JPH035832Y2 - - Google Patents

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JPH035832Y2
JPH035832Y2 JP13513389U JP13513389U JPH035832Y2 JP H035832 Y2 JPH035832 Y2 JP H035832Y2 JP 13513389 U JP13513389 U JP 13513389U JP 13513389 U JP13513389 U JP 13513389U JP H035832 Y2 JPH035832 Y2 JP H035832Y2
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drying
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は連続乾燥装置に関する。さらに詳しく
は、繊維などの乾燥において乾燥室内に架設され
たネツトコンベアによつて被乾燥物を搬送し熱風
を循環せしめながら連続的、かつ均一な乾燥を行
ない得るようにした連続乾燥装置の改良にかかる
ものである。
〔従来の技術〕
従来、繊維のスライバー、トウ、布帛等を連続
して乾燥処理する乾燥機には多種多様のものがあ
るが、乾燥方式によつて熱風式、接触加熱式、加
熱蒸気式等に分類され、これらの乾燥機のうち、
熱風式乾燥機は被処理物を急激に乾燥するため、
他の乾燥機と比較してマイグレーシヨン、風合い
などの点で優れており、したがつて、繊維等の乾
燥においても中間乾燥或いは最終乾燥に広く使用
されている。そして、被乾燥物を搬送せしめなが
ら熱風を循環させて乾燥を行なう連続乾燥装置で
は、被乾燥物を入口開口部より連続導入し出口開
口部より連続搬出せしめるようにした乾燥室を設
け、外部より乾燥装置内に循環移動される通気性
ネツトコンベアに被乾燥物を載置し、乾燥室内を
搬送させつつ熱風を循環せしめる循環フアンを設
け、さらに温度を制御する熱交換機を熱風の循環
路に配設して乾燥を行なうもの、或いは一定の間
隔をおいて前後又は上下に配設され、軸方向横向
きに円周方向に回転するよう軸架された通気孔を
有する一群の金属製多孔ドラムの内側から熱風循
環フアンによつて熱風を吸引循環させ、さらに温
度を制御する熱交換機を熱風の循環路に配設し、
被乾燥物を順次蛇行状に掛け回しながら熱風の貫
流によつて乾燥を行なうもの等が実用化されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の乾燥装置では、ネツトコンベア等を
通過する前後の熱風の流れを整え熱風を確実にネ
ツトコンベア等を通過するようにすることはでき
ても、乾燥室内を貫流し被乾燥物を通過する熱風
の流れを平準化できないという問題がある。すな
わち、従来の乾燥装置では、コンベアが有する熱
風通過抵抗が被乾燥物のそれに比較して小さく設
計されており、熱風の流れを均一にできないこと
である。このため被乾燥物の乾燥状態が不均一な
ものとなり、乾燥の均一化が図れないという問題
が生じていた。そして、これらの問題を解決する
ために特公昭58−44944号には乾燥装置の側壁に
塞ぐ板を取り付け、ネツトコンベアを挟んで下側
に被乾燥体の熱風通過抵抗に比較して大きな熱風
通過抵抗を有する多孔質板を設けたものが提案さ
れているが、該コンベア上に載置された被乾燥物
に熱風を循環して供給せしめる場合、多孔質板の
抵抗が大きいために乾燥機の側壁内で熱風の回り
込みが起こり易い。このためネツトコンベアの熱
風通過抵抗が低下して被乾燥物を通過する熱風の
流れをより均一にできないという難点がある。
したがつて、厚さに斑のある繊維塊等における
乾燥では熱風通過抵抗の低い薄い部分を通過し易
く逆に高い部分は通過量が少ないため、乾燥斑を
生じ易い結果となる。また、トウ、スライバーな
どの乾燥では含有されている水分を拡散蒸発せし
めるものであるが、これらの表面は熱風の移動が
極端に少ないため、厚さに斑のあるトウ、スライ
バーなどの乾燥においては、これが大きく影響す
ることになり、均一に乾燥することは甚だ困難で
ある。
さらに、別の角度からみても、近年繊維産業分
野において製造工程の省力化ないしは自動化の要
請がきわめて大である。たとえば乾燥工程での水
分率データーの正確な把握と共に、工程管理上も
均一、かつ安定した水分率を維持せしめることは
自動制御等を実施する場合の重要な要件でもあ
る。
本考案は駆動手段により駆動され、入口開口部
より連続導入し出口開口部より連続搬出させる通
気性を有するネツトコンベアを無端状に架設し、
これを乾燥室内に搬送せしめながら熱風を循環さ
せて被乾燥物の乾燥を行なう乾燥機において、上
方より下方へ向かつて指向する熱風循環路に、順
次上側より被乾燥物、通気性緩衝材、ネツトコン
ベアを密に積層し、かつ上記通気性緩衝材の熱風
通過抵抗を被乾燥物よりは小さく、ネツトコンベ
アよりは大きくすると共に、上記被乾燥物上方の
雰囲気とネツトコンベアの下方の雰囲気の差圧を
5〜15mmH2Oに設定した連続乾燥装置に係るも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、厚さに斑のあるトウ、スラ
イバーなどの繊維塊を通過する熱風貫流量の不均
一化を解消しようとするものであり、これによつ
て製品に含まれる水分率の均一化、品質の安定化
を図ることを課題とする。この故に、本考案では
トウ、スライバーなどのような繊維の連続乾燥機
として、乾燥室内にネツトコンベアを架設した連
続乾燥装置の欠点を除去し、連続して均一な熱風
乾燥を行なうことのできる連続乾燥装置を提供す
るものである。
(実施例) 以下本考案の実施態様を図面によつて説明する
が、本考案は図面の構造のみに限定されるもので
はなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でその構
造を適宜変更できることはいうまでもない。
第1図は本考案の連続乾燥装置の側面図であ
り、図中、1は乾燥機本体、2はネツトコンベ
ア、3はガイドロールである。このネツトコンベ
ア2は駆動手段(図示せず)により駆動され、熱
風を循環フアンにより循環せしめながら乾燥を行
なうものである。さらに、温度を制御する熱交換
機が熱風循環路に配設されている。トウ、スライ
バー等の被乾燥物4はネツトコンベア2に載置さ
れ入口開口部より連続導入し出口開口部より連続
搬出させ乾燥機本体1内を通つて循環移動するも
のである。
第2図は第1図のA−A線断面概要図であり、
ネツトコンベア2は乾燥機本体1の側壁と隔離壁
5によつて形成されている乾燥室6を通り、乾燥
機本体1の出口開口部より搬出され循環するよう
になつている。そして、ネツトコンベア2と被乾
燥物4との間には通気性緩衝材7が介設されてい
る。この通気性緩衝材7は無端状のネツトコンベ
ア2の外側全面にわたつて装着されており、両端
縁は布製フアスナー等適宜手段により連結されて
いる。第3図は本考案に係る通気性緩衝材の装着
状態を示す拡大断面図である。通気性緩衝材7は
被乾燥物4とネツトコンベア2との間に介設され
被乾燥物4、通気性緩衝材7、ネツトコンベア2
が密に積層された状態となつており、被乾燥物4
は該通気性緩衝材7を介して該コンベア2に直接
載置されコンベア通路を循環移動する。乾燥室6
内の熱風は上方より下方に向かつて指向し被乾燥
物4を貫流し通気性緩衝材7、さらにネツトコン
ベア2を通過し乾燥機本体1内を循環している。
該緩衝材7は乾燥室6の中で熱風の通過が可能で
あつて、トウ、スライバー等の繊維の乾燥温度に
耐える材質であればよく、ポリエステル、ガラス
繊維、或いはステンレス等を素材としたものが適
当であり、これらを重ねた構造であつてもよい。
例えば、ポリエステル布帛を用いる場合は50〜
400メツシユが適当であり、好ましくは200〜300
メツシユである。さらに通気度(c.c./cm2/sec、
JIS L 1096 A法、フラジール型試験機による
測定)は、15〜50の範囲が適当であり、好ましく
は20〜40である。
また、乾燥室6内での前記通気性緩衝材7と被
乾燥物4が一体となつた熱風循環路の上下即ち被
乾燥物4の上部の雰囲気とネツトコンベア2の下
部の雰囲気の差圧は5〜15mmH2Oの範囲が適当
であり、これが15mmH2O以上では熱風の供給量
が不足するため所望の乾燥効果を得ることは困難
である。
このように本考案に係る連続乾燥装置では、被
乾燥物4は直接該緩衝材7の上に載置され当接さ
れた状態として乾燥機本体1の入口開口部より出
口開口部に向かつてネツトコンベア2と共に移動
し連続して搬出され、乾燥機本体1を循環する熱
風を被乾燥物4に指向せしめて乾燥を行なうもの
であり、被乾燥物4を通過する熱風の貫流量を均
一に調整する通気性緩衝材7を被乾燥物4とネツ
トコンベア2との間に介設し被乾燥物、通気性緩
衝材、ネツトコンベアを密に積層すると共に、被
乾燥物上方の雰囲気とネツトコンベアの下方の雰
囲気の差圧を5〜15mmH2Oに設定した構成とな
つている。
(作用) 次に、本考案の作用について説明する。
たとえば、アクリル・トウの如き被乾燥物4を
ネツトコンベア2に装着されたポリエステル網布
からなる通気性緩衝材7の上に載置し熱風を上記
被乾燥物4に指向させ循環せしめながら乾燥を行
ない、乾燥機本体1の入口開口部より出口開口部
の方向へ搬送させる。この場合、ネツトコンベア
2に装着される通気性緩衝材7は熱風の通過抵抗
が被乾燥物4より小さく、ネツトコンベア2より
は大きいものとなつており、更に被乾燥物上方の
雰囲気とネツトコンベアの下方の雰囲気の差圧が
5〜15mmH2Oとなつている。このためネツトコ
ンベア2に指向されて循環する熱風は通過抵抗の
大きいところには流れず、熱風の通過抵抗の低い
ところに流れる。したがつて、被乾燥物4とネツ
トコンベア2との間に通気性緩衝材7を介設せし
めることにより、被乾燥物4と通気性緩衝材7の
熱風通過抵抗を相等しいか、又は被乾燥物4の熱
風通過抵抗を熱風供給量に不足がない程度に大と
することができ、被乾燥物4に厚さ斑があつても
貫流する熱風が平準化されて均一な乾燥を行なう
ことができる。
さらに、繊維等での熱風を循環させる熱風貫流
系の乾燥においては、上記の如き熱風の通過抵抗
の他、その表面の境界層の作用も影響が大きい。
いわんや、厚さ斑のあるトウ、スライバー等のよ
うな平板でない物体の乾燥においては、その表面
に形成される空気の境界層は水分の拡散蒸発を阻
み乾燥の妨げとなるものである。一般に物体の表
面は十分湿つているときには表面の温度に相当し
た飽和水蒸気分圧を示し、まわりがそれより低い
水蒸気分圧をもつときにはその差によつて水分が
蒸発していく。そして、トウ、スライバー等のよ
うな繊維塊が乾燥するのはその中に含まれている
水分が拡散蒸発していくからである。しかしなが
ら、繊維塊等の表面は熱風の流速による影響が少
ない空気の境界層(限界層とも呼ぶ)に覆われて
いる。この境界層の繊維塊等に接する部分は飽和
水蒸気で形成されており、熱風による動きがきわ
めて少なく境界層外側の熱風に通じている。この
ため被乾燥物に含まれている水分の拡散蒸発が抑
制され乾燥が進み難い。
本考案に係る連続乾燥装置においては、被乾燥
物4とネツトコンベア2との間に通気性緩衝材7
を介設した構成となつている。この通気性緩衝材
7は通気性を有する多孔質体よりなり、熱源(図
示せず)より供給され乾燥室6内で被乾燥物4を
貫流して循環せしめる熱風の通過風路を形成して
いる。そして、被乾燥物4は直接該緩衝材7に載
置されており、被乾燥物4に対して指向される風
圧、風速等の異なつた熱風は該緩衝材7を通過す
る際の流れ抵抗によつて分散され、熱風は均流化
されて貫流する。また一方、該緩衝材7は被乾燥
物4を直接載置し当接せしめた状態であるため、
被乾燥物4に指向される熱風はその下流位置に当
接せしめて装着された通気性緩衝材7の存在によ
り、その流れを阻まれ被乾燥物4に当たつた直後
の熱風の一部は分散、或いは屈折し、この際被乾
燥物4に当接された該緩衝材7がクツシヨンの機
能を果たし、さらに風圧、風速等も吸引して被乾
燥物4の走行方向とほぼ直角方向の振動を与える
こと等が考えられる。このため被乾燥物4の表面
に形成された境界層を破壊し易い状態となり、ト
ウ、スライバー等に含まれている水分を熱風と直
接接触せしめることができる。
第4図は従来法のネツトコンベアによるアクリ
ル・トウの乾燥と本考案に係る装置により処理し
た場合の水分率分布の比較を示すグラフである。
乾燥機のネツトコンベア上を走行移動するアクリ
ル・トウから12本を採取し、それぞれの水分率%
を測定したものである。これによれば、従来法で
は水分率%のバラツキが大きいが、本考案に係る
装置による処理によるものではその数値の変動は
かなり小さくなつている。
以上のように、本考案に係る連続乾燥装置は、
被乾燥物とネツトコンベアの間に当接せしめて通
気性緩衝材を介設し被乾燥物、通気性緩衝材、ネ
ツトコンベアを密に積層すると共に、被乾燥物上
方の雰囲気をネツトコンベアの下方の雰囲気の差
圧を5〜15mmH2Oに設定した構成とすることに
よつて、従来の熱風循環による乾燥装置でネツト
コンベアが有する熱風通過抵抗が被乾燥物に比し
て小さく設計されており、このため熱風の流れを
均一にできず乾燥の均一化を図れないという難点
を解消し得るものである。
(考案の効果) 本考案によれば、ネツトコンベアによつてト
ウ、スライバー等を搬送しつつ熱風を循環せしめ
て乾燥を行なう乾燥装置において、乾燥室内での
被乾燥物を貫流する熱風通過量を均一化し、ま
た、被乾燥物に含まれている水分の拡散蒸発を促
進せしめるものであるため均一な乾燥を行なうこ
とができ、被乾燥物の品質の安定を図ることがで
きる。さらに、構造が簡潔で保守点検も容易であ
り、乾燥能率を著しく増大せしめることができる
とともに、連続的、かつ安定した乾燥処理を行な
い得ることにより自動制御等の実施に寄与する等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連続乾燥装置の概略構造
を示す側面図、第2図は第1図のA−A線断面
図、第3図は本考案に係る通気性緩衝材の装着状
態を示す拡大断面図、第4図は従来法と本考案に
係る装置で処理したものとの水分率の比較を示す
グラフである。 1……乾燥機本体、2……ネツトコンベア、3
……ガイドロール、4……被乾燥物、5……隔離
壁、6……乾燥室、7……通気性緩衝材、8……
循環フアン、9……熱交換機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 駆動手段により駆動され、入口開口部より連
    続導入し出口開口部より連続搬出させる通気性
    を有するネツトコンベアを無端状に架設し、こ
    れを乾燥室内に搬送せしめながら熱風を循環さ
    せて被乾燥物の乾燥を行なう乾燥機において、
    上方より下方へ向つて指向する熱風循環路に、
    順次上側より被乾燥物、通気性緩衝材、ネツト
    コンベアを密に積層し、かつ上記通気性緩衝材
    の熱風通過抵抗を被乾燥物よりは小さく、ネツ
    トコンベアよりは大きくすると共に、上記被乾
    燥物上方の雰囲気とネツトコンベアの下方の雰
    囲気の差圧を5〜15mmH2Oに設定したことを
    特徴とする連続乾燥装置。 2 前記通気性緩衝材がポリエステル又はステン
    レス素材よりなる網状体である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の連続乾燥装置。
JP13513389U 1989-11-21 1989-11-21 Expired JPH035832Y2 (ja)

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JP13513389U JPH035832Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21

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JPH0281391U JPH0281391U (ja) 1990-06-22
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