JPH0378428B2 - - Google Patents
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- JPH0378428B2 JPH0378428B2 JP60148988A JP14898885A JPH0378428B2 JP H0378428 B2 JPH0378428 B2 JP H0378428B2 JP 60148988 A JP60148988 A JP 60148988A JP 14898885 A JP14898885 A JP 14898885A JP H0378428 B2 JPH0378428 B2 JP H0378428B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyetherketone
- composition
- weight
- aromatic
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/06—Polysulfones; Polyethersulfones
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S525/00—Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
- Y10S525/906—Polysulfone
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は優れた機械的性質、熱的性質、化学的
性質を有するポリエーテルケトンと芳香族ポリス
ルフオンとからなる樹脂組成物に関する。 <従来の技術> ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフオンよ
りなる組成物は、特開昭58−34512号公報、特開
昭59−202256号公報などにより知られている。例
えば、特開昭59−202256号公報には、ポリエーテ
ルケトン2〜98重量%と、芳香族ポリスルフオン
98〜2重量%とよりなる組成物が記載されてい
る。 <本発明が解決しようとする問題点> しかしながら、該ポリエーテルケトンと該芳香
族ポリスルフオンからなる組成物は、該芳香族ポ
リスルフオンの配合割合が増加するにつれて、該
ポリエーテルケトンの特長である耐薬品性、耐熱
水性などの性質が低下する。 他方、電気、電子、自動車、OA機器等先端産
業を中心として樹脂材料への要求はますます高度
化、多様化しており、前記ポリエーテルケトンと
ポリスルフオン樹脂組成物の特長を維持しかつよ
り一層の耐薬品性、耐熱水性等を示す組成物が望
まれている。 本発明は、耐薬品性、耐熱水性の改善されかつ
安定した射出成形性を有するポリエーテルケトン
と芳香族ポリスルフオンからなる組成物を提供す
ることを目的とするものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは、前記問題点に鑑み、鋭意研究し
た結果、該組成物中でのポリエーテルケトンの重
量%と一定の関係にある限定された範囲の固有粘
度を有する特定の構造を有するポリエーテルケト
ンを特定の構造を有する芳香族ポリスルフオンと
配合することにより、上記問題が解決できること
を見出した。 すなわち本発明は、 なる繰り返し構造単位を有するポリエーテルケト
ン25〜95重量%と、
性質を有するポリエーテルケトンと芳香族ポリス
ルフオンとからなる樹脂組成物に関する。 <従来の技術> ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフオンよ
りなる組成物は、特開昭58−34512号公報、特開
昭59−202256号公報などにより知られている。例
えば、特開昭59−202256号公報には、ポリエーテ
ルケトン2〜98重量%と、芳香族ポリスルフオン
98〜2重量%とよりなる組成物が記載されてい
る。 <本発明が解決しようとする問題点> しかしながら、該ポリエーテルケトンと該芳香
族ポリスルフオンからなる組成物は、該芳香族ポ
リスルフオンの配合割合が増加するにつれて、該
ポリエーテルケトンの特長である耐薬品性、耐熱
水性などの性質が低下する。 他方、電気、電子、自動車、OA機器等先端産
業を中心として樹脂材料への要求はますます高度
化、多様化しており、前記ポリエーテルケトンと
ポリスルフオン樹脂組成物の特長を維持しかつよ
り一層の耐薬品性、耐熱水性等を示す組成物が望
まれている。 本発明は、耐薬品性、耐熱水性の改善されかつ
安定した射出成形性を有するポリエーテルケトン
と芳香族ポリスルフオンからなる組成物を提供す
ることを目的とするものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは、前記問題点に鑑み、鋭意研究し
た結果、該組成物中でのポリエーテルケトンの重
量%と一定の関係にある限定された範囲の固有粘
度を有する特定の構造を有するポリエーテルケト
ンを特定の構造を有する芳香族ポリスルフオンと
配合することにより、上記問題が解決できること
を見出した。 すなわち本発明は、 なる繰り返し構造単位を有するポリエーテルケト
ン25〜95重量%と、
【式】なる繰り返し
構造単位を有する芳香族ポリスルフオン75〜5重
量%とからなり、該ポリエーテルケトンの固有粘
度yが、該ポリエーテルケトンの組成物中での重
量%をxとした時、 0.83≦y≦0.01x+0.65 (1) を満たすことを特徴とする樹脂組成物に関するも
のである。 本発明でいうポリエーテルケトンの固有粘度と
は、溶液100cm2当り、重合体0.1gを含む密度1.84
g/cm2の濃硫酸中の重合体溶液について、下記
t,to,cを25℃で測定し、(2)式に従い算出した
値である。 固有粘度=(t/to−1)/C ……(2) t:濃度Cの溶液の落下秒数 to:溶媒の落下秒数 C:溶液濃度(単位:g/100ml) 測定には、溶媒流出時間が約2分である粘度計
を用いた。この固有粘度は、重合体の分子量と、
一義的に対応する値である。 本発明に使用される特定構造を有するポリエー
テルケトンは、 なる繰り返し構造単位を有するもので、ICI社か
らVICTREXPEEKの商品名の市販されてい
る。 本発明に使用される、ポリエーテルケトンの固
有粘度yは 0.83≦y≦0.01x+0.65 ……(1) (x:ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフオ
ン組成物におけるポリエーテルケトンの重量%)
の範囲にある事が必要であり、好ましくは、 0.85≦y≦0.01x+0.65 ……(3) さらに好ましくは 0.85≦y≦0.01x+0.60 ……(4) である。 ポリエーテルケトンの固有粘度が0.83よりも低
い場合分子量の低さ故に、該組成物は溶融時の流
動性が高すぎるため、例えば最も一般的な成形法
である射出成形において成形が安定せず保持圧が
十分にかからない等の理由で、成形品がひけやす
く製品精度がでないといつた欠点を有する。また
ポリエーテルケトンの固有粘度yが、 y>0.01x+0.65 ……(5) の場合該組成物のポリスルフオンの良溶媒に対す
る耐溶剤性、耐熱水性が低下する。 本発明組成物の成分として使用される特定構造
を有する芳香族ポリスルフオンは、
量%とからなり、該ポリエーテルケトンの固有粘
度yが、該ポリエーテルケトンの組成物中での重
量%をxとした時、 0.83≦y≦0.01x+0.65 (1) を満たすことを特徴とする樹脂組成物に関するも
のである。 本発明でいうポリエーテルケトンの固有粘度と
は、溶液100cm2当り、重合体0.1gを含む密度1.84
g/cm2の濃硫酸中の重合体溶液について、下記
t,to,cを25℃で測定し、(2)式に従い算出した
値である。 固有粘度=(t/to−1)/C ……(2) t:濃度Cの溶液の落下秒数 to:溶媒の落下秒数 C:溶液濃度(単位:g/100ml) 測定には、溶媒流出時間が約2分である粘度計
を用いた。この固有粘度は、重合体の分子量と、
一義的に対応する値である。 本発明に使用される特定構造を有するポリエー
テルケトンは、 なる繰り返し構造単位を有するもので、ICI社か
らVICTREXPEEKの商品名の市販されてい
る。 本発明に使用される、ポリエーテルケトンの固
有粘度yは 0.83≦y≦0.01x+0.65 ……(1) (x:ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフオ
ン組成物におけるポリエーテルケトンの重量%)
の範囲にある事が必要であり、好ましくは、 0.85≦y≦0.01x+0.65 ……(3) さらに好ましくは 0.85≦y≦0.01x+0.60 ……(4) である。 ポリエーテルケトンの固有粘度が0.83よりも低
い場合分子量の低さ故に、該組成物は溶融時の流
動性が高すぎるため、例えば最も一般的な成形法
である射出成形において成形が安定せず保持圧が
十分にかからない等の理由で、成形品がひけやす
く製品精度がでないといつた欠点を有する。また
ポリエーテルケトンの固有粘度yが、 y>0.01x+0.65 ……(5) の場合該組成物のポリスルフオンの良溶媒に対す
る耐溶剤性、耐熱水性が低下する。 本発明組成物の成分として使用される特定構造
を有する芳香族ポリスルフオンは、
【式】なる繰り返し
構造単位を有するもので、ICI社からVICTREX
PESの商品名で市販されている。さらに溶液
100c.c.中に重合体1gを含むジメチルフオルムア
ミド溶液について、25℃で測定された還元粘度が
0.3以上の場合、本組成物の強度・靭性等の物
性・及び耐薬品性・耐熱水性等の向上が認められ
好ましい。還元粘度が0.3未満の場合、たとえば
ポリエーテルケトンの固有粘度yが(1)式を満足す
る範囲にあつても、該組成物の耐熱老化性、耐薬
品性、機械的特性等が低下する。 配合量は、ポリエーテルケトンと芳香族ポリス
フオンの合計量に対して、ポリエーテルケトン25
〜95重量%、芳香族ポリスルフオン75〜5重量部
である。 芳香族ポリスルフオンが5重量%未満で、ポリ
エーテルケトンが95重量%を越える場合には、ポ
リエーテルケトンのガラス転移温度以上におい
て、該組成物の弾性率の低下が大きい。そのため
加熱変形温度、耐クリープ性が、ポリエーテルケ
トン単体と同様に低く、ポリエーテルケトンの欠
点が改良されない。 また、ポリエーテルケトンが25重量%未満で芳
香族ポリスルフオンが75重量%を越える場合は、
ポリエーテルケトンの分子量に関係なく組成物の
耐薬品性、耐熱水性が低下する。 ポリエーテルケトン30〜90重量%、芳香族ポリ
スルフオン70〜10重量%を配合した場合、前記性
質の改良効果がより高く好ましい。 本発明における組成物の配合手段は、特に限定
されない。芳香族ポリスルフオン、ポリエーテル
ケトンを各々別々に溶融混合機に供給することが
可能であり、またあらかじめこれらの原料の乳
鉢、ヘンシエルミキサー、ボールミル、リボンブ
レンダー等を利用して予備混合してから溶融混合
機に供給することもできる。また、ポリエーテル
ケトンのパウダーもしくは、ペレツトと、芳香族
ポリサルフオンのパウダーもしくはペレツトをド
ライブレンドし、直接射出成形をおこなつてもよ
い。 なお、本発明組成物に対して、本発明の目的を
そこなわない範囲で酸化防止剤および熱安定剤、
紫外線吸収剤、離型剤、着色剤、結晶核剤等の通
常の添加剤を1種以上添加することができる。 <作用> 固有粘度yが(1)式を満足する範囲にある特定の
構造を有するポリエーテルケトンと特定の構造を
有する芳香族ポリスルフオンを配合した場合、ポ
リエーテルケトンが連続相で、芳香族ポリスルフ
オンが分散相となるような海島構造を形成する。
このため組成物を芳香族ポリスルフオンに影響を
与えるような良溶媒中に浸漬するか、または180
℃以上の熱水中あるいはスチーム雰囲気中におい
ても、ポリスルフオン相は耐環境性に優れたポリ
エーテルケトンの連続相により隔離され、外部環
境の影響を受けにくい。また少量の良溶媒や熱水
の含浸により芳香族ポリスルフオンが、わずかに
膨潤もしくは構造変化を起こしても、組成物の機
械的特性等種々の物性は、連続相であるポリエー
テルケトンの特性が支配的であるため該組成物の
物性に大きな変化は起こらない。 一方、固有粘度yが(5)式の範囲にあるポリエー
テルケトンと芳香族ポリスルフオンを配合した時
には、ポリエーテルケトンは繊維化し、芳香族ポ
リスルフオンが連続相となる。このためこの組成
物を芳香族ポリスルフオンの溶剤あるいは、180
℃を越える熱水やスチーム中に浸漬すると、連続
相である芳香族ポリスルフオンは、容易に溶剤に
より膨潤し、熱水やスチームによる吸水、軟化を
おこす。その結果組成物の物性が極端に低下して
しまう。 <実施例> 以下、実施例により、本発明を説明する。 実施例1〜7、比較例1〜7 基本構造として、反復単位 を有し、固有粘度が0.8、0.85、0.90、1.10、及び
1.20のポリエーテルケトンと、反復単位 を有するポリエーテルスルフオン(溶液100c.c.中
に重合体1gを含むジメチル・フオルムアミド溶
液について、25℃での還元粘度が0.42及び0.52)
を表1に示す割合で配合し、二軸押出機(池貝鉄
工製PCM−30)により、360℃の温度で溶融混練
した後ストランドを水冷し切断してペレツトを得
た。得られたペレツトを射出成形機(住友ネスタ
ール47/28射出成形機シリンダー温度380℃、射
出圧1500m/cm2、射出速度中速、射出10sec、冷
却20sec金型温度150℃)により、熱変形温度測定
用試験片と引張り試験片を得た。熱変形温度、引
張り強度は、それぞれASTM D−648,D−638
に準拠して測定した。耐ストレスクラツキング性
は、引張り試験片を用いてオートグラフ(島津製
作所 DSS−2000)により一定応力を負荷し、ポ
リエーテルサルフオンの貧溶媒である酢酸エチル
を接触させる事により評価した。 耐溶剤性テストは、引張り試験片を用いて、ポ
リエーテルサルフオンの良溶媒であるN−メチル
2−ピロリドンに24時間浸漬し重量変化を測定
後、オートグラフにより引張り強度を測定した。
耐熱水テストは、引張り試験片をオートクレーブ
中で200℃熱水中に24時間浸漬後オートグラフに
より、引張り強度を測定した。射出成形性は前記
方法でテストピースを射出成形した時の成形の安
定性と成形品外観を観察し判定した。結果を表1
に示す。 本発明の請求範囲に該当する組成物は、ポリエ
ーテルケトンの高温での弾性率の低下すなわち低
い加熱変形温度を改良し、かつ、ポリエーテルケ
トンの特長である耐溶剤性、耐熱水性も十分保持
しかつ安定した射出成形性を有していることが明
らかである。
PESの商品名で市販されている。さらに溶液
100c.c.中に重合体1gを含むジメチルフオルムア
ミド溶液について、25℃で測定された還元粘度が
0.3以上の場合、本組成物の強度・靭性等の物
性・及び耐薬品性・耐熱水性等の向上が認められ
好ましい。還元粘度が0.3未満の場合、たとえば
ポリエーテルケトンの固有粘度yが(1)式を満足す
る範囲にあつても、該組成物の耐熱老化性、耐薬
品性、機械的特性等が低下する。 配合量は、ポリエーテルケトンと芳香族ポリス
フオンの合計量に対して、ポリエーテルケトン25
〜95重量%、芳香族ポリスルフオン75〜5重量部
である。 芳香族ポリスルフオンが5重量%未満で、ポリ
エーテルケトンが95重量%を越える場合には、ポ
リエーテルケトンのガラス転移温度以上におい
て、該組成物の弾性率の低下が大きい。そのため
加熱変形温度、耐クリープ性が、ポリエーテルケ
トン単体と同様に低く、ポリエーテルケトンの欠
点が改良されない。 また、ポリエーテルケトンが25重量%未満で芳
香族ポリスルフオンが75重量%を越える場合は、
ポリエーテルケトンの分子量に関係なく組成物の
耐薬品性、耐熱水性が低下する。 ポリエーテルケトン30〜90重量%、芳香族ポリ
スルフオン70〜10重量%を配合した場合、前記性
質の改良効果がより高く好ましい。 本発明における組成物の配合手段は、特に限定
されない。芳香族ポリスルフオン、ポリエーテル
ケトンを各々別々に溶融混合機に供給することが
可能であり、またあらかじめこれらの原料の乳
鉢、ヘンシエルミキサー、ボールミル、リボンブ
レンダー等を利用して予備混合してから溶融混合
機に供給することもできる。また、ポリエーテル
ケトンのパウダーもしくは、ペレツトと、芳香族
ポリサルフオンのパウダーもしくはペレツトをド
ライブレンドし、直接射出成形をおこなつてもよ
い。 なお、本発明組成物に対して、本発明の目的を
そこなわない範囲で酸化防止剤および熱安定剤、
紫外線吸収剤、離型剤、着色剤、結晶核剤等の通
常の添加剤を1種以上添加することができる。 <作用> 固有粘度yが(1)式を満足する範囲にある特定の
構造を有するポリエーテルケトンと特定の構造を
有する芳香族ポリスルフオンを配合した場合、ポ
リエーテルケトンが連続相で、芳香族ポリスルフ
オンが分散相となるような海島構造を形成する。
このため組成物を芳香族ポリスルフオンに影響を
与えるような良溶媒中に浸漬するか、または180
℃以上の熱水中あるいはスチーム雰囲気中におい
ても、ポリスルフオン相は耐環境性に優れたポリ
エーテルケトンの連続相により隔離され、外部環
境の影響を受けにくい。また少量の良溶媒や熱水
の含浸により芳香族ポリスルフオンが、わずかに
膨潤もしくは構造変化を起こしても、組成物の機
械的特性等種々の物性は、連続相であるポリエー
テルケトンの特性が支配的であるため該組成物の
物性に大きな変化は起こらない。 一方、固有粘度yが(5)式の範囲にあるポリエー
テルケトンと芳香族ポリスルフオンを配合した時
には、ポリエーテルケトンは繊維化し、芳香族ポ
リスルフオンが連続相となる。このためこの組成
物を芳香族ポリスルフオンの溶剤あるいは、180
℃を越える熱水やスチーム中に浸漬すると、連続
相である芳香族ポリスルフオンは、容易に溶剤に
より膨潤し、熱水やスチームによる吸水、軟化を
おこす。その結果組成物の物性が極端に低下して
しまう。 <実施例> 以下、実施例により、本発明を説明する。 実施例1〜7、比較例1〜7 基本構造として、反復単位 を有し、固有粘度が0.8、0.85、0.90、1.10、及び
1.20のポリエーテルケトンと、反復単位 を有するポリエーテルスルフオン(溶液100c.c.中
に重合体1gを含むジメチル・フオルムアミド溶
液について、25℃での還元粘度が0.42及び0.52)
を表1に示す割合で配合し、二軸押出機(池貝鉄
工製PCM−30)により、360℃の温度で溶融混練
した後ストランドを水冷し切断してペレツトを得
た。得られたペレツトを射出成形機(住友ネスタ
ール47/28射出成形機シリンダー温度380℃、射
出圧1500m/cm2、射出速度中速、射出10sec、冷
却20sec金型温度150℃)により、熱変形温度測定
用試験片と引張り試験片を得た。熱変形温度、引
張り強度は、それぞれASTM D−648,D−638
に準拠して測定した。耐ストレスクラツキング性
は、引張り試験片を用いてオートグラフ(島津製
作所 DSS−2000)により一定応力を負荷し、ポ
リエーテルサルフオンの貧溶媒である酢酸エチル
を接触させる事により評価した。 耐溶剤性テストは、引張り試験片を用いて、ポ
リエーテルサルフオンの良溶媒であるN−メチル
2−ピロリドンに24時間浸漬し重量変化を測定
後、オートグラフにより引張り強度を測定した。
耐熱水テストは、引張り試験片をオートクレーブ
中で200℃熱水中に24時間浸漬後オートグラフに
より、引張り強度を測定した。射出成形性は前記
方法でテストピースを射出成形した時の成形の安
定性と成形品外観を観察し判定した。結果を表1
に示す。 本発明の請求範囲に該当する組成物は、ポリエ
ーテルケトンの高温での弾性率の低下すなわち低
い加熱変形温度を改良し、かつ、ポリエーテルケ
トンの特長である耐溶剤性、耐熱水性も十分保持
しかつ安定した射出成形性を有していることが明
らかである。
【表】
【表】
構造分析
実施例5および比較例1で得た引張り試験片の
成形時の流動方向に平行な断面をミクロトームで
切削し、芳香族ポリスルフオンの溶剤であるN−
メチル2−ピロリドンでエツチング処理した後、
走査型電子顕微鏡にて観察したポリエーテルケト
ンの状態を、それぞれ図−1と図−2に示す。 実施例5の成形品中では、エツチングされない
ポリエーテルケトン相が、連続相を形成し、エツ
チングにより溶出したポリエーテルスルフオン相
を島状に分割している。 比較例1の成形品中では、ポリエーテルケトン
が繊維化しており、ポリエーテルスルフオンが、
該繊維をとりかこむ連続相を形成していると推定
できる。 ポリエーテルケトンとポリエーテルスルフオン
の組成比が同一にもかかわらず、実施例5と比較
例1の成形品中のモルフオロジーは大幅に異な
る。したがつて、実施例1〜7と比較例1〜3の
ような耐溶剤性、耐熱水性の差異が、このような
モルフオロジーの相違に起因すると推定される。 <効果> 以上に述べたように、本発明によれば固有粘度
yが、(1)式の範囲を満たす特定の構造を有するポ
リエーテルケトン25〜95重量%と特定の構造を有
する芳香族ポリスルフオン75〜5重量%を配合す
ることにより、ポリエーテルケトンの持つ良好な
耐薬品性、耐熱水性等の特長を失うことなしに、
その次点であるガラス転移温度以上での弾性率の
低下、高荷重下でのクリープ特性の低さを改良
し、かつ良好な射出成形性を有する組成物がえら
れる。
成形時の流動方向に平行な断面をミクロトームで
切削し、芳香族ポリスルフオンの溶剤であるN−
メチル2−ピロリドンでエツチング処理した後、
走査型電子顕微鏡にて観察したポリエーテルケト
ンの状態を、それぞれ図−1と図−2に示す。 実施例5の成形品中では、エツチングされない
ポリエーテルケトン相が、連続相を形成し、エツ
チングにより溶出したポリエーテルスルフオン相
を島状に分割している。 比較例1の成形品中では、ポリエーテルケトン
が繊維化しており、ポリエーテルスルフオンが、
該繊維をとりかこむ連続相を形成していると推定
できる。 ポリエーテルケトンとポリエーテルスルフオン
の組成比が同一にもかかわらず、実施例5と比較
例1の成形品中のモルフオロジーは大幅に異な
る。したがつて、実施例1〜7と比較例1〜3の
ような耐溶剤性、耐熱水性の差異が、このような
モルフオロジーの相違に起因すると推定される。 <効果> 以上に述べたように、本発明によれば固有粘度
yが、(1)式の範囲を満たす特定の構造を有するポ
リエーテルケトン25〜95重量%と特定の構造を有
する芳香族ポリスルフオン75〜5重量%を配合す
ることにより、ポリエーテルケトンの持つ良好な
耐薬品性、耐熱水性等の特長を失うことなしに、
その次点であるガラス転移温度以上での弾性率の
低下、高荷重下でのクリープ特性の低さを改良
し、かつ良好な射出成形性を有する組成物がえら
れる。
第1図は実施例5でえられた引張り試験片断面
の状態を示す図。第2図は比較例1でえられた引
張り試験片断面の状態を示す図。 図中、はPEEK相、はエツチングされた
PES相、はPESがエツチングされた空隙、は
繊維化したPEEK相を示す。
の状態を示す図。第2図は比較例1でえられた引
張り試験片断面の状態を示す図。 図中、はPEEK相、はエツチングされた
PES相、はPESがエツチングされた空隙、は
繊維化したPEEK相を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 なる繰り返し構造単位を有するポリエーテルケト
ン25〜95重量%と
【式】なる繰り返し 構造単位を有する芳香族ポリスルフオン75〜5重
量%とからなり、該ポリエーテルケトンの固有粘
度yが、 式0.83≦y≦0.01x+0.65 (x:ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフオ
ン組成物におけるポリエーテルケトンの重量%) を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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