JPH0375582B2 - - Google Patents
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- JPH0375582B2 JPH0375582B2 JP2798287A JP2798287A JPH0375582B2 JP H0375582 B2 JPH0375582 B2 JP H0375582B2 JP 2798287 A JP2798287 A JP 2798287A JP 2798287 A JP2798287 A JP 2798287A JP H0375582 B2 JPH0375582 B2 JP H0375582B2
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Description
本発明は、一般的には保護塗料組成物に関し、
特に金属化又は非金属化表面用の耐摩耗性、耐熱
性及び耐候性保護塗膜組成物に関する。特に本発
明は、たとえば真空蒸着又は真空スパツターした
プラスチツク表面に塗布した場合に耐候性の透明
な保護バリヤーを提供する変性シリコーン樹脂組
成物に関する。 放物曲面又は平面状の反射表面により日射を強
める太陽濃縮装置の出現により、低価格、低重
量、耐候性、及び耐久性のプラスチツク製鏡に関
心が生れた。そのような鏡又は反射板はまた、た
とえば螢光ランプ用の反射板のようなその他の用
途にも望ましい。 そのようなプラスチツク製の鏡は、アルミニウ
ム又はその他の金属を透明なプラスチツクフイル
ム、たとえばポリエステルに真空蒸着し、次いで
ロール塗布により(グラビア、リバースロール
等)透明なプラスチツク溶液の薄い層を塗布し、
更に約125℃のような比較的低温において15乃至
60秒空気乾燥させることにより製造しうる。乾燥
の終了時には、保護スリツプシートを用いたり、
又は用いなかつたりするが塗布フイルムをロール
に巻きとる。 プラスチツクフイルム反射表面を使用する場合
には、反対の(未塗布)表面に接着剤を塗布し、
塗布された組成物を曲面又は平面に金属表面の接
着させるか又は第二のプラスチツクフイルム又は
表面に積層させる。 そのような保護塗料に必要とされる性質から、
塗布及び乾燥の際に粘着しないか又は一層ひどく
粘着し、巻きとりの際に光学的に傷がつかないよ
うな材料が要求される。光学的な損傷とは表面に
もや、くもり、傷、又はつつき傷が形成されるこ
とであり、程度は種々であるが表面の反射率、特
に正反射率が低下する。更に、接着剤が反対の表
面に塗布されるような場合には、保護塗料は塗布
機の加熱された金属又はプラスチツクロールと直
接接触する際のような熱及び圧力に対して耐性が
あることが重要である。それ故、125乃至150℃の
温度において耐変形性のある塗料が必要である。 長年金属表面の塗料には、耐候性の良好な熱可
塑性のアクリル樹脂が有効に使用されてきた。し
かしながら、この樹脂は前述の条件下では容易に
軟化するので、反射表面が光学的に傷ついてしま
う。 また、先行技術においては、塗料、シーラン
ト、ラツカー等に有用であるとされているシラン
及び/又はポリイソシアネート化合物のような含
珪素化合物を含む種々の組成物が繰返し使用され
ている。これらの組成物は一以上の以下の性質:
透明性、種々の物質への接着性、耐摩耗性、耐湿
性、耐候性及び熱による変色耐性を含む性質を付
与するとされている。 フレンチ(French)らによる米国特許第
4006271号には、レンズのようなポリカーボネー
ト支持体用の耐摩耗性接着性塗料が開示されてい
る。塗料は加水分解されたC1乃至C2のアルキル
トリー(低級アルコキシ)シランの水混和性有機
溶媒溶液、耐摩耗性の強化に寄与するアミノアル
コキシシラン及び安定化弱酸を含む。 デサンテイス(DeSantis)による特公昭52−
17519号には、ポリエステル樹脂の溶液、ポリイ
ソシアネートと活性水素を含むシランの反応生成
物、混合イソシアヌレートポリイソシアネート
(TDIとMDIから調製)及び触媒の混合物を含む
封止組成物が開示されている。 ヨシダ(Yoshida)らによる米国特許第
4098840号には、無機ガラス、金属及び合成樹脂
の表面用の透明で、防曇性の耐摩耗性塗料を形成
する熱硬化性樹脂組成物が開示されている。この
組成物はアルコキシシランの加水分解物及びたと
えばヒドロキシエチルメタクリレート又はアクリ
レートのようなある種のモノマーのポリマー又は
コポリマーを含む。 カーター(Carter)による米国特許第4369300
号には、放射線硬化性塗料が開示されている。シ
リコーンカルビノール、ポリイソシアネート及び
ヒドロキシル基を有するアクリレートの反応から
形成されるアクリレート化ウレタンシリコーン樹
脂が開示されている。 ハルスカ(Haluska)らによる米国特許第
4472464号には、硬化性塗料に新規シランを使用
することが開示されている。その結果、そのよう
な硬化性塗料は特定の支持体上で硬化した後着色
又は染色を受けやすくなる。 バウグン(Vaughn)による米国特許第
4476281号には、固体支持体に塗布された場合に
耐摩耗性塗膜を形成するシリコーン樹脂塗料が開
示されている。コロイドシリカの水性懸濁液中で
メチルトリメトキシシランを加水分解することに
より調製した塗料が金属及び金属化表面によく接
着し、水分、湿度及び紫外光に対して耐性を有す
ると記載されている。同様な塗料がクラーク
(Clark)による米国特許第3986997号、ユーバー
サツクス(Ubersax)による米国特許第4177315
号、フライエ(Frye)による米国特許第4277287
号、及びヌグイエン(Nguyen)らによる米国特
許第4482656号に開示されている。 デサンテイスによる米国特許第3707521号及び
第3779794号には、イソシアネート反応性表面プ
ライマー組成物及び水分硬化性ポリウレタンシー
ラント組成物を含むポリウレタンシーラント−プ
ライマー系が開示されている。 ヌグイエンによる米国特許第4482656号にはシ
リカ又はアルミナのコロイド粒子に加水分解した
アルコキシシランをグラフトし、それによりもと
もと親水性の鉱物表面を疎水性の表面に変換する
方法が開示されている。グラフトされた粒子は塗
料に使用されると耐摩耗性を付与する。 ボツク(Bock)による米国特許第4288586号に
は、イソシアネート基の三量化を促進する触媒を
用い、イソホロンジイソシアネート(IPDI)の
イソシアネート基の部分三量化によりイソシアネ
ート基を含むポリイソシアネートの調製が開示さ
れている。使用される触媒は、少くとも1個のヒ
ドロキシアルキル基を含む四級ヒドロキシアルキ
ルアンモニウムヒドロキシドである。ブロツクし
ていない、あるいは公知の技術でブロツクしたこ
れらのポリイソシアネートは、ラツカー結合剤の
調製に使用しうる。得られるラツカーは驚くほど
堅固に金属表面に接着し、非常に耐光堅牢性、耐
変色性及び耐摩耗性であるフイルムを形成する。
更に、これらのラツカーは硬度、弾性、耐薬品
性、光沢、耐候性及び顔料親和性の良さが顕著で
あると言われている。 市販のイソシアネート末端基の全て又は一部を
2個のトリアルコキシシラン基を有するシランモ
ノマーを含む第二アミンと反応させた硬化性イソ
シアネートプレポリマーが、バーガー(Berger)
による米国特許第4374237号に開示されている。
そのようなプレポリマーは、強化された湿式接着
性及びポリウレタンの望ましい性質、たとえば引
裂抵抗、伸び率及び弾性回復を併せもつ硬化性シ
ーラント組成物に有用である。 全ての先行技術の研究にもかかわらず、記載さ
れている数種の組成物では、蒸着及びスパツター
した支持体用の望ましい保護塗膜として作用する
のに必要な種々の性質を付与する組成物の提供に
は不足である。それ故、この種の用途に必要な性
質を満足させる組成物を提供することが明らかに
必要である。 それ故、紫外光、湿度、空気、及び熱に対する
耐性が特に優れた保護塗膜を提供することが本発
明の目的である。 本発明の別の目的は、蒸着及びスパツターした
プラスチツク支持体の双方に特によく接着しうる
保護塗膜を提供することである。 本発明の更に別の目的は、金属化表面に保護層
を提供する塗膜を提供することである。 本発明の更に別の目的は、塗布及び乾燥された
保護塗膜が巻き取りの際光学的に傷つかないよう
な保護塗膜を提供することである。 更に別の目的は、透明な表面上に光学的に透明
な塗膜表面を提供するのに特に適した塗膜を提供
することである。 これら及びその他の目的は、明細書の以下の文
を読むことにより当業者に明らかとなろう。 本発明は、一般的には、蒸着及びスパツターし
た、たとえば種々のプラスチツク表面のような支
持体に保護塗膜を提供するのに適した硬化性組成
物が、(1)以下の構造式: (ただし、式中のR4が1乃至12個の炭素原子
を有する置換又は未置換脂肪族又は脂環式基又は
アリール基である)を有するイソシアヌレートポ
リイソシアネートと、(2)構造式: (ただし、式中のRが1乃至6個の炭素原子を
有する低級アルキル;R1が1乃至約4個の炭素
原子を有する低級アルキル;R2及びR3が同種又
は異種の置換又は未置換の2乃至18個の炭素原子
を有するアルキレン又は6乃至18個の炭素原子を
有するアリーレン;及びaが0乃至2の値を有す
る整数である)を有するアミノジシランとの反応
生成物を用いることにより得られるという発見に
基づく。この反応生成物を加水分解したり、他の
任意の成分と配合すると蒸着及びスパツターした
支持体に望ましい保護塗料が形成される。特に、
そのような保護塗膜はそのような支持体に特によ
く接着し、紫外光、湿度、空気及び熱に対する優
れた耐性を付与する。塗布された支持体は、屋外
暴露が延長されても容易に洗浄されうる。望まし
くは、光学的に透明な塗膜が提供される。 本発明の硬化性組成物は、二成分、すなわちイ
ソシアヌレートポリイソシアネートの環状の三量
体及びアミノジシランの反応生成物を含む。一般
的には、立体障害により束縛されないようなイソ
シアヌレートポリイソシアネートであればいずれ
でも適する。 環状三量体は、一般式: で表され、式中のR4は1乃至12個の炭素原子を
有する置換又は未置換脂肪族又は脂環式基又はア
リール基を表わす。 好ましい環状三量体は、イソホロンジイソシア
ネートから調製される。この三量体は、“IPDI
T−1890”〔フルス・ヘミツシエ・ベルケ
(HULS Chemische Werke)〕として市販されて
いる。IPDI T−1890は、R4がイソホロン部分で
ある環状三量体の一般式で表わされる。IPDIモ
ノマーは、分子量が222.3で、20℃における密度
が1.058g/mlである。 別の適する環状三量体は“Desmodur N−
3300”〔ペンシルバニア州ピツツバーグのモバ
イ・ケミカル・コーポレーテツド(Mobay
Chemical Corp.)〕である。一般式においてR4は
ヘキサメチレン部分を表わす。Desmodur N−
3300は、20℃における比重が1.0g/mlで、20℃に
おける蒸気圧が7.5×10-5mmHgである。このもの
は、ジシランとの反応により、IPDI T−1890を
用いた場合より軟かい生成物を生ずる。 最も取引されている原料を用いるので、市販の
環状三量体は一般的には少量の副生成物を含む。
本発明においては、製造業者により供給された
NCO値に基いて製品を反応させる。 適する三量体を形成するのに使用しうるその他
の有機ポリイソシアネートには、メチレンジイソ
シアネート、エチレンジイソシアネート、トリ
ー、テトラー、ペンター、ヘキサー、ヘプター、
オクター、ノナー、及びデカメチレン−w,
w′−ジイソシアネート、2−クロロトリメチレ
ンジイソシアネート、2,3−ジメチルテトラメ
チレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソ
シアネート、m−フエニレンジイソシアネート、
p−フエニレンジイソシアネート、2,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート、ベンジジンジイ
ソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシア
ネート、4,4′,4″−トリフエニルメタントリイ
ソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、
アニリン/ホルムアルデヒド縮合生成物のホスゲ
ン化により製造されるポリフエニルメチレンポリ
イソシアネート、ジアニシジンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ビス(2−イ
ソシアネートエチル)−3フマレート、ビス(2
−イソシアネートエチル)シクロヘキス−4−エ
ン−1,2−ジカルボキシレート、ビス(2−イ
ソシアネートエチル)カルボネート、及びシ−フ
ケン(Siefken)によりAnnalen第565巻(1949
年)第122乃至135頁に開示されているような当業
者に公知のその他の多くの有機ポリイソシアネー
トが含まれる。 脂肪族及び脂環式ポリイソシアネート、最も好
ましくはジイソシアネートから誘導された三量体
を用いることが一般的には好ましい。というの
は、得られる反応生成物が優れた抗黄変性を特徴
とする保護塗膜を提供するからである。抗黄変性
が主な必要条件ではない用途においては、芳香族
ポリイソシアネート(最も好ましくはジイソシア
ネート)から誘導される三量体も使用しうる。 もちろん、使用するポリイソシアネートモノマ
ーが環状三量体しうることが必要である。適する
三量化技術は公知であり、使用されうる。 本発明の硬化性組成物を形成するのに使用され
るもう一方の成分は、構造式: で表わされ、式中のRが1乃至約6個の炭素原子
を有する低級アルキル;R1が1乃至約4個の炭
素原子を有する低級アルキル;R2及びR3が同種
又は異種の置換又は未置換の2乃至18個の炭素原
子を有するアルキレン又は6乃至18個の炭素原子
を有するアリーレン;及びaが0乃至2の値を有
する整数であるアミノジシランを含む。R2及び
R3の代表的な置換基はエステル及びアミド結合
である。 構造式中のaが1である、更に好ましくはaが
0であるアミノジシランを用いることが好まし
い。換言すれば、硬化して所望の保護塗膜を提供
する際、ジアルコキシ及びトリアルコキシアミノ
ジシランの方がモノアルコキシ種の場合より架橋
密度が高くなり、一層望ましい耐摩耗性を付与す
る。 最も好ましい種類の例には以下のアミノジシラ
ン化合物が含まれる。 N,N−ビス〔(3−トリメトキシシリル)プロ
ピル〕アミン; N,N−ビス〔(3−トリエトキシシリル)プロ
ピル〕アミン; N,N−ビス〔(3−トリプロポキシシリル)プ
ロピル〕アミン; N−(3−トリメトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリメトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; N−(3−トリエトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリエトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; N−(3−トリメトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリエトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; 3−トリメトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリメトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート; 3−トリエトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリエトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート; 3−トリメトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリエトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート等。 好ましいアミノジシランは“Y9492〔ユニオ
ン・カーバイド・コーポレーシヨン(Cnion
Carbide Corporation)〕である。これは、窒素
−珪素間の基が短いので好ましい。この種の化合
物を用いて得られる保護塗膜の性能は優れてい
る。 アミノジシラン及び環状三量体は、アミノ基と
イソシアネート基の反応につて知られている条件
を用いて反応させうる。従つて、反応は約1乃至
約150℃の温度、好ましくは室温乃至100℃の温度
において満足に進行する。圧力は所望に応じて変
化させうるが、大気圧条件下で反応を実施するの
が適当である。 系内に水分が入るのを防ぐために、不活性ガス
雰囲気下で反応を実施するのが一般的には望まし
い。いかなる不活性ガスでも使用しうるが、窒素
が代表的である。 反応は自触媒であるけれども、従来の触媒を使
用してもよい。適する触媒の代表例はジブチル錫
ジアセテートである。正確に取扱うために、触媒
は適する溶媒中に溶解させてもよい。適する触
媒/溶媒系の代表例はジブチル錫ジアセテートの
トルエン溶液である。使用する場合、触媒の量は
反応を満足に触媒するのに必要であるように変化
させうる。たとえば、反応体の重量に対して約
0.01乃至約10%、好ましくは約0.01乃至約1%の
濃度で触媒を使用するのが適当である。 ジブチル錫ジアセテートの他にも種々の有用な
触媒が公知であり、使用しうる。代表的な適する
触媒には、オクタン酸第一錫、オレイン酸第一
錫、酢酸第一錫及びラウリン酸第一錫のようなカ
ルボン酸の第一錫塩;ジブチル錫ジラウレート、
ジラウリル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ(2−
エチルヘキサノエート)のようなジアルキル錫ジ
カルボキシレート;ジアルキル錫オキサイド;ト
リアルキル錫オキサイド;第三アミン;及びジ−
n−オクチル錫メルカプチドのような錫メルカプ
チドが含まれる。 一般的には、公知のように適当に混合しつつ反
応を実施するのが望ましいであろう。種々の有効
な攪拌技術も公知であり、使用しうる。 化学量論的な割合の反応体を用いることが好ま
しい。以下で更に詳細に考察するが、遊離した
NCO基が過剰に存在しなければ最大硬度の保護
塗膜が得られるであろう。好ましいアミノジシラ
ンを用いた場合にはその硬度は特に明らかであ
る。従つて好ましいアミノジシランを用いる場合
には、3:1(ジシラン/環状三量体)のモル比
を用いることが好ましい。同様に過剰のアミノジ
シランは好ましくない。それはまず接着性に悪影
響を及ぼし、水に対する感受性を増加させてしま
う。 しかしながら、化学量論的なモル比を使用する
ことが好ましいけれども、いかなる割合も使用で
き、特定用途に望ましい性能特性を有する保護塗
膜が得られる。実際に、用途によつては遊離した
NCO基を多少有する反応生成物となるようなモ
ル比を使用することが好ましいこともある。更
に、保護塗膜がNCO基と反応性の着色性染料の
ような任意の成分を含む場合には、そのような任
意の成分を反応生成物に化学的に混合するのに十
分な遊離NCO基を有する反応生成物を提供する
モル比を用いることが有効であることがある。 更に、水分により一部が硬化する(遊離NCO
基の反応による)反応生成物を提供するには、化
学量論的モル比以外のモル比が有効であることが
ある。そのような反応生成物は、所望に応じて粘
度又は接着性を変えるのに有効であつたりする。 このようにして形成された反応生成物は、種々
の任意成分の有無にかかわらず保護塗膜を提供す
るように使用しうる。更に、反応生成物は適する
溶媒で希釈され、使用される特定塗布及び硬化技
術に望ましい粘度及び固体含量の塗膜を提供する
ことが有効であろう。 保護塗料の粘度及び固体含量は特定用途の必要
に応じて変化させうる。固体含量は、一以上の工
程で適する溶媒を用いて希釈することにより所望
の程度に低下させることができる。代表的には分
との配合の有無にかかわらず反応生成物は貯蔵又
は輸送しうる。しかしながら、使用する条件では
早期硬化となるので加水分解が過剰となることは
ないということは認められよう。 本発明の反応生成物の他に、保護塗料には公知
の、特定用途に使用される種々の任意成分を使用
しうる。代表的には、有用な任意成分には滑剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、流れ調整剤、消泡
剤、架橋性シランモノマー、顔料、着色性染料等
が含まれ、それらは全て使用される任意成分の特
定機能を成就するために有効量使用される。 所望であれば、保護塗料は更に加工することな
く支持体に塗布される。この場合には、水分に暴
露したときに反応生成物中に存在するアルコキシ
基が加水分解し、次いで縮合してシロキサン結合
の網目構造を形成し、硬化が現場で生ずるであろ
う。 更に好ましくは、反応生成物は支持体に塗布さ
れる前に加水分解する。種々の技術が公知であ
り、使用されうる。代表的には、加水分解は水及
び適する触媒の存在下で実施しうる。適する触媒
の例には、酢酸、プロピオン酸、酪酸、くえん
酸、安息香酸、蟻酸、修酸等のような有機酸が含
まれる。触媒濃度は重要ではないが、約1乃至3
%程度の固体濃度が好ましい。 加水分解の程度は水及び触媒の関数である。中
間体に添加された水の量が増加するに従つて加水
分解反応の速度が増加する。触媒の使用によつて
も加水分解反応の速度は増加する。加水分解反応
は使用する触媒の量に依存して、室温において24
時間程度、あるいは高温(115〓,すなわち46℃)
において数時間実施する。加水分解反応の副生成
物であるアルカノールは反応中に除去される。加
水分解は、中程度の温度(たとえば45℃)におい
て開放温置すると数時間以内に生ずるであろう。 反応生成物の加水分解の後、縮合反応がおこる
前に保護塗料を支持体に塗布すべきである。縮合
してしまうと粘度が上昇しすぎてしまう。塗料の
塗布には数種の公知の技術のいずれを使用しても
よい。たとえば、保護塗料は線棒を用いて引いて
もよい。 シロキサン網目構造を形成する硬化は、適する
触媒の使用により強められる。有用な触媒には、
本発明の反応生成物の合成と同時に使用されるも
のが含まれる。たとえば、固体含量に対して約
0.2乃至約1.0重量%の触媒量が適する。満足な触
媒の代表的な例はジブチル錫ジアセテートであ
り、便宜上トルエン、イソプロパノール等のよう
な溶媒中に導入される。 次いで塗布された表面を、当業者に公知の種々
の方法により乾燥する。たとえば、不粘着状態と
するには、強制空気乾燥中125℃において1分
表面を乾燥するのが適当である。赤外ランプもま
た使用しうる。 有用な支持体には、種々の金属又は金属酸化物
を付着させたプラスチツクフイルム又はパネルが
含まれる。たとえば、アルミニウム、金、銀、ス
テンレス鋼、チタン、インジウム−錫酸化物、ニ
ツケル−クロム等をたとえばポリエステルフイル
ムのようなプラスチツク支持体上に蒸着又はスパ
ツターしたものが有効に塗布されうる。フイルム
の厚さは、典型的には約2.54×103cm(1ミル)
乃至約17.8×103cm(7ミル)の範囲で変化しう
る。 得られる保護塗膜は、紫外光、湿度、空気及び
熱に対する耐性が優れている。この塗膜は蒸着及
びスパツターした、プラスチツク支持体等のよう
な支持体の双方に特によく接着する。本発明の反
応生成物の合成に使用される環状三量体が脂肪族
又は脂環式ポリイソシアネートの場合には光学的
に透明な塗膜が得られる。使用するアミノジシラ
ンがトリアルコキシ種であり、反応生成物の調製
に化学量論を用いる場合には最適の耐摩耗性が得
られる。この後者の場合、2つの−Si(OH)3基が
同一の窒素原子に炭化水素部分により結合してい
るので、縮合により得られるシロキサン網目構造
物は高い架橋密度を特徴とする。 本発明の保護塗膜は、太陽濃縮装置に使用され
るプラスチツク製の鏡に塗布する種々の要件に特
によく適する。しかしながら、付与された性質が
望ましい用途であればいかなる用途にも本発明の
保護塗膜の使用しうることは認められよう。たと
えば、本発明の塗料を塗布したプラスチツク鏡が
熱、紫外光、及び摩耗に対する耐性を有する場合
には、螢光ランプの反射板として有用であり、ラ
ンプから放出される有効な光の量が実質的に増加
するであろう。 以下の例は、本明細書中に記載されている発明
を更に説明するつもりであり、本発明の範囲を限
定するつもりはない。 例中に使用されている以下の名称、記号、用語
及び略語は以下の意味を有する。 “Des N 3300”はモバイ製のDesmodur N
−3300を意味する。 “Y9492”はユニオン・カーバイドのアミノビ
スアルコキシシランを意味する。 “MIBK”はメチルイソブチルケトンを表わ
す。 “MEK”はメチルエチルケトンを表わす。 “IPDI”はイソホロンジイソシアネートを表
わす。 特に指示がない限り、以下の例中の全ての部及
び%は重量に基いて示されている。 例 1 この例は、本発明の塗料組成物の製法及び支持
体上のその塗料を説明する。 130gのDes N 3300(0.67当量)及び0.3gのジ
ブチル錫ジアセテートの2%溶液を500mlの三口
フラスコに添加した。窒素雰囲気下で228gのシ
ランY9492(0.67当量)をゆつくり添加した。反
応は発熱反応であり、85℃の温度に達した。2時
間混合を継続した。得られた反応生成物は透明な
淡黄色の液体であつた。 MIBK及び無水エチルアルコールを以下の割合
で添加することにより固体含量が25重量%の生成
物が得られた。 付加物(反応生成物) 25 MIBK 25 無水エチルアルコール 50 次いでこの希釈した生成物を、以下の配合物を
用いることにより加水分解した。 25%が固体の反応生成物 100 水 16 酢 酸 0.6 これを46℃(115〓)において3時間温置した。 以下のように配合することにより保護塗料が得
られた。 加水分解した25%が固体の反応生成物 100 ジブチル錫ジアセテートの2%トルエン溶液
10 不透明に金属化した(アルミニウム)厚さ5.1
×10-3cm(2ミル)のポリエステルフイルムに、
12号の塗布棒を用い触媒入保護塗料組成物を塗布
し、次いで強制空気通風炉中125℃において1分
間乾燥させた。得られた塗膜は厚さ2.5μで、表面
は不粘着性であつた。 接着性を調べるために、塗膜にカミソリでクロ
スハツチングした(約6cm2(1インチ2)当り36
個の正方形)。この範囲にスコツチテープ610をは
りつけ、次いで剥した。塗膜ははがれなかつた。 耐熱変形性を調べるために、塗布したフイルム
の帯片を149℃(300〓)、14Kg(30ポンド)の圧
力において6秒の滞留時間でヒートシール(向い
合わせ)した。界面はシールもされず傷もつかな
かつた。 耐溶剤性を調べるために、塗布した金属化フイ
ルムを室温において1日保持した。一滴のアセト
ンを塗布したフイルムの帯片上に置き、時計皿で
1分間おおつた。軟化もせず、傷もつかなかつ
た。 この塗布した金属化フイルムの帯片を沸騰水中
に2時間入れた。フイルムはアルミニウムを損失
することなく、ぴかぴかして反射性のままであつ
た。 例 2 この例は、本発明の塗料組成物と米国特許第
4476281号の例3で調製された塗料との違いを説
明する。 溶液が透明になるまで混合しながら、以下の溶
液を調製した。 IPDI T−1890(100%固体) 65 MEK 35 500mlの三口フラスコに、前記の溶液180gを、
ジブチル錫ジアセテートの2%溶液(トルエン溶
媒)0.36gと共に添加した。 攪拌しながら、ゆつくり30分以上かけて、
162gのY9492アミノビスシランを導入した。反応
は発熱反応であり、温度は78℃に達した。赤外分
析によれば、遊離NCOは存在しないことが判明
した。 110gの無水エタノールを添加し、最終固体含
量を58%とした。この希釈した反応生成物(以下
“溶液B”として扱う)のブルツクフイールド粘
度は30センチポアズであつた。 次いで塗料前駆物質を以下のように配合した。 溶液B 43.2 MIBK 48.4 無水エタノール 28.4 水 16 酢酸 0.6 固体含量は18.3%であつた。この塗料前駆物質
を室温において一昼夜放置した。ジブチル錫ジア
セテートの2%溶液(イソプロパノール溶媒)5
部を100部の塗料前駆物質に添加し、塗料組成物
を調製した(以下“本発明の塗料組成物”と呼
ぶ)。 比較のために、米国特許第4476281号の例3に
従つて塗料を調製した。この塗料はプラスチツク
表面に使用するためのシロキシベースの物質であ
る。塗料はテトラメチルアンモニウムアセテート
で触媒した(以下触媒を用いた塗料を“参考塗
料”を呼ぶ)。 18号の線巻棒を用い、本発明の塗料組成物と参
考塗料を以下の支持体上に約5g/m2の割合で付
着させた。 1 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに不透明にアルミニウムを付着させた
(蒸着させた)もの(マルチン加工により供
給); 2 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに半透明にステンレス鋼をスパツター
したもの(付着技術により供給); 3 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに半透明にチタンをスパツターしたも
の(付着技術により供給)。 次いで各塗布フイルムを強制空気通風中125
℃において1分間硬化させた。 次いで塗布された支持体の各々への塗膜の接着
性を6cm2(1インチ2)当り36個の正方形の割合
で塗膜にクロスハツチングすることにより調べ
た。次いで各クロスハツチングした塗膜にスコツ
チテープ610をはりつけ、その後剥離した。結果
を第表に示す。
特に金属化又は非金属化表面用の耐摩耗性、耐熱
性及び耐候性保護塗膜組成物に関する。特に本発
明は、たとえば真空蒸着又は真空スパツターした
プラスチツク表面に塗布した場合に耐候性の透明
な保護バリヤーを提供する変性シリコーン樹脂組
成物に関する。 放物曲面又は平面状の反射表面により日射を強
める太陽濃縮装置の出現により、低価格、低重
量、耐候性、及び耐久性のプラスチツク製鏡に関
心が生れた。そのような鏡又は反射板はまた、た
とえば螢光ランプ用の反射板のようなその他の用
途にも望ましい。 そのようなプラスチツク製の鏡は、アルミニウ
ム又はその他の金属を透明なプラスチツクフイル
ム、たとえばポリエステルに真空蒸着し、次いで
ロール塗布により(グラビア、リバースロール
等)透明なプラスチツク溶液の薄い層を塗布し、
更に約125℃のような比較的低温において15乃至
60秒空気乾燥させることにより製造しうる。乾燥
の終了時には、保護スリツプシートを用いたり、
又は用いなかつたりするが塗布フイルムをロール
に巻きとる。 プラスチツクフイルム反射表面を使用する場合
には、反対の(未塗布)表面に接着剤を塗布し、
塗布された組成物を曲面又は平面に金属表面の接
着させるか又は第二のプラスチツクフイルム又は
表面に積層させる。 そのような保護塗料に必要とされる性質から、
塗布及び乾燥の際に粘着しないか又は一層ひどく
粘着し、巻きとりの際に光学的に傷がつかないよ
うな材料が要求される。光学的な損傷とは表面に
もや、くもり、傷、又はつつき傷が形成されるこ
とであり、程度は種々であるが表面の反射率、特
に正反射率が低下する。更に、接着剤が反対の表
面に塗布されるような場合には、保護塗料は塗布
機の加熱された金属又はプラスチツクロールと直
接接触する際のような熱及び圧力に対して耐性が
あることが重要である。それ故、125乃至150℃の
温度において耐変形性のある塗料が必要である。 長年金属表面の塗料には、耐候性の良好な熱可
塑性のアクリル樹脂が有効に使用されてきた。し
かしながら、この樹脂は前述の条件下では容易に
軟化するので、反射表面が光学的に傷ついてしま
う。 また、先行技術においては、塗料、シーラン
ト、ラツカー等に有用であるとされているシラン
及び/又はポリイソシアネート化合物のような含
珪素化合物を含む種々の組成物が繰返し使用され
ている。これらの組成物は一以上の以下の性質:
透明性、種々の物質への接着性、耐摩耗性、耐湿
性、耐候性及び熱による変色耐性を含む性質を付
与するとされている。 フレンチ(French)らによる米国特許第
4006271号には、レンズのようなポリカーボネー
ト支持体用の耐摩耗性接着性塗料が開示されてい
る。塗料は加水分解されたC1乃至C2のアルキル
トリー(低級アルコキシ)シランの水混和性有機
溶媒溶液、耐摩耗性の強化に寄与するアミノアル
コキシシラン及び安定化弱酸を含む。 デサンテイス(DeSantis)による特公昭52−
17519号には、ポリエステル樹脂の溶液、ポリイ
ソシアネートと活性水素を含むシランの反応生成
物、混合イソシアヌレートポリイソシアネート
(TDIとMDIから調製)及び触媒の混合物を含む
封止組成物が開示されている。 ヨシダ(Yoshida)らによる米国特許第
4098840号には、無機ガラス、金属及び合成樹脂
の表面用の透明で、防曇性の耐摩耗性塗料を形成
する熱硬化性樹脂組成物が開示されている。この
組成物はアルコキシシランの加水分解物及びたと
えばヒドロキシエチルメタクリレート又はアクリ
レートのようなある種のモノマーのポリマー又は
コポリマーを含む。 カーター(Carter)による米国特許第4369300
号には、放射線硬化性塗料が開示されている。シ
リコーンカルビノール、ポリイソシアネート及び
ヒドロキシル基を有するアクリレートの反応から
形成されるアクリレート化ウレタンシリコーン樹
脂が開示されている。 ハルスカ(Haluska)らによる米国特許第
4472464号には、硬化性塗料に新規シランを使用
することが開示されている。その結果、そのよう
な硬化性塗料は特定の支持体上で硬化した後着色
又は染色を受けやすくなる。 バウグン(Vaughn)による米国特許第
4476281号には、固体支持体に塗布された場合に
耐摩耗性塗膜を形成するシリコーン樹脂塗料が開
示されている。コロイドシリカの水性懸濁液中で
メチルトリメトキシシランを加水分解することに
より調製した塗料が金属及び金属化表面によく接
着し、水分、湿度及び紫外光に対して耐性を有す
ると記載されている。同様な塗料がクラーク
(Clark)による米国特許第3986997号、ユーバー
サツクス(Ubersax)による米国特許第4177315
号、フライエ(Frye)による米国特許第4277287
号、及びヌグイエン(Nguyen)らによる米国特
許第4482656号に開示されている。 デサンテイスによる米国特許第3707521号及び
第3779794号には、イソシアネート反応性表面プ
ライマー組成物及び水分硬化性ポリウレタンシー
ラント組成物を含むポリウレタンシーラント−プ
ライマー系が開示されている。 ヌグイエンによる米国特許第4482656号にはシ
リカ又はアルミナのコロイド粒子に加水分解した
アルコキシシランをグラフトし、それによりもと
もと親水性の鉱物表面を疎水性の表面に変換する
方法が開示されている。グラフトされた粒子は塗
料に使用されると耐摩耗性を付与する。 ボツク(Bock)による米国特許第4288586号に
は、イソシアネート基の三量化を促進する触媒を
用い、イソホロンジイソシアネート(IPDI)の
イソシアネート基の部分三量化によりイソシアネ
ート基を含むポリイソシアネートの調製が開示さ
れている。使用される触媒は、少くとも1個のヒ
ドロキシアルキル基を含む四級ヒドロキシアルキ
ルアンモニウムヒドロキシドである。ブロツクし
ていない、あるいは公知の技術でブロツクしたこ
れらのポリイソシアネートは、ラツカー結合剤の
調製に使用しうる。得られるラツカーは驚くほど
堅固に金属表面に接着し、非常に耐光堅牢性、耐
変色性及び耐摩耗性であるフイルムを形成する。
更に、これらのラツカーは硬度、弾性、耐薬品
性、光沢、耐候性及び顔料親和性の良さが顕著で
あると言われている。 市販のイソシアネート末端基の全て又は一部を
2個のトリアルコキシシラン基を有するシランモ
ノマーを含む第二アミンと反応させた硬化性イソ
シアネートプレポリマーが、バーガー(Berger)
による米国特許第4374237号に開示されている。
そのようなプレポリマーは、強化された湿式接着
性及びポリウレタンの望ましい性質、たとえば引
裂抵抗、伸び率及び弾性回復を併せもつ硬化性シ
ーラント組成物に有用である。 全ての先行技術の研究にもかかわらず、記載さ
れている数種の組成物では、蒸着及びスパツター
した支持体用の望ましい保護塗膜として作用する
のに必要な種々の性質を付与する組成物の提供に
は不足である。それ故、この種の用途に必要な性
質を満足させる組成物を提供することが明らかに
必要である。 それ故、紫外光、湿度、空気、及び熱に対する
耐性が特に優れた保護塗膜を提供することが本発
明の目的である。 本発明の別の目的は、蒸着及びスパツターした
プラスチツク支持体の双方に特によく接着しうる
保護塗膜を提供することである。 本発明の更に別の目的は、金属化表面に保護層
を提供する塗膜を提供することである。 本発明の更に別の目的は、塗布及び乾燥された
保護塗膜が巻き取りの際光学的に傷つかないよう
な保護塗膜を提供することである。 更に別の目的は、透明な表面上に光学的に透明
な塗膜表面を提供するのに特に適した塗膜を提供
することである。 これら及びその他の目的は、明細書の以下の文
を読むことにより当業者に明らかとなろう。 本発明は、一般的には、蒸着及びスパツターし
た、たとえば種々のプラスチツク表面のような支
持体に保護塗膜を提供するのに適した硬化性組成
物が、(1)以下の構造式: (ただし、式中のR4が1乃至12個の炭素原子
を有する置換又は未置換脂肪族又は脂環式基又は
アリール基である)を有するイソシアヌレートポ
リイソシアネートと、(2)構造式: (ただし、式中のRが1乃至6個の炭素原子を
有する低級アルキル;R1が1乃至約4個の炭素
原子を有する低級アルキル;R2及びR3が同種又
は異種の置換又は未置換の2乃至18個の炭素原子
を有するアルキレン又は6乃至18個の炭素原子を
有するアリーレン;及びaが0乃至2の値を有す
る整数である)を有するアミノジシランとの反応
生成物を用いることにより得られるという発見に
基づく。この反応生成物を加水分解したり、他の
任意の成分と配合すると蒸着及びスパツターした
支持体に望ましい保護塗料が形成される。特に、
そのような保護塗膜はそのような支持体に特によ
く接着し、紫外光、湿度、空気及び熱に対する優
れた耐性を付与する。塗布された支持体は、屋外
暴露が延長されても容易に洗浄されうる。望まし
くは、光学的に透明な塗膜が提供される。 本発明の硬化性組成物は、二成分、すなわちイ
ソシアヌレートポリイソシアネートの環状の三量
体及びアミノジシランの反応生成物を含む。一般
的には、立体障害により束縛されないようなイソ
シアヌレートポリイソシアネートであればいずれ
でも適する。 環状三量体は、一般式: で表され、式中のR4は1乃至12個の炭素原子を
有する置換又は未置換脂肪族又は脂環式基又はア
リール基を表わす。 好ましい環状三量体は、イソホロンジイソシア
ネートから調製される。この三量体は、“IPDI
T−1890”〔フルス・ヘミツシエ・ベルケ
(HULS Chemische Werke)〕として市販されて
いる。IPDI T−1890は、R4がイソホロン部分で
ある環状三量体の一般式で表わされる。IPDIモ
ノマーは、分子量が222.3で、20℃における密度
が1.058g/mlである。 別の適する環状三量体は“Desmodur N−
3300”〔ペンシルバニア州ピツツバーグのモバ
イ・ケミカル・コーポレーテツド(Mobay
Chemical Corp.)〕である。一般式においてR4は
ヘキサメチレン部分を表わす。Desmodur N−
3300は、20℃における比重が1.0g/mlで、20℃に
おける蒸気圧が7.5×10-5mmHgである。このもの
は、ジシランとの反応により、IPDI T−1890を
用いた場合より軟かい生成物を生ずる。 最も取引されている原料を用いるので、市販の
環状三量体は一般的には少量の副生成物を含む。
本発明においては、製造業者により供給された
NCO値に基いて製品を反応させる。 適する三量体を形成するのに使用しうるその他
の有機ポリイソシアネートには、メチレンジイソ
シアネート、エチレンジイソシアネート、トリ
ー、テトラー、ペンター、ヘキサー、ヘプター、
オクター、ノナー、及びデカメチレン−w,
w′−ジイソシアネート、2−クロロトリメチレ
ンジイソシアネート、2,3−ジメチルテトラメ
チレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソ
シアネート、m−フエニレンジイソシアネート、
p−フエニレンジイソシアネート、2,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート、ベンジジンジイ
ソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシア
ネート、4,4′,4″−トリフエニルメタントリイ
ソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、
アニリン/ホルムアルデヒド縮合生成物のホスゲ
ン化により製造されるポリフエニルメチレンポリ
イソシアネート、ジアニシジンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ビス(2−イ
ソシアネートエチル)−3フマレート、ビス(2
−イソシアネートエチル)シクロヘキス−4−エ
ン−1,2−ジカルボキシレート、ビス(2−イ
ソシアネートエチル)カルボネート、及びシ−フ
ケン(Siefken)によりAnnalen第565巻(1949
年)第122乃至135頁に開示されているような当業
者に公知のその他の多くの有機ポリイソシアネー
トが含まれる。 脂肪族及び脂環式ポリイソシアネート、最も好
ましくはジイソシアネートから誘導された三量体
を用いることが一般的には好ましい。というの
は、得られる反応生成物が優れた抗黄変性を特徴
とする保護塗膜を提供するからである。抗黄変性
が主な必要条件ではない用途においては、芳香族
ポリイソシアネート(最も好ましくはジイソシア
ネート)から誘導される三量体も使用しうる。 もちろん、使用するポリイソシアネートモノマ
ーが環状三量体しうることが必要である。適する
三量化技術は公知であり、使用されうる。 本発明の硬化性組成物を形成するのに使用され
るもう一方の成分は、構造式: で表わされ、式中のRが1乃至約6個の炭素原子
を有する低級アルキル;R1が1乃至約4個の炭
素原子を有する低級アルキル;R2及びR3が同種
又は異種の置換又は未置換の2乃至18個の炭素原
子を有するアルキレン又は6乃至18個の炭素原子
を有するアリーレン;及びaが0乃至2の値を有
する整数であるアミノジシランを含む。R2及び
R3の代表的な置換基はエステル及びアミド結合
である。 構造式中のaが1である、更に好ましくはaが
0であるアミノジシランを用いることが好まし
い。換言すれば、硬化して所望の保護塗膜を提供
する際、ジアルコキシ及びトリアルコキシアミノ
ジシランの方がモノアルコキシ種の場合より架橋
密度が高くなり、一層望ましい耐摩耗性を付与す
る。 最も好ましい種類の例には以下のアミノジシラ
ン化合物が含まれる。 N,N−ビス〔(3−トリメトキシシリル)プロ
ピル〕アミン; N,N−ビス〔(3−トリエトキシシリル)プロ
ピル〕アミン; N,N−ビス〔(3−トリプロポキシシリル)プ
ロピル〕アミン; N−(3−トリメトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリメトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; N−(3−トリエトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリエトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; N−(3−トリメトキシシリル)プロピル−3−
〔N−(3−トリエトキシシリル)−プロピルアミ
ノ〕プロピオンアミド; 3−トリメトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリメトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート; 3−トリエトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリエトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート; 3−トリメトキシシリルプロピル−3−〔N−(3
−トリエトキシシリル)−プロピルアミノ〕−2−
メチルプロピオネート等。 好ましいアミノジシランは“Y9492〔ユニオ
ン・カーバイド・コーポレーシヨン(Cnion
Carbide Corporation)〕である。これは、窒素
−珪素間の基が短いので好ましい。この種の化合
物を用いて得られる保護塗膜の性能は優れてい
る。 アミノジシラン及び環状三量体は、アミノ基と
イソシアネート基の反応につて知られている条件
を用いて反応させうる。従つて、反応は約1乃至
約150℃の温度、好ましくは室温乃至100℃の温度
において満足に進行する。圧力は所望に応じて変
化させうるが、大気圧条件下で反応を実施するの
が適当である。 系内に水分が入るのを防ぐために、不活性ガス
雰囲気下で反応を実施するのが一般的には望まし
い。いかなる不活性ガスでも使用しうるが、窒素
が代表的である。 反応は自触媒であるけれども、従来の触媒を使
用してもよい。適する触媒の代表例はジブチル錫
ジアセテートである。正確に取扱うために、触媒
は適する溶媒中に溶解させてもよい。適する触
媒/溶媒系の代表例はジブチル錫ジアセテートの
トルエン溶液である。使用する場合、触媒の量は
反応を満足に触媒するのに必要であるように変化
させうる。たとえば、反応体の重量に対して約
0.01乃至約10%、好ましくは約0.01乃至約1%の
濃度で触媒を使用するのが適当である。 ジブチル錫ジアセテートの他にも種々の有用な
触媒が公知であり、使用しうる。代表的な適する
触媒には、オクタン酸第一錫、オレイン酸第一
錫、酢酸第一錫及びラウリン酸第一錫のようなカ
ルボン酸の第一錫塩;ジブチル錫ジラウレート、
ジラウリル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ(2−
エチルヘキサノエート)のようなジアルキル錫ジ
カルボキシレート;ジアルキル錫オキサイド;ト
リアルキル錫オキサイド;第三アミン;及びジ−
n−オクチル錫メルカプチドのような錫メルカプ
チドが含まれる。 一般的には、公知のように適当に混合しつつ反
応を実施するのが望ましいであろう。種々の有効
な攪拌技術も公知であり、使用しうる。 化学量論的な割合の反応体を用いることが好ま
しい。以下で更に詳細に考察するが、遊離した
NCO基が過剰に存在しなければ最大硬度の保護
塗膜が得られるであろう。好ましいアミノジシラ
ンを用いた場合にはその硬度は特に明らかであ
る。従つて好ましいアミノジシランを用いる場合
には、3:1(ジシラン/環状三量体)のモル比
を用いることが好ましい。同様に過剰のアミノジ
シランは好ましくない。それはまず接着性に悪影
響を及ぼし、水に対する感受性を増加させてしま
う。 しかしながら、化学量論的なモル比を使用する
ことが好ましいけれども、いかなる割合も使用で
き、特定用途に望ましい性能特性を有する保護塗
膜が得られる。実際に、用途によつては遊離した
NCO基を多少有する反応生成物となるようなモ
ル比を使用することが好ましいこともある。更
に、保護塗膜がNCO基と反応性の着色性染料の
ような任意の成分を含む場合には、そのような任
意の成分を反応生成物に化学的に混合するのに十
分な遊離NCO基を有する反応生成物を提供する
モル比を用いることが有効であることがある。 更に、水分により一部が硬化する(遊離NCO
基の反応による)反応生成物を提供するには、化
学量論的モル比以外のモル比が有効であることが
ある。そのような反応生成物は、所望に応じて粘
度又は接着性を変えるのに有効であつたりする。 このようにして形成された反応生成物は、種々
の任意成分の有無にかかわらず保護塗膜を提供す
るように使用しうる。更に、反応生成物は適する
溶媒で希釈され、使用される特定塗布及び硬化技
術に望ましい粘度及び固体含量の塗膜を提供する
ことが有効であろう。 保護塗料の粘度及び固体含量は特定用途の必要
に応じて変化させうる。固体含量は、一以上の工
程で適する溶媒を用いて希釈することにより所望
の程度に低下させることができる。代表的には分
との配合の有無にかかわらず反応生成物は貯蔵又
は輸送しうる。しかしながら、使用する条件では
早期硬化となるので加水分解が過剰となることは
ないということは認められよう。 本発明の反応生成物の他に、保護塗料には公知
の、特定用途に使用される種々の任意成分を使用
しうる。代表的には、有用な任意成分には滑剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、流れ調整剤、消泡
剤、架橋性シランモノマー、顔料、着色性染料等
が含まれ、それらは全て使用される任意成分の特
定機能を成就するために有効量使用される。 所望であれば、保護塗料は更に加工することな
く支持体に塗布される。この場合には、水分に暴
露したときに反応生成物中に存在するアルコキシ
基が加水分解し、次いで縮合してシロキサン結合
の網目構造を形成し、硬化が現場で生ずるであろ
う。 更に好ましくは、反応生成物は支持体に塗布さ
れる前に加水分解する。種々の技術が公知であ
り、使用されうる。代表的には、加水分解は水及
び適する触媒の存在下で実施しうる。適する触媒
の例には、酢酸、プロピオン酸、酪酸、くえん
酸、安息香酸、蟻酸、修酸等のような有機酸が含
まれる。触媒濃度は重要ではないが、約1乃至3
%程度の固体濃度が好ましい。 加水分解の程度は水及び触媒の関数である。中
間体に添加された水の量が増加するに従つて加水
分解反応の速度が増加する。触媒の使用によつて
も加水分解反応の速度は増加する。加水分解反応
は使用する触媒の量に依存して、室温において24
時間程度、あるいは高温(115〓,すなわち46℃)
において数時間実施する。加水分解反応の副生成
物であるアルカノールは反応中に除去される。加
水分解は、中程度の温度(たとえば45℃)におい
て開放温置すると数時間以内に生ずるであろう。 反応生成物の加水分解の後、縮合反応がおこる
前に保護塗料を支持体に塗布すべきである。縮合
してしまうと粘度が上昇しすぎてしまう。塗料の
塗布には数種の公知の技術のいずれを使用しても
よい。たとえば、保護塗料は線棒を用いて引いて
もよい。 シロキサン網目構造を形成する硬化は、適する
触媒の使用により強められる。有用な触媒には、
本発明の反応生成物の合成と同時に使用されるも
のが含まれる。たとえば、固体含量に対して約
0.2乃至約1.0重量%の触媒量が適する。満足な触
媒の代表的な例はジブチル錫ジアセテートであ
り、便宜上トルエン、イソプロパノール等のよう
な溶媒中に導入される。 次いで塗布された表面を、当業者に公知の種々
の方法により乾燥する。たとえば、不粘着状態と
するには、強制空気乾燥中125℃において1分
表面を乾燥するのが適当である。赤外ランプもま
た使用しうる。 有用な支持体には、種々の金属又は金属酸化物
を付着させたプラスチツクフイルム又はパネルが
含まれる。たとえば、アルミニウム、金、銀、ス
テンレス鋼、チタン、インジウム−錫酸化物、ニ
ツケル−クロム等をたとえばポリエステルフイル
ムのようなプラスチツク支持体上に蒸着又はスパ
ツターしたものが有効に塗布されうる。フイルム
の厚さは、典型的には約2.54×103cm(1ミル)
乃至約17.8×103cm(7ミル)の範囲で変化しう
る。 得られる保護塗膜は、紫外光、湿度、空気及び
熱に対する耐性が優れている。この塗膜は蒸着及
びスパツターした、プラスチツク支持体等のよう
な支持体の双方に特によく接着する。本発明の反
応生成物の合成に使用される環状三量体が脂肪族
又は脂環式ポリイソシアネートの場合には光学的
に透明な塗膜が得られる。使用するアミノジシラ
ンがトリアルコキシ種であり、反応生成物の調製
に化学量論を用いる場合には最適の耐摩耗性が得
られる。この後者の場合、2つの−Si(OH)3基が
同一の窒素原子に炭化水素部分により結合してい
るので、縮合により得られるシロキサン網目構造
物は高い架橋密度を特徴とする。 本発明の保護塗膜は、太陽濃縮装置に使用され
るプラスチツク製の鏡に塗布する種々の要件に特
によく適する。しかしながら、付与された性質が
望ましい用途であればいかなる用途にも本発明の
保護塗膜の使用しうることは認められよう。たと
えば、本発明の塗料を塗布したプラスチツク鏡が
熱、紫外光、及び摩耗に対する耐性を有する場合
には、螢光ランプの反射板として有用であり、ラ
ンプから放出される有効な光の量が実質的に増加
するであろう。 以下の例は、本明細書中に記載されている発明
を更に説明するつもりであり、本発明の範囲を限
定するつもりはない。 例中に使用されている以下の名称、記号、用語
及び略語は以下の意味を有する。 “Des N 3300”はモバイ製のDesmodur N
−3300を意味する。 “Y9492”はユニオン・カーバイドのアミノビ
スアルコキシシランを意味する。 “MIBK”はメチルイソブチルケトンを表わ
す。 “MEK”はメチルエチルケトンを表わす。 “IPDI”はイソホロンジイソシアネートを表
わす。 特に指示がない限り、以下の例中の全ての部及
び%は重量に基いて示されている。 例 1 この例は、本発明の塗料組成物の製法及び支持
体上のその塗料を説明する。 130gのDes N 3300(0.67当量)及び0.3gのジ
ブチル錫ジアセテートの2%溶液を500mlの三口
フラスコに添加した。窒素雰囲気下で228gのシ
ランY9492(0.67当量)をゆつくり添加した。反
応は発熱反応であり、85℃の温度に達した。2時
間混合を継続した。得られた反応生成物は透明な
淡黄色の液体であつた。 MIBK及び無水エチルアルコールを以下の割合
で添加することにより固体含量が25重量%の生成
物が得られた。 付加物(反応生成物) 25 MIBK 25 無水エチルアルコール 50 次いでこの希釈した生成物を、以下の配合物を
用いることにより加水分解した。 25%が固体の反応生成物 100 水 16 酢 酸 0.6 これを46℃(115〓)において3時間温置した。 以下のように配合することにより保護塗料が得
られた。 加水分解した25%が固体の反応生成物 100 ジブチル錫ジアセテートの2%トルエン溶液
10 不透明に金属化した(アルミニウム)厚さ5.1
×10-3cm(2ミル)のポリエステルフイルムに、
12号の塗布棒を用い触媒入保護塗料組成物を塗布
し、次いで強制空気通風炉中125℃において1分
間乾燥させた。得られた塗膜は厚さ2.5μで、表面
は不粘着性であつた。 接着性を調べるために、塗膜にカミソリでクロ
スハツチングした(約6cm2(1インチ2)当り36
個の正方形)。この範囲にスコツチテープ610をは
りつけ、次いで剥した。塗膜ははがれなかつた。 耐熱変形性を調べるために、塗布したフイルム
の帯片を149℃(300〓)、14Kg(30ポンド)の圧
力において6秒の滞留時間でヒートシール(向い
合わせ)した。界面はシールもされず傷もつかな
かつた。 耐溶剤性を調べるために、塗布した金属化フイ
ルムを室温において1日保持した。一滴のアセト
ンを塗布したフイルムの帯片上に置き、時計皿で
1分間おおつた。軟化もせず、傷もつかなかつ
た。 この塗布した金属化フイルムの帯片を沸騰水中
に2時間入れた。フイルムはアルミニウムを損失
することなく、ぴかぴかして反射性のままであつ
た。 例 2 この例は、本発明の塗料組成物と米国特許第
4476281号の例3で調製された塗料との違いを説
明する。 溶液が透明になるまで混合しながら、以下の溶
液を調製した。 IPDI T−1890(100%固体) 65 MEK 35 500mlの三口フラスコに、前記の溶液180gを、
ジブチル錫ジアセテートの2%溶液(トルエン溶
媒)0.36gと共に添加した。 攪拌しながら、ゆつくり30分以上かけて、
162gのY9492アミノビスシランを導入した。反応
は発熱反応であり、温度は78℃に達した。赤外分
析によれば、遊離NCOは存在しないことが判明
した。 110gの無水エタノールを添加し、最終固体含
量を58%とした。この希釈した反応生成物(以下
“溶液B”として扱う)のブルツクフイールド粘
度は30センチポアズであつた。 次いで塗料前駆物質を以下のように配合した。 溶液B 43.2 MIBK 48.4 無水エタノール 28.4 水 16 酢酸 0.6 固体含量は18.3%であつた。この塗料前駆物質
を室温において一昼夜放置した。ジブチル錫ジア
セテートの2%溶液(イソプロパノール溶媒)5
部を100部の塗料前駆物質に添加し、塗料組成物
を調製した(以下“本発明の塗料組成物”と呼
ぶ)。 比較のために、米国特許第4476281号の例3に
従つて塗料を調製した。この塗料はプラスチツク
表面に使用するためのシロキシベースの物質であ
る。塗料はテトラメチルアンモニウムアセテート
で触媒した(以下触媒を用いた塗料を“参考塗
料”を呼ぶ)。 18号の線巻棒を用い、本発明の塗料組成物と参
考塗料を以下の支持体上に約5g/m2の割合で付
着させた。 1 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに不透明にアルミニウムを付着させた
(蒸着させた)もの(マルチン加工により供
給); 2 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに半透明にステンレス鋼をスパツター
したもの(付着技術により供給); 3 厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステル
フイルムに半透明にチタンをスパツターしたも
の(付着技術により供給)。 次いで各塗布フイルムを強制空気通風中125
℃において1分間硬化させた。 次いで塗布された支持体の各々への塗膜の接着
性を6cm2(1インチ2)当り36個の正方形の割合
で塗膜にクロスハツチングすることにより調べ
た。次いで各クロスハツチングした塗膜にスコツ
チテープ610をはりつけ、その後剥離した。結果
を第表に示す。
【表】
共に良好な接着性を示した、本発明の塗料組成
物及び参考塗料の双方を塗布したアルミニウム蒸
着ポリエステルフイルムについて、43℃(110〓)
及び相対湿度100%に保持された室中に水平につ
るして老化させることにより耐湿性を調べた。1
日後には、参考塗料はアルミニウムが完全に損失
し、透明になつて反射塗膜としての有用性は破壊
された。本発明の塗料組成物は2週間の暴露後も
変化がなく、なおぴかぴかで反射性であつた。 本発明の塗料組成物及び参考塗料を塗布したア
ルミニウム蒸着ポリエステルフイルムのパネルを
Q.U.V.(キユー.パネル.カンパニー(Q−
pannel Co.)製)耐候室中に置き、60℃におけ
る4時間の紫外光暴露と50℃における4時間の凝
縮水暴露を交互に繰返し、耐紫外線性及び耐湿度
性について調べた。100時間後、参考塗料を塗布
したパネルは完全に透明になつた。500時間後、
本発明の塗料を組成物を塗布したパネルは変化せ
ず、なおぴかぴかして反射性であつた。 表面に塗布したパネルの熱及び圧力下における
変形についても調べた。ガラス転移温度の高い
(Acryloid A−21のTgは105℃)熱可塑性アクリ
ル樹脂の溶液を用い更に塗布したパネル(不透明
なアルミニウム蒸着ポリエステル上)を調製した
(この塗布パネルを以下“参考塗料B”と呼ぶ)。
三種の塗布パネル各々の帯片を向いあわせて、標
準センチネル・ヒート・シーラー(Sentinel
Heat Sealer)を用い14Kg(30ポンド)の圧力下
93℃(200〓)、次いで149℃(300〓)において6
秒の滞留時間でシールした。シールされた範囲に
ついて軟化及び/又は二つの表面の融合の証拠を
調べた。結果を第表に示す。
物及び参考塗料の双方を塗布したアルミニウム蒸
着ポリエステルフイルムについて、43℃(110〓)
及び相対湿度100%に保持された室中に水平につ
るして老化させることにより耐湿性を調べた。1
日後には、参考塗料はアルミニウムが完全に損失
し、透明になつて反射塗膜としての有用性は破壊
された。本発明の塗料組成物は2週間の暴露後も
変化がなく、なおぴかぴかで反射性であつた。 本発明の塗料組成物及び参考塗料を塗布したア
ルミニウム蒸着ポリエステルフイルムのパネルを
Q.U.V.(キユー.パネル.カンパニー(Q−
pannel Co.)製)耐候室中に置き、60℃におけ
る4時間の紫外光暴露と50℃における4時間の凝
縮水暴露を交互に繰返し、耐紫外線性及び耐湿度
性について調べた。100時間後、参考塗料を塗布
したパネルは完全に透明になつた。500時間後、
本発明の塗料を組成物を塗布したパネルは変化せ
ず、なおぴかぴかして反射性であつた。 表面に塗布したパネルの熱及び圧力下における
変形についても調べた。ガラス転移温度の高い
(Acryloid A−21のTgは105℃)熱可塑性アクリ
ル樹脂の溶液を用い更に塗布したパネル(不透明
なアルミニウム蒸着ポリエステル上)を調製した
(この塗布パネルを以下“参考塗料B”と呼ぶ)。
三種の塗布パネル各々の帯片を向いあわせて、標
準センチネル・ヒート・シーラー(Sentinel
Heat Sealer)を用い14Kg(30ポンド)の圧力下
93℃(200〓)、次いで149℃(300〓)において6
秒の滞留時間でシールした。シールされた範囲に
ついて軟化及び/又は二つの表面の融合の証拠を
調べた。結果を第表に示す。
【表】
完全に破壊
149℃(300〓)無傷 無傷 −
例 3 この例は、本発明の塗料組成物を熱可塑性アク
リル系樹脂の表面処理塗料として用いた場合の有
用性を説明する。ローチエ(Roche)による米国
特許第4307150号には、アクリレートを含む保護
層を有する太陽反射板が開示されている。この例
はまた、本発明の塗料組成物が反射表面に必要な
平滑仕上を保持しうることを示す。くずを運ぶ風
の条件下では表面の性能が影響を受けることは視
覚的にも認められるであろう。 以下に示すように配合した2種の塗料を調製し
た。塗料1 Elvacite 2014 トルエン 40 酢酸エチル 40塗料2 20例2のように調製した本発明の塗料を、
MEKを100、Tinuvin292を0、5の割合で
用いて個体含量25%に希釈した 22号の線巻棒を用い、23cm(9インチ)×28cm
(11インチ)の不透明にアルミニウムを蒸着した
厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステルフイ
ルムに塗料1を下塗りし、強制通風炉中120℃に
おいて20秒乾燥させた。乾燥した塗膜の厚さは
6μであつた。次いで8号の棒を用い、下塗の下
半分に塗料2を2μの厚さに薄く上塗りした。 室温において2日間硬化させた後、塗布フイル
ムを傾斜角度45°の屋根の上で屋外暴露し、通常
の風が発生する向きである南西に向けた。2ケ月
後フイルムを水でていねいにぬぐい、調べた。塗
布フイルムの上半分(Elvaciteを塗布)はわずか
に摩耗しくもつた。下半分(Elvacite及び表面処
理塗料を塗布)は光沢があり反射性であつた。 前述の耐候性フイルムを8cm(3インチ)×15
cm(6インチ)に切断したもの(上部及び下部の
双方の領域を含むように切断)をQ.U.V.耐候室
内に置いた。4時間の紫外光暴露及び4時間の凝
縮水暴露を交互に繰返し、フイルムを2000時間耐
候性条件下においた。上半分はアルミニウムの損
失が顕著であり、鏡の性能(反射率)は完全に失
われた。下半分(Elvacite及び表面処理塗料)は
なお反射性で光沢があつた。 塗布したフイルムの残りを屋根に戻し、更に8
ケ月屋外暴露した。表面を水で洗浄した後調べた
ところ、上半分(Elvaciteを塗布)はくもつて、
小さな引掻きずを有し非常に摩耗していた。下半
分(Elvacite及び表面処理塗料を塗布)は平滑
で、引掻きずがなく反射性であつた。
149℃(300〓)無傷 無傷 −
例 3 この例は、本発明の塗料組成物を熱可塑性アク
リル系樹脂の表面処理塗料として用いた場合の有
用性を説明する。ローチエ(Roche)による米国
特許第4307150号には、アクリレートを含む保護
層を有する太陽反射板が開示されている。この例
はまた、本発明の塗料組成物が反射表面に必要な
平滑仕上を保持しうることを示す。くずを運ぶ風
の条件下では表面の性能が影響を受けることは視
覚的にも認められるであろう。 以下に示すように配合した2種の塗料を調製し
た。塗料1 Elvacite 2014 トルエン 40 酢酸エチル 40塗料2 20例2のように調製した本発明の塗料を、
MEKを100、Tinuvin292を0、5の割合で
用いて個体含量25%に希釈した 22号の線巻棒を用い、23cm(9インチ)×28cm
(11インチ)の不透明にアルミニウムを蒸着した
厚さ5.1×10-3cm(2ミル)のポリエステルフイ
ルムに塗料1を下塗りし、強制通風炉中120℃に
おいて20秒乾燥させた。乾燥した塗膜の厚さは
6μであつた。次いで8号の棒を用い、下塗の下
半分に塗料2を2μの厚さに薄く上塗りした。 室温において2日間硬化させた後、塗布フイル
ムを傾斜角度45°の屋根の上で屋外暴露し、通常
の風が発生する向きである南西に向けた。2ケ月
後フイルムを水でていねいにぬぐい、調べた。塗
布フイルムの上半分(Elvaciteを塗布)はわずか
に摩耗しくもつた。下半分(Elvacite及び表面処
理塗料を塗布)は光沢があり反射性であつた。 前述の耐候性フイルムを8cm(3インチ)×15
cm(6インチ)に切断したもの(上部及び下部の
双方の領域を含むように切断)をQ.U.V.耐候室
内に置いた。4時間の紫外光暴露及び4時間の凝
縮水暴露を交互に繰返し、フイルムを2000時間耐
候性条件下においた。上半分はアルミニウムの損
失が顕著であり、鏡の性能(反射率)は完全に失
われた。下半分(Elvacite及び表面処理塗料)は
なお反射性で光沢があつた。 塗布したフイルムの残りを屋根に戻し、更に8
ケ月屋外暴露した。表面を水で洗浄した後調べた
ところ、上半分(Elvaciteを塗布)はくもつて、
小さな引掻きずを有し非常に摩耗していた。下半
分(Elvacite及び表面処理塗料を塗布)は平滑
で、引掻きずがなく反射性であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加水分解及び硬化により保護塗膜となる組成
物であつて、 (a) 構造式: (ただし、式中のR4が1乃至12個の炭素原
子を有する置換又は未置換脂肪族又は脂環式基
又はアリール基である) を有するイソシアヌレートポリイソシアネート
と、 (b) 構造式: (ただし、式中のRが1乃至約6個の炭素原
子を有する低級アルキル;R1が1乃至約4個
の炭素原子を有する低級アルキル;R2及びR3
が同種又は異種の置換又は末置換の2乃至18個
の炭、25重量%の固体含量が適する。 幅広い種類の公知の溶媒のうち、いずれも使
用しうる。粘度を効果的に制御するには、無水
エチルアルコール又はメタノールを使用する。
その他の適するアルコールには、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブチルアルコー
ル、t−ブチルアルコール、イソブタノール、
及びそれらの混合物のような低級脂肪族アルコ
ールが含まれる。たとえば、メチルエチルケト
ンのようなケトンは任意に使用しうる。更に、
酢酸エチル、酢酸イソプロピル及び酢酸n−プ
ロピルのような酢酸塩も使用しうる。 希釈前又は希釈後、任意成素原子を有するア
ルキレン又は6乃至18個の炭素原子を有するア
リーレン;及びaが0乃至2の値を有する整数
である) を有するアミノジシランと、 の反応生成物を含む組成物。 2 前記R4がイソホロン部分である特許請求の
範囲第1項記載の組成物。 3 前記R4がヘキサメチレン部分である特許請
求の範囲第1項記載の組成物。 4 前記aが0である特許請求の範囲第1項記載
の組成物。 5 前記Rがメチルである特許請求の範囲第1項
記載の組成物。 6 前記Rがメチルであり、前記R2及びR3がプ
ロピルであり、かつ前記aが0である特許請求の
範囲第1項記載の組成物。 7 前記イソシアヌレートポリイソシアネート及
びアミノジシランを実質的に化学量論的モル比で
反応させる特許請求の範囲第1項記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/828,468 US4640868A (en) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | Clear, weather resistant adherent coating |
| US828468 | 1986-02-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62185764A JPS62185764A (ja) | 1987-08-14 |
| JPH0375582B2 true JPH0375582B2 (ja) | 1991-12-02 |
Family
ID=25251894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62027982A Granted JPS62185764A (ja) | 1986-02-10 | 1987-02-09 | 透明かつ耐候性の接着性塗料組成物 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4640868A (ja) |
| EP (1) | EP0232971A3 (ja) |
| JP (1) | JPS62185764A (ja) |
| AU (1) | AU583700B2 (ja) |
| BR (1) | BR8700576A (ja) |
| CA (1) | CA1279144C (ja) |
| DK (1) | DK64387A (ja) |
| NO (1) | NO870376L (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3811686A1 (de) * | 1987-04-09 | 1988-10-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photographischer traeger |
| GB2320902B (en) * | 1997-01-02 | 2000-11-29 | Colebrand Ltd | Material with thermal properties |
| DE19855999A1 (de) * | 1998-12-04 | 2000-06-15 | Bayer Ag | Alkoxysilanhaltige Lackzubereitung |
| DE19856000A1 (de) | 1998-12-04 | 2000-06-15 | Bayer Ag | Hybridlack-Zubereitung |
| US6090451A (en) * | 1999-03-23 | 2000-07-18 | Cpffilms, Inc. | Window film edge sealing method |
| US6294233B1 (en) | 1999-03-23 | 2001-09-25 | C P Films, Inc. | Edge-sealed window films and methods |
| US6541088B1 (en) * | 2000-03-03 | 2003-04-01 | Eg Technology Partners, L.P. | Alkylenimine/organic barrier coatings having bis-silane additives |
| DE10132938A1 (de) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Degussa | Nichtwässriges, wärmehärtendes Zweikomponenten-Beschichtungsmittel |
| DE10162642A1 (de) * | 2001-12-20 | 2003-07-10 | Henkel Kgaa | Haftvermittler für reaktive Polyurethane |
| US6844376B1 (en) * | 2002-10-23 | 2005-01-18 | Henkel Corporation | Polyurethane compositions containing both radiation and moisture curable groups |
| DE102004050746A1 (de) * | 2004-10-19 | 2006-04-20 | Basf Coatings Ag | Hochkratzfeste und hochelastische Beschichtungsmittel auf Basis von Alkoxysilan-funktionellen Komponenten |
| DE102004050748A1 (de) * | 2004-10-19 | 2006-04-20 | Basf Coatings Aktiengesellschaft | Hochkratzfeste und hochelastische Beschichtungsmittel auf Basis von Alkoxysilanen |
| DE102004050747A1 (de) * | 2004-10-19 | 2006-04-27 | Basf Coatings Ag | Beschichtungsmittel enthaltend Addukte mit Alkoxysilanfunktionalität |
| DE102007020404A1 (de) | 2006-09-18 | 2008-10-30 | Nano-X Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Beschichtungsmaterials |
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Family Cites Families (27)
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