JPH036876Y2 - - Google Patents
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- JPH036876Y2 JPH036876Y2 JP1985042133U JP4213385U JPH036876Y2 JP H036876 Y2 JPH036876 Y2 JP H036876Y2 JP 1985042133 U JP1985042133 U JP 1985042133U JP 4213385 U JP4213385 U JP 4213385U JP H036876 Y2 JPH036876 Y2 JP H036876Y2
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- Japan
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- pressure reducing
- reducing body
- suction
- pressure
- refrigerant
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は容積形圧縮機、詳しくは、容積形の圧
縮要素をもち、該圧縮要素に内通路を介して連通
する吸入管を接続してなる容積形圧縮機で、主と
して冷媒の圧縮に用いられるものに関する。
縮要素をもち、該圧縮要素に内通路を介して連通
する吸入管を接続してなる容積形圧縮機で、主と
して冷媒の圧縮に用いられるものに関する。
(従来技術)
一般に、冷媒圧縮用の容積形圧縮機において
は、起動時などの液バツク時に、圧縮要素で異常
高圧が発生するのを防止するために、様々な対策
が講じられている。
は、起動時などの液バツク時に、圧縮要素で異常
高圧が発生するのを防止するために、様々な対策
が講じられている。
この対策の1つとしては、実開昭53−134163号
公報に記載され、また、第6図に示すように、前
記圧縮機(図示せず)の吸入ガス管51にオリフ
イス52を設けると共に、該オリフイス52の前
後の差圧を検出する差圧検出器53を設けて、液
冷媒が前記オリフイス52を通過すると、前記差
圧がガス冷媒通過時に比して著しく大きくなる点
に着目して、液バツクを検出し、圧縮機を停止で
きるようにしたものが提案されている。尚、第6
図中、Xは増幅器、Yは圧縮機を発停制御する制
御器である。
公報に記載され、また、第6図に示すように、前
記圧縮機(図示せず)の吸入ガス管51にオリフ
イス52を設けると共に、該オリフイス52の前
後の差圧を検出する差圧検出器53を設けて、液
冷媒が前記オリフイス52を通過すると、前記差
圧がガス冷媒通過時に比して著しく大きくなる点
に着目して、液バツクを検出し、圧縮機を停止で
きるようにしたものが提案されている。尚、第6
図中、Xは増幅器、Yは圧縮機を発停制御する制
御器である。
また、他の対策としては、実公昭43−3167号公
報に記載され、第7図に示すように、圧縮機のケ
ーシング54内に形成する、吸入管接続口55か
らシリンダ56に至る吸入通路57に、駆動用モ
ータ58の駆動軸59に固設された羽根車60を
設け、吸入冷媒を実線矢印イで示すごとく、前記
羽根車60内の通路61を通過させて前記シリン
ダ55に吸入させることにより、前記羽根車59
で吸入冷媒中の液冷媒を遠心分離するようにした
ものが提案されている。
報に記載され、第7図に示すように、圧縮機のケ
ーシング54内に形成する、吸入管接続口55か
らシリンダ56に至る吸入通路57に、駆動用モ
ータ58の駆動軸59に固設された羽根車60を
設け、吸入冷媒を実線矢印イで示すごとく、前記
羽根車60内の通路61を通過させて前記シリン
ダ55に吸入させることにより、前記羽根車59
で吸入冷媒中の液冷媒を遠心分離するようにした
ものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、第6図に示したものは、液バツクを
検出する毎に圧縮機を停止させるので、圧縮機の
継続運転ができなくなる不具合があるし、しか
も、差圧検出器53の感度及び、液バツク検出か
ら圧縮機の停止までの応答性の問題のために、液
圧縮を確実に防止することが困難であつたのであ
る。更に、前記検出器53、増幅器Xなどが必要
で全体に製造コストが高くつく問題もあつたので
ある。
検出する毎に圧縮機を停止させるので、圧縮機の
継続運転ができなくなる不具合があるし、しか
も、差圧検出器53の感度及び、液バツク検出か
ら圧縮機の停止までの応答性の問題のために、液
圧縮を確実に防止することが困難であつたのであ
る。更に、前記検出器53、増幅器Xなどが必要
で全体に製造コストが高くつく問題もあつたので
ある。
また、第7図に示したものは、第6図に示した
ものと相違して継続運転をしながら、液圧縮を防
止することが可能であるが、複雑な構造の前記羽
根車60を必要とし、しかも、この羽根車60を
前記駆動軸59に固設しなければならないので、
全体に構造が複雑化し、かつ、組立作業も煩雑と
なり、第6図に示したものと同様に製造コストが
高くなる問題があつた。
ものと相違して継続運転をしながら、液圧縮を防
止することが可能であるが、複雑な構造の前記羽
根車60を必要とし、しかも、この羽根車60を
前記駆動軸59に固設しなければならないので、
全体に構造が複雑化し、かつ、組立作業も煩雑と
なり、第6図に示したものと同様に製造コストが
高くなる問題があつた。
しかして、本考案の目的は、圧縮要素の吸入側
に減圧構造を設け、かつ、この減圧構造を工夫し
て、 簡単な構造でありながら、 液バツク時に吸入冷媒の液容積比率(吸入冷
媒中の液冷媒の体積比)をむらなく均一に確実
に低下させて、この液バツク時に圧縮要素で過
大な圧力(異常高圧)が発生するのを抑制でき
るようにし、かつ、 このように異常高圧を抑制できながら、しか
も、圧縮要素の吸入側に前記減圧構造を設けた
ことにより生ずる、通常運転時における吸入抵
抗の増大を抑制できるようにする点にある。
に減圧構造を設け、かつ、この減圧構造を工夫し
て、 簡単な構造でありながら、 液バツク時に吸入冷媒の液容積比率(吸入冷
媒中の液冷媒の体積比)をむらなく均一に確実
に低下させて、この液バツク時に圧縮要素で過
大な圧力(異常高圧)が発生するのを抑制でき
るようにし、かつ、 このように異常高圧を抑制できながら、しか
も、圧縮要素の吸入側に前記減圧構造を設けた
ことにより生ずる、通常運転時における吸入抵
抗の増大を抑制できるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段)
しかして、本考案の構成を第1図を基に説明す
ると、容積形の圧縮要素をもち、該圧縮要素に内
通路7を介して連通する吸入管5を接続してなる
圧縮機において、前記内通路7と前記吸入管5と
からなる吸入通路Aに、多数の小孔をもつ第1減
圧体10を内装すると共に、前記第1減圧体10
に対し、前記圧縮要素の吸入口21側に、多数の
小孔12aを開口させた第2減圧体12を設ける
一方、前記第2減圧体12の開口率を、前記第1
減圧体10の開口率よりも小さくし、かつ、前記
第1減圧体10と第2減圧体12との間隔を前記
第1減圧体10で発生した気泡が分散でき、か
つ、前記気泡が再融合しない所定間隔としている
のである。
ると、容積形の圧縮要素をもち、該圧縮要素に内
通路7を介して連通する吸入管5を接続してなる
圧縮機において、前記内通路7と前記吸入管5と
からなる吸入通路Aに、多数の小孔をもつ第1減
圧体10を内装すると共に、前記第1減圧体10
に対し、前記圧縮要素の吸入口21側に、多数の
小孔12aを開口させた第2減圧体12を設ける
一方、前記第2減圧体12の開口率を、前記第1
減圧体10の開口率よりも小さくし、かつ、前記
第1減圧体10と第2減圧体12との間隔を前記
第1減圧体10で発生した気泡が分散でき、か
つ、前記気泡が再融合しない所定間隔としている
のである。
(作用)
起動時などの液バツク時、液相から成る吸入冷
媒はその全量がまず吸入通路A内に設けられた第
1減圧体10の小孔を通過し、その通過時にその
流通抵抗により減圧されて自己蒸発し、多数の気
泡が発生する。この多数の気泡は、自己蒸発され
なかつた残りの吸入冷媒に分散して、気泡混合
流、つまり二相流となるのである。また、第1減
圧体10に対する冷媒流通方向前方に第2減圧体
12が配設されているので、該第2減圧体12が
流通抵抗となり、前記吸入冷媒は前記各減圧体1
0,12間で渦流となり、このため、前記第1減
圧体10から流出した前記吸入冷媒は激しく撹拌
されて、該吸入冷媒に前記気泡が均一に分散され
る。
媒はその全量がまず吸入通路A内に設けられた第
1減圧体10の小孔を通過し、その通過時にその
流通抵抗により減圧されて自己蒸発し、多数の気
泡が発生する。この多数の気泡は、自己蒸発され
なかつた残りの吸入冷媒に分散して、気泡混合
流、つまり二相流となるのである。また、第1減
圧体10に対する冷媒流通方向前方に第2減圧体
12が配設されているので、該第2減圧体12が
流通抵抗となり、前記吸入冷媒は前記各減圧体1
0,12間で渦流となり、このため、前記第1減
圧体10から流出した前記吸入冷媒は激しく撹拌
されて、該吸入冷媒に前記気泡が均一に分散され
る。
更に、一般に二相流の場合、減圧体を通過する
ときの流通抵抗は液相のみの単相流に比較して数
倍となり、減圧量も大きくできることから、二相
流した前記吸入冷媒の全量を前記第2減圧体12
に通過させることにより、前記二相流による減圧
量の増大効果を利用して、この二相流における液
相の自己蒸発量を大きくできるのである。
ときの流通抵抗は液相のみの単相流に比較して数
倍となり、減圧量も大きくできることから、二相
流した前記吸入冷媒の全量を前記第2減圧体12
に通過させることにより、前記二相流による減圧
量の増大効果を利用して、この二相流における液
相の自己蒸発量を大きくできるのである。
しかし、前記第2減圧体12の開口率は、前記
第1減圧体10の開口率より小さくしているか
ら、一層流通抵抗が大きく、減圧量も大きくでき
るので、それだけ自己蒸発量を増大でき、前記吸
入冷媒の液容積率を、液圧縮による異常高圧が生
ずることのない所望の値(約20%)にまで減少で
き、異常高圧の発生を確実に抑制できるのであ
る。
第1減圧体10の開口率より小さくしているか
ら、一層流通抵抗が大きく、減圧量も大きくでき
るので、それだけ自己蒸発量を増大でき、前記吸
入冷媒の液容積率を、液圧縮による異常高圧が生
ずることのない所望の値(約20%)にまで減少で
き、異常高圧の発生を確実に抑制できるのであ
る。
また、この作用を、減圧構造として、同様に小
孔をもつ一つの減圧体を用いた場合(比較例)と
比較して説明すると、液バツク時における前記比
較例の流通抵抗と、本考案のものゝトータルの流
通抵抗とを同じ吸入抵抗となるように設定する
と、本考案の場合、前記第2減圧体における流通
抵抗を吸入冷媒を二相流とすることによる減圧量
増大効果を利用して、該抵抗を大きくしているの
で、通常運転時においては、前記吸入冷媒のガス
容積率が高くなり、その流通抵抗が液相のみの吸
入冷媒として比較しても遥かに小さくなるから
(約10分の1)、比較例と比較して本考案の方が、
通常運転時の吸入抵抗をはるかに小さく設定でき
るのである。つまり、前記各減圧体10,12に
おける圧力損失を小さくできるのである。
孔をもつ一つの減圧体を用いた場合(比較例)と
比較して説明すると、液バツク時における前記比
較例の流通抵抗と、本考案のものゝトータルの流
通抵抗とを同じ吸入抵抗となるように設定する
と、本考案の場合、前記第2減圧体における流通
抵抗を吸入冷媒を二相流とすることによる減圧量
増大効果を利用して、該抵抗を大きくしているの
で、通常運転時においては、前記吸入冷媒のガス
容積率が高くなり、その流通抵抗が液相のみの吸
入冷媒として比較しても遥かに小さくなるから
(約10分の1)、比較例と比較して本考案の方が、
通常運転時の吸入抵抗をはるかに小さく設定でき
るのである。つまり、前記各減圧体10,12に
おける圧力損失を小さくできるのである。
(実施例)
第1図に示すものは、本考案を適用したマルチ
ベーン形の容積形圧縮機である。
ベーン形の容積形圧縮機である。
第1図中、1はシリンダ室2をもつケーシング
である。前記シリンダ室2には、多数のベーン3
を出退自由に保持するロータ4が内装され、前記
ベーン3により画成される多数の圧縮空間20が
形成されている。また、前記ケーシング1には、
吸入管5を接続する第1接続口6と、該接続口6
と前記シリンダ室2の吸入口21とを連通させる
吸入側内通路7とを形成すると共に、同様にし
て、前記シリンダ室2の吐出口22側に、吐出側
内通路8と吐出管(図示せず)を接続する第2接
続口9とを形成している。
である。前記シリンダ室2には、多数のベーン3
を出退自由に保持するロータ4が内装され、前記
ベーン3により画成される多数の圧縮空間20が
形成されている。また、前記ケーシング1には、
吸入管5を接続する第1接続口6と、該接続口6
と前記シリンダ室2の吸入口21とを連通させる
吸入側内通路7とを形成すると共に、同様にし
て、前記シリンダ室2の吐出口22側に、吐出側
内通路8と吐出管(図示せず)を接続する第2接
続口9とを形成している。
また、前記吸入管5には、前記第1接続口6近
くに吸入フイルター10を内装するフイルター室
11を形成している。
くに吸入フイルター10を内装するフイルター室
11を形成している。
以下、前記吸入管5と前記内通路7とにより形
成される、前記シリンダ室2に至る通路を吸入通
路Aという。
成される、前記シリンダ室2に至る通路を吸入通
路Aという。
かくして、前記圧縮機は、前記ロータ4を前記
シリンダ室2内で矢印イ方向に回転させることに
よつて、前記吸入通路A、吸入口21を介して各
圧縮空間20に吸入冷媒を吸入し、この吸入冷媒
を前記ロータ4の回転に伴う前記圧縮空間20の
容積の減少により圧縮し、高圧となして前記吐出
口22から前記吐出側内通路8に吐出し、前記吐
出管へと排出するごとくなしている。
シリンダ室2内で矢印イ方向に回転させることに
よつて、前記吸入通路A、吸入口21を介して各
圧縮空間20に吸入冷媒を吸入し、この吸入冷媒
を前記ロータ4の回転に伴う前記圧縮空間20の
容積の減少により圧縮し、高圧となして前記吐出
口22から前記吐出側内通路8に吐出し、前記吐
出管へと排出するごとくなしている。
尚、ここにおいて、前記シリンダ室2及びロー
タ4が本考案における圧縮要素に対応するもので
ある。
タ4が本考案における圧縮要素に対応するもので
ある。
以上の如く構成する圧縮機において、前記吸入
フイルター10を本考案における第1減圧体(以
下、符号10で示す)として利用すると共に、前
記吸入通路Aにおける前記第1接続口6部分に、
多数の小孔12bを開口させた多孔板12を介設
し、この多孔板12を第2減圧体(以下、符号1
2で示す)として機能させるのである。
フイルター10を本考案における第1減圧体(以
下、符号10で示す)として利用すると共に、前
記吸入通路Aにおける前記第1接続口6部分に、
多数の小孔12bを開口させた多孔板12を介設
し、この多孔板12を第2減圧体(以下、符号1
2で示す)として機能させるのである。
以下、詳記する。
前記第1減圧体10は、第2図に拡大して示す
ように、網状シート13を円筒状になして、この
シート13に格子状の保護体14を被嵌すると共
に、これらシート13と保護体14との一端に、
流入口15aをもつ第1保持板15を嵌着すると
共に、他端に閉鎖状の第2保持板16を嵌着する
ごとくしている。そして、かく形成した第1減圧
体10を第1図に示すように、前記第1保持板1
5を前記フイルター室11の流入側端部に固定す
る一方、前記第2保持板16をばね17により弾
性的に支持して、前記フイルター室11に内装し
ている。尚、第1図では前記保護体14の図示を
省略している。
ように、網状シート13を円筒状になして、この
シート13に格子状の保護体14を被嵌すると共
に、これらシート13と保護体14との一端に、
流入口15aをもつ第1保持板15を嵌着すると
共に、他端に閉鎖状の第2保持板16を嵌着する
ごとくしている。そして、かく形成した第1減圧
体10を第1図に示すように、前記第1保持板1
5を前記フイルター室11の流入側端部に固定す
る一方、前記第2保持板16をばね17により弾
性的に支持して、前記フイルター室11に内装し
ている。尚、第1図では前記保護体14の図示を
省略している。
かくして、吸入冷媒は前記第1減圧体10を通
過する時に、具体的には、吸入冷媒が前記流入口
15aから流入して、前記シート13の小孔(網
目)を介して前記フイルター室11内に流出する
時に減圧されるのであり、液バツク時において
は、前記この減圧により前記吸入冷媒に、自己蒸
発による気泡が生じるのである。
過する時に、具体的には、吸入冷媒が前記流入口
15aから流入して、前記シート13の小孔(網
目)を介して前記フイルター室11内に流出する
時に減圧されるのであり、液バツク時において
は、前記この減圧により前記吸入冷媒に、自己蒸
発による気泡が生じるのである。
また、前記第2減圧体12は、第1,3図に示
す如く、円板12aに多数の小孔12bを万遍な
く形成すると共に、前記円板12aの外周部に環
状の固定部12cを形成しており、かくして、前
記固定部12cを前記第1接続口6における前記
ケーシング1と前記吸入管5とに挟持させること
により、前記第2減圧体12を前記吸入通路Aに
介設する如くしている。
す如く、円板12aに多数の小孔12bを万遍な
く形成すると共に、前記円板12aの外周部に環
状の固定部12cを形成しており、かくして、前
記固定部12cを前記第1接続口6における前記
ケーシング1と前記吸入管5とに挟持させること
により、前記第2減圧体12を前記吸入通路Aに
介設する如くしている。
かくして、前記第1減圧体10で減圧された吸
入冷媒が、前記第2減圧体12の前記小孔12b
を通過する時に更に減圧されるようにしている。
入冷媒が、前記第2減圧体12の前記小孔12b
を通過する時に更に減圧されるようにしている。
次に、前記各減圧体10,12の各開口率(小
孔の総面積/流通断面積)について述べると、こ
れら開口率は液バツク時に、第1、第2減圧体1
0,12通過後の吸入冷媒の液容積率が、異常高
圧を防止できる所望の値(例えば20%)となるよ
うに設定するのであるが、好ましくは前記第1減
圧体10の開口率に対して、第2減圧体12の開
口率を小さく設定するのである。この理由は、第
4図に模式的に示すように、第1減圧体10に対
して第2減圧体12の開口率を小さくする(換言
すると、流通抵抗が大きい)方が、通常運転時に
おける両減圧体10,12の合計の流通抵抗を所
定値とするとき、液バツク時に、まず第1減圧体
10で2相流とし、次に減圧体12の開口率が小
さいため第2減圧体で大きな減圧作用を得ること
により、圧縮機に吸入される冷媒の液容積率を小
さく、かつ、気泡の吸入冷媒中への分散を均一に
できるかららである。
孔の総面積/流通断面積)について述べると、こ
れら開口率は液バツク時に、第1、第2減圧体1
0,12通過後の吸入冷媒の液容積率が、異常高
圧を防止できる所望の値(例えば20%)となるよ
うに設定するのであるが、好ましくは前記第1減
圧体10の開口率に対して、第2減圧体12の開
口率を小さく設定するのである。この理由は、第
4図に模式的に示すように、第1減圧体10に対
して第2減圧体12の開口率を小さくする(換言
すると、流通抵抗が大きい)方が、通常運転時に
おける両減圧体10,12の合計の流通抵抗を所
定値とするとき、液バツク時に、まず第1減圧体
10で2相流とし、次に減圧体12の開口率が小
さいため第2減圧体で大きな減圧作用を得ること
により、圧縮機に吸入される冷媒の液容積率を小
さく、かつ、気泡の吸入冷媒中への分散を均一に
できるかららである。
尚、前記第1、第2減圧体10,12の各開口
率は吸入冷媒の流速、小孔の径などにより液バツ
ク時の異常高圧を防止できるように実験で確認し
て設計するのであるが、例えば、前者を50〜60%
程度、後者を40〜55%程度に各々設定するのであ
る。
率は吸入冷媒の流速、小孔の径などにより液バツ
ク時の異常高圧を防止できるように実験で確認し
て設計するのであるが、例えば、前者を50〜60%
程度、後者を40〜55%程度に各々設定するのであ
る。
また、前記第1減圧体10と第2減圧体12と
の間隔は、前記吸入通路Aの内径Dに対して
0.5D〜10Dとし、好ましくは1D〜3Dとするので
ある。この間隔は、前記第1減圧体10で発生し
た気泡が吸入冷媒中に均一に分散するために必要
な前記吸入冷媒の流通距離と、この流通距離が長
くなりすぎて流通過程で前記気泡が再融合してし
まい、分散状態がかえつて不均一となる不具合と
を考慮して定めるものである。
の間隔は、前記吸入通路Aの内径Dに対して
0.5D〜10Dとし、好ましくは1D〜3Dとするので
ある。この間隔は、前記第1減圧体10で発生し
た気泡が吸入冷媒中に均一に分散するために必要
な前記吸入冷媒の流通距離と、この流通距離が長
くなりすぎて流通過程で前記気泡が再融合してし
まい、分散状態がかえつて不均一となる不具合と
を考慮して定めるものである。
また、前記第2減圧体12の設ける位置は、該
減圧体12の通過後に吸入冷媒中の気泡が再融合
するのを極力さけるために、前記吸入口21に近
い箇所が好ましい。
減圧体12の通過後に吸入冷媒中の気泡が再融合
するのを極力さけるために、前記吸入口21に近
い箇所が好ましい。
以上の如く構成した前記圧縮機に凝縮器、膨張
機構、蒸発器(いずれも図示せず)を順次接続し
て運転を行つた場合の作用を以下説明する。
機構、蒸発器(いずれも図示せず)を順次接続し
て運転を行つた場合の作用を以下説明する。
まず、起動時に液バツクを生じた場合を説明す
る。
る。
前記蒸発器側から還流される吸入冷媒が液スラ
グ(液冷媒の塊)となつて、前記フイルター室1
1の前記第1減圧体(吸入フイルター)10内に
流入する。
グ(液冷媒の塊)となつて、前記フイルター室1
1の前記第1減圧体(吸入フイルター)10内に
流入する。
この吸入冷媒は前記第1減圧体10の前記網状
シート13を通過して前記フイルター室11に流
出するが、この時前記液スラグは前記シート13
内面に均一にいきわたり、その後前記シート13
の流通抵抗により減圧されて自己蒸発し、多数の
気泡を発生して2相流となる。
シート13を通過して前記フイルター室11に流
出するが、この時前記液スラグは前記シート13
内面に均一にいきわたり、その後前記シート13
の流通抵抗により減圧されて自己蒸発し、多数の
気泡を発生して2相流となる。
前記吸入冷媒は、前記第1減圧体10と第2減
圧体12との間の前記吸入通路Aにおいて渦流と
なり、前記第1減圧体10で発生した気泡は前記
吸入冷媒中にほぼ均一に分散される。
圧体12との間の前記吸入通路Aにおいて渦流と
なり、前記第1減圧体10で発生した気泡は前記
吸入冷媒中にほぼ均一に分散される。
更に、前記吸入冷媒は2相流となつて前記第2
減圧体12の小孔12bを通過し、該小孔12b
の内径の大きさや前記開口率の大きい割りに大き
く減圧されて、更に気泡を生じ、液容積率が所望
の値まで低下するのである。
減圧体12の小孔12bを通過し、該小孔12b
の内径の大きさや前記開口率の大きい割りに大き
く減圧されて、更に気泡を生じ、液容積率が所望
の値まで低下するのである。
しかも、前記第1、第2減圧体10,12間で
吸入冷媒に渦流を生じさせてほぼ均一な2相流に
したから、前記第2減圧体12の出口側において
もほぼ均一な2相流とすることができ、かくし
て、吸入冷媒の液容積率を所望の値まで低下させ
られるだけでなく、むらなく均一に低下させられ
るのである。
吸入冷媒に渦流を生じさせてほぼ均一な2相流に
したから、前記第2減圧体12の出口側において
もほぼ均一な2相流とすることができ、かくし
て、吸入冷媒の液容積率を所望の値まで低下させ
られるだけでなく、むらなく均一に低下させられ
るのである。
かくして、液バツク時に、液パツク(液冷媒の
閉じ込み現象)を防止でき、過大な高圧の発生を
確実に抑制することができるのである。
閉じ込み現象)を防止でき、過大な高圧の発生を
確実に抑制することができるのである。
第5図は液バツク時に、1つの前記圧縮空間で
生じる異常高圧に関し、従来と本実施例との比較
を示したもので、実線イは前記各減圧体を設けて
いない従来のものを示し、破線ロは本実施例のも
のを示している。これによれば、本実施例は従来
に比して、前記異常高圧を約4割程度小さくでき
るのである。
生じる異常高圧に関し、従来と本実施例との比較
を示したもので、実線イは前記各減圧体を設けて
いない従来のものを示し、破線ロは本実施例のも
のを示している。これによれば、本実施例は従来
に比して、前記異常高圧を約4割程度小さくでき
るのである。
また、通常運転時には、前記吸入通路Aにガス
冷媒が流通するのであり、この時に前記第1、第
2減圧体10,12が吸入抵抗となつて性能が従
来よりやゝ低下することとなるが、前記したごと
く前記減圧体を1個ではなく2個間隔をおいて設
けるようにし、第2番目の前記第2減圧体12に
二相流を通過させることにより、この二相流によ
る減圧量の増大効果を利用して、吸入冷媒を自己
蒸発させているので、通常運転時の前記第1、第
2減圧体10,12全体としての吸入抵抗を小さ
く設定できながら、液バツク時には所望の減圧量
が得られるようにすることができるのである。
冷媒が流通するのであり、この時に前記第1、第
2減圧体10,12が吸入抵抗となつて性能が従
来よりやゝ低下することとなるが、前記したごと
く前記減圧体を1個ではなく2個間隔をおいて設
けるようにし、第2番目の前記第2減圧体12に
二相流を通過させることにより、この二相流によ
る減圧量の増大効果を利用して、吸入冷媒を自己
蒸発させているので、通常運転時の前記第1、第
2減圧体10,12全体としての吸入抵抗を小さ
く設定できながら、液バツク時には所望の減圧量
が得られるようにすることができるのである。
尚、上記実施例においては、第1減圧体10と
して吸入フイルターを利用するようにしたが、別
に設けてもよい。また、減圧体は2個に限ること
なく3個以上間隔をおいて設けてもよい。また、
前記各減圧体10,12を設ける位置も、前記実
施例に限定されるものではなく、前記吸入通路A
における前記圧縮要素の近接部であればよい。
して吸入フイルターを利用するようにしたが、別
に設けてもよい。また、減圧体は2個に限ること
なく3個以上間隔をおいて設けてもよい。また、
前記各減圧体10,12を設ける位置も、前記実
施例に限定されるものではなく、前記吸入通路A
における前記圧縮要素の近接部であればよい。
更に、本考案を適用する容積形圧縮機は前記し
たマルチベーン形のものに限られることなく、レ
シプロ形、スクロール形など容積形圧縮機であれ
ばいずれのものにも適用できるものである。
たマルチベーン形のものに限られることなく、レ
シプロ形、スクロール形など容積形圧縮機であれ
ばいずれのものにも適用できるものである。
(考案の効果)
以上の如く本考案は、前記内通路7と前記吸入
管5とからなる吸入通路Aに、多数の小孔をもつ
第1減圧体10を内装すると共に、前記第1減圧
体10に対し、前記圧縮要素の吸入口21側に、
多数の小孔12aを開口させた第2減圧体12を
設ける一方、前記第2減圧体12の開口率を、前
記第1減圧体10の開口率よりも小さくし、か
つ、前記第1減圧体10と第2減圧体12との間
隔を前記第1減圧体10で発生した気泡が分散で
き、かつ、前記気泡が再融合しない所定間隔とし
たから、 液バツク時に、液相から成る吸入冷媒の全量
を前記各減圧体10,12に通過させ、該各減
圧体10,12による減圧と渦流発生作用、及
び二相流による減圧量の増大効果を利用するこ
とにより、吸入冷媒の液容積率が液圧縮による
異常高圧が生ずることのない所望の値まで確実
に減少させることができ、かくして異常高圧の
発生を確実に抑制できるのであり、その上、 二相流による減圧量の増大効果を利用してい
ることから、通常運転時の前記各減圧体10,
12における圧力損失を小さくできるのであ
る。
管5とからなる吸入通路Aに、多数の小孔をもつ
第1減圧体10を内装すると共に、前記第1減圧
体10に対し、前記圧縮要素の吸入口21側に、
多数の小孔12aを開口させた第2減圧体12を
設ける一方、前記第2減圧体12の開口率を、前
記第1減圧体10の開口率よりも小さくし、か
つ、前記第1減圧体10と第2減圧体12との間
隔を前記第1減圧体10で発生した気泡が分散で
き、かつ、前記気泡が再融合しない所定間隔とし
たから、 液バツク時に、液相から成る吸入冷媒の全量
を前記各減圧体10,12に通過させ、該各減
圧体10,12による減圧と渦流発生作用、及
び二相流による減圧量の増大効果を利用するこ
とにより、吸入冷媒の液容積率が液圧縮による
異常高圧が生ずることのない所望の値まで確実
に減少させることができ、かくして異常高圧の
発生を確実に抑制できるのであり、その上、 二相流による減圧量の増大効果を利用してい
ることから、通常運転時の前記各減圧体10,
12における圧力損失を小さくできるのであ
る。
しかも、前記各減圧体10,12は吸入通路
Aに設けるだけであるから、換言すると静止状
に設けるだけであるから、その構造が極めて簡
単なのであり、かつ、適用する圧縮機の能力、
また、運転条件が変更されても、前記各減圧体
10,12の前記小孔の内径、開口率などを変
更することによつて、容易に対応できるのであ
る。
Aに設けるだけであるから、換言すると静止状
に設けるだけであるから、その構造が極めて簡
単なのであり、かつ、適用する圧縮機の能力、
また、運転条件が変更されても、前記各減圧体
10,12の前記小孔の内径、開口率などを変
更することによつて、容易に対応できるのであ
る。
第1図〜第5図は本考案の実施例を示す図面
で、第1図は圧縮機全体を示す平面断面図、第2
図は第1減圧体を示す、一部を省略した拡大断面
図、第3図は第2減圧体を示す拡大正面図、第4
図は第1、第2減圧体の作用を説明するための模
式図、第5図は効果を説明するための説明図、第
6、第7図は従来技術を説明するための説明図で
ある。 2……シリンダ室、4……ロータ、5……吸入
管、7……吸入側内通路、10……第1減圧体
(吸入フイルター)、12……第2減圧体(多孔
板)、12a……第2減圧体の小孔。
で、第1図は圧縮機全体を示す平面断面図、第2
図は第1減圧体を示す、一部を省略した拡大断面
図、第3図は第2減圧体を示す拡大正面図、第4
図は第1、第2減圧体の作用を説明するための模
式図、第5図は効果を説明するための説明図、第
6、第7図は従来技術を説明するための説明図で
ある。 2……シリンダ室、4……ロータ、5……吸入
管、7……吸入側内通路、10……第1減圧体
(吸入フイルター)、12……第2減圧体(多孔
板)、12a……第2減圧体の小孔。
Claims (1)
- 容積形の圧縮要素をもち、該圧縮要素に内通路
7を介して連通する吸入管5を接続してなる圧縮
機において、前記内通路7と前記吸入管5とから
なる吸入通路Aに、多数の小孔をもつ第1減圧体
10を内装すると共に、前記第1減圧体10に対
し、前記圧縮要素の吸入口21側に、多数の小孔
12aを開口させた第2減圧体12を設ける一
方、前記第2減圧体12の開口率を、前記第1減
圧体10の開口率よりも小さくし、かつ、前記第
1減圧体10と第2減圧体12との間隔を前記第
1減圧体10で発生した気泡が分散でき、かつ、
前記気泡が再融合しない所定間隔としていること
を特徴とする容積形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985042133U JPH036876Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985042133U JPH036876Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61157185U JPS61157185U (ja) | 1986-09-29 |
| JPH036876Y2 true JPH036876Y2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=30552599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985042133U Expired JPH036876Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH036876Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-23 JP JP1985042133U patent/JPH036876Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61157185U (ja) | 1986-09-29 |
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