JPH037207Y2 - - Google Patents
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- JPH037207Y2 JPH037207Y2 JP1984011084U JP1108484U JPH037207Y2 JP H037207 Y2 JPH037207 Y2 JP H037207Y2 JP 1984011084 U JP1984011084 U JP 1984011084U JP 1108484 U JP1108484 U JP 1108484U JP H037207 Y2 JPH037207 Y2 JP H037207Y2
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- JP
- Japan
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- glass plate
- synthetic resin
- resin film
- window
- sealant
- Prior art date
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は2層安全ガラスを用いた自動車用風防
ガラス窓の構造に関するものである。
ガラス窓の構造に関するものである。
2枚のガラス板をポリビニールブチラール膜で
積層した合せガラスは、破損しても破片が飛散し
ない3層構造の合せガラスとして自動車等に広く
使用されている。最近、これに代る安全ガラスと
して、一枚のガラス板と一枚の合成樹脂膜とを積
層した2層構成の安全ガラスが提案されている。
この2層安全ガラス板は、車室内側に合成樹脂膜
が配されるため、衝突時に乗員の頭部がガラスに
接触し、ガラスが破砕しても有機フイルムが保護
層となつて破砕したガラス破片で皮膚損傷を受け
ることを防止することができる。この種の安全ガ
ラス板は、例えば、2層安全ガラス板を構成する
ガラス板と合成樹脂膜とを重ね、更に該合成樹脂
膜の露出面に表面が平滑でシリコン等による離型
処理を施した押えガラス板を重ね、この組立積層
体を予備圧着袋の中に入れて脱気し、予備圧着
し、次いで、この組立積層体をオートクレーブの
中に入れて熱圧着し、上記ガラス板と合成樹脂膜
とを接合し、押えガラス板を取り出して製造され
る。この様に製造された2層安全ガラス板1は、
例えばその合成樹脂膜側を室内側にして第1図の
様に自動車の車体の窓枠3にシーラント2により
接着して取付けられる。ところが、現行のシーラ
ントおよびプライマーは、ガラスと金属との接着
を最適ならしめるよう構成されており、本考案の
様な合成樹脂膜と金属との接着には必ずしも適さ
ない。例えば、種々の試験、検討によれば、合成
樹脂膜のガラスとの表面状態の相違により、ある
いは組立て積層体の圧着時、押えガラス板表面に
施こされたシリコン等の離型剤の合成樹脂膜表面
への転写により、樹脂組成あるいは製造方法等の
条件によつてはシーラント、プライマーとの接着
性を低下させる場合もあるという事実が見出され
た。
積層した合せガラスは、破損しても破片が飛散し
ない3層構造の合せガラスとして自動車等に広く
使用されている。最近、これに代る安全ガラスと
して、一枚のガラス板と一枚の合成樹脂膜とを積
層した2層構成の安全ガラスが提案されている。
この2層安全ガラス板は、車室内側に合成樹脂膜
が配されるため、衝突時に乗員の頭部がガラスに
接触し、ガラスが破砕しても有機フイルムが保護
層となつて破砕したガラス破片で皮膚損傷を受け
ることを防止することができる。この種の安全ガ
ラス板は、例えば、2層安全ガラス板を構成する
ガラス板と合成樹脂膜とを重ね、更に該合成樹脂
膜の露出面に表面が平滑でシリコン等による離型
処理を施した押えガラス板を重ね、この組立積層
体を予備圧着袋の中に入れて脱気し、予備圧着
し、次いで、この組立積層体をオートクレーブの
中に入れて熱圧着し、上記ガラス板と合成樹脂膜
とを接合し、押えガラス板を取り出して製造され
る。この様に製造された2層安全ガラス板1は、
例えばその合成樹脂膜側を室内側にして第1図の
様に自動車の車体の窓枠3にシーラント2により
接着して取付けられる。ところが、現行のシーラ
ントおよびプライマーは、ガラスと金属との接着
を最適ならしめるよう構成されており、本考案の
様な合成樹脂膜と金属との接着には必ずしも適さ
ない。例えば、種々の試験、検討によれば、合成
樹脂膜のガラスとの表面状態の相違により、ある
いは組立て積層体の圧着時、押えガラス板表面に
施こされたシリコン等の離型剤の合成樹脂膜表面
への転写により、樹脂組成あるいは製造方法等の
条件によつてはシーラント、プライマーとの接着
性を低下させる場合もあるという事実が見出され
た。
本考案は、かかる知見に基づき上記した欠点の
ない2層安全ガラス板タイプの風防ガラスの自動
車窓への取付け構造を提供することを目的として
種々研究、検討の結果考案されたものであり、そ
の要旨は窓ガラス板を自動車の車体の窓枠にシー
ラントあるいは接着剤を介して接合された自動車
用風防ガラス窓において、上記窓ガラス板はガラ
ス板と該ガラス板との接合面の反対面において前
記シーラントあるいは前記接着剤との接着性がガ
ラス板に比べて劣る合成樹脂膜とが積層されてな
り、周辺部分の合成樹脂膜の一部又は全部に切り
欠きが施されて合成樹脂膜欠除部が形成されてい
る2層安全ガラス板であつて、該2層安全ガラス
板が少なくとも一部において、上記合成樹脂膜欠
除部近傍の合成樹脂膜端部の一部と窓枠との間に
シーラントあるいは接着剤を介在させて接合、取
付けられていることを特徴とする自動車用風防ガ
ラス窓に関するものである。
ない2層安全ガラス板タイプの風防ガラスの自動
車窓への取付け構造を提供することを目的として
種々研究、検討の結果考案されたものであり、そ
の要旨は窓ガラス板を自動車の車体の窓枠にシー
ラントあるいは接着剤を介して接合された自動車
用風防ガラス窓において、上記窓ガラス板はガラ
ス板と該ガラス板との接合面の反対面において前
記シーラントあるいは前記接着剤との接着性がガ
ラス板に比べて劣る合成樹脂膜とが積層されてな
り、周辺部分の合成樹脂膜の一部又は全部に切り
欠きが施されて合成樹脂膜欠除部が形成されてい
る2層安全ガラス板であつて、該2層安全ガラス
板が少なくとも一部において、上記合成樹脂膜欠
除部近傍の合成樹脂膜端部の一部と窓枠との間に
シーラントあるいは接着剤を介在させて接合、取
付けられていることを特徴とする自動車用風防ガ
ラス窓に関するものである。
以下、本考案を更に詳細に説明する。
第2,3図において、1は2層安全ガラスタイ
プの窓ガラス板であり、この窓ガラス板1は、ウ
レタン樹脂、ポリサルフアイド樹脂、シリコン樹
脂、ブチルゴム等のシーラント2又は接着剤によ
り自動車車体の窓枠3に取付けられ、窓ガラス板
1の端部と窓枠3との間隙にはモール4が挿入さ
れてこの間隙及び窓ガラス板の端部が外部から隠
蔽されている。
プの窓ガラス板であり、この窓ガラス板1は、ウ
レタン樹脂、ポリサルフアイド樹脂、シリコン樹
脂、ブチルゴム等のシーラント2又は接着剤によ
り自動車車体の窓枠3に取付けられ、窓ガラス板
1の端部と窓枠3との間隙にはモール4が挿入さ
れてこの間隙及び窓ガラス板の端部が外部から隠
蔽されている。
本考案において、窓ガラス板1は、ガラス板1
0と合成樹脂膜11とが積層された構成となつて
いる2層安全ガラス板であつて、図の様に周辺部
分の合成樹脂膜11の一部又は全部に切り欠きが
施されて該合成樹脂膜11の寸法がガラス板10
の寸法より小さくなつて合成樹脂膜欠除部12が
形成されているものが使用される。一般的に、窓
ガラス板の下辺側が、自動車の前方に位置し、上
辺側が自動車の後方に位置する様に傾斜したフロ
ント窓においては、下辺部のガラス板と窓枠との
接着強度が上辺部のガラス板と窓枠との接着強度
よりも衝突試験を行なつた場合のフロント窓の脱
落に大きく関係するので、本考案においては2層
安全ガラス板の下辺部と下側の窓枠との接着強度
を高めるために、少なくとも2層安全ガラス板の
下辺部に合成樹脂膜欠除部12を形成する。この
合成樹脂膜欠除部12は、2層安全ガラス板の下
辺全体に渡つて形成するのが、接着強度、欠除部
の形成作業の点から好ましいが、部分的に2層安
全ガラス板の下辺部にかかる合成樹脂膜欠除部を
設けなくても構わない。かかる合成樹脂膜欠除部
は、2層安全ガラス板の下辺部分ばかりでなく、
上辺部分、側辺部分の全周に設けるのが接着強度
の向上という点からより好ましいが、不必要なら
ば、2層安全ガラス板部分、あるいは、側辺部
分、あるいは上辺部分と側辺部分の一部ないし全
体に合成樹脂膜欠除部分を形成しなくてもよい。
かかる合成樹脂欠除部分は、そのシーラントない
し接着剤との接触部分の巾Aが5〜20mmとなつ
て、充分な2層安全ガラスと該安全ガラスの取付
け窓枠との間の接着強度が得られる様な巾が確保
されるのが好ましい。
0と合成樹脂膜11とが積層された構成となつて
いる2層安全ガラス板であつて、図の様に周辺部
分の合成樹脂膜11の一部又は全部に切り欠きが
施されて該合成樹脂膜11の寸法がガラス板10
の寸法より小さくなつて合成樹脂膜欠除部12が
形成されているものが使用される。一般的に、窓
ガラス板の下辺側が、自動車の前方に位置し、上
辺側が自動車の後方に位置する様に傾斜したフロ
ント窓においては、下辺部のガラス板と窓枠との
接着強度が上辺部のガラス板と窓枠との接着強度
よりも衝突試験を行なつた場合のフロント窓の脱
落に大きく関係するので、本考案においては2層
安全ガラス板の下辺部と下側の窓枠との接着強度
を高めるために、少なくとも2層安全ガラス板の
下辺部に合成樹脂膜欠除部12を形成する。この
合成樹脂膜欠除部12は、2層安全ガラス板の下
辺全体に渡つて形成するのが、接着強度、欠除部
の形成作業の点から好ましいが、部分的に2層安
全ガラス板の下辺部にかかる合成樹脂膜欠除部を
設けなくても構わない。かかる合成樹脂膜欠除部
は、2層安全ガラス板の下辺部分ばかりでなく、
上辺部分、側辺部分の全周に設けるのが接着強度
の向上という点からより好ましいが、不必要なら
ば、2層安全ガラス板部分、あるいは、側辺部
分、あるいは上辺部分と側辺部分の一部ないし全
体に合成樹脂膜欠除部分を形成しなくてもよい。
かかる合成樹脂欠除部分は、そのシーラントない
し接着剤との接触部分の巾Aが5〜20mmとなつ
て、充分な2層安全ガラスと該安全ガラスの取付
け窓枠との間の接着強度が得られる様な巾が確保
されるのが好ましい。
上記した様な合成樹脂膜欠除部分を形成するこ
とにより、2層安全ガラス板の合成樹脂膜自体、
あるいは合成樹脂膜の露出面に当該2層安全ガラ
ス板の圧着時に使用される押えガラス板面から転
写されて付着したシリコン等の離型剤が形成され
た合成樹脂膜が、該2層安全ガラス板の少なくと
も下辺部分においてなくなるため、かかる2層安
全ガラス板をその室内側の周辺部を利用して自動
車の窓枠の周辺部にシーラントないし接着剤を使
用して接合取付けた場合、直接に2層安全ガラス
板の合成樹脂膜の除去された側のガラス板面と接
着とが接して接合されるため、離型剤を介した場
合の様な接着強度の低下がなくなる。
とにより、2層安全ガラス板の合成樹脂膜自体、
あるいは合成樹脂膜の露出面に当該2層安全ガラ
ス板の圧着時に使用される押えガラス板面から転
写されて付着したシリコン等の離型剤が形成され
た合成樹脂膜が、該2層安全ガラス板の少なくと
も下辺部分においてなくなるため、かかる2層安
全ガラス板をその室内側の周辺部を利用して自動
車の窓枠の周辺部にシーラントないし接着剤を使
用して接合取付けた場合、直接に2層安全ガラス
板の合成樹脂膜の除去された側のガラス板面と接
着とが接して接合されるため、離型剤を介した場
合の様な接着強度の低下がなくなる。
本考案において、2層安全ガラス板1を自動車
車体の窓枠3にシーラント2又は接着剤を介して
取付ける場合、第3図の様にシーラント2は合成
樹脂膜欠除部12及び合成樹脂膜11の端部を覆
う様にするのが好ましい。この様に合成樹脂膜1
1の端部をシーラント2により接着して覆うこと
により、衝突事故時ガラス板が破壊して2層安全
ガラス板が窓枠からそのまま外れてしまう危険性
を減少させることができる。このシーラント2に
より覆われる合成樹脂膜11の端部の巾は、シー
ラント11との接着により合成樹脂膜11の端部
を充分に保持できる様に、少なくとも5mm以上、
通常は5〜20mm程度とするのが好ましい。
車体の窓枠3にシーラント2又は接着剤を介して
取付ける場合、第3図の様にシーラント2は合成
樹脂膜欠除部12及び合成樹脂膜11の端部を覆
う様にするのが好ましい。この様に合成樹脂膜1
1の端部をシーラント2により接着して覆うこと
により、衝突事故時ガラス板が破壊して2層安全
ガラス板が窓枠からそのまま外れてしまう危険性
を減少させることができる。このシーラント2に
より覆われる合成樹脂膜11の端部の巾は、シー
ラント11との接着により合成樹脂膜11の端部
を充分に保持できる様に、少なくとも5mm以上、
通常は5〜20mm程度とするのが好ましい。
本考案において、2層安全ガラス板を構成する
ガラス板としては種々の無機ガラス板を使用する
ことができる。通常は、自動車その他各種車輌
用、あるいは建築用などの窓ガラスとして使用さ
れているソーダ・ライムガラス板と呼ばれるシリ
カ、ナトリウム、カルシウムを主成分とするガラ
ス板が適当であるが、用途によつてはホウケイ酸
ガラス、アルミナ・シリケートガラス、リシア・
アリミナ・シリケートガラス、その他のガラスも
使用できる。このガラス板は、強化しない生板ガ
ラスであつてもよいし、あるいは物理強化法や化
学強化法により強化されたガラス板であつてもよ
い。又、ガラス板は無色透明あるいは有色透明で
あつてもよいし、あるいは部分的に不透明であつ
てもよい。又、ガラス板としては、通常行われる
ような表面処理が施されたもの、即ち、無機質材
料等の薄膜からなる着色被膜、熱線反射被膜、電
導性被膜や反射防止被膜などを真空蒸着法、スパ
ツタ法、印刷法等で表面に固着形成し、ガラス板
と一体化したものを用いても良い。
ガラス板としては種々の無機ガラス板を使用する
ことができる。通常は、自動車その他各種車輌
用、あるいは建築用などの窓ガラスとして使用さ
れているソーダ・ライムガラス板と呼ばれるシリ
カ、ナトリウム、カルシウムを主成分とするガラ
ス板が適当であるが、用途によつてはホウケイ酸
ガラス、アルミナ・シリケートガラス、リシア・
アリミナ・シリケートガラス、その他のガラスも
使用できる。このガラス板は、強化しない生板ガ
ラスであつてもよいし、あるいは物理強化法や化
学強化法により強化されたガラス板であつてもよ
い。又、ガラス板は無色透明あるいは有色透明で
あつてもよいし、あるいは部分的に不透明であつ
てもよい。又、ガラス板としては、通常行われる
ような表面処理が施されたもの、即ち、無機質材
料等の薄膜からなる着色被膜、熱線反射被膜、電
導性被膜や反射防止被膜などを真空蒸着法、スパ
ツタ法、印刷法等で表面に固着形成し、ガラス板
と一体化したものを用いても良い。
この場合において、上記薄膜を固着成形されて
なるガラス板は少なくともその接着部においてシ
ーラントもしくは接着材との接着性が合成樹脂膜
に比べて高いものであることが、本考案の効果を
奏するために必要である。このガラス板は平板で
あつてもよいし、所望の形状に曲げ加工したガラ
ス板であつてもよい。かかる2層安全ガラスを構
成するガラス板の厚さとしては特に限定されるも
のではないが、その板厚は1.5mm以上、特に2.0mm
〜5mmが一般的である。
なるガラス板は少なくともその接着部においてシ
ーラントもしくは接着材との接着性が合成樹脂膜
に比べて高いものであることが、本考案の効果を
奏するために必要である。このガラス板は平板で
あつてもよいし、所望の形状に曲げ加工したガラ
ス板であつてもよい。かかる2層安全ガラスを構
成するガラス板の厚さとしては特に限定されるも
のではないが、その板厚は1.5mm以上、特に2.0mm
〜5mmが一般的である。
又、2層安全ガラス板を構成する合成樹脂膜の
材料としては種々の合成樹脂膜を採用しうるが、
特に耐衝撃性が高く強じんな合成樹脂が好まし
い。合成樹脂膜のガラス板と接する面は、ガラス
との接着性の高いものが圧着が容易で特に好まし
い。熱圧着によりガラスと強固に接着しうる合成
樹脂は熱可塑性樹脂膜であり、例えばポリウレタ
ン系熱可塑性樹脂、ポリビニールブチラール系樹
脂、ポリジエン系樹脂、エチレン−酢酸ビニー
ル・コポリマー系樹脂、ポリオレフイン系エラス
トマー、その他の熱可塑性樹脂やエラストマーが
適当である。中でも、透明性、耐衝撃性、耐貫通
性、その他の面からポリウレタン系熱可塑性樹脂
が最も好ましい。ポリウレタン系熱可塑性樹脂は
単にガラスとの接着部分ばかりでなく合成樹脂膜
全体あるいは合成樹脂膜の主要部の材料とするこ
とができる。例えば、第5図の様に合成樹脂膜の
全体を熱可塑性ポリウレタン膜11としてもよい
し、第6〜8図の様に合成樹脂膜のガラス側を接
着性の優れた熱可塑性ポリウレタン層11aとし
てもよいし、第7図の様に合成樹脂膜11を接着
性の優れた熱可塑性ポリウレタン層11aと耐衝
撃性及び強靭性に優れ熱可塑性ポリウレタン層1
1cを組み合わせる様にしてもよい。
材料としては種々の合成樹脂膜を採用しうるが、
特に耐衝撃性が高く強じんな合成樹脂が好まし
い。合成樹脂膜のガラス板と接する面は、ガラス
との接着性の高いものが圧着が容易で特に好まし
い。熱圧着によりガラスと強固に接着しうる合成
樹脂は熱可塑性樹脂膜であり、例えばポリウレタ
ン系熱可塑性樹脂、ポリビニールブチラール系樹
脂、ポリジエン系樹脂、エチレン−酢酸ビニー
ル・コポリマー系樹脂、ポリオレフイン系エラス
トマー、その他の熱可塑性樹脂やエラストマーが
適当である。中でも、透明性、耐衝撃性、耐貫通
性、その他の面からポリウレタン系熱可塑性樹脂
が最も好ましい。ポリウレタン系熱可塑性樹脂は
単にガラスとの接着部分ばかりでなく合成樹脂膜
全体あるいは合成樹脂膜の主要部の材料とするこ
とができる。例えば、第5図の様に合成樹脂膜の
全体を熱可塑性ポリウレタン膜11としてもよい
し、第6〜8図の様に合成樹脂膜のガラス側を接
着性の優れた熱可塑性ポリウレタン層11aとし
てもよいし、第7図の様に合成樹脂膜11を接着
性の優れた熱可塑性ポリウレタン層11aと耐衝
撃性及び強靭性に優れ熱可塑性ポリウレタン層1
1cを組み合わせる様にしてもよい。
なお、ポリウレタン系熱可塑性樹脂は、表面の
耐溶剤性などの化学的耐久性及び物理的耐久性が
比較的低いので、好ましくはこれら耐久性を向上
させる表面処理、例えば架橋処理などを施した
り、あるいは耐溶剤性の高い他の熱可塑性樹脂層
あるいは耐溶剤性の高い熱硬化性合成樹脂層を設
けたりするのが好ましい。例えば、第6,7図に
示した例は、ポリウレタン系熱可塑性欠樹脂膜1
1の表面に熱、光、湿分、その他で架橋しうる官
能基を予め、あるいは架橋時前に、あるいは架橋
時に導入し、それを架橋して耐溶剤性等の耐久性
を向上させたポリウレタン系表面架橋合成樹脂膜
11bを示したものである。又、第8図に示した
例は、ポリウレタン系熱可塑性樹脂膜11aの表
面に熱硬化性、光硬化性あるいは湿分硬化性の架
橋ポリウレタン層11dを設け、耐溶剤性等の耐
久性を向上させたものである。
耐溶剤性などの化学的耐久性及び物理的耐久性が
比較的低いので、好ましくはこれら耐久性を向上
させる表面処理、例えば架橋処理などを施した
り、あるいは耐溶剤性の高い他の熱可塑性樹脂層
あるいは耐溶剤性の高い熱硬化性合成樹脂層を設
けたりするのが好ましい。例えば、第6,7図に
示した例は、ポリウレタン系熱可塑性欠樹脂膜1
1の表面に熱、光、湿分、その他で架橋しうる官
能基を予め、あるいは架橋時前に、あるいは架橋
時に導入し、それを架橋して耐溶剤性等の耐久性
を向上させたポリウレタン系表面架橋合成樹脂膜
11bを示したものである。又、第8図に示した
例は、ポリウレタン系熱可塑性樹脂膜11aの表
面に熱硬化性、光硬化性あるいは湿分硬化性の架
橋ポリウレタン層11dを設け、耐溶剤性等の耐
久性を向上させたものである。
上記合成樹脂膜は全体として透明でかつ光学的
性質の優れたものであることが好ましい。ガラス
層と同様に合成樹脂膜の一部は不透明であつても
よく、又、部分的にあるいは全体が着色された透
明体であつてもよい。合成樹脂膜全体の厚さは特
に限定されるものではないが、0.2mm以上、特に
0.4mm〜10mmであることが好ましい。
性質の優れたものであることが好ましい。ガラス
層と同様に合成樹脂膜の一部は不透明であつても
よく、又、部分的にあるいは全体が着色された透
明体であつてもよい。合成樹脂膜全体の厚さは特
に限定されるものではないが、0.2mm以上、特に
0.4mm〜10mmであることが好ましい。
次に、本考案の実施例について説明する。
板厚3.0mm、寸法(500mm×1100mm)の長方形の
ガラス板面上に露出面を架橋処理した厚さ0.5mm
の上記ガラス板と同寸法の熱可塑性ポリウレタン
膜を重ねて合せガラス組立体を用意した。一方、
板厚1.5mmで上記ガラス板と同寸法のイオン交換
強化ガラス板を洗浄、乾燥した後、ジメチルポリ
シロキサンの液中に浸漬し、ガラス板面にかかる
ジメチルポリシロキサンからなる被膜を形成し、
乾燥し、次いで350℃で30分加熱して焼付け、離
型処理膜を形成した押えガラス板を用意した。上
記合せガラス組立体の熱可塑性ポリウレタン膜面
上に押えガラス板をその離型処理面がポリウレタ
ン膜面側となる様に重ね、この組立積層体を予備
圧着袋の中に入れて脱気して約125℃に加熱して
予備圧着を行なつた。次いでこの組立積層体をオ
ートクレーブの中に入れて13気圧、140℃で加熱
加圧して本圧着を行なつた。次いで、本圧着の終
了した組立積層体をオートクレーブから取り出し
て放冷し、押えガラス板を剥がして2層安全ガラ
スを製造した。
ガラス板面上に露出面を架橋処理した厚さ0.5mm
の上記ガラス板と同寸法の熱可塑性ポリウレタン
膜を重ねて合せガラス組立体を用意した。一方、
板厚1.5mmで上記ガラス板と同寸法のイオン交換
強化ガラス板を洗浄、乾燥した後、ジメチルポリ
シロキサンの液中に浸漬し、ガラス板面にかかる
ジメチルポリシロキサンからなる被膜を形成し、
乾燥し、次いで350℃で30分加熱して焼付け、離
型処理膜を形成した押えガラス板を用意した。上
記合せガラス組立体の熱可塑性ポリウレタン膜面
上に押えガラス板をその離型処理面がポリウレタ
ン膜面側となる様に重ね、この組立積層体を予備
圧着袋の中に入れて脱気して約125℃に加熱して
予備圧着を行なつた。次いでこの組立積層体をオ
ートクレーブの中に入れて13気圧、140℃で加熱
加圧して本圧着を行なつた。次いで、本圧着の終
了した組立積層体をオートクレーブから取り出し
て放冷し、押えガラス板を剥がして2層安全ガラ
スを製造した。
上記方法により3枚の2層安全ガラス板を製造
し、そのうち1枚は、その全周に5mm巾の合成樹
脂膜欠除部を形成し(サンプルNo.1)、もう1枚
はその全周に15mm巾の合成樹脂膜トリミングを形
成し(サンプルNo.2)、残りの1枚はそのままと
した(サンプルNo.3)。
し、そのうち1枚は、その全周に5mm巾の合成樹
脂膜欠除部を形成し(サンプルNo.1)、もう1枚
はその全周に15mm巾の合成樹脂膜トリミングを形
成し(サンプルNo.2)、残りの1枚はそのままと
した(サンプルNo.3)。
サンプルNo.1については、5mm巾の合成樹脂膜
欠除部及び合成樹脂膜の端部を7mmの巾をもつて
覆う様にその全周にポリウレタンシーラント2を
設けて第4図aの様に試験枠12に合成樹脂膜1
1が上面を向く様に接合し、取り付けた。(この
取付けをタイプ1とする。) 又、サンプルNo.2については、15mm巾の合成樹
脂膜欠除部のうち2層安全ガラス板1の端部より
12mmの巾で、従つて合成樹脂膜11の端部を覆わ
ない様にその全周にポリウレタンシーラント2を
設けて第4図bの様に試験枠12に合成樹脂膜1
1が上面を向く様に接合し、取付けた。(この取
付けをタイプ2とする。) 又、サンプルNo.3については、2層安全ガラス
板11の合成樹脂膜側の全周にその端部から10mm
の巾をもつてポリウレタンシーラント2を設けて
第4図cの様に試験枠12に合成樹脂膜11が上
面を向く様に接合し、取付けた。(この取付けを
タイプ3とする。) 上記したタイプ1〜3の2層安全ガラス板につ
いて、4mの高さからJIS R3212に定める10Kgヘ
ツドフオームを落下させる試験を行なつた結果は
次の通りであつた。
欠除部及び合成樹脂膜の端部を7mmの巾をもつて
覆う様にその全周にポリウレタンシーラント2を
設けて第4図aの様に試験枠12に合成樹脂膜1
1が上面を向く様に接合し、取り付けた。(この
取付けをタイプ1とする。) 又、サンプルNo.2については、15mm巾の合成樹
脂膜欠除部のうち2層安全ガラス板1の端部より
12mmの巾で、従つて合成樹脂膜11の端部を覆わ
ない様にその全周にポリウレタンシーラント2を
設けて第4図bの様に試験枠12に合成樹脂膜1
1が上面を向く様に接合し、取付けた。(この取
付けをタイプ2とする。) 又、サンプルNo.3については、2層安全ガラス
板11の合成樹脂膜側の全周にその端部から10mm
の巾をもつてポリウレタンシーラント2を設けて
第4図cの様に試験枠12に合成樹脂膜11が上
面を向く様に接合し、取付けた。(この取付けを
タイプ3とする。) 上記したタイプ1〜3の2層安全ガラス板につ
いて、4mの高さからJIS R3212に定める10Kgヘ
ツドフオームを落下させる試験を行なつた結果は
次の通りであつた。
(i) タイプ1についての試験結果(本考案の実施
例) ガラス板は破壊するものの2層安全ガラス板は
試験枠から外れず、保持されたままであつた。
例) ガラス板は破壊するものの2層安全ガラス板は
試験枠から外れず、保持されたままであつた。
(ii) タイプ2についての試験結果(比較例)
ガラス板の破壊とともにガラス板の合成樹脂膜
欠除部とシーラント接着部の間が長手方向と短辺
方向の合計70cmに渡つて破壊し、試験枠から大き
くガラス板が外れた。
欠除部とシーラント接着部の間が長手方向と短辺
方向の合計70cmに渡つて破壊し、試験枠から大き
くガラス板が外れた。
(iii) タイプ3についての試験結果(比較例)
ガラス板の破壊とともに長手方向のシーラント
部の中央より約25cmに渡り剥離したが、ガラス板
は外れなかつた。
部の中央より約25cmに渡り剥離したが、ガラス板
は外れなかつた。
以上の様に、本考案によれば、自動車の窓枠に
2層安全ガラス板を強固に接合、取付けることが
でき、自動車の衝突試験を行なつた場合、2層安
全ガラス板が窓枠から外れてしまい、乗員が窓か
ら外に飛出してしまうという危険性を減少させる
ことができ、安全性の高い自動車用風防ガラス窓
を提供することができる。
2層安全ガラス板を強固に接合、取付けることが
でき、自動車の衝突試験を行なつた場合、2層安
全ガラス板が窓枠から外れてしまい、乗員が窓か
ら外に飛出してしまうという危険性を減少させる
ことができ、安全性の高い自動車用風防ガラス窓
を提供することができる。
第1図は、比較例に係る自動車用風防ガラス窓
の断面図を示したものであり、第2図は本考案に
使用される2層安全ガラス板縦断面図を示したも
のであり、第3図は本考案の具体例に係る自動車
用風防ガラス窓の縦断面図を示したものであり、
第4図は試験方法の説明図を示したものであり、
第5〜8図は、本考案に使用される2層安全ガラ
ス板の一部の断面を模式的に示した断面図であ
る。 1:2層安全ガラス板、2:シーラント、3:
自動車の窓枠、4:接着剤層、10:ガラス板、
11:合成樹脂膜。
の断面図を示したものであり、第2図は本考案に
使用される2層安全ガラス板縦断面図を示したも
のであり、第3図は本考案の具体例に係る自動車
用風防ガラス窓の縦断面図を示したものであり、
第4図は試験方法の説明図を示したものであり、
第5〜8図は、本考案に使用される2層安全ガラ
ス板の一部の断面を模式的に示した断面図であ
る。 1:2層安全ガラス板、2:シーラント、3:
自動車の窓枠、4:接着剤層、10:ガラス板、
11:合成樹脂膜。
Claims (1)
- 窓ガラス板を自動車の車体の窓枠にシーラント
あるいは接着剤を介して接合された自動車用風防
ガラス窓において、上記窓ガラス板は、ガラス板
と該ガラス板との接合面の反対面において前記シ
ーラントあるいは前記接着剤との接着性がガラス
板に比べて劣る合成樹脂膜とが積層されてなり、
周辺部分の合成樹脂膜の一部又は全部に切り欠き
が施されて合成樹脂膜欠除部が形成されている2
層安全ガラス板であつて、該2層安全ガラス板の
合成樹脂膜が自動車の車内側となる様に窓枠に配
され、該2層安全ガラス板が少なくとも一部にお
いて、上記合成樹脂膜欠除部のガラス板面と該合
成樹脂膜欠除部近傍の合成樹脂膜端部の一部と窓
枠との間にシーラントあるいは接着剤を介在させ
て接合、取付けられていることを特徴とする自動
車用風防ガラス窓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1108484U JPS60124715U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 自動車用風防ガラス窓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1108484U JPS60124715U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 自動車用風防ガラス窓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60124715U JPS60124715U (ja) | 1985-08-22 |
| JPH037207Y2 true JPH037207Y2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=30492869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1108484U Granted JPS60124715U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 自動車用風防ガラス窓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60124715U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10306957A1 (de) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Webasto Vehicle Systems International Gmbh | Scheibenanordnung für ein Fahrzeug und Herstellungsverfahren dafür |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52130320U (ja) * | 1976-03-29 | 1977-10-04 |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1108484U patent/JPS60124715U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60124715U (ja) | 1985-08-22 |
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