JPH0361346A - 良加工性高強度熱延薄鋼板およびその製造方法 - Google Patents
良加工性高強度熱延薄鋼板およびその製造方法Info
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- JPH0361346A JPH0361346A JP19271389A JP19271389A JPH0361346A JP H0361346 A JPH0361346 A JP H0361346A JP 19271389 A JP19271389 A JP 19271389A JP 19271389 A JP19271389 A JP 19271389A JP H0361346 A JPH0361346 A JP H0361346A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、自動車の車体など、成形加工の用途に用い
て好適な引張り強度(TS)が80kgf/mm2以上
になる高強度熱延鋼板とその鋼板の製造に適した方法に
関するものである。
て好適な引張り強度(TS)が80kgf/mm2以上
になる高強度熱延鋼板とその鋼板の製造に適した方法に
関するものである。
(従来の技術)
自動車用の内板とか強度部材などに使用される鋼板は車
体重量が軽減でき、より一層の高強度化による安全性の
向上を図る特性が要求されるが、近年に至っては上記の
特性に加え使用鋼板のコストを低減するため従来の冷延
調板に換え上記の如き条件を満足した高強度になる熱延
鋼板の需要が高まりつつある。
体重量が軽減でき、より一層の高強度化による安全性の
向上を図る特性が要求されるが、近年に至っては上記の
特性に加え使用鋼板のコストを低減するため従来の冷延
調板に換え上記の如き条件を満足した高強度になる熱延
鋼板の需要が高まりつつある。
ここに高強度熱延鋼板に要求される主たる特性としては
次のようなものがある。
次のようなものがある。
1)、安定した高強度特性(材質のばらつきがないこと
)を有すること。
)を有すること。
2)、焼付は硬化量が高いこと。
3)、降伏比が低いこと。
4)、過酷な熱延条件を必要としないこと。
5)、スポット溶接性が良好であること。
従来から知られている高強度熱延鋼板として最も一般的
なものは低C@に0.200%以下程度のNb、Tjあ
るいはVなどを添加したいわゆる低合金高張力鋼(HL
SA)である。かかるを用いて製造した鋼板は比較的容
易に所望の強度を得ることはできるものの降伏比が0.
80以上と高いため成形加工の際、スプリングバックが
大きいという問題があり、また80kgf/m−を越え
る引張り強度を得るためにはCrやMn等を多量に添加
する必要がある他、コスト面でも必ずしも有利とはいい
難い。
なものは低C@に0.200%以下程度のNb、Tjあ
るいはVなどを添加したいわゆる低合金高張力鋼(HL
SA)である。かかるを用いて製造した鋼板は比較的容
易に所望の強度を得ることはできるものの降伏比が0.
80以上と高いため成形加工の際、スプリングバックが
大きいという問題があり、また80kgf/m−を越え
る引張り強度を得るためにはCrやMn等を多量に添加
する必要がある他、コスト面でも必ずしも有利とはいい
難い。
この他、Dual Phaseljと呼ばれているフェ
ライト・マルテンサイトの2相部合組織鋼(特開昭55
−91934号、同55−62121号各公報参照)と
か、残留オーステナイトを利用したいわゆるTRIP鋼
なども知られているが、上記のDual Phase鋼
の場合、80kgf/mm”を越えるような引張り強度
を得るためには製造条件が厳しく、しかもCrやMn、
Moなど高価な元素の多量の添加が必要であり、製造
過程における形状不良を招いたり材質にばらつきが生じ
るほかコスト上昇も免れえない。他方TRlPmニつい
ては良好な延性を示すが、引っ張り特性が鋼中の相分率
、主として残留オーステナイト量によって大きく左右さ
れるため、とくに調帯の幅方向、長手方向で均一な材質
とすることが極めて困難であり、しかも少なくとも0.
20%程度、望ましくは0.40%程度のCの添加が必
須であり、通常の条件での溶接性(スポット)の劣化は
避けがたいと言わざるを得ない。従って今のところ高強
度熱延鋼板としての要求を充分に満足した鋼は存在しな
かった。
ライト・マルテンサイトの2相部合組織鋼(特開昭55
−91934号、同55−62121号各公報参照)と
か、残留オーステナイトを利用したいわゆるTRIP鋼
なども知られているが、上記のDual Phase鋼
の場合、80kgf/mm”を越えるような引張り強度
を得るためには製造条件が厳しく、しかもCrやMn、
Moなど高価な元素の多量の添加が必要であり、製造
過程における形状不良を招いたり材質にばらつきが生じ
るほかコスト上昇も免れえない。他方TRlPmニつい
ては良好な延性を示すが、引っ張り特性が鋼中の相分率
、主として残留オーステナイト量によって大きく左右さ
れるため、とくに調帯の幅方向、長手方向で均一な材質
とすることが極めて困難であり、しかも少なくとも0.
20%程度、望ましくは0.40%程度のCの添加が必
須であり、通常の条件での溶接性(スポット)の劣化は
避けがたいと言わざるを得ない。従って今のところ高強
度熱延鋼板としての要求を充分に満足した鋼は存在しな
かった。
(発明が解決しようとする課B)
引張り強度が80kgf/mm”を越えるような高強度
熱延鋼板において生じる従来の問題を解消し、比較的一
般的な熱延条件でも高い焼付硬化量を有し降伏比が0.
70以下程度になり、溶接性は勿論材質のばらつきが小
さい満足のいく特性をもった鋼板とその製造方法を提案
することがこの発明の目的である。
熱延鋼板において生じる従来の問題を解消し、比較的一
般的な熱延条件でも高い焼付硬化量を有し降伏比が0.
70以下程度になり、溶接性は勿論材質のばらつきが小
さい満足のいく特性をもった鋼板とその製造方法を提案
することがこの発明の目的である。
(課題を解決するための手段)
この発明はC: 0.08〜0.20 wtχ(以下単
に%で示す) 、Mn : 1.5〜3.5%、AI
: 0.01〜0.10%、Nb : 0.01〜0.
10%及びB:2〜20ppmを含有し、残部Feおよ
び不可避的不純物よりなり、鋼中のベイナイト分率が8
0パーセント以上になることを特徴とする良加工性高強
度熱延鋼板である。
に%で示す) 、Mn : 1.5〜3.5%、AI
: 0.01〜0.10%、Nb : 0.01〜0.
10%及びB:2〜20ppmを含有し、残部Feおよ
び不可避的不純物よりなり、鋼中のベイナイト分率が8
0パーセント以上になることを特徴とする良加工性高強
度熱延鋼板である。
この発明においては上記の組成に加え、Ti:0.0■
〜0.10%、V : 0.01〜0.10%、Si
: 0.10〜1.50%のうちから選ばれる少なくと
も1種を含有することができる。
〜0.10%、V : 0.01〜0.10%、Si
: 0.10〜1.50%のうちから選ばれる少なくと
も1種を含有することができる。
またこの発明は上記の組成になる鋼スラブを素材として
、この鋼スラブをスラブ加熱温度; 1200〜128
0″C1仕上げ圧延温度=800〜950℃になる条件
下で圧延した後、少なくとも3℃/Sの冷却速度で冷却
し、下記式(1)及び(2)を満たす巻取り温度で巻き
取ることを特徴とする良加工性高強度熱延鋼板の製造方
法である。
、この鋼スラブをスラブ加熱温度; 1200〜128
0″C1仕上げ圧延温度=800〜950℃になる条件
下で圧延した後、少なくとも3℃/Sの冷却速度で冷却
し、下記式(1)及び(2)を満たす巻取り温度で巻き
取ることを特徴とする良加工性高強度熱延鋼板の製造方
法である。
記
T ≦550 + 12 X (Mnχ) −((C
’り−0,10) x600 ・(1)T>300
−(Cχ) X 100
・・・(2)T:巻取り温度(℃) (作 用) まず鋼の成分組成の限定理由について説明する。
’り−0,10) x600 ・(1)T>300
−(Cχ) X 100
・・・(2)T:巻取り温度(℃) (作 用) まず鋼の成分組成の限定理由について説明する。
C: 0.08〜0.20%
Cはその含有量が0.08%未満ではγ→αの変態速度
が大きくベイナイト量が80%となるペイナイト主体の
組織とするのが困難であり、目標とする引張り強度を得
ることができず、一方Cの含有量が0020%を越える
とスポット溶接性が劣化する。
が大きくベイナイト量が80%となるペイナイト主体の
組織とするのが困難であり、目標とする引張り強度を得
ることができず、一方Cの含有量が0020%を越える
とスポット溶接性が劣化する。
よってCの含有量は0.08〜0.20%の範囲に限定
した。
した。
Mn : 1.5〜3.5%
Mnは熱間圧延後における冷却過程でのフェライト変態
を抑制してヘイナイトを出現し易くする元素であって、
この発明においては必須の元素である。Mnの含有量が
1゜5%未満では高強度と低い降伏比を得ることはでき
ず、一方3.5%を越えて含有しても添加コストに見合
うだけの材質の向上は見られない。よってMnは1.5
〜3.5%の範囲に限定した。
を抑制してヘイナイトを出現し易くする元素であって、
この発明においては必須の元素である。Mnの含有量が
1゜5%未満では高強度と低い降伏比を得ることはでき
ず、一方3.5%を越えて含有しても添加コストに見合
うだけの材質の向上は見られない。よってMnは1.5
〜3.5%の範囲に限定した。
A1:0101〜0.10%
鋼の清浄化のためにはAIを少なくとも0.01%の添
加が有利であり、とくに高強度化を目指すには清浄度の
向上は必須である。しかしながら0.10%を越える添
加はアルミナクラスクーによる表面欠陥などの原因とな
るので好ましくない。よって旧はo、oi〜Q、 10
%の範囲に限定した。
加が有利であり、とくに高強度化を目指すには清浄度の
向上は必須である。しかしながら0.10%を越える添
加はアルミナクラスクーによる表面欠陥などの原因とな
るので好ましくない。よって旧はo、oi〜Q、 10
%の範囲に限定した。
Nb : 0.01〜0.10%
Nbは次に述べるBと同様にこの発明における重要な元
素の一つである。Nb、 Bの適正範囲内での複合添加
により、フェライト変態、パーライト変態が顕著に抑制
されベイナイト主体のm織を容易に得ることができる。
素の一つである。Nb、 Bの適正範囲内での複合添加
により、フェライト変態、パーライト変態が顕著に抑制
されベイナイト主体のm織を容易に得ることができる。
Nbの含有量が0.01%未満では上述の如き特異な効
果を得ることはできず、方0.10%を越えて含有した
場合上述の効果が飽和するだけでなく鋼の熱間変形抵抗
が顕著に増大し実機操業での支障をきたす。よってNb
はNb:0.01〜0.10%の範囲に限定した。
果を得ることはできず、方0.10%を越えて含有した
場合上述の効果が飽和するだけでなく鋼の熱間変形抵抗
が顕著に増大し実機操業での支障をきたす。よってNb
はNb:0.01〜0.10%の範囲に限定した。
B:2〜20ppm
BはNbと相俟ってこの発明で目指すベイナイト主体の
組織の出現を容易にする元素である。この効果は少なく
とも2 ppm含有しないと現れず、方20ppmを越
えて含有してもその原因は明らかでないが、逆に上記の
効果が減少する傾向にある。
組織の出現を容易にする元素である。この効果は少なく
とも2 ppm含有しないと現れず、方20ppmを越
えて含有してもその原因は明らかでないが、逆に上記の
効果が減少する傾向にある。
よってBは2〜20ppmの範囲に限定した。
これらの他この発明では添加合金元素として、Ti、■
、Siが有効であり、目標とする引張り強度に応じて上
記元素の少なくとも一種を添加することができる。
、Siが有効であり、目標とする引張り強度に応じて上
記元素の少なくとも一種を添加することができる。
Ti : 0.01〜0.10%
Tiは洞の細粒化をより一層促進し、介在物の形態制御
、固溶Nの固定による有効Bの確保などの作用がある。
、固溶Nの固定による有効Bの確保などの作用がある。
Tiの含有量が0.01%でその効果が顕著になるが0
.10%を越えると粗大析出物の増加などで好ましくな
い影響を及ばず。
.10%を越えると粗大析出物の増加などで好ましくな
い影響を及ばず。
V:0.01〜0.10%
■は鋼の焼入れ性の向上に寄与するとともにVNの析出
強化を焼付は硬化として一部利用することもでき有利で
ある。このような効果が顕著となる下限の含有量は0.
01%であり、その効果が飽和するのは0.10%であ
る。
強化を焼付は硬化として一部利用することもでき有利で
ある。このような効果が顕著となる下限の含有量は0.
01%であり、その効果が飽和するのは0.10%であ
る。
Si : 0.10〜1.50%
Siはやはりベイナイト相の出現に有利な元素であって
パーライト変態を抑制する効果がある。また固溶強化能
も大きい。このような効果はSiの含有量がo、 io
%以上で顕著となるが、1.5%を越えて含有してもそ
の効果は飽和し、かつ圧延が著しく困難となる。
パーライト変態を抑制する効果がある。また固溶強化能
も大きい。このような効果はSiの含有量がo、 io
%以上で顕著となるが、1.5%を越えて含有してもそ
の効果は飽和し、かつ圧延が著しく困難となる。
次に上記の如き耕或になる洞を用いて、ベイナイト主体
の組織を有する熱延板を製造する際の製造条件の限定理
由について説明する。
の組織を有する熱延板を製造する際の製造条件の限定理
由について説明する。
熱間圧延の条件は一般的なものと大きく異なるわけでは
ないがいくつかの制限が必要である。
ないがいくつかの制限が必要である。
スラブ加熱温度: 1200〜1280”Cスラブ加熱
温度は圧延開始前の鋼Mi織の調整という点で重要であ
りこの発明の場合1200℃以下では均一な粒組織が得
られず最終的な材質のばらつきの原因となり、一方12
80℃を越えた場合も粗大粒が出現し同様に材質にばら
つきを生じる。よってスラブ加熱温度は1200〜12
80℃の範囲に限定し7た。
温度は圧延開始前の鋼Mi織の調整という点で重要であ
りこの発明の場合1200℃以下では均一な粒組織が得
られず最終的な材質のばらつきの原因となり、一方12
80℃を越えた場合も粗大粒が出現し同様に材質にばら
つきを生じる。よってスラブ加熱温度は1200〜12
80℃の範囲に限定し7た。
た。
仕上げ圧延温度:800〜950℃
仕−Lげ圧延温度が高すぎると最終的なベイナイト組織
が粗大となり延性の面で望ましくない。またその温度が
低い場合には組織の展伸が顕著になるとともに圧延荷重
の顕著な増大を伴い実機操業上好ましくない。これらの
上限・下限はそれぞれ950℃1800″Cである。
が粗大となり延性の面で望ましくない。またその温度が
低い場合には組織の展伸が顕著になるとともに圧延荷重
の顕著な増大を伴い実機操業上好ましくない。これらの
上限・下限はそれぞれ950℃1800″Cである。
圧延後の冷却速度=3℃/S以上
材質のばらつきや鋼板形状の乱れを防止するという観点
から過度の急冷は不利である。しかしながら少なくとも
3℃/Sの冷却速度で冷却しなければ目標とするベイナ
イト組織を得ることはできない。よって圧延後の冷却速
度は3℃/S以上とした。
から過度の急冷は不利である。しかしながら少なくとも
3℃/Sの冷却速度で冷却しなければ目標とするベイナ
イト組織を得ることはできない。よって圧延後の冷却速
度は3℃/S以上とした。
巻取り温度:
T≦550 + 12 X (Mnχ) −((Cり
−0,10) X600 ・(1)T >300− (
Cχ) X 100 ・・・
(2)T:巻取り温度(℃) 巻取り温度はこの発明において重要な条件であって従来
のような極低温巻取りは不要である。この発明において
は(1)式、(2)式に従うことにより目標とするベイ
ナイト主体の組織を得ることができる。ここに(1)式
は巻取り温度の上限を示し、この上限はパーライトの出
現によって制限され、(2)式は巻取り温度の下限を示
し、この下限はマルテンサイトの出現により制限される
。
−0,10) X600 ・(1)T >300− (
Cχ) X 100 ・・・
(2)T:巻取り温度(℃) 巻取り温度はこの発明において重要な条件であって従来
のような極低温巻取りは不要である。この発明において
は(1)式、(2)式に従うことにより目標とするベイ
ナイト主体の組織を得ることができる。ここに(1)式
は巻取り温度の上限を示し、この上限はパーライトの出
現によって制限され、(2)式は巻取り温度の下限を示
し、この下限はマルテンサイトの出現により制限される
。
なお、鋼組織中にマルテンサイト、残留オーステナイト
が存在する場合はその合計を15%以下とすることが良
好な材質を確保するうえからも望ましい。
が存在する場合はその合計を15%以下とすることが良
好な材質を確保するうえからも望ましい。
第1図は下表に示す組成になる鋼を用い、仕上げ温度:
800〜950℃1巻取り温度=300〜550℃の範
囲において熱間圧延し、鋼中のベイナイト分率を種覧変
化させた際の鋼板の特性を調査したグラフである。
800〜950℃1巻取り温度=300〜550℃の範
囲において熱間圧延し、鋼中のベイナイト分率を種覧変
化させた際の鋼板の特性を調査したグラフである。
この発明では、上述した要領に従い熱延板の鋼組織をベ
イナイトが主体となるようにとくにベイナイト分率を8
0%以上とすることにより上掲第1図に示すところから
も明らかな如く、目標とする引張り強度はもちろん、高
い焼付は硬化性を付与でき、しかも良好な局部延性を確
保することができるのである。
イナイトが主体となるようにとくにベイナイト分率を8
0%以上とすることにより上掲第1図に示すところから
も明らかな如く、目標とする引張り強度はもちろん、高
い焼付は硬化性を付与でき、しかも良好な局部延性を確
保することができるのである。
(実施例)
表−1に示した各種成分組成になる鋼を溶製して鋼スラ
ブとした後、これらの調スラブを表−2に示す種覧の条
件に設定して熱間圧延し厚さ2.6mmの熱延板を製造
した。そして得られた各鋼板から試験片(JISS号引
張試験片)を採取しその材質、組織について調査した。
ブとした後、これらの調スラブを表−2に示す種覧の条
件に設定して熱間圧延し厚さ2.6mmの熱延板を製造
した。そして得られた各鋼板から試験片(JISS号引
張試験片)を採取しその材質、組織について調査した。
その結果を表−3に示す。
表−3より明らかなように適合例(鋼種A−K)は何れ
も80kgf/mm2以上の高い引張り強度を有し降伏
比が0.7以下で、しかも高い伸びと焼付は硬化量を具
備していることが確認できた。
も80kgf/mm2以上の高い引張り強度を有し降伏
比が0.7以下で、しかも高い伸びと焼付は硬化量を具
備していることが確認できた。
なお、これらの鋼板は組織的にはベイナイトが主体であ
り、フェライト、パーライトの分率が低く、場合によっ
ては10%内外の残留オーステナイトを含む組織であっ
た。これに対し比較例の場合材質的にはTS、 YR,
El、 BHのうちの何れかが劣っていた。ここで比較
例におけるN鋼、O鋼については材質的に大きな問題は
なかったけれども綱が極度に硬質化するため圧延が困難
となり板形状の乱れが生じた。
り、フェライト、パーライトの分率が低く、場合によっ
ては10%内外の残留オーステナイトを含む組織であっ
た。これに対し比較例の場合材質的にはTS、 YR,
El、 BHのうちの何れかが劣っていた。ここで比較
例におけるN鋼、O鋼については材質的に大きな問題は
なかったけれども綱が極度に硬質化するため圧延が困難
となり板形状の乱れが生じた。
次に、上掲表−1に示したA、B綱を用いて表4に示す
条件の下に熱間圧延を施し、得られた鋼板の材質、組織
について調査した。その結果を表−4に併せて示したが
、この発明に従うことで良好な材質とすることができる
のが明らかであり、またその際の組織はベイナイトを主
体とした望ましい組織であることが確認できた。
条件の下に熱間圧延を施し、得られた鋼板の材質、組織
について調査した。その結果を表−4に併せて示したが
、この発明に従うことで良好な材質とすることができる
のが明らかであり、またその際の組織はベイナイトを主
体とした望ましい組織であることが確認できた。
(発明の効果)
かくしてこの発明によれば、特殊な条件によらずとも加
工性が良好で80kgf/mm2以上の引張り強度を有
する鋼板を安価に製造できる。この鋼板は引張り強度が
高いにもかかわらず降伏比が低いのでプレス加工時のス
プリングバックや型かじりなどの問題を有利に回避でき
るし、それを用いた成形加工品の薄肉化に寄与できる。
工性が良好で80kgf/mm2以上の引張り強度を有
する鋼板を安価に製造できる。この鋼板は引張り強度が
高いにもかかわらず降伏比が低いのでプレス加工時のス
プリングバックや型かじりなどの問題を有利に回避でき
るし、それを用いた成形加工品の薄肉化に寄与できる。
第1図は焼付は硬化量および引張り強度と鋼中のベイナ
イト分率の関係グラフである。 第1 図 Nイナイト2す牢 (7Q)
イト分率の関係グラフである。 第1 図 Nイナイト2す牢 (7Q)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.08〜0.20wt%、 Mn:1.5〜3.5wt%、 Al:0.01〜0.10wt%、 Nb:0.01〜0.10wt%及び B:2〜20ppm、 を含有し残部Feおよび不可避的不純物よりなり、鋼中
のベイナイト分率が80パーセント以上になることを特
徴とする良加工性高強度熱延鋼板。 2、請求項1の成分組成に加えて、Ti:0.01〜0
.10wt%、V:0.01〜0.10wt%のうちか
ら選ばれる少なくとも1種を含有する良工性高強度熱延
鋼板。 3、請求項1又は2の成分組成に加えてSi:0.10
〜1.50wt%を含有する良加工性高強度熱延鋼板。 4、請求項1、2または3に記載した組成になる鋼スラ
ブを素材として、この鋼スラブをスラブ加熱温度:12
00〜1280℃、仕上げ圧延温度:800〜950℃
になる条件下で圧延した後、少なくとも3℃/Sの冷却
速度で冷却し、下記式(1)及び(2)を満たす巻取り
温度で巻き取ることを特徴とする良加工性高強度熱延鋼
板の製造方法。 記 T≦550+12×(Mn%)−{(C%)−0.10
}×600・・・(1) T>300−(C%)×100・・・(2)T:巻取り
温度(℃)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1192713A JP2752708B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 良加工性高強度熱延薄鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1192713A JP2752708B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 良加工性高強度熱延薄鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0361346A true JPH0361346A (ja) | 1991-03-18 |
| JP2752708B2 JP2752708B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=16295822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1192713A Expired - Fee Related JP2752708B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 良加工性高強度熱延薄鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2752708B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001073040A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-03-21 | Usinor | 薄いストリップの形態のtrip鋼を製造する方法及びこの方法で得られる薄いストリップ |
| JP2017512903A (ja) * | 2014-03-25 | 2017-05-25 | 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 | 降伏強度890MPa級の低溶接割れ感受性鋼板及びその製造方法 |
| JP2019011509A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | Jfeスチール株式会社 | 高強度冷延鋼板用の素材熱延鋼板およびその製造方法 |
| JP2021031703A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | 日本製鉄株式会社 | 薄鋼板及びその製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56130456A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-13 | Kobe Steel Ltd | Hot rolled steel plate for flash butt welding and cold working |
| JPS62146240A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Kobe Steel Ltd | 低降伏比非調質高張力鋼板 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1192713A patent/JP2752708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56130456A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-13 | Kobe Steel Ltd | Hot rolled steel plate for flash butt welding and cold working |
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| JP2019011509A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | Jfeスチール株式会社 | 高強度冷延鋼板用の素材熱延鋼板およびその製造方法 |
| JP2021031703A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | 日本製鉄株式会社 | 薄鋼板及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2752708B2 (ja) | 1998-05-18 |
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