JPH0356507A - 親水性ヒドラジド化重合体の製造方法 - Google Patents

親水性ヒドラジド化重合体の製造方法

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JPH0356507A
JPH0356507A JP19228989A JP19228989A JPH0356507A JP H0356507 A JPH0356507 A JP H0356507A JP 19228989 A JP19228989 A JP 19228989A JP 19228989 A JP19228989 A JP 19228989A JP H0356507 A JPH0356507 A JP H0356507A
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hydrazide
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water
reaction
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JP19228989A
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Takeshi Kimura
剛 木村
Hiroshi Doi
浩 土井
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は親水性ヒドラジド化重合体の製造方法に関する
ものである。さらに詳しくいえば、本発明は、反応性高
分子重合体として、種々の用途に好適に用いられる高純
度の親水性ヒドラジド化重合体を効率よく製造する方法
に関するものである。
[従来の技術〕 従来、分子鎖中に酸ヒドラジド基を有する重合体は、水
溶液中でカチオン性高分子重合体としての挙動を示すと
ともに、該基の反応性により反応性高分子重合体として
も作用することから、種々の用途、例えば金属捕集剤、
紙力増強剤、ホルマリン吸収剤、水溶性塗料などの材料
や耐熱材料、還元材料などとして極めて有用であること
が知られている。
このようなヒドラジド化重合体は、通常重合体中の酸ア
ミド、酸無水物、エステルなどにヒドラジンやヒドラジ
ンヒドラートなどのヒドラジド化剤を作用させることに
より製造されている。しかしながら、このヒドラジド化
反応においては、目的とするヒドラジド化に必要なmo
lt数の当量よりも過剰にヒドラジド化剤を加えなけれ
ばならず、したがって反応終了後過剰に加えたヒドラジ
ド化剤を除去して、ヒドラジド化重合体を精製するため
に、これまで種々の方法が試みられてきた。
例えば、反応終了液を大量のメタノールなどの有機溶媒
中に注ぎ、ヒドラジド化重合体を析出させてろ別する方
法(特公昭52−22878号公報)、反応終了液中に
過酸化物の溶液を滴下して、ヒドラジド化剤を窒素ガス
、アンモニア、水などに分解したのち、これらを留去さ
せ、ヒドラジド化重合体を精製する方法(特開昭62−
146903号公報)などが提案されている。
しかしながら前者の有機溶媒中に反応終了液を注ぐ方法
においては、精製に使用されたヒドラジド化剤を含む有
機溶剤の回収が困難なため、製造コストが極めて高くつ
くのを免れず、また、特に生成したヒドラジド化重合体
が親水性溶媒(例えばイングロパノール)などにも溶け
る場合には、反応終了液を疎水性溶媒(例えばヘキサン
など)中に投入してヒドラジド化重合体を析出させなけ
ればならないが、ヒドラジド化剤が親水性のため、その
除去効率が著しく低いなどの欠点がある。
一方、過酸化物を用いてヒドラジド化剤を分解する方法
は、かなり危険を伴う精製法であって、大量生産するた
めには厳重な安全設備を必要とするなどの欠点を有し、
必ずしも工業的方法とはいえない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような事情のもとで、無着色で高純度の
ヒドラジド化重合体を、安全かつ安価に、極めて効率よ
く製造するための工業的に実施可能な方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するt;めの手段〕
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、生成したヒドラジド化重合体が水に分解又は
溶解可能な場合、ヒドラジド化反応終了液から残存ヒド
ラジド化剤を除去するには、反応終了液を塩類と接触さ
せて、該ヒドラジド化重合体を析出又は高濃度溶液層と
して分離するのが極めて有利であることを見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完戊するに至った。
すなわち、本発明は、ヒドラジド或形性官能基を有する
重合体とヒドラジド化剤とを反応させてヒドラジド化重
合体を製造するに当たり、生或したヒドラジド化重合体
のLogP値(ただし、Pは水とれ−オクタノールに対
する分配係数である)が1.10以下の場合、反応終了
液を塩類と接触させて、該ヒドラジド化重合体を析出又
は高濃度溶液層として分離することを特徴とする親水性
ヒドラジド化重合体の製造方法を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、ヒドラジド化重合体の原料として、
ヒドラジド形戊性官能基を有する重合体が用いられる。
この重合体については、エステル基、酸アミド基、酸無
水物基などのヒドラジド形戊性官能基を有するものであ
ればよく、特に制限はない。このようなものとしては、
例えば分子内にエステル基、酸アミド基、酸無水物基な
どのヒドラジド形戊性官能基を有するビニル型単量体を
1種重合させて戊る単独重合体、前記単量体2種以上を
組み合わせて共重合させて成る共重合体、前記単量体1
種又は2種以上と、これらと共重合可能な分子内にヒド
ラジド形成性官能基を有しないビニル型単量体の少なく
とも1種とを共重合させて成る共重合体が挙げられる。
分子内にエステル基を有するビニル型単量体としては、
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プチルアクリレート、インブチルアクリレート、t−プ
チルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、
7エニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プ
チルメタクリレート、インブチルメタクリレート、1−
プチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレ
ート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレートなどが挙げられる。
また、一般式(I) R1 ■ CH2−C 一 C−0 1 0イA’−0}−X ・・・ (I) (式中のRlは水素原子又はメチル基、A1はエチレン
基、プロピレン基及びブチレン基の中から選ばれた少な
くとも1種のアルキレン基、Xは水素原子又は炭素数1
〜4のアルキル基、mは1〜30の整数である) で表される単量体、例えば2−ヒドロキシェチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロビルアクリレート、2−メ
トキシエチルアクリレート、2−メトキシプ口ピルアク
リレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−エト
キシブロビルアクリレート、2−プトキシエチルアクリ
レート、2−ブトキシプ口ピルアクリレート、メトキシ
ジエチレングリコールアクリレート、エトキシエチレン
グリコーループロピレングリコールアクリレート、2−
メトキシプロピレングリコールアクリレート、メトキシ
トリエチレングリコールアクリレート、2−メトキシト
リプロピレングリコールアクリレート、メトキシジエチ
レングリコーループロピレングリコールアクリレート、
エトキシノナエチレングリコールアクリレート、エトキ
シエイコサエチレングリコールアクリレート、2−ブト
キシトリアコンタプロピレングリコールアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
ブ口ピルメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリ
レート、2−メトキシグロビルメタクリレート、2−エ
トキシエチルメタクリレート、2−エトキシプロビルメ
タクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2
−プトキシプ口ピルメタクリレート、メトキシジエチレ
ングリコールメタクリレート、メトキシエチレングリコ
ーループロピレングリコールメタクリレート、2〜メト
キシジプロピレングリコールメタクリレート、メトキシ
トリエチレングリコールメタクリレート、2−メトキシ
トリプロピレングリコールメタクリレート、メトキシジ
エチレングリコーループロピレングリコールメタクリレ
ート、エトキシノナエチレングリコールメタクリレート
、エトキシェイコサエチレングリコールメタクリレート
、2−ブトキシトリアコンタプロピレングリコールメタ
クリレートなどが挙げられる。
さらに、 一般式(I[) o−c   c−o 〔式中のR2及びR3はそのいずれか一方が水素原子で
他方が水素原子又はメチル基、A2はエチレン基、プロ
ピレン基及びブチレン基の中から選ばれた少なくとも1
種のアルキレン基、Yは水素原子又は炭素数1〜4のア
ルキル基、2は炭素数1〜4のアルキル基又は式 →A3−0}TQ ( A Sはエチレン基、プロピレン基及びプチレン基
の中から選ばれた少なくとも1種のアルキレン基、Qは
水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はアシル基、k
は0又は1〜30の整数)で示される基、nはO又は1
〜30の整数である〕で表される単量体、例えばジ(2
−メトキシエチル)マレート、シ(メトキシジエチレン
クリコール)マレート、ジ(メトキシトリエチレングリ
コ一ル)マレート、ジ(ブトキシノナエチレングリコー
ル)マレート、ジ(エトキシトリコサエチレングリコー
ル)マレート、ジ(2−メトキシプロピレングリコール
)マレート、ジ(2−エトキシジプロピレングリコール
)マレート、ジ(l−ブトキシトリプロピレングリコー
ル)マレート、2−メトキシエチルメチルマレート、メ
トキシジエチレングリコールエチルマレート、メトキシ
トリプロピレングリコールドデシルマレート、ジ(2−
メトキシエチル)7マレート、ジ(メトキシジエチレン
グリコール)フマレート、シ(メトキシノナエチレング
リコール)フマレート、ジ(エトキシトリコサエチレン
グリコール)フマレート、メトキシジエチレングリコー
ルエチルフマレート、ジ(2−メトキシエチル)シトラ
コネート、ジ(メトキシエチル)メサコネートなどが挙
げられる。
次に、分子内に酸アミド基を有するビニル型単量体とし
ては、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−
ヒドロキシメチルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチ
ルメタクリルアミド、2−アクリルアミドグリコーリッ
クアシド、2−メタクリルアミドグリコーリックアシド
、2−アクリルアミドー2−メチルプロパンスルホン酸
ナトリウム、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
また、酸無水物基を有するビニル基単量体としては、例
えば無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸などが挙げられる。
これらのヒドラジド形戊性官能基を有するビニル型単量
体は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い
てもよい。
さらに、前記単量体と共重合可能な分子内にヒドラシド
形成性官能基を有しない単量体としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマール酸、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、ビニルブチルエーテルなどが挙げられ
る。これらの共重合可能な単量体は1種用いてもよいし
、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明方法は、生或するヒドラジド化重合体が水に溶解
又は分散可能、すなわちLogP値が1.IO以下の場
合に適用される。このLogP値とは、水と有機溶媒(
n−オクタノール)とに対する分配係数Pの対数であり
、物質の疎水性及び親水性度合の指標となる。LogP
値は実測可能な値であるが、分子の構或因子ごとに疎水
性7ラグメント定数fを帰属し、その総和Σfとして算
出することができる[「ジャーナル・オブ・メディスナ
ル・ケミストリー(J.Me d.Ch em.)J第
18巻、′@8 6 5ヘーシ(1 9 7 5年) 
] . コの値は実測値とかなりよく一致し、本発明に
おいては、各七ノマー単位のLogP値を前記方法で算
出し、モル分率をかけて総和しt;ものを該ヒドラジド
化重合体のLogP値として算出した。該7ラグメント
のf定数は、次の第1表に示されるとおりである。また
、第2表に前記分子内にヒドラジド形威性官能基を有す
るビニル型単量体の中で代表的なもののLogP値を示
す。
生或したヒドラジド化重合体のLogP値が1.10よ
りも大きい場合、ヒドラジド化重合体は水に分散不可能
となり塩を添加することなく析出あるいは高濃度溶液と
して分離することが可能で、必ずしも本発明に従った方
法を用いなくとも製造することができる。したがって、
本発明は生成したヒドラジド化重合体のt.ogp値が
1.10以下である親水性ヒドラジド化重合体において
適用される。
(以下余白) 第 l 表 l)鎖状化合物における値 2)ベンゼン系化合物における値 3)7ラグメント間の結合数より1−を差し引いた数と
かけ合わせて用いる 4)炭素数の枝分かれの因子 (以下余白) 本発明において、原料として用いるヒドラジド形成性官
能基を有する単独重合体又は共重合体の分子量について
は特に制限はないが、重合体としての物性上適当な範囲
に限定されていることが望ましい。この範囲は単量体の
種類によって左右され、一概に定めることができないが
、一般に重量平均分子量として、1 ,5 0 0〜2
00,000の範囲にある重合体が用いられる。
本発明におけるヒドラジド化反応は、ヒドラジド形戊性
官能基を有する単独重合体又は共重合体を直接か又は有
機溶媒に溶解させたのちに、ヒドラジド化剤を反応させ
る方法が用いられる。この際使用する有機溶媒としては
、例えばメタノール、工5/−ル、インプロパノール、
n−フロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノー
ル、インフタノール、t−ブタノール、シクロヘキサノ
ールなどのアルコール系溶剤、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ミネラルスピ
リットなどの脂肪族炭化水素、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコ−ルモノエチルエーテ
ル、ジエチレンクリコールモノメチルエーテルなどのエ
ーテルアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド(
DMF) 、ジオキサンなどが挙げられ、これらは1種
用いてもよいし、2種以上を混合して用いることもでき
る。
また、該溶液中の重合体濃度は溶液粘度が25℃の温度
で0.2〜30ボイズとなるような範囲で選ばれる。ま
た、ヒドラジド化剤の種類については特に制限はなく、
従来のヒドラジド化剤として慣用されているもの、例え
ばヒドラジンやヒドラジンヒドラートなどを用いること
ができる。これらのヒドラジド化剤は水溶液の状態で用
いてもよいし、水を含まない100%試剤として用いて
もよく、また単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。さらにその使用量は、所望のヒド
ラジド化率を得るための理論量以上、好ましくは理論量
の1.2〜5倍量の範囲で選ばれる。
該ヒドラジド化反応における反応温度は使用する重合体
の種類などに左右され一概に定めることはできないが、
通常30〜120℃の範囲において重合体の種類に応じ
て適宜選ばれる。また、反応時間は重合体の種類、ヒド
ラジド化剤の量、所望ヒドラジド化率、反応温度などに
よって左右され一概に定めることができないが一般的に
は0.5〜10時間程度で十分である。
このようにしてヒドラジド化反応が終了した反応溶液に
は生成したヒドラジド化重合体とともに過剰のヒドラジ
ド化剤が存在しているので、これを除去する必要がある
本発明においては、塩類を溶解させた溶液中に反応終了
液を投入するか、あるいは反応終了液を希釈後塩類を加
えてヒドラジド化重合体を析出又は高濃度溶液として分
離し、残存するヒドラジド化剤を除去する。
この際塩類を溶解させるための溶媒や反応終了液を希釈
するための溶媒は、いずれも通常水が用いられるが、水
と相溶する有機溶媒、例えばアルコール類、セロンルブ
類、DMF,ジオキサンなどの溶媒の1種又は2種以上
と水との混合溶媒も用いることができる。
またこの際用いる塩類としては、例えば硫酸バリウム、
塩化バリウム、硝酸バリウム、塩化カルシウム、リン酸
水素カルシウム、硝酸カリウム、ヨウ化カリウム、リン
酸カリウム、硫酸カリウム、塩化リチウム、ヨウ化リチ
ウム、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ヨウ化マ
グネシウム、硝酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、リン酸水素アンモニウム、硝酸アンモ
ニウム,isアンモニウム、硫酸ナトリウムアンモニウ
ム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素
ナトリウムなどの無機塩類、クエン酸カリウム、クエン
酸カルシウム、クエン酸アンモニウム、クエン酸ナトリ
ウム、クエン酸マグネシウムなどのクエン酸塩、酢酸ア
ンモニウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸マグ
ネシウムなどの酢酸塩、シュウ酸ナトリウムなどのシュ
ウ酸塩、コハク酸ナトリウムなどのコハク酸塩、酒石酸
ナトリウムなどの酒石酸塩、フタル酸水素ナトリウムな
どの7タル酸塩などの有機塩類が挙げられ、これらの1
種を用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい
本発明においては、ヒドラジド化重合体を分離する方法
として、例えば次に示す(1)及び(2)の方法が好ま
しく用いられる。
すなわち、(1)の方法は、まず塩類を水単独又は水と
有機溶媒との混合溶媒に溶解させ、この塩溶液中にヒド
ラジド化反応終了液を徐々に加えて、重合体を析出させ
るか、又は高濃度溶液として分離する。この際使用する
塩類の量は、塩の種類やヒドラジド化重合体の性質、反
応溶液の種類などによって異なるが、一般的には塩類溶
液と反応終了液との合計量に対し、60重量%以下にな
るように選ばれる。まt;塩類溶液の量は、反応終了液
に対して300重量倍までの範囲で選ぶのが適当である
。得られた重合体が固形の場合はろ過、遠心分離法、デ
カンテーションなどにより析出物を分離する。また、得
られた重合体が高濃度溶液又は溶液状の場合には、静置
して2層に分液したのち、公知の手段によって重合体層
を分離する。
一方、(2)の方法は、まずヒドラジド化反応終了液を
水単独又は水と有機溶媒との混合溶媒で希釈したのち、
この希釈液に、撹拌しながら塩をそのまま、あるいは有
機溶媒に溶解させて加え、ヒドラジド化重合体を析出又
は高濃度溶液として分離する。この際ヒドラジド化反応
終了液を希釈する希釈剤の量は、ヒドラジド化反応終了
液の100重量倍以下の範囲から選ぶのが適当である。
また塩類の量は、通常ヒドラジド化反応終了液、希釈剤
、塩類とを合わせた合計量の60重量%以下になるよう
に選ばれる。析出したヒドラジド化重合体又は高濃度溶
液状のヒドラジド化重合体は、前記(1)の場合と同様
に処理して分離する。
次に、前記(1)及び(2・)の方法により分離された
固形状又は高濃度溶液状ヒドラジド化重合体は、必要な
らば、さらに水単独又は水と有機溶媒との混合溶媒で希
釈後、塩類を添加して、ヒドラジド化重合体を固形状又
は高濃度溶液として分離する。このような操作を数回繰
り返すことによって、ヒドラジド化剤をほぼ完全に除去
することができる。
また、前記(1)、(2)の方法においては、必要に応
じ、透析、電気透析、限外ろ過などの方法により脱塩処
理を施すこともできる。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
実施例1 21Iの五つ口フラスコに2−エトキシエタノール32
0g、キシレン80gを仕込み、撹拌しなからl 4 
0 ’Oに加熱した。次にエチルアクリレート100g
、n−プチルメタクリレート400gから或る単量体混
合物にバーブチルD[ジーt−プチルペルオキシド、日
本油脂(株)商品名]2.5gを溶解し、この溶液を前
記の加熱フラスコ中へ2時間かけて滴下した。撹拌しな
がら4時間前記の温度に保持したのち、これを2−エト
キシエタノール80g、キシレン209で希釈して原料
のアクリル共重合体溶液998gを得た。このようにし
て得られたアクリル共重合体溶液は固形分が50重量%
、粘度が8ポイズ/25゜Cであり、また共重合体の重
量平均分子量が56,000で無色透明であった。
次に、このアクリル共重合体溶液に、その中のアクリル
共重合体全量をヒドラジド化するために100%ヒドラ
ジンヒドラー1−1259  (前記ビニル型単量体中
のエチルアクリレートのエステル基だけをヒドラジド化
するのに要する理論量の2.5倍′!k)を加え、撹拌
しなから120゜Cで3時間反応させt;。その後反応
溶液を5,000,の水中に投入して撹拌希釈し溶液が
均一(白色乳化状態)になった時点で、硫酸アンモニウ
ム2.5009を粉末のまま徐々に添加した。硫酸アン
モニウムを完全に添加し終わったのち、10分間撹拌し
その後一夜静置した。塩を加えることによって析出した
固形樹脂は、徐々に沈み白色の沈澱が生じた。これをろ
別し真空乾燥を行って白色固形樹脂を得た。その後この
固形樹脂に、水5.0009を加え再溶解させたのち、
硫酸アンモニウム2 .5 0 09を加え樹脂を再び
沈澱させた。この沈澱をろ別乾燥し白色固形樹脂を得た
。その後水5.0009及び硫酸アンモニウム2,50
09を用いて同じ操作を行った(計3回)。
このようにして得られた白色樹脂を少量の水で2〜3回
洗い流し、真空乾燥させて目的とするヒドラジド化樹脂
425gを得た。
実施例2 2Qの五つ口フラスコにn−ブタノール3009を仕込
み、撹拌しながら110℃まで加熱した。
その後2−ヒドロキシエチルアクリレート969、n−
プチルアクリレート384gから或る単量体混合物にパ
ーブチル0〔t−プチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート、日本油脂(株)商品名〕209を溶解し、こ
の溶液を前記の加熱フラスコ中へ2時間かけて滴下した
。撹拌しながら1時間前記の温度に保持したのち、これ
にn−プタノール509にパープチル0  29を溶解
した溶液を30分かけて滴下した。その後1時間前記の
温度に保持したのち、これにn−プタノール150gを
加えて希釈し、原料のアクリル共重合体溶液995gを
得た。得られたアクリル共重合体溶液は固形分が50重
量%、粘度が0.2ボイズ/25℃であり、また共重合
体の重量平均分子量がs,oooで無色透明であった。
次に、このアクリル共重合体溶液に、その中のアクリル
共重合体全量をヒドラジド化するt;めに100%ヒド
ラジンヒドラート75g (前記ビニル型単量体中の2
−ヒドロキシエチルアクリレートのエステル基だけをヒ
ドラジド化するのに要する理論量の1.8@量)及び2
8重量%アンモニア水100gを加え、撹拌しながら9
0℃で6時間反応させた。水7.0009に塩化ナトリ
ウム2109を溶解させた溶液を用意し、前記反応終了
液をこの溶液中に撹拌しながら徐々に加えた。
その後1時間撹拌を行い一夜静置しI;。
このように一夜靜置して青白色粘調樹脂溶液を下層に沈
降させデカンテーションにより下層の濃厚樹脂溶液を得
た。その後この樹脂溶液を水5 ,0 0 0gで希釈
したのち、塩化ナトリウム1009を用いて前記と同様
に濃厚樹脂溶液を得た。同様の操作を水3.0009及
び塩化ナトリウム1009を用いて行った。このように
して得られた下層樹脂溶液は収量が1 .0 3 29
で樹脂濃度が42重量%、粘度が20ポイズ/25℃で
あった。
実施例3 実施例1において、溶媒としてトルエン3009、単量
体混合物としてn−プチルアクリレート100g、スチ
レン100g、重合開始剤としてペンゾイルバーオキサ
イド3gをそれぞれ使用し、かつ重合条件を110℃で
3時間とした以外は、実施例1と同様にしてアクリル共
重合体溶液502gを得た。得られた共重合体溶液は固
形分が40重量%、粘度が3.4ポイズ/25℃であり
、また共重合体の重量平均分子量が21,000で無色
透明であった。
次に、このアクリル共重合体溶液に、その中のアクリル
共重合体全量をヒドラジド化するためにDMF2009
を加えたのち、80重量%ヒドラジンヒドラート146
g (前記ビニル型単量体中のn−プチルアクリレート
のエステル基をヒドラジド化するのに要する理論量の5
倍量)を加え、撹拌しながら98゜0で6時間反応させ
た。その後反応溶液を水7009とメタノール3009
で希釈したのち、35重量%塩化カルシウム水溶液20
9を徐々に滴下した。滴下後30分撹拌し一夜放置して
白色固形沈澱を生じさせたのち、デヵンテーションによ
り上層液を取り去った。この白色固形物に水700gと
メタノール3009を加えて再溶解し、35重量%塩化
カルシウム水溶液200gを徐々に滴下し、白色固形物
をデカンテーションで分離する操作を続けて計4回行っ
た。
このようにして得られた白色固形物を真空乾燥して目的
とするヒドラジド化重合体442gを得た。
実施例4 101の四つ口フラスコに水4,4509、イソプロパ
ノール50g、過硫酸カリウム0.959を仕込み均一
にし、これにアクリルアミド5009を加えて撹拌し均
一な溶液とした。
この溶液を80’Oに昇温し2時間重合反応させたのち
、室温に冷却しポリアクリルアミド溶液4.9509を
得た。得られた溶液は固形分が10重量%、粘度が22
.7ポイズ/25°Cであった。またこの重合体の重量
平均分子量は、101,000で無色透明であった。
得られたポリアクリルアミド溶液全量に80重量%ヒド
ラジンヒドラート水溶液1 .2 3 89(ヒドラジ
ド化するのに要する理論量の3.5倍量)を加え、撹拌
しながら90℃で3時間反応させた。この反応終了液に
、固形のクエン酸ナトリウム4.9509を徐々に加え
、30分撹拌を続けたのち、一夜靜置した。一夜靜置す
ると白色固形沈澱物が生成したので、これをろ別した。
ろ別した白色固形物に水4,8009を加え再び溶解さ
せたのち、この再溶解した樹脂溶液にクエン酸ナトリウ
ム4.8009を加えて白色樹脂を析出させ、これをろ
別した。その後少量の水で3回程度白色固形物を洗った
のち、真空乾燥を行って目的とするヒドラジド化重合体
453gを得た。
比較例1 実施例2と同じ方法で原料重合体の製造及びヒドラジド
化を行った。ヒドラジド化後の溶液に過酸化水素水(磯
度31重量%)147.49とインプロパノール2.5
009の混合液を60℃1時間で滴下した。その後反応
液を撹拌しながら82℃に昇温し溶媒の一部と共に水、
窒素ガス及びアンモニアを留去して精製ヒドラジド化重
合体溶液1.1709を得た。この溶液は固形分が40
重量%、粘度が1.65ポイズ/25°Cであった。
比較例2 実施例4と同じ方法で原料重合体を重合し、得られたポ
リアクリルアミド溶液s,ooo9をメタノール50a
中に注いで重合体を沈澱させ60℃で減圧乾燥して、重
量平均分子量102,500の白色粉末ポリアクリルア
ミド4209を得た。
次にこのポリアクリルアミド2509と80重量%ヒド
ラジンヒドラート水溶液2.5009とをフラスコに入
れ撹拌しなから90”Cで3時間反応させたのち、反応
液を氷酢酸50ccを含むメタノール25l中に注いで
沈澱物を生或させた。これをさらに水2,000,で再
溶解させI;ノチ、氷酢酸50ccを含むメタノール2
Ofi中に注ぎ沈澱物を生威させ、真空乾燥して白色固
形樹脂209gを得l;。
以上、実施例1〜4、比較例1,2で得られたヒドラジ
ド化重合体の性状、残留ヒドラジン量、LogP値を第
3表に示した。なお残留ヒドラジン量の定量は、それぞ
れの樹脂に、濃度が10重量%になるまで水を加え、ア
ルパックサービス(株)社製高分子電解質膜(G−01
T)を用いてMC − 4 A@外ろ過器で3 . 5
 kg/ cm”の圧力でろ過したろ液を、JISB−
8224の方法に従ってヒドラジン量を求め、固形樹脂
中のヒドラジン含量を算出した。
第 3 表 第3表から分かるように実施例1〜4における残留ヒド
ラジン量は0.003重量%以下で、比較例1〜2に比
べて明らかに少なく、数十分の1ないし千分のl程度で
あった。特に同一組戊で精製法のみ異なる実施例2と比
較例lを比較すると実施例2の残留ヒドラジン量は比較
例1の約500分の1であった。また比較例1の場合に
は還元力の強いヒドラジンを酸化剤である過酸化水素で
分解するので著しい発泡を伴い危険であるばかりか得ら
れた精製樹脂溶液が黄変するという欠点も有していた。
これに比べて実施例1〜4は黄色着色もなくまた安全な
方法であった。
以上のことから本発明によるヒドラジド化重合体の精製
方法は、従来の方法より優れていることが分かる。
[発明の効果] 本発明によると、ヒドラジド化反応終了液を塩類と接触
させて、生或したヒドラジド化重合体を析出又は高濃度
溶液層として分離することによって、無着色で高純度の
親水性ヒドラジド化重合体(ヒドラジド化剤含量0.0
03重量%以下)を、安全かつ安価に極めて効率よく製
造することができる。
本発明の方法で得られるヒドラジド化重合体は、例えば
金属捕集剤、紙力増強剤、ホルマリン吸収剤、水溶性塗
料などの材料や耐熱材料、還元材料などとして好適に用
いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒドラジド形成性官能基を有する重合体とヒドラジ
    ド化剤とを反応させてヒドラジド化重合体を製造するに
    当たり、生成したヒドラジド化重合体のLogP値(た
    だし、Pは水とn−オクタノールに対する分配係数であ
    る)が1.10以下の場合、反応終了液を塩類と接触さ
    せて、該ヒドラジド化重合体を析出又は高濃度溶液層と
    して分離することを特徴とする親水性ヒドラジド化重合
    体の製造方法。
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US5593046A (en) * 1994-05-09 1997-01-14 Nikko Kogyo Kabushiki Kaisha Collapsible housing frame
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