JPH0372147B2 - - Google Patents
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- JPH0372147B2 JPH0372147B2 JP60050241A JP5024185A JPH0372147B2 JP H0372147 B2 JPH0372147 B2 JP H0372147B2 JP 60050241 A JP60050241 A JP 60050241A JP 5024185 A JP5024185 A JP 5024185A JP H0372147 B2 JPH0372147 B2 JP H0372147B2
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- alloys
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C21/00—Alloys based on aluminium
- C22C21/12—Alloys based on aluminium with copper as the next major constituent
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/04—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Forging (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
本発明は、主成分としてCu,Li及びMgを含有
し、機械的比強度が非常に高く、等に熱処理され
た複雑な形状の部品を製造するのに使用すること
ができるAl基合金に係る。 アルミニウム合金にリチウムを添加するとその
合金の密度が低下し(リチウム重量パーセント当
り3%)、かつ合金の弾性率と機械的強度が増大
することは冶金業者間で公知である。このため、
これらの合金には、機械的比強度(specific
mechanical strength、機械的強度と密度または
比重との比のこと)と比弾性率ができるだけ高い
合金を必要とする航空機産業への応用という観点
から研究者の関心が寄せられている。ただし、こ
のような応用の場合、これらの合金は許容可能な
程度の延性(破断時伸び)と靭性ももつていなけ
ればならない。 アルミニウム−リチウム二元合金は機械的強度
と延性が航空機用としては不十分であることが知
られている。このため冶金業者は銅を添加するこ
とにした。アルミニウム合金の構造硬化
(structural hardening)に対する銅の添加効果
はリチウムよりすぐれていることが知られてお
り、この効果がリチウムの効果と重なり合う結
果、含リチウム二元合金よりも延性にすぐれてお
り密度が高くなつた機械的強度の高いAl−Li−
Cu合金を得ることができる。 例えば、公称組成Al−4.5%Cu−1.2%Li−0.2
%Cd−0.5%Mnを有する米国製合金2020、及び
公称組成Al−5.4%Cu−1.2%Li−0.2%Cd−0.6%
Mnを有するソビエト製合金VAD93が挙げられ
る。これらの合金をT651状態(焼入れ+引調変
形2%伸び+最大の機械的強度までの焼戻し)で
使用すると、非常に高度の機械的強度(特に
VAD93合金の場合)を示す。しかし、少量のリ
チウムを添加しても、その合金の密度はリチウム
を含有しない従来の合金に対して少ししか低下し
ないので航空機用構造部品の大幅な軽量化は達成
できないのに、延性と靭性が著しく損われるよう
に思われる。 最近になつて、公称組成Al−3%Li−2%Cu
−0.2%Zrの新規な実験的合金(高強度、低密度
及び低延性)、並びに平均的な強度、低密度及び
改良された延性を有するアルミニウム−リチウム
−銅−マグネシウム系の新規な合金が冶金業者に
よつて提案された。特に、英国国防省名義のヨー
ロツパ特許出願第0088511号に記載の平均組成Al
−2.4%Li−1.25%Cu−0.75%Mg−(Cr,Mn,
Zr,Ni)の合金が挙げられる。 さて、上記した既知の低密度リチウム合金(銅
含量の非常に大きいVAD93と2020の合金を除く)
はいずれも、焼入れと最大硬化までの焼戻しとの
間に約2〜4%の塑性変形の冷間加工を製品に施
さない限り、現状で最も高強度の従来のアルミニ
ウム合金(7075−T6、7010−T736)と同等の機
械的強度を持たない。弾性限度(降伏強さ)、破
断荷重(引張強さ)、さらに延性に対する冷間加
工の有利な効果は冶金業者に周知である。 このため、最近得られている結果は、T−651
状態のAl−Li−Cu、Al−Li−Mg及びAl−Li−
Cu−Mg合金製の薄板又は厚板及び線引製品に関
するものが比較的多いのである。この場合、これ
らの製品の製造条件として、最適な機械的特性の
合金が得られるように、焼入れと焼戻しとの間に
2〜4%の適当な伸びに相当する引張変形を加え
る必要がある。 既知のリチウム合金のこのような特徴により、
一般に焼入れと焼戻しとの間に適当な圧縮によつ
ても塑性変形を加えることの不可能な型鍛造品や
鋳造品などのように複雑な形状の物品を製造する
際に機械的比強度の高いアルミニウム−リチウム
合金を使用することは著しく制限されている。 以下に説明する本発明によると、上記のような
制限のない新規なリチウム合金が得られる。該合
金は、任意の形状の製品に対して、T6状態で極
めて良好な機械的特性(これは7075−T6及び
7010−T736合金に等しい)を与えると共に、
2000又は7000系の従来合金に較べて6〜9%低い
密度を確保する。また、本発明の合金製品の機械
的比強度は焼入れ及び焼戻し間の冷間加工により
更に改良される(T−651、T−652又はT−8状
態)が、この塑性変形処理は例えば焼入れ製品の
応力除去又は平削り(圧延平滑化処理)に限定さ
れ得る。 冶金試験の過程で、本発明者は、機械的強度と
密度のバランスという意味で既知のリチウム合金
よりも強度と性能のすぐれたAl−Li−Cu−Mg+
(Cr,Mn,Zr,Ti)系商用合金の新規組成を発
見し、実験的に確認した。 本発明の合金の重量組成を以下に示す。 Cu 2.75〜3.5% Li 1.9〜2.7% Mg 0.26〜0.8% Fe 0.20%以下 Si 0.10%以下 Cr 0.30%以下 Zr 0.20%以下 Ti 0.10%以下 Mn 1%以下 Be 0.02%以下 その他(不可避不純物) 各 <0.05% 全体<0.15% 残 部Al 個々の又は全体としての最適組成を以下に示す。 Cu 2.75〜3.1% (好ましくは2.75〜3%) Li 2〜2.5% Mg 0.26〜0.5% Zr 0.07〜0.15% Fe ≦0.10% Si ≦0.06% 該合金は、関係式: 4.8≦%Cu+%Li+%Mg/2≦6.0好ましくは、 5.0≦%Cu+%Li+%Mg/2≦5.8が成り立つ
時、最適特性を有することが判つた。 上式が4.8(又は5)より小さいと強度特性は著
しく低下し、5.8(又は6)より大きいと延性が著
しく低下する。 Mn,Cr及びTiは、Zrと同じ役割を果たすため
Zrの代替とすることができる結晶粒度調節用添
加剤として知られている。こういう効果は、Al
合金冶金業者の間では広く知られている。たとえ
ば、Van Horn編、“Aluminum”(1967年)第
164頁参照)。Beに関しては、製造時、密度を低
下させるためにAl合金に添加されることがあり
(Mgと同様)(Van Horn,supra,第168頁参
照)、また、溶融金属浴の大気酸化に対してMg
を保護するために添加されることがある(Van
Horn,supra,第187頁参照)。 尚、他の成分として含まれる不純物とは、通常
のAl合金中に存在する不可避不純物のことであ
る。 合金成分のうち、Cu,Li,Mgが前記下限を下
回ると機械的強度特性(機械的比強度、弾性限
界、破断荷重等)が不充分となり、またLiが少な
過ぎると密度が大きくなり過ぎる。Cu>3.5%だ
と合金は点食による局部腐食または粒間局部腐食
を受け易くなる。Li>2.7%だと鋳造が困難にな
り(亀裂発生)、また圧延も困難になり(クラツ
ク発生)、合金は表面酸化を極めて受け易くなる。
Mg>0.8%では弾性限界−破断時伸びのバランス
が確保できなくなる。 また、FeとSiは充分な靭性(破断靭性)を維
持するために前記上限以内にする。さらに、Mn
>1%、Cu>0.3%、Zr>0.2%、Ti>0.1%とな
ると合金構造中にこの合金を脆くする金属間粒子
相の粗大な沈澱が生じ、Be>0.02%となると合
金は粒間脆性を示すようになる。 本発明の合金は、Cu及びLiに富む相の金属間
化合物を完全に溶解するか又は5μm未満の粒径
を得るに充分な時間、温度θH=520〜545℃に加熱
する段階を少なくとも一段階含む鋳造品の均質化
及び加工品の溶体化処理(solution annealing)
の後に、最適レベルの強度及び延性を示す。温度
θHの均質化熱処理の最適時間は、急速凝固(アト
マイゼーシヨン−スプラツト式冷却)により製造
された合金の場合0.5〜8時間、半連続鋳造によ
り成形(製造)された製品の場合12〜72時間であ
る。この後者の場合、温度θHに維持する時に合金
の初期溶融が起こるのを避けるべく、均質化又は
溶体化の段階中に約500℃、515℃又は528℃で数
時間実施する1又は2回の中間段階を含むことが
好ましい。 更に、焼戻しの動力学に関する試験の結果、該
合金は温度170〜220℃(好ましくは190〜200℃)
で8〜48時間焼戻した後に最適の機械的特性を有
しており、また、焼入れ及び焼戻し間に適当な成
形品(シート、バー、ビレツト)を冷間加工して
1.5〜5%(好ましくは2〜4%)塑性変形させ
ると好ましく、これによつて該合金の機械的強度
と延性とのバランスが更に改良されることが判つ
た。 本発明者は、これらの条件下で本発明の合金が
T−6(51)状態で合金7075又は7071T−6(51)
に匹敵する機械的強度を有していることを確認し
た。本発明の合金は、弾性限度(降伏強さ)及び
破断荷重(引張強さ)が向上している(前記熱処
理状態の場合、現状で最良の合金に等しい)のみ
ならず、密度が従来の(リチウムを含まない)航
空機用アルミニウム合金に比較して6〜8%低く
なつており、しかも延性又は伸びのレベルが十分
である。従つて、本発明の合金は、非常に高い機
械的比強度と良好な力学的特性(靭性、疲れ耐
性)とを有する加工又は成形構造部品を、例えば
半連続式鋳造、アトマイゼーシヨン又はスプラツ
ト式冷却(splat cooling)によつて製造する際
に重要である。 本発明は、本発明及び本発明外の各種合金の機
械的比特性を既知の合金と比較した以下の実施例
により、更によく理解されよう。 実施例 1 精製アルミニウム(Al99.99%)から第a表
の組成のインゴツトを生成し、0.15%のAT5B
(フランス規格、Ti;5%、B;1%、Al;残
部)の添加により精練後、工業的半連続式鋳造に
より得られるのと同様の構造を有する金型で鋳造
した。
し、機械的比強度が非常に高く、等に熱処理され
た複雑な形状の部品を製造するのに使用すること
ができるAl基合金に係る。 アルミニウム合金にリチウムを添加するとその
合金の密度が低下し(リチウム重量パーセント当
り3%)、かつ合金の弾性率と機械的強度が増大
することは冶金業者間で公知である。このため、
これらの合金には、機械的比強度(specific
mechanical strength、機械的強度と密度または
比重との比のこと)と比弾性率ができるだけ高い
合金を必要とする航空機産業への応用という観点
から研究者の関心が寄せられている。ただし、こ
のような応用の場合、これらの合金は許容可能な
程度の延性(破断時伸び)と靭性ももつていなけ
ればならない。 アルミニウム−リチウム二元合金は機械的強度
と延性が航空機用としては不十分であることが知
られている。このため冶金業者は銅を添加するこ
とにした。アルミニウム合金の構造硬化
(structural hardening)に対する銅の添加効果
はリチウムよりすぐれていることが知られてお
り、この効果がリチウムの効果と重なり合う結
果、含リチウム二元合金よりも延性にすぐれてお
り密度が高くなつた機械的強度の高いAl−Li−
Cu合金を得ることができる。 例えば、公称組成Al−4.5%Cu−1.2%Li−0.2
%Cd−0.5%Mnを有する米国製合金2020、及び
公称組成Al−5.4%Cu−1.2%Li−0.2%Cd−0.6%
Mnを有するソビエト製合金VAD93が挙げられ
る。これらの合金をT651状態(焼入れ+引調変
形2%伸び+最大の機械的強度までの焼戻し)で
使用すると、非常に高度の機械的強度(特に
VAD93合金の場合)を示す。しかし、少量のリ
チウムを添加しても、その合金の密度はリチウム
を含有しない従来の合金に対して少ししか低下し
ないので航空機用構造部品の大幅な軽量化は達成
できないのに、延性と靭性が著しく損われるよう
に思われる。 最近になつて、公称組成Al−3%Li−2%Cu
−0.2%Zrの新規な実験的合金(高強度、低密度
及び低延性)、並びに平均的な強度、低密度及び
改良された延性を有するアルミニウム−リチウム
−銅−マグネシウム系の新規な合金が冶金業者に
よつて提案された。特に、英国国防省名義のヨー
ロツパ特許出願第0088511号に記載の平均組成Al
−2.4%Li−1.25%Cu−0.75%Mg−(Cr,Mn,
Zr,Ni)の合金が挙げられる。 さて、上記した既知の低密度リチウム合金(銅
含量の非常に大きいVAD93と2020の合金を除く)
はいずれも、焼入れと最大硬化までの焼戻しとの
間に約2〜4%の塑性変形の冷間加工を製品に施
さない限り、現状で最も高強度の従来のアルミニ
ウム合金(7075−T6、7010−T736)と同等の機
械的強度を持たない。弾性限度(降伏強さ)、破
断荷重(引張強さ)、さらに延性に対する冷間加
工の有利な効果は冶金業者に周知である。 このため、最近得られている結果は、T−651
状態のAl−Li−Cu、Al−Li−Mg及びAl−Li−
Cu−Mg合金製の薄板又は厚板及び線引製品に関
するものが比較的多いのである。この場合、これ
らの製品の製造条件として、最適な機械的特性の
合金が得られるように、焼入れと焼戻しとの間に
2〜4%の適当な伸びに相当する引張変形を加え
る必要がある。 既知のリチウム合金のこのような特徴により、
一般に焼入れと焼戻しとの間に適当な圧縮によつ
ても塑性変形を加えることの不可能な型鍛造品や
鋳造品などのように複雑な形状の物品を製造する
際に機械的比強度の高いアルミニウム−リチウム
合金を使用することは著しく制限されている。 以下に説明する本発明によると、上記のような
制限のない新規なリチウム合金が得られる。該合
金は、任意の形状の製品に対して、T6状態で極
めて良好な機械的特性(これは7075−T6及び
7010−T736合金に等しい)を与えると共に、
2000又は7000系の従来合金に較べて6〜9%低い
密度を確保する。また、本発明の合金製品の機械
的比強度は焼入れ及び焼戻し間の冷間加工により
更に改良される(T−651、T−652又はT−8状
態)が、この塑性変形処理は例えば焼入れ製品の
応力除去又は平削り(圧延平滑化処理)に限定さ
れ得る。 冶金試験の過程で、本発明者は、機械的強度と
密度のバランスという意味で既知のリチウム合金
よりも強度と性能のすぐれたAl−Li−Cu−Mg+
(Cr,Mn,Zr,Ti)系商用合金の新規組成を発
見し、実験的に確認した。 本発明の合金の重量組成を以下に示す。 Cu 2.75〜3.5% Li 1.9〜2.7% Mg 0.26〜0.8% Fe 0.20%以下 Si 0.10%以下 Cr 0.30%以下 Zr 0.20%以下 Ti 0.10%以下 Mn 1%以下 Be 0.02%以下 その他(不可避不純物) 各 <0.05% 全体<0.15% 残 部Al 個々の又は全体としての最適組成を以下に示す。 Cu 2.75〜3.1% (好ましくは2.75〜3%) Li 2〜2.5% Mg 0.26〜0.5% Zr 0.07〜0.15% Fe ≦0.10% Si ≦0.06% 該合金は、関係式: 4.8≦%Cu+%Li+%Mg/2≦6.0好ましくは、 5.0≦%Cu+%Li+%Mg/2≦5.8が成り立つ
時、最適特性を有することが判つた。 上式が4.8(又は5)より小さいと強度特性は著
しく低下し、5.8(又は6)より大きいと延性が著
しく低下する。 Mn,Cr及びTiは、Zrと同じ役割を果たすため
Zrの代替とすることができる結晶粒度調節用添
加剤として知られている。こういう効果は、Al
合金冶金業者の間では広く知られている。たとえ
ば、Van Horn編、“Aluminum”(1967年)第
164頁参照)。Beに関しては、製造時、密度を低
下させるためにAl合金に添加されることがあり
(Mgと同様)(Van Horn,supra,第168頁参
照)、また、溶融金属浴の大気酸化に対してMg
を保護するために添加されることがある(Van
Horn,supra,第187頁参照)。 尚、他の成分として含まれる不純物とは、通常
のAl合金中に存在する不可避不純物のことであ
る。 合金成分のうち、Cu,Li,Mgが前記下限を下
回ると機械的強度特性(機械的比強度、弾性限
界、破断荷重等)が不充分となり、またLiが少な
過ぎると密度が大きくなり過ぎる。Cu>3.5%だ
と合金は点食による局部腐食または粒間局部腐食
を受け易くなる。Li>2.7%だと鋳造が困難にな
り(亀裂発生)、また圧延も困難になり(クラツ
ク発生)、合金は表面酸化を極めて受け易くなる。
Mg>0.8%では弾性限界−破断時伸びのバランス
が確保できなくなる。 また、FeとSiは充分な靭性(破断靭性)を維
持するために前記上限以内にする。さらに、Mn
>1%、Cu>0.3%、Zr>0.2%、Ti>0.1%とな
ると合金構造中にこの合金を脆くする金属間粒子
相の粗大な沈澱が生じ、Be>0.02%となると合
金は粒間脆性を示すようになる。 本発明の合金は、Cu及びLiに富む相の金属間
化合物を完全に溶解するか又は5μm未満の粒径
を得るに充分な時間、温度θH=520〜545℃に加熱
する段階を少なくとも一段階含む鋳造品の均質化
及び加工品の溶体化処理(solution annealing)
の後に、最適レベルの強度及び延性を示す。温度
θHの均質化熱処理の最適時間は、急速凝固(アト
マイゼーシヨン−スプラツト式冷却)により製造
された合金の場合0.5〜8時間、半連続鋳造によ
り成形(製造)された製品の場合12〜72時間であ
る。この後者の場合、温度θHに維持する時に合金
の初期溶融が起こるのを避けるべく、均質化又は
溶体化の段階中に約500℃、515℃又は528℃で数
時間実施する1又は2回の中間段階を含むことが
好ましい。 更に、焼戻しの動力学に関する試験の結果、該
合金は温度170〜220℃(好ましくは190〜200℃)
で8〜48時間焼戻した後に最適の機械的特性を有
しており、また、焼入れ及び焼戻し間に適当な成
形品(シート、バー、ビレツト)を冷間加工して
1.5〜5%(好ましくは2〜4%)塑性変形させ
ると好ましく、これによつて該合金の機械的強度
と延性とのバランスが更に改良されることが判つ
た。 本発明者は、これらの条件下で本発明の合金が
T−6(51)状態で合金7075又は7071T−6(51)
に匹敵する機械的強度を有していることを確認し
た。本発明の合金は、弾性限度(降伏強さ)及び
破断荷重(引張強さ)が向上している(前記熱処
理状態の場合、現状で最良の合金に等しい)のみ
ならず、密度が従来の(リチウムを含まない)航
空機用アルミニウム合金に比較して6〜8%低く
なつており、しかも延性又は伸びのレベルが十分
である。従つて、本発明の合金は、非常に高い機
械的比強度と良好な力学的特性(靭性、疲れ耐
性)とを有する加工又は成形構造部品を、例えば
半連続式鋳造、アトマイゼーシヨン又はスプラツ
ト式冷却(splat cooling)によつて製造する際
に重要である。 本発明は、本発明及び本発明外の各種合金の機
械的比特性を既知の合金と比較した以下の実施例
により、更によく理解されよう。 実施例 1 精製アルミニウム(Al99.99%)から第a表
の組成のインゴツトを生成し、0.15%のAT5B
(フランス規格、Ti;5%、B;1%、Al;残
部)の添加により精練後、工業的半連続式鋳造に
より得られるのと同様の構造を有する金型で鋳造
した。
【表】
【表】
いずれの合金にも0.02(重量)%未満のFeと
0.02%未満のSiとを含有させた。 リチウム及び銅含量の大きい金属間化合物がほ
ぼ完全に溶解するような条件下で該合金を均質化
し、20℃で水焼入れした。該合金を少なくとも5
日間熟成(時効化)させ、150,170,190及び210
℃の温度で24時間処理した。 第b表は、熱処理、焼戻し後の平均ビツカー
ス硬さ、及び該合金各々についての最大比硬さ
(ビツカース硬さ/密度の比)を示している。
0.02%未満のSiとを含有させた。 リチウム及び銅含量の大きい金属間化合物がほ
ぼ完全に溶解するような条件下で該合金を均質化
し、20℃で水焼入れした。該合金を少なくとも5
日間熟成(時効化)させ、150,170,190及び210
℃の温度で24時間処理した。 第b表は、熱処理、焼戻し後の平均ビツカー
ス硬さ、及び該合金各々についての最大比硬さ
(ビツカース硬さ/密度の比)を示している。
【表】
【表】
これらの結果から明らかなように、本発明の合
金は、実際に焼戻しの全温度範囲、更には最良の
機械的強度−延性バランスを最も得易いサブ焼戻
し(sub−tempers)の全温度範囲で、既知の他
の合金よりもすぐれた機械的強度/密度バランス
を備えていた。 焼入れ及び焼戻し(引張又は圧縮変形による中
間冷間加工を伴なわない)後に得られる比硬さレ
ベルが非常に高いため、本発明の軽合金は成形
(鋳造)又は型鍛造(スタンピング)部品のよう
な複雑な形状の部品として特に有用である。 実施例 2 第a表の組成を有する合金をφ200mmのビレ
ツト状に半連続式に鋳造した。ビレツトを515℃
で16時間及び535℃で24時間均質化し、皮むき加
工(scalping)し、430℃で50×20mmのシートバ
ー状に押出した(押出比=12)。シートバーを539
℃で液体化処理し、水焼入れし、各種の焼戻しを
施した。 第b表は、適当な焼戻し後に最大強度を示す
時の長手方向機械的特性を、従来の7075及び7150
合金(アルミニウム協会規格による)の特性と比
較して示している。なお、第b表中Rpは降伏
強さ、Rnは最大引張強さ、Aは伸びを表わす。
金は、実際に焼戻しの全温度範囲、更には最良の
機械的強度−延性バランスを最も得易いサブ焼戻
し(sub−tempers)の全温度範囲で、既知の他
の合金よりもすぐれた機械的強度/密度バランス
を備えていた。 焼入れ及び焼戻し(引張又は圧縮変形による中
間冷間加工を伴なわない)後に得られる比硬さレ
ベルが非常に高いため、本発明の軽合金は成形
(鋳造)又は型鍛造(スタンピング)部品のよう
な複雑な形状の部品として特に有用である。 実施例 2 第a表の組成を有する合金をφ200mmのビレ
ツト状に半連続式に鋳造した。ビレツトを515℃
で16時間及び535℃で24時間均質化し、皮むき加
工(scalping)し、430℃で50×20mmのシートバ
ー状に押出した(押出比=12)。シートバーを539
℃で液体化処理し、水焼入れし、各種の焼戻しを
施した。 第b表は、適当な焼戻し後に最大強度を示す
時の長手方向機械的特性を、従来の7075及び7150
合金(アルミニウム協会規格による)の特性と比
較して示している。なお、第b表中Rpは降伏
強さ、Rnは最大引張強さ、Aは伸びを表わす。
【表】
【表】
【表】
Mgの添加量を調節することにより、最大の機
械的強度を得ることができ、これは既知の最大硬
度の従来合金(Liを含まない)よりも大きいか又
はそれに等しい。表から明らかなように、最良の
機械的特性を得るためにはMg含有量を0.5%より
やや少なくすることが好ましい。
械的強度を得ることができ、これは既知の最大硬
度の従来合金(Liを含まない)よりも大きいか又
はそれに等しい。表から明らかなように、最良の
機械的特性を得るためにはMg含有量を0.5%より
やや少なくすることが好ましい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 本質的にCu,LiおよびMgを含有しており、
Cuを2.75〜3.5重量%、Liを1.9〜2.7重量%、Mg
を0.26〜0.8重量%、Feを0.20重量%以下、Siを
0.10重量%以下、ならびにMn(1重量%以下)、
Cr(0.30重量%以下)、Zr(0.20重量%以下)、Ti
(0.10重量%以下)およびBe(0.02重量%以下)の
中から選択される少なくとも1種の金属元素を含
有し、さらに不可避不純物が個別には0.05重量%
未満、全体としては0.15重量%未満であり、残部
がAlであることを特徴とする機械的比強度が非
常に高いアルミニウム基合金。 2 2.75〜3.1重量%のCuを含有していることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の合金。 3 2.75〜3重量%のCuを含有していることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の合金。 4 2〜2.5重量%のLiを含有していることを特
徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
かに記載の合金。 5 0.26〜0.5重量%のMgを含有していることを
特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項のいず
れかに記載の合金。 6 4.8≦%Cu+%Li+%Mg/2≦6.0であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項の
いずれかに記載の合金。 7 5.0≦%Cu+%Li+%Mg/2≦5.8であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の合
金。 8 最大で0.10重量%までのFeを含有しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項の
いずれかに記載の合金。 9 最大で0.06重量%までのSiを含有しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第8項の
いずれかに記載の合金。 10 0.07〜0.15重量%のZrを含有していること
を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第9項のい
ずれかに記載の合金。
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