I S A産生量をELI
SA法にて測定した結果を第3表にまとめた。同様にし
て親株であるTMS−34及びTMS−21を同一の条
件下に振盪培養して、HSA産生量をELISA法にて
測定した結果を第3表にまとめた。この結果からも明ら
かなように、融合細胞のHSA産生量は親株と比較して
上昇していた。
また、非選択培地であるYPDプレート上で8回継代(
1回継代/1日)培養(30℃、72時間)した融合酵
母菌のHSA産生量を調べて第4表に示した。この結果
からも明らかなように、非選択培地中で長期継代培養後
もISA産生量はほとんど低下していなかった。
さらに、非選択培地であるYPDプレート上で8回継代
(1回継代/1日)した各クローンから10個ずつ単一
クローンを単離して、マーカー保存率を調べてることに
よって、マーカーの安定性を調べて第5表に示した。こ
の結果からも明らかなように、非選択培地中で長期継代
培養後もマーカー遺伝子を安定に保持していた。
実施例2 実施例2の細胞融合に使用した親株の性質は第1表にま
とめた通りである。
実施例1と同様にして、TMS−34およびTMM−2
3をプロトブラスト化した後に融合させてTMS−34
とTMM−23との融合細胞(FKO−3という)を得
た。当該コロニーの総数は206であった。
融合細胞はロイシンとヒスチジンを含まない選択培地上
で分離した。出現した表現型がLEU’HIS”のコロ
ニーを滅菌水に懸濁して、単一コロニーを分離して04
18耐性を調べたところ、第2表(融合細胞のマーカー
)に示した通りG418耐性を示した。したがって、当
該コロニーとして得た株は二種類の上記酵母菌株の融合
したも35 のであると結論される。その理由は次の通りである。
すなわち、融合酵母菌であるFKO−3の親株であるT
MS−34は、既に述べた通りその菌株の表現型はIe
u−,HrS”,G41B’であり、他の親株であるT
MM−23はAH22株のLEU2遺伝子座にHSA遺
伝子を組み込んだintegrantである。この菌株
の表現形はLEU’h i s− , 04 1 8’
である。したがって、上記の組み合わせで細胞融合を行
った際に2種の親株が融合して出現する菌株の表現型は
LEU’,HIs“,G418’となることが予想され
るからである。
本発明の融合細胞(FKO−3)を単一コロニーとして
単離した直後に、YPD培地/中試験管にて30゜Cに
て72時間振盪培養して、ISA産生量をELISA法
にて測定した結果を第6表にまとめた。同様にして親株
であるTMS−34及びTMS−23を同一の条件下に
振盪培養して、H S A産生景をELISAにて測定
した結果を第36 6表にまとめた。融合細胞のISA産生量は親株と比較
して上昇していた。なお、糖源としてグルコースを使用
した場合と、ガラクトースを使用した場合とを比較する
と、ガラクトースを使用した場合の方が産生量は多かっ
た。FKO−3の片親であるTMM−23のISA遺伝
子の転写ユニットがGALIプロモーターをもつので、
FKO3ではHSA遺伝子の一部は構戒的に、他は誘導
的に発現しているものと推定される。
さらに、非選択培地であるYPDプレート」二で8回継
代(1回継代/1日)培養(30゜C、72時間)した
融合酵母菌のHSA産生量を調べて第7表に示した。こ
の結果からも明らかなように、非選択培地中で長期継代
培養後もISA産生量は実質的に低下していなかった。
また、非選択培地であるYPDプレート上で8回継代(
1回継代/1日)培養した各クローンから10個ずつ単
一クローンを単離して、マーカー保存率を調べてること
によって、マーカーの安定性を調べて第8表に示した。
この結果からも明らかなように、非選択培地中で長期継
代培養後もマーカー遺伝子を安定に保持していた。
実施例3 実施例3の細胞融合に使用した親株の性質は第1表にま
とめた通りである。
実施例lと同様にして、TMS−34およびTHBSを
プロトプラスト化した後に融合させてTMS−3 4と
THBSとの融合細胞(FK○−4という)を得た。当
該コロニーの総数は49であった。
融合細胞はロイシンとヒスチジンを含まない選択培地上
で分離した。融合細胞のコロニーを滅菌水に懸濁して、
単一コロニーを分離してG418耐性を調べたところ、
第2表(融合細胞のマーカー)に示した通りG418耐
性を示した。したがって、当該コロニーとして得た株は
二種類の菌株同志の融合した細胞であると結論される。
その理由は次の通りである。
すなわち、融合酵母菌であるFKO−4の親株であるT
MS−34はAH22株のHIS4、T3q RPI遺伝子座にI S A遺伝子を組み込んだint
egran tである。この菌株の表現型はIeu−,
HIs”,G418’であり、他の親株であるTHBS
はAH22株のLEU2遺伝子座にH B s Ag遺
伝子を組み込んだintegrantである。この表現
形はh i s− ,LEU”″.G41B’である。
したがって、上記の組み合わせで細胞融合を行った際に
2種の親株が融合して出現する菌株の表現型はLEU−
 ,HIS’ ,G4 18でとなることが予想される
からである。
本発明の融合酵母菌(FKO−4)を単一コロニーとし
て単離した直後に、YPD培地/中試験管にて30゜C
にて72時間振盪培養して、HSA産生量をELISA
法にて、またHBsAgをRPHA法にて測定した結果
を第9表にまとめた。
同様にして親株であるTMS−34及びT H B S
を同一の条件下に振盪培養して、ISA産生量をELI
SA法にて、またHBsAgをR P H A法にて測
定した結果を第9表にまとめた。融合細胞のHSA産生
量は親株と比較して上昇していた。
さらに、非選択培地であるYPDプレート上で8回継代
(1回継代/I日)培養した融合酵母菌のISA産生量
をELISA法にて、またHBsAg産生量をRPHA
法にて測定した結果を第10表にまとめた。この結果か
らも明らかなように、非選択培地中で長期継代培養後も
HSAおよびHBsAg産生量は実質的に低下していな
かった。
さらに、非選択培地であるYPDプレート上で8日間(
1回/1日)植え次いだ各クローンから10個ずつ単一
クローンを単離して、マーカー保存率を調べてることに
よって、マーカーの安定性を調べて第11表に示した。
この結果からも明らかなように、非選択培地中で長期継
代培養後もマーカー遺伝子を安定に保持していた。
[効果] 本発明によれば、同し異種蛋白質を発現する2種の親株
から、融合酵母菌を製造することによって当該異種蛋白
産生量を上昇させることが出来るので異種蛋白産生効率
を大幅に改善することが可能である。
また、本発明によれば、各々異種蛋白質を発現する2種
の親株から、融合酵母菌を製造することによって二種類
以上の外来蛋白質を産生ずる融合酵母菌菌の育種が実現
できる。これによって、例えば生産コストの安い蛋白質
と生産コス1・の高い蛋白質を産生している菌株同志を
融合すれば、両蛋白質を産生ずる菌株を取得できるため
大幅なコスト・ダウンが実現できる可能性がある。また
、菌体外分泌と菌体内産生をうまく組み合わせれば、外
来蛋白質同志の相互の夾雑も最小限に抑えられるであろ
う。
〔以下余白] 融合酵母菌FKO−1と親株のIIs^産生Clone
  No. USA産生量(mg/l) FKO−1−01 FKO−1−02 FKO−1−03 FKO−1−07 FKO−1−10 FKO−1−11 FKO−1−12 FKO−1−13 FKO−1−16 FKO−1−20 TMS−34 TMM−21 51.0 49.5 38.5 36.0 39.0 39.0 37.0 37.5 45.0 41.3 30.0 22,5 第6表 単一コロニーとして分離した直後に培養した融合酵母菌
FKO−3と親株のHSA産生Clone 糖 HS^産生量 (mg/l) FKO−3−01 PKO−3−Of FKO−3−09 FKO−3−09 FKO−3−11 FKO−3−11 FKO−3−12 FKO−342 FKO−3−15 FKO−3−15 FKO−3−16 FKO−3−16 TMS−34 TMS−34 TMM−23 TMM−23 デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース デキストロース ガラクトース 26.6 47.3 27.8 41.1 26.3 44.5 25.0 45.0 28.6 43.8 26.2 44,7 31.0 30.0 検出限界以下 24.8 第9表 単一コ1コニーとして分離した直後に培なした融合酵母
菌FKO−4と親株のIIs^産生113A産生+ff
i(mg/I) If B s A g産生+it(2”)0−4−01 0−4−04 0−4−07 0−4−11 0−4−12 0−4−13 0−4−16 :)−4−18 3−4−19 )−4−20 3−34 33 24.8 19.5 17.9 20.0 21.2 22.5 23.5 18.5 22.0 23 0 22.5 検出限界以下 J 3 mfl /中試験管にて30゛Cで72時間振
盪IH:4養。
1産生量はEl.ISA法にて測定。
3八.産生量はRIIIIA法にて測定。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は、それぞれプラスミドpMM0
06、pHO0 1lSpMsOO8、pMMO10お
よびplNT/HBを示す。 手続補正書印発) 平或1年10月12日 特言午庁長官 殿          平成1年10月
13日差出1.事件の表示 平或1年特許願第188173号 2.発明の名称 異種蛋白発現用融合酵母菌、該菌の製造方法および異種
蛋白の製造方法 3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏名(名称) 株式会社ミドリ十字 4.代理メ■541 住所 大阪市中央区平野町三丁目3番9号(湯本ビル) Ta (06) 227−1156 ?細書の「発明の詳細な説明」の欄および「図面1  
             /く;■霞ゝ\6.゜補正
の内容 (1)明細書第21頁第13行のrELIsA法」の後
に「あるいはRPHA法」を加入する。 (2)明細書第21頁第17行のr 0. 5 M J
を「0.05MJに訂正する。 (3)明細書第21頁第20行の「感作」を「吸着」に
訂正する。 (4)明細書第22頁第4行〜6行の「加える。 ベルオキシダーゼ・・・測定する。」を「添加後、発色
液を加えて発色した色素を492nmで定量する。」に
訂正する。 (5)明細書第24頁第10行の「(宝酒造より人手)
」の後に「及びT)AT153Jを加入する。 (6)明細書第24頁第14行のrpUcl9Jの後に
「またはpAT153Jを加入する。 (7)明細書第25頁第l行、第7行および第l3行の
「SUS2」をrsUc2Jに訂正ずる。 (8)明細書第29頁第13〜15行の「寒天培地・・
・拡げた。」を「45゜Cに保温した10成の寒天培地
と混合して、ロイシン不合培地からなるプレートに拡げ
た。」に訂正する。 (9)明細書第33頁第12行のrcac1gの後にr
 i n  YPDJを加入する。 (ill)  明細書第36頁第1〜2行、第38頁第
18〜19行および第41頁第lO〜11行の「マーカ
ー保存率を調べることによって、」を削除する。 (II)明細書37頁第15行のrYPD培地」の後に
「またはYPG培地」を加入する。 02)明細書第38頁第1〜5行の「融合細胞の・・・
産生量は多かった。」を「糖原としてグルコースを使用
した場合と、ガラクトースを使用した場合とを比較する
と、ガラクトースを使用した場合の方が産生量は多かっ
た。 ガラクトースを糖源とした時の融合細胞のHSA産生量
は親株と比較して上昇していた。」に訂正する。 03)明細書第38頁第11〜12行の「72時間」を
削除する。 圓 明細書第40頁第9行のrLEUJを「LEU4」
に訂正する。 051  明細書第40頁第20行の「比較して上昇し
ていた。」を「比較してほとんど変化なかった。Jに訂
正する。 06)明細書第48頁第5表、第51頁第8表、および
第54頁第I1表を別紙の通り差し換える。 q力 図面の第1図 (a)〜(e)  を別紙の通り
差し換える。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)染色体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み
    込まれた異種蛋白産生能を有する第1の酵母菌と、染色
    体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み込まれた異
    種蛋白産生能を有する第2の酵母菌とを融合させてなる
    、両親酵母菌の異種蛋白産生能を合せ持つ融合酵母菌。
  2. (2)第1の酵母菌に組み込まれたDNA配列がコード
    する蛋白質と第2の酵母菌に組み込まれたDNA配列が
    コードする蛋白質とが同一蛋白質である請求項1記載の
    融合酵母菌。
  3. (3)第1の酵母菌に組み込まれたDNA配列がコード
    する蛋白質と第2の酵母菌に組み込まれたDNA配列が
    コードする蛋白質とが異なる蛋白質である請求項1記載
    の融合酵母菌。
  4. (4)染色体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み
    込まれた異種蛋白産生能を有する第1の酵母菌と、染色
    体に異種蛋白をコードするDNA配列が組み込まれた異
    種蛋白産生能を有する第2の酵母菌とを融合させること
    を特徴とする両親酵母菌の異種蛋白産生能を合せ持つ融
    合酵母菌の製造方法。
  5. (5)第1の酵母菌に組み込まれたDNA配列がコード
    する蛋白質と第2の酵母菌に組み込まれたDNA配列が
    コードする蛋白質とが同一蛋白質である請求項4記載の
    融合酵母菌の製造方法。
  6. (6)第1の酵母菌に組み込まれたDNA配列がコード
    する蛋白質と第2の酵母菌に組み込まれたDNA配列が
    コードする蛋白質とが異なる蛋白質である請求項4記載
    の融合酵母菌の製造方法。
  7. (7)請求項1に記載の融合酵母菌を培養して異種蛋白
    質を生成させ、これを採取することを特徴とする異種蛋
    白質の製造方法。
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