JPH0367776B2 - - Google Patents
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- JPH0367776B2 JPH0367776B2 JP31354389A JP31354389A JPH0367776B2 JP H0367776 B2 JPH0367776 B2 JP H0367776B2 JP 31354389 A JP31354389 A JP 31354389A JP 31354389 A JP31354389 A JP 31354389A JP H0367776 B2 JPH0367776 B2 JP H0367776B2
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Description
積載の空調用ロータリー式圧縮機のローターやブ
レーキ制御用のロータリー式真空ポンプのロータ
ー等の製造方法に関するものである。
能向上の見地から小型化と軽量化が求められてい
る。このためこれらの機器に使用される部品につ
いても軽量化が求められている。自動車積載の空
調用ロータリー式圧縮機のローターやブレーキ制
御用のロータリー式真空ポンプのローターには、
従来は鉄系の焼結合金が多く使用されていた。近
年は軽量化の目的でアルミニウムを使用すること
が検討されている。
のローター51は例えば第5図に示すように、ベ
ーンが収納される溝部52と、該溝部52の底
に、応力集中係数を低下させる目的と、溝部の仕
上げ加工時の工具の逃げ部を形成し加工を容易に
する目的、及びベーンに背圧をかけてシール性を
向上させる目的で形成された円筒部53と、鋼製
シヤフトが圧入される軸穴部54とを有する。
トの圧入によつて引つ張り応力がかかつた状態と
なり、さらに圧縮機の運転時には、ローターから
飛び出した状態のベーンに気体の圧力が負荷とし
て使用するため、ベーン溝底部である円筒部53
には、矢印で示すような引つ張りの繰返し応力が
作用する。またこのような用途の圧縮機において
は、通常は気体状態の冷媒を圧縮するが、冷媒が
液化した状態で運転される場合もあり、その場合
には、非常に大きな衝撃応力がベーンを介してロ
ーターの溝底の円筒部53に作用する。また、圧
縮機を小型化するためには、ベーンの溝底円筒部
53を出来るだけローターの軸穴部54に近づけ
る必要があり、そうすることによつて溝底円筒部
53にかかる応力は更に高いものとなる。
ては、高強度で靭性の高い材質が必要である。と
ころが、ローター51は、溝部52を出入りする
ベーンと摺動し、さらに両端面では、サイドプレ
ートと摺動する。このため耐磨耗性と耐焼付性の
高い材料であることが必要である。
上含有した高ケイ素アルミニウム合金が適切であ
るが、鋳造方法によれば素材状態の形状を形成す
ることは容易であるが、ローターの溝底部にかか
る繰り返し応力や、液圧縮時の衝撃的な応力に耐
えることができない。このような材質で上記のよ
うな負荷応力に耐えるためには、鋳造欠陥がなく
且鍛造により鋳造組織を破壊した熱処理型の材質
とすることが不可欠である。
としては、従来は熱間押出方式が採用されてい
た。
ローター製造工程が使用された。
加熱されたコンテナ55の中に、350℃〜450℃に
加熱されたアルミニウム合金のビレツト56が挿
入され、ステム57によつてダイス58の方向に
加圧する。
相当するダイス穴59が設けられており、ビレツ
ト56はそのダイス穴59を通過することによつ
て、押出材60はローター素材の外輪郭形状を与
えられる。
トロークまで達して、押出を完了する。
及びステム57がダイス58から離れる方向に後
退しつつ、ビレツト56の残部をコンテナ55の
中より取り出す。
の残部を、ダイス58に近い部分において、丸鋸
61で切断する。
先端を引つ張ることによつてダイス58から引き
外す。
が得られる利点がある。
生ずるため、寸法精度が悪くなり仕上加工時の
歩留が低くなる。
にベーンが収納される溝部の部分でこわれやす
い。
できないため、押出材にカジリやムシレを生じ
る。仕上げ加工時の加工基準となる外周部にカ
ジリやムシレがあると、加工軸が偏心し、ベー
ンを収納する溝部との位置精度が確保出来な
い。また溝底部に発生したカジリ傷やムシレ
は、使用時に応力が負荷される時に切り欠きと
して作用し、耐久性を低下させる。
必要であるため、設備が大型となり高額なもの
となる。
非常に低速でなければ押出材にクラツクが発生
する。このため高額の設備でありながら生産性
が極めて低く、得られるローター素材のコスト
は非常に高いものとなる。
よる寸法精度や、表面傷、加工歩留、ダイス寿命
の欠点を改善し、ベーン収納部の溝底部にかかる
繰返し応力や、液圧縮時の衝撃的な応力に耐えさ
せるため、少なくともベーン収納部の溝底部近傍
の組織を鍛造による塑性流動によつて強化した状
態のアルミニウム合金製ローター素材を、低コス
トで製造する方法を提供することを課題としてい
る。
を有するアルミニウム合金製ローターの製造方法
において、ダイス穴の軸方向に垂直な断面をコン
テナ内の軸方向に垂直な断面に対し減少させるか
あるいは同じとし、互いに同軸上に配置されたダ
イスとコンテナを有する金型構造を用い、ブラン
クをコンテナ中に挿入し、該ブランクを前記ロー
ター素材の外輪郭形状を有しているダイスの穴の
中に加圧パンチによつて押し込み、ダイプレート
によりバツクアツプされる前記ダイス穴内のブラ
ンクを前記ダイプレート内のノツクアウトパンチ
によつてコンテナを通してノツクアウトして取り
出すことを特徴とするアルミニウム合金製ロータ
ーの製造方法により解決した。
し、ダイプレートによりバツクアツプされたダイ
スの穴の中に加圧パンチによつて押し込み、前記
ダイス穴内に前記ブランクを充満し、前記ダイプ
レート内のノツクアウトパンチによつて前記ブラ
ンクをコンテナを通してノツクアウトして取り出
す。その際、ダイス穴の軸方向に垂直な断面をコ
ンテナ内の軸方向に垂直な断面に対して減少させ
るかあるいは同じとしているコンテナの内部から
同軸上のダイスの穴の中に加圧されることによ
り、ローター素材のベーン収納部の溝部近傍の組
織を塑性流動させて強化することができた。
する。
である円筒部3を配置した円周径D1=14.33mm、
円筒部3の内径d=4.5mm、ベーン溝2の巾t=
2.7mm、ベーン溝2の開口端部の円周方向の角度
間隔θ=72°である、車両積載の空調用ロータリ
ー式圧縮機のローター素材1の製造の例について
説明する。
ーター素材1の外周部に相当するダイス内円周部
6と、ベーン収納溝2に相当するフイン部7と、
ベーン溝底部3に相当する小円筒部8とが形成さ
れる。ダイス5は第2図及び第3図に示すように
第1図に示すローター素材1と同一の穴寸法にな
るように作成する。
を製造する金型構造を示すものであり、9はコン
テナであり、5は前記のダイスであり、それぞれ
図示しないヒーターによつて300℃〜400℃に加熱
保持されている。ダイス穴の軸方向に垂直な断面
をコンテナ内の軸方向に垂直な断面に対して減少
させるか実質的に同じとするが、ダイス5の穴部
の軸方向に垂直な断面に対するコンテナ9内の軸
方向に垂直な断面の比は1:1〜1:2となるこ
とが望ましい。1:1以下では、鍛造を完了した
ローター素材をコンテナを通してノツクアウトす
ることが多い。1:2以上では、大きな加圧力が
必要となり、ダイスへの負荷応力が大きくなり、
ダイスの寿命が短くなり、また潤滑切れを起こし
易い。
ともコンテナ9と同軸上に配置する。
し、ダイス5の穴部の軸方向に垂直な断面積とコ
ンテナ9の軸方向に垂直な断面積の比を1:1.1
とした。
トトツプ式の連続鋳造方法によつて製造された11
重量%(以下全て%は重量%を示す)Si、5%
Cu、0.6%Mg、0.3%Fe、0.8%Mn、残部が実質
的にAlよりなる材料を直径50mm、高さ45mmの鍛
造素材即ちブランクとした。このブランクを、一
例として、430℃に加熱し、コンテナ温度430℃、
ダイス温度400℃の条件で第4図に示す工程のよ
うに熱間鍛造した、鍛造時の最高圧力は15Tonで
あつた。
部7とその先端の小円筒部8とそれぞれ完全に接
触する構造としている。
ンチ11が設けられており、鍛造の完了したロー
ター素材1を図の上方向にノツクアウトするよう
になつている。また上部には、加圧パンチ12
が、図示しないプラテンに取り付けられている。
れる。
で350℃〜450℃に加熱されたアルミニウム合金製
ブランク13が、コンテナ9の中に自動挿入され
た後、加圧パンチ12によつて鍛造が開始された
状態を示している。なお、コンテナ9及びダイス
5は、鍛造の前に黒鉛を主成分とする潤滑材を適
量スプレーして表面に薄い潤滑剤の被膜を設けて
ある。アルミニウム合金のブランク13には、無
潤滑でも良いが、同一の潤滑被膜を設けた場合の
方が焼付難くなり好ましい。
ク移動を完了した状態を示している。この状態
で、アルミニウム合金製のブランク13はダイス
5内においてほぼ密閉状態となり、所定の寸法に
仕上がる。また鍛造時には、アルミニウム合金の
ブランク13の寸法バラツキを考慮した対策が必
要である。油圧ブレスを使用する場合には、最高
荷重を設定して、ダイス5の破壊を防止すること
が望ましい。また機械的プレスの場合には、図示
のような突き当て方法でストロークを一定にする
ことが望ましい。
ブランク13を所定形状とした後、加圧パンチ1
2を所定のストローク移動させコンテナ9から離
し、次にノツクアウトパンチ11によつて、鍛造
完了したブランク13即ちローター素材1をコン
テナ9より取り出す。
ければならないため、このようなダイプレートで
フイン部と及びその先端の小円筒部をバツクアツ
プすることが出来ない。そのためフイン部がダイ
ス内周部とつながる部分に大きな曲げ応力及び剪
断応力が押出時にかかり、ダイス寿命は著しく短
いものとなつてしまう。然るに、本発明では、ダ
イプレート10によるバツクアツプがあるため、
フイン部への曲げ応力及び剪断応力を著しく軽減
できダイス寿命を長くすることができる。
ぼ密閉した状態となるので、曲がりや捩じれ、反
りのない高い寸法精度のローター素材となる。
め、コンテナやダイスとブランクの摺動によつて
も傷やムシレが発生することを押さえることがで
きる。
を実施したが、加工不良の発生は皆無であつた。
径210mmの押出機で、最高加圧力2000Tonで同一
断面形状に押し出し、500個を完成加工したが、
加工不良率は20%であつた。またベーン溝底部の
傷は、ダイス潤滑効果のある押出初期の先端部を
除き連続的に発生していた。
合金のブランクを使用したが、高ケイ素を含有す
るアルミニウム合金粉末(17%Si−4%Cu−1
%Mg−5%Fe−残部Al)を熱間で圧縮成形して
作つたブランクであつてもローター素材を製造で
きることを確認した。
溝低部近傍の組織には、鍛造によつて塑性流動し
た部分が認められ強度や靭性が向上している。
け、ダイスを下部に配置したが、上下を逆にして
も良く、また横型の構造としても良い。
出方法で使用されるような大型の設備を必要とせ
ず小型の設備ですむ利点がある。また潤滑効果に
より、傷やムシレが発生しにくいので、高速で製
造できる利点がある。
よる製造に比較して、小型の設備で製造でき、寸
法精度や表面状況の優れたローター素材を製造す
ることが明確である。また前述の熱間押出方法で
は、押出材を通過させなければならないため、本
発明で可能なダイプレートでダイスのフイン部と
及びその先端の小円筒部をバツクアツプすること
が出来ない。そのためフイン部がダイス内周部と
つながる部分に大きな曲げ応力及び剪断応力が押
出時にかかり、ダイス寿命は著しく短いものとな
つていたが、本発明では、ダイプレートによるバ
ツクアツプがあるため、フイン部への曲げ応力を
著しく軽減でき、ダイス寿命を長くすることがで
きる。
のベーン収納部の溝部近傍の組織を塑性流動させ
ることで強化することができ、捩じれや曲がり、
反りの発生がなく、且つカジリ傷やムシレのない
ローター素材をダイス寿命が長く、小型の設備で
安価に製造することができる。
調用ロータリー式圧縮機のローターの一例を示す
平面図、第2図はダイスの平面図、第3図はダイ
スの側面図、第4図a〜cは本発明に係る製造方
法の過程を順次示す図、第5図は従来の自動車積
載の空調用ロータリー式圧縮機のローターの一例
の斜視図、第6図a〜eは従来の熱間押出方法の
製造過程を順次説明する断面図である。 1……ローター、2……ベーン溝、3……溝端
部、5……ダイス、9……コンテナ、10……ダ
イプレート、11……ノツクアウトパンチ、12
……加圧パンチ、13……ブランク。
Claims (1)
- 1 複数のベーン収納部を有するアルミニウム合
金製ローターの製造方法において、ダイス穴の軸
方向に垂直な断面をコンテナ内の軸方向に垂直な
断面に対し減少させるかあるいは実質的に同じと
し、互いに同軸上に配置されたダイスとコンテナ
を有する金型構造を用い、アルミニウム合金のブ
ランクをコンテナ内に挿入し、該ブランクを前記
ローター素材の外輪郭形状を有しているダイスの
穴の中に加圧パンチによつて押し込み、ダイプレ
ートによりバツクアツプされる前記ダイス穴内に
前記ブランクを充満し、前記ダイス穴内のブラン
クを前記ダイプレート内のノツクアウトパンチに
よつてコンテナを通してノツクアウトして取り出
すことを特徴とするアルミニウム合金製ローター
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31354389A JPH03165948A (ja) | 1989-08-29 | 1989-12-04 | アルミニウム合金製ローターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22030189 | 1989-08-29 | ||
| JP1-220301 | 1989-08-29 | ||
| JP31354389A JPH03165948A (ja) | 1989-08-29 | 1989-12-04 | アルミニウム合金製ローターの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03165948A JPH03165948A (ja) | 1991-07-17 |
| JPH0367776B2 true JPH0367776B2 (ja) | 1991-10-24 |
Family
ID=26523634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31354389A Granted JPH03165948A (ja) | 1989-08-29 | 1989-12-04 | アルミニウム合金製ローターの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03165948A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688154B2 (en) | 2001-07-19 | 2004-02-10 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Die for forging rotor, forge production system and forging method using the die, and rotor |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP31354389A patent/JPH03165948A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03165948A (ja) | 1991-07-17 |
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