JPH0372110B2 - - Google Patents
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- JPH0372110B2 JPH0372110B2 JP15117183A JP15117183A JPH0372110B2 JP H0372110 B2 JPH0372110 B2 JP H0372110B2 JP 15117183 A JP15117183 A JP 15117183A JP 15117183 A JP15117183 A JP 15117183A JP H0372110 B2 JPH0372110 B2 JP H0372110B2
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、土木構造物表面の色彩化工法に関
し、主に山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリー
ト面のみならず、山腹斜面の堰提、ダム堰提、積
ブロツク、或は、護岸堤、消波用テトラポツト、
自然石等の各種土木構造物の表面を、その周辺の
自然景観を損なうことなく、自然との調和を企図
して色彩化処理しようとするものである。 (従来の技術とその課題) 山腹斜面における法面保護工として、最も一般
的なモルタル吹付工は、崩落防止との安全性に対
する評価が高く、最大の施工面積を有している。
しかし、当該モルタル吹付面は、乾燥後白く反射
する吹付表面を呈する為、周辺の自然景観に治ぐ
わず、自然との不調和を招き、また、海岸道路や
湖岸道路等にあつては、それによつて沖合を回遊
する魚の魚道の変化を招く等の弊害の認められる
ものであつた。 その為には、モルタル吹付表面を着色塗料によ
り塗布処理したり、或は、カラーモルタルを吹付
ける等の工法が採用される場合もあるが、褪色、
剥離、コスト等の点で一長一短があるのが現状と
なつている。 例えば、塗布工法による着色工の場合には、一
般に艶がありすぎ、また、被膜も薄いため、高価
な着色剤でないと、褪色、色斑、劣化を生じ易い
欠点が認められる。 また、カラーモルタル吹付工の場合、そのモル
タルに混和する着色剤は、緑系が最もコスト高
で、次いで黒系、茶系の順となつているが、その
内、緑系の着色剤をモルタルに混和して吹付けを
行う場合、モルタル全量の着色に多量の着色剤を
必要とする上に、当該カラーモルタルの褪色、白
華現象が表面部分に発生し、多量の着色剤を使用
する割にはロスの大きいものであつた。 ここで、モルタルの白華現象とは、モルタルの
アクが表面へ滲み出て、その為、カラーモルタル
表面が白くなる現象である。 その為、下地処理した山腹斜面の一層目を通常
のモルタル吹付け処理し、その上に二層目にカラ
ーモルタルを吹付け処理することで、材料ロスを
軽減するも、やはり褪色、白華現象を防ぎにくい
上に、両モルタル間の剥離をも招き易いものであ
つた。 (課題を解決するための手段) 本発明は、斯様な土木構造物表面の色彩化工法
上の諸問題を解決するに、釉薬処理した砂粒状の
硅砂を焼成して発色させた骨材(以下、着色焼成
骨材という)が、いわば陶磁器のミニチユアと同
効なもので、半永久的に褪色しないものであるこ
とに着目し、当該着色焼成骨材をベースとし、こ
れに天然砂を配合して自然に近い色に発色させた
ニユーセラミツクサンドを、此種土木構造物表面
の色彩化物質として採用すると共に、当該ニユー
セラミツクサンドに所要の下地処理力を兼ね備え
た強力な接着剤を混和し、これを山腹斜面のモル
タル吹付面やコンクリート面のみならず、山腹斜
面の堰提、ダム堰提、積ブロツク等の各種土木構
造物の表面に吹付け処理する色彩化工法を提供
し、これにて白く反射する土木構造物による違和
感、威圧感を解消し、自然環境との調和を達成せ
んとしたのである。 (第1実施例) 先ず、各種土木構造物に対する色彩化物質と接
着剤を、苔色に似せたダークグリーンのような緑
系統の色合いを出す第1実施例の場合について示
せば、次の通りである。 緑系統の色合いを出すニユーセラミツクサンド
(イ)〜(ニ)と接着剤(ホ)、(ヘ)との配合割合を示す表1
し、主に山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリー
ト面のみならず、山腹斜面の堰提、ダム堰提、積
ブロツク、或は、護岸堤、消波用テトラポツト、
自然石等の各種土木構造物の表面を、その周辺の
自然景観を損なうことなく、自然との調和を企図
して色彩化処理しようとするものである。 (従来の技術とその課題) 山腹斜面における法面保護工として、最も一般
的なモルタル吹付工は、崩落防止との安全性に対
する評価が高く、最大の施工面積を有している。
しかし、当該モルタル吹付面は、乾燥後白く反射
する吹付表面を呈する為、周辺の自然景観に治ぐ
わず、自然との不調和を招き、また、海岸道路や
湖岸道路等にあつては、それによつて沖合を回遊
する魚の魚道の変化を招く等の弊害の認められる
ものであつた。 その為には、モルタル吹付表面を着色塗料によ
り塗布処理したり、或は、カラーモルタルを吹付
ける等の工法が採用される場合もあるが、褪色、
剥離、コスト等の点で一長一短があるのが現状と
なつている。 例えば、塗布工法による着色工の場合には、一
般に艶がありすぎ、また、被膜も薄いため、高価
な着色剤でないと、褪色、色斑、劣化を生じ易い
欠点が認められる。 また、カラーモルタル吹付工の場合、そのモル
タルに混和する着色剤は、緑系が最もコスト高
で、次いで黒系、茶系の順となつているが、その
内、緑系の着色剤をモルタルに混和して吹付けを
行う場合、モルタル全量の着色に多量の着色剤を
必要とする上に、当該カラーモルタルの褪色、白
華現象が表面部分に発生し、多量の着色剤を使用
する割にはロスの大きいものであつた。 ここで、モルタルの白華現象とは、モルタルの
アクが表面へ滲み出て、その為、カラーモルタル
表面が白くなる現象である。 その為、下地処理した山腹斜面の一層目を通常
のモルタル吹付け処理し、その上に二層目にカラ
ーモルタルを吹付け処理することで、材料ロスを
軽減するも、やはり褪色、白華現象を防ぎにくい
上に、両モルタル間の剥離をも招き易いものであ
つた。 (課題を解決するための手段) 本発明は、斯様な土木構造物表面の色彩化工法
上の諸問題を解決するに、釉薬処理した砂粒状の
硅砂を焼成して発色させた骨材(以下、着色焼成
骨材という)が、いわば陶磁器のミニチユアと同
効なもので、半永久的に褪色しないものであるこ
とに着目し、当該着色焼成骨材をベースとし、こ
れに天然砂を配合して自然に近い色に発色させた
ニユーセラミツクサンドを、此種土木構造物表面
の色彩化物質として採用すると共に、当該ニユー
セラミツクサンドに所要の下地処理力を兼ね備え
た強力な接着剤を混和し、これを山腹斜面のモル
タル吹付面やコンクリート面のみならず、山腹斜
面の堰提、ダム堰提、積ブロツク等の各種土木構
造物の表面に吹付け処理する色彩化工法を提供
し、これにて白く反射する土木構造物による違和
感、威圧感を解消し、自然環境との調和を達成せ
んとしたのである。 (第1実施例) 先ず、各種土木構造物に対する色彩化物質と接
着剤を、苔色に似せたダークグリーンのような緑
系統の色合いを出す第1実施例の場合について示
せば、次の通りである。 緑系統の色合いを出すニユーセラミツクサンド
(イ)〜(ニ)と接着剤(ホ)、(ヘ)との配合割合を示す表1
【表】
【表】
而して、第1実施例に示すような色合いと骨材
粒度の着色焼成骨材(イ)、(ロ)、(ハ)5部(27Kg)に硅
砂(ニ)5部(27Kg)を混合した上で、主としてモル
タル吹付面を対象として開発したアクリル酸エス
テル共重合の変性エマルジヨンで、モルタル表面
の粉塵、湿り等にも対応できる下地処理力をも兼
ね備えた接着剤、具体的には、ヘキスト合成株式
会社製の「モビニール変性品」(商品名)を接着
主剤(ホ)として3.3部に、同じくヘキスト合成株式
会社製の「チローゼH10000」(商品名)をその増
粘剤(ヘ)として0.03部添加してなる接着剤3.33部
(18Kg)を混入してミキサーで攪拌混和し、これ
を予め下地処理した山腹斜面のモルタル吹付面等
に吹付け処理せしめる。 すると、当該吹付面が着色焼成骨材それ自体の
ダークグリーン系の色合いを呈する上に、比較的
面の粗い粗面が形成される。 尚、施工後、年数を経た山腹斜面の古いモルタ
ル吹付面に、前記のような色彩化処理する場合に
は、予め、苔や堆積物を除去するとの法面清掃処
理を行つた上で施工するか、或は、古いモルタル
吹付面の経年変化が著しい場合には、一旦、下地
処理した上で、再度モルタル吹付け処理し、当該
モルタル吹付面を前記の工法で色彩化処理せしめ
る。 (第2実施例) 次に、第2実施例として、桜島熔岩色のような
赤つぽい、即ち、赤が強い茶系統の色合いを出す
場合の色彩化物質の配合割合を、また、第3実施
例として、富士熔岩色のような茶の強い黒系統の
色合いを出す場合の配合割合を、夫々示せば次の
通りである。 茶系統(例えば、桜島熔岩色)の色合いを出す
ニユーセラミツクサンドの配合割合を示す表2
粒度の着色焼成骨材(イ)、(ロ)、(ハ)5部(27Kg)に硅
砂(ニ)5部(27Kg)を混合した上で、主としてモル
タル吹付面を対象として開発したアクリル酸エス
テル共重合の変性エマルジヨンで、モルタル表面
の粉塵、湿り等にも対応できる下地処理力をも兼
ね備えた接着剤、具体的には、ヘキスト合成株式
会社製の「モビニール変性品」(商品名)を接着
主剤(ホ)として3.3部に、同じくヘキスト合成株式
会社製の「チローゼH10000」(商品名)をその増
粘剤(ヘ)として0.03部添加してなる接着剤3.33部
(18Kg)を混入してミキサーで攪拌混和し、これ
を予め下地処理した山腹斜面のモルタル吹付面等
に吹付け処理せしめる。 すると、当該吹付面が着色焼成骨材それ自体の
ダークグリーン系の色合いを呈する上に、比較的
面の粗い粗面が形成される。 尚、施工後、年数を経た山腹斜面の古いモルタ
ル吹付面に、前記のような色彩化処理する場合に
は、予め、苔や堆積物を除去するとの法面清掃処
理を行つた上で施工するか、或は、古いモルタル
吹付面の経年変化が著しい場合には、一旦、下地
処理した上で、再度モルタル吹付け処理し、当該
モルタル吹付面を前記の工法で色彩化処理せしめ
る。 (第2実施例) 次に、第2実施例として、桜島熔岩色のような
赤つぽい、即ち、赤が強い茶系統の色合いを出す
場合の色彩化物質の配合割合を、また、第3実施
例として、富士熔岩色のような茶の強い黒系統の
色合いを出す場合の配合割合を、夫々示せば次の
通りである。 茶系統(例えば、桜島熔岩色)の色合いを出す
ニユーセラミツクサンドの配合割合を示す表2
【表】
(第3実施例)
黒系統(例えば、富士熔岩色)の色合いを出す
ニユーセラミツクサンドの配合割合を示す表3
ニユーセラミツクサンドの配合割合を示す表3
【表】
【表】
前記の第2実施例と第3実施例に示すように色
合いと骨材粒度の着色焼成骨材に硅砂等を混合し
た上で、第1実施例の場合と同様の接着剤(主剤
と増粘剤)を第2実施例の場合には4部程度、ま
た、第3実施例の場合には3部程度夫々添加して
攪拌し、これを下地処理した山腹斜面に吹付け処
理することで、第2実施例の場合には桜島熔岩色
に似た赤つぽい、即ち、赤が強い茶系統の色合い
を、また、第3実施例の場合には富士熔岩色に似
た茶の強い黒系統の色合いを夫々呈する粗面が形
成される。 前記の場合には、主に山腹斜面のモルタル吹付
面を色彩化する場合について説明したが、山腹斜
面のコンクリート面や堰提、ダム堰提、積ブロツ
ク等の各種土木構造物表面を周辺の自然にマツチ
した緑系統、茶系統、黒系統の色合いに色彩化せ
しめる場合も同様である。 (発明の効果) 本発明は、前記のように土木構造物の表面を色
彩化処理するに、第1発明のように、色合いが暗
緑色で骨材粒度が小程度の着色焼成骨材(イ)を3部
程度と、色合いが暗緑色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合いが黒色で骨材
粒度が中程度の着色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨
材粒度が中程度の硅砂(ニ)を5部程度混合して緑系
統の色合いを出すニユーセラミツクサンドを、ま
た、第2発明のように、色合いが赤色で骨材粒度
が中程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度と、色合い
が黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(ロ)を1
部程度と、色合いが黒色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨材粒度が中程度の
硅砂(ニ)を6部程度と、更に、蛇紋粉(ホ)を1部程度
と寒水粉(ヘ)を1部程度混合して茶系統の色合いを
出すニユーセラミツクサンドを、また、第3発明
のように、色合いが黒色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(イ)を2部程度と、色合いが銀色で骨材
粒度が大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、骨
材粒度が中程度の硅砂(ハ)を5部程度と、更に、蛇
紋粉(ニ)を1部程度混合して黒系統の色合いを出す
ニユーセラミツクサンドを夫々主原料として形成
し、此等のニユーセラミツクサンドに、所要の下
地処理力を兼ね備えた主剤(ホ)に増粘剤(ヘ)を添加し
てなる接着剤を3〜4部程度を混入して攪拌混合
し、これを山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリ
ート面、山腹斜面の堰提、ダム堰提、積ブロツ
ク、或は、護岸堤、消波用テトラポツト、自然石
等の土木構造物表面に吹付け処理する色彩化工法
としたので、此種の土木構造物表面を周辺の自然
環境とマツチした緑系統(ダークグリーン乃至モ
スグリーン)、茶系統(ブラウン)、黒系統(ダー
クブラウン)の目立たない色合いのものに色彩化
することができる為、土木構造物の存在による違
和感、威圧感等を取り除き、ひいては自然景観を
修復、修景したり、自然環境との調和に対処する
上で、極めて有益な土木構造物表面の色彩化工法
である。 然も、本工法に場合には、着色して焼成したニ
ユーセラミツクサンドを主原料とするセラミツク
着色工ともいうべき色彩化工法とする為、半永久
的に褪色、劣化のない艶の少ない粗面を作り出
し、工程上、追い吹き、補修等の必要性が生じて
も、同一色の仕上がりが可能で、従前の染料や顔
料等による着色工法に比して格段に優れたもので
ある。また、本工法では、独自の配合割合にかか
るニユーセラミツクサンドを、此種の土木構造物
表面の色彩化物質として用途開発したので、本工
法による施工面は、四季の変化に不自然さを感じ
させることなく、春の新緑、夏の濃緑、秋の紅
葉、冬の枯葉や雪等の季節の色合いに順応し、そ
の上、天候や見る方向等により微妙に変化し、見
る者に人工的な違和感を感じさせない為、特に、
自然環境との節度ある調和を企図する環境土木分
野における自然保護、自然景観の保全手段の一と
して極めて優れたものである。 より具体的に説明すれば、第1発明の場合のよう
に、色合いが暗緑色で骨材粒度が小程度の着色焼
成骨材(イ)を3部程度と、色合いが暗緑色で骨材粒
度が大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合
いが黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(ハ)を
1部程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ニ)を5部程
度混合して緑系統の色合いを出すニユーセラミツ
クサンドを主原料とし施工した場合には、此等の
異なつた大きさの骨材粒度(この粒度は、光りの
反射状態を微妙に変えたり、また、表面の粗さの
度合いや風合を微妙に変化させる。)と、色合い
の異なる骨材とその骨材量の特異な組み合わせに
より、その吹き付け施工面を遠くから見た場合、
苔色に似せたダークグリーン系の風合を的確に表
現することができる。 また、第2発明の場合のように、色合いが赤色
で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度
と、色合いが黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成
骨材(ロ)を1部程度と、色合いが黒色で骨材粒度が
大程度の着色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨材粒度
が中程度の硅砂(ニ)を6部程度と、更に、蛇紋粉(ホ)
を1部程度と寒水粉(ヘ)を1部程度混合して茶系統
の色合いを出すニユーセラミツクサンドを主原料
として施工した場合には、此等の異なつた大きさ
の骨材粒度と色合いの異なる骨材とその骨材量の
特異な組み合わせにより、その吹き付け施工面を
遠くから見た場合、桜島熔岩色に似せた赤つぽ
い、即ち、赤が強いブラウン系の風合を的確に表
現することができる。 また、第3発明の場合のように、色合いが黒色
で骨材粒度が大程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度
と、色合いが銀色で骨材粒度が大程度の着色焼成
骨材(ロ)を1部程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ハ)
を5部程度と、更に、蛇紋粉(ニ)を1部程度混合し
て黒系統の色合いを出すニユーセラミツクサンド
を主原料として施工した場合には、此等の異なつ
た大きさの骨材粒度と色合いの異なる骨材とその
骨材量の特異な組み合わせにより、その吹き付け
施工面を遠くから見た場合、富士熔岩色に似せた
茶の強いブラツク系、即ち、ダークブラウン系の
風合を的確に表現することができる。 更に加えるに、海岸道路や山岳道路等に隣接す
る山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリート面、
山腹斜面の堰提、ダム堰提、積ブロツク、或は、
護岸堤、消波用テトラポツト、自然石等の土木構
造物の多くは、通常、太陽光等を受けて白く反射
し、その眩しさの故に交通上の障害となつたり、
また、海岸道路や湖岸道路等の場合には、その白
く反射する土木構造物の影響を受けて、沿岸を回
遊する魚が魚道を変えてしまう等の弊害を惹起す
る虞れのあるものであつたが、本工法では此等の
弊害の生ずる余地を解消することができる。 また、山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリー
ト面等に民家が隣接して建つているような場合、
その白く反射する輻射熱の影響を受けて日常生活
上の問題ともなつていたが、本工法によつて照り
返しの影響を格段に軽減することができる。 その上、本工法による土木構造物表面の吹き付
け施工面は、年月を経るに従つて褪色したり白華
するのではなく、逆に、くすんだ色合いを呈する
ようになり、益々、周辺の自然景観と融和して渾
然一体化することにもなる。 然も、本工法は吹付け作業性にも優れ、比較的
短期間で施工でき、経済性にも優れる等の諸効果
を齊す。
合いと骨材粒度の着色焼成骨材に硅砂等を混合し
た上で、第1実施例の場合と同様の接着剤(主剤
と増粘剤)を第2実施例の場合には4部程度、ま
た、第3実施例の場合には3部程度夫々添加して
攪拌し、これを下地処理した山腹斜面に吹付け処
理することで、第2実施例の場合には桜島熔岩色
に似た赤つぽい、即ち、赤が強い茶系統の色合い
を、また、第3実施例の場合には富士熔岩色に似
た茶の強い黒系統の色合いを夫々呈する粗面が形
成される。 前記の場合には、主に山腹斜面のモルタル吹付
面を色彩化する場合について説明したが、山腹斜
面のコンクリート面や堰提、ダム堰提、積ブロツ
ク等の各種土木構造物表面を周辺の自然にマツチ
した緑系統、茶系統、黒系統の色合いに色彩化せ
しめる場合も同様である。 (発明の効果) 本発明は、前記のように土木構造物の表面を色
彩化処理するに、第1発明のように、色合いが暗
緑色で骨材粒度が小程度の着色焼成骨材(イ)を3部
程度と、色合いが暗緑色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合いが黒色で骨材
粒度が中程度の着色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨
材粒度が中程度の硅砂(ニ)を5部程度混合して緑系
統の色合いを出すニユーセラミツクサンドを、ま
た、第2発明のように、色合いが赤色で骨材粒度
が中程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度と、色合い
が黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(ロ)を1
部程度と、色合いが黒色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨材粒度が中程度の
硅砂(ニ)を6部程度と、更に、蛇紋粉(ホ)を1部程度
と寒水粉(ヘ)を1部程度混合して茶系統の色合いを
出すニユーセラミツクサンドを、また、第3発明
のように、色合いが黒色で骨材粒度が大程度の着
色焼成骨材(イ)を2部程度と、色合いが銀色で骨材
粒度が大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、骨
材粒度が中程度の硅砂(ハ)を5部程度と、更に、蛇
紋粉(ニ)を1部程度混合して黒系統の色合いを出す
ニユーセラミツクサンドを夫々主原料として形成
し、此等のニユーセラミツクサンドに、所要の下
地処理力を兼ね備えた主剤(ホ)に増粘剤(ヘ)を添加し
てなる接着剤を3〜4部程度を混入して攪拌混合
し、これを山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリ
ート面、山腹斜面の堰提、ダム堰提、積ブロツ
ク、或は、護岸堤、消波用テトラポツト、自然石
等の土木構造物表面に吹付け処理する色彩化工法
としたので、此種の土木構造物表面を周辺の自然
環境とマツチした緑系統(ダークグリーン乃至モ
スグリーン)、茶系統(ブラウン)、黒系統(ダー
クブラウン)の目立たない色合いのものに色彩化
することができる為、土木構造物の存在による違
和感、威圧感等を取り除き、ひいては自然景観を
修復、修景したり、自然環境との調和に対処する
上で、極めて有益な土木構造物表面の色彩化工法
である。 然も、本工法に場合には、着色して焼成したニ
ユーセラミツクサンドを主原料とするセラミツク
着色工ともいうべき色彩化工法とする為、半永久
的に褪色、劣化のない艶の少ない粗面を作り出
し、工程上、追い吹き、補修等の必要性が生じて
も、同一色の仕上がりが可能で、従前の染料や顔
料等による着色工法に比して格段に優れたもので
ある。また、本工法では、独自の配合割合にかか
るニユーセラミツクサンドを、此種の土木構造物
表面の色彩化物質として用途開発したので、本工
法による施工面は、四季の変化に不自然さを感じ
させることなく、春の新緑、夏の濃緑、秋の紅
葉、冬の枯葉や雪等の季節の色合いに順応し、そ
の上、天候や見る方向等により微妙に変化し、見
る者に人工的な違和感を感じさせない為、特に、
自然環境との節度ある調和を企図する環境土木分
野における自然保護、自然景観の保全手段の一と
して極めて優れたものである。 より具体的に説明すれば、第1発明の場合のよう
に、色合いが暗緑色で骨材粒度が小程度の着色焼
成骨材(イ)を3部程度と、色合いが暗緑色で骨材粒
度が大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合
いが黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(ハ)を
1部程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ニ)を5部程
度混合して緑系統の色合いを出すニユーセラミツ
クサンドを主原料とし施工した場合には、此等の
異なつた大きさの骨材粒度(この粒度は、光りの
反射状態を微妙に変えたり、また、表面の粗さの
度合いや風合を微妙に変化させる。)と、色合い
の異なる骨材とその骨材量の特異な組み合わせに
より、その吹き付け施工面を遠くから見た場合、
苔色に似せたダークグリーン系の風合を的確に表
現することができる。 また、第2発明の場合のように、色合いが赤色
で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度
と、色合いが黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成
骨材(ロ)を1部程度と、色合いが黒色で骨材粒度が
大程度の着色焼成骨材(ハ)を1部程度と、骨材粒度
が中程度の硅砂(ニ)を6部程度と、更に、蛇紋粉(ホ)
を1部程度と寒水粉(ヘ)を1部程度混合して茶系統
の色合いを出すニユーセラミツクサンドを主原料
として施工した場合には、此等の異なつた大きさ
の骨材粒度と色合いの異なる骨材とその骨材量の
特異な組み合わせにより、その吹き付け施工面を
遠くから見た場合、桜島熔岩色に似せた赤つぽ
い、即ち、赤が強いブラウン系の風合を的確に表
現することができる。 また、第3発明の場合のように、色合いが黒色
で骨材粒度が大程度の着色焼成骨材(イ)を2部程度
と、色合いが銀色で骨材粒度が大程度の着色焼成
骨材(ロ)を1部程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ハ)
を5部程度と、更に、蛇紋粉(ニ)を1部程度混合し
て黒系統の色合いを出すニユーセラミツクサンド
を主原料として施工した場合には、此等の異なつ
た大きさの骨材粒度と色合いの異なる骨材とその
骨材量の特異な組み合わせにより、その吹き付け
施工面を遠くから見た場合、富士熔岩色に似せた
茶の強いブラツク系、即ち、ダークブラウン系の
風合を的確に表現することができる。 更に加えるに、海岸道路や山岳道路等に隣接す
る山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリート面、
山腹斜面の堰提、ダム堰提、積ブロツク、或は、
護岸堤、消波用テトラポツト、自然石等の土木構
造物の多くは、通常、太陽光等を受けて白く反射
し、その眩しさの故に交通上の障害となつたり、
また、海岸道路や湖岸道路等の場合には、その白
く反射する土木構造物の影響を受けて、沿岸を回
遊する魚が魚道を変えてしまう等の弊害を惹起す
る虞れのあるものであつたが、本工法では此等の
弊害の生ずる余地を解消することができる。 また、山腹斜面のモルタル吹付面やコンクリー
ト面等に民家が隣接して建つているような場合、
その白く反射する輻射熱の影響を受けて日常生活
上の問題ともなつていたが、本工法によつて照り
返しの影響を格段に軽減することができる。 その上、本工法による土木構造物表面の吹き付
け施工面は、年月を経るに従つて褪色したり白華
するのではなく、逆に、くすんだ色合いを呈する
ようになり、益々、周辺の自然景観と融和して渾
然一体化することにもなる。 然も、本工法は吹付け作業性にも優れ、比較的
短期間で施工でき、経済性にも優れる等の諸効果
を齊す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 着色焼成骨材と接着剤を混合して施工面に吹
付け処理してなる各種構造物の色彩化工法におい
て、色合いが暗緑色で骨材粒度が小程度の着色焼
成骨材(イ)を3部程度と、色合いが暗緑色で骨材粒
度が大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合
いが黒色で骨材粒度が中程度の着色焼成骨材(ハ)を
1部程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ニ)を5部程
度混合して緑系統の色合いを出すニユーセラミツ
クサンドを形成し、このニユーセラミツクサンド
に、所要の下地処理力を兼ね備えた主剤(ホ)に増粘
剤(ヘ)を添加してなる接着剤3部程度を混合して撹
拌混合し、これを山腹斜面のモルタル吹付面やコ
ンクリート面、山腹斜面の堰堤、ダム堰堤、積ブ
ロツク、或は、護岸提、消波用テトラポツト、自
然石等の土木構造物表面に吹付け処理することを
特徴とする土木構造物表面の色彩化工法。 2 着色焼成骨材と接着剤を混合して施工面に吹
付け処理してなる各種構造物の色彩化工法におい
て、色合いが赤色で骨材粒度が中程度の着色焼成
骨材(イ)を2部程度と、色合いが黒色で骨材粒度が
中程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、色合いが
黒色で骨材粒度が大程度の着色焼成骨材(ハ)を1部
程度と、骨材粒度が中程度の硅砂(ニ)を6部程度
と、更に、蛇絞粉(ホ)を1部程度と寒水粉(ヘ)を1部
程度混合して茶系統の色合いを出すニユーセラミ
ツクサンドを形成し、このニユーセラミツクサン
ドに、所要の下地処理力を兼ね備えた主剤に増粘
剤を添加してなる接着剤を4部程度混入して撹拌
混合し、これを山腹斜面のモルタル吹付面やコン
クリート面、山腹斜面の堰提、ダム堰提、積ブロ
ツク、或は、護岸堤、消波用テトラポツト、自然
石等の土木構造物表面に吹付け処理することを特
徴とする土木構造物表面の色彩化工法。 3 着色焼成骨材と接着剤を混合して施工面に吹
付け処理してなる各種構造物の色彩化工法におい
て、色合いが黒色で骨材粒度が大程度の着色焼成
骨材(イ)を2部程度と、色合いが銀色で骨材粒度が
大程度の着色焼成骨材(ロ)を1部程度と、骨材粒度
が中程度の硅砂(ハ)を5部程度と、更に、蛇紋粉(ニ)
を1部程度混合して黒系統の色合いを出すニユー
セラミツクサンドを形成し、このニユーセラミツ
クサンドに、所要の下地処理力を兼ね備えた主剤
に増粘剤を添加してなる接着剤を3部程度混入し
て撹拌混合し、これを山腹斜面のモルタル吹付面
やコンクリート面、山腹斜面の堰提、ダム堰提、
積ブロツク、或は、護岸堤、消波用テトラポツ
ト、自然石等の土木構造物表面に吹付け処理する
ことを特徴とする土木構造物表面の色彩化工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15117183A JPS6042470A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 土木構造物表面の色彩化物質およびその色彩化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15117183A JPS6042470A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 土木構造物表面の色彩化物質およびその色彩化工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6042470A JPS6042470A (ja) | 1985-03-06 |
| JPH0372110B2 true JPH0372110B2 (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=15512863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15117183A Granted JPS6042470A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 土木構造物表面の色彩化物質およびその色彩化工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042470A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312737A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-11-16 | Aica Kogyo Co Ltd | 水性塗料組成物及び壁面 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0525473U (ja) * | 1991-07-23 | 1993-04-02 | ヤマハ株式会社 | 楽器教習支援装置 |
-
1983
- 1983-08-18 JP JP15117183A patent/JPS6042470A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312737A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-11-16 | Aica Kogyo Co Ltd | 水性塗料組成物及び壁面 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6042470A (ja) | 1985-03-06 |
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