JPH03592B2 - - Google Patents

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JPH03592B2
JPH03592B2 JP56167559A JP16755981A JPH03592B2 JP H03592 B2 JPH03592 B2 JP H03592B2 JP 56167559 A JP56167559 A JP 56167559A JP 16755981 A JP16755981 A JP 16755981A JP H03592 B2 JPH03592 B2 JP H03592B2
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JP
Japan
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fuel
fuel assembly
uranium
assembly
gadolinia
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JP56167559A
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JPS5868692A (ja
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Jiro Ootsuji
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03592B2 publication Critical patent/JPH03592B2/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 沸騰水形原子炉に関し、特に燃料交換の際に炉
心に装荷される新燃料集合体に関する。 (2) 従来技術 第1図ないし第9図を参照して説明する。 第1図および第2図には燃料棒…を示す。 この燃料棒…はジルコニウム合金製の燃料被
覆管2内に燃料ペレツト3…を収容し、上端およ
び下端を上部端栓4および下部端栓5で密封して
構成されている。 上記燃料ペレツト3…は酸化ウランの粉末を焼
結したものが使用される。 上記燃料被覆管2内上部にはガスプレナム6が
形成され核分裂生成ガスはこのガスプレナム6内
に溜るように構成されている。 また、このガスプレナム6内にはプレナムスプ
リング7が収容され、このプレナムスプリング7
によつて燃料ペレツト3…が下方に押圧され、こ
れら燃料ペレツト3…の軸方向の移動が規制され
ている。 そして、第3図および第4図に示す如くこれら
燃料棒…と水棒…は8行8列合計64本の格子
状に束ねられ、これら燃料棒…と水棒…の束
はチヤンネルボツクス9…内に収容され燃料集合
10…が構成される。 冷却材には主に上記燃料集合体10…の下部タ
イプレート11からチヤンネルボツクス9…内に
流入して、上方に流れる。また、一部の冷却材は
燃料集合体10…間の間隙をやはり下方から上方
に流れる。 そしてこれら燃料集合体10…は第4図に示す
如く断面十字状の制御棒12…の周囲に4体が配
列され、単位格子13…が形成される。 そしてこれらの単位格子13…は第5図に示す
如く格子状に配列され、平面形状が円形に近い炉
14が構成される。なお、第5図中ひとつのま
す目がひとつの単位格子13…を示し、単位格子
13…内の十字は制御棒12…を示す。 沸騰水形原子炉は燃料集合体10…を炉心に装
荷すると通常9ケ月〜12ケ月、最低でも6ケ月間
は連続的に定格熱出力で運転される。 そして、この期間すなわち1サイクル燃焼させ
たのち原子炉を停止し、燃焼済の燃料集合体10
…を取り出し、新しい燃料集合体を装荷し、次の
サイクルを燃焼させる。この燃料交換は燃料集合
10…の全数を交換するのではなく、1回の交
換では燃料集合体10…の1/3〜1/4を交換する。
よつて燃料集合体10…は3〜4サイクルの間使
用される。 そして、燃料集合体10…の無限増倍率K∞は
燃焼が進むに従つて低下し、これによつて炉心
4全体の実効増倍率Keffも低下してゆく。そし
て、上記の各サイクルを通して定格運転を可能と
するには各サイクルの末期においても炉心14
体の実効増倍率Keffを1.0以上とする必要があり、
Keff−1.0を余剰反応度Kexと称する。 そして、上記新燃料集合体10…のウラン235
平均濃縮度eは1サイクル中にわたつて炉心14
の余剰反応度Kexを正に維持できるような値に設
計される。 ところで、燃料集合体10…の無限増倍率K∞
は燃焼の進行に伴つて減少してゆくので、サイク
ル末期においても炉心14の余剰反応度Kexが正
となるように新燃料集合体10…のウラン235平
均濃縮度を設定するとサイクル初期においては無
限増倍率K∞が高くなり過ぎ、サイクル初期にお
いて炉心14の余剰反応度Kexが過大となり、原
子炉を安全に停止させるための停止余裕が少なく
なり、安全性が小さくなる。 このため、一般には燃料ペレツト3…中に可燃
性毒物を混入することがなされる。この可燃性毒
物は一般にガドリニアGd2O3が用いられる。 この可燃性毒物は中性子を吸収して反応度を抑
制するとともに燃焼が進むと中性子吸収能力が低
下するもので、これを混入した新燃料集合体10
…の無限増倍率K∞は第6図に実線で示す如く燃
焼初期で比較的低く、燃焼の進行に伴つて増大し
てゆき、ある程度燃焼が進んで可燃性毒物の中性
子吸収能力がなくなると無限増倍率K∞はふたた
び低下してゆく。 そして、この無限増倍率K∞の増加する期間R
がちようど1サイクルの期間を等しくなるように
可燃性毒物の混入量等を設定し、新燃料集合体
0…の無限増倍率K∞の増加が他の旧燃料集合体
10…の無限増倍率K∞の低下を補償するように
し、炉心14全体の余剰反応度Kexが第7図に示
す如く略一定となるようにしている。 ところで、上記1サイクルの期間は電力需要の
変化等によつて延長を要求されることがある。そ
して、この1サイクルの期間を延長するには燃料
交換で装荷される新燃料集合体10…の体数を増
加することによつてなされる。 しかし、この新燃料集合体10…は燃焼が進む
につれて無限増倍率K∞が増加してゆく。したが
つてこの新燃料集合体10…の装荷体数を予定よ
り増加すると燃焼の進行に伴つて第8図の実線に
示す如く炉心14の余剰反応度Kexが増大してゆ
き、サイクル末期においては余剰反応度Kexが過
大となつて停止余裕が小さくなる不具合を生じ
る。 このため、あらかじめ可燃性毒物の含有量の少
ないA燃料集合体と含有量のいB燃料集合体とを
用意しておくいわゆる2ストリーム方式が採用さ
れている。そして次の1サイクルの期間に変更が
ない場合にはA燃料集合体を新燃料集合体として
予定体数だけ装荷し、第8図の一点鎖線に示す如
く予定していた通り炉心14の余剰反応度を略一
定に維持する。また、次の1サイクルの期間が延
長された場合にはB燃料集合体を予定体数より多
く装荷する。そしてこのB燃料集合体は可燃性毒
物の含有量が多いので反応度抑制の効果が大きく
あらわれ、炉心14の余剰反応度Kexの変化は第
8図の破線で示す如くなり、サイクル末期におけ
る余剰反応度Kexの増大が低く抑えられ、必要な
停止余裕が確保される。 (3) 従来技術の問題点 従来の2ストリーム方式のA燃料集合体および
B燃料集合体は単に可燃性毒物の含有量を変えた
だけのものである。 したがつて、燃焼の進行に対する無限増倍率K
∞の変化はA燃料集合体では第9図の実線、B燃
料集合体では第9図の破線で示す特性なる。そし
て、無限増倍率K∞が増加する期間RにおけるB
燃料集合体の特性はA燃料集合体の特性を平行移
動しただけのものとなる。よつて、このB燃料集
合体を予定体数より多く炉心に装荷した場合の炉
心の余剰反応度の変化の特性は第8図の実線(A
燃料集合体を予定体数より多く装荷した場合)を
平行移動しただけのものとなる。よつて第8図か
らも明らかなようにサイクル初期とサイクル末期
の余剰反応度の変化は大きい。そして、この余剰
反応度の変化幅は装荷体数を増加する程大とな
る。 したがつて、装荷体数を予定体数よりあまり変
えることができず、サイクル期間の変更は±1ケ
月が限度である。 また、サイクル初期において炉心の余剰反応度
が小さくなるのでサイクル初期において炉心に挿
入される制御棒の本数が少なくなり、炉心の出力
や炉心内の出力分布の調整の自由度が減少する。 また、予定体数より多く装荷したB燃料集合体
はサイクル末期において無限増倍率K∞が最大と
なる。よつてこの次のサイクルの初期には無限増
倍率が最大となつた燃料集合体が多数存在するこ
とになり、この次のサイクルにおいて炉の停止余
裕に悪影響を与える。 (4) 発明の目的 1サイクルの期間の変更幅を増大するとともに
1サイクルの期間を変更した場合においてもサイ
クル中の炉心の余剰反応度の変動を少なくするこ
とを目的とする。 (5) 発明の構成 本発明は2ストリーム方式の燃料集合体におい
て、B燃料集合体のウラン235平均濃縮率、可燃
性毒物を含有する燃料棒の本数、燃料棒1本当り
の可燃性毒物の最大濃度、燃料集合体全体の可燃
性毒物の平均濃度をそれぞれA燃料集合体より大
としたものである。 よつてウラン235平均濃縮度の異なるA燃料集
合体とB燃料集合体を任意の割合で新燃料集合体
として装荷すれば、新燃料集合体の体数を変える
ことなく新燃料集合体全体としてのウラン235平
均濃縮度の平均値を変えることでき、1サイクル
の期間の変更幅を大きくすることができる。 また、B燃料集合体の可燃性毒物を含有した燃
料棒の本数、燃料棒1本当りの可燃性毒物の濃度
の最大値、燃料集合体当りの可燃性毒物の平均濃
度をA燃料集合体より大とし、これらA燃料集合
体およびB燃料集合体を新燃料集合体として炉心
に装荷した場合、炉心の余剰反応度の変化特性に
与える影響がA燃料集合体、B燃料集合体で互に
等しくなるようにし、炉心の余剰反応度の変動を
少なくしたものである。 (6) 発明の一実施例 第10図ないし第18図を参照して説明する。 第10図および第11図には燃料棒101…を
示す。この燃料棒101…はジルコニウム合金製
の燃料被覆管102内に燃料ペレツト103…を
収容し、上端および下端を上部端栓104および
下部端栓105で密封して構成されている。 上記燃料ペレツト103…は酸化ウランの粉末
を焼結したものが使用される。 上記燃料被覆管102内上部にはガスプレナム
106が形成され核分裂生成ガスはこのガスプレ
ナム106内に溜るように構成されている。 また、このガスプレナム106内にはプレナム
スプリング107が収容され、このプレナムスプ
リング107によつて燃料ペレツト103…が下
方に押圧され、これら燃料ペレツト103…の軸
方向の移動が規制されている。 そして、第12図および第13図に示す如くこ
れら燃料棒101…と水棒108…は8行8列合
計64本の格子状に束ねられ、これら燃料棒101
…と水棒108…の束はチヤンネルボツクス10
9…内に収容され燃料集合体110…が構成され
る。 冷却材は主に上記燃料集合体110…の下部タ
イプレート111からチヤンネルボツクス109
…内に流入し、上方に流れる。また、一部の冷却
材は燃料集合体10…間の間隙をやはり下方から
上方に流れる。 そしてこれら燃料集合体110…は第13図に
示す如く断面十字状の制御棒112…の周囲に4
体が配列され、単位格子113…が形成される。 そしてこれらの単位格子113…は第14図に
示す如く格子状に配列され、平面形状が円形に近
い炉心114が構成される。なお、第14図中ひ
とつのます目がひとつの単位格子113…を示
し、各単位格子113…内の十字は制御棒112
…を示す。 そして、上記炉心114内には燃料交換の際の
新燃料集合体としてA燃料集合体110…とB燃
料集合体110…とが装荷されており、これらA
燃料集合体110…およびB燃料集合体110
は全体の1/4〜1/3の体数が装荷されている。 そして、これらA燃料集合体110…とB燃料
集合体110…とはウラン235平均濃縮度、可燃
性毒物すなわちガドリニアの含有量がそれぞれ異
なつている。 すなわち、A燃料集合体110…のウラン235
平均濃縮度をeA、ガドリニアを含有した燃料棒
01…の本数をNA、燃料棒101…当りのガド
リニア濃度の最大値をρnaxA重量%、燃料集合体
当りのガドリニアの平均濃度をA重量%、最大
ガドリニア濃度の燃料棒101…の本数をN
(ρnaxA)とし、またB燃料集合体110…のウラ
ン235平均濃縮度をeB、ガドリニアを含有した燃
料棒101…の本数をNB、燃料棒101…当り
のガドリニア濃度の最大値をρnaxB重量%、燃料
集合体当りのガドリニア平均濃度をB重量%、
最大ガドリニア濃度の燃料棒101…の本数をN
(ρnaxBとしたとき、 eA<eB ………(1) NA<NB ………(2) ρnaxA<ρnaxB ………(3) AB ………(4) N(ρnaxA)≦N(ρnaxB) ………(5) となるように構成されている。 なお、上記ガドリニアは燃料棒101…の全長
にわたつて混入されている場合以外に、燃料棒1
01…の一部分だけに含有されている場合もあ
り、このような場合はガドリニアの混入されてい
る部分の長さと燃料棒101…の全長との割合で
燃料棒101…の本数とする。たとえば全長の1/
2の部分にガドリニアが混入されている場合は0.5
本と算定する。 さらに、上記の各値は次のような関係に設定さ
れている。 NB−NA=(eB−eA)/C1 ………(6) 0.25≦C1≦0.35 ………(6)′ ρnaxB−ρnaxA=(eB−eA)C2 ………(7) 5≦C2≦6 ………(7)′ そして、上記A燃料集合体110…とB燃料集
合体110…とは次のサイクルの期間に対応して
所定の割合で新燃料集合体として装荷されてい
る。たとえば次のサイクルの期間を最大とする場
合にはB燃料集合体110…のみを新燃料集合体
として装荷し、また次のサイクルの期間が最小の
場合にはA燃料集合体110…のみを新燃料集合
体として装荷し、次のサイクルの期間が最大と最
小の間である場合にはこの期間に対応してA燃料
集合体110…とB燃料集合体110…との割合
が設定される。なお、いずれの場合にも新燃料集
合体として装荷される体数の総数は一定である。 なお、サイクルの期間の最小を9ケ月、最大を
12ケ月と予定した場合、およびサイクルの期間の
最小を12ケ月、最大を15ケ月とした場合における
A燃料集合体110…およびB燃料集合体110
…の諸元の例を下表に示す。 【表】 次に、この一実施例の作用を説明する。 まず、燃料交換時にはA燃料集合体110…お
よびB燃料集合体110…を新燃料集合体として
炉心114に装荷する。 この場合、次のサイクルの予定期間に対応して
A燃料集合体110…とB燃料集合体110…の
割合を決定する。すなわち、A燃料集合体110
…のウラン235平均濃縮度eAは低く、またB燃料
集合体110…のウラン235平均濃度eBは高いも
のであるから、これらの割合を変えることにより
炉心114の余剰反応度を変えることができ、炉
114の連続運転可能日数を変えることができ
る。たとえば第15図には炉心に装荷される全燃
料集合体数548体の80万kW級の沸騰水形原子炉
において新燃料集合体として200体を装荷する場
合、この200体中のB燃料集合体の割合(%)と
全出力で連続運転可能な日数との関係を示す。し
たがつて、次のサイクル期間を12ケ月すなわち
360日とすれば、このB燃料集合体110…の割
合を約83%とすればよく、このようにすればこの
期間の運転が可能であり、かつ炉心114の余剰
反応度を不必要に高くすることがない。そして、
この場合には従来のものと異なり新燃料集合体の
総数を変える必要がないので、サイクル期間の変
更幅を大きくすることができる。 また、ウラン235平均濃縮度が高いB燃料集合
110…ではガドリニアを含有した燃料棒の本
数、燃料棒当りのガドリニア濃度の最大値、燃料
集合体当りのガドリニアの平均濃度等をいずれも
A燃料集合体110…より大としてあるので、こ
れによりA燃料集合体110…とB燃料集合体
10…のウラン235平均濃縮度の差による無限増
倍率の差が補償される。したがつて、これらA燃
料集合体110…およびB燃料集合体110…を
炉心114に装荷した場合に炉心114の余剰反
応度に与える影響がA燃料集合体110…、B燃
料集合体110…で互に略等しくなり、B燃料集
合体110…の割合を変えても炉心114の余剰
反応度の変化特性があまり変らず、炉心114
出力制御の自由度や炉の停止余裕を損なうことが
ない。 以下この作用を具体的に説明する。 すなわち、炉心114の余剰反応度に与える影
響をA燃料集合体110…、B燃料集合体110
…で互に等しくするには、まず燃焼初期における
A燃料集合体110…とB燃料集合体110…の
無限増倍率を等しくする必要がある。そして、こ
のような特性は可燃性毒物としてガドリニアを使
用した場合、前記(2),(6),(6)′式を満足すること
によつて得られる。 このガドリニア中のガドリニウムは強中性子吸
収体であり、自然界に存在するガドリニウムでも
約49000バーンの中性子吸収能力を有する。よつ
て燃料棒101…中のガドリニアの濃度が約2.0
重量%を超えるとこのガドリニアの中性子吸収能
力は飽和に達し、これ以上の濃度であつても中性
子吸収能力はほとんど変らない。そして、一般に
混入されるガドリニアの濃度は2.0重量%以上で
ある。よつて燃焼の初期においてはガドリニア混
入による燃料集合体の無限増倍率抑制効果はガド
リニアの濃度には比例せず、ガドリニアを含有し
た燃料棒101…の本数に比例する。 そして、この無限増倍率K∞の抑制効果はガド
リニアを含有した燃料棒1本当り約2.5%ΔK∞〜
3.2%ΔK∞である。また、このガドリニアの無限
増倍率抑制効果は燃料のウラン235濃縮度eにも
影響され、通常使用されるe=2.7〜3.5重量%の
範囲ではeの1%当り約9〜10%ΔK∞である。 よつて、燃焼初期においてA燃料集合体110
…のウラン235平均濃縮度eAとB燃料集合体11
0…のウラン235平均濃縮度eBの差Δe=eB−eA
よる無限増倍率の差〔ΔK∞(Δe)〕は、ガドリ
ニアを含有した燃料棒101…の本数を等しいと
すれば ΔK∞(Δe)=Δe・t(t=9〜10) である。そしてこの無限増倍率の差〔ΔK∞
(Δe)〕をガドリニアを含有した燃料棒101
本数の差ΔNによつて補償しようとすると、 ΔN=ΔK∞(Δe)/S(S=2.5〜3.2) となる。よつて、 ΔN=Δe/(S/t) ΔN=(eB−eA)/C1 となる。こここで、C1=S/tであるからC1=0.25 〜0.35となり、前記(6),(6)′式 NB−NA=(eB−eA)/C1 ………(6) 0.25≦C1≦0.35 ………(6)′ が導びかれる。よつて、この(6),(6)′式を満足し
ていれば燃焼初期においてA燃料集合体110
とB燃料集合体110…の無限増倍率を等しくす
ることができる。 また、炉心114の余剰反応度に与えるA燃料
集合体110…とB燃料集合体110…の影響を
等しくするには燃焼の進行に伴つて増大する無限
増倍率の最大値も等しくしなければならない。そ
して、この最大値を等しくするには前記(3)、(4)、
(5)、(7)、(7)′式を満足することによつてなされる。
以下その理由を説明する。 まず、B燃料集合体110…のガドリニアの平
均濃度B、燃料棒1本当りのガドリニア最大濃
度ρnaxBをいずれもA燃料集合体110…と等し
くしたと仮定する。この場合のB燃料集合体11
0…の無限増倍率の変化特性を第16図に実線で
示す。なお第16図の一点鎖線はA燃料集合体
10…の無限増倍率の変化特性である。そして、
前述した如くB燃料集合体110…のガドリニア
を含有した燃料棒101…の本数NBを増すこと
により燃焼初期においてはA燃料集合体110
とB燃料集合体110…の無限増倍率を等しくで
きる。しかし、燃焼の進行に伴つてガドリニアの
中性子吸収能力は減少してゆくので、燃焼が進行
するに従つてA燃料集合体110…とB燃料集合
110…のウラン235平均濃縮度eA、eBの差に
より無限増倍率に差が生じ、無限増倍率の最大値
にh1の差が生じる。そして、この無限増倍率が最
大に達した際の燃焼度すなわちガドリニアの効果
がなくなつた時点以降は燃焼の進行によるウラン
235の減損によつて無限増倍率が低下しているが、
その低下率はウラン235平均濃縮度にはあまり影
響されない。よつてこの無限増倍率の最大値の差
h1はその後もあまり変らず、任意の燃焼度におけ
るA燃料集合体110…とB燃料集合体110
の無限増倍率の差h2は上記h1に略等しい。よつ
て、A燃料集合体110…とB燃料集合体110
…がある無限増倍率に達するまでの燃焼度にはl
なる遅れが生じる。そして、そもそもA燃料集合
110…とB燃料集合体110…のウラン235
平均濃縮度eA、eBに差をもたせたのはB燃料集合
110…にこのような燃焼度的な遅れをもたせ
ることにより新燃焼集合体の総装荷体数を変えず
にサイクル期間の変更幅を増大させるものであ
り、この遅れlは必要な特性である。しかし、上
記の無限増倍率の最大値の差h1は1サイクル中の
炉心114の余剰反応度の変動幅を大きくしてし
まうので、このh1は小さくしなければならない。
そして、このh1を小さくするにはA燃料集合体
10…とB燃料集合体110…のガドリニア平均
濃度ABAB ………(4) とすることにより達成できる。 ところで、ガドリニアは燃焼の進行に伴つて中
性子吸収能力が低下し、遂には中性子吸収能力が
なくなるが、この中性子吸収能力がなくなるまで
の期間すなわち中性子吸収能力持続期間は燃料棒
1本当りのガドリニア最大濃度に比例する。した
がつて燃料集合体当りのガドリニア平均濃度を上
記(4)式の如く設定しただけではB燃料集合体11
0…中のガドリニアの中性子吸収能力持続期間は
A燃料集合体110…と等しくなつてしまい、B
燃料集合体110…の無限増倍率が最大に達する
期間はA燃料集合体110…と等しくなつてしま
う。そして、このB燃料集合体110…は1サイ
クルの期間を延長するために装荷されるものであ
るからこのB燃料集合体110…の無限増倍率が
最大に達するまでの期間がA燃料集合体110
と等しければ1サイクルの期間を延長しようとし
てもこのサイクルの末期に至る前にA燃料集合体
110…、B燃料集合体110…がともに無限増
倍率が最大となり、その後は無限増倍率が減少し
てゆくので炉心114の余剰反応度がサイクル末
期に至る前に低下してしまい、結局サイクル期間
の延長ができない。したがつて、このB燃料集合
110…の無限増倍率が最大に達する期間はA
燃料集合体110…に対してlだけ遅らせる必要
がある。そして、このlなる遅れをもたせるには
B燃料集合体110…の燃料棒101…当りのガ
ドリニア濃度の最大値ρnaxBをA燃料集合体11
0…のρnaxAに対して ρnaxA<ρnaxB ………(3) としてやればよい。 また、この場合上記の効果を確実なものとする
ため、B燃料集合体110…におけるガドリニア
濃度最大の燃料棒の本数N(ρnaxB)をA燃料集合
110…のN(ρnaxA)に対して N(ρnaxA)≦N(ρnaxB) ………(5) とすることが好ましい。 さらに、具体的にはガドリニアの中性子吸収能
力持続期間ガドリニア濃度2〜5重量%の範囲で
はガドリニア濃度1%当り燃焼度2GWd/Tであ
る。また、ウラン235平均濃縮度eの差による燃
焼度の遅れlは、ウラン235平均濃縮度が3.2〜
4.0重量%の範囲ではウラン235平均濃縮度差0.1
重量%当り約1.0〜1.2GWd/Tである。 そして、上記ガドリニアの最大濃度差により無
限増倍率が最大となる時期の遅れをΔE1とする
と、 ΔE1=(ρnaxB−ρnaxA)・f f≒2.0 となる。 また、ウラン235平均濃縮度の差に対応する燃
焼度差ΔE2は ΔE2=(eB−eA)・g g=10〜12 である。よつてガドリニアの最大濃度差によつて
無限増倍率が最大となる時期をウラン235平均濃
縮度の差に対応した遅れlだけ遅らせるには ΔE1=ΔE2 とすればよく、よつて (ρnaxB−ρnaxA)・f=(eB−eA)・g よつて ρnaxB−ρnaxA=(eB−eA)・g/f =(eB−eA)・C2 ………(7) となる。ここで C2=g/f であるから 5≦C2≦6 ………(7)′ となる。 よつて上記(3)、(4)、(5)、(7)、(7)′式を満足すれ
ば炉心114の余剰反応度に与える影響をA燃料
集合体110…とB燃料集合体110…とで等し
くすることができる。 なお、第17図には実際のA燃料集合体110
…とB燃料集合体110…の燃焼度の進行に対す
る無限増倍率の変化特性を示し、第17図中実線
がA燃料集合体110…、破線がB燃料集合体
10…を示す。この第17図からも明らかなよう
に、A燃料集合体110…とB燃料集合体110
…の無限増倍率は燃焼初期で略等しく、また最大
値も互に略等しく、さらに無限増倍率の変化もB
燃料集合体110…ではウラン235平均濃縮度の
差に対応した燃焼度分だけ一様に遅れている。 したがつて、第18図に示す如くA燃料集合体
110…だけを新燃料集合体として炉心114
装荷すれば炉心114の余剰反応度の変化特性は
第18図の実線で示す如くなり、またB燃料集合
110…のみを新燃料集合体として炉心114
に装荷すれば炉心114の余剰反応度の変化特性
は第18図の破線で示す如くなる。 よつて、このA燃料集合体110…とB燃料集
合体110…の体数の割合を変えれば装荷する新
燃料集合体の総体数を変えずに連続運転可能期間
すなわちサイクル期間をP1、P2の間で任意に変
更できる。そしてこの場合A燃料集合体110…
とB燃料集合体110…が炉心114の余剰反応
度の変化特性に与える影響は互に等しいので、炉
心114の余剰反応度の変動はいずれの場合にも
きわめて少ない。 (7) 発明の効果 本発明はB燃料集合体のウラン235平均濃縮度
をA燃料集合体より大きくしたので、新燃料集合
体として装荷するA燃料集合体とB燃料集合体の
体数の割合を変えれば新燃料集合体の総数を変え
ずにサイクル期間を変更することができる。よつ
て新燃料集合体の装荷体数の変化に伴う不具合を
生じることがなく、サイクル期間の変更幅を増大
することができる。 また、B燃料集合体では可燃性毒物を含有する
燃料棒の本数、燃料棒当りの可燃性毒物の最大濃
度、燃料集合体当りの可燃性毒物の平均濃度をそ
れぞれA燃料集合体より大とし、ウラン235平均
濃縮度の差による特性の差を補償し、これらA燃
料集合体およびB燃料集合体が炉心の余剰反応度
の変動特性に与える影響を互に等しくしてある。
よつてA燃料集合体とB燃料集合体の装荷体数の
割合が変化しても炉心の余剰反応度の変動特性に
差が生ずることがなく、炉心の余剰反応度の変動
を常に小さく抑えることができ、炉心の出力制御
等の自由度を損なうことがなく、炉心の特性が安
定するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は従来例を示し、第1図は
燃料棒の縦断面図、第2図は第1図の−線に
沿う断面図、第3図は燃料集合体の斜視図、第4
図は単位格子の平面図、第5図は炉心の模式的な
平面図、第6図は燃料集合体の無限増倍率の変化
特性を示す線図、第7図は炉心の余剰反応度の変
動特性を示す線図、第8図は従来の2ストリーム
方式による炉心の余剰反応度の変動特性を示す線
図、第9図は従来の2ストリーム方式の燃料集合
体の無限増倍率の変化特性を示す線図である。第
10図ないし第18図は本発明の一実施例を示
し、第10図は燃料棒の縦断面図、第11図は第
10図のXI−XI線に沿う断面図、第12図は燃料
集合体の斜視図、第13図は単位格子の平面図、
第14図は炉心の模式的な平面図、第15図はB
燃料集合体の装荷割合と連続運転可能日数との関
係を示す線図、第16図はA燃料集合体とB燃料
集合体の特性を説明する線図、第17図はA燃料
集合体とB燃料集合体の無限増倍率の変化特性を
示す線図、第18図はA燃料集合体およびB燃料
集合体を装荷した場合の炉心の余剰反応度の変動
特性を示す線図である。 101……燃料棒、103……燃料ペレツト、
108……水棒、110……燃料集合体、112
……制御棒、113……単位格子、114……炉
心。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 A燃料集合体と、燃料集合体全体のウラン
    235平均濃縮度、可燃性毒物を含有した燃料棒の
    本数、燃料棒1本当りの可燃性毒物の濃度の最大
    値および燃料集合体全体の可燃性毒物の濃度がそ
    れぞれ上記A燃料集合体より大きなB燃料集合体
    とを燃料交換の際の新燃料集合体として炉心に装
    荷し、かつ燃焼初期におけるA燃料集合体とB燃
    料集合体の無限増倍率を等しくするとともに、燃
    焼の進行に伴つて増大するA燃料集合体およびB
    燃料集合体の無限増倍率の最大値を等しくするこ
    とを特徴とする沸騰水形原子炉。 2 前記燃焼初期におけるA燃料集合体とB燃料
    集合体の無限増倍率を等しくするために、前記可
    燃性毒物はガドリニアを使用し、前記A燃料集合
    体のウラン235平均濃縮度をeA重量%、可燃性毒
    物を含有した燃料棒の本数をNA、前記B燃料集
    合体のウラン235平均濃縮度をeB重量%、可燃性
    毒物を含んだ燃料棒の本数をNBとしたとき NB−NA=(eB−eA)/C1 0.25≦C1≦0.35 としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の沸騰水形原子炉。 3 前記燃焼の進行に伴つて増大するA燃料集合
    体およびB燃料集合体の無限増倍率の最大値を等
    しくするために、前記可燃性毒物はガドリニアを
    使用し、前記A燃料集合体のウラン235平均濃縮
    度をeA重量%、燃料棒1本当りの可燃性毒物の濃
    度の最大値をρnaxA重量%、前記B燃料集合体の
    ウラン235平均濃縮度をeB重量%、燃料棒1本当
    りの可燃性毒物の濃度の最大値をρnaxB重量%と
    したとき ρnaxB−ρnaxA=(eB−eA)/C2 5≦C2≦6 としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の沸騰水形原子炉。
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