JPH0374683A - 一方向性軸シール装置 - Google Patents

一方向性軸シール装置

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JPH0374683A
JPH0374683A JP21001589A JP21001589A JPH0374683A JP H0374683 A JPH0374683 A JP H0374683A JP 21001589 A JP21001589 A JP 21001589A JP 21001589 A JP21001589 A JP 21001589A JP H0374683 A JPH0374683 A JP H0374683A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、軸とケーシングとを含んで構成される各種の
アクチエエータ等のケーシングと、軸の外周面と、の間
に介装されて、2つの空間相互間の流体の流れを一方向
にのみ許容する一方向性軸シール装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、回転運動や往復運動を行う機関においては、防塵
や防水の目的のため、該運動を行っている軸と該軸が嵌
挿されたケーシングとの間をシールする所謂軸シール装
置を備えることが必須なものがある。
例えば、第13図(6)、(b)に示すようなベローズ
タイプとベロフラムタイプは完全軸シールが可能である
が、耐久性に問題があると共に軸の往復運動にのみ使用
可能なものである。
第13図(C)に示すメカニカルシールは、密封端面の
摩耗に従い軸93方向に動く従動リング91と移動する
ことのないシートリング92とから構成されており、漏
れが僅かであるが、該メカニカルシールは回転軸に対し
てのみ有効であり軸93の往復運動には使用することが
できない。
ここで、軸の往復運動及び回転運動に使用可能なものと
して第13図(イ)に示すグランドパツキン94がある
が、該グランドパツキン94自身の耐久性に問題がある
。そこで、軸の往復運動及び回転運動に対して使用可能
で密封性にも優れ、しかも耐久性も有るものとして第1
3図(6)に示すオイルシールがある。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記オイルシールはゴム製であるため、前述
の密封性を確保するためには常に軸に摺接させておく必
要がある。このため、軸とオイルシールとの間に常に大
きな摩擦力が作用していることとなり、機関に搭載した
際に摩擦損失の増大によって高出力が得られない。
また軸シール装置に関しては、機関内部に外部からのゴ
ミ等が侵入することを防止したり、機関内部の潤滑油等
が外部に流出することを防止したり、シールすべき流体
の流れは一方向で良い場合が多く、軸とケーシングとを
含んで構成される各種のポンプ、アクチエエータ等にお
いて前述のオイルシールのように、常に大きな摩擦力に
より軸シールを行う必要はなく、即ち2つの空間相互間
の流体の流れを一方向にのみ、確実にかつ密封性良くシ
ールする構成であれば十分軸シール装置としての機能を
果たすものである。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
で、軸がその内側を自由に運動するよう嵌挿されたケー
シングと、該軸との間に介装される軸シール装置の構造
を改良することにより、作動流体の一方向の漏れは可及
的に抑制しつつ、逆方向には積極的に作動流体を流入さ
せるという弁機能をもたせるという全く新規な着想に基
づく構成により、上記種々の問題を解決した一方向性軸
シール装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、内周面に周溝を有するケーシング
と、該ケーシング内に嵌挿された軸の外周面と、の間に
介装される一方向性軸シール装置であって、内周面が前
記軸の外周面にシール性を保って摺接するシールリング
と、前記シールリングの外周に装着され一方の周側面と
前記周溝の一方の周側面との間に前記周溝底部の内部空
間と周溝外部とを連通ずる連通路を形成し他方の周側面
が前記周溝の他方の側面に圧接する弾性リングと、前記
弾性リングの外周に装着され前記弾性リングを介してシ
ールリングを前記軸の外周面に押し付けるバネ性を有し
たテンシロンリングと、を含んで構威し、前記弾性リン
グにより前記周溝底部の内部空間と外部とを画して両者
を前記連通路を介して連通ずるようにした。
また、シールリングはリングの一部が欠除された合口部
を有するリング部材を複数個備えて、各リング部材の合
口部相互が重ならないように軸方向に重合して装着して
もよい。
また、弾性リングは、前記周溝の溝幅より大きな幅で形
成し、前記一方の周側面に該周側面方向に切欠きを分散
して形成することにより連通路を形成してもよい。
また、弾性リングは、前記一方Φ周側面と前記周溝の一
方の周側面との間に押圧手段を有し、前記他方の周側面
が該押圧手段の押圧力により前記周溝の他方の周側面に
圧接させるようにしてもよい。
また、シールリングは、前記弾性リングの前記一方の周
側面と同一側の周側面に、放射状に複数個の溝を形成し
てもよい。
また、周溝の一方の周側面は、前記シールリングの一方
の周側面と同一側の周側面に、放射状に複数個の溝を形
成してもよい。
また、シールリングを複数個備え、前記一方の周側面と
同一側のシールリングを軸の周りにらせん状に巻回した
スパイラルリングとしてもよい。
また、シールリングと前記ケーシングとの相対回転を防
止する回転防止装置を設けてもよい。
また、一方向性軸シール装置を複数組軸方向に所定の向
きで重ね合わせてもよい。
く作用〉 以上の構成による作用を説明するが、輪が往復運動を行
う場合、回転運動を行う場合に分けて説明する。まず軸
がケーシング内外を自由に往復運動する場合についての
作用を説明する。
周溝底部の内部空間と外部とを連通ずる連通路を形成す
る前記周溝の一方の周側面側の外部(以後一方の外部と
称する)における圧力が、前記周溝の他方の周側面側の
外部(以後他方の外部と称する)における圧力より相対
的に高圧状態であるときは、シールリングは周溝内を前
記連通路を形成する側と反対側である他方の周側面に移
動して、該他方の周側面に当接する。
これにより、シールリングの一方の周側面と周溝の−・
方の周側衝止の隙間に周溝底部の内部空間と一方の外部
とを連通する連通路が開口し、前記一方の外部に存在す
る流体が該連通路を通じてテンε/ランリングと周溝そ
の間に侵入し、テンシロンリングをシールリングの外周
面に押し付ける力、及びテンシランリングを介してシー
ルリングの内周面を軸の外周面に押し付ける力を強める
ように作用する。
また、前記弾性リングは他方の周側面が前記周溝の他方
の周側面に圧接する構成であるので、他方の周側面は、
全周にわたって周溝の他方の周側面に弾性力をもって圧
接する。
このように、弾性リングの内周面とシールリングの外周
面との間が強力に圧接し、シールリングの内周面と軸の
外周面との間も強力に摺接し、かつ、弾性リングの他方
の周側面が前記周溝の他方の周側面に圧接して、各部の
シール性が高められるため、前記一方の外部に存在する
流体が前記他方の外部に漏れることを効果的に抑制でき
る。
一方、前記一方の外部における圧力より前記他方の外部
における圧力が相対的に高圧になると、シールリングは
周溝内を前記連通路を形成する側に移動して、前記一方
の周側面に当接する。
これにより、前記他方の外部に存在する流体がシールリ
ングと周溝との間に生じた隙間から侵入し、シールリン
グと弾性リングとの圧接面に生じた隙間及びシールリン
グと周溝との圧接面に生じた隙間を介して、また、シー
ルリングの内周面と輪の外周面との摺接面に生じた隙間
を介して前記一方の外部に流出して、両方の外部の圧力
が均等化されるように2つの外部の間で流体の流動が容
易に行われる。
また、シールリングがリング部材を複数個備えて、各リ
ング部材の合い口相互が重ならないように軸方向に重合
して装着した場合、シールリングが前記周溝の他方の周
側面側に移動する際は前記合い口からの流体の漏れは合
い口相互が重ならないよう装着されているので抑制でき
、一方前記周溝の一方の周側面側への移動時には、合い
口の隙間を通じても前記一方の外部への流体の流出が行
われる。
また、弾性リングの前記一方の周側面に該周側面方向に
切欠きを分散して形成した場合は、これにより周溝底部
の内部空間と外部とを連通ずる連通路が開口形成され、
前述と同様の作用を及ぼすと共に、弾性リングの幅を前
記周溝の溝幅より大きな幅で形成した場合は、該弾性リ
ングが弾性変形を起こすことにより、弾性リングの他方
の周側面は全周にわたって周溝の他方の周側面に弾性力
をもって圧接する。
また、弾性リングの前記一方の周側面において前記周溝
の一方の周側面との間に押圧手段を設けることにより、
前記周溝の他方の周側面において該押圧手段の押圧力に
より圧接する。
またシールリングの前記弾性リングの前記一方の周側面
と同一の周側面に、放射状に複数個の溝を形成した場合
は、溝を介して前記一方の外部の流体が該連通路を通じ
てテンションリングと周溝との間に侵入し易くなり、前
記一方の外部の圧力が高圧の場合は、テンションリング
をシールリングの外周面に押し付ける力及び、テンショ
ンリングを介して、シールリングの内周面を軸の外周面
に押し付ける力が増大して、流体の流出漏れ抑制機能が
増大する。
また周溝の前記一方の周側面と同一の周側面に、放射状
に複数個の溝を形成した場合も、該溝を介して前記一方
の外部の流体が該連通路を通じてテンションリングと周
溝との間に侵入し易くなり、前記一方の外部の圧力が高
圧の場合は、テンションリングをシールリングの外周面
に押し付ける力及び、テンシロンリングを介して、シー
ルリングの内周面を軸の外周面に押し付ける力が増大し
て、流体の流出漏れ抑制機能が増大する。
また、シールリングを複数個備え、前記一方の周側面と
同一側のシールリングを、軸の周りにらせん状に巻回し
たスパイラルリングとした場合は、該スパイラルリング
の重なり溝を介して前記一方の外部の流体が該連通路を
通じてテンションリングと周溝との間に侵入し易くなり
、前記一方の外部の圧力が高圧の場合は、テンションリ
ングをシールリングの外周面に押し付ける力及び、テン
ションリングを介して、シールリングの内周面を軸の外
周面に押し付ける力が増大して、流体の流出漏れ抑制機
能が増大する。
また、一方向性軸シール装置を、例えば前述した一方の
周側面側を同一にする向きで軸方向に重ね合わせること
により、シールリングが多段で軸の外周面への押し付け
られることとなり、結果として押し付はガが増大して流
体の流出漏れ抑制機能が更に増大する。尚、一方向性軸
シール装置を前述した一方の周側面側を相対する向きで
軸方向に重ね合わせた場合は、双方からの流体の流出漏
れ抑制機能を有することとなり、もって方向性を有しな
い軸シール装置とすることができる。
次に軸が自由に回転運動する場合についての一方向性軸
シール装置の作用を説明する。
この場合は、弾性リングが周溝とシールリングとに圧接
しているので、周溝と弾性リングとシールリングとは相
対的に固定された状態となり、シールリングの内周面と
軸の外周面とが摺接する構成となる。そして、前述した
軸が往復運動を行う場合と同様に、各構成に伴う作用に
ついては同様の作用を奏することとなるが、ここでは説
明を省略する。
また、回転運動する場合に適応する構成として、シール
リングと前記ケーシングとの相対回転を防止する回転防
止装置を設けた場合は、シールリングと周溝の周側面と
の相対回転を確実に固定することとなる。従って、弾性
リングの一方の周側面と周溝の一方の周側面との圧接面
及びシールリングの外周面と弾性リングの内周面との圧
接面においては、回転に伴う摩擦による摩耗が防止でき
る。
よって、シールリングの内周面と軸の外周面との摺接面
においてのみ回転運動をしながらのシールとなり、前述
の往復運動の場合と同様に、シールリジグの軸の外周面
への押し付は力の増大による流体の流出漏れ抑制、及び
両方の外部の圧力を均等化するような2つの外部の間で
の流体の流動が行われる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示す第1実施例は本発明に係る一方向性軸シー
ル装置をアクチュエータに適用したものであり、軸(ア
クチュエータの出力軸)1が自由に往復運動するよう嵌
挿されたケーシング2の端部に形成された周溝2aと、
軸1の外周面との間に介装された一方向性軸シール装置
である。
図において、アクチュエータの内部側に近い側には、内
周面が軸1の外周面と摺接すると共に、第2図に示す環
の一部が欠除された合い口3aを有する鋼等のリング部
材からなる一対のシールリング3が、夫々の合い口3a
が重ならないように軸方向に重合して装着される。
前記一対のシールリング3の外周には、前記周溝2aの
溝幅より少し大きな幅を有し、かつ、前記アクチエエー
タの内部側(第1図において左側)である一方の周側面
に周方向断続的に切欠き4aを分散して形成した、第3
図に示す、ゴムまたはゴム的弾性を有する材料からなる
弾性リング4が圧装される。これにより、前記弾性リン
グ4を境として前記周溝2a底部の内部空間と周溝外部
とを画して、両者を連通路としての前記切欠き4aを介
して連通している。
弾性リング4の形成材料としては、天然ゴム。
スチレンブタジェンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピ
レンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタン
ゴム、エビクロロヒドレンゴム、アクリルゴム、シリコ
ンゴム、ふっ素ゴム、四ふっ化エチレン樹脂等があり、
運転条件に応じて適切なものを選択すればよい。例えば
耐熱性を考慮する場合はシリコンゴム等、考慮しない場
合は天然ゴム等でよい。
前記弾性リング4の外周には、弾性リング4を介してシ
ールリング3を軸1の外周面に押し付けるバネ性を有し
たバネ鋼等からなるテンシランリング5が装着される。
該テンシランリング5も、環の一部が合い口で切断され
た形状を有している。
次に本実施例の作用を説明する。
第4図(a)はアクチュエータにより仕事を行っている
状態を示し、アクチュエータの内部側空間Cの圧・力P
cがアクチュエータの外部側空間Eの圧力Peに対して
畜圧(Pc>Pe)の状態である。
この場合は、この圧力Pcにより、一対のシールリング
3は周溝2a内を切欠き4aと反対側方向に移動して、
該切欠き4aと反対側の他方の周側面21aに当接する
このとき空間Cの流体は、シールリング3と周溝2aと
の隙間11を通り、更に弾性リング4の切欠き4aを通
り、シールリング3の外周では圧力降下によって減少し
た圧力Pc’の流体となって、シールリング3を径方向
に縮閉させる力となって作用する。これにより、弾性リ
ング4の内周面がシールリング3の外周面に強い力で圧
接すると共に、シールリング3の内周面が軸1の外周面
に強い力で摺接するため、圧接面61及び摺接面7から
の、例えば空気圧用アクチュエータであれば作動流体と
しての空気の漏れは略完全に防止できる。
また、前記弾性リング4は前記周溝2aの溝幅より少し
大きな幅を有しているので、該弾性リング4は前記他方
の周側面が全周にわたって前記周溝2aの他方の周側面
21aに弾性力をもって圧接しているため、圧接面62
からの作動流体の漏れも略完全に防止できる。
第4図(ロ)はアクチュエータによる仕事が終了してい
る状態を示し、空間Cにおいて前述した仕事を行ってい
る場合の流体の排出分以上の容積が拡大して、空間Cの
圧力Pcが空間Eの圧力Peに対して低圧(Pc<Pe
)となったときの状態を示す。
この場合は、この圧力Peは一対のシールリング3と周
溝2aとの隙間13から弾性リング4の切欠き4a形成
側とは反対側の内周面8に作用し、弾性リング4及びテ
ンシランリング5の径を拡大させるような面圧として作
用し、テンシ覆ンリング5のバネ力に打ち勝ってシール
リング3と弾性リング4との圧接面61に隙間が発生し
て、空間Eから空間Cへ作動流体が流入し易くなる。ま
た、前記圧接面61に隙間が生じるため、シールリング
3と軸lとの摺接面7における押し付は力も低下するた
め、シールリング3の周側面10に作用する圧力Peに
よって該シールリング3は周溝2a内を切欠き4a側に
移動して、周溝2aの一方の周側面22aに当接する。
これにより、作動流体がシールリング3と周溝2aとの
間に生じた隙間13から、シールリング3と弾性リング
4との圧接面61に生じた隙間及びシールリング3と周
溝28との当接面に生じた隙間12を介して、また更に
、シールリング3の内周面と軸1の外周面との摺接面7
に生じた隙間を介して、両方の空間C,Eの圧力が均等
化されるように、圧力Peと圧力Pcとの差に応じた量
だけ空間Eから空間Cに流出する。
このようにして、アクチュエータにより仕事を行う際に
漏れた作動流体を補うように、仕事を行っていない行程
時に空間Cへ作動流体が流入し、これにより、次回の仕
事を行う際の効率が高められ、また仕事を行う行程にお
ける作動流体の漏れも無く圧力を高められるので、アク
チュエータの全体的な効率を向上することができるもの
である。
第5図に本発明に係る一方向性軸シール装置の第2実施
例を示す、尚本実施例において、前述した第1実施例と
同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本第2実施例に係る構成として、前記一対のシールリン
グ3の外周には四ふっ化エチレン樹脂等より形成される
インナーリング41が装着されている。該インナーリン
グ41は、前記周溝2aの溝幅より少し小さな幅を有し
、かつ、前記アクチュエータの内部側(第5図において
左側)の周側面に、押圧手段としてのスプリング42が
複数介装されている。
次に本実施例の作用を説明する。
インナーリング41は、前記アクチエエータの内部側に
スプリング42が複数介装されているが、該スプリング
42間の隙間が前記第1実施例における切欠き4aと同
様の作用を果たす。
また、スプリング42の押圧力によりインナーリング4
1は前記スプリング42介装側と反対側の周側面が全周
にわたって前記周溝2aの周側面21aに弾性力をもっ
て圧接しているため、圧接面62からの作動流体の漏れ
を略完全に防止できる。
従って、アクチュエータにより仕事を行っている際は、
インナーリング41の内周面がシールリング3の外周面
に強い力で圧接すると共に、シールリング3の内周面が
軸1の外周面に強い力で摺接するため、圧接面61及び
摺接面7からの作動流体の漏れも略完全に防止できる。
また、アクチエエータによる仕事が終了した際には、前
述の第1実施例と同様に、両方の空間C2Eの圧力が均
等化されるように2つの空間C,Hの間で流体の流動が
行われる。
ところで、シールリング3と周溝2aとの隙間は数十ξ
クロン程度と小さいため、前記実施例における圧力降下
ΔP (=Pc−Pc’ )が相当大きくなる。
そこで、本発明に係る第3実施例として、第6図に示す
ようにシールリング3の片側の周側面に放射状に複数個
の溝3bを設け、第4図において、前記溝3bが弾性リ
ング4の切欠き4a形成側と同一側の周側面に形成され
るように、シールリング3を周溝2aに装着する。
かかる実施例においては、アクチュエータが仕事を行う
際に、空間Cの圧力Pcが、前記各溝3bを通じて、テ
ンシ璽ンリング5の外周の隙間に侵入し易くなるため、
圧力降下が減少し、シールリング30軸lの外周面への
押し付は力がより強化される。このため、空間Cからの
作動流体漏れ抑制機能がさらに高められ、ひいては、平
均作動流体圧力がさらに高められる。
また、前述の第3実施例におけるシールリング3に設け
た複数個の溝3bと同様な作用1効果を及ぼす構成とし
て、第7図、第8図に示すような本発明に係る第4実施
例として、前記周溝2aの一方の周側面22aに、放射
状に複数個の溝24aを設けた。尚本実施例においても
、前述した第1実施例と同一構成要素には同一符号を付
して説明を省略する。
かかる実施例においても、アクチエエータが仕事を行う
際に、空間Cの圧力Pcが、前記各溝24aを通じて、
テンシランリング5の外周の隙間に侵入し易くなるため
、圧力降下が減少し、シールリング3の軸1の外周面へ
の押し付は力がより強化される。このため、空間Cから
の作動流体漏れ抑制機能がさらに高められ、ひいては、
平均作動流体圧力がさらに高められる。
また、本発明に係る第5実施例では、前述の第3実施例
におけるシールリング3に設けた複数個の溝3bと同様
な作用を及ぼす構成として、前記シールリング3が複数
個備えられた場合において、前記周溝2aの一方の周側
面22aと同一側のシールリングを、第9図に示すよう
な軸lの周りに複数回らせん状に巻回したスパイラルリ
ング33としている。
かかる実施例においても、両端の切り口33a位置をず
らすことが可能となるので同様の効果が得られる。
第1θ図に本発明に係る一方向性軸シール装置の第6実
施例を示す、尚本実施例においても、前述した第1実施
例と同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する
本第6実施例に係る構成として、軸1がその内側を自由
に往復運動するよう嵌挿されたケーシング2の内壁に複
数の周溝25.26.27を形成し、夫々の周溝25.
26.27に、例えば前述した弾性リング4の切欠き4
a形成側を同一にする向きで一方向性軸シール装置を重
ね合わせる構成としている。
係る実施例によれば、シールリング3が多段で輪lの外
周面への押し付けられることとなり、結果として押し付
は力が増大して流体の流出漏れ抑制機能が更に増大する
更に、第11図に本発明に係る一方向性軸シール装置の
第7実施例を示す、尚本実施例においても、前述した第
1実施例と同−構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
本第7実施例に係る構成としては、輪1がその内側を自
由に往復運動するよう嵌挿されたケーシング2の内壁に
2個の周溝2B、 29を形成し、夫々の周溝28.2
9に、例えば前述した弾性リング4の切欠き4a形成側
を、互いに外側に向けて相対する向きで一方向性軸シー
ル装置を重ね合わせる構成としている。
本実施例によれば、周溝28に係る一方向性軸シール装
置では、圧力PL、PヨがPL>P、の場合における空
間りから空間Rへの流体の漏れを防止する作用を奏し、
また、周溝29に係る一方向性軸シール装置では、PL
<pHの場合における空間Rから空間りへの流体の漏れ
を防止する作用を奏する。
従って、シールリング3及び弾性リング4により双方か
らの流体の流出漏れ抑制作用を奏することとなり、方向
性を有しない軸シール装置とすることが可能となる。
以上説明した第1実施例〜第7実施例は、軸がその内側
を自由に往復運動するよう嵌挿されたケーシングの内壁
に形成された周溝と、柚の外周面との間に介装された一
方向性軸シール装置に関するものであったが、本発明に
係る一方向性軸シール装置は、軸が回転運動するよう嵌
挿されたケーシングに形成された周溝と、輪の外周面と
の間に介装された場合も前述と同様の作用、効果を奏す
る。
即ち、輪1が回転運動する場合の本発明に係る一方向性
軸シール装置の第8実施例そして、第12図に示すよう
な構成のものがある。尚本実施例においても、前述した
第1実施例と同一構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
即ち、本実施例に係る構成として、前記シールリング3
と前記ケーシング2との相対回転を防止する回転防止装
置としての回転防止ビン15を設ける。vJ回転防止ビ
ン15は周溝2aに固定されており、シールリング3に
設けた孔16に嵌挿されており、もってシールリング3
は該回転防止ピン15により周溝2aに対する回転を禁
止されて、周溝2aを左右に移動する。
本実施例に係る構成によれば、シールリング3と周溝2
aの側面とが相対的に回転方向に対しては固定される。
従って、シールリング3と弾性リング4との圧接面61
及び弾性リング4の一方の周縁部と周溝2aとの圧接面
62は相対回転に伴う摩擦による摩耗が防止できる。よ
って、シールリング3の内周面と軸1の外周面との摺動
面7においてのみ確実に回転運動をしながらのシールと
なる。
従って、前記第1実施例等の軸が往復運動を行う場合と
同様に、各構成に伴う作用については同様の作用を奏す
ると共に(ここでは説明を省略する)、シールリング3
の軸lの外周面への押し付は力の増大による流体の流出
漏れ抑制、及び両方の空間の圧力を均等化するような流
体の流動が行われる。
以上説明したように、本発明に係る一方向性軸シール装
置によれば、簡単な構造で、しかも従来の周溝に組み込
むことが可能であり、前記方向性はシール装置の向きを
入れ換えるだけで変更することが可能であり、また往復
運動機関等に適応させた場合は行程毎に特性の比を自由
に変えた設計が可能なため、例えば圧縮行程においては
完全に近い気密性が得られ、一方膨張行程においてはシ
ールリングの軸とのIl!擦が小さくなり、消費動力の
低減が図れる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、軸がその内側を自
由に運動するよう嵌挿されたケーシングの内壁に形成さ
れた周溝と、袖の外周面との間に介装される一方向性軸
シール装置の両側に画成される2つの空間の一方から他
方への流体の流動は、高いシール性を持たせて抑止する
が、逆向きの流動は容易に行わせる構成とすることによ
り、アクチュエータ等の効率の向上及び駆動動力の低減
を図ることが可能であり、また構造も簡単なため、低コ
スト化の他、駆動摩擦低減に伴う運転コスト低減、静粛
化等をも促進できるものである。
更に、これらアクチュエータ等への適応に限られず、シ
ョックアブソーバ等、軸とケーシングとを有してシール
性を要求されるものであれば如何なる箇所にも適用しう
るちのであり、その用途は無限に広められるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示す断面図、第2
図は同上実施例に係るシールリングの斜視図、第3図は
同上実施例に係る弾性リングの斜視図、第4図(a)は
第1実施例の仕事実施時における状態を示す断面図、同
図(ロ)は同じく仕事未実施時における状態を示す断面
図、第5図は本発明の第2実施例の構成を示す断面図、
第6図(a)は本発明の第3実施例に係るシールリング
の正面図、同図(b)は同じく側面図、第7図は本発明
に係る第4実施例の構成を示す断面図、第8図は第7図
におけるA−A断面矢視図、第9図は本発明の第5実施
例に係るスパイラルリングの斜視図、第10図は本発明
の第6実施例の構成を示す断面図、第11図は本発明の
第7実施例の構成を示す断面図、第12図は本発明の第
8実施例の構成を示す断面剃、第13図(a)〜(e)
は従来の軸シール装置の構成を示す断面図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内周面に周溝を有するケーシングと、該ケーシン
    グ内に嵌挿された軸の外周面と、の間に介装される一方
    向性軸シール装置であって、内周面が前記軸の外周面に
    シール性を保って摺接するシールリングと、前記シール
    リングの外周に装着され一方の周側面と前記周溝の一方
    の周側面との間に前記周溝底部の内部空間と周溝外部と
    を連通する連通路を形成し他方の周側面が前記周溝の他
    方の周側面に圧接する弾性リングと、前記弾性リングの
    外周に装着され前記弾性リングを介してシールリングを
    前記軸の外周面に押し付けるバネ性を有したテンション
    リングと、を含んで構成され、前記弾性リングにより前
    記周溝底部の内部空間と外部とを画して両者を前記連通
    路を介して連通することを特徴とする一方向性軸シール
    装置。
  2. (2)前記シールリングはリングの一部が欠除された合
    口部を有するリング部材を複数個備えて、各リング部材
    の合口部相互が重ならないように軸方向に重合して装着
    されてなる請求項1記載の一方向性軸シール装置。
  3. (3)前記弾性リングは、前記周溝の溝幅より大きな幅
    で形成され、前記一方の周側面に該周側面方向に切欠き
    を分散して形成することにより連通路を形成してなる請
    求項1または2記載の一方向性軸シール装置。
  4. (4)前記弾性リングは、前記一方の周側面と前記周溝
    の一方の周側面との間に押圧手段を有し、前記他方の周
    側面が該押圧手段の押圧力により前記周溝の他方の周側
    面に圧接させてなる請求項1または2記載の一方向性軸
    シール装置。
  5. (5)前記シールリングは、前記弾性リングの前記一方
    の周側面と同一側の周側面に、放射状に複数個の溝が形
    成されてなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の一方
    向性軸シール装置。
  6. (6)前記周溝の一方の周側面は、前記シールリングの
    一方の周側面と同一側の周側面に、放射状に複数個の溝
    が形成されてなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    一方向性軸シール装置。
  7. (7)前記シールリングが複数個備えられ、前記一方の
    周側面と同一側のシールリングが軸の周りにらせん状に
    巻回したスパイラルリングからなる請求項1記載の一方
    向性軸シール装置。
  8. (8)前記シールリングと前記ケーシングとの相対回転
    を防止する回転防止装置を設けてなる請求項1〜7のい
    ずれか1つに記載の一方向性軸シール装置。
  9. (9)前記一方向性軸シール装置を複数組軸方向に所定
    の向きで重ね合わせてなる請求項1〜8のいずれか1つ
    に記載の一方向性軸シール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009526979A (ja) * 2006-02-16 2009-07-23 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 機械部品の径方向寸法をチェックするためのゲージ
CN115943261A (zh) * 2020-08-24 2023-04-07 Kyb株式会社 多级式流体压力缸

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5884350U (ja) * 1981-12-04 1983-06-08 株式会社 リケン スタ−リングサイクル機関用軸封装置

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