JPH0372180B2 - - Google Patents

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JPH0372180B2
JPH0372180B2 JP58055323A JP5532383A JPH0372180B2 JP H0372180 B2 JPH0372180 B2 JP H0372180B2 JP 58055323 A JP58055323 A JP 58055323A JP 5532383 A JP5532383 A JP 5532383A JP H0372180 B2 JPH0372180 B2 JP H0372180B2
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target
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ray tube
molybdenum
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JP58055323A
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Ramujii Anisu Jefurii
Range Goda Surinibasa
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General Electric Co
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General Electric Co
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Publication of JPH0372180B2 publication Critical patent/JPH0372180B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) 本発明は、熱サイクルの結果として金属中に生
じるクリープの作用に抵抗しそれを解消する目的
で部品を締付ける手段に関する。
本発明の重要な用途は、回転アノード型X線管
において黒鉛および金属ターゲツトをロータのス
テムに取付けることにある。本発明の特徴をこの
ような用途との関連で具体的に説明することとす
る。
主として黒鉛よりなるターゲツトは耐火金属タ
ーゲツトに較べて幾つかの利点を有する。黒鉛は
比較的軽量であり、例えば0から10000rpmまで
加速するのにかゝる時間が、等しい熱容量の金属
ターゲツトを同速度範囲まで加速するのに要する
時間の1/3のように短い。黒鉛ターゲツトは、適
切に装着されていれば、熱衝撃に対して良好な抵
抗力を有する。黒鉛は普通の耐火金属と較べて大
きな熱貯蔵容量を有し、その熱輻射率はほとんど
理論的黒体のそれと同じ位良好である。
上述した利点や他の利点があるにもかゝわら
ず、黒鉛ターゲツトがX線管に広く用いられてい
ない理由の1つは、1回以上の熱サイクルを受け
た後のアノード・ロータのステム上のターゲツト
のゆるみを防止する問題に関して、十分に満足で
きる解決法がこれまでなかつたことにある。通常
のX線照射過程では、使用する照射技術にもよる
が、黒鉛ターゲツトの本体が約5乃至10秒で室温
から1250℃のような高温まで変化する。電子ビー
ム・エネルギーの消散によりターゲツト内に発生
する熱の大部分は、勿論、X線管の周囲環境に放
射される。しかし、ターゲツトが装着された金属
ロータステムは相当量の熱を伝導し、室温から
1250℃へ、次いで再び室温に戻る熱サイクルを受
ける。
黒鉛ターゲツトをアノード・ロータのステムに
クランプするために種々の装置が使用されてい
る。もつとも普通には、ステムをねじ切りし、ナ
ツトおよび膨張補償用ワツシヤを用いてターゲツ
トを締付ける力を加える。ナツトを用いる場合、
黒鉛の圧延強さを越える範囲までナツトを締付け
ないように注意しなければならない。黒鉛ターゲ
ツトの最大許容応力は約6000〜8000psi(422〜562
Kg/cm2)の範囲にある。従つて、ナツトにより加
えられる荷重または圧縮力は必ず、ある妥当な安
全余裕だけ最大許容応力を下回らなければいけな
い。
黒鉛の膨張係数とナツトを形成する代表的な金
属の膨張係数は、室温のときにはナツトおよびタ
ーゲツトが力平衡状態になるような関係にある。
ターゲツトおよびナツトの加熱および膨張には差
があるので、1250℃では締付け力がほとんどまた
はまつたく残らない。1乃至2ミル(0.025乃至
0.05mm)の半径方向ゆるみがあると、回転するタ
ーゲツトが振動し、その結果雑音が生じ、時には
X線管の破損や破壊につながる。
ところで、黒鉛および金属ターゲツトをアノー
ドのステムに締付けた場合、熱クリープがナツト
のゆるみについての非常に重要な因子であること
が判明した。一定荷重下で高温にある材料はすべ
てクリープを呈し、つまり物理的に降伏を起し、
温度が下つたとき元の寸法に戻らない。熱クリー
プは材料に加えられる温度および応力または荷重
の関数である。アノードのステム、そのねじ部お
よびターゲツト・クランプ用ナツトは、これら部
品の組立体が室温と1250℃またはそれ以上との間
の熱サイクルを多数回通過しなければならない最
悪の場合には、顕著な熱クリープまたは永久変形
を生じる。例えば、黒鉛ターゲツトの場合、クラ
ンプ用ナツトが黒鉛に加える初期圧縮応力が
6000psi(422Kg/cm2)程度の最大許容応力を越え
ないにもかゝわらず、ステムおよびそのねじ部に
かゝる応力が同時に30000psi(2110Kg/cm2)また
はそれ以上に達することもある。このレベルの応
力はターゲツト動作温度でステムにかなりのクリ
ープを生じさせる。
黒鉛および金属ターゲツトをクランプするため
に各種の入手可能なもどり止めナツトを用いるこ
とが提案されている。代表的なもどり止めナツト
が米国特許第1734445号、第1774081号、第
3177914号および第4043369号に示されている。こ
れらの特許に示されたナツトは、普通切欠きが付
けられるか半径方向スロツトが設けられており、
ナツトを締付けると、ナツトが半径方向内方に反
り、その雌ねじがナツトの螺合相手の雄ねじをは
さみつかむようになつている。これらのまたは他
の従来のナツトは実際、一定の温度の用途には適
当であるが、黒鉛および金属ターゲツトのX線管
に用いられている材料およびかゝるX線管内の環
境との適合性をもたない。単にナツトの雌ねじを
半径方向内方に変形させて雄ねじへの把持力を大
きくするだけでは、ナツトおよびステムの軸線方
向での熱クリープを補償できない。このことは、
米国特許第1734445号に示されたナツトであつて
も成り立つ。この特許のナツトは城郭形
(castellated)ナツトで、その皿状底面が、締付
けようとする部品と接する。このナツトを締付け
ると、ナツト側部が内方に曲がつてボルトのねじ
を把持する。通常の状況下、即ちナツトが熱サイ
クルを受けない状況下で、ナツトをゆるめるのに
かなり大きな初期切離しトルクが必要とされる。
もしもナツトが非常に熱いと、特にX線管内で生
じる温度にまでなつていると、このナツトはクリ
ープまたは永久塑性変形を補償せず、自ずからゆ
るんでしまう。
(発明の概要) 本発明の目的は、ナツトを用いて黒鉛X線ター
ゲツトを回転アノードのステムにクランプすると
き、熱クリープの影響を補償するという困難な問
題を解決し、また金属ターゲツトをアノードのス
テムにクランプして熱クリープを補償するのにも
有用なナツトを提供することにある。
本発明のより具体的目的は、ターゲツトに対し
最初に締付けるときに予め応力が加えられてたわ
むようになつていて、低温でも高温でもターゲツ
トに加えられる大きな圧縮力を保つのに十分なた
わみを維持するナツトを提供することにある。
概要を説明すると、本発明の具体例に含まれる
構成要素は、黒鉛X線管ターゲツト、ターゲツト
を装着する回転アノードのステム、およびターゲ
ツトをステムにクランプするための新規なナツト
である。本発明は金属ターゲツトにも適用でき
る。ステムおよびナツトを形成する金属は高い融
点、X線管動作温度での低い蒸気圧、ターゲツト
の金属または非金属基板と適合する熱膨張特性を
有し、無視できる程度の熱クリープで高温でも強
度を維持する。上述した望ましい特性の大部分を
有するが、高温クリープ抵抗の弱い金属は避ける
ように注意しなければならない。適当な金属の例
を後述する。
ナツトの好適な構成例では、ナツトがその軸線
方向長さの一部にわたつて円筒形である本体を具
える。円筒形部分の片側では、ナツト本体は軸線
方向厚さがその中心から半径方向外方に向うにつ
れて減少していて、凸形または円錐形の形状を有
する。他側または後側、即ちステムにクランプし
ようとするターゲツトに当接する側では、ナツト
本体は湾曲形状または円錐形状の凹所を有する。
ナツトの後側の凹状領域は平坦な環状表面すなわ
ち平坦部で囲まれ、この平坦部を介してナツトか
らターゲツト本体に圧縮力が伝達される。ナツト
の断面は、ナツトのねじを切つた孔の付近でもつ
とも厚く、その外周付近でもつとも薄いビーム、
即ち梁に似ている。ナツトを締付けると、ナツト
は軸線方向に十分な量たわみ、このため、アノー
ドのステムおよびナツトが極めて高熱になること
でクリープを生じた後であつても、ある程度のた
わみおよび十分な残留力が保持されて、たわみが
持続しターゲツトへの圧縮力が維持される。
(好適実施例の説明) 本発明の上述および他の目的をどのようにして
達成するかを明らかにするために、以下に図面を
参照しながら本発明を好適実施例について具体的
に説明する。
第1図に、本発明に従つてアノード・ロータの
ステムに新規なクリープ抵抗性のターゲツト・ク
ランプ手段により黒鉛ターゲツトを取付けた代表
的な回転アノードX線管を示す。このX線管はガ
ラス製エンベロープ10を具え、その一端にフエ
ルール11が密封されている。フエルール11は
静止シヤフト12を支持し、このシヤフト12上
に実際には誘導モータのロータをなす円筒スリー
ブ13が回転自在には軸支されている。コネクタ
14がシヤフト12から突出し、ここにねじ15
が係合されて、管をそのケーシングに装着すると
ともに、高電圧リード線をロータ組立体に取付け
られるようになつている。
ステム16がロータ13から軸線方向に突出
し、また本例では黒鉛のX線管ターゲツト17が
このステム16に装着されクランプされる。ステ
ム16は前述した望ましい特性を有する金属でな
ければならない。実際には入手しやすさとコスト
を考慮して選ぶ。具体例では、真空アークキヤス
テイング法で形成した炭素−脱酸モリブデン基合
金をステム16用に使用する。使用合金は商業上
TZMとして知られており、幾つかの合金メーカ
から入手できる。TZMは代表的には99.25%以上
99.4%以下のモリブデン、0.4〜0.55%のチタンお
よび約0.06〜0.12%のジルコニウムよりなる。約
0.3%の残部は制御された不純物、例えば炭素、
鉄、ニツケル、珪素、酸素、水素および窒素で構
成される。TZMは良好な高温強度、熱伝導性、
熱膨張性および高温での低い蒸気圧を有するの
で、X線管中の高温高真空環境で使用するのに理
想的である。
ステム16および後述する新規なターゲツト・
クランプ用ナツトを形成するために他の数種の金
属を使用でき、これらでもクリープを解消する組
合せを実現できる。そのような例を挙げると、モ
リブデンおよびその合金、例えばタングステンと
の合金、タンタル−タングステン合金、ジルコニ
ウム単独またはその合金、商品名TZCで知られ
る少量の炭素を含有するチタン−ジルコニウム合
金、およびもつと高価な金属、例えばレニウムお
よびモリブデン−レニウム合金がある。経験ある
技術者なら、ステムおよびナツト、そしてワツシ
ヤ(別体のものを使用する場合)を同じ材料から
作るのが、応力計算が簡単になるので、望ましい
ことが理解できるであろう。
ステム16には軸線方向カウンタボア18を設
けてその断面を小さくし、それによりアノード・
ロータ13の軸受(図示せず)への熱伝導を少な
くするのが好ましい。ステム16は一体の半径方
向突出フランジ19を有し、このフランジ19に
より形成される肩部またはストツパ20に対して
黒鉛ターゲツト17がクランプされる。ステム1
6の拡大部分21が黒鉛ターゲツト17の中心孔
23を貫通する。特に第2図からよくわかるよう
に、ステム16は雄ねじ25が切られた一体の直
径の減少した部分24で終端する。
参照数字26はターゲツトをロータのステムに
クランプするための新しいクリープ抵抗材料で形
成されたナツトを示す。このナツト26の中心孔
には、ターゲツト支持用のステム16上に設けた
雄ねじ25と相補形の雌ねじ27が切られてい
る。
ナツト26の重要な構造および機能上の特徴に
ついては後で詳述する。ここでは、第2図に見ら
れるように、ナツト26をロータのステム16の
ねじ25に対し締付けると、ナツトの後部の環状
表面または平坦部28が、介在するワツシヤ29
を介して黒鉛ターゲツト17の環状隆起部分また
は平坦部30に力を伝え、これによりターゲツト
17がステムのフランジ19上の半径方向肩部2
0に対してクランプされることを理解されたい。
ターゲツト17の前面にはカウンタボア31があ
けられて、ナツト26のまわりに隙間をつくる。
このカウンタボアはまた、そのコーナーがとがつ
ている場合には応力集中が起り黒鉛の破砕を助長
する傾向があるので、かゝる応力集中を避ける目
的で、32で示すようにカウンタボアの周囲に沿
つて底部に丸味をつけられている。ステム16の
肩部またはストツパ20を受けるターゲツト17
の後部のカウンタボア33の底部またはコーナー
にも同じ理由で丸味をつけられている。
ターゲツト17は黒鉛の円板(デイスク)より
なり、図示の特定設計例では平坦な後面34を有
する。カウンタボア31を含むターゲツト前面3
5は斜め切りされて、重金属合金層36で被覆さ
れている。X線管のカソード37からの電子ビー
ムを被覆層36上に焦点を結ぶようにして、X線
ビームを発生する。代表的には焦点軌道層は約90
%のタングステンと10%のレニウムよりなる合金
で形成され、黒鉛基板に結合される。
ワツシヤ29は、X線放射を行わせることによ
り加熱されたとき、黒鉛ターゲツト17内に生じ
る温度に耐える任意の金属でつくることができ
る。X線管内の高温高真空環境で使用するすべて
の構成要素がそうであるように、ワツシヤ29は
高温における蒸気圧の低い金属で形成する必要が
あり、本例では黒鉛ターゲツトのX線管内に生じ
る1250℃程度の温度より高い融点をもたなければ
ならない。具体例ではワツシヤ29用にタンタル
を使用している。ナツト26の環状支承表面また
は平坦部28と黒鉛ターゲツト17のカウンタボ
ア31内の環状支承表面30との間にワツシヤ2
9を配置する1つの理由は、圧縮応力を均一に分
布させて、黒鉛表面30の凹凸から生じる恐れの
ある過応力点の発生をなくすことにある。ナツト
の締付けにより過応力を受けると、高い尖端は亀
裂(クラツク)開始位置として作用する。
第3図にナツト26を前面から見た端面図を示
し、第4図にナツトと軸線方向断面図を示す。第
3図から明らかなように、ナツト26には2個の
貫通孔39および40があけられ、これらの孔は
スパナレンチ(図示せず)に係合するもので、ス
パナレンチによりナツトをターゲツト支持用ステ
ム16のねじ25に締付ける。締付け後ねじ部を
かしめる必要がある。ターゲツト・クランプ用ナ
ツト26の後面を第5図に示す。
ナツトはクランプ用ナツトとしての機能と、一
体の皿ばねワツシヤとしての機能を果す。その設
計はAlmenおよびLaszloにより「Transactions
of American Society of Mechanical
Engineers」Vol.58.No.4(1936年5月)に記載さ
れた皿ばね(belleville spring)の設計データに
基づく。
第4図を参照すると、ナツト26が金属本体よ
りなり、金属本体の円筒形部分41が後面の環状
平坦部28からその軸線方向長さの一部にわたつ
て延在する。ナツトの円筒形部分41を越えた外
面は凸状または先細になつており、領域42とし
て示されるように本例では実際には円錐形状にな
つている。ナツト26の前端はリム43を有し、
円錐形外面がここで終つている。ナツト26の全
高、即ち、リム43から環状平坦平坦部28まで
のナツトの寸法をHで示す。ナツトの雌ねじを切
つた中心孔の平均直径を寸法Dで示す。Wは円錐
形表面42とナツトの軸線に直交する平面との間
の角度である。ねじ切りした孔の最大直径をID
で示す。円筒部分41の外径をODで示す。ナツ
トの後端は基本的には凹状または皿状になつてお
り、本例では角度を付けた表面44で示されるよ
うに円錐形である。角度Yはこの表面44とナツ
トの軸線に直交する平面との間の鋭角を示す。ナ
ツトの後部の円錐形凹所の最大深さは重要な意味
をもつ寸法である。この深さは寸法hとして示さ
れている。斜め切りした外面42と軸線に直交す
る平面との間の角度Wは円錐形表面44と同じ平
面との間の角度Yより著しく大きく、従つてナツ
トの軸線方向厚さはねじのまわりの領域で最大で
あり、ねじから半径方向外方に移るにつれて減少
する。例えば第4図で見られるように、ナツト2
6の任意の断面が構成するビーム、即ち梁は軸線
方向の厚さが厚い領域45でもつとも剛固で、半
径方向外方に移るにつれてより一層可撓性にな
り、46で示す領域のところで最大の可撓性をも
つ。このため、ナツトを締付けると、ナツトが変
形し、やゝ誇張されてはいるが大体破線47で示
す形状をとることが明らかであろう。勿論、ナツ
トを締付けたとき、全高Hも僅かに減少する。従
つて、ナツト26のねじ27をターゲツト支持用
ステム16のねじ25上に締付けると、ナツトは
皿ばねのように幾分かたわみ、ナツトを応力のな
い高さHの元の形に戻そうとするエネルギーを貯
わえる。ナツトおよびステムにTZMを使用する
1実施例を、限定のためでなく、例示のために具
体的に示すと、ねじが公称直径3/8インチ(9.5
mm)を有し、1インチ(2.54cm)当り24個のねじ
山を有する例では、約20フイート−ポンド(2.8
Kg・m)の締付けトルクで軸線方向の全荷重Pが
約1280ポンド(580Kg)となる。凹所の深さhの
たわみまたは変化量は約0.005インチ(0.13mm)
であつた。ナツトの高さHは締付前に0.4インチ
(10.16mm)で、締付後には約0.395インチ(10.03
mm)で、このため、ナツトが室温で予めたわみを
受けている場合、高さの変化が約0.005インチで
あつた。トルクから得られる合計の力Pが約1280
ポンド(580Kg)で、環状平坦部28の面積が約
0.27平方インチ(1.75cm2)であると、室温で圧縮
単位応力として約4740ポンド/平方インチ(333
Kg/cm2)が黒鉛に加えられ、TZMのステムに約
56000psi(3937Kg/cm2)の応力が生じる。黒鉛タ
ーゲツトおよびTZMステムの温度が約1200℃で
あると、ナツト内に生じる応力が約30000psi
(2110Kg/cm2)で、ナツトのたわみは同じまゝで、
ナツトにより黒鉛ターゲツトに加えられる合計荷
重Pはまだ680ポンド(308Kg)前後であると計算
される。ターゲツトを1200℃以上に5分間加熱し
室温近くまで冷却するサイクルを数千回繰返した
後、高さHは依然として、0.4インチ(10.16mm)
以下であつて、これは黒鉛の冷却に由来する収縮
およびねじ領域におけるステムの永久塑性変形ま
たはクリープを補償していることを示した。ナツ
トをゆるめるには10フイート−ポンド(1.4Kg・
m)のトルクが必要であつた。
本発明のナツトの1実施例においては、黒鉛タ
ーゲツト円板が厚さ約1インチ(2.54cm)、外径
4インチ(10.16cm)である。TZMナツトがねじ
直径ID=3/8インチ(9.5mm)、H=0.4.0インチ
(10.16mm)、角度Y=14.5゜、角度W=44゜、OD=
0.96インチ(2.44cm)であり、環状平坦部28の
内径が0.760インチ(1.930cm)、円筒部分41の
軸線方向長さが0.15インチ(3.81mm)、h=0.050
インチ(1.27mm)である。環状平坦部28の総面
積が約0.27平方インチ(1.75cm2である)。
前述したように、新しい特別な形状のナツト
は、黒鉛は勿論、金属、例えばタングステンおよ
びモリブデンおよびこれら金属の合金でつくられ
たターゲツト円板を金属製回転アノード・ステム
にクランプするのに、極めて有利に使用できる。
本ナツトを用い得る代表的な金属ターゲツトが、
米国特許第4132916号に具体的に示されている。
金属ターゲツトをクランプするのに使用する場
合、最初にナツトに加えるトルクが、室温でのナ
ツトまたはステム金属の降伏強さ、およびX線管
の作動中に外金属が到達する高温での金属の熱ク
リープ強さを越えないようにすることも必要であ
る。
本発明に従つて黒鉛または金属ターゲツトと共
にTZMステム上に使用するTZMナツトを設計す
るための情報は先に引用した刊行物に基づくが、
金属を選択する場合の一般手順を示すため以下に
詳しく記す。
記号P=荷重(ポンド) δ=たわみ(インチ) t=材料の厚さ(インチ) h=自由高さと厚さの差(インチ) a=外径の半分(インチ) E=TZMのヤング率、20℃のとき46×106、1100
℃のとき25×106 f=内周での応力 k=OD/IDの比 v=ポアソン比 M、C1およびC2は定数で、次式から計算でき
る。
M=6/πlogek(k−1)2/k2 C1=6/πlogek[(k−1)/logek−1] C2=6/πlogek(k−1)/2 これらの定数を用いると、たわみ−荷重式は P=Eδ/(1−v2)Mk2[(h−δ/2)(h−δ)t
+ t3] となる。応力式は次の通り。
f=Eδ/(1−v2)Mk2[C1(h−δ/2)+C2t
] 黒鉛の膨張係数は約4.6×10-6in/in/℃、
TZMの膨張係数は5.6×10-6in/in/℃である。
ナツトを改変することも本発明の範囲内に入
り、例えば第4図のナツト26に、ねじ27を持
つ中心孔を設ける代りに滑らかな中心孔を設ける
ことができ、この場合要素26は皿ばねワツシヤ
として特徴付けられる。このワツシヤは、その孔
をアノードのステムにできるだけ隙間を小さくし
てはめ、ステムのねじ25またはステム延長部に
係合する別のナツト(図示せず)により圧縮応力
が加わるようにする。勿論、ステムのねじ25を
有していた部分は皿ばねワツシヤの孔と適合する
適当な直径の滑らかな円柱とする。別のナツトを
締付けた後、ナツトとステムのねじ部をかしめる
必要がある。皿ばねワツシヤと共に別個のナツト
を用いる場合、アノードのステムおよびワツシヤ
の金属を同じにするのが好ましいが、ナツトは別
の金属製とすることができ、普通のまたは慣用の
ナツトと同様とすることができる。
新しいターゲツト取付についての好適な具体例
を詳しく説明したが、この説明は限定のためでな
く例示のためであり、本発明の思想は種々の形態
で具体化でき、特許請求の範囲により限定され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のナツトにより黒鉛ターゲツト
をロータのステムにクランプした代表的な回転ア
ノードX線管を示す概略断面図、第2図はターゲ
ツトの一部および熱クリープ補償ナツトの拡大断
面図、第3図はクランプ用ナツトの正面図、第4
図は第3図の4−4線方向に見たナツトの断面
図、そして、第5図はクランプ用ナツトの背面図
である。 10……ガラスエンベロープ、12……シヤフ
ト、13……ロータ、16……ステム、17……
ターゲツト、20……ストツパ、23……ターゲ
ツトの中心孔、25……雄ねじ、26……ナツ
ト、27……雌ねじ、28……ナツトの環状平坦
部、29……ワツシヤ、30……ターゲツトの環
状平坦部、31……ターゲツトのカウンタボア、
39,40……貫通孔、41……円筒形部分、4
2……凸状領域、43……リム、44……凹状表
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軸線方向に延在する金属ステムを有する回転
    アノード、ターゲツト円板、前記ステムに該ター
    ゲツト円板をクランプする手段を含み、前記ステ
    ムがねじを切つた端部および該端部から軸線方向
    に離間したストツパを有し、前記ターゲツト円板
    には、その後面が前記ストツパに当接し且つ前記
    ステムのねじを切つた部分が該ターゲツト円板の
    前面から接近可能に前記ステム上に該ターゲツト
    円板を位置決めするための中心孔が設けられ、前
    記クランプ手段が前記ステムのねじと係合するね
    じを備えた軸線方向に延在する中心孔のある本体
    を有するX線管に於て、前記クランプする手段が
    クリープ抵抗材料から作られ、該本体の前端が
    ほゞ凸形状を有し、後端がほゞ凹形状を有し、凹
    所の外径が前記本体の外径より小さく、これによ
    り該凹所を囲み且つ前記本体の後方に面する、圧
    縮力を前記ターゲツトに伝達するための環状平坦
    部が形成されており、凸形状の度合が凹形状の度
    合より大きくなつていて、このため前記本体の軸
    線方向厚さは前記中心孔を囲む領域で最大であつ
    て、前記中心孔から半径方向外方に移るにつれて
    減少しており、さらに前記クランプ手段のねじが
    前記ステムのねじと共働して前記本体を軸線方向
    に圧縮するとともに前記本体に予めたわみを与え
    て、前記ターゲツトを前記ステムにクランプする
    ための力を前記本体に生じさせ、前記本体を前記
    ターゲツトへ進める方向への前記本体の回転が予
    めのたわみをもたらすようになつていることを特
    徴とする、X線管。 2 前記ターゲツトが金属または黒鉛で形成され
    た基板よりなる特許請求の範囲第1項記載のX線
    管。 3 前記本体およびステムがTZM、TZC、ジル
    コニウム、モリブデン、モリブデン−タングステ
    ン合金、タンタル、タンタル−タングステン合
    金、タングステン−レニウム合金およびモリブデ
    ン−レニウム合金よりなる群から選択される材料
    で形成された特許請求の範囲第1項記載のX線
    管。 4 前記本体およびステムがTZMで形成された
    特許請求の範囲第1項記載のX線管。 5 前記ターゲツト円板を前記ステムにクランプ
    する手段が金属ナツトである特許請求の範囲第1
    乃至4項の内のいずれか1項に記載のX線管。 6 前記ターゲツトが黒鉛基板で形成され、その
    前端にその軸線方向の孔と同心のカウンタボアを
    有し、外カウンタボアの底部が前方に突出する環
    状平坦領域を有し、この環状領域の内径および外
    径がナツトの後方に面した環状平坦部の内径およ
    び外径にほゞ一致した特許請求の範囲第5項記載
    のX線管。 7 薄い金属ワツシヤが前記ターゲツトの環状平
    坦領域と前記ナツトの環状平坦部との間に配置さ
    れている特許請求の範囲第6項記載のX線管。 8 前記ナツトのねじを切つた孔から半径方向に
    離れた少くとも2個の軸線方向の孔が設けられ
    て、前記ナツトにスパナレンチを係合させて締付
    けられるようになつている特許請求の範囲第5項
    記載のX線管。 9 前記ナツト本体およびステムがTZMで形成
    された特許請求の範囲第5、6、7および8項の
    内のいずれか1項に記載のX線管。 10 前記ナツト本体およびステムがTZM、
    TZC、ジルコニウム、モリブデン、モリブデン
    −タングステン合金、タンタル、タンタル−タン
    グステン合金、タングステン−レニウム合金およ
    びモリブデン−レニウム合金よりなる群から選択
    される材料で形成された特許請求の範囲第5、
    6、7および8項の内のいずれか1項に記載のX
    線管。
JP5532383A 1982-04-01 1983-04-01 X線タ−ゲツト取付構造 Granted JPS58212046A (ja)

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US364568 1982-04-01
US394081 1982-07-01
US06/394,081 US4481655A (en) 1982-04-01 1982-07-01 X-Ray target attachment

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JPS58212046A JPS58212046A (ja) 1983-12-09
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JPS5321491Y2 (ja) * 1974-01-09 1978-06-05

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