JPH0372400A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0372400A
JPH0372400A JP1208644A JP20864489A JPH0372400A JP H0372400 A JPH0372400 A JP H0372400A JP 1208644 A JP1208644 A JP 1208644A JP 20864489 A JP20864489 A JP 20864489A JP H0372400 A JPH0372400 A JP H0372400A
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envelope
peak value
signal
value
peak
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JP1208644A
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Inventor
Katsuhiko Obata
克彦 小畑
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子ギター等の電子弦楽器をはじめとするシ
ンセサイザータイプの電子楽器に係り、特に発音される
楽音のエンベロープ制御技術に関する。
〔従来の技術〕
ギター等を演奏操作することにより弦の振動等を電気信
号として検出し、その入力波形信号に従ってデジタル回
路等で構成された楽音発生回路を制御して、楽音を合威
し放音させるようにした電子楽器が開発されている。
上記のような電子楽器においては、入力波形信号から例
えばピッチ周期を抽出し、楽音発生回路がそのピッチ周
期に対応した音高の楽音を発生させている。
一方、楽音に付加する音量等のエンベロープ制御につい
ては、第1の従来例として、入力波形信号の立ち上がり
時、すなわち、例えばギターにおいては弦をピッキング
した時点における信号強度を検出し、楽音発生回路がそ
の信号強度に対応して音量及び音色等を変化させた楽音
を発生するものがある。すなわち、発音される楽音の例
えば音量エンベロープは楽音発生回路において楽音の種
類(音色)毎に予め設定されており、入力波形信号の立
ち上がり時の振幅の大小によりエンベロープ全体のレベ
ルが変化する以外は、入力波形信号のエンベロープとは
無関係である。
エンベロープ制御の第2の従来例として、エンベロープ
抽出手段によって抽出される入力波形信号のエンベロー
プに基づいて、楽音発生手段から出力される楽音のエン
ベロープを制御することにより、予め定まっている楽音
独自のエンベロープの効果に、入力波形信号のエンベロ
ープの効果を付加するものがある。
この従来例では、例えば電子ギターにおいて、演奏者が
弦のピッキング操作をした後に弦振動を強制的に停止さ
せるミュート奏法を行って、入力波形信号の全体的なエ
ンベロープの変化が第21図の已に示すように減衰の速
い特性になる。そして、楽音発生回路から出力される楽
音のエンベロープの変化は第21図のFに示す特性であ
ったとしても、この特性に同図Eの特性が乗算されるた
め、楽音発生回路から発音される楽音のエンベロープの
変化を第21図のGに示すように急激に減衰する特性に
することができる。従って、ごニート奏法等による演奏
効果を容易に付加することができ、演奏者は楽音のエン
ベロープを奏法に応じて期待した通りに変化させること
が可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、第1の従来例の場合、例えば電子ギター等にお
いて弦振動のエンベロープの急激な変化を伴うようなギ
ター奏法を行っても、それとは無関係に楽音発生回路に
おいて楽音のエンベロープが定まってしまうため、演奏
者の期待した演奏効果が得られないだけではなく、非常
に耳障りに聞こえる場合が生ずるという問題点を有して
いる。
例えば、演奏者が通常に弦をピッキングした状態で、弦
振動のエンベロープは例えば第20図(a)のAに示す
ような特性を有し、一方、発音される楽音のエンベロー
プは同図(a)のBに示すような特性を有するとする。
なお、図中の記号ONは、同図Aの弦振動のレベルが所
定値以上になることにより楽音の発音が開始されるタイ
くングを示し、同じく記号OFFは、同図Aの弦振動の
レベルが所定値以下になることにより発音の終了指示が
なされるタイミングを示す。すなわち、発音される楽音
のエンベロープはOFFタイ旦ングの後は除々に減衰す
る。このような場合に、演奏者が弦をピッキングした後
、弦振動が充分に減衰しきらないうちに弦を手のひら等
で抑え、弦振動を強制的に停止させる旦ニート奏法を行
うと、弦振動のエンベロープは同図(ロ)のCに示すよ
うに、強いアタックの直後に急激に減衰する特性となる
。この−方、発音される楽音のエンベロープは同図(b
)(7)Dに示すように、OFFタイミングの後も減衰
音が大きな音量で長く残り、聴感上も音のはぎれが悪く
、ミュート奏法特有のニュアンスが失われてしまうとい
う問題点を有している。
これに対して、第2の従来例の場合、第21図のG等と
して示したように、入力波形信号のエンベロープを楽音
のエンベロープに反映させることができる。しかし、同
図Eの入力波形信号のエンベロープを楽音信号のエンベ
ロープGへ反映させる場合、入力波形信号から抽出した
エンベロープデータを一定の割合で楽音信号に乗算等し
ている。
従って、例えば入力波形信号のエンベロープの影響が強
すぎて、楽音信号のエンベロープが急峻になりすぎたり
、逆に、入力波形信号のエンベロープがほとんど反映さ
れなかったりというように、演奏者は入力波形信号に基
づくエンベロープの効果のかかり方を自由に制御するこ
とができず、なかなか好みの楽音を得られないという問
題点を有している。
本発明の課題は、楽音信号に対する入力波形信号のエン
ベロープの効果のかかり方を自由に制御可能とし、演奏
者が期待した通りの演奏効果を得られるようにすること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、例えば弦振動をピックアップによって入力波
形信号として検出し、これにより楽音を制御するタイプ
の電子ギター等として実現される電子楽器である。
そして、まず、入力波形信号のエンベロープ信号を抽出
するエンベロープ抽出手段を有する。同手段は例えば、
入力波形信号をデジタル化することにより得られるデジ
タル波形信号の立ち上がり時の最大ピーク値を検出する
最大ピーク値検出手段と、デジタル波形信号の立ち上が
り後の有効なピーク値を順次検出する有効ピーク値検出
手段と、該有効なピーク値と前回の有効なピーク値との
平均値と、最大ピーク値検出手段から検出されている最
大ピーク値との比を順次演算しエンベロープ信号として
順次出力するエンベロープ信号演算手段とによって実現
される。
次に、楽音は楽音発生手段から発音される。同手段はデ
ジタル音源手段、アナログ音源手段等各種方式のものが
採用できる。例えば、デジタル回路による場合、デジタ
ル楽音波形を記憶するメモリと、特には図示しない制御
手段からの発音開始の指示及び音高制御に基づいて、咳
音高に対応するアドレス間隔で前記メモリからデジタル
楽音波形を読み出す波形読み出し手段と、読み出された
デジタル楽音波形をアナログ波形に変換し増幅した後放
音する手段等によって実現される。このほか、各種演算
により、例えば正弦波合成、周波数変調、位相変調など
によって波形生成を行ってもよい。
また、予め設定されたエンベロープ信号を生成するエン
ベロープ信号生成手段を有する。同手段は、例えば所定
のアタック、サスティーン、デイケイ、リリース等の各
エンベロープ特性を有するエンベロープ信号を生成する
エンベロープ発生回路である。
更に、エンベロープ抽出手段から抽出される入力波形信
号のエンベロープ信号と、エンベロープ信号生成手段か
ら生成される前記予め設定されたエンベロープ信号とを
、任意の混合比で混合する混合手段を有する。同手段は
、例えばエンベロープ抽出手段から抽出される入力波形
信号のエンベロープ信号に予め設定された任意の第1の
係数を乗算する第1の乗算手段と、エンベロープ信号生
成手段から生成される予め設定されたエンベロープ信号
に予め設定された任意の第2の係数を乗算する第2の乗
算手段と、第1及び第2の乗算手段の各出力を加算して
混合エンベロープ信号として出力する加算手段とによっ
て実現される。この混合比をユーザがマニュアルセット
できるようにしてもよく、音色等の選択によって自動的
にセットできるようにしてもよい。また、この混合比を
、音高や音域等に依存して変更するようにしてもよく、
更に、時間とともに混合比を変更してもよく、種々の形
態で実現し得る。
そして、混合手段で混合された混合エンベロープ信号に
対応するように楽音発生手段から発生される楽音信号の
エンベロープを制御するエンベロープ制御手段を有する
。同手段は、例えば楽音発生手段から発生される楽音信
号に混合エンベロープ信号を乗算する乗算手段によって
実現される。
〔作   用] 本発明の作用は次の通りである。
まず、エンベロープ抽出手段から抽出されるエンベロー
プ信号は、例えば電子弦楽器の場合、演奏者がピッキン
グした弦の弦振動波形としてリアルタイムに変化する入
力波形信号のエンベロープ特性に直接対応している。
一方、エンベロープ信号生成手段から生成される予め設
定されたエンベロープ信号は、予めいわゆるシンセサイ
ザ音等の特性として設定されるエンベロープデータであ
り、合成音的な特性を有する。
混合手段は、上記2種類のエンベロープ信号を任意の混
合比で混合し、混合エンベロープ信号を生成する。
そして、エンベロープ制御手段において、上記の如く生
成された混合エンベロープ信号ニ基づいて、楽音発生手
段から発生される楽音信号のエンベロープが制御される
従って、演奏者は混合手段における上記2種類のエンベ
ロープ信号の混合比を、例えば演奏前等において予め設
定しておくことにより、発音される楽音のエンベロープ
を、例えばシンセサイザ固有のエンベロープからギター
の弦振動に直接対応するエンベロープまで段階的に変化
させることができる。
〔実  施  例〕
以下、本発明の実施例につき詳細に説明を行う。
なお、以下の説明においては、記号()、()、(〉で
囲まれ、アンダーラインを付した見出しの順に、順次項
目分けを行う。
(の     の   ) 本実施例は、ボディー上に6本の金属弦が張られ、該金
属弦の下部に設けられたフレット(指板)を指で押えな
がら、所望の弦をピッキングすることにより演奏を行う
電子ギターとして実現されている。なお、その外見は省
略する。
第1図は、本実施例の全体の構成図である。
まず、ピッチ抽出アナログ回路1は、特には図示しない
前記6本の弦毎にそれぞれ設けられ、各弦の振動を電気
信号に変換するヘキサピックアップからの各出力を、特
には図示しないローパスフィルタに通して高調波成分を
除去することにより、6種類の各波形信号Wi(i=1
〜6)を得る。
更に、各波形信号Wiの振幅の符号が正又は負に変化す
る毎に、ハイレベル又はローレベルとなるパルス状のゼ
ロクロス信号Zi (i=1〜6)を発生する。そして
、これら6種類の波形信号Wl及びゼロクロス信号Zi
を、各々特には図示しないA/D変換器等により、時分
割のシリアルゼロクロス信号ZCR及びデジタル出力(
時分割波形信号)DIに変換し、出力する。
ピッチ抽出デジタル回路2は、第2図に示すようにピー
ク検出回路201、時定数変換制御回路202、波高値
取込み回路203、ゼロクロス時刻取込回路204から
なる。これら第2図の各回路は、前記ピッチ抽出アナロ
グ回81 (第1図)からの、6弦分を時分割したシリ
アルゼロクロス信号ZCR及びデジタル出力DIに基づ
いて、6弦分を時分割処理する。以下の説明では説明を
容易にするため1弦分の処理について説明し、シリアル
ゼロクロス信号ZCR及びデジタル出力D1は1弦分の
信号のイメージで説明するが、特に言及しないときは6
弦分について時分割処理が行われているものとする。
第2図において、まず、ピーク検出回路201は、前記
シリアルゼロクロス信号ZCR及びデジタル出力D1に
基づいて、デジタル出力D1の最大ピーク点及び最小ピ
ーク点を検出する。そのために、同回路201の内部に
、特には図示しないが、過去のピーク値の絶対値を減算
しく減衰させ)ながらホールドするピークホールド回路
を有している。そして、ピーク検出回路201は前回の
ピーク値検出後、上記ピークホールド回路から出力され
るピークホールド信号をしきい値として、次のシリアル
ゼロクロス信号ZCRが発生した後にデジタル出力D1
の絶対値がこのしきい値を越えた時点でピーク値のタイ
ミングを検出する。なお、ピーク値のタイミング検出は
、デジタル出力D1が正符号の場合と負符号の場合の各
々について行われる。そして、上記ピーク値の検出タイ
累ングで、正符号の場合は最大ピーク値検出信号MAX
、負符号の場合は最小ピーク値検出信号MINを出力す
る。なお、これらの各信号も実際には当然6弦分の時分
割信号である。
次に、時定数変換制御回路202は、上記ピーク検出回
路201内のピークホールド回路の減衰率を変更する回
路であり、ピーク検出回路201からの最大・最小ピー
ク値検出信号MAX、MIN、及び第1図の中央制御装
置(MCP、以下同じ)3からの制御により動作する。
これについては後述する。
続いて、第2図における波高値取込回路203は、前記
ピーク抽出アナログ回路1より時分割的に送出されてく
るデジタル出力DIを、各弦毎の波高値にデマルチプレ
クス(分解)処理し、前記ピーク検出回路201からの
ピーク値検出信号MAX、MINに従って、ピーク値を
ホールドする。
そして、MCP3 (第1図)がアドレスデコーダ4(
第1図)を介してアクセスしてきた弦についての最大ピ
ーク値、もしくは最小ピーク値をバスBUSを介してM
CP3へ順次出力する。また、この波高値取込回路20
3からは、上記ピーク値の他、各弦毎の振動の瞬時値も
出力可能になっている。
ゼロクロス時刻取込回路204は、前記ピッチ抽出アナ
ログ回路1(第1図)からのシリアルゼロクロス信号Z
CRに従って、各弦共通のタイムベースカウンタ204
1の出力を、各弦のゼロクロス時点、厳密には、ピーク
検出回路201から出力される最大・最小ピーク値検出
信号MAX、MINで決定される最大ピーク点及び最小
ピーク点の通過タイミング直後のゼロクロス時点でう・
ンチする。このラッチ動作が行われると、ゼロクロス時
刻取込回路204は続いて、第工図のMCP3に割り込
み信号INTを出力する。これにより、MCP3からア
ドレスデコーダ4(第1図)を介して出力される制御信
号(後述する)に従って、ゼロクロスが発生した弦番号
、ラッチした当該弦に対応するゼロクロス時刻及び正負
情報(後述する)を、バスBUSを介してMCP3へ順
次出力する。
また、第2図のタイミングジェネレータ205からは、
第1図及び第2図に示す各回路の処理動作のためのタイ
ミング信号が出力される。
次に、第1図に戻って、MCP3は、メモリ例えばRO
M301及びRAM302を有するとともに、タイマ3
03を有する。ROM301は後述する各種楽音制御用
のプログラムを記憶している不揮発メモリであり、RA
M302は該制御時の各種変数・データ用のワーク領域
として用いられる書き替え可能なメモリである。また、
タイマ303は、後述するノートオフ(消音)処理のた
めに用いられる。
第1図のアドレスデコーダ4は、前記したゼロクロス時
刻取込回路204(第2図)からの割り込み信号INT
の発生の後、MCP3 (第1図)から発生するアドレ
ス読み出し信号ARに従って、ゼロクロス時刻取込回路
204に、弦番号読込み信号rπ■、続いて、時刻読込
み信号RDTTTT(i=1〜6)を供給する。また、
同様に、波高値取込み回路203(第2図)に波形読込
み信号IIW丁(j =l〜l 8)を出力する。これ
らの動作の詳細については後述する。
楽音発生回路5は、入力側にインターフェース(Mus
ical Instrument Digital I
nterface) M IDIが設けられており、楽
音制御情報伝送用の専用バスMIDI−BUSを介して
MCP3と接続され、時分割処理により複数の楽音を並
列して発音可能である。
上記楽音発生回路5の動作と同期して、エンベロープデ
ータ(以下、これをシンセ・エンベロープ・データ5E
NVと呼ぶ)を発生するエンベロープ発生回路11を有
する。このデータ5ENVは、乗算器13において、予
めMCP3からMIDI−BUSを介してセットされて
いる係数と乗算される。
一方、弦エンベロープラッチ12には、楽音の発音開始
後、MCP3からMIDI−BUSを介して、弦エンベ
ロープ・データGENVが順次ラッチされる。このデー
タGENVは、乗算器14において、予めMCP3から
MIDI−BUSを介してセットされている係数と乗算
される。
乗算器13及び14の各出力は、加算器7で加算され、
混合エンベロープ・データKENVが生成される。同デ
ータKENVは、乗算器6において、楽音発生回路5か
ら出力される楽音信号と乗算され、混合エンベロープ・
データKENVに基づくエンベロープ特性が付加される
乗算器6の出力は、D/A変換器8においてアナログ楽
音信号に変換され、アンプ9で増幅された後、スピーカ
10から放音される。
(の      ) 以上の構成の実施例の動作につき、以下に説明を行う。
まず、楽音発生までの本実施例の概略動作について説明
を行う。
第10図のDlは、第1図のピッチ抽出アナログ回路1
から出力されるデジタル出力D1の1弦分についてアナ
ログ的に示したものである。この波形は、特には図示し
ないギターの6弦のうち1弦をピッキングすることによ
り、対応するピックアップから検出される電気信号をデ
ジタル信号として出力したものであり、当該弦を特には
図示しないフレット(指板)上で押さえる位置に従って
、第10図T o = T s等に示すようなピッチ周
期を有する波形が発生する。
本実施例では、このピッチ周期T o = 75等をリ
アルタイムで抽出することにより、第1図のMCP3が
それに対応する音高情報を生威し、第1図の楽音発生回
路501でその音高の楽音を発音させる。従って、特に
は図示しないトレモロアームによって、演奏中に演奏者
が弦の張力を変化させたような場合、それに従ってデジ
タル出力D1のピッチ周期が変化するため、音高情報も
それに従ってリアルタイムで変化し、楽音に豊かな表現
を付加することができる。
また、本実施例では、第10図のデジタル出力DIのピ
ーク値ao”−a3又はbO〜b3等を検出しており、
特に、第1図のMCP3が立ち上がり時(弦のピッキン
グ時)の最大ピーク値a、Hに基づいて音量情報を作成
して楽音発生回路5に転送することにより、弦をピッキ
ングした強さに応じた音量の楽音を発音させることがで
きる。
一方、本発明に最も関連するが、発音される楽音のエン
ベロープについてみると、第1図の各楽音発生回路5か
ら発生される各楽音信号には、乗算器6において、加算
器7からの混合エンベロープ・データKENVが乗算さ
れ、エンベロープ特性が付加される。この混合エンベロ
ープ・データKENVは、エンベロープ発生回路11で
発生されるシンセ・エンベロープ・データ5ENVと、
MCP3から弦エンベロープラッチ12にセットされる
弦エンベロープ・データGENVとを混合したエンベロ
ープデータである。ここで、シンセ・エンベロープ・デ
ータ5ENVは、予めシン全音の特性として設定される
エンベロープデータであり、合成音的な特性を有する。
これに対して、弦エンベロープラッチ12に順次セット
される弦エンベロープ・データGENVは、MCP3が
ピッチ抽出デジタル回路2を介してデジタル出力D1(
第10図参照)から順次抽出するエンベロープデータで
あり、リアルタイムで変化する弦振動のエンベロープ特
性に直接対応している。
そして、本実施例では、乗算器13と14及びそれらの
各出力を加算する加算器7によって、上記シンセ・エン
ベロープ・データ5ENVと弦エンベロープ・データG
ENVを任意の割合で混合することができる。このとき
の混合割合は、MCP3から乗算器13及び14に予め
セットされる係数により決定される。その係数の組の例
を第11B図に示す。演奏者は、演奏前に特には図示し
ない設定スイッチによって、設定値をO〜5の何れかに
設定する。このような設定動作により、各設定値に対応
してMCP3から各乗算器13及び14には、同図に示
されるような係数の組合わせが設定される。
例えば、第■図のエンベロープ発生回路11から発生さ
れるシンセ・エンベロープ・チー タS ENVが第1
1A図(a)のような特性を有しく横軸は時間、縦軸は
振幅である)、一方、第1図のピッチ抽出デジタル回路
2からMCP3を介して検出され弦エンベロープラッチ
12に順次セットされる弦エンベロープ・データGEN
Vが第11A図(ロ)のような特性を有するとし、演奏
者が前述の設定値として「3」を選択したとすれば、第
11B図より、乗算器13及び14には各々係数0.4
及び0.6がセットされる。これにより、第1図の加算
器7からは、シンセ・エンベロープ・チー タ5ENV
と弦エンベロープ・データGENVとが、0.4対0.
6の割合で混合された混合エンベロープ・データKEN
Vが、第11A図(C)の如く得られる。このエンベロ
ープ特性が、楽音発生回路5から出力される楽音信号に
乗算器6を介して付加される。
以上のことかられかるように、演奏者は設定値を予め設
定することにより、発音される楽音のエンベロープを、
シンセサイザ固有のエンベロープからギターの弦振動の
エンベロープまで段階的に変化させることができる。第
11B図の例では、演奏者はシン受音的な音色を得たけ
れば設定値をOに、完全に弦振動のエンベロープに基づ
いて発音させたければ設定値を5にすればよく、その間
の設定値1〜4でその特性の混合割合を可変できる。
なお、上記動作は、ギターの6弦分の時分割デジタル出
力D1について時分割処理され、第1図の楽音発生回路
5、エンベロープ発生回路11、弦エンベロープラッチ
12、乗算器6.13.14及び加算器7等も時分割動
作するため、第1図のスピーカ10からは6弦分の楽音
を聴覚的に同時に発音させることができる。そして、こ
れらの楽音は、自由な音量・音色に設定でき、電子的に
各種の効果を付加できるため、極めて大きな演奏効果が
得られる。
(ピッチ  デジ ル  の  ) 上記動作を実現するための本実施例の動作につき、以下
に詳細に説明を行ってゆく。
(盟盟豊立) まず、第1図又は第2図のピッチ抽出デジタル回路2の
動作について説明を行う。なお、以下の説明においては
1弦分についてのみ説明し、シリアルゼロクロス信号Z
CR,デジタル出力D1、最大・最小ピーク値検出信号
MAX、MINは1弦分のイメージで説明するが、実際
には6弦分について時分割処理されている。
同回路2では、各弦毎に第10図のデジタル出力DIか
ら、ピーク値aQ”−83又はbO−b3等を抽出し、
同時に各ピーク値の直後のゼロクロス時刻to””t7
等を抽出し、更に、各ゼロクロス時刻の直前のピーク値
が正か負かによって1又はOを示す情報を抽出して、第
1図のMCP3に供給する。これに基づいて、MCP3
は前記ゼロクロス時刻の間隔から第10図の各ピッチ周
期T。
〜T3等を抽出して、また、その他前記各種楽音情報を
生威し、更に、後述するように必要に応じて、エラー処
理、ノートオフ(消音)処理、リラティブオン・オフの
処理等を行う。
(毘槻軌在) そのために、第2図のピーク検出回路201では、第1
0図のように入力してくるデジタル出力DIに対して、
まず、その値が負となる部分で、その絶対値が0を越え
たタイ旦ングχ。で、第1O図に示すような最小ピーク
値検出信号MINがハイレベルになる。
これにより、第2図の波高値取込回路203は、上記最
小ピーク値検出信号MINがハイレベルとなった直後の
タイミングX、で、別に入力するデジタル出力D1から
最小ピーク値(負側の波高値)b、(絶対値)を検出し
て特には図示しないラッチにホールドし、これと共に最
小ピーク値検出信号MINをローレベルに戻す。
一方、第1図のピッチ抽出アナログ回路1から第2図の
ゼロクロス時刻取込回路204には、第10図に示すよ
うなシリアルゼロクロス信号ZCRが入力している。こ
の信号は、ピッチ抽出アナログ回路1内の特には図示し
ないコンパレータがデジタル出力D1の正負を判定し、
それに従って同コンパレータからハイレベル又はローレ
ベルの2値ディジタル信号として出力される信号である
そして、ゼロクロス時刻取込回路204では、前記ピー
ク検出回路201から出力される最小ピーク値検出信号
MINがタイミングX2でノ\イレベルとなった直後に
、シリアルゼロクロス信号ZCRが変化するエツジタイ
ミング、すなわち、デジタル出力DIのゼロクロス時点
で、第2図のタイムベースカウンタ2041で計時され
ている時刻to  (第10図)をラッチする。なお、
このラッチデータの最上位ビットに、直前のピーク値が
正であるか負であるかを示す1または0の正負フラグ(
最小ピーク値bOに対しては0となる)が付加される。
更に、ゼロクロス時刻取込回路204は上記動作に連続
して、第1図のMCP3に割り込み信号INTを出力す
る。これにより、割り込み信号INTが発生した時点に
おいて、第2図の波高値取込回路203には最小ピーク
値bo  (絶対値)がホールドされ、ゼロクロス時刻
取込回路204には最小ピーク値bOの発生直後の前記
正負フラグを含むゼロクロス時刻がラッチされている。
そして、割り込み信号INTの出力の後、第1図のMC
P3からアドレスデコーダ4を介して行われるアクセス
(後述する)により、上記正負フラグを含むゼロクロス
時刻及び最小ピーク値す。
が、バスBUSを介してMCP3に転送される。
なお、以上の処理は6弦分について時分割処理されてい
るため、後述するように、上記各情報の出力の前に、ど
の弦番号について上記割り込みが発生したのかを示す情
報を、ゼロクロス時刻取込回路204からMCP3に出
力する。
次に、第2図のピーク検出回路201では、内部の特に
は図示しないピークホールド回路が、第10図の最小ピ
ーク値bo  (絶対値)をピークホールドし、第10
図のピークホールド信号qoを出力する。これにより、
ピーク検出回路201は上記ピークホールド信号(絶対
値)をしきい値として、デジタル出力D1の負側につい
てその絶対値が上記しきい値を越えたタイミングX2で
、再び最小ピーク値検出信号MINをノ\イレベルにす
る。
これにより、前記と全く同様にして、第2図の波高値取
込回路203で、最小ピーク値検出信号MINがハイレ
ベルとなった直後のタイミングX3で次の最小ピーク値
bl  (絶対値)がホールドされ、第2図のゼロクロ
ス時刻取込回路204で、上述の最小ピーク値blの発
生直後の正負フラグ(この場合も0)を含むゼロクロス
時刻t2がラッチされ、割り込み信号INTの送出後、
MCP3に転送される。
上記に基づく、第10図のデジタル出力D1の負側に対
する最小ピーク値bo=bz(絶対(Iり、ゼロクロス
時刻to% j2、t4、j6等の検出、及びピークホ
ールド信号(IG−(13等の出力動作と全く同様にし
て、デジタル出力DIの正側に対して最大ピーク値a、
−”−a3等の検出、ゼロクロス時刻t1、t3、t5
、t7等の検出、及びピークホールド信号Po’=P3
等の出力動作が並列して行われる。なお、この場合は、
ピーク検出回路201から最大ピーク値検出信号MAX
が第10図に示すように出力され、第2図の波高値取込
回路203及びゼロクロス時刻取込回路204において
は、この信号MAXに基づいて最大ピーク値ao%83
等、及び正負フラグ(この場合、正ピークであるから1
)を含むゼロクロス時刻t1、t3、t5、t7等がラ
ッチされる。
以上に示した動作により、第2図のゼロクロス時刻取込
回路204からは、第10図のゼロクロス時刻to x
j、の各時刻毎に割り込み信号INTが第1図のMCP
3に出力され、これに基づいた各時刻毎に、最小又は最
大ピーク値(絶対値)とゼロクロス時刻の組として、b
oとf−0、aQとt、、b、とj2、al とt3、
・・・等が順次MCP3へ出力される。ここでMCP3
において、最小ピーク値(負側のピーク値)であるのか
最大ピーク値(正側のピーク値)であるのかの判定は、
ゼロクロス時刻の最上位ビットに付加されている前記正
負フラグにより可能である。
なお、上記動作の他に、第2図の波高値取込回路203
はMCP3からのアクセスによりデジタル出力D1の瞬
時値を任意に出力できる。これについては後述する。
また、第2図のピーク検出回路201内のピークホール
ド回路で発生される第10図のピークホールド信号Po
 ’=P3、(io−qx等の各減衰率(時定数)は、
MCP3の制御下で第2図の時定数変換制御回路202
によって随時変更される。
基本的には、デジタル出力D1の例えば1ピッチ周期時
間が経過した後に、上記ピークホールド信号が急速に減
衰するようにその時定数を変更する。そして、このとき
のピッチ周期情報の設定は、第1図のMCP3が後述す
る動作により、各ピッチ周期の抽出を行った後にバスB
USを介して、時定数変換制御回路202内の時定数変
換レジスタCHTRR(後述する)にピッチ周期情報を
セットして行う。これにより、時定数変換制御回路20
2は、内部に設けられた特には図示しない各弦独立のカ
ウンタと、MCP3から時定数変換レジスタCRTRR
に設定されたピッチ周期情報との一致比較を行い、ピッ
チ周期時間が経過して一致出力が発生した時点で、時定
数チェンジ信号を前記ピーク検出回路201へ送出する
。この動作により、ピークホールド信号は1ピッチ周期
の時間が経過すると、急速に減衰し、これにより次のピ
ッチ周期のピークが適切に検出される。
なお、1ピッチ周期が経過する前に、ピーク検出回路2
01において次の最大又は最小ピーク値検出信号MAX
又はMINが検出された場合は、これらの信号の立ち下
がりのタイごングで上記カウンタをリセットし、次のピ
ークホールド信号を生成するようにしている。
また、各弦の振動周期は、演奏者がフレット上で当該弦
を押さえる位置によって幅広く変化するため、デジタル
出力DIの各弦に対応する波形の立ち上がり時には、そ
の波形の振動を速やかに検知すべく、各弦の最高音周期
時間経過にてピークホールド信号が急速減衰し、その直
後は、各ピッチ周期の倍音を拾わないように、各弦の開
放弦周期(最低音用yIJ4)時間経過にて急速減衰す
るように設定が行われる。そして、ピッチ周期が有効に
抽出された後は、当該ピッチ周期時間経過にて急速減衰
するように設定が行われ、演奏操作によるデジタル出力
DIの各弦のピッチ周期の変化に追従する。
更に、ピッチ検出回路201において、正負どちらのピ
ーク値に対して上記ピークホールドの制御を行うかは、
シリアルゼロクロス信号ZCRがハイレベルであるかロ
ーレベルであるかによって判定するようにしている(第
10図参照)。
(’      MCP   の   )以上の動作に
より、第1図のピッチ抽出回路2から供給される最大又
は−最小ピーク値、ゼロクロス時刻、およびピーク値の
正負を示す正負フラグに基づいて、第1図のMCP3が
、ピッチ抽出及び音量・音色に関するパラメータの抽出
を行うことにより、楽音発生回路5を制御するための楽
音制御情報を発生する。なお、MCP3はROM301
に記憶されたプログラムに従って、以下に詳細に説明す
るように第3図〜第9図に示す動作フローチャートを実
行する。
(変致坐豆里) はじめに、後述する第3図〜第9C図の動作フローチャ
ートで示される制御プログラムにおいて用いられる各変
数について、以下に列挙しておく。
AD・・・第1.図のピッチ抽出デジタル回路2への入
力波形Dlを直接読んだ 入力波高値(瞬時値) AMP (0,1)・・・正又は負の前回(01dの波
高値(ピーク値) AMRLI・・・振幅レジスタで記憶されているリラテ
ィブ(relative)オフ(off )のチエツク
のための前回 の振幅値(ピーク値)である。こ こで、前記リラティブオフとは波 高値が急激に減衰してきたことに 基づき消音することで、フレット 操作をやめて開放弦へ移ったとき の消音処理に相当する。
AMRL2・・・振幅レジスタで記憶されている前記リ
ラティブオフのための 前々回の振幅値(ピーク値)で、 これにはAMRLIの値が入力さ れる。
CHTIM・・・最高音フレット(22フレツト目)に
対応する周期 CRTI○・・・開放弦フレットに対応する周期 CRTRR・・・時定数変換レジスタで、上述の時定数
変換制御回路202 (第2図)の内部に設けられてい る。
DUB・・・波形が続けて同一方向にきたことを示すフ
ラグ、 FOFR・・・リラティブオフカウンタ、GENV・・
・弦エンベロープデータ HNC・・・波形ナンバーカウンタ KENV・・・混合エンベロープ・データMT・・・こ
れからピッチ抽出を行う側のフラグ(正=1、負=0) NCHLV・・・ノーチェンジレベル(定数)○FTI
M・・・オフタイム(例えば当該弦の開放弦周期に相当
) ○FPT・・・通常オフチエツク開始フラグONF・・
・ノートオンフラグ RIV・・・後述のステップ(STEP)4での処理ル
ートの切替を行うため のフラグ ROFCT・・・リラティブオフのチエツク回数を定め
る定数 5ENV・・・シンセ・エンベロープ・データ 5TEP・・・MCP3のフロー動作を指定するレジス
タ(1〜5の値をとる) TF・・・有効となった前回のゼロクロス時刻データ TFN (0,1)・・・正または負のピーク値直後の
前回のゼロクロス時刻デ ータ TFR・・・時刻記憶レジスタ THL IM・・・周波数上限(定数)TLLTM・・
・周波数下限(定数) TP (0,1)・・・正または負の前回の周期データ TRLAB (0,1)・・・正または負の絶対トリガ
レベル(ノートオンしき い値) TRLRL・・・リラティブオン(再発音開始)のしき
い値 TRLR3・・・共振除去しきい値 TTLIM・・・トリガ時の周波数下限TTP・・・前
回抽出された周期データTTR・・・周期レジスタ、 TTU・・・定数(17/32と今回の周期情報11の
積) TTW・・・定数(31/16と今回の周期情報11の
積) VEL・・・速度(ベロシティ)を定める情報で、発音
開始時の波形の最大ピ ーク値にて定まる。
X・・・異常または正常状態を示すフラグb・・・ワー
キングレジスタBに記憶されている今回正負フラグ(正
ピークの 次のゼロ点のとき1、負ピークの 次のゼロ点のとき0) C・・・ワーキングレジスタCに記憶されている今回波
高値(ピーク値) e・・・ワーキングレジスタ已に記憶されている前々回
波高値(ピーク値) h・・・ワーキングレジスタHに記憶されている前々回
抽出された周期データ t・・・ワーキングレジスタToに記憶されている今回
のゼロクロス時刻 11・・・ワーキングレジスタTOTOに記憶されてい
る今回の周期情報 (゛    ルーチンの  ) 次に、第3図は、MCP3へピッチ抽出デジタル回路2
内のゼロクロス時刻取込回路204(第2図)から、割
り込み信号INTに基づいて割り込みがかけられたとき
の処理を示した割り込み処理ルーチンの動作フローチャ
ートを示した図である。
前記したように、ゼロクロス時刻取込回路204から割
り込み信号INTが出力される時点においては、第2図
の波高値取込回路203には最大又は最小ピーク値(絶
対値)がホールドされ、ゼロクロス時刻取込回路204
には当該ピーク値発生直後のゼロクロス時刻、及び直前
のピーク値が最大(正の)ピーク値である場合1、最小
(負の)ピーク値である場合Oを示す正負フラグがラッ
チされている。
そこで、MCP3は、まず、第3図の11において、ア
ドレスデコーダ4に所定のアドレス読み出し信号ARを
セットし、第2図のゼロクロス時刻取込回路204に対
して、弦番号読み込み信号rを出力させる。これにより
同回路204からは、まずどの弦番号について上記割り
込みが発生したのかを示す弦番号が、バスBUSを介し
てMCP3に出力される。続いて、MCP3はアドレス
デコーダ4に別のアドレス読み出し信号ARをセットし
、ゼロクロス時刻取込回路204に対して、時刻読み込
み信号−m−丁羽]−〜■TTTHのうち上記弦番号に
対応する信号を出力させる。これにより同回路204か
らは、上記時刻読み込み信号−W117丁薊]−(i 
= 1〜6のうちいずれか)で指定される弦番号対応の
ラッチにセットされているゼロクロス時刻情報が、バス
BUSを介してMCP3に出力される。これを第3図■
1に示すように今回のゼロクロス時刻tとする。
続いて、第3図のI2において、前記「ピッチ抽出デジ
タル回路の動作」の項で説明したように、ゼロクロス時
刻情報の最上位ビットに付加されている正負フラグを取
り出しこれを今回正負フラグbとする。
その後、第3図のI3において、MCP3は前記と同様
にアドレスデコーダ4を介して、第2図の波高値取込回
路203に対して、ピーク値読み込み信号■rW丁(j
=1〜12のうちいずれか)を出力させる。ここで、同
回路203内には、特には図示しないが、6弦分の最大
ピーク値及び最小ピーク値をホールドする12個のラッ
チがあるため、MCP3は前記弦番号及び正負フラグb
に基づいて、上記ピーク値読み込み信号m丁を選択して
出力させる。これにより同回路203からは、当該ピー
ク値読み込み信号−R]「K]−で指定されるラッチに
セットされている最大ピーク値または最小ピーク値(絶
対(iF)が、バスBUSを介してMCP3に出力され
る。これを第3図■3に示すように、今回ピーク値Cと
する。
以上の動作の後、第3図のI4において、上記のように
して得たt、c、bの値をMCPa内の特には図示しな
いレジスタTO1C,Bにセットする。このレジスタに
は、上記割込み処理がなされる都度、このようなゼロク
ロス時刻情報、ビーり値情報(絶対値)、ピークの種類
を示す正負フラグの情報がワンセットとして書込まれて
いき、後述するメインルーチンで、各弦毎にかかる情報
に対する処理がなされる。
なお、上記レジスタTo、C,Bは、6弦に対応して6
個ずつあり、第1図のMCP3は、楽音発生回路5等が
どの弦に対応して発音動作及びエンベロープ制御動作(
後述する)を行っているかという情報を、RAM302
に保持しており、以下第4A図〜第9図で説明する楽音
制御及びエンベロープ制御の処理は、6弦分について全
て時分割処理で行われ、前記レジスタのうちどの弦に対
応するものに割込みがかかったかによって、楽音発生回
路5等に対する処理を行う。以下、特に言及しない限り
上記動作を行っているものとする。
(メインルーチンの  ) 第4A図は、メインルーチンの処理を示す動作フローチ
ャートである。ここでは、パワーON後の初期化(イニ
シャライズ)、楽音のノートオフ(消音)処理、及び5
TEPO−3TEP4 (又は5)の各処理の選択の処
理、及び演奏者が特には図示しない各種キーを操作した
ときのキー制御処理を行う。本実施例では、楽音制御の
処理を後述するようにステップという処理概念で行って
おり、後述するように、5TEPO−3TEPI→5T
EP2→5TEP3→5TEP4 (−3TEP5)−
3TEPOという順で楽音制御を行ってゆく。
(基j1弘住) 第4A図において、まずパワーオン(電源投入)するこ
とにより、Mlにおいて各種レジスタやフラグがイニシ
ャライズされ、レジスタ5TEPが0とされる。またこ
の場合、前記「ピッチ抽出デジタル回路の動作」の項の
時定数変換#御回路202(第2図)の説明において述
べたように、初期状態において、ピーク検出回路201
(第2図)がデジタル出力DIの波形の立ち上がり時の
振動を速やかに検知できるように、MCP3がバスBU
Sを介して時定数変換制御回路202内の時定数変換レ
ジスタ5TEPに最高音フレット周期CRTIMをセッ
トし、ピーク検出回路201内のピークホールド回路か
ら出力されるピークホールド信号(第10図Paまたは
qo等)が、最高音周期時間経過にて急速減衰するよう
に制御される。
次に、第4A図のM2で、キー制御処理が実行される。
この処理は、本発明に関連する処理であり、これを更に
第4B図に示す。
まず、第1図のMCP3は、特には図示しない各種設定
キーの切替状態を走査(キー・スキャン)する(第48
図M21)。
この結果、「本発明の実施例の概略動作」の項で説明し
た弦エンベロープ・データ5ENVとシンセ・エンベロ
ープ・データ5ENVの混合比を設定するためのキーが
切り替えられたことが検出された場合、)J 22の判
定がYESとなる。これにより、第1図のMCP3は、
乗算器13及び14の係数を第11B図の組合わせに従
って設定する(第48図M23)。
その後、特には詳述しないが、他のキーに対する処理が
行われ(第4B図M24)、キー制御処理を終了する。
なお、M22の判定がノーの場合は、直接この処理が実
行される。
続いて第4A図に戻り、M2O1において、前記「割り
込み処理ルーチンの動作」の項で説明したレジスタが空
かどうかが判断され、ノー(以下、Noと称す)の場合
にはM3に進み、各レジスタB、C,TOの内容が読ま
れる。続いて、M4において、レジスタ5TEPの値は
いくつかが判断され、M5では5TEPO,M6では5
TEP1、M7では5TEP2、M8では5TEP3、
M9では5TEP4の処理が順次実行される。なお、次
のステップへの更新は、後述するように各5TEPO〜
5TEP4の処理において行われる。
(L二上土ヱ歎在) 前記M2O1でバッファが空の場合、すなわちイエス(
以下、YESと称する)の場合、MIO〜M16への処
理に進み、ここで通常のノートオフのアルゴリズムの処
理が行われる。このノートオフのアルゴリズムは、デジ
タル出力Di(第1図)において、その波高値がオフ(
OFF)レベル以下の状態が所定のオフタイム時間続い
たら、ノートオフするアルゴリズムである。
まず、MIOで5TEP=Oかどうかが判断され、YE
Sの場合には、楽音を発生していない初期状態のため、
ノートオフはする必要がなく、M2に戻る。一方、No
の場合には、Mllに進む。
Mllでは、その時点のデジタル出力D1の入力波高値
(瞬時値)ADが直接読まれる。これは、MCP3がア
ドレスデコーダ4を介して、波高値取込み回路203(
第2図)へピーク値読み込み信号IrWT丁〜[のいず
れかを与えることにより、同回路203がデジタル出力
D1の現在の瞬時値を、バスBUSを介してMCP3に
出力することで達成できる。そして、この値ADが、予
め設定したオフレベル以下かどうかが判断され、NOの
場合はノートオフする必要がないためM2に戻り、YE
Sの場合にはMl2に進む。
Ml2では、前回の入力波高値ADがオフレベル以下か
どうかが判断され、Noの場合には、M17に進みMC
P3内のタイマ303をスタートし、M2に戻る。そし
て、次に再びこの処理にきたときに、M12はYESと
なるため、M2Sに進み、ここでタイマ303の値がオ
フタイムOFTIMかどうかが判断される。オフタイム
○FTIMとしては例えば処理をしている弦の開放弦フ
レット周期CRTI○がセットされており、M2SでN
oの場合にはM2に戻って処理が繰り返され、YESと
なるとM14に進み、レジスタ5TEPにOを書き込み
、時定数変換レジスタ5TEPへ最高音フレット周期C
)rTIMをセットした後、M2Sを介して(後述する
)、M2Sに進む。すなわち、デジタル出力DIのレベ
ルが減衰してきた場合、オフレベル以下の入力波高値A
DがオフタイムOFTIMに相当する時間続くと、デジ
タル出力D1が入力せず弦が弾かれなくなったと判断で
きるため、M2Sに進んでノートオフの処理がされる。
M2Sでは、MCP3が楽音発生回路5に対して、ノー
トオフの指示を送出し、これにより楽音の発音が停止さ
れる。このようにノートオフされた場合には、必ず5T
EPOに戻る。
なお、ステップM15において、通常の状態ではYES
の判断がなされるが、後述するような処理によって、楽
音の発音を指示していない場合でもレジスタ5TEPは
O以外の値をとっていることがあり(例えばノイズの入
力による)、そのようなときには、M14、M2Sの処
理後M2へ戻ることで、5TEPOへ初期設定される。
(STEPOの几   ) 次に、第4A図のメインルーチンにおいて分岐して対応
する処理を行う各ルーチンの詳細について説明を行う。
まず第5図は、第4A図のメインルーチンのM5として
示すステップ0 (STEPO)の処理の動作フローチ
ャートである。この処理においては、ピッチ抽出処理等
のための初期設定、及び次の5TEPIへの移行処理を
行う。以下第12図の基本動作説明図を用いて説明を行
う。なお、第12図は第10図と同一の波形である。
(基」」か庄〉 今、第4A図のメインルーチンは、M2とMloのルー
プの繰り返しにより、前記「割り込み処理ルーチンの動
作Jの項において説明したように、ピンチ抽出デジタル
回路2(第1図)から割り込みが掛かって、レジスタT
o、C,Bにデータが入力するのを待っている。
そしてデータが入力し、第4A図のM2からM2O1、
M3を経て上記各レジスタの内容が読み込まれると、M
4を介してM5、即ち第5図の5TEPOに移る。この
状態においては、例えば第12図に示すように、今回の
ゼロクロス時刻1−to、今回正負フラグb=o、今回
ピーク値Cはb−oより最小ピーク値でc=b6  (
絶対値)である。なお、第12図でbとbo=b3等は
異なる記号である。
まず、第5図のSolにおいて、今回ピーク値Cの値が
、絶対トリガレベル(ノートオンのための正の閾値)T
RLAB (b)より大きいか否かが判定される。、な
お、この判定は、今回正負フラグbの値に基づいて正と
負の各極性(最大ピーク値又は最小ピーク値)の各々に
ついて実行され、正側の絶対トリガレベルTRLAB 
(1)と負側の絶対トリガレベルTRLAB (0)は
、デジタル出力DI(第1図)にオフセットが重畳され
た場合等を考慮して、経験的に別々の値に設定すること
ができる。理想的なシステムでは同じ値でよい。第12
図の例では、今回最小ピーク値c=b@(絶対値)とT
RLAB (b)=TRLAB (0)とが比較され、
c −be >TRLAB (0) 、即ち判定はYE
Sとなる。
次に、302を経た後(後述する)、SO3の処理が実
行される。ここでは、まず、今回正負フラグbがフラグ
MTに書き込まれ、レジスタ5TEPに1が書き込まれ
て次のステップへの移行準備がなされ、更に、今回のゼ
ロクロス時Rtが以降の処理のために前回のゼロクロス
時刻データTFN (b)として設定される。第12図
の例では、同図に示すようにMT=b=0.TFN (
b)=T F N (0) = t −t oとなる。
続いて、304において、「変数の説明」の項に示した
上記フラグ以外のその他フラグ類(定数値を除く)が初
期化される。
更に、SO5においては、今回ピーク値Cが以降の処理
のために前回のピーク値AMP (b)(絶対値)とし
てセットされ、第4A図のメインルーチンのM2の処理
に戻る。第12図の例では、同図に示すようにAMP 
(b)=AMP (0)=c=b6 となる。
以上の処理により、第12図の例では、同図(STEP
O−1の間)に示すようにフラグMTにレジスタBの今
回正負フラグb=oが書き込まれ、負側の前回のゼロク
ロス時刻のデータTFN(0)にレジスタToの今回の
ゼロクロス時刻データt ” t oが書き込まれ、負
側の前回のピーク値AMP (0)にレジスタCの今回
最小ピーク値c=b6が書き込まれる。
(共髪腹去軌佳) なお、第5図のSOlにおいて、今回ピーク値Cの値が
絶対トリガレベルTRLAB (b)以下の場合は、発
音(ノートオン)の処理へは移行せず、305において
前回のピーク値AMP(b)に今回ピーク値Cの値をセ
ットするだけで第4A図のメインルーチンへ戻る。とこ
ろが、1本の弦をピッキングすることにより、他の弦が
共振を起こすような場合、当該他の弦については振動の
レベルが徐々に大きくなり、やがて第5図の301の判
定結果がYESとなり、SO2の処理に移る。
しかし、このような場合、正規のピッキングを行った訳
ではないので、発音(ノートオン)の動作に移行するの
は妥当ではない。そこで、SO2の処理において上記共
振の除去を行う。即ち、上記のような場合、今回ピーク
値Cは前回のピーク値AMP(b)に比べてほとんど大
きくなっていないため、その差c−AMP (b)が共
振除去しきい値TRLR3より大きくない場合には、上
記共振状態が発生したと判定して、発音処理へは移行せ
ず、305において前回のピーク値AMP(b)に今回
ピーク値Cの値をセットするだけで第4A図のメインル
ーチンに戻る。一方、第12図のような正常なピッキン
グを行った場合に、波形が急激に立上ることになり、前
記ピーク値の差c −AMP (b)は共振除去閾値T
RLR3を越え、前記したように302からSO3の処
理へ移行する。
(1−−プオンのエントリ  ) 第5図において、Aは後述するりラテイブオン(再発音
開始)のエントリであり、後述する5TEP4のフロー
からこのSO6ヘジヤンブしてくる。そして、SO6で
は今まで出力している楽音を一度消去(ノートオフ)し
、再発音開始のためにSO3へ進行する。この再発音開
始のための処理は、通常の発音開始のときと同様であり
、前記したとおりである。ここでSO6のノートオフの
処理は、第4A図の前記M2Sでの処理と同じである。
(STEPIの   ) 次に第6図は、第4A図のメインルーチンのM6として
示すステップl (STEPI)の処理の動作フローチ
ャートである。この処理においては、前記5TEPOに
続くピッチ抽出処理等のための初期設定とそれに続<5
TEP2への移行処理、又はおかしな波形が入力したと
きのダブり処理(エラー処理)等を行う。
(藍主軌立〉 まず、前記5TEPOにより、最初のデータに対する初
期設定が行われた後、第4A図のメインルーチンでは、
M2O1→MIO−Mll→M2→M2O1のループの
繰り返しにより、前記ピッチ抽出デジタル回路2(第1
図)から再び割り込みがかかって、レジスタTo、CS
Bに次のデータが入力するのを待っている。
そして、データが入力し、第4A図のM2からM2O1
、M3を経て上記各レジスタの内容が読み込まれると、
M4を介してM6、即ち第6図の5TEP 1に移る。
この状態においては、例えば第12図に示すように、今
回のゼロクロス時刻t=t1、今回正負フラグb=1、
今回ピーク値はb=1より最大ピーク値でC=aOであ
る。
まず、第6図の311を介して(後述する)、Si2に
おいて前記rsTEPOの処理動作」の項における第5
図のSolの説明で述べたのと全く同様に、今回ピーク
値Cの値が、絶対トリガレベルTRLAB (b)より
大きいか否かが判定される。第12図の例では、今回最
大ピーク値C=aOとTRLAB (b)=TRLAB
 (1)とが比較され、c = a o > T RL
 A B (1) 、即ち判定はYESとなる。
次に、S13において、レジスタ5TEPに2が書き込
まれて次のステップへの移行準備がなされ、また、S1
4において、レジスタTOの今回のゼロクロス時刻tが
以降の処理のために前回のゼロクロス時刻データTFN
 (b)として設定される。更に、315において、レ
ジスタCの今回ピーク値Cが以降の処理のために前回の
ピーク値AMP (b)としてセットされ、第4A図の
メインルーチンのM2の処理に戻る。第12図の例では
、同図に示すようにTFN (1)=t=t、、A M
 P (1) = c = a oとなる。なお、MT
の内容は書き替えられず0のままである。
(を工1処理生国立) 第12図のような正常なデジタル出力D1が入力してい
る場合には、前記5TEPOにおいて負(正)側の最小
(大)ピーク値(絶対値)が抽出された後は、5TEP
 1において反対に正(負)側の最大(小)ピーク値が
抽出される。従って、第6図の311においては、今回
正負フラグb=1(O)は5TEPOでセットされたフ
ラグMT=O(1)と異なるため、前記したように31
2に進む。
ところが、場合により、5TEPOO後に5TEPIで
第13図(a)又は(ロ)に示すような波形が入力する
ことがある。この場合、5TEPOで負側の最小ピーク
値bOが抽出された後、5TEP 1で再び負側の最小
ピーク値b1がダブって抽出される。従って、第6図の
S11においては、今回正負フラグはb=oとなり、5
TEPOでセットされたフラグMT=Oと一致する。こ
の場合は、第6図の316に進み、ダブり処理(エラー
処理)を行う。
316では、ピーク値Cの値が同じ符号の前回のピーク
値AMP (b)より大きいか否かが判定される。
今、第13図(a)のような場合、c=b、>AMP 
(b)=AMP (0)=bo は成立しない。このよ
うな場合は、今回の最小ピーク値b1はおかしな波形と
して無視しく斜線部)、5TEPは更新せずに、第4A
図のメインルーチンのM2からM2O1の処理に戻り、
次の正常なピークが入力されるのを待つ。
一方、第13囲い)のような場合、c=bl >APM
 (b)=AMP (0)=bOは成立する。このよう
な場合は、前回の5TEPOで抽出した最小ピーク値b
oの方をおかしな波形として無視しく斜線部)、5TE
POにおいてセットされた負側の前回のゼロクロス時刻
データTFN (0)、及び負側の前回のピーク値AM
P (0)の内容を、第6図の314、S15により今
回のゼロクロス時刻を及び今回ピーク値Cと入れ替えて
変更する。
即ち、第13図(ロ)の例では、TFN (0)=t=
t+ 、AMP (0)=c=b+ となる。このダブ
リ処理の後、5TEPは更新せずに(第6図の513を
通らない)、第4A図のメインルーチンのM2からM2
O1の処理に戻り、次の正常なピークが入力されるのを
待つ。
上記動作の後、正常なピーク値が入力すると、第6図の
5ll−512−313→S 14−515により前記
した処理が行われ、例えば第12図に示すようにt=t
lで、次の5TEP2の処理への移行が行われる。
(STEP2の几   ) 次に、第7図は、第4A図のメインルーチンのMTとし
て示すステップ2 (STEP2)の処理の動作フロー
チャートである。この処理においては、ピッチ抽出のた
めの第1回目のピッチ周期の検出、ベロシティ−の設定
、及び5TEP3への移行処理、又はおかしな波形が入
力したときのエラー処理(ダブり処理)等を行う。
(基主軌在) まず、前記5TEP 1による処理が行われた後、第4
A図のメインルーチンでは、M2O1−Ml0−M1l
→M2−M2O1のループの繰り返しにより、前記ピッ
チ抽出デジタル回路2(第1図)から再び割り込みがか
かって、レジスタTo、C1Bに次のデータが入力する
のを待っている。
そして、データが入力し、第4A図のM2からM2O1
、M3を経て上記各レジスタの内容が読み込まれると、
M4を介してM7、即ち第7図の5TEP2に移る。こ
の状態においては、例えば第12図に示すように、今回
のゼロクロス時刻t=t2、今回正負フラグb=o、今
回ピーク値はb=oより最小ピーク値でc=b、である
まず、第7図の320を経た後(後述する)の321に
おいては、MCP3がバスBUSを介して第2図の時定
数変換制御回路202内の時定数変換レジスタCH↑R
Rに現在処理をしている弦の開放弦フレット周期CHT
 I○をセットする。
これは、前記「ピッチ抽出デジタル回路の動作」の項の
時定数変換制御回路202の説明において述べたように
、ピーク検出回路201 (第2図)がデジタル出力D
1の波形の立ち上がり時の振動を検知した後は、各ピッ
チ周期の倍音を拾わないヨウに、ピーク検出回路201
内のピークホールド回路から出力されるピークホールド
信号(第10図P+ 、92等)が各弦の開放弦周期、
即ち最低音周期CRTIOの時間経過にて急速減衰する
ようにしたものである。
次に、S22において、今回ピーク値Cの値が同じ符号
の前回のピーク値AMP (b)の7/8倍より大きい
か否かが判定される。この処理については後に詳述する
が、通常は弦をピッキングした波形はなめらかに自然減
衰するためこの判定はYESとなり、次の323を経て
(後述する)S24に進む。
S24では、((今回のゼロクロス時刻t)(同じ符号
の前回のゼロクロス時刻データTFN(b)))を演算
することにより、第1回目のピッチ周期を検出する。そ
してこの結果を、後述する5TEP3でのノートオン(
発音開始)の条件として使用するために、前回周期デー
タTP (b)として設定する。第12図の例では、同
図に示すようにTP (0)=t−TFN (0)=t
z −t。
となる。
また、324では、今回のゼロクロス時11 tが以降
の処理のために前回のゼロクロス時刻データTFN (
b)として設定される。第12図の例では、同図に示す
ようにT F N (0) = t = t zとなる
。なお、5TEPOで設定されたTFN (0)=to
は、上記前回周期データTP (b)=TP(0)が演
算できたため必要なくなり消去される。
同じく、S24では、レジスタ5TEPに3が書き込ま
れて次のステップへの移行準備がなされる。
更に、324では、以降の処理のために、今回ピーク値
Cと、前回のピーク値AMP (0)、AMP(1)の
うち、最も大きい値をベロシティVELとして設定する
。なお、ベロシティVELは、5TEP3で後述するよ
うに楽音の音量を決定するための値として用いられる。
同様に、今回ピーク値Cを前回のピーク値AMP (b
)として設定し第4A図のメインルーチンのM2の処理
に戻る。
第12図の例では、VEL=ma x (c、AMP(
0)、AMP  (1))=max  (b+  、b
o 、ao)となり、AMP (0)=c=b、 とな
る。
なお、5TEPOで設定されたAMP(0)=boは、
上記ベロシティVELが演算できたため必要なくなり消
去される。
(l工1処理夏飲止) 第12図のような正常なデジタル出力DIが入力してい
る場合には、前記5TEPIにおいて正(負)側の最大
(小)ピーク値が抽出された後は、5TEP2において
反対に負(正)側の最小(大)ピーク値が抽出される。
従って、この場合の5TEP2におけるピーク値の符号
は5TEP1のときと逆であり、更に、5TEPOのと
きと同じとなり、第7図の320においては、今回正負
フラグb=0 (1)は5TEPOでセットされたフラ
グMT=O(1)と一致し、前記したように321に進
む。
ところが、前記rsTEPlの処理動作」の「ダブり処
理の動作」の項の説明において述べたのと同様に、場合
により波形がダブって、5TEP1の後に第14A図又
は第14B図に示すような波形が入力することがある。
この場合、5TEP1で正側の最大ピーク値a0が抽出
された後、5TEP2で再び正側の最大ピーク値a、が
ダブって抽出される。従って、第7図の320において
は、今回正負フラグはb=1となり、5TEPOでセッ
トされたフラグMT=Oと一致する。この場合は、第7
図の325に進み、ダブり処理(エラー処理)を行う。
なお、第14A図、第14B図において単純斜線のハツ
チを施したピークは、第2図のピーク検出回路201内
のピークホールド回路から発生される第14A図又は第
14B図のピークホールド信号po s pI、qo等
にひっかからなかったため、ピークとして検出されなか
った部分である。
325では、まず、ダブリフラグDUBを1に設定した
後(後述する)、526に進み、今回ピーク値Cの値が
同じ符号の前回のピーク値AMP(b)より大きいか否
かが判定される。
今、第14A図において、5TEPO(t=to )、
5TEP 1 (t=t+ )の処理の後、t=t2に
おいて5TEP2が実行された場合、C−J >AMP
 (b)=AMP (1)=aoは成立しない。即ち、
第7図の326の判定結果はNOとなる。このような場
合は、今回の最大ピーク値a1はおかしな波形として無
視しく同図のクロス斜線のハツチを施した部分)、5T
EPは更新せ剪に第4A図のメインルーチンのM2から
M2O1の処理に戻り、次の正常なピークが入力される
のを待つ。そして、t=t3において、最小ピーク値c
=b、が入力することにより、第7図の320がYES
となって、第12図の場合と同様に、前記521−→S
 22−323−324の処理が行われ、第14A図の
t = t 3で次の5TEP3の処理に進む。なお、
第7図の324において設定される前回周期データTP
 (0)は、第14A図に示すように、今回のゼロクロ
ス時刻t3と、5TEPOにおいて設定された前回のゼ
ロクロス時刻toの差になる。また、後述する5TEP
3において演算されるその次の周期データTxの起点は
、同図に示すようにクロス斜線のハツチを施したピーク
(C=a、)が無視されるため、5TEPIにおいて設
定された前回のゼロクロス時刻TFN (1)=t+で
ある。
一方、第14B図の場合、上記とは逆にc=a。
>AMP (b)=AMP (1)=aoは成立する。
即ち、第7図の326の判定結果はYESとなる。
このような場合は、前回の5TEP 1で抽出した最大
ピーク値a6の方をおかしな波形として無視しく同図の
クロス斜線のハツチを施した部分)、5TEP 1にお
いてセットされた前回のゼロクロス時刻データTFN(
1)、及び正側の前回のピーク値AMP(1)の内容を
、第7図の529により今回のゼロクロス時刻を及び今
回のピーク値Cと入れ替えて変更する。即ち、第14B
図の例では、同図に示すようにTFN (1)−t−t
2、AMP (1)=c=aoとなる。このダブり処理
の後5TEPは更新せずに第4A図のメインルーチンの
M2からM2O1の処理に戻り、次の正常なピーク値が
入力するのを待つ。以下、t=t3において最小ピーク
値c=b、が入力した後の処理は、前記第14A図の場
合と同じである。ただし、5TEPIにおいて抽出され
たピーク(第14B図のクロス斜線のハツチを施したピ
ークC=ao)が無視され、C=a、のピークに変更さ
れているため、後述する5TEP3において演算される
TP (0)の次の周期データT、の起点は、5TEP
2の前記ダブり処理において設定された前回のゼロクロ
ス時刻TFN(1)=tzとなり、第14A図の場合と
異なる。
以上、第14A図又は第14B図に示すように波形がダ
ブった場合は、ピーク値の小さい方のピークがおかしな
波形として無視され、エラー処理される。
次に、ダブり処理の他の場合の処理のための、第7図の
322の分岐について説明を行う。
今、第7図の5TEP2の処理が実行される場合、弦を
ピッキングした正常な波形はなめらかに自然減衰するた
め、S22において今回ピーク値の値は同じ符号の前回
のピーク値AMP (b)の7/8倍より大きい値とな
り、322の判定はYESとなって次の323に進む。
ところが、場合によりc> (7/8)XAMP(b)
が成立しないことがある。第1の場合として、例えば弦
をブリッジに近いところでピンキングすることにより、
立ち上がり時直後のピークとその次のピークの振幅が極
端に変わる場合がある。
このような場合には、波形は正常だがなめらかな減衰波
形とならず、S22の判定結果がNoとなることがおこ
りうる。しかし、このような場合においても、前記第7
図の324の処理を正常に行う必要がある。そして、こ
の場合、波形が正常であるため、前記したようなダブり
は発生しておらず、それ以前に第7図の320から52
5へ分岐していないため、ダブリフラグDUBの値は0
のままである。そこで、第7図の327において、DU
B=1が成立しない場合は、S22の判定結果にかかわ
らず、再びS24の処理に戻り、前記「基本動作」の項
で述べた処理を行う。なお、ダブリフラグDUBは、前
記第5図の5TEPOの304の処理において、その値
がOに初期化されている。
一方、第7図の322が成立しない第2の場合として、
波形に前記したようなダブリが発生した場合がある。こ
の場合について、第14C図を用いて以下に説明を行う
今、第14B図で説明したのと同様に、第14C図に示
すように、S T E P O(t = t o ) 
、5TEP 1 (t=t+ )の処理の後に、t=t
zにおいて前記ダブり処理が行われ、C=aQのピーク
(同図のクロス斜線のハツチを施したピーク)が除去さ
れ、C=alのピーク(同図の縦線のハツチを施したピ
ーク)が残されたとする。なお、単純な斜線のハツチを
施したピーク(C=a、)は、第14A図又は第14B
図と同様、元々検出されないピークである。
上記のようにダブリが発生すると、次のt = t 3
においては第14C図に示すように正負フラグはb=o
となるため、5TEPOでセットされたフラグMT=O
と一致する。従って、第7図の320から321を介し
て322の処理に進む。ところが、1=13において検
出される今回の最小ピーク値c=b、は、波形がダブっ
たために同じ符号の前回の最小ピーク4aAM P (
0) = b oからかなり離れており、減衰も大きい
。従って、第14図(C)に示すように第7図の322
の判定結果がNOとなる場合がある。
上記のような場合は、それ以前のt=tzにおいてダブ
り処理を行っているため、ダブリフラグDUBの値は1
である。従って、第7図の527の判定結果はNOとな
り、528を介して(後述する)S29に進む。
329においては、第14C図のt=t2以後に正常な
波形を獲格して新たに処理をやり直すために、5TBP
Oにおいてセットされた前回のゼロクロス時刻データT
FN (0)、及び負側の前回のピーク値AMP (0
)の内容を、第7図の329により今回のゼロクロス時
刻を及び今回のピーク値Cと入れ替えて変更する。即ち
、第14C図の例では、同図に示すようにTFN (0
)=t−t3.AMP (0)=c=b+ となり、結
局、同図の横線のハツチを施したピーク(c=bo)が
無視される。なお、以降の処理のために、第7図の32
8でダブリフラグDUBはOにリセットされる。これら
の動作の後、5TEPの値は更新せずに第4A図のメイ
ンルーチンのM2からM2O1の処理に戻り、次のピー
クの入力を待つ。
そして、上記の場合、第14C図に示すようにt=t4
、t=t5において、第7図の5TEP2が繰り返され
た後、5TEP3に移行する。このような5TEP2の
繰り返し動作については様々なパターンがあるため、そ
の詳細な説明は省略するが、全体の流れとしては正常な
波形を獲得できるようになって、次の5TEP3におい
て用いるためのデータTFN (0)、AMP (0)
、及びTFN (1)、AMP (1)が有効に決定さ
れるように動作した後に、5TEP3に移行する。
なお、第14C図のケースでは、TP(0)=j5  
L3 、後述する5TEP3において演算されるその次
の周期データ下2の起点は、TFN(1)=t4となる
(STEP3の几   ) 次に第8図は、第4A図のメインルーチンのM8として
示すステップ3 (STEP3)の処理の動作フローチ
ャートである。この処理においては、ノートオン(発音
開始)処理、ノートオン時の音高設定のためのピッチ周
期の抽出、ベロシティの演算、5TEP4への移行処理
、及びおかしな波形が入力したときのエラー処理等を行
う。なお、本発明に特に関連する処理として、5301
において、弦エンベロープ・データGENVを1にプリ
セットする処理が行われる。
(基圭勉在) まず、前記5TEP3による処理が行われた後、第4A
図のメインルーチンでは、M2O1→M10→Mll→
M2→M2O1のループの繰り返しにより、前記ピッチ
抽出デジタル回路2(第1図)から再び割り込みがかか
って、レジスタTo、C1Bに次のデータが入力するの
を待っている。
そしてデータが入力し、第4A図のM2からM2O1、
M3を経て上記各レジスタの内容が読み込まれると、M
4を介してM8、即ち第8図の5TEP3に移る。この
状態では、例えば第12図に示すように、今回のゼロク
ロス時刻t=t3、今回正負フラグb=1、今回ピーク
値はb=1より最大ピーク値でc”a、である。
まず、第8図の330,331.332を経た後(後述
する)、S33において音量パラメータVELを演算す
る。今、前記rsTEP2の処理動作」の「基本動作」
の項で説明したように、第7図のS24において、過去
3回のピーク値、第12図の例では、ba % ao 
% bl の多値(絶対値)のうち最大のものがベロシ
ティVELに格納されている。そこで、第8図の333
において、ベロシティVELと今回ピーク値Cのうち大
きい方を判定し、それを楽音発生回路5で楽音を発生す
るときの新たな音量パラメータVELとする。
第12図の例では、V E L = a o 、 c 
= a + より、VEL=ma X (ao、a+ 
 〕=ao どなる。
上記動作の後、第8図の同じくS33において、MT−
bとした後(後述する)、S34において、((今回の
ゼロクロス時刻1)−(同じ符号の前回のゼロクロス時
刻データTFN (b)))を演算することにより、ピ
ンチ周期を検出し、前回周期データTP (b)として
設定する。第12図の例では、同図に示すようにTP(
1)=t3  tlとなる。
続いて、第8図の335〜338を経た後(後述する)
、339において、上記S34で求まった前回周期デー
タTP (b)と、前記第7図の324において設定さ
れた、上記TP (b)とは異極性の前回周期データT
P(T)とが、はぼ同一であるか否かを判定する。そし
て、その判定結果がYESである場合には、ピッチ周期
が安定に抽出され始めたとして、3301を経た後(後
述する)、3302においてノートオンの処理を行う。
第12図の例では、負側の前回周期データTP(1)=
tz −tl と正側の前回周期データTP(0)=t
z   toが、はぼ同一であると判定され、ノートオ
ンの処理に移る。なお、判定結果がNOの場合について
は後述する。
5302においては、第8図の333で演算された音量
パラメータVEL及び334で抽出された前回ピッチ周
期TP (b)とに基づいて、対応する音量情報及び音
高情報が生成され、第1図のMIDI−BUS及びイン
タフェースMIDIを介して楽音発生回路5に出力され
る。そして、同回路5では上記各情報に応じた音量及び
音高の楽音がリアルタイムで発生される。このように、
本実施例では第12図のt=t3に示すように波形が立
ち上がってから約1.5周期程度でノートオンするため
、弦の振動波形に良く追従した楽音の発音を行わせるこ
とができる。
上記ノートオンの処理と共に、第8図のS38及び53
01において、次の5TEP4において用いられるパラ
メータの設定を行った後、3306を経て第4A図のメ
インルーチンのM2の処理に戻り、次の5TEP 4に
移行する。即ち、338において334で抽出された前
回の周期データTP (b)が前回抽出された周期デー
タTTPとしてセットされ、5301において第7図の
5TEP2の324で設定された前回のゼロクロス時刻
データTFN (b)が時刻記憶レジスタTFRにセッ
トされ、今回のゼロクロス時刻データtが有効となった
前回のゼロクロス時刻データTFとしてセットされ、波
形ナンバーカウンクHNCがOにクリアされ、レジスタ
5TEPの値が4に更新され、ノートオンフラグONF
が2(発音状M)にセットされ、定数TTUがO(最低
MIN)にセットされ、定数TTWが最高MAXにセッ
トされ、リラティブオフチエツクのための前回の振幅値
AMRLIがOにクリアされる。また、弦エンベロープ
・データGENVに最大値1をセットする。これらの各
パラメータについては、5TEP4で後述する。
(@貨 \゛ の6人の  ) 前記第8図の334において、前回周期データTP (
b)が検出された場合、このピッチ周期は、対応する弦
を最高フレットで演奏したときの周期より大きい値を有
し、その弦の開放弦周期より小さい値を有するはずであ
る。
そこで、周波数上限THL IMという定数として、現
在処理をしている弦の最高音フレットで定まる音高の2
〜3半音上の音高周期を設定し、周波数下限TTLIM
という定数として、同じ弦の開放弦状態で定まる音高の
5半音程度下の音高周期を設定し、第8図の336、S
37において、S34で求まった前回周期データTP 
(b)がTHLIMより大きく、かつ、TTLIMより
小さいか否かが判定される。そして、上記判定結果が共
にYESであれば、S39に進んで前記した周期判定処
理を行う。
ここで336、S37の判定結果がNoの場合、S34
で抽出された前回周期データTP (b)は適切な値で
ないことになる。従って、このような場合は、S36又
は337から第4A図のメインルーチンのM2の処理に
戻り5TEP3を繰り返す。
次に、第8図の339において、S34で求まった前回
周期データTP (b)と、これと異極性の前回周期デ
ータTP (b)とが離れた値である場合には、倍音等
を抽出してしまって正確なピッチ周期の抽出を誤った可
能性が高く、ピッチ周期が安定に抽出されていないこと
になる。従って、このような場合は、S39の判定結果
がNoとなり、第4A図のメインルーチンのM2の処理
に戻り5TEP3を繰り返す。
ここで、上記動作により5TEP3を繰り返す場合、通
常の波形においては第4A図のM2、M2O1、M3を
介して新たに検出されるピークは、その極性が交互に切
り替わってbの値が0と1で交互に反転し、また、第8
図の333においてフラグMTの値が交互に変更され、
同じくS34においてTP (b)が新たに演算され、
TFN (b)の内容も書き替えられる。従って、S3
6、S37の判定は、最も新しく求まったピッチ周期に
対して行われ、更に、S39における判定は、最も新し
く求まったピッチ周期と、その1つ前(約半周期前)の
異極性側のピッチ周期とに対して行われ、ピッチ周期が
安定に抽出できた時点で前記ノートオンの処理へ移行す
ることになる。
また、その都度、第8図の333において、ベロシティ
VELが新しく検出されたピークに対応するように更新
される。
(ノイズ、 几 の重 〉 第8図のS31の処理は、波形の立ち上がり部分にノイ
ズが発生した場合に対処するための処理である。今、例
えば第15図に示すように、5TEPO11,2におい
てノイズによるピークaO2bOsa1等が検出されて
しまった場合、これらのノイズの周期を検出して発音開
始を指示すると、全くおかしな楽音を発音してしまう。
そこで、第8図の331においては、連続するピーク値
が大きく変化した場合には、ノイズが発生していると判
断して異常検知フラグXを1にセットし、S35におい
てNOの判定をさせることにより、ノイズ部分に基づい
てノートオンしないようにしている。
具体的には、今回ピーク値Cを1/8した値が、それと
同符号の前回ピーク値AMP (b)より小さければ正
常であると判断してX=0とし、そうでなければX=1
とする。そして、S35においてX=0でないと判定さ
れた場合は、第4A図のメインルーチンのM2の処理に
戻り5TEP3を繰り返す。この場合、第8図の332
において前回ピーク値AMP (b)が順次更新される
ため、S31における処理は、最も新しく検出されたピ
ーク値とその直前の同符号のピーク値とに対して行われ
、連続するピーク値が大きく変化しなくなった時点で前
記ノートオンの処理へ移行することになる。第15図の
例では、t ” t、 3 、、 t = t a共に
S31でX=1となってまうためノートオンせず、t=
t5において初めて正常なピークが入力したと判断され
るためX=0となり、t=t5でノートオンする。そし
て、この場合は、連続するビソチ周期TP (b)とT
P (b)は正常な値となっている。
<11]411彰肱毘〉 第8図の330の判定処理は、ダブり処理のための判定
である。今、第12図のような正常な波形Dlが入力し
ている場合には、t =t 3における今回正負フラグ
b=iは、フラグMT=Oと一致せず、前記したように
331へ進む。
ところが、前記rsTEP 1の処理動作」又はrST
EP2の処理動作」の「ダブり処理の動作」の項の説明
において述べたのと同様に、波形がダブった場合、第8
図の330の判定結果はNoとなる。
そして、ダブったピークのピーク値Cの方が、それと同
符号の直前のピーク値AMP (b)より小さい場合は
、第8図の3303の判定結果がNOとなることにより
そのダブったピークを無視し、第4A図のM2の処理に
戻った後5TEP3を繰り返す。これは、第14A図の
場合等と同様の考え方による。
これに対して、ダブったピークのピーク値Cの方が大き
かった場合は、5303の判定結果はYESとなり、5
304の処理へ進む、そして、5304では直前のピー
クの方を無視して、AMP (b)の内容を今回のピー
ク値Cに設定し直し、ベロシティVELをその値を使っ
て計算し直した後、第4A図のM2に戻って5TEP3
を繰り返す。これは、第14B図の場合等と同様の考え
方による。
以上の処理の後、正常なピークが入力することにより、
S30の判定結果がYESとなり、更に、335、S3
6、S37及びS39等の各判定結果がYESとなるこ
とにより、前記ノートオンの処理が行われ、楽音の発音
が開始されることになる。
(STEP4の几   ) 次に、第9図は、第4A図のメインルーチンのM9とし
て示すステップ4 (STEP4)の処理の動作フロー
チャートである。この処理においては、ピッチ抽出・変
更処理、本発明に直接関連するエンベロープ制御処理、
リラティブオン・リラティブオフの処理、ピッチ周期不
適時の処理、及びダブり処理等を行う。まず、ピッチ抽
出・変更処理及びエンベロープデータの抽出処理におい
ては、ピッチ抽出のみを行うルート■、実際にピッチ変
更を行うと共にエンベロープデータの抽出を行うルート
■があり、通常は新たなピークが入力する毎に交互に繰
り返す。
(止二上史生軌在) 先ず、340、S41.342、S63〜S67に示す
ルートのについて説明する。S40において、波形ナン
バーカウンタHNC>3が判断され、YESの場合には
341に進む、S41では、リラティブオンしきい値T
RLRL< (今回ピーク値C−同じ符号の前回のピー
ク値AMP(b))かどうかが判断が行われ、NOの場
合にはS42に進む(YESの場合は後述する)。
342では今回正負フラグb=フラグMTつまりピッチ
変更側かどうかが判断され、YESの場合にはS43に
進む。
ところで、初期状態では、前記波形ナンバーカウンタH
NCはOである(第8図の3301参照)ので、S40
ではNoの判断をしてS42へ進む。
そして、例えば第12図のような波形入力の場合は、t
 ”” t aにおいてb=oでMT=1(第8図の5
TEP3の333で書き替えられている)であるから、
342から363へ進む。
S63においては、同じ極性のピークが続けて入力され
てきているか(ダブりであるか)、否かチエツクするた
めに、レジスタRIV=1かどうかが判断され、YES
の場合(ピークがダブった場合)には36Bに進んでダ
ブり処理を行い(後述する)、また、Noの場合(ダブ
りでない場合)には364に進み、ここで以下の処理が
行われる。
即ち、S64では今回ピーク値Cが前回のピーク値AM
P (b)に入力され、リラティブオフ処理(後述する
)のために前回の振幅値AMRLIが前々回の振幅値A
MRL2に入力される。なお、始めはAMRLIの内容
はOである。、(第8図の5TEP3の5301参照)
更に、S64において、異符号の前回のピーク値AMP
 Cb)と今回ピーク値Cのうちいずれか大きい値が前
回振幅値AMRLIに入力される。
つまり、周期の中で2つある正、負のピーク値について
大きい値のピーク値が振幅値AMRLIにセットされる
そして、S65で波形ナンバンーカウンタHNC>8か
どうかが判断され、ここで波形ナンバーカウンタ(ピッ
チ変更側でないゼロクロスカウンタ)HNCが+1され
、カンウドアップされる。
従って、波形ナンバーカウンタHNCは、上限が9とな
る。そして、365もしくはS66の処理の後S67へ
進行する。
S67では、レジスタRIVを1とし、今回のゼロクロ
ス時刻tから時刻記憶レジスタTFRの内容を引算して
、周期レジスタTTRへ入力する。
この周期レジスタTTRは、第12図の例では周期情報
T T R= t  T F R= t 4   t 
zを示す。
そして、今回のゼロクロス時刻tは、時刻記憶レジスタ
TFRへセーブされ、この後、第4A図のメインルーチ
ンのM2の処理に戻る。
以上述べたようにルートのは、第12図の例によれば以
下のような処理がなされる。即ち、MT=1≠b、RI
V=O1A M P (0) −c = b z、AM
RL 2→AMRL1=0、AMRLI4−max (
AMP (1)=3. 、c=bz  (のいずれか大
きい方)) 、HNC−(HNC+1)=1、RIV−
1、T T R4−(t  T F R) −(t a
  −tz ) 、TFR−t=t4となる。従って、
周期レジスタTTRに前回の同極性のゼロクロス点t=
t2 (STEP2−3の変化時点)から今回のゼロク
ロス点t =t aまでの時刻情報の差つまり、周期情
報が求まったことになる。そして、第4A図のメインル
ーチンのM2からM2O1の処理へ戻り、次のピークが
入力するのを待つ。
(土二上Q公軌在〉 次に、540−362に示すルート■へ進んだ場合の説
明を行なう、いま、波形ナンバーカウンタHNC−1な
ので(366参照)、S40から342へ進む(S40
については後述する)。
342では、例えば第12図のような場合、MT冨L 
b=1なのでYESとなり、343へ進む。
S43では、レジスタRIV=1かどうかが判断される
。既にルートのにおいて、レジスタRIVは1とされて
いる(S67参照)ので、S43の判断はYESとなり
、344へ進む。なお、S43の判定結果がNOとなる
場合のダブり処理については後述する。
344では、レジスタ5TEP=4かどうかが判断され
、YESの場合には345に進む(NOの場合について
は後述する)。S45では、今回ピーク値c<60H(
Hは16進法表現を示す)かどうかが判断され、値の大
きなピーク値が入力した場合は、この判定結果はNoと
なり、347に進む。これに対して、値が60f(より
小さい場合は、YESとなりS46に進む。
S46では、前々回の振幅値(ピーク値)AMRL2−
前回の振幅値(ピーク値)AMRLI≦(1/32)x
前々回の振幅値(ピーク値)AMRL2かどうかが判断
され、YESの場合にはS47に進み、リラティブオフ
カウンタFOFRが0にセットされる。NOの場合には
、5−74に進みリラティブオフの処理が行われる。こ
のリラテイブオフの処理については後述する。
348では周期計算が行われる。具体的には、(今回の
ゼロクロス時刻を一部面のゼロクロス時刻データTF)
が今回の周期情報11としてレジスタTOTOにセット
される。そして、349に進む。
S49では、今回の周期情報11>周波数上限THLI
M(発音開始後の上限)かどうかが判断され、YESの
場合はS50に進む(NOの場合は後述する)。349
の周波数上限THLIMは、第8図の5TEP3の53
6で使用したトリガ時(発音開始時)の周波数の許容範
囲の上限(従って周期として最小で、最高音フレットの
2〜3半音上の音高周期に相当する)と同一のものであ
る。
次に、S50では以下の処理が行われる。即ち、レジス
タRIVをOにし、今回のゼロクロス時刻計が前回のゼ
ロクロス時刻データTFとして入力され、また前回のピ
ーク値AMP (b)が前々回ピーク値eに入力され、
さらに今回ピーク値Cが前回のピーク値AMP (b)
に入力される。
そして、S50の処理の後551に進み、S51では、
周波数下111TLLIM>今回の周期情報11かどう
かが判断され、YESの場合即ち今回の周期がノートオ
ン中のピッチ抽出音域下限以下になった場合にはS52
に進む。この場合、周波数下限TLLIMは、例えば、
開放弦音階の1オクターブ下にセットされる。つまり、
第8図の5TEP3の周波数下限TTLIM(337参
照)に比較して、許容範囲を広くしている。このように
することで、トレモロアームの操作などによる周波数変
更に対応し得るようになる。
上記動作により、周波数の上限、下限について許容範囲
に入る場合についてのみS52まで進み、そうでない場
合は349.351より第4A図のメインルーチンのM
2からM2O1の処理に戻って次のピークの入力を待つ
次に、S52では周期データTTPが前々回抽出された
周期データhに入力され、また、今回の周期情報11が
前回抽出された周期データTTPに入力される。
S53、S54では2波3値一致条件が判断される。3
53では、今回の周期情報ttX2−7>今回の周期情
報11−前々同周期データh1が判断され、YESの場
合には354に進み、また354では、今回の周期情報
ttX2−7>1今回の周期情報11−周期レジスタT
TRの内容1が判断され、YESの場合には355に進
む。即ち、S53では、第12図の例の場合、今回の周
期情報tt=ts  t:+  (348参照)が、前
回の周期データh = T T P = t 3   
t I(S 52参照)の値とほぼ一致するか否かを判
断し、354では、今回の周期情報tt”’ts  L
xが、それに重なる周期TTR=t4  tz  (S
67参照)とほぼ一致するか否かを判断する。なお、そ
の限界範囲は、2−?・11として、周期情報に依存し
てその値が変わるようになっている。勿論、これは固定
の値としてもよいが、本実施例採用技術の方が良好な結
果を得ることができる。
355では、エンベロープ制御処理が行われる。
この部分は、本実施例の最も特徴とする処理である。す
なわち、まず、現在のピーク値と前回のピーク値の平均
値を演算し、その値とベロシティ■ELとの比を演算し
て、弦エンベロープ・データGENVc!:する。すな
わち、GENV= (AMP(0)+AMP (1))
/(2−VEL)が演算される。今、第12図の例の場
合、AMP (0)は最小ピーク値b2であり、AMP
(1)は最小ピーク値aZ  (共に絶対値)である。
従って、これら2つの値の平均値のベロシティVELに
対する比は、現在のデジタル出力DIが立ち上がり当初
に比較してどの程度減衰しているかという弦振動のエン
ベロープ情報を表している。そして、本実施例では、こ
のようにして求めた弦エンベロープ・データGENVに
基づいて、以下に示す楽音のエンベロープ制御を行う。
すなわち、上記のようにして弦エンベロープ・データG
ENVが演算されたら、このデータは第1図のMCP3
から弦エンベロープラッチ12にセットされる。そして
、この処理は、第9図S40〜S62のルート■の処理
が繰り返されてS55の処理が繰り返される毎に実行さ
れ、その結果、新たに演算された上記弦エンベロープ・
データGENVが演算され、順次弦エンベロープラッチ
12にラッチされる。
更に、上記処理と並行して、エンベロープ発生向111
1でもシンセ・エンベロープ・データ5ENVが生成さ
れる。
以上のように、まず、第9図のルート■及びルート■の
処理が繰り返されることにより、楽音の発音動作が進行
するが、そのときに第1図の楽音発生回路5から乗算器
6を介して発音される楽音のエンベロープについてみる
と、上記弦エンベロープラッチ12に順次セットされる
弦エンベロープ・データGENVとエンベロープ発生回
路11で生成されるシンセ・エンベロープ・データ5E
NVとに対して、それぞれ乗算器13及び14において
予め設定された係数が乗算され、加算器7で混合されて
混合エンベロープ・データKENVが生成される。この
とき、乗算器13及び14で乗算される各係数は、前述
の如く第4A図M2のキー制御処理において予め設定さ
れる(第48図M23)。これにより、例えば、第11
A図(a)のようなシンセ・エンベロープ・データ5E
NVと、第1図のピッチ抽出デジタル回路2からMCP
3を介して検出され弦エンベロープラッチ12に順次セ
ットされる第11A図(b)のような弦エンベロープ・
データGENVとに対し、演奏者が予め設定した設定値
に基づく各係数が乗算器13及び14で乗算され、その
割合で混合された混合エンベロープ・データKENVが
、加算器7から第11A図(C)の如く得られる。
上記エンベロープ特性が、楽音発生回路5から出力され
る楽音信号に、乗算器6を介して付加されるため、演奏
者は設定値を予め設定することにより、発音される楽音
のエンベロープを、シンセサイザ固有のエンベロープか
らギターの弦振動のエンベロープまで段階的に変化させ
ることができる。
次に、第9図に戻りS56では、ノーチェンジレベルN
CHLV> (前々回ピーク値e−今回ピーり値C)か
どうかの判断が行われ、YESの場合には357に進む
。即ち、前回の同極性のピーク値(e=AMP (b)
)と今回のピーク値Cとが大きく変化している場合は、
その差がNCHLVを越えることになり、そのようなと
きに、抽出された周期情報に基づきピッチ変更を行なう
と、不自然な音高変化を呈することになる可能性が高い
。そこで、S56でNoの判断がなされると、S57以
降の処理をすることなく、第4A図のメインルーチンの
M2からM2O1の処理へ戻り、次のピークの入力を待
つ。
次に、S56でYESの場合は、リラティブオフカウン
タFOFR=Oか否かが判断される。後述するりラティ
ブオフ処理を行っているときは、リラティブオフカウン
タFOFRはOでなくなっており、そのような場合はピ
ッチ変更(S61を参照)の処理を行なうことなく、3
57でNOの判断をして第4A図のメインルーチンのM
2の処理ヘリターンする。そして、357にて、YES
の判断をしたときは、S58へと進む。
次の358では、今回の周期情報11>定数TTUかど
うかが判断され、YESならばS59へ進み、ここで今
回の周期情報11<定数TTWかどうかが判断され、Y
ESならばS60へ進む。
なお、S58、S59でNoと判定される場合について
は後述する。
S60では、レジスタ5TEP=4であるのかどうかの
判断が行われ、YESの場合にはS61に進む。
561では、第1図のMCP3から楽音発生回路5ヘピ
ツチ変更(今回の周期情報11に基づく)が行われ、S
62に進む。
S62では、今回の周期情報11に対応して時定数チェ
ンジをし、また定数TTUが(17/32)X今回の周
期情報11に書替えられ、さらに定数TTWが(31/
16)X今回の周期情報tLに書き替えられる。
また、後述するように、リラティブオフの処理がなされ
たときに限り、5TEP=5となるが、そのときはS6
0から362に直接進み、361でピッチ変更を行なう
ことなく、S62で時定数チェンジを行なう。
上記時定数チェンジの処理とは、第2図の時定数変換制
御回路202内部の時定数変換レジスタCRTRRに今
回の周期情報11の値に基づく周期データを第1図のM
CP3がセットすることをいう。これは、前記「ピッチ
抽出デジタル回路の動作」の「詳細動作」の項で既に説
明したとおりである。
そして、362の処理の終了で第4A図のメインルーチ
ンのM2の処理へ戻る。
以上述べたようにルート■でぼ、第12図の例では、次
の処理がなされる。即ち、HNC=1、MT=1=b、
tV=1と判定され、FOFR←0、t tlt  T
F=ts   tl、RI V−0゜T F4−t、 
= t5 、e+−AMP (1) =a、 、AMP
 (1)=c=az 、h−TTP=TP (1)=t
3−tl 、TTP’−t t=t5−tl となる。
更に、 ■TTPξTTRξ11゜ ■TTU<t t<TTW。
■AMP (0)−c<NCHLV の3条件の満足で、11に従ったピッチ変更を行なう。
その後、TTU 4−(17/32)xt t。
TTW 4−(31/16)Xt tの設定がなされる
以上の動作によりルート■において、実際の楽音発生回
路5に対するピッチ変更及び乗算器6等を介した前記エ
ンベロープ制御が行われ、続くゼロクロスインクラブド
(次のピークの検出)でルート■の処理、同様に、続く
ゼロクロスインクラブドで、ルート■の処理が行われる
。このようにして、ルートのにおいては、単に周期を抽
出(S67を参照)し、ルート■においては実際のピッ
チ変更(S61参照)、エンベロープ制?I(S55参
照)及び時定数チェンジ処理(S62参照)が行われる
ことになる。
(リラティブオンの九 Φ ) 第9図の5TEP4におけるルート■のS66で、波形
ナンバーカウンタHNCが3を越えるようにカウントア
ツプされた後は、340においてYESの判断がなされ
、次に341へ行き、リラティブオンの条件を検出する
これは、c−AMP (b)>TRLRLであり、前回
のピーク値AMP(b)に比べて今回のピーク値Cがし
きい値TRLRLを越えて増大したとき、つまり、これ
は弦操作後に同じ弦を再度ピッキングしたとき(トレモ
ロ奏法などによる)にこのようなことがおき、この場合
は541の判定結果がYESとなり、リラティブオンの
処理をすべくS41からS78へ進む。
378では、時定数変換制御回路202(第2図)の時
定数変換レジスタCHTRRへ最高音フレット(例えば
22フレツト)の周期CHTIMをセットする。
上記処理の後、第5図の5TEPOのSO6へ進み、当
該発音中の楽音をノートオフした後、再発音を開始する
。なお、通常の演奏操作によれば、第9図の5TEP4
の341ではNoの判断がなされ、342へ進み、上述
したルートのもしくはルート■へ進む。
(リーティフ゛オフの几   ) 次に、第16図を参照して、リラティブオフ処理を説明
する。リラティブオフとは、フレット操作をしている状
態から、ピッキングをしないで開放弦状態へ移行する操
作にともない消音動作を行うことをいう。
この場合、波形の振幅レベルは急激に落ちてきて、前々
回の波高値(ピーク値)AMRL2と前回の波高値(ピ
ーク値)AMRLIとの差が(1/32)・AMRL2
を越えるようになり、第9図の5TEP4の346から
374へ進む。
そして、リラティブオフカウンタFOFRが定数ROF
CTを越えるまでカウントアツプするように574から
375へ進む。
続けて、S75からS48へ行きS49〜S57の処理
を行なうが、FOFR=0でないので、357の判定結
果はNoとなり、リラティブオフ処理に入る直前ではピ
ッチ変更を行なうことなく第4A図のメインルーチンの
M2の処理へ戻る。
なお、上記ルートにおいては、S55のエンベロープ制
御処理は行われる。これにより、リラティブオフの途中
においてデジタル出力D1のエンベロープが急激に減衰
している場合においても、上記エンベロープに基づく弦
エンベロープ・データGENVO値が第1図の弦エンベ
ロープラッチ12にラッチされ、それに基づいて前述の
楽音のエンベロープ制御が行われることにより、リラテ
ィブオフに応じて楽音にエンベロープの変化を付加する
ことができる。
そして、リラティブオフ時のピークが次々に入力し、S
74でNoと判断すると、つまり第16図の例では、F
OFRの値が3となったとき(ROFCTは2である)
、S74から376へ移行する。
ただし、346の判断でYESの判断が一度でもあると
、S46から347へ進み、FOFRをリセットするよ
うに動作する。従って、ROFCTで指定される回数だ
け続けてS46の条件を満足しなければ、リラティブオ
フの処理はなされない。なお、ROFCTO値は、音高
が高い弦について大きな値としておけば、はぼ一定の時
間経過で、いずれの弦についてもリラティブオフ処理が
できる。
次に、S74から376へ行くと、リラティブオフカウ
ンタFOFRをリセットし、レジスタ5TEPを5とし
、377へ進んで楽音発生回路5に対しノート、オフを
指示する。
この5TEPが5の状態では、ピッチ抽出処理を5TE
P4の時と同様に実行するが、S60から361を介す
ることなくS62へ進むので、楽音発生回路5に対して
は、ピッチ変更は指示されない。ただし、362におい
て抽出した周期に従って時定数チェンジ処理を行なう。
また、5TEPが5の状態では、リラティブオンの処理
を受付けるが(S41.378)、それ以外の場合では
、第4A図のメインルーチンの中で、振動レベルが減少
してきたことが検知されることによりM14で5TEP
がOとなり、初期状態にもどる。
なお、346で使用するAMRLI、AMRL2はS6
4で作られており、1周期の中でレベルが大きい方のピ
ーク(最大ピークと最小ピークとのうちのいずれか一方
)がこの値とされ、第16図の最大ピークakが最大ビ
ークbk −1より必ず大である場合であって、an+
1とan+2、an+2とan+3、an+3とan+
4の差がいずれも所定値を越えるようになっている。
また、このときルート■の処理においては、最小ピーク
bn+l、bn+2、bn+3が極端に減少してきてい
るので、S54でNoの判断が威されて、第4A図のメ
インルーチンのM2の処理へ戻り、ピッチ変更処理はな
されない。
(ピ  チ         の      )次に、
ピッチ周期が不適切な場合、即ち、ピッチ抽出している
際に、358又はS59でオクターブ関係にある倍音、
つまりオクターブ高い周期やオクターブ低い周期が続け
て検出されたときの処理について説明を行う。
今、第9図の5TEP4のS58の定数TTUは、第8
図の5TEP3の5301にて最小の値0とされ、定数
TTWは同様に最大の値MAXとされており、はじめて
このフローを通るときは必ず358、S59でYESの
判断がなされるが、その後は362において、定数TT
Uには、(17/32)tt (はぼ1オクターブ高音
の周期情報)がセットされ、定数TTWには同様に56
2にて(31/16)tt (はぼ1オクターブ低音の
周期情報)がセットされる。
従って、急激にオクターブアップする場合(これは、振
動弦を指で振動を止めるようにミュート奏法を行ったと
きなどに生ずる)、又はオクターブダウンする場合(こ
れは波形のピークを取り逃した時などに起る)が発生し
たときは、ピッチ変更をすると、不自然となるので、ピ
ッチ変更をしないように分岐する。
即ち、S58では11がTTUを越えなかったとき、つ
まり、前回抽出した周期の17/32倍した値TTUよ
り小になったとき、S76へ進む。
つまり、オクターブ高い音が抽出されたときは、ミュー
ト操作をした場合とみなし、オクターブ高い音を出力す
ることなく、358から376へ行き、前記リラティブ
オフ時同様376.377の処理によって当該音の発音
を停止する。
また、359では、11がTTWを越えなかったとき、
つまり前回抽出した周期の31/16倍した値TTWよ
り大となったとき、360へ進むことなく、第4A図の
メインルーチンのM2の処理へ戻る。
この状態は第17図に示されている。通常ノートオフ近
辺の非常に波形が小さい場合は、他のピッキングによっ
てヘキサピックアップのクロストークやボディの共振に
よって波形が乗ってくる。
すると、例えば、第17図のような入力波形となり、1
オクターブ下の入力波形が続けて検出されてしまうこと
がある。
このような場合、回答処理を施さないと、急にオクター
ブ下の音を出力してしまい、極めて不自然となる。・そ
のために、356.357でTan+2#Tan+3!
qTbn+2が検出されても、Tan+3>Tan+I
X (31/16)となるbで、ピッチ変更することな
く、S59から第4A図のメインルーチンのM2の処理
へ戻る。
(Lヱ丈処凰旦軌血) 次に、波形がダブって抽出される場合、即ち、同じ極性
のピークが続けて検出される場合の処理について説明を
行う。
まず、第9図の5TEP4のS42の判定結果がNOと
なるルート■において、S63でYESの場合は、36
8に進みダブり処理が行われる。
即ち、S63でYESの場合は568に進み、今回ピー
ク値C〉同じ符号の前回のピーク値AMP (b)かど
うかが判断され、YESの場合はS69に進む。
369では、今回ピーク値Cに前回のピーク値AMP 
(b)が書き替えられ、370に進む。
S70では今回ピーク値C〉前回の振幅値(ピーク値)
AMRLIかどうかが判断され、YESの場合にはS7
1に進み、ここで今回ピーク値Cが前回の振幅値(ピー
ク値)AMRLIとされる。
もし、36BでNoの判断がなされるとすぐに、第4A
図のメインルーチンのM2の処理に戻る。
従って、新しい入力波形のピークが大である場合につい
てのみ、倍音のピークをひろっていないと考えられるの
で、新しい波形のピーク値が登録される。
また、570でNOのときと、371の処理の終了のと
きには、同様にメインルーチンへ戻る。
第・18図に、上記ダブり処理の例を示す。なお、この
例の場合はMT=Oの状態を示している。−般に、基本
波周期と倍音酸分の周期が非整数倍の関係にあるので、
倍音の位相がずれて行き、同じ極性のゼロクロスを検出
をしてしまうことになり、そのために誤ったピッチ変更
をしないようにしないといけない。この図の例の場合、
「ダブリ」と示しているところで、ダブリの状態が生じ
ている。
このときは、S42から363へ行き、YESの判断を
して368へ行く。368では、この場合、(a n+
2)と(an+3)との比較をして、(an+3)が(
an+2)より大なときに限り369へ行き、AMP(
1)を書替える。そして、更に前回の振幅値(ピーク値
)AMRLIと今回の振幅情報(ピーク値C)の比較を
370で行って、もしYESならば371へ進み、今回
のピーク値Cを前回の振幅値(ピーク値)AMRLIと
する。
次に、第9図の5TEP4の342の判定結果がYES
となるルート■において、次の343でNOとなる場合
は、372に進み上記と同様にダブり処理が行われる。
即ち、S43でNoの場合は372に進み、今回ピーク
値C〉同じ符号の前回のピーク値AMP(b)かどうか
が判断され、YESの場合はS73に進み、今回ピーク
値Cに前回のピーク値AMP (b)が書き替えられた
後、第4A図のメインルーチンのM2の処理へ戻る。
もし、S72でNoの判断がなさるとすぐに、第4A図
のメインルーチンのM2の処理に戻る。
従って、この場合も、新しい入力波形のピークが大であ
る場合についてのみ、新しい波形のピーク値が登録され
る。
第19図に、その例を示す。この例ではMT=1の状態
を示している。この場合、図のダブリと書いであるゼロ
クロス時の5TEP4の処理では、342から343へ
行き、343ではYESの判断をしてS72へ進む。こ
こで(an+3)と(an+2)の大きさが比較され、
もしくa n+3)が(an+2)より大であれば、3
72でYESの判断をし、AMP(1)に、(an+3
)の値をセットし、もし逆の場合は回答変更処理をしな
い。
ところで、上記のダブり処理の場合、抽出している時刻
データは回答使用しないので、周期情報Ta n+3は
何等変わらない。また、当然周期データに基づくピッチ
変更は行われない。
(生11じIIγL搬桝) 以上に示したように、本実施例では、各タイミング毎の
ピーク値と前回のピーク値との平均値の、ベロシティV
ELに対する比を弦エンベロープ・データ5ENVとし
てシンセ・エンベロープ・データ5ENVと混合してお
り、それにより、ピーク値の変動(ゆらぎ)等で不自然
にエンベロープが変化すること、及び正側のピークと負
側のピークとのレベル差を矯正化するようにしているが
、それに限られるものではなく、各タイミング毎のピー
ク値をそのまま用いるようにしてもよい。この場合は、
第9図のステップS55では、GENV−AMP(1)
、又はGENV−AMP (0)としてもよい。更には
、3以上のピーク値の移動平均やヒステリシスをもつ平
均をとってもよい。
また、楽音発生口B5から出力される楽音信号に対して
乗算器6を用いて乗算を行うことにより、楽音のエンベ
ロープ制御を行っているが、エンベロープ乗算はデジタ
ル乗算によるものでも、アナログ乗算によるものでも、
採用し得る。
一方、本実施例では、弦の振動波形からピッチ抽出を行
って楽音を制御する電子ギターに適用した例について示
したが、そのようなものに限られるものではなく、入力
波形信号からエンベロープを抽出して楽音を制御するよ
うなタイプの電子楽器であればどのようなものでもよく
、また、入力波形信号からピッチ抽出を行うタイプのも
のに限られるものでもない。
更に、楽音の音量のエンベロープだけではなく、音色変
化のエンベロープ等を制御するようにしてもよい。この
場合は、各スペクトル成分毎のエンベロープを抽出する
ようにして、このエンベロープに従って各成分毎のレベ
ルを上述した実施例と同様に、可変制御してゆけばよい
〔発明の効果〕
本発明によれば、例えば電子弦楽器等の弦の弦振動波形
のリアルタイム変化等に直接対応する入力波形信号のエ
ンベロープ特性と、予めいわゆるシンセサイザ音等の特
性として設定される合成音的特性を有するエンベロープ
特性とを、混合手段により任意の混合比で混合し、楽音
信号のエンベロープ特性とすることが可能となる。
従って、演奏者は混合手段における上記2種類のエンベ
ロープ信号の混合比を予め設定しておくことにより、発
音される楽音のエンベロープを、例えばシンセサイザ固
有のエンベロープからギターの弦振動に直接対応するエ
ンベロープまで段階的に変化させることができ、演奏者
にとって演奏がし易く、かつ、表現力豊かな演奏を行う
ことが可能な電子楽器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による電子楽器の全体構成図、第2図
は、ピッチ抽出デジタル回路の構成図、第3図は、割込
み処理ルーチンの動作フローチャートを示した図、 第4A図は、メインルーチンの動作フローチャートを示
した図、 第4B図は、キー制御処理の動作フローチャートを示し
た図、 第5図は、5TEPOの動作フローチャートを示した図
、 第6図は、5TEP 1の動作フローチャートを示した
図、 第7図は、5TEP2の動作フローチャートを示した図
、 第8図は、5TEP3の動作フローチャートを示した図
、 第9図は、5TEP4 (5)の動作フローチャートを
示した図、 第10図は、本実施例の概略動作説明図、第11A図は
、本実施例の動作説明図、第118IliUは、MCP
3での設定値と乗算器13.14の係数の関係を示した
図、 第12図は、本実施例の基本動作説明図、第13図(a
)、(ロ)は、5TEPIにおけるダブリ処理の動作説
明図、 第14A図、第14B図、第14C図は、それぞれ5T
EP2におけるダブり処理の動作説明図、第15図は、
5TEP3におけるノイズ除去処理の動作説明図、 第16図は、5TEP4におけるリラティブオフ処理の
動作説明図、 第17図は、5TEP4におけるピッチ周期不適切時の
処理動作説明図、 第18図は、ルートのにおけるダブり処理の動作説明図
、 第19図は、ルート■における゛ダブリ処理の動作説明
図、 第20図(a)、い)は、第1の従来例の説明図、第2
1図は、第2の従来例の説明図である。 1・・・ピッチ抽出アナログ回路、 2・・・ピッチ抽出デジタル回路、 3・・・中央制御装置(MCP)、 4・・・アドレスデコーダ、 5・・・楽音発生回路、 6.13.14・・・乗算器、 7・・・加算器、 8・・・D/A変換器、 9・・・アンプ、 10・・・スピーカ、 11・・・エンベロープ発生回路、 12・・・弦エンベロープラッチ、 Dl・・・デジタル出力、 GENV・・・弦エンベロープデータ、KENV・・・
混合エンベロープ ・データ、 5ENV・・・シンセ・エンベロープ ・データ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)入力波形信号のエンベロープ信号を抽出するエンベ
    ロープ抽出手段と、 楽音信号を発生する楽音発生手段と、 予め設定されたエンベロープ信号を生成するエンベロー
    プ信号生成手段と、 前記エンベロープ抽出手段から抽出される前記入力波形
    信号のエンベロープ信号と、前記エンベロープ信号生成
    手段から生成される前記予め設定されたエンベロープ信
    号とを、任意の混合比で混合する混合手段と、 該混合手段で混合された混合エンベロープ信号に対応す
    るように前記楽音発生手段から発生される楽音信号のエ
    ンベロープを制御するエンベロープ制御手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。 2)前記エンベロープ抽出手段は、 前記入力波形信号をデジタル化することにより得られる
    デジタル波形信号の立ち上がり時の最大ピーク値を検出
    する最大ピーク値検出手段と、前記デジタル波形信号の
    立ち上がり後の有効なピーク値を順次検出する有効ピー
    ク値検出手段と、該有効ピーク値検出手段から順次検出
    される有効なピーク値と前回の有効なピーク値との平均
    値と、前記最大ピーク値検出手段から検出されている前
    記最大ピーク値との比を順次演算し前記エンベロープ信
    号として順次出力するエンベロープ信号演算手段と、 によって構成され、 前記混合手段は、 前記エンベロープ抽出手段から抽出される前記入力波形
    信号のエンベロープ信号に予め設定された第1の係数を
    乗算する第1の乗算手段と、前記エンベロープ信号生成
    手段から生成される前記予め設定されたエンベロープ信
    号に予め設定された第2の係数を乗算する第2の乗算手
    段と、前記第1及び第2の乗算手段の各出力を加算して
    前記混合エンベロープ信号として出力する加算手段と、 によって構成され、 前記エンベロープ制御手段は、 前記楽音発生手段から発生される前記楽音信号に前記混
    合エンベロープ信号を乗算する乗算手段、によって構成
    される、 ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
JP1208644A 1989-08-11 1989-08-11 電子楽器 Pending JPH0372400A (ja)

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