JPH0359352A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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JPH0359352A
JPH0359352A JP19608789A JP19608789A JPH0359352A JP H0359352 A JPH0359352 A JP H0359352A JP 19608789 A JP19608789 A JP 19608789A JP 19608789 A JP19608789 A JP 19608789A JP H0359352 A JPH0359352 A JP H0359352A
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JP
Japan
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heat pump
temperature side
evaporator
low
refrigerant
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JP19608789A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ogawa
小川 康夫
Shinji Nomichi
伸治 野路
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TECHNOL RES ASSOC SUPER HEAT PUMP ENERG ACCUM SYST
Original Assignee
TECHNOL RES ASSOC SUPER HEAT PUMP ENERG ACCUM SYST
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラの代替品である60〜100°C程度
の温流体を得るヒートポンプ装置に関するものである。
〔背景技術〕
最近、地球温暖化の主因であるCO8の発生量を減らす
という観点から今まで以上にヒートポンプ装置が注目さ
れ、その普及が加速されつつある。
特に40〜50℃程度の暖房用目的のヒートポンプは急
速に普及しつつある。
しかしながら60〜100℃程度の給湯用、空気乾燥用
、洗浄用、蒸留や濃縮等の蒸発装置用等の分野について
は、その必要性が大きいにもかかわらず、あまり普及さ
れていない。即ち、この分野ではほとんど化石燃料を利
用した蒸気ボイラや温水ボイラが用いられている。
しかしCO8の発生量を削減することは地球温暖化を防
止して人類が来世紀も生存するために、必ず行なわなけ
ればならない課題であり、種々の提案がなされている。
第3図は従来の技術及び現在提案されている技術を基に
60〜100℃加熱システムについてCO3発生量を皆
無とするために考えられる最良のシステムとして本願発
明者らが概念図としてまとめたものである。
同システムは、大形発電所101からの電力により高性
能ヒートポンプ103を運転し、中温熱源(30〜50
℃)、低温熱源(10〜30”C)から温流体負荷(6
0〜100°C)を製造する加熱源と、VRC蒸発装置
を運転し、蒸発装置負荷(蒸発温度80〜100°C)
に対処する加熱源を具備している。
同図に示すように、大形発電所101側には排ガス中の
COlを除去する方法として、発電所101等にアミン
系溶剤等を用いたC Oを除去装置102を設置し、排
ガス中のCO8を廃棄物として取り出し、H2Oを含む
排ガスを大気中に排出する方法が最も可能性が高い方法
と思われる。
そしてこのCO!除去のための費用は莫大なものとなる
ので、加熱側は図のように省エネルギーとなるヒートポ
ンプが通常用いられるであろう。
即ち、第3図に示すように、給湯や乾燥用等の温流体負
荷に対しては通産省ムーンライト計画で開発されている
ような高性能ヒートポンプ103を用いることができる
第4図は第3図の高性能ヒートポンプ103の詳細を示
す図である。
熱R流体はノズル119から入り、蒸発器104を加熱
して、ノズル120より外部に流出する。負荷流体(一
般には温水)はノズル121より流入し、3つの凝縮器
110,111,112により加熱されてノズル122
から流出し負荷に供される。
第4図のシステムは、圧力の異なる複数の凝縮器を有す
る多段凝縮器システムとなっていて、通常のヒートポン
プより、より高性能となっている。即ち蒸発器104で
蒸発した冷媒ガスは遠心式圧縮機105の1.2.3.
4段目の羽根車106.107,108,109により
圧縮され、高温側凝縮器112に吐出される。また2段
目の羽根車107からの一部のガスが低温側凝縮器11
0に、また、3段目の羽根車108からの一部のガスが
中間凝縮器111に吐出され、その圧力に相当する温度
で負荷流体を加熱する。即ち、全てのガスを最高圧力ま
で圧縮せず、負荷流体の必要温度レベルに応じた圧力ま
でしか圧縮しないので、良好な性能が得られるのである
113.114,115は更にcopを上昇させるため
の過冷却器である。
また、116,117,118は各過冷却器113,1
14,115から蒸発器104間に挿入された膨張弁で
ある。
ここで冷媒としてはトリクロロトリフルオロエタン(以
下R−113と称する)等の高沸点冷媒(またはR−1
13等の高沸点冷媒を主成分とする混合冷媒)を用いて
いる。R−113等の高沸点冷媒は100℃近くなって
もそれほど圧力が高くならず、また、臨界温度が高いこ
ともあり、性能が良いので、高性能ヒートポンプ用冷媒
として使用されている。
通常、加熱された温水は第3図のように貯湯槽123に
蓄えられる。なお貯湯槽123への給水は熱交換器12
4により温流体負荷の還水や、熱源水などにより加熱さ
れてから高性能ヒートポンプ103に供給される。
また、60〜100℃加熱負荷の内、大量に使用されて
いる負荷としては、濃縮や蒸留のための負荷がある。即
ち、これらの負荷は比較的高温の排熱があるので、図の
ようにV RC(Vapour Re・Compres
sion )蒸留装置を用いる方法が最も省エネルギー
となる。
このVRC蒸留装置を用いた蒸留水製造の場合について
、第3図を用いて説明する。
塩分等で汚れた原液はノズル125から蒸発缶126に
送られ、チューブ130内で該チューブ130外側の凝
縮蒸気により加熱されて蒸発し、気液分離器127で液
を分離して、蒸気圧縮l1128に吸い込まれる。ここ
で塩分等は蒸発しないので、濃水溶液中に溶けたままと
なり、この濃水溶液はポンプ129により、外部に排出
される。
一方蒸気圧縮機128で高圧となった蒸気は蒸発缶12
6に送られ、チューブ130内の原液を加熱して、この
蒸気自体は冷却され、凝縮し、ポンプ131により蒸留
水として外部に送られ、利用される。ところでこのVR
C蒸発装置の加熱源の大半は水蒸気の凝縮熱なので、始
動用として通常ボイラ132が必要である。
従って始動時には化石燃料タンク133から供給される
化石燃料(灯油、重油、ガスなど)が使用され、燃焼排
ガス中にCO,ガスが排出される。この小型のボイラ1
32にCO,ガス除去装置を取り付けることも理論上は
可能と思われるが、CO,ガス除去装置そのものが複雑
な工程からなる一種のプラントであるので、実際上不可
能と思われる。
なお、このVRC蒸発装置をボイラのように一般の小工
場に使用するためには、蒸気圧力は安全性のため大気圧
以下とすべきであり、従って蒸発温度(よ80〜100
℃程度が望ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図に示すシステムはボイラを用いる方法に比べて化
石燃料の使用量を大幅に減らすことができるシステムで
はあるが、なお下記のような数々の問題点がある。
まずVRC蒸発装置側としては下記のような問題点があ
る。
(1) V RC蒸発装置を始動するために始動用のボ
イラ132が必要であり、設備費が高価となる。
即ち始動時は加熱源となる発生蒸気がないので、ボイラ
132からの蒸気により蒸発缶126を加熱する必要が
ある。
(のボイラ132が必要なため、CO,ガスが発生する
。特にこのVRC蒸発装置が夜間電力を利用して運転さ
れるような場合には、毎日1回始動することになるので
、CO,ガス発生量も大量となる。
■蒸発缶126の高さが高くなる。即ち、伝熱性能を良
くするためにチューブ130内の流速を速くする必要が
あり、高さが高くなる。もし低くしようとすると、循環
ポンプ(図示せず)の台数が多くなる。
(4)蒸気圧縮機128が大型となる。
(9蒸気圧縮機128内に不純物が入り、蒸気圧縮機1
28の信頼性が低下するおそれがある。
(6)(5)等の問題点もあり、従来のVRC蒸発装置
はその原液の種類によって装置全体をその都度設計しな
ければならず、コスト高となるという問題点があった。
上記問題点の内、(4) 、 (5) 、 (6)につ
いて(士、通常のヒートポンプを用いて間接式に蒸発装
置を作動するようにすれば解決できる。即ち、ヒートポ
ンプの負荷流体で蒸発装置の蒸発器を間接的に加熱し、
且つ蒸発缶で発生した水蒸気を熱源流体で冷却する蒸発
装置側凝縮器で凝縮させれば、(4)。
(5) 、 (6)の問題点は解決される。しかしこの
場合は下記の別の問題点が発生する。
O即ち、通常のヒートポンプの凝縮温度と蒸発缶で発生
した水蒸気を凝縮させる凝縮温度との差が大きくなり過
ぎ、ヒートポンプの消費電力が増大する。
また同じく前述の(4) 、 (S)の問題点を解決す
るために、第3図の蒸発缶126の管外側に冷媒ガスを
送り凝縮させる間接式のVRC方式もあるが、この場合
も前述の(1)、(2)、 (3) 、 (6)の問題
点は解決されない。
一方第4図に示す高性能ヒートポンプ103にも下記の
ような問題点がある。
■例えば80℃→85℃に加熱すべき用途と、30→6
5°C程度の中温水の2種類の負荷があるとき、熱の利
用方法に無駄が多くなる。即ち、85°Cの高温水を8
0℃まで使用して、この80″Cを65℃の負荷に利用
することになるので、8O−65=15°Cの温度損失
が生ずる。
■最終段の圧縮段では体積流量が減少するので、容量の
小さい場合は遠心式圧縮機を用いると効率が低下する。
但し、冷媒にR−22等の低沸点冷媒を用い、圧縮機に
容積型の圧縮機を用いた通常のヒートポンプを適用しよ
うとしても圧力が高くなり過ぎて無理である。
特別に高圧に耐えうる圧縮機を開発することも可能、で
あるが、R−22等の低沸点系冷媒は臨界温度が低いた
め、高温度で使用すると性能が悪く使用できない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、上記(
1)〜(6)、O5■、■の各問題点を解決するヒート
ポンプ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、上記(1)〜(6)、01■、■の各問
題点を同時に解決するため、ヒートポンプ装置を、温度
の異なる複数の蒸発器と、複数の圧縮段を有する圧縮機
と、複数の凝縮器とを具備し、前記蒸発器の内、低温側
の蒸発器から蒸発する冷媒ガスを前記圧縮機の少なくと
も1以上の低温側の圧縮段により圧縮し、少なくとも1
以上の低温側の凝縮器に吐出し、凝縮し、膨張装置によ
り減圧して再び前記低温側の蒸発器に戻す低温側ヒート
ポンプ冷媒循環経路と、前記蒸発器の内、高温側の蒸発
器から蒸発する冷媒ガスを前記圧縮機の少なくとも1以
上の高温側圧縮段により圧縮し、高温側凝縮器に吐出し
、凝縮し、膨張装置により減圧して再び前記高温側の蒸
発器に戻す高温側ヒートポンプ冷媒循環経路を有し、且
つ前記低温側ヒートポンプ冷媒循環経路で汲み上げた熱
を前記高温側ヒートポンプ冷媒循環経路に伝える手段を
有して構成した。
また第2の発明は、上記■〜(0、Oの各問題点を同時
に解決するため、高性能VRC蒸発機能を有するヒート
ポンプ装置を、冷媒として、少なくともジクロロトリフ
ルオロエタン又はジクロロペンタフルオロプロパン又は
モノクロロテトラクルオロエタンが使用され、少なくと
も1以上の蒸発器が管内を流れる水蒸気により加熱され
る横形多管式蒸発器であり、且つ、凝縮器が管内を流れ
る少なくとも水を含む流体により冷却される少なくとも
1以上の多管式凝縮器であり、且つ、前記水蒸気が該凝
縮器を冷却する少なくとも水を含む流体から蒸発した水
蒸気であり、前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気が圧縮器に
より加熱されて、前記凝縮器で凝縮し、膨張装置により
減圧され、再び前記蒸発器に戻るように構成した。
〔作用〕
上記第1の発明により、VRC蒸発装置の機能と高性能
ヒートポンプの機能を併せ持つコンパクト・高性能のヒ
ートポンプが提供できる。
上記第2の発明により、コンパクトなVRC蒸発装置の
機能を有するヒートポンプが提供できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明のヒートポンプ装置の一実施例を示すシ
ステム構成図、第2図は第1図に示すヒートポンプ装置
を用いた60〜1009C加熱システムの概念図である
第1図に示すようにこの加熱システムは、本発明にかか
るヒートポンプ装置36と蒸発缶56を具備する構成で
ある。
またヒートポンプ装置36はその内部に高温側ヒートポ
ンプ冷媒循環経路(図の間接式VRC機能部54の部分
)と、低温側ヒートポンプ冷媒循環経路(図の間接式V
RC機能部54を除いた部分)を具備している。そして
ノズル21から流入した負荷流体は低温側ヒートポンプ
冷媒循環経路で熱せられてノズル35から流出し、また
ノズル25から流入して蒸発缶56で処理される原水は
高温側ヒートポンプ冷媒循環経路によって熱せられる。
このヒートポンプ装置の冷媒としては、通常少なくとも
ジクロロトリプルオロエタン(以下R−123と記述す
る)またはジクロロペンタフルオロプロパン(以下R−
225と記述する)またはモノクロロテトラフルオロエ
タン(以下R−tz4と記述する)が使用されている。
R−123、R−225、R−124とも、80〜10
0℃程度の飽和圧力もあまり高圧とならず、従って、従
来の標準の圧縮機ケーシングをそのまま使用可能であり
、また臨界温度も高いので、性能も良い。
また第4図の高性能ヒートポンプ103の場合と同様に
、圧力の異なる複数の凝縮器を有する多段凝縮器システ
ムが採用されている。
即ち、蒸発器4で蒸発した冷媒ガスは、遠心式圧縮機5
の1.2.3段目の羽根車6,7.8により圧縮され、
連絡管34により中間凝縮器11に吐出される。また2
段目の羽根車7からの一部の冷媒ガスは低温側凝縮器1
0に吐出され、その圧力に相当する温度で負荷流体を加
熱する。即ち、全ての冷媒ガスを中間凝縮器11の圧力
まで圧縮するのではなく、負荷流体の温度レベルに応じ
た圧力までしか圧縮しないので、良好な性能が得られる
13.14はさらにCOPを上昇させるための過冷却器
である。
また16.17は各過冷却器13.14と蒸発器4の間
に挿入された膨張弁である。低温側凝縮器10及び中間
凝縮器11で凝縮された液冷媒は、これらの過冷却器1
3.14により冷却され、膨張弁18.17で減圧され
て蒸発器4に流入する。
一方熱源流体はノズル19から入り、蒸発器4を加熱し
てノズル20より外部に流出する。
また負荷流体(一般には温水)はノズル21から流入し
、過冷却器13、低温側凝縮器10、中間凝縮器11で
加熱されて、ノズル35より貯湯槽等に送られる。
またヒートポンプ装置にはaw3や蒸留などの蒸発装置
のための機能が組み込まれている。
この蒸発装置の負荷には第2図に示したように種々ある
が、第1図において一例として蒸留による造本について
説明する。
塩分などで汚れた原水(例えば海水淡水化の場合は海水
)はノズル25からヒートポンプ装置36に流入する。
そしてこの原水は予熱器37で例えば50℃から70℃
に予熱され、ノズル38から蒸発缶56に送られる。こ
の蒸発缶56は直接接触式蒸発器であり、ヒートポンプ
装置36の負荷流体出口用ノズル39から配管40を経
由して送られてくる温水(例えば85℃の温水)により
、原水は加熱され、例えば80°C相当飽和圧下で、水
蒸気が発生し、デミスタ−41,配管42を経由して、
ノズル43よりヒートポンプ装置36の高温側蒸発器4
4に流入する。そしてこの蒸気は管外の液冷媒を加熱し
、蒸発させることにより、蒸気自身は冷却され、凝縮し
、予熱器37に流入し、前述の原水により冷却される。
そしてこの冷却された蒸気は例えば60°Cとなり、蒸
留水となり、ノズル45より目的の用途に利用される。
なおここでこの蒸発缶56は、直接接触式蒸発缶なので
、エネルギー損失が少ない。
次に蒸発缶56内の液はポンプ46によりヒートポンプ
装置36内の高温側凝縮器12に送られ、再び、例えば
80℃から85℃に加熱される。
ここでこの高温側凝縮器12は、多管式@縮器である。
そして高温側凝縮器12における負荷流体の加熱は液状
のまま行なっているので、水平管を用いることができる
。従って高温側凝縮器12の高さを低くすることができ
る。
一方高温側蒸発器44で蒸発した冷媒蒸気は、遠心式圧
縮機5の4段目羽根車9に吸入され、圧縮され、高温側
凝縮器12で凝縮する。凝縮した液冷媒は過冷却器15
で過冷却され膨張弁18で減圧され、再び高温側蒸発器
44に送られ、蒸発する。
なお蒸発缶56において不純物が濃縮された濃縮液はポ
ンプ29により外部に排出される。
ところでこの装置の始動時には蒸発缶56から蒸発する
蒸気がないので、4段目羽根車9に吸入される蒸気がな
いが、このときは調節弁47が作動し、3段目羽根車8
の吐出ガスの少なくとも一部が配管48、高温側蒸発器
44を経由して4段目羽根車9に吸入される。
そして高温側凝縮器12で循環液を加熱することにより
、しばらくすると蒸発缶56内で蒸気が発生する。蒸気
の発生量に応じて調節弁47でガスの分流量が制御され
、十分な蒸気発生量が確保されれば、配管48を流れる
バイパス量はゼロとなる。
なおシステムによっては、蒸発缶56において濃縮倍数
が少なく、図のように濃溶液の熱を回収していないとき
は、蒸発缶56で十分な蒸発量を確保できないことがあ
るが、このときは常時、配管48に冷媒ガスを流してお
くことも可能である。
ここで第5図は遠心式圧縮機5の潤滑系統を示す図であ
る。同図に示すように、潤滑油は潤滑油室5gに装着し
たオイルポンプ5fによってオイルクーラ5cを介して
給油配管5c、5cに送油され、軸受5a、5bを潤滑
して油戻り管5d。
5d’ を通って再び潤滑油室5gに戻される。
このように遠心式圧縮器5の軸受5a、5bなどは潤滑
油により強制潤滑されているが、このための潤滑油室5
gは1個だけであり、しかもこの潤滑油室5gは1段目
羽根車6の吸い込み管50部と大略同圧となるようバラ
ンス通路5hが設けられている。
なおオイルクーラ5eは負荷流体または冷媒の蒸発潜熱
等で冷却されている。
このように低温側と高温側(間接式VRC機能機能都側
4側ヒートポンプ循環経路を一体としたので、1段目の
羽根車6の潤滑油圧を用いて4段目の羽根車9の潤滑が
できる。ここで該1段目の羽根車6の吸い込み圧は低い
ので、潤滑油に溶は込む冷媒量が少なく安定運転が可能
となる。
また低温側と高温側のヒートポンプ潤滑系統を一体とし
たので、圧縮機5の潤滑油を冷却するオイルクーラ5C
は、低温側の温度の低い負荷流体又は冷媒の蒸発潜熱等
で冷却でき、熱回収することができる。
またシステムによっては、例えば30℃程度の低温の温
泉水を55℃程度に温める負荷と、造本のため、80°
Cを85℃に加熱するような負荷のような場合も考えら
れるが、このような場合は、始動時には下記のように制
御する方法が有効である。
即ち、第1図のように、負荷流体入口温度を始動時だけ
50°Cに制御するための制御弁51を装備し、バイパ
ス管52により加熱された温水を一部バイパスして、配
管53からの低温の給水と混合し、50℃としてヒート
ポンプ装置36に供給する。そしてこの50℃の温水を
熱源として、ヒートポンプを運転し調節弁47を用いて
遣水機能部の始動を行なうのである。
なおヒートポンプ装置36は間接式VRC機能部54も
含めて、1つのユニットとして一体に組み立てられてい
るので、両者を別々のユニットとする場合に比べその取
り扱いが便利である。
また通常VRC蒸発装置の負荷は大きい場合が多く、3
段目羽根車8の吸い込み体積流量より4段目羽根車9の
吸い込み体積流量の方が大きいことが多く、通常の遠心
式圧縮機の場合のように最終段の体積流量が少なすぎて
最終段効率が下がるようなことが少ない。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明に係るヒートポンプ
装置によれば、下記のような優れた効果を有する。
■本発明にかかるヒートポンプ装置は、2つの冷媒循環
経路を有し、その内の高温側の冷媒循環経路にVRC機
能を持たせることができるので、VRC蒸発装置の始動
または補助する補助ボイラが不要である。従って設備費
が減少する。また蒸発装置側では、地球温暖化の主因で
あるCOlの発生をなくすることができる。
(力また圧縮機(5)用冷媒としてR−123等を用い
ているので、従来の圧縮機(12B)(第3図に示す)
のように、比体積の大きな水蒸気を用いないので、圧縮
機(5)が小型となる。
(3)圧縮機(5)内部は閉回路の冷媒ガスが通ること
になるので、従来の圧縮機(12B)(第3図に示す)
のように水蒸気による腐食等の心配がなく、一般のヒー
トポンプ用圧縮機を使用でき、安価となる。
(4)高温を加熱する負荷(例えば80’Cを85°C
に加熱する負荷)と低温を加熱する負荷(例えば30°
Cを65°Cに加熱する負荷)の2種類の負荷があると
き、負荷側で温度降下(上記例では80℃を65℃まで
)させてから利用するという無駄がなくなる。
(9高温側のヒートポンプ潤滑系統(間接式VRC機能
部54)の容量は通常大きい場合が多いので、4段目羽
根車(9)に吸入される体積流量も大きくなり、圧縮機
の効率が上昇する。
(6)高温側凝縮器(12)における負荷流体の加熱を
液状のままで行うことにより、水平管を用いることがで
き、該高温側凝縮器の高さを低くすることができる。
(7)高温側のヒートポンプ潤滑系統(間接式VRC機
能部54)の凝縮器は管内に液体が流れる通常の多管式
凝縮器(第1図の12の部分)であり、また蒸発器は管
内を流れる水蒸気により加熱される、吸収式冷凍機の発
生器などで通常用いられている管内凝縮、管外蒸発形の
通常の横型多管式蒸発器(第1図の44の部分)である
ので、装置全体をコンパクト、且つ低価格に製作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシステム構成図、第2
図は第1図に示すヒートポンプ装置を用いた60〜10
0℃加熱システムの概念図、第3図は従来の技術及び現
在提案されている技術を基に本願発明者らがまとめた6
0〜100℃加熱システムの概念図、第4図は第3図の
高性能ヒートポンプ103を示す拡大図、第5図は遠心
式圧縮器5の潤滑系統を示す図である。 図中、10・・・低温側凝縮器、11・・・中間凝縮器
、12・・・高温側凝縮器、1B、17.18・・・膨
張弁、36・・・ヒートポンプ装置、4・・・蒸発器、
44・・・高温側蒸発器、5・・・遠心式圧縮器、5g
・・・潤滑油室、5h・・・バランス通路、6,7,8
.9・・・羽根車、である。 スーパーヒートポンプ・エネルギ ー集積システム技術研究組合

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸発温度の異なる複数の蒸発器と、複数の圧縮段
    を有する圧縮機と、複数の凝縮器とを具備し、 前記蒸発器の内、低温側の蒸発器から蒸発する冷媒ガス
    を前記圧縮機の少なくとも1以上の低温側の圧縮段によ
    り圧縮し、少なくとも1以上の低温側の凝縮器に吐出し
    、凝縮し、膨張装置により減圧して再び前記低温側の蒸
    発器に戻す低温側ヒートポンプ冷媒循環経路と、 前記蒸発器の内、高温側の蒸発器から蒸発する冷媒ガス
    を前記圧縮機の少なくとも1以上の高温側圧縮段により
    圧縮し、高温側凝縮器に吐出し、凝縮し、膨張装置によ
    り減圧して再び前記高温側の蒸発器に戻す高温側ヒート
    ポンプ冷媒循環経路を有し、 且つ前記低温側ヒートポンプ冷媒循環経路で汲み上げた
    熱を前記高温側ヒートポンプ冷媒循環経路に伝える手段
    を有していることを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. (2)前記低温側ヒートポンプ冷媒循環経路で汲み上げ
    た熱を前記高温側ヒートポンプ冷媒循環経路に伝える手
    段が、低温側圧縮段から吐出した冷媒ガスを前記高温側
    ヒートポンプ冷媒循環経路の低圧側に送る手段であるこ
    とを特徴とする請求項(1)記載のヒートポンプ装置。
  3. (3)前記低温側圧縮段の潤滑油を保持する潤滑油室と
    高温側圧縮段の潤滑油を保持する潤滑油室とが同一であ
    り、且つ該潤滑油室と低温側圧縮段の低圧部との間にバ
    ランス通路を有していることを特徴とする請求項(1)
    又は(2)記載のヒートポンプ装置。
  4. (4)冷媒として、少なくともジクロロトリフルオロエ
    タン又はジクロロペンタフルオロプロパン又はモノクロ
    ロテトラクルオロエタンが使用され、少なくとも1以上
    の蒸発器が管内を流れる水蒸気により加熱される横形多
    管式蒸発器であり、且つ、凝縮器が管内を流れる少なく
    とも水を含む流体により冷却される少なくとも1以上の
    多管式凝縮器であり、且つ、前記水蒸気が該凝縮器を冷
    却する少なくとも水を含む流体から蒸発した水蒸気であ
    り、前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気が圧縮機により加熱
    されて、前記凝縮器で凝縮し、膨張装置により減圧され
    、再び前記蒸発器に戻るように構成されていることを特
    徴とするヒートポンプ装置。
JP19608789A 1989-07-28 1989-07-28 ヒートポンプ装置 Pending JPH0359352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231591A (ja) * 2009-06-29 2013-11-14 Johnson Controls Technology Co 二重圧縮機チラー内の圧力差を制限するためのシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013231591A (ja) * 2009-06-29 2013-11-14 Johnson Controls Technology Co 二重圧縮機チラー内の圧力差を制限するためのシステム

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