JPH0368083B2 - - Google Patents
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- JPH0368083B2 JPH0368083B2 JP56111356A JP11135681A JPH0368083B2 JP H0368083 B2 JPH0368083 B2 JP H0368083B2 JP 56111356 A JP56111356 A JP 56111356A JP 11135681 A JP11135681 A JP 11135681A JP H0368083 B2 JPH0368083 B2 JP H0368083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten steel
- gas
- flow rate
- decarburization
- recirculation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/10—Handling in a vacuum
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
この発明は溶鋼の真空精錬方法に関し、なかで
も環流式真空処理いわゆるRH脱ガス法の改善、
とくに脱ガス処理中における脱炭の有効な促進を
図ろうとするものである。 鋼の高級化ならびにその需要の増加に伴ない
RH脱ガス処理には従来以上の脱ガス脱炭能が要
求され、併せて処理時間の短縮も強く要求される
ようになつた。 一般にRH脱ガスの反応サイトは、 (1) 真空槽内溶鋼自由表面 (2) 上昇管内ガス気泡表面 であるとされ、このうち脱炭反応については(1)の
真空槽内溶鋼自由表面の寄与率が大きく、およそ
全脱炭の70〜90%であるとされている。 そこで従来は、(1)の真空槽内溶鋼自由表面積を
増大させるという点に注目して溶鋼環流速度を増
大すべくアルゴンガスを代表例とする不活性気体
の吹込量の増加の外、環流管路口径の拡大や、該
管路数の増加により脱炭能を高め、その処理時間
の短縮をはかつてきた。しかし該真空槽つまり
RH脱ガス槽内の環流を司る上昇管内に供給する
環流用吹込ガスを増量すると、ある程度までは溶
鋼環流量および、槽内撹拌効果が増大するが、環
流量の増加傾向はしだいに鈍化して飽和状態に至
る。従来かような飽和傾向が生起する場合には、
前記環流用吹込ガスは、もはや脱炭反応の促進に
は十分な寄与がないばかりでなくとくに、飽和状
態を超えて環流用ガス吹込量を増すと吹抜け、そ
の他ガス偏流のため無益に逸出するガス量が増
し、かえつて環流量の低下をもたらすと考えられ
て、環流用吹込ガスは、前記飽和傾向が生起する
量をその吹込み上限量とし、その限度内で上昇管
中に供給をし、これによつて溶鋼の脱炭が行われ
ていたものである。 発明者らの経験によると、250トン程度のRH
脱ガス槽における溶鋼環流量と環流用吹込みガス
流量の関係につき、上昇管の口径をパラメータと
して第1図に示すが、従来タイプの口径300mmφ
では、溶鋼環流量が約30t/minで限界に達し、
またこの口径を400mmφおよび450mmφに拡大して
それぞれ約70t/minおよび約90t/minの飽和環
流量が得られる。 従つて第1図に明らかなように口径450mmφの
上昇管を用いるとき環流用吹込ガス流量が約
1800Nl/min以上において環流量はほぼ一定とな
り飽和するため従来1500〜1800Nl/minの範囲内
の環流量吹込ガス流量をもつてする操作での脱ガ
ス処理が一般に行なわれていたものである。 このようにして環流能力を拡大し、その環流量
を最大とすべく環流用吹込ガス量を溶鋼環流量の
飽和領域附近に設定して脱ガスを行う場合におい
て、とくにその処理時間延長を図つたとしても、
到達〔C〕はほぼ30ppm程度が限界であり、また
その処理時間の延長は直ちに処理中の温度降下を
甚しくして転炉出鋼温度を高くする必要を生じこ
れはとくに出鋼温度上昇に伴つて炉材原単位の増
加のみならず処理時間増により溶鋼供給面におい
て連鋳の安定操業を害するなど不利な問題を派生
する。 この発明は上記問題を解決してRH脱ガス槽に
おける脱ガス時の脱炭促進に効率のよい方法を提
供するもので、現状のRH脱ガス設備を変えるこ
となく、上昇管に供給する環流用吹込ガス流量を
とくに上掲の溶鋼環流量の飽和領域を超える量と
することによつて脱炭反応の著しい促進、脱ガス
時間の短縮が予期に反して実現されることの知見
に基づくものである。 この実験に用いたRH真空処理設備の要部を第
2図に示し、図中1は容量250トンの真空槽の底
壁への取付けフランジ、2は溶鋼の上昇流を導く
内径450mmφの浸潰管、3はその鉄心、4はその
耐火物であり、5はとくに4mmφの口径で浸潰管
2の下部内面16か所で開口する吹込み用細管羽
口、6はとくに20mmφの口径で浸潰管の下部中央
で上向きに開口する追加吹込み用ランスである。 発明者らは、RH真空処理による脱ガスの効率
を上げるべく種々の実験を行い、環流量の増加を
目指して、上昇管下降管とも口径の拡大による効
果の確認につとめた。実験の過程で、従来はじめ
にのべたように寄与の程度が極めて低いために殆
どかえりみられなかつた上昇管内に生成する吹込
ガス気泡の表面が、吹込ガス流量の如何により特
異の挙動を呈する意外な事実に着目したものであ
る。 このようにして環流用吹込ガス流量をして、溶
鋼環流量の飽和領域を超える吹込み量とし、とく
に上昇管内におけるガス気泡表面を増大させるこ
とにより次のような脱炭能の向上が実現された。 すなわち第3図に環流用吹込ガスの吹込み量
と、真空脱ガス処理15分後の到達C値を示した。
上昇管は口径450mmφにおいて図に示すように
1800Nl/minをこえる2000〜5000Nl/minの吹込
み量すなわち、溶鋼の環流量飽和領域を超えたガ
ス吹込みを行つてとくにすぐれた脱炭効果が示さ
れ、この脱炭は、溶鋼環流量の飽和領域を大きく
超えた5000Nl/minに達してはじめて飽和に至
る。 この結果は、上述した従来の考え方のもとには
到底予期され得なかつたところであり、例えばこ
の真空脱ガス槽の通常の吹込み量1800Nl/minの
場合は、リムド処理中の脱炭速度定数kは
0.158min-1なるが、この発明に従い溶鋼環流量飽
和領域を超える吹込み量として、3000Nl/minお
よび5000Nl/minの吹込みを行つた場合、kはそ
れぞれ0.203min-1、0.228min-1となり、おのおの
約1.3倍、1.4倍強の値となる。第1図につきのべ
た結果に従いいずれの場合も溶鋼環流量はほぼ同
程度であるため、真空脱ガス槽内における自由表
面からの脱炭速度も同等と考えると、従来の
1800Nl/min(環流飽和点)の場合、全脱炭量に
対する上昇管内Ar気泡表面のみの寄与率を従来
知られている最大に見積つて30%とすれば、
3000Nl/minの場合におけるその寄与率は45.5
%、または5000Nl/minの場合の寄与率は51.5%
にも達するのである。 ここにリムド中における脱炭反応は見掛上次の
1次反応として表わされ、これを上記計算の基礎
とした。 dc/dt=−k・t c:〔C〕分析値(%) k:見掛けの脱炭速度定数(min-1) t:反応時間(min) またここに脱炭速度定数は処理前〔C〕値すな
わち処理時間T=0のときの〔C〕値をCp、そし
てT時間後の〔C〕値をCTであらわして loCO/CT=−k・T の関係により求めることができる。 かくしてこの発明に従う上昇管内脱炭寄与率の
上記改善に及ぼす環流用吹込ガス流量の関係は、
第4図に示すとおりである。 すなわち、従来考えられていたように溶鋼環流
量の飽和領域を超える環流ガス吹込みは無駄であ
るのではなく、この発明に従い環流ガスを溶鋼環
流量の飽和領域を超えるような大流量にした場合
には、従来考えられていた以上に上昇管内のAr
気泡表面での脱炭が進行して脱ガス時の脱炭促進
がはたされていると考えられる。 従つて到達C値によつてガス吹込量を定めてガ
ス供給を行なえば所定処理時間内での脱炭操作が
可能となり、このガス供給量は上述、上昇管内の
Ar気泡表面における脱炭反応と推察されること
から、上昇管内断面積と吹込量の関係で表わすこ
とができ、従つて上記3000Nl/minは、ほぼ
1.8Nl/min・cm2、5000Nl/minはほぼ3.2Nl/
min・cm2として、一般のRH脱ガス処理時の上昇
管内環流用吹込ガス量として定めれば同様な効果
を得ることができる。 また、上例において環流用吹込ガスを
5000Nl/min程度で吹込むことにより〔C〕
10ppm台の極低炭素鋼を溶製することもでき、従
つてこの発明による脱炭促進は、5000Nl/min、
すなわち3.15Nl/min・cm2を、環流用吹込みガス
の吹込み量上限として、脱炭反応のより有効な促
進を図ることができる。 以下実施例についてのべる。 口径450mmφの浸漬管2の下縁部に溶鋼の環流
用吹込ガスの吹込みのため内径4mmで16孔をそな
える鋼管羽口5を設け、これよりArガスを
2000Nl/minで、一方浸漬管2の下部中央に内径
20mmφの耐火物被覆をもつランスを配置しこれよ
り、Arガスを1000Nl/minで、従つて都合
3000Nl/minの吹き込み、処理中の真空度は0.5
〜10torrの範囲内で行ない、脱炭を目的とするリ
ムド処理に15分、Al添加後の脱酸を目的とする
キルド処理に20分、合計35分の処理時間を要し
た。 以上の条件に伴う実験結果の一例は次の通りで
ある。
も環流式真空処理いわゆるRH脱ガス法の改善、
とくに脱ガス処理中における脱炭の有効な促進を
図ろうとするものである。 鋼の高級化ならびにその需要の増加に伴ない
RH脱ガス処理には従来以上の脱ガス脱炭能が要
求され、併せて処理時間の短縮も強く要求される
ようになつた。 一般にRH脱ガスの反応サイトは、 (1) 真空槽内溶鋼自由表面 (2) 上昇管内ガス気泡表面 であるとされ、このうち脱炭反応については(1)の
真空槽内溶鋼自由表面の寄与率が大きく、およそ
全脱炭の70〜90%であるとされている。 そこで従来は、(1)の真空槽内溶鋼自由表面積を
増大させるという点に注目して溶鋼環流速度を増
大すべくアルゴンガスを代表例とする不活性気体
の吹込量の増加の外、環流管路口径の拡大や、該
管路数の増加により脱炭能を高め、その処理時間
の短縮をはかつてきた。しかし該真空槽つまり
RH脱ガス槽内の環流を司る上昇管内に供給する
環流用吹込ガスを増量すると、ある程度までは溶
鋼環流量および、槽内撹拌効果が増大するが、環
流量の増加傾向はしだいに鈍化して飽和状態に至
る。従来かような飽和傾向が生起する場合には、
前記環流用吹込ガスは、もはや脱炭反応の促進に
は十分な寄与がないばかりでなくとくに、飽和状
態を超えて環流用ガス吹込量を増すと吹抜け、そ
の他ガス偏流のため無益に逸出するガス量が増
し、かえつて環流量の低下をもたらすと考えられ
て、環流用吹込ガスは、前記飽和傾向が生起する
量をその吹込み上限量とし、その限度内で上昇管
中に供給をし、これによつて溶鋼の脱炭が行われ
ていたものである。 発明者らの経験によると、250トン程度のRH
脱ガス槽における溶鋼環流量と環流用吹込みガス
流量の関係につき、上昇管の口径をパラメータと
して第1図に示すが、従来タイプの口径300mmφ
では、溶鋼環流量が約30t/minで限界に達し、
またこの口径を400mmφおよび450mmφに拡大して
それぞれ約70t/minおよび約90t/minの飽和環
流量が得られる。 従つて第1図に明らかなように口径450mmφの
上昇管を用いるとき環流用吹込ガス流量が約
1800Nl/min以上において環流量はほぼ一定とな
り飽和するため従来1500〜1800Nl/minの範囲内
の環流量吹込ガス流量をもつてする操作での脱ガ
ス処理が一般に行なわれていたものである。 このようにして環流能力を拡大し、その環流量
を最大とすべく環流用吹込ガス量を溶鋼環流量の
飽和領域附近に設定して脱ガスを行う場合におい
て、とくにその処理時間延長を図つたとしても、
到達〔C〕はほぼ30ppm程度が限界であり、また
その処理時間の延長は直ちに処理中の温度降下を
甚しくして転炉出鋼温度を高くする必要を生じこ
れはとくに出鋼温度上昇に伴つて炉材原単位の増
加のみならず処理時間増により溶鋼供給面におい
て連鋳の安定操業を害するなど不利な問題を派生
する。 この発明は上記問題を解決してRH脱ガス槽に
おける脱ガス時の脱炭促進に効率のよい方法を提
供するもので、現状のRH脱ガス設備を変えるこ
となく、上昇管に供給する環流用吹込ガス流量を
とくに上掲の溶鋼環流量の飽和領域を超える量と
することによつて脱炭反応の著しい促進、脱ガス
時間の短縮が予期に反して実現されることの知見
に基づくものである。 この実験に用いたRH真空処理設備の要部を第
2図に示し、図中1は容量250トンの真空槽の底
壁への取付けフランジ、2は溶鋼の上昇流を導く
内径450mmφの浸潰管、3はその鉄心、4はその
耐火物であり、5はとくに4mmφの口径で浸潰管
2の下部内面16か所で開口する吹込み用細管羽
口、6はとくに20mmφの口径で浸潰管の下部中央
で上向きに開口する追加吹込み用ランスである。 発明者らは、RH真空処理による脱ガスの効率
を上げるべく種々の実験を行い、環流量の増加を
目指して、上昇管下降管とも口径の拡大による効
果の確認につとめた。実験の過程で、従来はじめ
にのべたように寄与の程度が極めて低いために殆
どかえりみられなかつた上昇管内に生成する吹込
ガス気泡の表面が、吹込ガス流量の如何により特
異の挙動を呈する意外な事実に着目したものであ
る。 このようにして環流用吹込ガス流量をして、溶
鋼環流量の飽和領域を超える吹込み量とし、とく
に上昇管内におけるガス気泡表面を増大させるこ
とにより次のような脱炭能の向上が実現された。 すなわち第3図に環流用吹込ガスの吹込み量
と、真空脱ガス処理15分後の到達C値を示した。
上昇管は口径450mmφにおいて図に示すように
1800Nl/minをこえる2000〜5000Nl/minの吹込
み量すなわち、溶鋼の環流量飽和領域を超えたガ
ス吹込みを行つてとくにすぐれた脱炭効果が示さ
れ、この脱炭は、溶鋼環流量の飽和領域を大きく
超えた5000Nl/minに達してはじめて飽和に至
る。 この結果は、上述した従来の考え方のもとには
到底予期され得なかつたところであり、例えばこ
の真空脱ガス槽の通常の吹込み量1800Nl/minの
場合は、リムド処理中の脱炭速度定数kは
0.158min-1なるが、この発明に従い溶鋼環流量飽
和領域を超える吹込み量として、3000Nl/minお
よび5000Nl/minの吹込みを行つた場合、kはそ
れぞれ0.203min-1、0.228min-1となり、おのおの
約1.3倍、1.4倍強の値となる。第1図につきのべ
た結果に従いいずれの場合も溶鋼環流量はほぼ同
程度であるため、真空脱ガス槽内における自由表
面からの脱炭速度も同等と考えると、従来の
1800Nl/min(環流飽和点)の場合、全脱炭量に
対する上昇管内Ar気泡表面のみの寄与率を従来
知られている最大に見積つて30%とすれば、
3000Nl/minの場合におけるその寄与率は45.5
%、または5000Nl/minの場合の寄与率は51.5%
にも達するのである。 ここにリムド中における脱炭反応は見掛上次の
1次反応として表わされ、これを上記計算の基礎
とした。 dc/dt=−k・t c:〔C〕分析値(%) k:見掛けの脱炭速度定数(min-1) t:反応時間(min) またここに脱炭速度定数は処理前〔C〕値すな
わち処理時間T=0のときの〔C〕値をCp、そし
てT時間後の〔C〕値をCTであらわして loCO/CT=−k・T の関係により求めることができる。 かくしてこの発明に従う上昇管内脱炭寄与率の
上記改善に及ぼす環流用吹込ガス流量の関係は、
第4図に示すとおりである。 すなわち、従来考えられていたように溶鋼環流
量の飽和領域を超える環流ガス吹込みは無駄であ
るのではなく、この発明に従い環流ガスを溶鋼環
流量の飽和領域を超えるような大流量にした場合
には、従来考えられていた以上に上昇管内のAr
気泡表面での脱炭が進行して脱ガス時の脱炭促進
がはたされていると考えられる。 従つて到達C値によつてガス吹込量を定めてガ
ス供給を行なえば所定処理時間内での脱炭操作が
可能となり、このガス供給量は上述、上昇管内の
Ar気泡表面における脱炭反応と推察されること
から、上昇管内断面積と吹込量の関係で表わすこ
とができ、従つて上記3000Nl/minは、ほぼ
1.8Nl/min・cm2、5000Nl/minはほぼ3.2Nl/
min・cm2として、一般のRH脱ガス処理時の上昇
管内環流用吹込ガス量として定めれば同様な効果
を得ることができる。 また、上例において環流用吹込ガスを
5000Nl/min程度で吹込むことにより〔C〕
10ppm台の極低炭素鋼を溶製することもでき、従
つてこの発明による脱炭促進は、5000Nl/min、
すなわち3.15Nl/min・cm2を、環流用吹込みガス
の吹込み量上限として、脱炭反応のより有効な促
進を図ることができる。 以下実施例についてのべる。 口径450mmφの浸漬管2の下縁部に溶鋼の環流
用吹込ガスの吹込みのため内径4mmで16孔をそな
える鋼管羽口5を設け、これよりArガスを
2000Nl/minで、一方浸漬管2の下部中央に内径
20mmφの耐火物被覆をもつランスを配置しこれよ
り、Arガスを1000Nl/minで、従つて都合
3000Nl/minの吹き込み、処理中の真空度は0.5
〜10torrの範囲内で行ない、脱炭を目的とするリ
ムド処理に15分、Al添加後の脱酸を目的とする
キルド処理に20分、合計35分の処理時間を要し
た。 以上の条件に伴う実験結果の一例は次の通りで
ある。
【表】
この発明は上記のように、従来の考え方とし
て、環流量を増大すること、つまり環流用吹込ガ
ス流量の増加および浸漬管口径の拡大によつては
単に脱炭反応への寄与率の大部分を占める真空槽
内溶鋼自由表面の更新割合いを増大させることに
よる脱炭能の向上を目指すにすぎずこの場合現状
設備でたとえば浸漬管の口径が450mmφのときは
環流用吹込ガス流量が1800Nl/min以上で溶鋼の
環流量は一定となつて飽和量に達してしまい、真
空槽内溶鋼自由表面の増大は望まれ得なかつたと
ころにつき、とくに浸漬管内で溶鋼の上昇流を導
く吹込ガス気泡それ自体の表面における、全脱炭
素に占める脱炭寄与率の向上が、吹込みガス流量
の、溶鋼流量の飽和領域を超える増加により、有
効にもたらされることの新規知見に基いて、在来
の上記固定観念を打破して、単なる処理時間の延
長によるような不利はもちろん、それによる場合
の限界的な制限を伴うことなく、著しい脱炭能の
改善を遂げることができる。
て、環流量を増大すること、つまり環流用吹込ガ
ス流量の増加および浸漬管口径の拡大によつては
単に脱炭反応への寄与率の大部分を占める真空槽
内溶鋼自由表面の更新割合いを増大させることに
よる脱炭能の向上を目指すにすぎずこの場合現状
設備でたとえば浸漬管の口径が450mmφのときは
環流用吹込ガス流量が1800Nl/min以上で溶鋼の
環流量は一定となつて飽和量に達してしまい、真
空槽内溶鋼自由表面の増大は望まれ得なかつたと
ころにつき、とくに浸漬管内で溶鋼の上昇流を導
く吹込ガス気泡それ自体の表面における、全脱炭
素に占める脱炭寄与率の向上が、吹込みガス流量
の、溶鋼流量の飽和領域を超える増加により、有
効にもたらされることの新規知見に基いて、在来
の上記固定観念を打破して、単なる処理時間の延
長によるような不利はもちろん、それによる場合
の限界的な制限を伴うことなく、著しい脱炭能の
改善を遂げることができる。
第1図は溶鋼環流量の増加に及ぼす環流用吹込
ガス流量の影響を、該吹込みに供する浸漬管の口
径に従う環流量の飽和傾向について示したグラ
フ、第2図は、この発明に従う環流用ガス吹込み
に供する浸漬管の要部断面を示した説明図、第3
図は脱炭能に及ぼす環流用吹込ガス流量の影響を
示すグラフであり、第4図はこの発明による上昇
管内脱炭寄与率の、吹込ガス流量の増加による増
強効果を示すグラフである。
ガス流量の影響を、該吹込みに供する浸漬管の口
径に従う環流量の飽和傾向について示したグラ
フ、第2図は、この発明に従う環流用ガス吹込み
に供する浸漬管の要部断面を示した説明図、第3
図は脱炭能に及ぼす環流用吹込ガス流量の影響を
示すグラフであり、第4図はこの発明による上昇
管内脱炭寄与率の、吹込ガス流量の増加による増
強効果を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶鋼の浴面下に開口する複数の浸漬管と、こ
れら浸漬管と連通する真空槽をもつて、上記浸漬
管のうち少くとも1の浸漬管内に該溶鋼に対し事
実上不活性な気体を供給して該溶鋼の真空槽への
上昇流を導くとともに、残りの浸漬管を通して真
空槽からの下降流を導いた該真空槽内における溶
鋼の還流下に該溶鋼を連続して脱ガス処理するに
際し、溶鋼の上昇流を強いる上記気体を、上昇管
内断面積に対し1.8〜3.2Nl/min・cm2の吹込み量
で供給し、それによる溶鋼上昇流中の気泡表面に
おける脱炭反応を促進させることを特徴とする溶
鋼の真空精錬方法。 2 気体がアルゴンガスである特許請求の範囲第
1項に記載の溶鋼の真空精錬方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11135681A JPS5811721A (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溶鋼の真空精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11135681A JPS5811721A (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溶鋼の真空精錬方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5811721A JPS5811721A (ja) | 1983-01-22 |
| JPH0368083B2 true JPH0368083B2 (ja) | 1991-10-25 |
Family
ID=14559114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11135681A Granted JPS5811721A (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溶鋼の真空精錬方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5811721A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR8803185A (pt) * | 1987-06-29 | 1989-01-24 | Kawasaki Steel Co | Processo e aparelho para desgaseificacao de metal em fusao |
| JPS6479317A (en) * | 1987-06-29 | 1989-03-24 | Kawasaki Steel Co | Gas blowing method of reflux type degassing device |
| FR2712216B1 (fr) * | 1993-11-12 | 1996-02-09 | Lorraine Laminage | Plongeur d'une enceinte de traitement de décarburation sous vide d'acier et enceinte de décarburation sous vide munie d'un tel plongeur. |
| DE19815298C2 (de) * | 1998-04-06 | 2000-05-31 | Thyssenkrupp Stahl Ag | Verfahren zur Reduzierung des Kohlenstoffgehalts einer Stahlschmelze |
| KR100398379B1 (ko) * | 1998-10-20 | 2003-12-18 | 주식회사 포스코 | 진공탈가스설비에의한용강의탈탄방법 |
| JP4806863B2 (ja) * | 2001-06-13 | 2011-11-02 | Jfeスチール株式会社 | Rh真空脱ガス装置における溶鋼の精錬方法 |
| JP2007031807A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Jfe Steel Kk | 極低炭素鋼の溶製方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS525614A (en) * | 1975-07-02 | 1977-01-17 | Kawasaki Steel Corp | Production process of steel of extremely low carbocontent |
| JPS54118318A (en) * | 1978-03-07 | 1979-09-13 | Daido Steel Co Ltd | Ricirculating type vacuum degassing method of molten steel |
-
1981
- 1981-07-16 JP JP11135681A patent/JPS5811721A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5811721A (ja) | 1983-01-22 |
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