JPH0369623B2 - - Google Patents
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- JPH0369623B2 JPH0369623B2 JP59146033A JP14603384A JPH0369623B2 JP H0369623 B2 JPH0369623 B2 JP H0369623B2 JP 59146033 A JP59146033 A JP 59146033A JP 14603384 A JP14603384 A JP 14603384A JP H0369623 B2 JPH0369623 B2 JP H0369623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wire
- wire electrode
- arc
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/12—Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は消耗性のワイヤ電極(以下、単にワイ
ヤという)を用いたアーク溶接方法に関する。 [従来の技術] ワイヤを被溶接物(以下、母材という)に向け
て連続給送し、ワイヤと母材の間に溶接電圧を印
加して溶接アークを発生させて溶接を行なうアー
ク溶接方法においては、溶接を停止する場合、先
ずワイヤの送給を制動をかけて停止し、続いて溶
接電圧を遮断することが行なわれている。この
時、ワイヤの送給駆動が停止されても送給モータ
の慣性によりワイヤはわずかな長さだけ送出され
て、これが母材表面に形成されている溶融池に突
込んで溶着することがあつた。 ワイヤの母材へのこの溶着を防止するため、従
来溶接電圧の遮断をワイヤの送給停止より0.2〜
0.5(秒)遅れて行なうことにより突出した余分の
ワイヤを溶融させることが行なわれている(以
下、これを第1の従来技術という)。この第1の
従来技術では、ワイヤの送給速度の大小、溶接電
圧の大小およひワイヤ送給モータの特性により、
溶接電圧の遮断のワイヤ送給停止よりの遅延時間
の調整が必要であつた。したがつて、自動アーク
溶接装置において多数の母材を順次溶接する場
合、この第1の従来技術では、(1)1つの母材の溶
接より次の母材の溶接までの1工程の時間の短縮
を図るために溶接電圧の遮断の遅延時間を短くす
る場合やワイヤの送給モータの停止が緩慢になる
等の特性の変化に際して溶着が発生し易い、(2)こ
の溶着が発生した状態で次の母材へのトーチの移
動または次工程への母材の移動が行なわれると、
母材がワイヤに引つ張られて溶接装置およびその
周囲に配置されている設備を破損したり、母材の
変形、破損等の溶接不良を発生するという欠点が
あつた。 特開昭57−17381の特許請求の範囲第1項の発
明(以下、第2の従来技術という)は、溶接停止
に際し、ワイヤ送給の停止後、溶接電圧を遮断し
溶接アーク消弧後、ワイヤと母材の間に溶接電圧
を再び、所定時間印加することにより突出したワ
イヤを溶融せしめて、溶着を第1の従来技術より
も発生しにくくしたものである。この第2の従来
技術では、(1)溶接停止毎に、溶着のいかんに拘ら
ず再度、溶接電圧を印加するために、1工程の時
間の短縮ほ望めない、(2)溶接停止に際して溶接電
圧を遮断した時に溶着が発生していて、再度の溶
接電圧の印加においてワイヤが溶融できない場
合、第1の従来技術と同様の設備破損や溶接不良
が発生する、(3)この溶接電圧の印加においてワイ
ヤの溶融がトーチ近傍で発生した場合、溶融金属
が溶接電圧の遮断後にコンタクトチツプの穴(ワ
イヤを導く穴)に溶着してこの穴を塞いでしま
い、次の溶接時に母材とワイヤ(実際にはコンタ
クトチツプの先端)との間隔が広すぎるため溶接
電圧を印加しても溶接アークが点弧せず、ワイヤ
の送給ができない事態が発生するという欠点があ
つた。 同じ特開昭57−17381の特許請求の範囲第2項
の発明(以下、第3の従来技術という)は、溶着
の解除を主とするものであり、溶接停止に際し、
ワイヤ送給の停止後、溶接電圧を遮断し、溶接ア
ークを消弧後、ワイヤと母材の間の短絡を検査
し、短絡、つまり溶着の場合にのみワイヤと母材
の間に溶接電圧を再度、所定時間印加し、溶着し
たワイヤを溶断する方法である。この第3の従来
技術は、溶接停止で溶着でない場合は即座に次の
母材へのトーチの移動、あるいは次の工程への母
材の移動を行なうことができるので、第2の従来
技術に比較して無駄な時間を生じない。しかしな
がら、この第3の従来技術は、(1)再度の溶接電圧
の印加の際のワイヤ溶断がトーチ近傍で発生した
場合および上記溶着の解除を一度行なうと、ワイ
ヤが遮断できない場合に第2の従来技術と同様の
不具合が発生する、(2)上記溶着の解除を繰り返し
行なうと、ワイヤと母材の間以外、例えば、溶接
電源内やその周囲の設備、治工具、母材の干渉に
よる短絡事故が発生した場合、上記の溶着の解除
を永久的に行なうことになり、溶接電源の頻繁運
転により破損やトーチ周囲の破損が発生するとい
う欠点があつた。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、ワイヤを溶断した時の溶融金
属が溶接電圧の遮断後にコンタクトチツプの穴に
溶着することがなく、また溶着の解除を繰り返し
行なつても溶接電源の破損等を招くことなくワイ
ヤと母材の溶着を自動的に解除するアーク溶接方
法を提供することにある。 [課題を解決するための構成] 本発明のアーク溶接方法は、溶接停止に際し、
ワイヤ電極の送給を停止した後、溶接電圧を遮断
して溶接アークを消弧させる第1のステツプと、
被溶接物とワイヤ電極の間の短絡の有無を検査す
ることにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第2
のステツプと、第2のステツプにおいてワイヤ電
極の溶着が検出された場合、被溶接物とワイヤ電
極の間に溶接電圧を印加して溶着を解除するとと
もにワイヤ電極の送給を通常の溶接時よりも低速
で行ない、所定時間経過後にワイヤ電極の送給を
停止し、溶接電圧を遮断する第3のステツプと、
被溶接物とワイヤ電極の間の短絡の有無を検出す
ることにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第4
のステツプと、第4のステツプにおいてワイヤ電
極の溶着が検出されたら、第3のステツプの実行
回数を示すカウンタを更新する第5のステツプ
と、前記カウンタの値を検査し、第3のステツプ
が所定の回数(≧2)実行されていなければ第3
のステツプに戻り、所定の回数実行されたならば
溶接装置の動作を停止させる第6とステツプと、
第2および第4のステツプにおいて、ワイヤ電極
の溶着が検出されなかつた場合、次の溶接工程を
開始する第7のステツプとを有する。
ヤという)を用いたアーク溶接方法に関する。 [従来の技術] ワイヤを被溶接物(以下、母材という)に向け
て連続給送し、ワイヤと母材の間に溶接電圧を印
加して溶接アークを発生させて溶接を行なうアー
ク溶接方法においては、溶接を停止する場合、先
ずワイヤの送給を制動をかけて停止し、続いて溶
接電圧を遮断することが行なわれている。この
時、ワイヤの送給駆動が停止されても送給モータ
の慣性によりワイヤはわずかな長さだけ送出され
て、これが母材表面に形成されている溶融池に突
込んで溶着することがあつた。 ワイヤの母材へのこの溶着を防止するため、従
来溶接電圧の遮断をワイヤの送給停止より0.2〜
0.5(秒)遅れて行なうことにより突出した余分の
ワイヤを溶融させることが行なわれている(以
下、これを第1の従来技術という)。この第1の
従来技術では、ワイヤの送給速度の大小、溶接電
圧の大小およひワイヤ送給モータの特性により、
溶接電圧の遮断のワイヤ送給停止よりの遅延時間
の調整が必要であつた。したがつて、自動アーク
溶接装置において多数の母材を順次溶接する場
合、この第1の従来技術では、(1)1つの母材の溶
接より次の母材の溶接までの1工程の時間の短縮
を図るために溶接電圧の遮断の遅延時間を短くす
る場合やワイヤの送給モータの停止が緩慢になる
等の特性の変化に際して溶着が発生し易い、(2)こ
の溶着が発生した状態で次の母材へのトーチの移
動または次工程への母材の移動が行なわれると、
母材がワイヤに引つ張られて溶接装置およびその
周囲に配置されている設備を破損したり、母材の
変形、破損等の溶接不良を発生するという欠点が
あつた。 特開昭57−17381の特許請求の範囲第1項の発
明(以下、第2の従来技術という)は、溶接停止
に際し、ワイヤ送給の停止後、溶接電圧を遮断し
溶接アーク消弧後、ワイヤと母材の間に溶接電圧
を再び、所定時間印加することにより突出したワ
イヤを溶融せしめて、溶着を第1の従来技術より
も発生しにくくしたものである。この第2の従来
技術では、(1)溶接停止毎に、溶着のいかんに拘ら
ず再度、溶接電圧を印加するために、1工程の時
間の短縮ほ望めない、(2)溶接停止に際して溶接電
圧を遮断した時に溶着が発生していて、再度の溶
接電圧の印加においてワイヤが溶融できない場
合、第1の従来技術と同様の設備破損や溶接不良
が発生する、(3)この溶接電圧の印加においてワイ
ヤの溶融がトーチ近傍で発生した場合、溶融金属
が溶接電圧の遮断後にコンタクトチツプの穴(ワ
イヤを導く穴)に溶着してこの穴を塞いでしま
い、次の溶接時に母材とワイヤ(実際にはコンタ
クトチツプの先端)との間隔が広すぎるため溶接
電圧を印加しても溶接アークが点弧せず、ワイヤ
の送給ができない事態が発生するという欠点があ
つた。 同じ特開昭57−17381の特許請求の範囲第2項
の発明(以下、第3の従来技術という)は、溶着
の解除を主とするものであり、溶接停止に際し、
ワイヤ送給の停止後、溶接電圧を遮断し、溶接ア
ークを消弧後、ワイヤと母材の間の短絡を検査
し、短絡、つまり溶着の場合にのみワイヤと母材
の間に溶接電圧を再度、所定時間印加し、溶着し
たワイヤを溶断する方法である。この第3の従来
技術は、溶接停止で溶着でない場合は即座に次の
母材へのトーチの移動、あるいは次の工程への母
材の移動を行なうことができるので、第2の従来
技術に比較して無駄な時間を生じない。しかしな
がら、この第3の従来技術は、(1)再度の溶接電圧
の印加の際のワイヤ溶断がトーチ近傍で発生した
場合および上記溶着の解除を一度行なうと、ワイ
ヤが遮断できない場合に第2の従来技術と同様の
不具合が発生する、(2)上記溶着の解除を繰り返し
行なうと、ワイヤと母材の間以外、例えば、溶接
電源内やその周囲の設備、治工具、母材の干渉に
よる短絡事故が発生した場合、上記の溶着の解除
を永久的に行なうことになり、溶接電源の頻繁運
転により破損やトーチ周囲の破損が発生するとい
う欠点があつた。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、ワイヤを溶断した時の溶融金
属が溶接電圧の遮断後にコンタクトチツプの穴に
溶着することがなく、また溶着の解除を繰り返し
行なつても溶接電源の破損等を招くことなくワイ
ヤと母材の溶着を自動的に解除するアーク溶接方
法を提供することにある。 [課題を解決するための構成] 本発明のアーク溶接方法は、溶接停止に際し、
ワイヤ電極の送給を停止した後、溶接電圧を遮断
して溶接アークを消弧させる第1のステツプと、
被溶接物とワイヤ電極の間の短絡の有無を検査す
ることにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第2
のステツプと、第2のステツプにおいてワイヤ電
極の溶着が検出された場合、被溶接物とワイヤ電
極の間に溶接電圧を印加して溶着を解除するとと
もにワイヤ電極の送給を通常の溶接時よりも低速
で行ない、所定時間経過後にワイヤ電極の送給を
停止し、溶接電圧を遮断する第3のステツプと、
被溶接物とワイヤ電極の間の短絡の有無を検出す
ることにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第4
のステツプと、第4のステツプにおいてワイヤ電
極の溶着が検出されたら、第3のステツプの実行
回数を示すカウンタを更新する第5のステツプ
と、前記カウンタの値を検査し、第3のステツプ
が所定の回数(≧2)実行されていなければ第3
のステツプに戻り、所定の回数実行されたならば
溶接装置の動作を停止させる第6とステツプと、
第2および第4のステツプにおいて、ワイヤ電極
の溶着が検出されなかつた場合、次の溶接工程を
開始する第7のステツプとを有する。
ワイヤ電極の溶着解除後、ワイヤ電極は被溶接
物より離れるのではなく被溶接物の方へ進められ
(送給され)、すなわちワイヤ電極先端がコンタク
トチツプより離れるので、ワイヤ電極の溶融金属
がコンタクトチツプの穴に溶着することがなく、
また、ワイヤ電極先端と被溶接物間でも再度溶着
することなく溶断される。さらに、溶着解除動作
は最大でも所定の回数繰り返されるので溶接電源
の破損等を招くことがない。 [実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。 第1図は本発明のアーク溶接方法を適用したア
ーク溶接装置のブロツク図である。主制御装置1
は本発明のアーク溶接方法を実施するための心臓
部(CPU、ROM、RAM等で構成される)であ
る。また、図示しない入力装置から溶着解除動作
を実行するか否かの指令、溶接解除動作の回数、
溶接終了時の溶接電圧、ワイヤ送給速度等が主制
御装置1に入力される。ワイヤ送給制御装置2は
主制御装置1の指令信号S1により制御され、ワイ
ヤ送給モータ3を制御する。ワイヤ送給モータ3
は、その出力軸にワイヤ送給ローラ4が結合され
ており、このワイヤ送給ローラ4に挟持されたワ
イヤ5を母材6に向けて送給する。オフデイレイ
回路8は主制御装置1からの指令信号S1がローレ
ベルになることにより遅延動作を開始し、所定の
遅延時間T1経過後、ローレベルの信号S2を溶接
電源7に出力する。短絡検出回路9の入力端は溶
接電源7の出力側に接続され、その出力端は主制
御装置1に接続されている。第2図は溶接電源7
と短絡検出回路9の一実施例の回路図である。溶
接電源7は直流電源E1とこれに直列に接続され
たスイツチSW(サイリスタまたはリレー接点)
からなる。補助電源E2は直流電源E1と逆極性に
なるように並列に接続され、これに抵抗R1が直
列に接続されている。ダイオードD、抵抗R2、
コンデンサCの直列回路が補助電源E2と抵抗R1
の直列回路に並列に接続されている。抵抗R3と
R4の直列回路がコンデンサCに並列に接続され、
抵抗R3,R4の接続点にトランジスタTRのベース
が接続されている。ワイヤ5と母材6が離れてい
る場合は、補助電源E2の出力は抵抗R1、ダイオ
ードD、抵抗R2を介してコンデンサCを充電し
た後トランジスタTRをオンにするので短絡検出
回路9の出力S3はローレベルになり、密着してい
る場合は抵抗R1の電圧降下が大きくトランジス
タTRはオフであるから短絡検出回路9の出力S3
はハイレベルになる。 次に、本実施例のアーク溶接装置の動作につい
て説明する。 (1) 溶接開始時 主制御装置1の指令信号S1がハイレベルにな
ると、ワイヤ送給制御装置2が起動されると同
時にオフデイレイ回路8が起動される。したが
つて、ワイヤ送給モータ3が起動されてワイヤ
送給ローラ4が回転し、ワイヤ5が母材6に向
けて送給されるとともに、オフデイレイ回路8
のハイレベルの出力信号S2が溶接電源7に入力
し、溶接電源7から溶接電圧がワイヤ5と母材
6に印加されるのでアーク10が発生し溶接が
開始される。 (2) 溶接停止時 溶接停止時の動作を第3図のフローチヤート
を参照しながら説明する。 主制御装置1の指令信号S1がローレベルにな
ると、ワイヤ送給制御装置2は直ちに停止して
ワイヤ送給モータ3の回転、したがつてワイヤ
5の送給が停止される(ステツプ101)。指令信
号S1がローレベルになつてから遅延時間T1経
過後オフデイレイ回路8の出力信号S2はローレ
ベルになり、これが溶接電源7に入力して溶接
電圧が遮断される(ステツプ102)。次に、短絡
検出回路9によりワイヤ5と母材10の短絡、
つまり溶着の有無を検出するが(ステツプ
103)、溶接電源7、ワイヤ5、母材6と相互間
の接続ケーブル及びアークによつて形成される
回路の切断時の過渡現象による溶着の有無の誤
検出を防止するため所定の時間経過後に溶着の
検出を行なう(ステツプ103)。ここで溶着なし
と判断された場合は、母材6もしくはトーチの
移動をすべく次のステツプへ制御が移る。溶着
と判断された場合、溶着解除動作を実行するか
否かの判定をする(ステツプ104)。実行しない
場合には本溶接装置の動作を全て停止する(ス
テツプ115)。実行する場合には、先ず、溶着解
除動作の実行回数を不図示の入力装置から入力
しループカウンタへセツト(予めセツトしても
よい)する(ステツプ105)。この値は固定値で
もよいが頻繁な溶接電圧の印加/遮断により溶
接電源7へ支障をきたさない範囲内の繰り返し
回数であるべきである。次に、指令信号S1をハ
イレベルにして溶接電圧を印加し(ステツプ
106)、ワイヤ5の送給を開始する(ステツプ
107)。この際のワイヤ5の送給速度は通常の溶
接時のそれと比して低速である。これはワイヤ
5の溶断がトーチ近傍で発生した場合に溶融金
属の凝固によりコンタクトチツプの穴11を塞
がないようにするために、ワイヤ5の溶融部分
をトーチより離すためであり、また溶断できな
い場合にワイヤ5の送給によつて母材6とトー
チにワイヤ5によつて過大な応力がかからない
ようにするためである。次にワイヤ5が溶断さ
れるであろう時間待ちを行なう(ステツプ
108)。なお、この待ち時間、上記の印加する溶
接電圧とワイヤ送給速度は、溶接電源7の特
性、ワイヤ5の径、母材6の質等によつて最適
値が異なるため本実施例では可変としている。
所定時間経過誤、指令信号S1をローレベルにし
てワイヤ5の送給を停止し(ステツプ109)、溶
接電圧を遮断する(ステツプ110)。次に、上記
過渡現象による溶着の誤検出を避けるため前と
同様に所定時間経過後に短絡検出回路9により
溶着の検出を行なう(ステツプ111)。ここで溶
着なしと判断されれば、つまりワイヤ5が溶断
できたならば前と同様に次のステツプへ制御が
移る。溶着と判断された場合、ループカウンタ
を1減少させる(ステツプ112)。次に、ループ
カウンタが0が否か判定し(ステツプ113)、0
でなければステツプ106へ戻り、前述の溶着解
除の動作を繰り返す。ループカウンタが0、す
なわち溶着解除の動作を所定回数、繰り返した
にも拘らず溶着を解除できなかつた場合は、溶
着電源7内やその周囲の設備、治工具、母材6
の干渉により短絡事故発生している場合であ
り、この場合、警報を出力し(ステツプ114)、
本溶接装置の全動作を停止する(ステツプ
115)。これにより、操作者は短絡事故の復旧を
早急かつ完全に行なうことができる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明は、ワイヤ電極の溶
着後、ワイヤ電極を被溶接物の方へ進め、かつ溶
着解除動作を最大で所定回数繰り返すことによ
り、ワイヤ溶着を解除するとともに、ワイヤ電極
の溶融金属がコンタクトチツプの穴に溶着するの
を防ぐことができまた、短絡事故発生に際して
も、溶接電源等の破損を招くことなく良好な溶接
作業を行なうことができる。
物より離れるのではなく被溶接物の方へ進められ
(送給され)、すなわちワイヤ電極先端がコンタク
トチツプより離れるので、ワイヤ電極の溶融金属
がコンタクトチツプの穴に溶着することがなく、
また、ワイヤ電極先端と被溶接物間でも再度溶着
することなく溶断される。さらに、溶着解除動作
は最大でも所定の回数繰り返されるので溶接電源
の破損等を招くことがない。 [実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。 第1図は本発明のアーク溶接方法を適用したア
ーク溶接装置のブロツク図である。主制御装置1
は本発明のアーク溶接方法を実施するための心臓
部(CPU、ROM、RAM等で構成される)であ
る。また、図示しない入力装置から溶着解除動作
を実行するか否かの指令、溶接解除動作の回数、
溶接終了時の溶接電圧、ワイヤ送給速度等が主制
御装置1に入力される。ワイヤ送給制御装置2は
主制御装置1の指令信号S1により制御され、ワイ
ヤ送給モータ3を制御する。ワイヤ送給モータ3
は、その出力軸にワイヤ送給ローラ4が結合され
ており、このワイヤ送給ローラ4に挟持されたワ
イヤ5を母材6に向けて送給する。オフデイレイ
回路8は主制御装置1からの指令信号S1がローレ
ベルになることにより遅延動作を開始し、所定の
遅延時間T1経過後、ローレベルの信号S2を溶接
電源7に出力する。短絡検出回路9の入力端は溶
接電源7の出力側に接続され、その出力端は主制
御装置1に接続されている。第2図は溶接電源7
と短絡検出回路9の一実施例の回路図である。溶
接電源7は直流電源E1とこれに直列に接続され
たスイツチSW(サイリスタまたはリレー接点)
からなる。補助電源E2は直流電源E1と逆極性に
なるように並列に接続され、これに抵抗R1が直
列に接続されている。ダイオードD、抵抗R2、
コンデンサCの直列回路が補助電源E2と抵抗R1
の直列回路に並列に接続されている。抵抗R3と
R4の直列回路がコンデンサCに並列に接続され、
抵抗R3,R4の接続点にトランジスタTRのベース
が接続されている。ワイヤ5と母材6が離れてい
る場合は、補助電源E2の出力は抵抗R1、ダイオ
ードD、抵抗R2を介してコンデンサCを充電し
た後トランジスタTRをオンにするので短絡検出
回路9の出力S3はローレベルになり、密着してい
る場合は抵抗R1の電圧降下が大きくトランジス
タTRはオフであるから短絡検出回路9の出力S3
はハイレベルになる。 次に、本実施例のアーク溶接装置の動作につい
て説明する。 (1) 溶接開始時 主制御装置1の指令信号S1がハイレベルにな
ると、ワイヤ送給制御装置2が起動されると同
時にオフデイレイ回路8が起動される。したが
つて、ワイヤ送給モータ3が起動されてワイヤ
送給ローラ4が回転し、ワイヤ5が母材6に向
けて送給されるとともに、オフデイレイ回路8
のハイレベルの出力信号S2が溶接電源7に入力
し、溶接電源7から溶接電圧がワイヤ5と母材
6に印加されるのでアーク10が発生し溶接が
開始される。 (2) 溶接停止時 溶接停止時の動作を第3図のフローチヤート
を参照しながら説明する。 主制御装置1の指令信号S1がローレベルにな
ると、ワイヤ送給制御装置2は直ちに停止して
ワイヤ送給モータ3の回転、したがつてワイヤ
5の送給が停止される(ステツプ101)。指令信
号S1がローレベルになつてから遅延時間T1経
過後オフデイレイ回路8の出力信号S2はローレ
ベルになり、これが溶接電源7に入力して溶接
電圧が遮断される(ステツプ102)。次に、短絡
検出回路9によりワイヤ5と母材10の短絡、
つまり溶着の有無を検出するが(ステツプ
103)、溶接電源7、ワイヤ5、母材6と相互間
の接続ケーブル及びアークによつて形成される
回路の切断時の過渡現象による溶着の有無の誤
検出を防止するため所定の時間経過後に溶着の
検出を行なう(ステツプ103)。ここで溶着なし
と判断された場合は、母材6もしくはトーチの
移動をすべく次のステツプへ制御が移る。溶着
と判断された場合、溶着解除動作を実行するか
否かの判定をする(ステツプ104)。実行しない
場合には本溶接装置の動作を全て停止する(ス
テツプ115)。実行する場合には、先ず、溶着解
除動作の実行回数を不図示の入力装置から入力
しループカウンタへセツト(予めセツトしても
よい)する(ステツプ105)。この値は固定値で
もよいが頻繁な溶接電圧の印加/遮断により溶
接電源7へ支障をきたさない範囲内の繰り返し
回数であるべきである。次に、指令信号S1をハ
イレベルにして溶接電圧を印加し(ステツプ
106)、ワイヤ5の送給を開始する(ステツプ
107)。この際のワイヤ5の送給速度は通常の溶
接時のそれと比して低速である。これはワイヤ
5の溶断がトーチ近傍で発生した場合に溶融金
属の凝固によりコンタクトチツプの穴11を塞
がないようにするために、ワイヤ5の溶融部分
をトーチより離すためであり、また溶断できな
い場合にワイヤ5の送給によつて母材6とトー
チにワイヤ5によつて過大な応力がかからない
ようにするためである。次にワイヤ5が溶断さ
れるであろう時間待ちを行なう(ステツプ
108)。なお、この待ち時間、上記の印加する溶
接電圧とワイヤ送給速度は、溶接電源7の特
性、ワイヤ5の径、母材6の質等によつて最適
値が異なるため本実施例では可変としている。
所定時間経過誤、指令信号S1をローレベルにし
てワイヤ5の送給を停止し(ステツプ109)、溶
接電圧を遮断する(ステツプ110)。次に、上記
過渡現象による溶着の誤検出を避けるため前と
同様に所定時間経過後に短絡検出回路9により
溶着の検出を行なう(ステツプ111)。ここで溶
着なしと判断されれば、つまりワイヤ5が溶断
できたならば前と同様に次のステツプへ制御が
移る。溶着と判断された場合、ループカウンタ
を1減少させる(ステツプ112)。次に、ループ
カウンタが0が否か判定し(ステツプ113)、0
でなければステツプ106へ戻り、前述の溶着解
除の動作を繰り返す。ループカウンタが0、す
なわち溶着解除の動作を所定回数、繰り返した
にも拘らず溶着を解除できなかつた場合は、溶
着電源7内やその周囲の設備、治工具、母材6
の干渉により短絡事故発生している場合であ
り、この場合、警報を出力し(ステツプ114)、
本溶接装置の全動作を停止する(ステツプ
115)。これにより、操作者は短絡事故の復旧を
早急かつ完全に行なうことができる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明は、ワイヤ電極の溶
着後、ワイヤ電極を被溶接物の方へ進め、かつ溶
着解除動作を最大で所定回数繰り返すことによ
り、ワイヤ溶着を解除するとともに、ワイヤ電極
の溶融金属がコンタクトチツプの穴に溶着するの
を防ぐことができまた、短絡事故発生に際して
も、溶接電源等の破損を招くことなく良好な溶接
作業を行なうことができる。
第1図は本発明のアーク溶接方法を適用したア
ーク溶接装置の一実施例を示すブロツク図、第2
図は第1図の溶接電源7と短絡検出回路9の一実
施例の回路図、第3図は第1図のアーク溶接装置
において溶接停止時の動作を示すフローチヤート
である。 1:主制御装置、2:ワイヤ送給制御装置、
3:ワイヤ送給モータ、4:ワイヤ送給ローラ、
5:ワイヤ、6:母材、7:溶接電源、8:オフ
デイレイ回路、9:短絡検出回路、10:アー
ク、11:コンタクトチツプの穴。
ーク溶接装置の一実施例を示すブロツク図、第2
図は第1図の溶接電源7と短絡検出回路9の一実
施例の回路図、第3図は第1図のアーク溶接装置
において溶接停止時の動作を示すフローチヤート
である。 1:主制御装置、2:ワイヤ送給制御装置、
3:ワイヤ送給モータ、4:ワイヤ送給ローラ、
5:ワイヤ、6:母材、7:溶接電源、8:オフ
デイレイ回路、9:短絡検出回路、10:アー
ク、11:コンタクトチツプの穴。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被溶接物とこの被溶接物に向けて供給される
消耗性のワイヤ電極の間に溶接電圧を印加し溶接
アークを点弧させるアーク溶接方法において、 溶接停止に際し、ワイヤ電極の送給を停止した
後、溶接電圧を遮断して溶接アークを消弧させる
第1のステツプと、 被溶接物のワイヤ電極の間の短絡の有無を検査
することにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第
2のステツプと、 第2のステツプにおいてワイヤ電極の溶着が検
出された場合、被溶接物とワイヤ電極の間に溶接
電圧を印加して溶着を解除するとともにワイヤ電
極の送給を通常の溶接時よりも低速で行ない、所
定時間経過後にワイヤ電極の送給を停止し、溶接
電圧を遮断する第3のステツプと、 被溶接物とワイヤ電極の間の短絡の有無を検査
することにより、ワイヤ電極の溶着を検出する第
4のステツプと、 第4のステツプにおいてワイヤ電極の溶着が検
出されたら、第3のステツプの実行回数を示すカ
ウンタを更新する第5のステツプと、 前記カウンタの値を検出し、第3のステツプが
所定の回数(≧2)実行されていなければ第3の
ステツプに戻り、所定の回数実行されたならば溶
接装置の動作を停止させる第6のステツプと、 第2および第4のステツプにおいて、ワイヤ電
極の溶着が検出されなかつた場合、次の溶接工程
を開始する第7のステツプとを有することを特徴
とするアーク溶接方法。 2 第6のステツプにおいて溶接装置の動作を停
止させる際警報を発する、特許請求の範囲第1項
記載のアーク溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14603384A JPS6127176A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ア−ク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14603384A JPS6127176A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ア−ク溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6127176A JPS6127176A (ja) | 1986-02-06 |
| JPH0369623B2 true JPH0369623B2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=15398585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14603384A Granted JPS6127176A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ア−ク溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6127176A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6023046A (en) * | 1998-02-17 | 2000-02-08 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for stopping welding process |
| JP2005254247A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 溶接装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59223172A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-12-14 | Daihen Corp | 消耗性電極自動ア−ク溶接方法 |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP14603384A patent/JPS6127176A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6127176A (ja) | 1986-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |