JPH038773B2 - - Google Patents

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JPH038773B2
JPH038773B2 JP56035824A JP3582481A JPH038773B2 JP H038773 B2 JPH038773 B2 JP H038773B2 JP 56035824 A JP56035824 A JP 56035824A JP 3582481 A JP3582481 A JP 3582481A JP H038773 B2 JPH038773 B2 JP H038773B2
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JP
Japan
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care device
nursing care
main body
rail
battery
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JP56035824A
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Inventor
Akyoshi Kawada
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH038773B2 publication Critical patent/JPH038773B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、身体障害者、寝たきり老人等を介護
する際に使用する介護装置に関したものである。
身体障害者、寝たきり老人等(以下被介護者と
いう)を介護するうえでその内容を見ると、入
浴、排泄、着脱衣、食事、移動といつたことがあ
り、その殆んどが搬送(移動)を併うものであ
る。このような被介護者の搬送は、介護する側
(以下介護者という)にとつては、心身ともに非
常に大きな負担となつている。そのために今日、
人手以外に機械的な動力による介護装置が併用さ
れて介護者の負担を軽減することが行なわれ始め
ている。
被介護者であつても、完全に手足の不自由な人
ばかりではなくて、ある程度の手の機能を有する
人もかなりいる。このような人であれば、それな
りの介護装置があれば、自分自身によつて介護装
置を自身にセツトできるばかりでなく、運転操作
して自身を例えばベツドから車椅子への如く移動
させることができるものである。
また、被介護者の日常生活の主要な場所は寝室
であるが、当然日常生活においては、入浴、排泄
行為も共なうものである。
上記のことから、例えば寝室内のベツドと浴室
内の浴槽との間において室内の天井部に位して走
行レールを設け、これに被介護者を吊り上げるこ
とのできる介護装置本体を自走し得るように設け
て介護装置を構成すれば被介護者の搬送が容易に
行なえるように成るものである。
そして、介護装置本体が設けられる走行レール
は、例えば寝室と浴室との間に直線的に設置でき
ることが望ましいものであるが、既設の病院その
他施設又は一般家庭においては、建屋内の間取り
等の関係から直線的に走行レールを配設すること
は困難なものであり、結局この走行レールは曲路
を具備した状態となる場合が多いものである。
ところで、介護装置本体が電気的な装置を具備
する場合には電源が必要となる。この電源に電力
会社から各家庭等に配電されて広く使用されてい
る所謂売電を使用するのであれば、所定の位置か
らケーブル等を介して介護装置本体に導き給電し
なければならないものである。
ところが、介護装置本体は、その使用目的から
して、天井等の高所に配設された走行レール上を
移動し得るように設けられるために、ケーブル給
電の場合であれば、使用されるケーブルは、介護
装置本体の移動に従つて移動して延びることがで
きるように構成して設けなければならないもので
ある。
しかしてこのような所謂ケーブル給電における
ケーブルは、ケーブルレールに移動自在な複数個
のキヤリヤを介して支持されて設けられているも
のであるから、ケーブルレールが曲路を具備して
いる場合にこのレールの曲路部をケーブルが通過
する状態を見ると、レールの曲路の弧に対して各
キヤリヤ間のケーブルが弦の状態となるので、各
キヤリヤ間の間隔寸法が曲路寸法に対して大きい
と、この曲路部をケーブルは通過できないことに
なり、結局特に既設の建屋内に自由に設置するこ
とは困難となり、介護装置本体の移動範囲が制限
されることになる。
またケーブル給電にあつては、各キヤリヤ間の
ケーブルは垂下しているので、室内における人達
のじやまになるばかりでなく美感上も好ましいも
のではない。しかも非使用時にあつては、ケーブ
ルは一箇所に集合されるものであるが、それの収
納スペースが必要である。
よつて上記のことから、本発明が対象としてい
る建屋内の室内に設けられて使用される介護装置
にあつては、ケーブルレールにキヤリヤを介して
支持されたケーブルによる所謂ケーブル給電によ
つて介護装置本体に給電を行なうことにはおのず
と限界がある。
上記のようなことから、介護装置本体がケーブ
ルを牽引する所謂ケーブル給電に代えて、天井部
の走行レールに沿つて給電レールを設けておき、
この給電レールに当接係合して移動する集電ポー
ルを介護装置本体に設けて、介護装置本体に給電
する構成が考えられる。この構成だと、例え走行
レールが曲路を具備していても、これに沿つて給
電レールを設けることができ、しかもこの給電レ
ールは固定であり、対する集電ポールはこの給電
レールに当接係合して移動するものであるから例
え曲路があつても問題なく通過できる利点は有
る。ところが、この種給電レール,集電ポールに
よる給電方法にあつては、給電レールに裸導体で
あり、これが天井部に位していることは安全性の
点から好ましいものではなく、特に浴室の如き多
湿の雰囲気中にあつては結露してレールが濡れる
ことがあり、危険であるという問題がある。
従つて上記のような理由から介護装置本体の電
源に所謂売電を用い、これをケーブル又は給電レ
ール,集電ポールによつて給電することは、本発
明が人の介護を目的とする介護装置という特殊な
装置を対象としており、しかもこの介護装置は、
病院、施設又は一般家庭という場所にて使用され
ることなどから判断して好ましいものではない。
また、本発明が対象にしている介護装置にあつ
ては、一人の被介護者が専用に使用するのであれ
ば、一日のうちの使用時間はわずかなものであ
り、しかも使用にあつては、長時間の連続運転と
いうこともほとんど無いものである。使用例とし
ては、ベツドから車椅子,フロ,トイレ等への移
動時と上昇下降時といつた単時間の使用であり、
実際に使用しているよりも休止している時間の方
がずいぶん多いものであつて消費電力は極めて少
ないものである。
本発明は、以上の点に鑑みて成されたものであ
り、介護装置本体にバツテリを設け、このバツテ
リを介護装置の電源と成して、ケーブル等の特別
な給電装置を具備せず、設置が簡単で、走行レー
ルを設置するのみで任意の場所に移動できる動作
範囲の広い介護装置を得ることを目的としたもの
である。
次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
まず第1図に示すものは、本発明から成る介護
装置を室内に設けた場合の全体概略図である。
ドア13から出入りできる寝室10内には、ベ
ツト11が設置されている。またドア14の向う
側は図示しない浴室であつて浴槽が設置されてい
る。寝室10と浴室との間で且つ天井101部に
位して、一部に曲路を具備する走行レール2が設
けられている。この走行レール2上には、被介護
者7の吊り上げ及び搬送を行ない得る介護装置本
体3が設けられている。寝室10及び浴室4を形
成する間仕切り壁101及び102には、走行レ
ール3が貫通設置でき、且つ、介護装置本体3が
通過し得るように切欠15及び16が設けられて
いる。更にこの切欠15及び16の部分には、こ
れら切欠15及び16を覆うように垂膜17及び
18が各々設けられている。これら垂膜17及び
18は、ビニール等の耐湿性及び可撓性を具備す
る部材から成り、且つ介護装置本体3が容易に通
過し得るようにスリツト等を設けて形成するもの
である。これら垂膜17及び18を設けることに
よつて間仕切り効果が得られ、例えば浴室内の湿
気が寝室10内に侵入することはない。これら垂
膜17及び18は、湿気の多い室内側に位して設
けるのが、垂膜に結露した場合の水滴の処理の点
で望ましい。例えば、垂膜18は浴室内側に位し
て設ける。12は車椅子である。
次に前述の第1図を参照しながら第2図に基づ
いて走行レール2を、又第2図〜第4図に基づい
て介護装置本体3の構成を詳略に説明する。
走行レール2は、2本のパイプレール21及び
22から成り、且つパイプレール21及び22
は、上下(垂直)方向に離間されると共に所要の
複数箇所にて結合金具23によつて一体に結合さ
れている。そしてこの走行レール2は、複数位置
に有る結合金具23のいずれかを選択すると共に
支持金具24を介して天井101に取付けられて
いる。この支持金具24は、天井101を構成す
る天井板27及び梁25等の堅牢物に取付ボルト
25によつて一体的に結合されて、走行レール2
を天井101に配設せしめている。
上記のように走行レール2をパイプ部材にて形
成したのは、曲路の形成が極めて容易であるこ
と、また走行レールを長くしたい場合には連結軸
を両方のパイプに嵌着するのみで接続でき、接続
部の構成が極めて簡単であること等の利点をパイ
プ部材が具備していることに基づくものであり、
例えば寝室10と浴室との間に走行レール2を設
ける場合に、個々の異なる間取りの建屋内に容易
に設置できるものである。
次に介護装置本体3の構成を説明する。
介護装置本体3は、前記走行レール2に係合し
て介護装置本体3を移動せしめる走行車4と、こ
の走行車4の下部位に位して設けられていて被介
護者7を吊り上げる巻上機4と、この巻上機4に
ロープ63を介して設けられているロードブロツ
ク6とを主要な構成品として構成されていて、所
謂ホイストに類似した構成である。
まず走行車4の部分を説明する。
41は走行車板であり、第2図においてこの走
行車板41の低面向う側には、前記走行レール2
の上部側に位するパイプレール21に係合する走
行車輪42及び43と、下部側に位するパイプレ
ール22に係合するガイド車輪45が設けられて
いる。
この走行車輪42及び43は、パイプレール2
1の上部側に係合して設けられており、介護装置
本体3を走行レール2上に載置せしめている。こ
の走行車輪42及び43の少なくとも一方の車輪
は、走行車板41の第2図中紙面手前側に設けた
電磁クラツチ45を介する走行電動機46によつ
て駆動されるものであり、これによつて介護装置
本体3を走行レール2に沿つて移動せしめるもの
である。
なお、この走行電動機46は後述するバツテリ
591の直流を電源として駆動されるものであ
り、直流電動機にて構成する。
またガイド車輪44は、パイプレール22の水
平方向の左右両側に各々設けられて、この一対の
ガイド車輪44によつてパイプレール22を両側
から帙持するように配設されており、このガイド
車輪44は、介護装置本体3の傾斜を防止するた
めのものである。
これら走行車輪42及び43と、一対のガイド
車輪44との相互の配置関係は、介護装置本体3
が、走行レール2における曲路をスムーズに通過
し得るようにガイド車輪44は、走行車輪42の
直下に位して設けられている。もちろんこのガイ
ド車輪44は、他方の走行車輪43の直下に設け
ても良く、又両方の走行車輪42及び43の直下
に設けても良いものである。
次に被介護者7を吊り上げる巻上機5について
説明する。本発明においては、一実施例として巻
上機5に、任意の荷重をバランスさせることので
きる荷重平衡ホイストを使用した。この種荷重平
衡ホイストは、巻上電動機と、ロープを巻く巻き
ドラムとの間にパウダークラツチの如き電磁クラ
ツチを介在させて、荷重に応じてこの電磁クラツ
チを制御することによつて荷重を吊り上げた状態
にて静止させることができる特徴を具備するもの
である。
本発明における巻上機5を第2図及び第3図に
基づいて説明する。第3図において、501及び
502は、左右に分割され且つ対向配置して成る
左右のフレームである。左側フレーム501の外
部側(図中左側)には、後述するバツテリ591
の直流を電源として駆動される直流機から成る巻
上電動機51が設けられ、一方内部側(図中右
側)にはパウダークラツチ53が設けられてい
る。そしてパウダークラツチ53の入力軸531
には、大径の歯車521が設けられ、この歯車5
21に噛合するように巻上電動機51の出力軸に
は小径の歯車511が設けられて、巻上電動機5
1とパウダークラツチ53との間に所要の減速比
から成る第1減速部52を形成している。右側フ
レーム502の図中右側には中間フレーム503
が設けられ、この中間フレーム503は、ボルト
504を介して右側フレーム502と一体に結合
されている。またこの中間フレーム503には、
パウダークラツチ53の出力軸532が挿通され
ると共にボルト533によつて中間フレーム50
3とパウダークラツチ53とを一体的に結合して
いる。パウダークラツチ53の出力軸532上に
は、例ばスプライン結合によつて駆動歯車561
が設けられ、更にこの駆動歯車561に噛合する
アイドル歯車562が、中間フレーム503と右
側フレーム502との間に回転自在に支持されて
設けられている。57は、ロープ63を巻き取る
巻きドラムであり、該巻きドラム57は、左右の
フレーム501と502との間に回転自在に設け
られたドラム軸571に固定されて設けられてい
る。この巻きドラム57の軸方向の中間部には、
前記アイドル歯車562に噛合う歯車572が設
けてあり、この歯車572及び前記アイドル歯車
562、駆動歯車561とによつて所要の減速比
から成る第2減速部56を形成している。
またこの巻きドラム57は、中間部の歯車57
2の軸方向両側にロープ溝573及び574を
各々具備しており、巻きドラム57は軸方向の両
側においてロープ63を巻き取るものであり、い
わゆるロープ4本掛けの巻上機5を構成するもの
である。このために中間フレーム503の支持部
505と、右側フレーム502の支持部506…
(第3図中に仮想線で示す部分)…との間に位し
てロープ63が掛け回されている回転自在なイコ
ライザシーブ58が設けられている。
前記右側フレーム502の右側には、電磁ブレ
ーキ54が設けられ、該電磁ブレーキ54のブレ
ーキ軸541は右側フレーム502を挿通すると
共に前記パウダークラツチ53の出力軸532の
端部に例えばスプライン結合によつて連結されて
いる。ブレーキ軸541の図中右端部には、外周
部に多数の半径方向のスリツトを具備する円板5
51が設けられ、この円板551の外周部のスリ
ツト部を跨ぐように回転検出器552が右側フレ
ーム502に設けられており、この回転検出器5
52と円板551とによつて所要の回転検出装置
55を構成するものである。
59は制御箱であり、該制御箱59内には、図
示しない制御装置と、バツテリー591とが内蔵
されている。この制御箱59は、前記右側フレー
ム502に止ネジ592を介して取付けられて、
前記電磁ブレーキ54及び回転検出装置55を覆
うように成されている。
前記バツテリ591は、介護装置の電源となる
ものであり、前記直流電動機から成る走行電動機
45、巻上電動機51及び他の電気機器に各々給
電されるものである。
このバツテリ591に、例えば広く自動車用の
電源として使用されている35Ah/20HRを使用
し、且つ本発明から成る介護装置本体3に出力
30Wの走行電動機45を、出力70Wの巻上電動機
51を使用した場合において、被介護者7を吊つ
た状態にて連続運転し得る時間は、2時間〜2時
間半程度である。
被介護者7の搬送にあつては、連続運転にて使
用するということはなく、ベツトから、車椅子,
浴室という短い距離の場所への搬送であり、その
搬送に要する時間もわずかなものであるから、バ
ツテリ給電であつても十分使用でき、また無くな
れば充電して使用できるものである。
507は、カバーであり、左右のフレーム50
1及び502との間に渡つて設けられて、パウダ
ークラツチ53、巻きドラム57及びイコライザ
シーブ58等を覆うものである。このカバー50
7の巻上機5の下部側に位する部分は、ロープ6
3が挿通する切欠を具備しており、又所要箇所に
て分割し得る構成である。
上記構成から成る巻上機5は、左右のフレーム
501及び502の部分に一体に設けられている
取付部508及び509を介して、前記走行車4
の走行車板41に一体的に結合されている。
次にロードブロツク6及び吊り金具68の部分
を第2図及び第4図に基づいて説明する。
ロードブロツク6は、垂下軸60を具備する図
示しないシーブ軸上に回転自在に設けた2個のシ
ーブ611及び612と、これらシーブ611及
び612を覆うと共に図示しないシーブ軸に固定
されたシーブケース621及び622とから成つ
ている。
このロードブロツク6のシーブ611及び61
2には、両端が前記巻きドラム57に固定された
ロープ63が、前記イコライザシーブ58を介し
て掛け廻されている。
64は、電源線及び信号線を具備して成るカー
ルコードであり、このカールコード64は、巻上
機5とロードブロツク6との間に位して設けられ
ており、且つロードブロツク6の上下動に追従し
て伸縮し得るように螺線状に形成されている。こ
のカールコード64は巻上機5の部分において
は、カバー507に固定されると共に制御箱59
内に導入されて、バツテリ591及び図示しない
制御装置に電気的に接続されている。
またロードブロツク6の部分においては、止具
641を介してシーブケース621に固定され、
且つこのシーブケース621の外側面に設けた中
継端子台65に電気的に接続されている。
この中継端子台65には、カールコード64内
の電源線と接続された接続端子66と、信号線が
接続され且つ、操作スイツチ68のコード681
の先端部に位するコネクタ682が接続される図
示しない接続端子とを具備している。
前記中継端子台65上の接続端子66は、カー
ルコード64内の電源線を介して前記制御箱59
内のバツテリ591と接続しており、この接続端
子66は、バツテリ591を充電する際に使用す
る充電器を接続するための端子である。
前記ロードブロツク6の垂下軸60の下端部に
は、良く知られている鋼球を使用して着脱自在で
且つ回転自在に一対の軸部材を連結し得るカツプ
リング671が設けてある。
67は吊り金具であり、カツプリング671を
介してロードブロツク6の垂下軸60に着脱自在
で且つ回転自在に連結されている。またこの吊り
金具67には、第1図に示す如く、被介護者7が
装着した吊り具71が引つ掛けられるものであ
る。またこの吊り金具67には、操作スイツチ6
8が取付けてあり、この操作スイツチ68は、コ
ード681及びコネクタ682を介して前記ロー
ドブロツク6に設けた中継端子台65に着脱し得
るように接続されている。
上記のように本発明における吊り金具67と操
作スイツチ68とを、ロードブロツク6の部分に
着脱し得るように構成したのは、被介護者の障害
の状況によつてそれ専用の構造の異なる吊り金具
が必要なこと、また同様な理由によつて操作スイ
ツチも専用のものを用意しなければならないこと
等を考慮して、この部分のみを変更することによ
つて、あらゆる状況の被介護者が使用できるよう
に成したものである。
また、介護装置本体3を操作することのできる
操作スイツチは、吊り金具67の部分に設けた操
作スイツチ68一個のみに限ることなく、ベツト
11上又はベツト11の近傍とか、又は浴室内の
浴槽の近傍とかに設けておけば、被介護者が自身
で介護装置を使用する場合に便利である。もちろ
ん、これら操作スイツチは、直接リード線を介し
て介護装置本体3の制御箱59内の制御装置に接
続しても良いが、リード線を具備しない所謂リモ
コン操作による構成のものが望ましいものであ
る。
次に以上のように構成されて成る介護装置の使
用状態を、被介護者7が一人で使用している場合
について説明する。
例ば被介護者7が入浴する場合であつて、ベツ
ト上の被介護者7は、ベツト又は手の届く範囲内
に設けられた手元スイツチ(前記操作スイツチ6
8と同等の機能を具備するスイツチ)を操作する
ことによつて、走行レール2上の介護装置本体3
をベツト上に呼び寄せると共にロードブロツク6
の部分を下降せしめる。被介護者7は吊り具71
を自身に装着すると共にロードブロツク6の下部
に位して設けている吊り金具67に引つ掛ける。
そして吊り金具67に設けている操作スイツチ6
8を操作して自身を吊り上げ上昇させ、所定の位
置にて上昇を停止せしめ、今度は走行レール2上
を走行して浴室の浴槽上にまで移動し、この位置
にて停止させる。そして下降して被介護者7は浴
槽に入り、自身に装着している吊り具71を外
し、浴槽内から手の届く範囲内に設けてある別の
操作スイツチによつてロードブロツク6の部分を
上昇せしめて、被介護者7の自身によるベツト→
浴槽への搬送を完了するものである。入浴終了後
の浴槽→ベツトへの搬送は、上記説明の動作の逆
を行なえば良いのでこれの説明は省略する。
また、被介護者7が自身で介護装置本体を操作
できない場合には、介護者が伴なうものである
が、この場合には、吊り具71の装着及び操作ス
イツチ68等のスイツチの操作を介護者が行なう
ものであり、それ以外の事項は、前記被介護者自
身が行なう場合と同じであるから、介護者が供な
う場合の使用状態の説明は省略する。
なお、前記介護装置本体3における巻上機4
は、所謂ホイストと同様な構成から成るものであ
り、この巻上機4が、荷役用として一般的に広く
使用されている。
荷の上下動及びこの上下動の停止をブレーキ操
作で行なう様に構成されている普通のホイストで
あつても、介護装置としての機能には別段支障は
ないものである。
ただ前記実施例で説明したように、巻上機5を
任意の荷重を自由にバランスさせることのできる
荷重平衡ホイストによつて構成すれば、離床,着
床時に被介護者にシヨツクを与えることなくソフ
トに行なえ、車椅子にすわる場合、又浴槽に入る
場合にスムーズにその動作が行なえる。また荷重
をバランスさせることができるので、吊り上げた
状態においてバランスさせておけば、介護者は軽
微は補助的な力のみによつて被介護者の介護者
(上下動)が行なえ、しかも介護者は、純機械的
な操作(操作スイツチの操作)のみに頼ることな
く、バランスした後にあつては、介護者は両者を
被介護者に触れ、それによつて被介護者を介護
(上下動)することができるものである。このよ
うなことから、従来2人以上の介護者によつて入
浴が行なわれていたような場合にあつては、1人
の介護者でしかも容易に入浴が行なえるものであ
り、また被介護者に安心感を与え、更にスキンシ
ツプの向上につながる。等の効果があるので、こ
れらの点から巻上機5には荷重平衡ホイストを使
用するのが望ましいものである。
また、前述の一実施例の説明では、介護装置の
電源にバツテリ591を使用したので、このバツ
テリ591によつて駆動される走行車4の走行電
動機46及び巻上機5の巻上電動機51は、直流
電動機にて構成する場合について説明したが、本
発明にあつては、これに限らず、直流を交流に変
換するインバータ装置を設けて、これら電動機を
交流電動機にて構成しても差し支えないものであ
る。
以上説明したような構成から成る本発明の介護
装置においては、 介護装置本体3の電源をバツテリにしたの
で、走行レール2と介護装置本体3とのみで介
護装置を構成でき、ケーブル,給電レール等の
特別の給電装置が全く不要となり、その分簡略
された介護装置を構成することができる。
よつて走行レール2を延設するのみで、介護
装置本体3は、その移動範囲が拡大され、しか
も曲路があつても問題なくスムーズに移動する
ことができ、設置及び使用範囲が拡大され、既
存の建屋内をほとんど改築することなく設置使
用できるものである。
本発明が対象としているような介護装置は、
長時間の連続運転、又多頻度の使用というよう
なものではなく、バツテリの具備する程度の容
量であつても、一日の運転は充分まかなえるも
のであり、使用に際しては何ら問題は無いもの
である。
バツテリは充電して使用でき、しかも本発明
においては、充電する際に充電機と、又は直接
売電と接続される接続端子66を上下動するロ
ードブロツク6の部分に具備しているので、高
所にある介護装置本体3の制御箱59内に設け
ているバツテリ591に簡単に充電できるもの
である。
バツテリ電源なので、電力会社からの売電が
停電しても何ら問題なく使用できるものであ
る。
バツテリによる直流電源であるので、低速回
路トルクが大きいという特徴を具備する直流機
がそのまま使用でき、この特徴によつて例えば
巻上機5の巻上電動機51を、直流機にて構成
すれば、歯車511及び512から成る第1減
速部52の機構が省略できて、巻上電動機51
の出力軸とパウダクラツチ53の入力軸とを直
結して構成することができるものである。これ
によれば、第1減速部52の構成分コンパクト
になるばかりでなく、騒音が低減するという効
果がある。
パウダークラツチにあつては、支流は脈流で
あるがために効率が不安定なものとなるので、
交流電源の場合には、交→直変換装置にて直流
に変換して給電するのが普通であつたが、本発
明においては、バツテリによる直流電源である
ので、このような装置を全く必要とせず、バツ
テリから直接パウダークラツチに給電すること
ができる効果を具備するものである。
前述したように構成され、且つ上記したような
種々の効果を具備する本発明の介護装置は、介護
装置本体3が電源であるバツテリを内蔵していて
自走し得るものであるから、天井部に走行レール
2を配置するのみで簡単に設置できるものであ
る。
また、介護装置本体3における巻上機5を、任
意の荷重を自由にバランスさせることのできる荷
重平衡ホイストの構成にて形成すれば、扱いやす
い高性能の介護装置を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明から成る介護装置を建屋内に
配置した場合の概略正面図、第2図は、介護装置
本体の正面図、第3図は、第2図のA−A′断面
図、第4図は、第2図のB矢視図である。 2は走行レール、3は介護装置本体、591は
バツテリ、7は被介護者。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の室等にわたりその天井を構成する天井
    板若しくは梁等の堅牢物に曲路を有する一条のレ
    ールを施設し、この一条のレールに走行車輪によ
    つてレール上を走行移動し、且つ被介護者を吊り
    上げする介護装置本体を懸下し、該介護装置本体
    は、前記走行車輪を被介護者が操作できる操作ス
    イツチにより回転駆動する走行電動機と、前記操
    作スイツチの操作により被介護者を上下動させる
    巻上機とで構成するとともに、前記介護装置本体
    にバツテリーを設け、このバツテリーを介護装置
    本体を運転する電源としたことを特徴とする介護
    装置。
JP56035824A 1981-03-12 1981-03-12 Care apparatus Granted JPS57148946A (en)

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