JPH0372051A - 鏡面加工仕上げ用Al―Mg合金及びその製造方法 - Google Patents
鏡面加工仕上げ用Al―Mg合金及びその製造方法Info
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- JPH0372051A JPH0372051A JP20871589A JP20871589A JPH0372051A JP H0372051 A JPH0372051 A JP H0372051A JP 20871589 A JP20871589 A JP 20871589A JP 20871589 A JP20871589 A JP 20871589A JP H0372051 A JPH0372051 A JP H0372051A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気ディスク基盤、ポリゴンミラー反射板、
コピードラム等の鏡面加工仕上げを行って用いられるア
ルミニウム合金素材に関し、更に詳細には、鏡面切削時
にスクラッチ、突起、穴等の表面不均質の原因となるア
ルミニウム合金中の非金属介在物をほぼ皆無としたアル
ミニウム合金素材とその製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする課題)表面粗度がR
a(中心線平均粗さ〉にて100入程度以下であるよう
な鏡面仕上げ加工は、磁気ディスク基盤、ポリゴンミラ
ー、コピードラム等の用途のアルミニウム合金素材にて
通常行われているところである。 この仕上げ方法としては、ダイヤモンドバイトを用いた
切削法や、微細砥粒を用いた研削法、或いは研磨法が一
般に行われている。これらのうち、ダイヤモンドバイト
による切削の場合、従来より。 スクラッチが発生すると不良品となるため、その改善策
について材料及び切削条件の双方から検討され、見掛は
上は無欠陥の表面が加工可能な状態となっている。 例えば、従来のディスク用材料等では多数発生するスク
ラッチ欠陥等を防止するため、素材中に含まれる晶出物
を微細化することが指向され、高純度地金の使用が提案
されている(例、特公昭56−39699号)。これは
、晶出物がスクラッチ以外に突起、ピット等の欠陥にな
るためである。 また更に、凝固時の冷却速度を高めて、晶出物微細化を
図る方法も提案されている(例、特公昭60−140号
)。 しかし、例えば、磁気ディスク用では、記録密度の高ま
りにより、■磁気ヘッドの浮上高さが非常に低くなり、
表面の多少の凹凸でもクラッシュする。■晶出物を幾ら
微細化しても記録エラーが記録衝当たり数個存在する、
等の問題が発生するようになり、上記のような提案でも
解決できないのが実情である。 本発明は、かNる事情に鑑みて、磁気ヘッドのクラッシ
ュ、記録エラー等々の欠陥が製品用途において発生しな
いアルミニウム合金素材を提供し、またその製造方法を
提供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者等は、まず、上述の欠陥発生のi囚を究明する
べく鋭意検討を重ねた。 その結果、以下の点を解明し、新たな知見を得るに至っ
た。 (1)ヘッド・クラッシュの原因は基盤にある微小突起
であり、地金純度と相関が少なく、不規則に発生してい
る。記録エラーの原因は粗大粒子の磁気ディスク製造工
程中での脱落にある。 (2)この粗大粒子は、金属間化合物(晶出物)ではな
く、粒子状の非金属化合物(酸化物等の非金属介在物)
であり、多い場合は、基盤1面当たり100個程鹿毛存
在する。用いた地金純度が低い場合、例えば、Fe、S
iがそれぞれ0.05%、0.03%以上程度の場合は
、晶出物自体が大きいため、晶出物に起因する欠陥の方
が遥かに多く、上記状況は検知されないが、高記録密度
用で高純度地金を用いたアルミ合金素材の場合には、晶
出物が少ないため、非金属介在物の突起及び脱落が非常
に問題となる。 (3)アルミニウム合金中に含まれ得る酸化物は何種類
もあり得るが(例えば、r A luminul 56
(1980)、p、335〜340参照)が、通常のデ
ィスク材等に混入している酸化物は殆どがアルミナであ
り、極く稀にスピネル<MgA Q204)が混入する
ことがある。 (4)シたがって、高純度地金を使用したアルミ基盤に
おいて突起等を皆無にするためには、非金属介在物、特
にアルミナを除去する必要がある。 なお、従来、金属間化合物にのみ着目され、このような
欠陥が見落されてきた理由は以下のとおりである。 すなわち、非金属介在物を含有するAl−Mg合金を切
削すると、切削条件によりスクラッチが発生する場合と
発生しない場合がある。スクラッチが発°生した場合は
それ自身が欠陥である。また。 切削条件によっては非金属介在物がそのまま突起として
残ることもある。しかし、スクラッチが発生しない場合
でも、切削時はバニッシングの効果のために隠されてい
ることが多く、その後の脱脂等の処理で非金属介在物が
脱落し、穴を形成し。 欠陥となる頻度も多い。 ところで、アルミニウム合金中の酸化物の検出法として
は、従来よりBr−メタノール法又は■−メタノール法
が用いられていた。しかし、これらの方法は仕上加工時
に問題とならないフィルム状酸化物の含有量も測定して
しまう。フィルム状酸化物の含有量は、仕上加工時に問
題となる粒子状酸化物として比較して遥かに多いため、
ディスり用素材中の介在物の評価方法として意味をなさ
ない。したがって、新たな欠陥評価法が必要となった。 以上の検討結果に基づき、本発明者等は、鏡面切削以降
においても、欠陥の発生がないアルミニウム合金素材を
得ることができ、しかも切削時に未然に欠陥の評価が可
能な方策について更に鋭意研究を重ね、ここに本発明を
なしたものである。 すなわち、本発明は、鏡面加工仕上げ用のAα−Mg合
金素材において、Mg:3〜6%を含有し、残部がAl
及び不純物からなり、且つ不純物のうちFe及びSiの
含有量が各々0.008%未満であり、ダイヤモンド切
削評価において検出される非金属介在物が1ppb(外
径242mmの基盤の工面当たりの介在物個数が1個)
以下であることを特徴とするものである。 また、その製造方法は、上記化学成分を有し、ダイヤモ
ンドバイトによる鏡面加工仕上げ用のAl−Mg合金素
材を製造する方法において、高純度地金を使用して溶製
し鋳造するに際し、平均粒子径500μmの破砕粒を気
孔率38〜41%で焼成したフィルターを用い、且つ溶
湯の通過流量を5g/cm−min以下にてフィルタリ
ングすることを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) まず、本発明における化学成分の限定理由について説明
する。 Mgは磁気ディスク等々の基盤として必要な強度を得る
ために不可欠な元素であり、少なくとも3%以上が必要
である。しかし、6%より多くなるとMg−8i系金属
間化合物の生成量が増大し、また溶製時及び鋳造時の高
温酸化によりMgO。 AlllAl11zなどの非金属介在物が生じ、非金属
介在物の顕減が期待できなくなる。 不純物としては、可能な限り少ないことが好ましく、特
にFeとSiの含有量はそれぞれ0.008%未満にす
る必要がある。Feは粗大なAl−Fe系晶出物を、S
iは粗大なMg−8i系晶出物を形成し易いため、各々
o、o o s%以下とする。 上記化学成分を有するAM−Mg合金は、まず、高純度
地金を使用して溶製する。純度99.985%以上のア
ルミニウム地金と純度99.9%以上のマグネシウム地
金及びその他の調整用微量元素を用いるのが好ましい。 溶製後、鋳造するに際しては、従来より使用条件を厳し
く管理したフィルタリングを行うことが必要である。 非金属介在物は、原材料、地金溶解、鋳造のどの工程で
もアルミニウム合金中に混入し得るので。 鋳込み直前に最終除去を行うが、そのためにはフィルタ
リングを向上することが必要である。フィルターメツシ
ュとしては細かいものを使用し、平均粒子径500μ−
の破砕粒を気孔率38〜41%で焼成したフィルターを
用いる。 しかし、このような細かいフィルターを使用するだけで
は、充分な効果が得られないことが判明したため9本発
明では、更に溶湯通過流量を少ない量に規制し、5g/
cm・■in以下とする。 なお、!I造後は常法の工程、条件により処理すればよ
い。例えば、スラブ面削→均質化加熱→熱間圧延→冷間
圧延→打抜き等の加工→焼鈍→Afl−Mg合金素材の
鏡面仕上げ加工(ダイヤモンド切削を含む)によるが、
他の方法でもよい。 かくして、非金属介在物が1ppb(242mmの外径
の基盤の1面当たりの介在物個数が1個)以下のAl−
Mg合金素材が得られる。 但し、非金属介在物の量は特定の条件によるダイヤモン
ド切削評価にて検出されるものである。 従来、精密加工を行うアルミニウム合金材は。 溶湯の清浄度が高く、非金属介在物の混入程度は非常に
少ないとの認識が一般であり、非金属介在物の検査法の
問題への注目度が低かった。また。 条件的にも切削のままで検出されない場合もあり、評価
が一定になることがなかった。 したがって、本発明者等は、まずこの問題点の解決のた
め、一連の基礎実験を行った。 失漿上 Al−4,5%Mg合金円板(内径100■、外径24
2■、板厚2 mm)についてダイヤモンド切削を行っ
た。この時の切削条件は、第1表に定性的に示す如く、
バニッシュが少なく且つバイト送り速度が速い条件(評
価条件)の時に介在物欠陥が検出されることがわかる。 この条件にて検出される非金属介在物は5〜10μ讃程
度の大きさの酸化物である。 また、この評価条件及び通常条件にて切削した表面粗度
の比較結果を第1図に示す。同図より、評価切削条件の
場合(b)はバイト形状転写が明瞭である。しかし、通
常切削条件の場合(b)はバイト形状転写がはっきりし
ていない。 なお、本実験には、Si:0.003%、Fe:0゜0
04%、Cu:O,001%、Mn:O,001%、Z
n:0.005%、Cr:0.04%、Ti:O,00
1%を含有するAl−Mg合金を使用した。 失鼠至 実験1でのAl−Mg合金円板におけるダイヤモンド切
削による評価切削条件を定量化した。第2表にその条件
を示す。その際、評価基準は第3表に示すランクでラン
クA−Bを合格とした。 去」L生 非金属介在物は通常、酸化物であり、酸化物の場合、B
r−メタノール法若しくはニーメタノール法にて含有量
を分析できる。しかしながら1例えば、これらの方法で
測定した酸化物含有量が20 ppm程度となる場合、
実際のスクラッチ不良からの推定値とはオーダーが全く
異なっていることが判明した。 一方、前述の評価切削において、5μm角の介在物が外
径242mmX内径100n+mのアルミ合金円板上に
10個存在すると、約7 ppbの面積分率となり、ア
ルミナと介在物の密度が同一であると見のすと、含有量
は7 PPbとなる。この値は従来の介在物分析法で測
定される含有量2Qppmとは全く対応しない。 なお、I Ppbとは、242mmの外径のアルミ合金
円盤(基盤)の−衝当たり、1個以下の介在物しか存在
しないことを意味する。 実験の一例として、Br−メタノール法での介在物含有
量と評価切削により検出される介在物含有量を対応する
と、第3図に示すように、全く相関がないことが確認さ
れた。 以上の一連の基礎実験により、本発明者等は非金属介在
物の存在を明確に検出する方法を見い出したが、この評
価切削条件は、本発明において重要な知見であり、この
評価法の適用なしには性能評価自体が不可能である。 以下に本発明の実施例を示す。 (実施例) Si:0.004%、Fe:0.003%、Cu:O。 000%、Mn:O,001%、Zn:O,OO1%、
Cr:0.05%、Ti:O,000%を含有するAl
−4,5%Mg合金につき、純度99.985%以上の
アルミニウム地金と純度99.9%以上のマグネシウム
地金及びその他の調整用微量元素を用いて溶製し1次い
で鋳造するに際して、フィルタリングを第4表の条件で
行った。またこれら以外の条件は常法に従った。 鋳造されたスラブは、面削、均質化加熱、熱間圧延、冷
間圧延にて2mm厚に仕上げ、更に打抜き。 焼鈍を行ない、ディスクブランク材とした。 これらのブランク材を第2表に示した評価切削条件(但
し、送り速度: 0.04mm/rev、バイト傾き:
(0、3mm/ 110mm)にて切削した結果を第
4表に示す。 第4表より、本発明例はいずれも介在物が殆どないこと
が明白である。
コピードラム等の鏡面加工仕上げを行って用いられるア
ルミニウム合金素材に関し、更に詳細には、鏡面切削時
にスクラッチ、突起、穴等の表面不均質の原因となるア
ルミニウム合金中の非金属介在物をほぼ皆無としたアル
ミニウム合金素材とその製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする課題)表面粗度がR
a(中心線平均粗さ〉にて100入程度以下であるよう
な鏡面仕上げ加工は、磁気ディスク基盤、ポリゴンミラ
ー、コピードラム等の用途のアルミニウム合金素材にて
通常行われているところである。 この仕上げ方法としては、ダイヤモンドバイトを用いた
切削法や、微細砥粒を用いた研削法、或いは研磨法が一
般に行われている。これらのうち、ダイヤモンドバイト
による切削の場合、従来より。 スクラッチが発生すると不良品となるため、その改善策
について材料及び切削条件の双方から検討され、見掛は
上は無欠陥の表面が加工可能な状態となっている。 例えば、従来のディスク用材料等では多数発生するスク
ラッチ欠陥等を防止するため、素材中に含まれる晶出物
を微細化することが指向され、高純度地金の使用が提案
されている(例、特公昭56−39699号)。これは
、晶出物がスクラッチ以外に突起、ピット等の欠陥にな
るためである。 また更に、凝固時の冷却速度を高めて、晶出物微細化を
図る方法も提案されている(例、特公昭60−140号
)。 しかし、例えば、磁気ディスク用では、記録密度の高ま
りにより、■磁気ヘッドの浮上高さが非常に低くなり、
表面の多少の凹凸でもクラッシュする。■晶出物を幾ら
微細化しても記録エラーが記録衝当たり数個存在する、
等の問題が発生するようになり、上記のような提案でも
解決できないのが実情である。 本発明は、かNる事情に鑑みて、磁気ヘッドのクラッシ
ュ、記録エラー等々の欠陥が製品用途において発生しな
いアルミニウム合金素材を提供し、またその製造方法を
提供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者等は、まず、上述の欠陥発生のi囚を究明する
べく鋭意検討を重ねた。 その結果、以下の点を解明し、新たな知見を得るに至っ
た。 (1)ヘッド・クラッシュの原因は基盤にある微小突起
であり、地金純度と相関が少なく、不規則に発生してい
る。記録エラーの原因は粗大粒子の磁気ディスク製造工
程中での脱落にある。 (2)この粗大粒子は、金属間化合物(晶出物)ではな
く、粒子状の非金属化合物(酸化物等の非金属介在物)
であり、多い場合は、基盤1面当たり100個程鹿毛存
在する。用いた地金純度が低い場合、例えば、Fe、S
iがそれぞれ0.05%、0.03%以上程度の場合は
、晶出物自体が大きいため、晶出物に起因する欠陥の方
が遥かに多く、上記状況は検知されないが、高記録密度
用で高純度地金を用いたアルミ合金素材の場合には、晶
出物が少ないため、非金属介在物の突起及び脱落が非常
に問題となる。 (3)アルミニウム合金中に含まれ得る酸化物は何種類
もあり得るが(例えば、r A luminul 56
(1980)、p、335〜340参照)が、通常のデ
ィスク材等に混入している酸化物は殆どがアルミナであ
り、極く稀にスピネル<MgA Q204)が混入する
ことがある。 (4)シたがって、高純度地金を使用したアルミ基盤に
おいて突起等を皆無にするためには、非金属介在物、特
にアルミナを除去する必要がある。 なお、従来、金属間化合物にのみ着目され、このような
欠陥が見落されてきた理由は以下のとおりである。 すなわち、非金属介在物を含有するAl−Mg合金を切
削すると、切削条件によりスクラッチが発生する場合と
発生しない場合がある。スクラッチが発°生した場合は
それ自身が欠陥である。また。 切削条件によっては非金属介在物がそのまま突起として
残ることもある。しかし、スクラッチが発生しない場合
でも、切削時はバニッシングの効果のために隠されてい
ることが多く、その後の脱脂等の処理で非金属介在物が
脱落し、穴を形成し。 欠陥となる頻度も多い。 ところで、アルミニウム合金中の酸化物の検出法として
は、従来よりBr−メタノール法又は■−メタノール法
が用いられていた。しかし、これらの方法は仕上加工時
に問題とならないフィルム状酸化物の含有量も測定して
しまう。フィルム状酸化物の含有量は、仕上加工時に問
題となる粒子状酸化物として比較して遥かに多いため、
ディスり用素材中の介在物の評価方法として意味をなさ
ない。したがって、新たな欠陥評価法が必要となった。 以上の検討結果に基づき、本発明者等は、鏡面切削以降
においても、欠陥の発生がないアルミニウム合金素材を
得ることができ、しかも切削時に未然に欠陥の評価が可
能な方策について更に鋭意研究を重ね、ここに本発明を
なしたものである。 すなわち、本発明は、鏡面加工仕上げ用のAα−Mg合
金素材において、Mg:3〜6%を含有し、残部がAl
及び不純物からなり、且つ不純物のうちFe及びSiの
含有量が各々0.008%未満であり、ダイヤモンド切
削評価において検出される非金属介在物が1ppb(外
径242mmの基盤の工面当たりの介在物個数が1個)
以下であることを特徴とするものである。 また、その製造方法は、上記化学成分を有し、ダイヤモ
ンドバイトによる鏡面加工仕上げ用のAl−Mg合金素
材を製造する方法において、高純度地金を使用して溶製
し鋳造するに際し、平均粒子径500μmの破砕粒を気
孔率38〜41%で焼成したフィルターを用い、且つ溶
湯の通過流量を5g/cm−min以下にてフィルタリ
ングすることを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) まず、本発明における化学成分の限定理由について説明
する。 Mgは磁気ディスク等々の基盤として必要な強度を得る
ために不可欠な元素であり、少なくとも3%以上が必要
である。しかし、6%より多くなるとMg−8i系金属
間化合物の生成量が増大し、また溶製時及び鋳造時の高
温酸化によりMgO。 AlllAl11zなどの非金属介在物が生じ、非金属
介在物の顕減が期待できなくなる。 不純物としては、可能な限り少ないことが好ましく、特
にFeとSiの含有量はそれぞれ0.008%未満にす
る必要がある。Feは粗大なAl−Fe系晶出物を、S
iは粗大なMg−8i系晶出物を形成し易いため、各々
o、o o s%以下とする。 上記化学成分を有するAM−Mg合金は、まず、高純度
地金を使用して溶製する。純度99.985%以上のア
ルミニウム地金と純度99.9%以上のマグネシウム地
金及びその他の調整用微量元素を用いるのが好ましい。 溶製後、鋳造するに際しては、従来より使用条件を厳し
く管理したフィルタリングを行うことが必要である。 非金属介在物は、原材料、地金溶解、鋳造のどの工程で
もアルミニウム合金中に混入し得るので。 鋳込み直前に最終除去を行うが、そのためにはフィルタ
リングを向上することが必要である。フィルターメツシ
ュとしては細かいものを使用し、平均粒子径500μ−
の破砕粒を気孔率38〜41%で焼成したフィルターを
用いる。 しかし、このような細かいフィルターを使用するだけで
は、充分な効果が得られないことが判明したため9本発
明では、更に溶湯通過流量を少ない量に規制し、5g/
cm・■in以下とする。 なお、!I造後は常法の工程、条件により処理すればよ
い。例えば、スラブ面削→均質化加熱→熱間圧延→冷間
圧延→打抜き等の加工→焼鈍→Afl−Mg合金素材の
鏡面仕上げ加工(ダイヤモンド切削を含む)によるが、
他の方法でもよい。 かくして、非金属介在物が1ppb(242mmの外径
の基盤の1面当たりの介在物個数が1個)以下のAl−
Mg合金素材が得られる。 但し、非金属介在物の量は特定の条件によるダイヤモン
ド切削評価にて検出されるものである。 従来、精密加工を行うアルミニウム合金材は。 溶湯の清浄度が高く、非金属介在物の混入程度は非常に
少ないとの認識が一般であり、非金属介在物の検査法の
問題への注目度が低かった。また。 条件的にも切削のままで検出されない場合もあり、評価
が一定になることがなかった。 したがって、本発明者等は、まずこの問題点の解決のた
め、一連の基礎実験を行った。 失漿上 Al−4,5%Mg合金円板(内径100■、外径24
2■、板厚2 mm)についてダイヤモンド切削を行っ
た。この時の切削条件は、第1表に定性的に示す如く、
バニッシュが少なく且つバイト送り速度が速い条件(評
価条件)の時に介在物欠陥が検出されることがわかる。 この条件にて検出される非金属介在物は5〜10μ讃程
度の大きさの酸化物である。 また、この評価条件及び通常条件にて切削した表面粗度
の比較結果を第1図に示す。同図より、評価切削条件の
場合(b)はバイト形状転写が明瞭である。しかし、通
常切削条件の場合(b)はバイト形状転写がはっきりし
ていない。 なお、本実験には、Si:0.003%、Fe:0゜0
04%、Cu:O,001%、Mn:O,001%、Z
n:0.005%、Cr:0.04%、Ti:O,00
1%を含有するAl−Mg合金を使用した。 失鼠至 実験1でのAl−Mg合金円板におけるダイヤモンド切
削による評価切削条件を定量化した。第2表にその条件
を示す。その際、評価基準は第3表に示すランクでラン
クA−Bを合格とした。 去」L生 非金属介在物は通常、酸化物であり、酸化物の場合、B
r−メタノール法若しくはニーメタノール法にて含有量
を分析できる。しかしながら1例えば、これらの方法で
測定した酸化物含有量が20 ppm程度となる場合、
実際のスクラッチ不良からの推定値とはオーダーが全く
異なっていることが判明した。 一方、前述の評価切削において、5μm角の介在物が外
径242mmX内径100n+mのアルミ合金円板上に
10個存在すると、約7 ppbの面積分率となり、ア
ルミナと介在物の密度が同一であると見のすと、含有量
は7 PPbとなる。この値は従来の介在物分析法で測
定される含有量2Qppmとは全く対応しない。 なお、I Ppbとは、242mmの外径のアルミ合金
円盤(基盤)の−衝当たり、1個以下の介在物しか存在
しないことを意味する。 実験の一例として、Br−メタノール法での介在物含有
量と評価切削により検出される介在物含有量を対応する
と、第3図に示すように、全く相関がないことが確認さ
れた。 以上の一連の基礎実験により、本発明者等は非金属介在
物の存在を明確に検出する方法を見い出したが、この評
価切削条件は、本発明において重要な知見であり、この
評価法の適用なしには性能評価自体が不可能である。 以下に本発明の実施例を示す。 (実施例) Si:0.004%、Fe:0.003%、Cu:O。 000%、Mn:O,001%、Zn:O,OO1%、
Cr:0.05%、Ti:O,000%を含有するAl
−4,5%Mg合金につき、純度99.985%以上の
アルミニウム地金と純度99.9%以上のマグネシウム
地金及びその他の調整用微量元素を用いて溶製し1次い
で鋳造するに際して、フィルタリングを第4表の条件で
行った。またこれら以外の条件は常法に従った。 鋳造されたスラブは、面削、均質化加熱、熱間圧延、冷
間圧延にて2mm厚に仕上げ、更に打抜き。 焼鈍を行ない、ディスクブランク材とした。 これらのブランク材を第2表に示した評価切削条件(但
し、送り速度: 0.04mm/rev、バイト傾き:
(0、3mm/ 110mm)にて切削した結果を第
4表に示す。 第4表より、本発明例はいずれも介在物が殆どないこと
が明白である。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、鏡面切削時に、
スクラッチ、突起、穴等の表面不均質の原因となる非金
属介在物をほぼ皆無としたアルミニウム合金素材を提供
することができる。また、非金属介在物の欠陥評価法を
新たに見出したので、切削時に用途製品での欠陥を予め
評価が可能である。本発明は特に高記録密度用の如く高
純度地金を使用するアルミニウム合金素材に好適である
。
スクラッチ、突起、穴等の表面不均質の原因となる非金
属介在物をほぼ皆無としたアルミニウム合金素材を提供
することができる。また、非金属介在物の欠陥評価法を
新たに見出したので、切削時に用途製品での欠陥を予め
評価が可能である。本発明は特に高記録密度用の如く高
純度地金を使用するアルミニウム合金素材に好適である
。
第1図(a)、(b)はダイヤモンド切削後の表面粗度
を示す図で、(a)は通常切削条件の場合、(b)は本
発明による評価切削条件の場合を示し、第2図はダイヤ
モンドバイトによる切削要領を説明する図。 第3図は本発明による評価切削における介在物評価結果
と従来のBr−メタノール法による介在物分析結果を示
す図である。
を示す図で、(a)は通常切削条件の場合、(b)は本
発明による評価切削条件の場合を示し、第2図はダイヤ
モンドバイトによる切削要領を説明する図。 第3図は本発明による評価切削における介在物評価結果
と従来のBr−メタノール法による介在物分析結果を示
す図である。
Claims (3)
- (1)鏡面加工仕上げ用のAl−Mg合金素材において
、重量%で(以下、同じ)、Mg:3〜6%を含有し、
残部がAl及び不純物からなり、且つ不純物のうちFe
及びSiの含有量が各々0.008%未満であり、ダイ
ヤモンド切削評価において検出される非金属介在物が1
ppb(外径242mmの基盤の1面当たりの介在物個
数が1個)以下であることを特徴とする鏡面加工仕上げ
用Al−Mg合金。 - (2)前記ダイヤモンド評価切削条件が、送りピッチ:
0.04〜0.06mm/rev、バイト傾き:0.2
5mm/110mm〜0.35mm/110mmである
請求項1に記載のAl−Mg合金。 - (3)請求項1に記載の化学成分を有し、ダイヤモンド
バイトによる鏡面加工仕上げ用のAl−Mg合金素材を
製造する方法において、高純度地金を使用して溶製し鋳
造するに際し、平均粒子径500μmの破砕粒を気孔率
38〜41%で焼成したフィルターを用い、且つ溶湯の
通過流量を5g/cm・min以下にてフィルタリング
することを特徴とする鏡面加工仕上げ用Al−Mg合金
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20871589A JPH0372051A (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鏡面加工仕上げ用Al―Mg合金及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20871589A JPH0372051A (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鏡面加工仕上げ用Al―Mg合金及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0372051A true JPH0372051A (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=16560886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20871589A Pending JPH0372051A (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鏡面加工仕上げ用Al―Mg合金及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0372051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116904785A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-10-20 | 湖南卓创精材科技股份有限公司 | 一种铝镁合金镜面材料、制备方法和应用 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5495912A (en) * | 1978-01-13 | 1979-07-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Aluminum substrate for magnetic disc and manufacture thereof |
| JPS59157255A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | Nippon Light Metal Co Ltd | 超精密鏡面加工用アルミニウム合金素材 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP20871589A patent/JPH0372051A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5495912A (en) * | 1978-01-13 | 1979-07-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Aluminum substrate for magnetic disc and manufacture thereof |
| JPS59157255A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | Nippon Light Metal Co Ltd | 超精密鏡面加工用アルミニウム合金素材 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116904785A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-10-20 | 湖南卓创精材科技股份有限公司 | 一种铝镁合金镜面材料、制备方法和应用 |
| CN116904785B (zh) * | 2023-09-13 | 2023-12-01 | 湖南卓创精材科技股份有限公司 | 一种铝镁合金镜面材料、制备方法和应用 |
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