JPH0375120B2 - - Google Patents

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JPH0375120B2
JPH0375120B2 JP2323187A JP2323187A JPH0375120B2 JP H0375120 B2 JPH0375120 B2 JP H0375120B2 JP 2323187 A JP2323187 A JP 2323187A JP 2323187 A JP2323187 A JP 2323187A JP H0375120 B2 JPH0375120 B2 JP H0375120B2
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thin wood
wood
fiber cloth
diaphragm
thin
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JP2323187A
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスピーカ用平面振動板に関する。
従来技術とその問題点 一般に、スピーカ用平面振動板の材料は軽量で
高い剛性を有するものが好しく、従来、内部摩擦
および比重の点で優れた特性を有するパルプ材か
らなるコーン紙が多用されている。
しかしながら、パルプ材は剛性が低いので、パ
ルプ材を略円錘台形状に形成して用いねばならな
かつた。このため、コーン紙を収容する収容スペ
ースが大きくなるとともに、コーン紙の凹部で空
洞共振が生じ、周波数特性が乱れるという問題点
があつた。
前記周波数特性に関する問題点を解決するた
め、近年、ハニカム構造の平面振動板が採用され
ている。
しかしながら、ハニカム構造を有する平面振動
板はセル共振が生じやすく、このセル共振の発生
を防止するため、セル密度を増大させることも考
えられるが、セル密度を増大させると、構造が複
雑化し、製造コストが上昇するとともに、高周波
歪が多いという問題点があつた。
一方、前記ハニカム構造の問題点を解決するた
め、先に、本願出願人は、寸法安定性、内部摩
擦、剛性などの点において優れた特性を有する木
材薄板を、平面振動板に適用することを提案した
(特願昭60−246908号)。
しかしながら、一般に、前記木材薄板は厚さが
1mmないし3mm程度であるので、衝撃力に弱く、
割れやすい。このため、板厚を厚くすることも考
えられるが、例えば、ウーハー用のスピーカでは
平面振動板が重くなり、音圧レベルが低下すると
ともに、微妙な音を再現できず、これらを解消す
るには、大型のマグネツトが必要となり、重量、
スペース、経済性の点で種々の問題点が生じてい
た。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記問題点を解決するため、高張力
繊維クロスの両面を、木目が相互に交叉するよう
に配した2枚の木材薄板で挾着一体化した構成と
してある。
実施例 以下、本発明にかかる実施例を第1図ないし第
9図の添付図面に従つて説明する。
第1実施例は、第1図に示すように、高張力繊
維クロス4の両面を、木目が相互に直交するよう
に配した柾目材からなる木材薄板2,3で挾着一
体化した平面振動板1である。
木材薄板2,3としては、音響特性に優れたシ
トカスプルースなどの針葉樹またはケヤキなどの
広葉樹で、比重が0.25〜0.8のものが適している。
高張力繊維クロス4としては振動板の機械的強
度、特に、ヤング率を高め、振動による平面振動
板1の変形、剥離を防止するもの、例えば、炭素
繊維、アラミド繊維、ボロン繊維等からなるクロ
ス、又は、これらに合成樹脂を含浸させたものが
使用される。そして、一般に、前記合成樹脂には
熱硬化もしくは反応型樹脂が使用される。
第2実施例は、第2図および第5図に示すよう
に、前述の第1実施例が木材薄板2,3を平滑な
表裏面を有する柾目材で構成した場合であるのに
対し、木材薄板2,3を貼り合わせ面の木目に沿
つて多数の溝部5を並設した柾目材で構成した場
合である。
なお、溝部は木材薄板2,3のいずれか一方に
並設するだけでもよいことは勿論である。
他は前述の実施例と同様であるので説明を省略
する。
本実施例によれば、貼り合わせ面に多数の溝部
5を並設した木材薄板2,3を貼り合わせてある
ので、リブ効果により、平面振動板1の剛性を大
きく低下させることなく、平面振動板1を軽くで
きるという利点がある。
本実施例にかかる平面振動板1の取り付け構造
としては、例えば、第3図ないし第4図に示すよ
うに、平面振動板1とスピーカユニツトを構成す
るサポートリング10とが固着一体化される。
特に、第5図に示したものは、平面振動板1の
スイートスポツトに木材薄板2側から高張力繊維
クロス4に達する取り付け孔2aを設け、この取
り付け孔2aに前記サポートリング10の下端部
から突設した駆動脚部11をそれぞれ位置決め
し、この駆動脚部11の下端部を前記高張力繊維
クロス4に接着剤12で固着一体化したものであ
る。
本実施例にかかる取り付け構造によれば、サポ
ートリング10の駆動脚部11を高張力繊維クロ
ス4に接着剤12で固着一体化して平面振動板1
を振動させると、振動の中心は2枚の木材薄板の
間に位置する高張力繊維クロス4であるので、木
材薄板2,3のたわみ量が略等しい。このため、
木材薄板2,3などの構成部材の剥離、音のひず
みを防止できるとともに、音抜けが良いという利
点がある。
試験例 1 幅70mm、長さ70mm、厚さ1mm、重量2.1gのシ
トカスプルースの柾目材からなる2枚の木材薄板
を、その木目が直交するように配するとともに、
この2枚の木材薄板でエポキシ系接着剤を含浸す
る70mm四方の炭素繊維クロス(0.9g)を挾着一
体化した後、塗料ニス(0.2g)を塗布、乾燥し
てなる平面振動板(全重量5.3g)をサンプルと
した。なお、炭素繊維クロスに対するエポキシ系
接着剤の含浸量は前記炭素繊維クロス重量の60%
である。
比較例 1 前記2枚の木材薄板を、前記炭素繊維クロスを
挾着せず、エポキシ系接着剤(0.2g)で前述と
同様に貼り合わせた後、塗料ニス(0.2g)を塗
布、乾燥してなる平面振動板(全重量4.6g)を
サンプルとした。
そして、試験例1および比較例1の周波数特性
を測定したところ、第6図および第7図に示す測
定結果を得た。
試験例1は、5kヘルツまでの範囲において比
較例1よりも平滑な周波数特性を有し、しかも、
音色を聞き比べたところ、試験例1の方が比較例
1よりも音のメリハリが良いとともに、音抜けが
良いということが判明した。
試験例 2 幅190mm、長さ190mm、厚さ2mmのシトカスプル
ースの柾目材からなる2枚の木材薄板の貼り合わ
せ面に、木目に沿つて複数の溝部を並設した。
前記溝部は幅5mm、深さ1.4mm、長さ185mmの寸
法形状を有し、2.5mm間隔で木材薄板の中央部に
23列並設してあるとともに、その両側部のそれぞ
れに前記溝部と同一断面形状を有する長さ169mm
の溝部を2.5mmの間隔で1列ずつ並設してある。
そして、前記2枚の木材薄板(2枚の合計重量
37g)をその木目が直交するように配し、この2
枚の木材薄板でエポキシ系接着剤を含浸する190
mm四方の炭素繊維クロス(6.8g)を挾着一体化
した後、塗料ニス(1.3g)を塗布、乾燥してな
る平面振動板(全重量45.1g)をサンプルとし
た。
なお、炭素繊維クロスに対するエポキシ系樹脂
剤の塗布量は前記炭素繊維クロス重量の60%であ
る。
比較例 2 炭素繊維クロスを挾着せず、前記2枚の木材薄
板をエポキシ系接着剤(2.2g)で前述と同様に
貼り合わせた後、塗料ニス(1.3g)を塗布、乾
燥してなる平面振動板(全重量40.5g)をサンプ
ルとした。
そして、試験例2および比較例2の周波数特性
を測定したところ、第8図および第9図に示す測
定結果を得た。
この測定結果によれば、1kヘルツまでの範囲
では試験例2が比較例2よりも平滑な周波数特性
を有し、しかも、音色を聞き比べたところ、試験
例1の方が比較例2よりも音のメリハリが良いと
ともに、音抜けが良いということが判明した。こ
のため、平面振動板の安定した振動により、微妙
な音を再現できることがわかつた。
なお、前述の実施例では木材薄板に柾目材を使
用する場合について説明したが、必ずしもこれに
限らず、木材薄板に板目材を使用してもよいこと
は勿論である。
また、木材薄板にアセチル化処理などの化学的
修飾を施せば、吸湿が少なくなり、木材薄板の重
量変化に伴う音の変動を防止できるという利点が
ある。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、高張力繊維クロスの両面を、木目が相互に交
叉するように配した2枚の木材薄板で挾着一体化
しているので、平面振動板の機械的強度が高ま
り、衝撃力に対して強くなる。
特に、高張力繊維クロスは2枚の木材薄板の間
に位置するので、これを振動の中心とすると、2
枚の木材薄板のそれぞれのたわみ量が略等しい。
このため、木材薄板の剥離、音のひずみを防止で
きるとともに、音抜けが良い。
しかも、木目を交叉するように貼り合わせてあ
るので、平面振動板の方向性が改善され、割れ、
変形がなくなるとともに、分割振動が生じにく
い。
さらに、ハニカム構造のように、独立した空間
部が存在しないので、セル共振が生じにくい。特
に、アルミニウム製のハニカム構造を有する平面
振動板と比較した場合、木材は内部損失が大きい
ので、本出願にかかる平面振動板はセル共振が生
じにくいという効果がある。
このように、本考案にかかる平面振動板は軽量
で高剛性を有し、特に、試験例1の型はスコーカ
用スピーカに、試験例2の型はウーハー用スピー
カに適しているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる第1実施例を示す分解
斜視図、第2図ないし第5図は本発明にかかる第
2実施例を示し、第2図は分解斜視図、第3図お
よび第4図は取り付け構造を示す斜視図および側
面図、第5図は要部拡大断面図、第6図および第
7図は試験例1および比較例1の測定結果を示す
グラフ図、第8図および第9図は試験例2および
比較例2の測定結果を示すグラフ図である。 1……平面振動板、2,3……木材薄板、4…
…高張力繊維クロス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高張力繊維クロスの両面を、木目が相互に交
    叉するように配した2枚の木材薄板で挾着一体化
    したことを特徴とするスピーカ用平面振動板。 2 前記木材薄板が柾目材からなるとともに、そ
    の貼り合わせ面に複数の溝部を木目に沿つて並設
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のスピーカ用平面振動板。
JP2323187A 1987-02-02 1987-02-02 スピ−カ用平面振動板 Granted JPS63190498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2323187A JPS63190498A (ja) 1987-02-02 1987-02-02 スピ−カ用平面振動板

Applications Claiming Priority (1)

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JP2323187A JPS63190498A (ja) 1987-02-02 1987-02-02 スピ−カ用平面振動板

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Publication Number Publication Date
JPS63190498A JPS63190498A (ja) 1988-08-08
JPH0375120B2 true JPH0375120B2 (ja) 1991-11-29

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ID=12104846

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JP2323187A Granted JPS63190498A (ja) 1987-02-02 1987-02-02 スピ−カ用平面振動板

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US7845461B2 (en) * 2007-08-10 2010-12-07 Victor Company Of Japan, Limited Acoustic diaphragm and speaker

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JPS63190498A (ja) 1988-08-08

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