JPH0379970B2 - - Google Patents
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- JPH0379970B2 JPH0379970B2 JP23254787A JP23254787A JPH0379970B2 JP H0379970 B2 JPH0379970 B2 JP H0379970B2 JP 23254787 A JP23254787 A JP 23254787A JP 23254787 A JP23254787 A JP 23254787A JP H0379970 B2 JPH0379970 B2 JP H0379970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage
- agricultural products
- sterilization
- products according
- intermittent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
開示技術は甘藷等の農産物を年単位の長期に亘
つてカビ等の生じない優良な状態で貯蔵する技術
分野に属する。 <要旨の概要> 而して、この出願の発明は甘藷や栗等の農産物
を収穫後に水等を用いることなく乾式に泥やごみ
等を除去洗浄した後、所定に殺菌しながらキユア
リングを所定期間行つた後に年単位の長期の貯蔵
を行う方法、及び、該方法に直接使用する装置に
関する発明であり、特に、キユアリングとその後
の貯蔵、或は、キユアリングと貯蔵の双方に1回
当たり所定時間のマイクロ波照射を所定間隔で複
数回行つて殺菌を反復するようにし、農産物の間
断殺菌貯蔵方法、及び、該方法に直接使用する装
置であつて、キユアリングハウジング内に加湿を
行う加湿装置、及び、換気を断熱状態で行う換気
扇を設け、甘藷等を所定量収納する貯蔵棚に対し
マイクロ波発振装置が併設されている農産物の間
断殺菌貯蔵装置に係る発明である。 <従来技術> 周知の如く、農産物の様々なものの中には、例
えば、甘藷等は高アルコール醗酵性に富み、しか
も、かなりのカロリーや栄養素や繊維質、又、ビ
タミンAやビタミンC分やカルシウム、リン、鉄
分等を含んでいる等の点から単に主食や副食のみ
ならず、焼酎の原料としても広く大量に用いられ
てきているが、近時焼イモやポテトチツプ等のス
ナツク食品や美容食等の急激な需要増により原料
用から青果用に用途が様変わりし、近時において
は全国的に年間140万トン程も生産されているが、
上述原料用や青果用に年間を通して安定した供給
を図るためには生産から流通市場の間に安定した
貯蔵プロセスが必要であり、それによつて平滑、
安定な供給体制が整えられることになる。 したがつて、特有な需要の大きな甘藷等におい
ては安定した貯蔵が平滑な供給のために不可欠で
あり、様々な貯蔵態様がこれまで研究されてきて
いる。 しかしながら、甘藷はその生物、植物的生態か
らして本来的に低温には弱く、蒸散量が多く、し
かも、発芽し易く、呼吸熱や炭酸ガスの発生量も
多い等の生化学的な反応も活動的であり、これら
の点は貯蔵にとつて好ましくはなく、そのうえ、
水分含有量が多いために表皮層に傷が付き易く、
軟腐し易く、又、黒斑病原菌に侵され易い点も貯
蔵にマイナスの条件となつている。 したがつて、在来の通常の貯蔵等における貯蔵
の限界は3〜5ケ月程度であつて到底年間貯蔵に
耐え得るものではなく、流通市場にとつては安定
した貯蔵による平滑な供給に対する要望が極めて
強かつた。 <発明が解決しようとする問題点> これに対処するに、様々な研究がなされ、例え
ば、この出願の発明の発明者の1人の先願発明の
二元調湿換気方式の冷蔵状態を開発してこれに対
処しており、例えば、栗果実を年間貯蔵すること
が可能にはなつてきたものの、貯蔵中のカビの発
生を抑制することが出来ず、そこで、貯蔵の前処
理としてキユアリングを行うような技術も開発さ
れてきているが、貯蔵はみるべき成果はあるもの
の表皮層にコルク化現象が生じて外観劣化が生じ
易く、市場に於ける商品価値を下落させる等の欠
点があつた。 加えて、貯蔵においては多数のコンテナに甘藷
を所定量づつ収納してコンテナを重層堆積状態で
貯蔵するために温度や湿度の調整制御が難しく、
集中的なコントロールが難しいという難点もあつ
た。 かかる貯蔵中の腐敗や生化学的な変質の原因は
軟腐病であつて、クモノスカビ菌や低温傷害等に
よつて甘藷組織の抵抗力が弱まる結果から発生す
るものと分つてきており、したがつて、これまで
防カビ対策の確立が強く求められているが、決定
的な対処手段はなく、この対策が強く望まれてき
ている。 <発明の目的> この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
甘藷等の農産物の年単位の上記貯蔵の問題点を解
決すべき技術的課題とし、その本来的に優れてい
るカロリーや栄養素等の破壊がなく、しかも、ク
モノスカビ菌等のカビの発生を抑制し、そのう
え、低温傷害等が生ぜず、上記の貯蔵が可能で流
通市場に対する安定した平滑供給を図ることが出
来るようにして農産業における加工技術利用分野
に益する優れた農産物の間断殺菌貯蔵方法、及
び、該方法に直接使用する間断殺菌貯蔵装置を提
供せんとするものである。 <問題点を解決するための手段・作用> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は前述問題点を解決する
ために、甘藷等の農産物の長期貯蔵に際しその栽
培後水洗い等せず乾式にて土砂等を除去し、所定
期間キユアリングするに際し所定の温度、湿度、
炭酸ガス濃度の基においてマイクロ波を所定時間
ごとに反復して照射して殺菌し、次いで、貯蔵す
るようにし、而して、該貯蔵においては上述キユ
アリング同様に所定期間のサイクルで所定時間づ
つマイクロ波を所定温度、湿度、炭酸ガス濃度の
基において照射し、含水比や硬度の著しい変化を
なくしてクモノスカビ菌等のカビ菌の発生を阻止
し、発芽を抑え、破壊を避けて栽培直後の生態を
維持出来るようにし、而して、貯蔵を行うに際し
てはそのキユアリングハウジング内に於いてエン
タルピーの変化をないように断熱状態で換気を行
い、所定の装置により加熱冷却を行つて所定の温
度、湿度、及び、炭酸ガスの状態にし、安定した
品質の基で貯蔵を行えるようにして流通市場への
安定した平滑な供給が行えるようにした技術的手
段を講じたものである。 <発明の背景> 而して、発明者等においてはキユアリング、及
び、貯蔵中における殺菌を行うに際して温風殺
菌、温水殺菌、真空殺菌、キユアリング殺菌等を
長期に亘り反復実験してデータをとつた結果、こ
の出願の発明の中心に達したものであつて、これ
らのことは後述データによつて明らかにされるも
のである。 <実施例> 次に、この出願の発明の実施例を図面を参照し
て説明すれば以下の通りである。 第1図に示す態様において1はこの出願の発明
の要旨の一部を成す農産物の間断殺菌貯蔵装置で
あり、当該実施例は甘藷2のキユアリング貯蔵を
経時的に機能を変えて行う態様であり、そのハウ
ジング3は、例えば、発泡コンクリートの内外面
にウレタンフオームをライニングして系外と遮断
状態に密閉されて断熱効果を高めるようにされて
いると共に、気密状態で防水、防湿状態にもされ
ており、図示しない開閉蓋を介して所定数の貯蔵
棚4,4…に栽培後の甘藷2,2…が乾式に土砂
等を除去洗浄されてストツクされるようにされて
おり、ハウジング3の上部所定部位にはハウジン
グ3の内のエンタルピーの変化がないように断熱
式の換気扇5が設けられて熱の吸排なしに換気の
みを行うようにされている。 そして、所定数の貯蔵棚4,4の側部には所定
のマイクロ波発振装置6,6が併設されると共
に、所定部位には超音波式の加湿器7が配置され
ている。 蓋し、機械的な加湿器ではハウジング3内に於
いて拡散する湿気の水滴が大きくなり過ぎて均一
分散が図れず、甘藷2の蒸散量をコントロール出
来ないからである。 又、ハウジングの所定部位の内壁には周知の自
動切り換え式の加熱冷却装置8が設けられて、そ
のサーモスタツトやリレーによりハウジング3内
を設定温度にすることが出来るようにされてい
る。 上述構成において、栽培された甘藷2,2…を
収穫して水洗い等することなく乾式に土砂やごみ
等を除去して洗浄し、貯蔵棚4,4…に所定重量
づつ収納してハウジング3内の所定部位に積層し
てまず前処理のキユアリングに供する。 そして、図示しない制御装置のセンサー検出を
介してハウジング3内の温度をキユアリングにお
いて約35℃に保つようにし、又、湿度は約95%程
度に保つようにし、炭酸ガス濃度は0.03%以下に
保つように制御装置により換気扇5を作動させ、
加熱冷却装置8を作動させると共に超音波加湿器
7を動作させて約7日間キユアリングを行い、そ
の間、所定期間サイクルで所定時間だけマイクロ
波発振装置6,6を動作させて甘藷2,2…に対
しマイクロ波を照射する。 そして、キユアリング終了後に貯蔵を開始する
が、その場合、ハウジング3内の温度を13℃に保
ち湿度は95%に保つて行う。 そして、所定期間のサイクルでマイクロ波を甘
藷2,2…に対して所定時間づつ照射する。 このようにして、前処理のキユアリングを経た
後、貯蔵を行い、その間、所定温度、湿度、炭酸
ガス濃度においてマイクロ波照射を行うことによ
りクモノスカビ菌等による腐敗、即ち、軟腐等は
生ぜず黒斑病原菌等の発生も抑止され、表皮層に
於けるコルク化による外観劣化等も生ぜず、良好
に貯蔵をなされて年間を通して良好な貯蔵状態が
得られて流通市場へ安定した平滑な供給が行われ
る。 そして、上述実施例に則す各実験データは次の
通りである。 まず、この出願の発明の極めて重要な構成の部
分を示すマイクロ波照射によつては、第2図に示
す様に、横軸に時間(秒)を、縦軸に温度(℃)
をとると、甘藷2の中心温度は当該第2図に示す
様に比例的に上昇する特性が分り、マイクロ波照
射が品温上昇にプラスすることが分る。 単に温風を吹き付けた場合と、−1.3℃の真空化
における殺菌処理と、13℃における真空化の加温
状態での殺菌とキユアリングとの目減り率を示す
と次表の通りであり、キユアリングを行うことが
著しく目減り防止にプラスしていることが分る。
つてカビ等の生じない優良な状態で貯蔵する技術
分野に属する。 <要旨の概要> 而して、この出願の発明は甘藷や栗等の農産物
を収穫後に水等を用いることなく乾式に泥やごみ
等を除去洗浄した後、所定に殺菌しながらキユア
リングを所定期間行つた後に年単位の長期の貯蔵
を行う方法、及び、該方法に直接使用する装置に
関する発明であり、特に、キユアリングとその後
の貯蔵、或は、キユアリングと貯蔵の双方に1回
当たり所定時間のマイクロ波照射を所定間隔で複
数回行つて殺菌を反復するようにし、農産物の間
断殺菌貯蔵方法、及び、該方法に直接使用する装
置であつて、キユアリングハウジング内に加湿を
行う加湿装置、及び、換気を断熱状態で行う換気
扇を設け、甘藷等を所定量収納する貯蔵棚に対し
マイクロ波発振装置が併設されている農産物の間
断殺菌貯蔵装置に係る発明である。 <従来技術> 周知の如く、農産物の様々なものの中には、例
えば、甘藷等は高アルコール醗酵性に富み、しか
も、かなりのカロリーや栄養素や繊維質、又、ビ
タミンAやビタミンC分やカルシウム、リン、鉄
分等を含んでいる等の点から単に主食や副食のみ
ならず、焼酎の原料としても広く大量に用いられ
てきているが、近時焼イモやポテトチツプ等のス
ナツク食品や美容食等の急激な需要増により原料
用から青果用に用途が様変わりし、近時において
は全国的に年間140万トン程も生産されているが、
上述原料用や青果用に年間を通して安定した供給
を図るためには生産から流通市場の間に安定した
貯蔵プロセスが必要であり、それによつて平滑、
安定な供給体制が整えられることになる。 したがつて、特有な需要の大きな甘藷等におい
ては安定した貯蔵が平滑な供給のために不可欠で
あり、様々な貯蔵態様がこれまで研究されてきて
いる。 しかしながら、甘藷はその生物、植物的生態か
らして本来的に低温には弱く、蒸散量が多く、し
かも、発芽し易く、呼吸熱や炭酸ガスの発生量も
多い等の生化学的な反応も活動的であり、これら
の点は貯蔵にとつて好ましくはなく、そのうえ、
水分含有量が多いために表皮層に傷が付き易く、
軟腐し易く、又、黒斑病原菌に侵され易い点も貯
蔵にマイナスの条件となつている。 したがつて、在来の通常の貯蔵等における貯蔵
の限界は3〜5ケ月程度であつて到底年間貯蔵に
耐え得るものではなく、流通市場にとつては安定
した貯蔵による平滑な供給に対する要望が極めて
強かつた。 <発明が解決しようとする問題点> これに対処するに、様々な研究がなされ、例え
ば、この出願の発明の発明者の1人の先願発明の
二元調湿換気方式の冷蔵状態を開発してこれに対
処しており、例えば、栗果実を年間貯蔵すること
が可能にはなつてきたものの、貯蔵中のカビの発
生を抑制することが出来ず、そこで、貯蔵の前処
理としてキユアリングを行うような技術も開発さ
れてきているが、貯蔵はみるべき成果はあるもの
の表皮層にコルク化現象が生じて外観劣化が生じ
易く、市場に於ける商品価値を下落させる等の欠
点があつた。 加えて、貯蔵においては多数のコンテナに甘藷
を所定量づつ収納してコンテナを重層堆積状態で
貯蔵するために温度や湿度の調整制御が難しく、
集中的なコントロールが難しいという難点もあつ
た。 かかる貯蔵中の腐敗や生化学的な変質の原因は
軟腐病であつて、クモノスカビ菌や低温傷害等に
よつて甘藷組織の抵抗力が弱まる結果から発生す
るものと分つてきており、したがつて、これまで
防カビ対策の確立が強く求められているが、決定
的な対処手段はなく、この対策が強く望まれてき
ている。 <発明の目的> この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
甘藷等の農産物の年単位の上記貯蔵の問題点を解
決すべき技術的課題とし、その本来的に優れてい
るカロリーや栄養素等の破壊がなく、しかも、ク
モノスカビ菌等のカビの発生を抑制し、そのう
え、低温傷害等が生ぜず、上記の貯蔵が可能で流
通市場に対する安定した平滑供給を図ることが出
来るようにして農産業における加工技術利用分野
に益する優れた農産物の間断殺菌貯蔵方法、及
び、該方法に直接使用する間断殺菌貯蔵装置を提
供せんとするものである。 <問題点を解決するための手段・作用> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は前述問題点を解決する
ために、甘藷等の農産物の長期貯蔵に際しその栽
培後水洗い等せず乾式にて土砂等を除去し、所定
期間キユアリングするに際し所定の温度、湿度、
炭酸ガス濃度の基においてマイクロ波を所定時間
ごとに反復して照射して殺菌し、次いで、貯蔵す
るようにし、而して、該貯蔵においては上述キユ
アリング同様に所定期間のサイクルで所定時間づ
つマイクロ波を所定温度、湿度、炭酸ガス濃度の
基において照射し、含水比や硬度の著しい変化を
なくしてクモノスカビ菌等のカビ菌の発生を阻止
し、発芽を抑え、破壊を避けて栽培直後の生態を
維持出来るようにし、而して、貯蔵を行うに際し
てはそのキユアリングハウジング内に於いてエン
タルピーの変化をないように断熱状態で換気を行
い、所定の装置により加熱冷却を行つて所定の温
度、湿度、及び、炭酸ガスの状態にし、安定した
品質の基で貯蔵を行えるようにして流通市場への
安定した平滑な供給が行えるようにした技術的手
段を講じたものである。 <発明の背景> 而して、発明者等においてはキユアリング、及
び、貯蔵中における殺菌を行うに際して温風殺
菌、温水殺菌、真空殺菌、キユアリング殺菌等を
長期に亘り反復実験してデータをとつた結果、こ
の出願の発明の中心に達したものであつて、これ
らのことは後述データによつて明らかにされるも
のである。 <実施例> 次に、この出願の発明の実施例を図面を参照し
て説明すれば以下の通りである。 第1図に示す態様において1はこの出願の発明
の要旨の一部を成す農産物の間断殺菌貯蔵装置で
あり、当該実施例は甘藷2のキユアリング貯蔵を
経時的に機能を変えて行う態様であり、そのハウ
ジング3は、例えば、発泡コンクリートの内外面
にウレタンフオームをライニングして系外と遮断
状態に密閉されて断熱効果を高めるようにされて
いると共に、気密状態で防水、防湿状態にもされ
ており、図示しない開閉蓋を介して所定数の貯蔵
棚4,4…に栽培後の甘藷2,2…が乾式に土砂
等を除去洗浄されてストツクされるようにされて
おり、ハウジング3の上部所定部位にはハウジン
グ3の内のエンタルピーの変化がないように断熱
式の換気扇5が設けられて熱の吸排なしに換気の
みを行うようにされている。 そして、所定数の貯蔵棚4,4の側部には所定
のマイクロ波発振装置6,6が併設されると共
に、所定部位には超音波式の加湿器7が配置され
ている。 蓋し、機械的な加湿器ではハウジング3内に於
いて拡散する湿気の水滴が大きくなり過ぎて均一
分散が図れず、甘藷2の蒸散量をコントロール出
来ないからである。 又、ハウジングの所定部位の内壁には周知の自
動切り換え式の加熱冷却装置8が設けられて、そ
のサーモスタツトやリレーによりハウジング3内
を設定温度にすることが出来るようにされてい
る。 上述構成において、栽培された甘藷2,2…を
収穫して水洗い等することなく乾式に土砂やごみ
等を除去して洗浄し、貯蔵棚4,4…に所定重量
づつ収納してハウジング3内の所定部位に積層し
てまず前処理のキユアリングに供する。 そして、図示しない制御装置のセンサー検出を
介してハウジング3内の温度をキユアリングにお
いて約35℃に保つようにし、又、湿度は約95%程
度に保つようにし、炭酸ガス濃度は0.03%以下に
保つように制御装置により換気扇5を作動させ、
加熱冷却装置8を作動させると共に超音波加湿器
7を動作させて約7日間キユアリングを行い、そ
の間、所定期間サイクルで所定時間だけマイクロ
波発振装置6,6を動作させて甘藷2,2…に対
しマイクロ波を照射する。 そして、キユアリング終了後に貯蔵を開始する
が、その場合、ハウジング3内の温度を13℃に保
ち湿度は95%に保つて行う。 そして、所定期間のサイクルでマイクロ波を甘
藷2,2…に対して所定時間づつ照射する。 このようにして、前処理のキユアリングを経た
後、貯蔵を行い、その間、所定温度、湿度、炭酸
ガス濃度においてマイクロ波照射を行うことによ
りクモノスカビ菌等による腐敗、即ち、軟腐等は
生ぜず黒斑病原菌等の発生も抑止され、表皮層に
於けるコルク化による外観劣化等も生ぜず、良好
に貯蔵をなされて年間を通して良好な貯蔵状態が
得られて流通市場へ安定した平滑な供給が行われ
る。 そして、上述実施例に則す各実験データは次の
通りである。 まず、この出願の発明の極めて重要な構成の部
分を示すマイクロ波照射によつては、第2図に示
す様に、横軸に時間(秒)を、縦軸に温度(℃)
をとると、甘藷2の中心温度は当該第2図に示す
様に比例的に上昇する特性が分り、マイクロ波照
射が品温上昇にプラスすることが分る。 単に温風を吹き付けた場合と、−1.3℃の真空化
における殺菌処理と、13℃における真空化の加温
状態での殺菌とキユアリングとの目減り率を示す
と次表の通りであり、キユアリングを行うことが
著しく目減り防止にプラスしていることが分る。
【表】
又、この目減りについては、第3,4,5図に
示す様に、横軸に日数を、又、縦軸に目減り率
(%)をとると、高温ほど目減りが激しく、温水
よりも温風のほうが目減りが少く、マイクロ波照
射時間が比較的に短いほうが目減りが少く、更
に、キユアリングによる殺菌のほうが真空殺菌よ
りも効果的であることが分る。 そして、この出願の発明の間断殺菌貯蔵が極め
て効果的であることは第6,7,8図に示す様
に、横軸に日数を、縦軸にカビ果率(%)をとる
と、温水処理では極めて速く、且つ、カビ果率が
激しいことが分り、温風処理では遅く、且つ、緩
かであることは分り、更に、マイクロ波照射につ
いては1回当たりの照射時間が短いほどカビ果率
の抑制が有効に働くことが分り、しかも、無処理
や真空処理、それも低温真空処理に比しキユアリ
ング処理におけるマイクロ波照射が著しく友好的
であることが分る。 而して、甘藷の好ましくない生理的現象として
の軟腐に係りのある貯蔵中の甘藷の硬度変化につ
いては、第9,10図に示す様に、横軸に日数
を、縦軸に硬度指標をとると、1回当たりのマイ
クロ波の照射時間が短くないほうが変化が少く、
しかも、キユアリングを行つたほうが変化が少い
ことが分り、このことは横軸に日数、縦軸に含水
率(%)をとつた第11,12図に示す含水率の
経時的な変化においても略同様なデータとして得
られていることが分る。 次に、貯蔵中における甘藷の食物としての重要
なカロリー変化に係りのある糖度の変化について
横軸に日数を、縦軸に糖度(%)をとると、キユ
アリング処理を行つたほうが糖度の変化が少く、
又、1回当たりのマイクロ波の照射が短いほうが
変化が少いことが分る。 このことはマイクロ波照射を長時間行うと甘藷
がアルフア化してしまうことによるものであると
判断される。 これらのデータから総合的に判断するに、少く
とも貯蔵中にマイクロ波照射による処理を比較的
に短い時間で間断的に行うことがカビの発生を抑
制し品質を安定させることが分る。 尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に
限るものでないことは勿論であり、例えば、適用
対象の農産物は甘藷ばかりでなく、例えば、栗や
柿、桃、なす、かぼちや等実験的なデータにより
効果的である農産物については全て適用可能であ
る等種々の態様が採用可能である。 又、装置発明においてはタイマー設置等の設計
が可能であること等は勿論のことである。 そして、データからみる限り、マイクロ波によ
る殺菌は少くとも数ケ月、例えば、1〜3ケ月に
少くとも1回行えば充分に効果的であることが分
る。 <発明の効果> 以上、この出願の発明によれば、基本的に貯蔵
中における黒斑病原菌やクモノスカビ菌等の発生
を抑止し、カビ果率を抑え、軟腐現象等が生ぜず
収穫後の農産物の状態を年単位長期に保持した状
態で貯蔵が出来、したがつて、年間を通して流通
市場での供給が平滑的に行われるという優れた効
果が奏される。 又、マイクロ波は近時広範囲に利用されている
電子レンジ等の技術により貯蔵装置やキユアリン
グ装置のハウジング内に容易に設置することが出
来る効果もある。 而して、キユアリング後の貯蔵を行うに際し、
その湿度や温度、並びに、炭酸ガス量等は在来技
術で極めて正確に設定値に自動制御することが出
来る利点もある。 このようにして季節的に収穫が限定されている
農産物に対する年間一定の加工供給等についてそ
の中間にクツシヨン的な作用をなす流通市場への
安定した供給が平滑的に行われ、単に流通経済ば
かりでなく国民健康にプラスすることが著しく大
きいという効果がある。
示す様に、横軸に日数を、又、縦軸に目減り率
(%)をとると、高温ほど目減りが激しく、温水
よりも温風のほうが目減りが少く、マイクロ波照
射時間が比較的に短いほうが目減りが少く、更
に、キユアリングによる殺菌のほうが真空殺菌よ
りも効果的であることが分る。 そして、この出願の発明の間断殺菌貯蔵が極め
て効果的であることは第6,7,8図に示す様
に、横軸に日数を、縦軸にカビ果率(%)をとる
と、温水処理では極めて速く、且つ、カビ果率が
激しいことが分り、温風処理では遅く、且つ、緩
かであることは分り、更に、マイクロ波照射につ
いては1回当たりの照射時間が短いほどカビ果率
の抑制が有効に働くことが分り、しかも、無処理
や真空処理、それも低温真空処理に比しキユアリ
ング処理におけるマイクロ波照射が著しく友好的
であることが分る。 而して、甘藷の好ましくない生理的現象として
の軟腐に係りのある貯蔵中の甘藷の硬度変化につ
いては、第9,10図に示す様に、横軸に日数
を、縦軸に硬度指標をとると、1回当たりのマイ
クロ波の照射時間が短くないほうが変化が少く、
しかも、キユアリングを行つたほうが変化が少い
ことが分り、このことは横軸に日数、縦軸に含水
率(%)をとつた第11,12図に示す含水率の
経時的な変化においても略同様なデータとして得
られていることが分る。 次に、貯蔵中における甘藷の食物としての重要
なカロリー変化に係りのある糖度の変化について
横軸に日数を、縦軸に糖度(%)をとると、キユ
アリング処理を行つたほうが糖度の変化が少く、
又、1回当たりのマイクロ波の照射が短いほうが
変化が少いことが分る。 このことはマイクロ波照射を長時間行うと甘藷
がアルフア化してしまうことによるものであると
判断される。 これらのデータから総合的に判断するに、少く
とも貯蔵中にマイクロ波照射による処理を比較的
に短い時間で間断的に行うことがカビの発生を抑
制し品質を安定させることが分る。 尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に
限るものでないことは勿論であり、例えば、適用
対象の農産物は甘藷ばかりでなく、例えば、栗や
柿、桃、なす、かぼちや等実験的なデータにより
効果的である農産物については全て適用可能であ
る等種々の態様が採用可能である。 又、装置発明においてはタイマー設置等の設計
が可能であること等は勿論のことである。 そして、データからみる限り、マイクロ波によ
る殺菌は少くとも数ケ月、例えば、1〜3ケ月に
少くとも1回行えば充分に効果的であることが分
る。 <発明の効果> 以上、この出願の発明によれば、基本的に貯蔵
中における黒斑病原菌やクモノスカビ菌等の発生
を抑止し、カビ果率を抑え、軟腐現象等が生ぜず
収穫後の農産物の状態を年単位長期に保持した状
態で貯蔵が出来、したがつて、年間を通して流通
市場での供給が平滑的に行われるという優れた効
果が奏される。 又、マイクロ波は近時広範囲に利用されている
電子レンジ等の技術により貯蔵装置やキユアリン
グ装置のハウジング内に容易に設置することが出
来る効果もある。 而して、キユアリング後の貯蔵を行うに際し、
その湿度や温度、並びに、炭酸ガス量等は在来技
術で極めて正確に設定値に自動制御することが出
来る利点もある。 このようにして季節的に収穫が限定されている
農産物に対する年間一定の加工供給等についてそ
の中間にクツシヨン的な作用をなす流通市場への
安定した供給が平滑的に行われ、単に流通経済ば
かりでなく国民健康にプラスすることが著しく大
きいという効果がある。
図面はこの出願の発明の実施例の態様であり、
第1図はキユアリング貯蔵装置の部分切截斜視
図、第2図はマイクロ波による時間と品温の特性
グラフ図、第3図は甘藷の目減りにおける日数と
目減り率の処理モードによる特性グラフ図、第4
図は同マイクロ波の照射時間の甘藷の目減りの特
性グラフ図、第5図は前処理モードによる日数と
目減り率の特性グラフ図、第6図は処理モードに
おける甘藷のカビ果率の日数とカビ果率の特性グ
ラフ図、第7図は同マイクロ波照射時間によるカ
ビ果率の特性グラフ図、第8図は処理モードによ
るカビ果率の日数とカビ果率の特性グラフ図、第
9図は貯蔵中の甘藷の硬度変化の日数と硬度指標
の特性グラフ図、第10図は同処理モードによる
日数と硬度指標との特性グラフ図、第11図はマ
イクロ波照射時間による貯蔵中の甘藷の含水率の
日数に対する変化特性グラフ図、第12図は処理
モードによる含水率の日数に対する変化特性グラ
フ図、第13図は貯蔵中における糖度の変化の日
数に対する特性グラフ図、第14図は同マイクロ
波の照射時間による日数と糖度の関係グラフ図で
ある。 1……貯蔵装置、2……甘藷、4……貯蔵棚、
5……換気扇、6……マイクロ波発振器、7……
加湿器。
第1図はキユアリング貯蔵装置の部分切截斜視
図、第2図はマイクロ波による時間と品温の特性
グラフ図、第3図は甘藷の目減りにおける日数と
目減り率の処理モードによる特性グラフ図、第4
図は同マイクロ波の照射時間の甘藷の目減りの特
性グラフ図、第5図は前処理モードによる日数と
目減り率の特性グラフ図、第6図は処理モードに
おける甘藷のカビ果率の日数とカビ果率の特性グ
ラフ図、第7図は同マイクロ波照射時間によるカ
ビ果率の特性グラフ図、第8図は処理モードによ
るカビ果率の日数とカビ果率の特性グラフ図、第
9図は貯蔵中の甘藷の硬度変化の日数と硬度指標
の特性グラフ図、第10図は同処理モードによる
日数と硬度指標との特性グラフ図、第11図はマ
イクロ波照射時間による貯蔵中の甘藷の含水率の
日数に対する変化特性グラフ図、第12図は処理
モードによる含水率の日数に対する変化特性グラ
フ図、第13図は貯蔵中における糖度の変化の日
数に対する特性グラフ図、第14図は同マイクロ
波の照射時間による日数と糖度の関係グラフ図で
ある。 1……貯蔵装置、2……甘藷、4……貯蔵棚、
5……換気扇、6……マイクロ波発振器、7……
加湿器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 収穫後の農産物の乾式洗浄後の殺菌裡のキユ
アリングを経て長期貯蔵を行う方法において、上
記キユアリングと貯蔵との少くとも後者に複数回
の所定時間のマイクロ波による殺菌を反復して行
うようにしたことを特徴とする農産物の間断殺菌
貯蔵方法。 2 上記マイクロ波による殺菌を少くとも1〜3
ケ月に1回行うようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の農産物の間断殺菌貯蔵方
法。 3 上記マイクロ波による殺菌を一定温度:湿
度:炭酸ガス濃度の雰囲気の基で行うようにした
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の農
産物の間断殺菌貯蔵方法。 4 上記マイクロ波による殺菌を換気しながら行
うようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の農産物の間断殺菌貯蔵方法。 5 上記温度が13℃、湿度95%、炭酸ガス濃度
0.03%以下の条件下で行うようにしたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の農産物の間断
殺菌貯蔵方法。 6 上記換気を断熱状態で行うようにしたことを
特徴とする特許請求の範囲第4項記載の農産物の
間断殺菌貯蔵方法。 7 上記農産物が甘藷であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の農産物の間断殺菌貯蔵
方法。 8 収穫後に乾式洗浄した農産物の間断殺菌を系
外と遮断状態で行う装置において、換気扇を有す
るキユアリングハウジング内の所定部位に加熱冷
却装置と加湿器が設置されると共に貯蔵棚に対し
マイクロ波発振装置が設置されていることを特徴
とする農産物の間断殺菌貯蔵装置。 9 上記加湿器が超音波加湿器にされていること
を特徴とする特許請求の範囲第8項記載の農産物
の間断殺菌貯蔵装置。 10 上記換気扇が断熱換気装置にされているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の農産
物の間断殺菌貯蔵装置。 11 上記キユアリングハウジングが断熱ハウジ
ングにされていることを特徴とする特許請求の範
囲第8項記載の農産物の間断殺菌貯蔵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23254787A JPS6474947A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Intermittent sterilization storage of agricultural product and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23254787A JPS6474947A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Intermittent sterilization storage of agricultural product and apparatus therefor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6474947A JPS6474947A (en) | 1989-03-20 |
| JPH0379970B2 true JPH0379970B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=16941032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23254787A Granted JPS6474947A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Intermittent sterilization storage of agricultural product and apparatus therefor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6474947A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4684219B2 (ja) * | 2006-12-29 | 2011-05-18 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 生芋の殺菌治療装置 |
| JP2008161153A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 生芋の長期保存方法 |
| JP7750182B2 (ja) * | 2022-07-11 | 2025-10-07 | 株式会社デンソー | 鮮度維持システム |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP23254787A patent/JPS6474947A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6474947A (en) | 1989-03-20 |
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