JPH0367139B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0367139B2 JPH0367139B2 JP58105382A JP10538283A JPH0367139B2 JP H0367139 B2 JPH0367139 B2 JP H0367139B2 JP 58105382 A JP58105382 A JP 58105382A JP 10538283 A JP10538283 A JP 10538283A JP H0367139 B2 JPH0367139 B2 JP H0367139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- warp
- weft
- base
- threads
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は製網機に取付けて使用する特殊結節用
の巻鉤に関するものである。
の巻鉤に関するものである。
(従来技術)
一般にこの種の巻鉤にあつては、シングル結
節、蛙股結節及び二重蛙結節と異なり、縦糸と横
糸とを掛けて縦糸と横糸の両ループを形成し、両
ループ内を通して引鉤により縦糸を引き出し、シ
ヤツトルをくぐらせて結節を形成する特殊結節用
巻鉤として出現している。
節、蛙股結節及び二重蛙結節と異なり、縦糸と横
糸とを掛けて縦糸と横糸の両ループを形成し、両
ループ内を通して引鉤により縦糸を引き出し、シ
ヤツトルをくぐらせて結節を形成する特殊結節用
巻鉤として出現している。
この公知の特殊結節用巻鉤は、第1図に示した
構成を有している。この公知の巻鉤においては、
巻鉤の基部aに対して突出する鉤部bの上面c及
び下部dが略平行に形成され、鉤先eのみが急峻
な角度をもつて上方に延びた構造になつている。
構成を有している。この公知の巻鉤においては、
巻鉤の基部aに対して突出する鉤部bの上面c及
び下部dが略平行に形成され、鉤先eのみが急峻
な角度をもつて上方に延びた構造になつている。
このような鉤部bの構成であると、縦糸fと横
糸gとが掛けられる上面cの平坦部が広くなつて
いるため、第2図乃至第5図に示したように、例
えば糸振hによつて縦糸fを鉤部bに掛け、巻鉤
を左方向に半回転させて挙上板等で持ち上げられ
た横糸gを掛けると、鉤先e側に掛けられた縦糸
fが自己の張力によつて鉤部bの付根側に滑つて
位置し、次に巻鉤を右方向に半回転させると元の
位置に戻り、第4図及び第5図に示した位置に来
る。この時、縦糸fの張力が弱い時又は張力が適
正な時には、縦糸を引き戻さないため、鉤部b上
で滑ることなく、第4図の位置をとる。縦糸fの
張力が適正な張力よりも強い場合には、鉤部bに
掛けられた縦糸の引き戻し作用によつて縦糸fも
横糸gも鉤部上を滑つて鉤先e側に位置し、第5
図に示したようにその掛け位置が極端に異る場合
がある。第4図に示した縦糸fと横糸gとの掛け
位置が巻鉤の回転からして正常な位置であるが、
第5図に示した掛け位置は鉤先e側に片寄つてい
て正常でない位置である。この位置の違いは前記
したように各縦糸の張力の強弱によつて異るもの
であり、特に縦糸fの張力は編網工程において矢
印i方向に常に作用しており、その張力が強いと
鉤先e側に片寄ることになる。
糸gとが掛けられる上面cの平坦部が広くなつて
いるため、第2図乃至第5図に示したように、例
えば糸振hによつて縦糸fを鉤部bに掛け、巻鉤
を左方向に半回転させて挙上板等で持ち上げられ
た横糸gを掛けると、鉤先e側に掛けられた縦糸
fが自己の張力によつて鉤部bの付根側に滑つて
位置し、次に巻鉤を右方向に半回転させると元の
位置に戻り、第4図及び第5図に示した位置に来
る。この時、縦糸fの張力が弱い時又は張力が適
正な時には、縦糸を引き戻さないため、鉤部b上
で滑ることなく、第4図の位置をとる。縦糸fの
張力が適正な張力よりも強い場合には、鉤部bに
掛けられた縦糸の引き戻し作用によつて縦糸fも
横糸gも鉤部上を滑つて鉤先e側に位置し、第5
図に示したようにその掛け位置が極端に異る場合
がある。第4図に示した縦糸fと横糸gとの掛け
位置が巻鉤の回転からして正常な位置であるが、
第5図に示した掛け位置は鉤先e側に片寄つてい
て正常でない位置である。この位置の違いは前記
したように各縦糸の張力の強弱によつて異るもの
であり、特に縦糸fの張力は編網工程において矢
印i方向に常に作用しており、その張力が強いと
鉤先e側に片寄ることになる。
この縦糸の張力は多数本並列する縦糸が均等に
繰り出されない時等に生ずるものであり、縦糸の
繰り出し調整装置を備えていても、縦糸繰出しロ
ールとの摩擦係合部分の相違により全部の縦糸の
張力が均等にはならず、部分的に張力の差が著し
い場合が多々ある。従つて、縦糸の張力の強弱に
よつて巻鉤に掛けられる位置及び両ループの形成
位置が異り、巻鉤の回転によつて一部は修正され
るが、それでもまだ張力によつて移動し修正され
ないものが残る。
繰り出されない時等に生ずるものであり、縦糸の
繰り出し調整装置を備えていても、縦糸繰出しロ
ールとの摩擦係合部分の相違により全部の縦糸の
張力が均等にはならず、部分的に張力の差が著し
い場合が多々ある。従つて、縦糸の張力の強弱に
よつて巻鉤に掛けられる位置及び両ループの形成
位置が異り、巻鉤の回転によつて一部は修正され
るが、それでもまだ張力によつて移動し修正され
ないものが残る。
このような状態で漁網を編網すると、第6図に
示したように、ループの位置即ち結節の位置が揃
わない部分j(列)が生じてくる。この揃わない
部分jは、網に中央部のみならず縁糸部分にも生
ずる。特に縁糸は身網糸(縦糸と横糸)よりも、
その太さが太いため、縁糸の張力が強く、巻鉤に
掛けた時に鉤先e側に片寄り易く、網の縁部分に
おける結節が不揃いになり易い。
示したように、ループの位置即ち結節の位置が揃
わない部分j(列)が生じてくる。この揃わない
部分jは、網に中央部のみならず縁糸部分にも生
ずる。特に縁糸は身網糸(縦糸と横糸)よりも、
その太さが太いため、縁糸の張力が強く、巻鉤に
掛けた時に鉤先e側に片寄り易く、網の縁部分に
おける結節が不揃いになり易い。
このように編網された網は矢印kで示した編網
方向にある時は、結節の不揃いがそれほど目立た
ないけれども、これを第7図に示した仕上方向に
緊張すると網自体に引釣れが出来たり或は弛みが
生じたりして網としては不良になる。一般的には
編網方向では網を仕上げず、編網方向と直角方向
に仕上げるのが通常であり、前記した不揃の結節
を有する網地を矢印lで示した仕上方向に緊張さ
せると結節の位置が揃わない部分jが著しく不揃
いになつて現われ、網特に刺網としては不良品に
なる。
方向にある時は、結節の不揃いがそれほど目立た
ないけれども、これを第7図に示した仕上方向に
緊張すると網自体に引釣れが出来たり或は弛みが
生じたりして網としては不良になる。一般的には
編網方向では網を仕上げず、編網方向と直角方向
に仕上げるのが通常であり、前記した不揃の結節
を有する網地を矢印lで示した仕上方向に緊張さ
せると結節の位置が揃わない部分jが著しく不揃
いになつて現われ、網特に刺網としては不良品に
なる。
前記したように従来の巻鉤では、巻鉤に対する
縦糸と横糸の両ループの形成位置が不揃いとなる
ものであるが、編網の段階ではその不揃いが発見
し難く、仕上げの段階で発見されることが多いの
で、多数反編網してしまつた網地が全部不良品と
なることが多く、経済的損失が極めて多いと云う
欠点を有している。
縦糸と横糸の両ループの形成位置が不揃いとなる
ものであるが、編網の段階ではその不揃いが発見
し難く、仕上げの段階で発見されることが多いの
で、多数反編網してしまつた網地が全部不良品と
なることが多く、経済的損失が極めて多いと云う
欠点を有している。
(発明の目的)
本発明は前記した従来例の欠点を除去しようと
するものであつて、その目的は巻鉤に掛けられる
縦糸と横糸のループが縦糸の張力に関係なく、常
に同じ位置において形成される特殊結節用巻鉤を
提供しようとするものである。
するものであつて、その目的は巻鉤に掛けられる
縦糸と横糸のループが縦糸の張力に関係なく、常
に同じ位置において形成される特殊結節用巻鉤を
提供しようとするものである。
(発明の構成)
上記目的を達成するためになされた本発明は、
縦糸と横糸とを掛けて縦糸と横糸との両ループを
形成する巻鉤であつて、鉤部の付根を巻鉤の回転
中心に一致させると共に略直角方向に突出させて
設け、鉤部の付根の高さをHとし、鉤部の付根か
ら鉤先までの長さをLとした時に、H:L≒1:
1.3となるように形成し、鉤部の上面の鉤先に向
かう傾斜角度を15〜22゜の範囲にしたことを特徴
とする特殊結節用巻鉤、並びに上記鉤部の上面に
おける付根部分に鉤部の付根から鉤先までの長さ
に対して約1/3〜1~4の範囲において平坦部を形
成したことを更に特定した特殊結節用巻鉤であつ
て、縦糸と横糸が掛けられる鉤部の上面に所定の
角度を形成することにより、掛けられた縦糸と横
糸のループが常に鉤部の付根側に位置し、縦糸の
張力に差があつても常に一定の位置でのループ形
成となり、結節が不揃いにならないのである。
縦糸と横糸とを掛けて縦糸と横糸との両ループを
形成する巻鉤であつて、鉤部の付根を巻鉤の回転
中心に一致させると共に略直角方向に突出させて
設け、鉤部の付根の高さをHとし、鉤部の付根か
ら鉤先までの長さをLとした時に、H:L≒1:
1.3となるように形成し、鉤部の上面の鉤先に向
かう傾斜角度を15〜22゜の範囲にしたことを特徴
とする特殊結節用巻鉤、並びに上記鉤部の上面に
おける付根部分に鉤部の付根から鉤先までの長さ
に対して約1/3〜1~4の範囲において平坦部を形
成したことを更に特定した特殊結節用巻鉤であつ
て、縦糸と横糸が掛けられる鉤部の上面に所定の
角度を形成することにより、掛けられた縦糸と横
糸のループが常に鉤部の付根側に位置し、縦糸の
張力に差があつても常に一定の位置でのループ形
成となり、結節が不揃いにならないのである。
(実施例)
次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説
明すると、まず第8図及び第9図において、1は
巻鉤全体を示すものであり、該巻鉤は編網機に取
付けるための軸2の下部に鉤部が形成される略く
の字状に折り曲げられた基部3が一体に形成さ
れ、該基部の下端に横方向に略直角に突出させた
鉤部4が一体に形成されている。この鉤部4の基
部3に対する付根位置は巻鉤1の回転軸5に一致
させて形成してある。尚符号6は引鉤の挿通孔で
ある。
明すると、まず第8図及び第9図において、1は
巻鉤全体を示すものであり、該巻鉤は編網機に取
付けるための軸2の下部に鉤部が形成される略く
の字状に折り曲げられた基部3が一体に形成さ
れ、該基部の下端に横方向に略直角に突出させた
鉤部4が一体に形成されている。この鉤部4の基
部3に対する付根位置は巻鉤1の回転軸5に一致
させて形成してある。尚符号6は引鉤の挿通孔で
ある。
本発明は、この鉤部4の構成に特徴が存するも
のであり、該鉤部の構成を第10図に示した第1
実施例により説明する。鉤部4の構成は、基部3
から略直角方向に突出しており、縦糸及び横糸が
掛けられる上面7と下面8とが設けられ、上面7
には鉤部の付根寄りに後述する特定範囲の平坦部
9が形成されている。
のであり、該鉤部の構成を第10図に示した第1
実施例により説明する。鉤部4の構成は、基部3
から略直角方向に突出しており、縦糸及び横糸が
掛けられる上面7と下面8とが設けられ、上面7
には鉤部の付根寄りに後述する特定範囲の平坦部
9が形成されている。
この鉤部の大きさは、鉤部の付根の高さHに対
して、付根から鉤先10までの長さLの比率を
H:L≒1:1.3になるように設定し、前記上面
の平坦部9は前記長さLに対し、L1/3乃至L1/4
の長さにしてある。そして、前記上面7は鉤先1
0に向つて約20゜の登り勾配をもつて形成されて
いる。換言すれば、縦糸及び横糸が掛けられる鉤
部4の上面7は鉤先10に向う傾斜角度θを20゜
に形成してある。
して、付根から鉤先10までの長さLの比率を
H:L≒1:1.3になるように設定し、前記上面
の平坦部9は前記長さLに対し、L1/3乃至L1/4
の長さにしてある。そして、前記上面7は鉤先1
0に向つて約20゜の登り勾配をもつて形成されて
いる。換言すれば、縦糸及び横糸が掛けられる鉤
部4の上面7は鉤先10に向う傾斜角度θを20゜
に形成してある。
第11図に示した第2実施例の鉤部4も、前記
実施例と同じように付根付近の最少径の高さH
と、付根から鉤先10までの長さLとの比率を、
同じくH:L≒1:1.3とし、付根付近に平坦部
の代りに所定のRをもつた凹曲面9aを形成して
ある。この凹曲面の範囲は長さLに対してL1/4
程度である。そして、上面7の鉤先10に向う傾
斜角度θ1は18゜.30′である。
実施例と同じように付根付近の最少径の高さH
と、付根から鉤先10までの長さLとの比率を、
同じくH:L≒1:1.3とし、付根付近に平坦部
の代りに所定のRをもつた凹曲面9aを形成して
ある。この凹曲面の範囲は長さLに対してL1/4
程度である。そして、上面7の鉤先10に向う傾
斜角度θ1は18゜.30′である。
更に、第12図に示した第3実施例における鉤
部4も、鉤部の付根の高さHに対し、付根から鉤
先10までの長さLの比率を、H:L≒1:1.3
程度とすることは前記各実施例と同じである。そ
して、上面7の鉤先10に向う傾斜角度θ2を
15゜.30′にしてある。
部4も、鉤部の付根の高さHに対し、付根から鉤
先10までの長さLの比率を、H:L≒1:1.3
程度とすることは前記各実施例と同じである。そ
して、上面7の鉤先10に向う傾斜角度θ2を
15゜.30′にしてある。
いづれの実施例においても、上面7が所定の角
度で傾斜するものであり、この傾斜角は鉤部に掛
けられた縦糸及び横糸のループが縦糸の張力でず
れない範囲、例えば最少限14゜程度であるが、確
実性を考慮した時に最少限15゜が安全である。又、
傾斜角の最大限は25゜又はそれ以上の範囲で使用
できるが、鉤部に掛けられた縦糸と横糸のループ
を結節時に鉤部から外す場合、鉤先10が下を向
くように巻鉤全体を傾斜させる工程があり、この
工程で鉤部の上面7の傾斜角が大きければ大きい
程、巻鉤全体の傾斜を大きくしなければならず、
作業性の面からも又、結節工程の面からもあまり
好ましくないので、上面7の傾斜角度の最大限
は、作業性及び結節工程を考慮して、22゜程度ま
でが良好である。
度で傾斜するものであり、この傾斜角は鉤部に掛
けられた縦糸及び横糸のループが縦糸の張力でず
れない範囲、例えば最少限14゜程度であるが、確
実性を考慮した時に最少限15゜が安全である。又、
傾斜角の最大限は25゜又はそれ以上の範囲で使用
できるが、鉤部に掛けられた縦糸と横糸のループ
を結節時に鉤部から外す場合、鉤先10が下を向
くように巻鉤全体を傾斜させる工程があり、この
工程で鉤部の上面7の傾斜角が大きければ大きい
程、巻鉤全体の傾斜を大きくしなければならず、
作業性の面からも又、結節工程の面からもあまり
好ましくないので、上面7の傾斜角度の最大限
は、作業性及び結節工程を考慮して、22゜程度ま
でが良好である。
更に鉤部の付根の高さHと、付根から鉤先まで
の長さLの比率を特定したことは、編糸に使用さ
れる縦糸と横糸の太さに関連するものであり、糸
が全体的に太くなると鉤部がそれに伴つて大きく
なり、引鉤もやはり大きくなるので、全体として
巻鉤が大き目になる。このような場合があつて
も、全体として前記比率を保つことで縦糸と横糸
のループの形成が速かに行われ、良好な結節が得
られるのである。
の長さLの比率を特定したことは、編糸に使用さ
れる縦糸と横糸の太さに関連するものであり、糸
が全体的に太くなると鉤部がそれに伴つて大きく
なり、引鉤もやはり大きくなるので、全体として
巻鉤が大き目になる。このような場合があつて
も、全体として前記比率を保つことで縦糸と横糸
のループの形成が速かに行われ、良好な結節が得
られるのである。
(作用)
このように構成した本発明に係る巻鉤の実際の
使用について第13〜15図を参照して説明する
と、鉤部4に対して縦糸11を糸振12により持
ち上げ、巻鉤を左方向に半回転させることにより
掛ける。この場合、縦糸11は鉤先10側に掛け
られるが、縦糸の張力を巻鉤の回転とにより鉤部
の上面7の傾斜面を滑つて、鉤部の付根に至る
(第14図)。この左方向への半回転と同時に糸振
12が下げられるか又はそのままの状態で横糸1
3が例えば挙上板等により回転前に持ち上げら
れ、鉤部の鉤先10が横糸側を向いた時に挙上板
を降して鉤部4に横糸13を掛け、巻鉤を右方向
に半回転させて元の位置に戻すと、横糸13も上
面7の傾斜面に沿つて滑り、鉤部の付根側に位置
する。この時、縦糸11の張力が強くても、縦糸
11が上面7の傾斜面を駈け登ることはなく、横
糸13と共に付根側、即ち平坦面9上に整然と位
置し、ここで縦糸と横糸のループが形成される。
つまり、縦糸11自身の張力の強弱に関係なく、
常に鉤部の一定の位置において縦糸と横糸とのル
ープが形成できるのである。尚、上記説明は第1
実施例を用いて行つたが、第2実施例及び第3実
施例においても鉤部の上面が傾斜しているため、
付根側で縦糸と横糸のループが形成されることに
は変りがない。
使用について第13〜15図を参照して説明する
と、鉤部4に対して縦糸11を糸振12により持
ち上げ、巻鉤を左方向に半回転させることにより
掛ける。この場合、縦糸11は鉤先10側に掛け
られるが、縦糸の張力を巻鉤の回転とにより鉤部
の上面7の傾斜面を滑つて、鉤部の付根に至る
(第14図)。この左方向への半回転と同時に糸振
12が下げられるか又はそのままの状態で横糸1
3が例えば挙上板等により回転前に持ち上げら
れ、鉤部の鉤先10が横糸側を向いた時に挙上板
を降して鉤部4に横糸13を掛け、巻鉤を右方向
に半回転させて元の位置に戻すと、横糸13も上
面7の傾斜面に沿つて滑り、鉤部の付根側に位置
する。この時、縦糸11の張力が強くても、縦糸
11が上面7の傾斜面を駈け登ることはなく、横
糸13と共に付根側、即ち平坦面9上に整然と位
置し、ここで縦糸と横糸のループが形成される。
つまり、縦糸11自身の張力の強弱に関係なく、
常に鉤部の一定の位置において縦糸と横糸とのル
ープが形成できるのである。尚、上記説明は第1
実施例を用いて行つたが、第2実施例及び第3実
施例においても鉤部の上面が傾斜しているため、
付根側で縦糸と横糸のループが形成されることに
は変りがない。
(発明の効果)
以上説明したように本発明に係る特殊結節用巻
鉤は、縦糸と横糸が掛けられる鉤部の上面に所定
の傾斜角を設けたので、縦糸と横糸のループが鉤
部の付根側で集中して形成されることになり、こ
れら両ループが並列する縦糸の張力に強弱があつ
ても、常に一定の位置で形成されるために、結節
間の糸足が均等になり、編網された網地の結節の
並びに不揃いがなくなり、編網作業が一段と向上
すると共に不良品の発生がなく網目の揃つた網地
が編網できると云う優れた効果を奏するのであ
る。
鉤は、縦糸と横糸が掛けられる鉤部の上面に所定
の傾斜角を設けたので、縦糸と横糸のループが鉤
部の付根側で集中して形成されることになり、こ
れら両ループが並列する縦糸の張力に強弱があつ
ても、常に一定の位置で形成されるために、結節
間の糸足が均等になり、編網された網地の結節の
並びに不揃いがなくなり、編網作業が一段と向上
すると共に不良品の発生がなく網目の揃つた網地
が編網できると云う優れた効果を奏するのであ
る。
又、本発明の特殊結節用巻鉤は、直角方向に突
出させた鉤部の付根の高さと鉤先までの長さの比
を特定すると共に、鉤部の上面の傾斜角度を特定
することで、鉤部の付根から鉤先に向かつてその
上面が傾斜した直線状になるので、結節時の縦糸
と横糸のループを外す作業が容易でしかも、両ル
ープが纒まつて同時に外されることになり、結節
の絡み合いが整然として目締が均等に行え、それ
によつても結節間の糸足が均等になつて網目の揃
つた網地が編網できると云う優れた効果につなが
るのである。
出させた鉤部の付根の高さと鉤先までの長さの比
を特定すると共に、鉤部の上面の傾斜角度を特定
することで、鉤部の付根から鉤先に向かつてその
上面が傾斜した直線状になるので、結節時の縦糸
と横糸のループを外す作業が容易でしかも、両ル
ープが纒まつて同時に外されることになり、結節
の絡み合いが整然として目締が均等に行え、それ
によつても結節間の糸足が均等になつて網目の揃
つた網地が編網できると云う優れた効果につなが
るのである。
添付図面中、第1図〜第7図は従来例を示すも
のであつて、第1図は従来例の巻鉤の要部のみを
示す側面図、第2図は同巻鉤の鉤部に縦糸を掛け
る状態を示す要部の側面図、第3図は同巻鉤の鉤
部に横糸を掛けた状態を示す要部の側面図、第4
図は同巻鉤の鉤部に縦糸と横糸とを掛け、縦糸の
張力が弱い時の要部の側面図、第5図は同じく縦
糸と横糸とを掛け、縦糸の張力が強い時の要部の
側面図、第6図は従来例の巻鉤で編網した網地を
編網方向のまま拡網した一部平面図、第7図は同
網地を仕上方向に緊張して拡網した平面図、第8
図〜第15図は本発明に係る実施例を示すもので
あつて、第8図は本発明に係る特殊結節用巻鉤の
正面図、第9図は同巻鉤の側面図、第10図は同
巻鉤における鉤部の第1実施例を拡大して示した
側面図、第11図は同じく鉤部の第2実施例の拡
大側面図、第12図は同じく鉤部の第3実施例の
拡大側面図、第13図は前記第1実施例の鉤部に
縦糸を掛ける状態を示す拡大側面図、第14図は
同鉤部に横糸を掛けた状態の拡大側面図、第15
図は同鉤部に縦糸と横糸を掛け巻鉤を元の位置ま
で回転して戻した状態の拡大側面図である。 1……巻鉤、2……軸、3……基部、4……鉤
部、5……回転軸、6……挿通孔、7……上面、
8……下面、9,9a……平坦部、10……鉤
先、11……縦糸、12……糸振、13……横
糸。
のであつて、第1図は従来例の巻鉤の要部のみを
示す側面図、第2図は同巻鉤の鉤部に縦糸を掛け
る状態を示す要部の側面図、第3図は同巻鉤の鉤
部に横糸を掛けた状態を示す要部の側面図、第4
図は同巻鉤の鉤部に縦糸と横糸とを掛け、縦糸の
張力が弱い時の要部の側面図、第5図は同じく縦
糸と横糸とを掛け、縦糸の張力が強い時の要部の
側面図、第6図は従来例の巻鉤で編網した網地を
編網方向のまま拡網した一部平面図、第7図は同
網地を仕上方向に緊張して拡網した平面図、第8
図〜第15図は本発明に係る実施例を示すもので
あつて、第8図は本発明に係る特殊結節用巻鉤の
正面図、第9図は同巻鉤の側面図、第10図は同
巻鉤における鉤部の第1実施例を拡大して示した
側面図、第11図は同じく鉤部の第2実施例の拡
大側面図、第12図は同じく鉤部の第3実施例の
拡大側面図、第13図は前記第1実施例の鉤部に
縦糸を掛ける状態を示す拡大側面図、第14図は
同鉤部に横糸を掛けた状態の拡大側面図、第15
図は同鉤部に縦糸と横糸を掛け巻鉤を元の位置ま
で回転して戻した状態の拡大側面図である。 1……巻鉤、2……軸、3……基部、4……鉤
部、5……回転軸、6……挿通孔、7……上面、
8……下面、9,9a……平坦部、10……鉤
先、11……縦糸、12……糸振、13……横
糸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 縦糸と横糸とを掛けて縦糸と横糸との両ルー
プを形成する巻鉤であつて、鉤部の付根を巻鉤の
回転中心に一致させると共に略直角方向に突出さ
せて設け、鉤部の付根の高さをHとし、鉤部の付
根から鉤先までの長さをLとした時に、H:L≒
1:1.3となるように形成し、鉤部の上面の鉤先
に向かう傾斜角度を15〜22゜の範囲にしたことを
特徴とする特殊結節用巻鉤。 2 鉤部の上面における付根部分に鉤部の付根か
ら鉤先までの長さに対して約1/3〜1/4の範囲にお
いて平坦部を形成したことを特徴とする前記1項
記載の特殊結節用巻鉤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10538283A JPS602763A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 特殊結節用巻鉤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10538283A JPS602763A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 特殊結節用巻鉤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS602763A JPS602763A (ja) | 1985-01-09 |
| JPH0367139B2 true JPH0367139B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=14406119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10538283A Granted JPS602763A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 特殊結節用巻鉤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602763A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5318617A (en) * | 1976-08-05 | 1978-02-21 | Inst Georojii Karerusukogo Fui | Apparatus for centrifugal casting of tube from melted silicate |
-
1983
- 1983-06-13 JP JP10538283A patent/JPS602763A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS602763A (ja) | 1985-01-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4226165A (en) | Fishing net | |
| US4774870A (en) | Knotting method for a netting | |
| US20230287609A1 (en) | Knitting tool | |
| JPH0367139B2 (ja) | ||
| US4139225A (en) | Method for making knot for fishing net | |
| JPH0262623B2 (ja) | ||
| JPS5942864Y2 (ja) | 網 | |
| JPS5942863Y2 (ja) | 網 | |
| JPS6245027Y2 (ja) | ||
| JPH01250455A (ja) | 漁網の製造方法 | |
| JP7734469B2 (ja) | 有結節編網における結節形成方法、その製造方法及び製造装置 | |
| JPS6131227B2 (ja) | ||
| KR960002920B1 (ko) | 섬유피복 고무사 및 그 제조방법 | |
| JPS6153456B2 (ja) | ||
| JPS6119852A (ja) | 有結節角目網及びその製造方法 | |
| JPS58214569A (ja) | 漁網の結節構造 | |
| JPH0366421B2 (ja) | ||
| JPS58710Y2 (ja) | 編み地 | |
| JPH0366420B2 (ja) | ||
| JPS6026104Y2 (ja) | たて編地によるすそ上げ用接着テ−プ | |
| JPS6031934B2 (ja) | 角目網の編網方法ならびに編網機 | |
| JPS5846145Y2 (ja) | 伸縮性ハイパイル地 | |
| JPS6225778B2 (ja) | ||
| JPS6051585B2 (ja) | 漁網の結節方法 | |
| JPS5944422B2 (ja) | 漁網の結節方法 |