JPH039215B2 - - Google Patents

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JPH039215B2
JPH039215B2 JP11302181A JP11302181A JPH039215B2 JP H039215 B2 JPH039215 B2 JP H039215B2 JP 11302181 A JP11302181 A JP 11302181A JP 11302181 A JP11302181 A JP 11302181A JP H039215 B2 JPH039215 B2 JP H039215B2
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JP
Japan
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yarn
multifilament yarn
elongation
heat treatment
curve
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JP11302181A
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JPS5818431A (ja
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Yoshiaki Sato
Akyoshi Takizawa
Yukio Ootaki
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は織物経糸用ポリエステルマルチフイラ
メント糸に関し、特にウオータージエツトルーム
による無撚、無糊製織における経糸用原糸として
好適な耐摩耗性に優れた織物経糸用ポリエステル
マルチフイラメント糸に関する。 従来よりポリエステルマルチフイラメント糸を
流体交絡処理し、フイラメント間に交絡を与えイ
ンターレース糸としウオータージエツトルームに
おいて無撚、無糊で経糸として製織する検討が行
なわれている。一般にインターレース糸の交絡度
が向上すると集束性が向上し、製織性がある程度
向上することから、交絡度の向上に重点をおいた
検討がなされてきた。たとえば特公昭37−1175号
公報や特公昭47−43787号公報にはマルチフイラ
メント糸の交絡度の向上を流体交絡処理ノズルの
性能を向上させることにより得ようとする技術が
開示されている。特公昭55−20018号公報や、特
公昭56−9975号公報には流体交絡処理ノズルの前
後ガイド位置などを規制し、流体交絡処理域の工
夫により、交絡性の向上をはかつた技術が開示さ
れている。これらのノズルの改良や交絡処理方法
の改良はマルチフイラメント糸の集束性向上には
有効であるが、これだけでは良好な製織性は得ら
れない。すなわちこれらの集束性を向上しただけ
のインターレース糸を経糸に用いウオータージエ
ツトルームで製織した場合、綜絖および筬の運動
による経糸同志並びに経糸と接糸金属部分との摩
擦により、単糸切れを惹起し、毛羽発生となり、
織機の開口不良ひいては停台を惹起するという問
題があり、耐摩耗性を加味することが必要であ
る。 インターレース糸の耐摩耗性を向上させる方法
として、たとえば特公昭50−28533号公報や特公
昭52−39935号公報には油剤によりインターレー
ス糸に易滑性を付与し、耐摩耗性を向上させる方
法が開示されているが、これらの方法は紡糸巻取
前に易滑性油剤を未延伸糸に付与するため油分の
付着量コントロールが難かしく、糸の長手方向に
付着量のバラツキが生じ、糸の長手方向の耐摩耗
性が変化し易いという欠点があり、また糸表面の
油分被膜だけで耐摩耗性を保持していることか
ら、糸そのものの耐摩耗性の低いインターレース
糸、特に2.5デニール以下の細デニールのフイラ
メントからなるポリエステルマルチフイラメント
糸、変形断面フイラメントからなるポリエステル
マルチフイラメント糸、とりわけ2.5デニール以
下のフイラメントでありかつ三葉断面などの変形
断面を有するフイラメントから構成されるポリエ
ステルマルチフイラメント糸の場合には、ウオー
タージエツトルーム製織における経糸として実用
性のあるものを得ることは難しいという問題を有
している。 本発明の目的は従来インターレースが施された
ポリエステルマルチフイラメント糸の欠点である
耐摩耗性が低いことに基づく製織性の不良、特に
2.5デニール以下の細デニールフイラメントであ
りかつ変形断面フイラメントから構成されるマル
チフイラメント糸をウオータージエツトルームで
経糸として製織することが困難なことなどを解消
し、良好な製織性を実現できるポリエステルマル
チフイラメント糸を提供することにある。 すなわち本発明は、直線状フイラメントにイン
ターレースが施され、糸条としても直線状のポリ
エステルマルチフイラメント糸であつて、該糸の
強度−伸度曲線(以下、S−S曲線と呼吸する)
において、伸度0%における勾配Aと伸度0%か
ら2g/d強度に対応する伸度の範囲でもつとも
小さな勾配Bの比B/Aが0.1〜0.4、強度が
3.5g/d以上、伸度が25%以上、単糸繊度が2.5
デニール以下でかつ耐摩耗性が2000回以上である
ことを特徴とする無撚無糊ウオータージエツトル
ーム製織経糸用ポリエステルマルチフイラメント
糸である。 本発明の織物経糸用ポリエステルマルチフイラ
メント糸にはインターレースが施こされており交
絡度は通常のインターレース糸と同程度であれば
良いが、10未満であると整経工程でバラケ易く取
扱い性が不良で更に製織性も不良となり易いので
10以上であることが好ましく、15以上がより好ま
しい。交絡度が大き過ぎると織物においてインタ
ーレースむらが発生し欠点となるので100以下で
あることが好ましく、90以下がより好ましい。 次に本発明の製織経糸用ポリエステルマルチフ
イラメント糸の特徴であるS−S曲線について説
明する。第1図には本発明のマルチフイラメント
糸の1例のS−S曲線1を通常のインターレース
を施したポリエステルマルチフイラメント糸の1
例のS−S曲線2に比較して示している。本発明
のマルチフイラメント糸のS−S曲線は略逆S字
型を示し、伸度に対する強度の勾配が1.5〜2g/
d付近で大きく低下している点が特徴である。こ
こで本発明のマルチフイラメント糸においては伸
率0%における伸度に対する強度の勾配Aと伸度
0%から2g/d強度に対応する伸度(第1図で
はY)の間でもつとも小さな勾配B(第1図では
X点における勾配)の比B/Aが0.1〜0.4である
必要がある。通常のインターレースを施したポリ
エステルマルチフイラメント糸のS−S曲線にお
ける比B/Aは0.5〜0.8程度であり、この範囲で
は耐摩耗性が低く織物経糸用に使用して製織して
も良好な製織性は得られがたい。比B/Aが0.4
より大きいと耐摩耗性が低く製織性向上効果が小
さく0.4以下である必要があり、0.35以下である
ことが好ましい。比B/Aが小さくなり過ぎ0.1
未満であると製織時に伸び易くタテスジを発生し
易くなるので0.1以上であることが必要であり
0.15以上であることが好ましい。 勾配Aはマルチフイラメント糸の弾性を示すも
ので小さすぎると製織工程で変形をおこし、織物
上でスジムラ、染ムラなどを発生し易くなるので
0.5(g/d/%)以上とすることが好ましく、
0.6(g/d/%)以上がより好ましい。 また耐摩耗性は、強度、伸度が大きい程良好で
あり、強度は3.5g/d以上が必要であり、4.0g/
d以上が好ましく、伸度は25%以上が必要で、30
%以上が好ましい。 本発明のマルチフイラメント糸は通常のインタ
ーレース糸同様、直線状のフイラメントが交絡し
たマルチフイラメント糸としても直線状の形状を
示すものである。しかし三葉断面など変形断面糸
を使用したインターレース糸においては延伸後リ
ラツクス条件下流体交絡処理する際にフイラメン
ト間の延伸歪の差に基づくタルミが発生したまま
交絡が施こされるのでタルミを有するインターレ
ース糸となり易い欠点がある。タルミを有するイ
ンターレース糸を経糸に使用すると製織時には経
糸同志および経糸と接糸金属部分との摩擦におい
てタルミの部分が集中的に引きだされインターレ
ース糸の集束性、耐摩耗性が低下し製織性の低下
が著しい。ここで本発明のマルチフイラメント糸
において実質的にタルミのないマルチフイラメン
ト糸とすることが可能であり、特に変形断面糸に
好ましく適応できる。インターレースのタルミ数
は少ない程耐摩耗性向上に有効で、引いては製織
性向上に有効であり、タルミ数は後述する測定方
法で測定した値が0.1コ/m以下である場合が実
質的にタルミがないことを意味し、0.05コ/m以
下がより好ましく、0.01コ/m以下が一層好まし
い。またインターレース糸の耐摩耗性は大きい程
製織性向上に有効であり、耐摩耗性は後述する測
定方法で測定した値が2000回以上が好ましく、
2500回以上がより好ましく、3000回以上が一層好
ましい。 本発明のマルチフイラメント糸を構成するポリ
エステルは、テレフタル酸、またはその低級アル
キル誘導体(炭素数1〜4のアルカノールのジエ
ステル)とエチレングリコールとから、あるいは
テレフタル酸、またはその低級アルキル誘導体と
エチレングリコールおよび少なくとも1種の他成
分とから、またはビス−2−ヒドロキシエチルテ
レフタレートまたはその低重合体から、あるいは
ビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレートおよ
び少なくとも1種の他の成分とから得られるポリ
エステル構成単位の少くとも70%がポリエチレン
テレフタレートであるポリエステルである。また
該ポリエステル中にはカーボンブラツク、フタロ
シアニン、酸化チタン、無水ケイ酸などの顔料、
リン酸、亜リン酸、トリフエニルフオスフエー
ト、トリメチルフオスフエート、トリフエニルフ
オスフアイトなどのリン化合物などが添加されて
いてよい。 マルチフイラメント糸のフイラメントの断面形
状の丸断面、変形断面のいずれでもかまわない
が、前述したように異形断面において大きな効果
を発揮する。一般的にマルチフイラメント糸のフ
イラメントの繊度が細い程製織性は低下するが、
本発明のマルチフイラメント糸においては従来無
撚、無糊製織が困難であつた2.5デニール以下で
あつても良好な製織性を保持することができ2.5
デニール以下のものに適用するものであつて、特
に2.5デニール以下でありかつ変形断面を有する
フイラメントから成るマルチフイラメント糸にお
いて大きな効果を発揮する。マルチフイラメント
糸は断面形状、繊度などの異なるフイラメントの
混繊糸であつてもよい。 マルチフイラメント糸の熱収縮率が小さ過ぎる
と織物を仕上げる際に良好な風合が得難くなるの
で沸水収縮率は2%以上であることが好ましく、
4%以上であることがより好ましく、5%以上で
あることが一層好ましい。熱収縮率が大き過ぎる
と、織物を染色仕上げする際にスジムラ、染ムラ
を発生し易すいので沸水収縮率は15%以下である
ことが好ましく12%以下であることが一層好まし
い。 次に本発明のマルチフイラメント糸を製造する
ことのできる好ましい方法について説明する。本
発明のマルチフイラメント糸の製造方法はポリエ
ステルマルチフイラメント未延伸糸を延伸した
後、リラツクス熱処理し次いで流体交絡処理する
か又は流体交絡処理を施し、次いでリラツクス熱
処理することが基本である。以下好ましい製造方
法を第2図にて説明する。ポリエステルマルチフ
イラメント未延伸糸3をニツプローラーにより押
圧されているフイードローラー4に供給した後、
ローラー4と非加熱又は加熱されているローラー
5,6にて延伸し、次いで延伸糸のガラス転移点
以上に加熱された熱板の如きの加熱体7を用いて
ローラー6,8間でリラツクス熱処理する。次い
でローラー8,10間でリラツクス条件下で流体
交絡処理ノズル9により流体交絡処理を施こしイ
ンターレース糸として巻取糸11とする。流体交
絡処理ノズルは一般にインターレースノズルと称
されるノズルであつて、たとえば特公昭36−
12230号公報や特公昭37−1175号公報などに記載
されているノズルを使用することができる。 流体交絡処理を施し次いでリラツクス熱処理す
る方法によつてもほぼ同様のマルチフイラメント
糸が得られるが、流体交絡を施され集束したマル
チフイラメント糸はリラツクス熱処理領域での走
行安定性が小さく大きなリラツクス率では走行安
定性が低下し易いこと及びリラツクス熱処理によ
るタルミ減少効果が小さく、より高温、長時間の
熱処理が必要なことから第2図に示すようにリラ
ツクス熱処理し、次いで流体交絡処理する方が有
効である。 ローラー4とローラー6の間の延伸領域におい
ては加熱ピン、熱板などを用いるなど公知の延伸
方法を適用できる。リラツクス熱処理域において
はリラツクス率が大きい程熱処理効果が増し、得
られるマルチフイラメント糸のS−S曲線におけ
る勾配の比B/Aを0.4以下とするためにリラツ
クス率は0.2%以上が好ましく0.4%以上がより好
ましい。ただしリラツクス率が大きすぎると走行
安定性が低下し製糸性が低下するので5%以下と
することが好ましく、3%以下がより好ましい。
リラツクス熱処理の温度は高い程熱処理効果が増
し、得られるマルチフイラメント糸のS−S曲線
における勾配の比B/Aを0.4以下とするために
リラツクス熱処理温度はガラス転移点以上が好ま
しく、延伸時に付与した熱処理温度以上とするこ
とがより好ましい。ただし高温になり過ぎフイラ
メント間の融着を発生させるようになると織物風
合が粗硬になるので融着を発生させない温度範囲
とすることが好ましい。リラツクス熱処理におけ
る熱供給体は熱板に限らずローラー8を加熱する
こともできる。 流体交絡処理域はリラツクス条件下であること
が好ましく、得られるマルチフイラメント糸にタ
ルミを与えないためにリラツクス率は2%以下で
あることが好ましく、1.5%以下であることがよ
り好ましい。 本発明のマルチフイラメント糸を製造する好ま
しい例を第2図を中心に説明したが、延伸、リラ
ツクス熱処理、流体交絡処理をそれぞれ分離して
行なうことなども可能であり、特に限定されな
い。なおリラツクス熱処理によりマルチフイラメ
ント糸の長さ方向及び又はフイラメント間に熱処
理差を付与すると得られたマルチフイラメント糸
を用いて織物とした場合染むら、カスリむら、引
け、パツカリングなどの欠点を生じ易いので実質
的に均一な熱処理を施すことが好ましい。 本発明のマルチフイラメント糸のS−S曲線に
おける特徴はリラツクス熱処理が施こされたこと
と対応があり、リラツクス熱処理が施こされたこ
とにより非晶領域の配向度が低下し、耐摩耗性が
向上するために製織性が向上することと対応があ
る。 また本発明のマルチフイラメント糸のタルミを
実質的になくすことができることはリラツクス熱
処理の効果であり、この点からも製織性向上に有
効である。 以上説明したように、本発明の織物経糸用ポリ
エステルマルチフイラメント糸は経糸として無
撚、無糊で製織、特にウオータージエツトルーム
による製織した場合に耐摩耗性に優れた特性を有
するため良好な製織性を示す。特に従来無撚、無
糊製織が困難であつた2.5デニール以下のフイラ
メントで構成されるマルチフイラメント糸に適用
するものであつて、さらに変型断面フイラメント
で構成されるマルチフイラメント糸、特に2.5デ
ニール以下でかつ変型断面フイラメントで構成さ
れるマルチフイラメント糸に好ましく適応でき
る。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。ここにおいてリラツクス率、リラツクス条
件、耐摩耗性、交絡度、タルミ数S−S曲線の定
義、測定方法は次のとおりである。 (リラツクス率、リラツクス条件) 1つの処理域において糸を走行させる際、給糸
ローラーの表面速度をV1、取り出しローラーの
表面速度をV2としたとき リラツクス率(%)=V1−V2/V1×100 として求めた値が、正の場合リラツクス条件に相
当する。 (耐摩耗性) 測定方法を測定装置(東洋精機製作所製の糸摩
擦抱合力試験機)平面概略図である第2図にて説
明する。本装置は左側に左右振動台20〜25上
に、それぞれ図の如く糸固定端子14および1
9、回転ガイド15〜18が装着されている。振
動台20,22,24は同方向に同時に移動し、
振動台21,23,25はこれらとは反対方向に
同時に移動できる。移動距離は左右それぞれ3cm
である。中央部に糸道規制回転ガイド26があ
る。右側に糸道となる部分には、溝のある自由回
転体27〜31があり、自由回転体は支持体32
を介して右方向に荷重33(糸1本当り0.2g/
d)がかかるようになつている。サンプル糸13
は一方を糸固定端14に結び図に示す如く、もう
一方の糸固定端19まで糸を通す。ただし、撚り
合せ部34では糸は2.5回撚り合わし、撚り合せ
部角度θは45゜とする。かかる状態にセツトした
後、振動台を1分間100回の速度で移動させて糸
をしごく。糸切れに至るまでのしごき回数を測定
し、測定回数10回の平均値を測定値とする。 (交絡度) 測定方法を第4図にて説明する。軸36に支軸
された溝付プーリー37に測定すべき糸38を図
のごとく掛けて、糸両端に同一の初荷重39,4
0を掛ける。ここで、初荷重は糸の総デニール×
0.4gとする。次にプーリーの糸離れ点と荷重係止
部の略中間に適当な太さの固定された木綿針42
を構成する総フイラメントをほぼ2等分したフイ
ラメント間に突き差し、次いで木綿針42を差し
たと反対側の初荷重39に単糸デニール×2gの
定荷重41を付加する。糸は付加された定荷重4
1により木綿針42が交絡部に引掛つて止まると
ころまで左側に移動する。次に初荷重39に取り
つけた定荷重41を外して右側の定荷重40の上
に掛け、糸が定荷重41により右側に移動し、交
絡部が針42に引掛り自然に止まるようにする。
この時の糸の移動長さl(cm)を求め次式により
交絡度を求め次式によりり交絡度を求める。 交絡度=100/l ランダムに選んだ50本の標本について同様に測
定しその平均値で示す。 (タルミ数) 東レ(株)製毛羽計数装置を使用し、S型検出
部を取りつけ、糸束表面より0.1mm以上大きいタ
ルミについて、1試料当りの長さ100m分を糸張
力0.1g/d下、糸速50m/minで10回測定し、そ
の平均値を求め1m当りに換算した値をタルミ数
とする。 (S−S曲線) インストロン型の測定器を用い、試料長20cm、
引張速度10cm/分で測定を行ない、適当な記録用
紙に記録する。記録されたS−S曲線より必要特
性を読みとる。インストロン型の測定器に試料を
セツトする際には試料下端に0.1g/dの荷重をか
けながら糸ゆるみのないようにセツトする。伸度
0%における勾配AはS−S曲線の伸度0%にお
ける接線の勾配であり、伸度0%から2g/d強
度に対応する伸度の範囲でもつとも小さな勾配B
は伸度0%から2g/d強度に対応する伸度の範
囲のS−S曲線上の全ての接線の中でもつとも小
さな勾配を示す接線の勾配である。この測定を5
回行ない平均値で特性を表わす。ただし強度を算
出するために用いる繊度は、本測定に供給する試
料のデニールを用いるものとする。 実施例 1 オルトクロロフエノール中25℃で測定した固有
粘度が0.65であり艷消剤を含まない241デニール
36フイラメントのY型断面を有するポリエチレン
テレフタレート未延伸糸を第2図の装置を用い、
ローラー5の表面温度を87℃、ローラー6の表面
速度を600m/min、ローラー4,6間の延伸倍
率を3.3倍として延伸し、表1のNo.1〜5の条件
でローラー6,8間でリラツクス熱処理した。加
熱体7は30cmの熱板とした。次いでローラー8,
10間で流体交絡処理ノズル9を用い、リラツク
ス率0.6%、エアー圧力4Kg/cm2(G)で流体交
絡処理を行なつた。なお流体交絡処理ノズルは特
公昭36−12230号公報記載のノズルに類似したも
のを使用した。 得られたマルチフイラメント糸の糸特性を表1
に併記した。いずれも実質的にタルミがなく、耐
摩耗性に優れたインターレース糸であつた。 これらのNo.1〜5のマルチフイラメント糸を無
撚、糊付けすることなく整経し、通常のポリエチ
レンテレフタレートの75デニール36フイラメン
トを緯糸としてウオータージエツトルームで経糸
密度92本/インチ、緯糸密度90本/インチでタフ
タを製織した。製織時の経糸切れは表1に示すよ
うに少なく良好であり、特にS−S曲線における
勾配の比B/Aが0.35以下のNo.2〜5が良好であ
つた。得られた織物を通常のポリエステルフイラ
メントの染色加工を施したが、No.1〜4使いは織
物欠点のない良好な製品であつた。勾配の比B/
Aが0.10と小さなNo.5使いは軽度のタテスジ発生
があつた。 比較実施例 1 リラツクス熱処理の条件を表1のNo.6,7とし
た以外は実施例1と同一条件で加工した。得られ
たマルチフイラメント糸の糸特性を表1に示し
た。得られたマルチフイラメント糸を実施例1に
準じて製織、染色加工した。S−S曲線における
勾配の比B/Aが大きなNo.6はタルミ数が多く、
耐摩耗性が低く、製織性が不良であつた。勾配の
比B/Aが小さすぎるNo.7使い織物には強いタテ
スジ発生があり不良な製品であつた。 比較実施例 2 第2図において加熱体7とローラー8を取り除
いた他は実施例1に準じて加工した。得られたマ
ルチフイラメント糸の特性は表1に示すとおりで
S−S曲線における勾配の比B/Aが大きく、タ
ルミ数が多く、耐摩耗性も低かつた。実施例1に
準じて製織したが製織性は劣悪だつた。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマルチフイラメント糸のS−
S曲線の特徴を説明するための概略説明図、第2
図は本発明のマルチフイラメント糸を好ましく製
造することのできる工程の一例を示すもので、第
3図は耐摩耗性測定装置の概略図、第4図は交絡
度測定装置の概略図である。 1……本発明のマルチフイラメント糸のS−S
曲線の例、2……インターレースが施こされた通
常のポリエステルマルチフイラメント糸のS−S
曲線の例、3……ポリエステルマルチフイラメン
ト未延伸糸、4,5,6,8,10……ローラ
ー、7……加熱体、9……流体交絡処理ノズル、
11……巻取糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直線状フイラメントにインターレースが施さ
    れ、糸条としても直線状のポリエステルマルチフ
    イラメント糸であつて、該糸の強度−伸度曲線に
    おいて伸度0%における勾配Aと伸度0%から
    2g/d強度に対応する伸度範囲でもつとも小さ
    な勾配Bの比B/Aが0.1〜0.4、強度が3.5g/d
    以上、伸度が25%以上、単糸繊度が2.5デニール
    以下でかつ耐摩耗性が2000回以上であることを特
    徴とする無撚、無糊ウオータージエツトルーム製
    織経糸用ポリエステルマルチフイラメント糸。 2 糸表面に実質的にタルミのない特許請求の範
    囲第1項記載の無撚、無糊ウオータージエツトル
    ーム製織経糸用ポリエステルマルチフイラメント
    糸。
JP11302181A 1981-07-21 1981-07-21 織物経糸用ポリエステルマルチフイラメント糸 Granted JPS5818431A (ja)

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