JPH0410039B2 - - Google Patents
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- JPH0410039B2 JPH0410039B2 JP57141930A JP14193082A JPH0410039B2 JP H0410039 B2 JPH0410039 B2 JP H0410039B2 JP 57141930 A JP57141930 A JP 57141930A JP 14193082 A JP14193082 A JP 14193082A JP H0410039 B2 JPH0410039 B2 JP H0410039B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Control Of Linear Motors (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、原子力発電所の出力制御装置に関す
る。 〔発明の技術的背景〕 一般に沸騰水形原子力発電所の出力制御装置に
は、炉心内の制御棒を挿入・引抜駆動する制御棒
駆動系と、炉心を流通する冷却水量を制御する再
循環流量制御系と、タービンへ流入する蒸気流量
を制御するタービン制御系(EHC)がある。こ
のうち制御棒駆動系と再循環流量制御系は原子炉
出力を制御するものであり、タービン制御系はタ
ービンへの蒸気流量を制御することにより発電機
の出力を制御するものである。第1図は従来の沸
騰水形原子力発電所の出力制御装置の構成を示す
ものである。原子炉圧力容器1の内部には炉心2
が設けられ、かつ冷却材(軟水)が収容されてい
る。そして圧力容器1の外部には2系統の再循環
配管3A,3Bが設けられ、各配管3A,3B中
に介挿された再循環ポンプ4A,4Bを駆動して
圧力容器1内のジエツトポンプ5…の上方より冷
却材を供給し、冷却材を炉心2に再循環させるよ
うに構成されている。 炉心2を流通する冷却材再循環量は、再循環ポ
ンプ4A,4Bの回転数に応じて制御される。ま
た再循環ポンプ4A,4Bの回転数は、ポンプ駆
動用の電動機6A,6Bへ電力を供給する周波数
電源装置7A,7Bの出力周波数を調整すること
により制御される。そして、この周波数の調整は
再循環流量制御装置8によつて行なわれる。一方
炉心2には燃料棒(図示せず)の他に複数の制御
棒9…が下方より挿入され、かつ炉心出力を検出
する複数の中性子検出器10…が設けられてい
る。そして制御棒9…は圧力容器1の下方に設け
られた制御棒駆動機構11…により上下に駆動さ
れ、炉心2に対する挿入・引抜動作を行なう。ま
た原子炉で発生した主蒸気は主蒸気配管12より
送出される。この主蒸気配管12にはタービン主
蒸気止め弁13及び蒸気加減弁14が介挿されて
いる。そして主蒸気配管12より送出された主蒸
気はタービン15へ供給され、このタービン15
を駆動する。またタービン15は発電機16を駆
動し、その電気出力は送電線17を通して電力系
統へ供給される。 またタービン入口の蒸気圧力はタービン主蒸気
止め弁13の上流側に設けられた圧力検出器18
により検出され、その検出圧力は電気信号に変換
されてタービン制御系(EHC)19の圧力設定
値と比較される。そしてその検出圧力が圧力設定
値より高い場合にはタービンバイパス弁20の開
度を増加させて主蒸気配管12より復水器21へ
至るバイパス流量を増加させる。一方、蒸気加減
弁14の開度はEHC19の負荷設定器22と、
送電線17に設けられている電圧変成器23、電
流変成器24よより電力を検知する発電機出力検
出器25の偏差に応じて制御される。なお発電機
出力検出器25はタービン入口第1段翼後の圧力
も置換できる。 〔背景技術の問題点〕 原子炉の起動から定格出力運転に至るまでの出
力制御は、定格出力の約65%までを制御棒駆動系
により行ない、その後は再循環流量制御系により
行なわれている。 そして制御棒駆動系の操作と再循環流量制御系
の操作が別々の運転員によつて行なわれるため、
多数の運転員が必要であり、さらに、燃料ペレツ
トと燃料被覆材の相互作用による燃料破損を防止
する、いわゆるPCIOMR運転が導入されると、
運転員に高度な熟練が要求される問題があつた。 〔発明の目的〕 本発明は、このような事情にもとづいてなされ
たもので、その目的は、出力制御を自動化して運
転員の負担を軽減し、かつ燃料消費量の節減と燃
料調整時間の短縮を図ることができる原子力発電
所の出力制御装置を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明に係る原子力発電所の出力制御装置は、
再循環ポンプの回転速度を制御する再循環流量制
御系と、原子炉圧力容器内における出力決定要因
となる情報を入力して原子炉出力を演算する原子
炉出力演算器と、この原子炉出力演算器の出力信
号と発電所出力設定器からの設定信号とを入力し
て発電所出力の変動率を演算する出力設定演算器
と、この出力設定演算器における運転パターンを
切換える運転パターン選択装置と、前記出力設定
演算器の出力信号及び制御棒位置信号にもとづい
て制御棒の制御手順を決定する制御棒密度設定演
算器と、この制御棒密度設定演算器の出力信号及
び前記出力設定演算器の出力信号にもとづいて発
電所の出力制御状態を表示する状態表示装置と、
出力制御モードを制御棒操作モード又は再循環流
量制御モードに切換える制御モード選択装置と、
前記出力設定演算器の出力信号及び再循環流量信
号にもとづいて前記再循環流量制御系の設定値を
調整する再循環流量設定演算器と、前記原子炉出
力演算器の出力信号にもとづき原子炉出力上昇に
追従してタービンの出力設定値を調整するタービ
ン出力設定演算器とを具備したことを特徴とする
ものである。 〔発明の実施例〕 以下本発明の一実施例を第2図ないし第3図を
参照して説明する。 第2図ないし第3図は原子炉発電所の出力制御
装置の構成を示すもので、沸騰水形原子炉プラン
トについては第1図と同様の構成であるため同一
部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。 図中30は再循環流量制御系を示し、図中31
はこの再循環流量制御系30の主制御器である。
この主制御系31の出力信号は速度制限器32を
経て、2系統の自動/手動切換器33A,33B
の入力となる。上記速度制限器32は原子炉出力
75%相当速度以上の信号を通過させるものであ
り、自動/手動切換器33A,33Bは自動、手
動のモード選択を行なうためのものである。そし
て手動モードを選択したときは運転員が調整ダイ
ヤルを直接操作できるほか、外部からの電気信号
によつても調整ダイヤルを操作することができ
る。 そこでまず運転員が手動モードで再循環ポンプ
4A,4Bの速度を徐々に速度制限器32の制限
値まで上昇させたのち、自動/手動切換器33
A,33Bを自動モードに切換えると、自動/手
動切換器33A,33Bは主制御器31からの信
号により制御される。各自動/手動切換器33
A,33Bの出力信号は速度制御装置34A,3
4Bを経て前記可変周波数電源装置7A,7Bの
入力となり、さらに電動機6A,6Bへ出力され
て再循環ポンプ4A,4Bの回転数を制御する。 一方、図中41は原子炉出力演算器で、この演
算器41は原子炉圧力容器1内における出力決定
要因となる情報、例えば炉心2内部の中性子束検
出器10…,主蒸気流量検出器(図示せず)、熱
出力検出器(図示せず)等からの信号を入力し、
原子炉の出力状況に応じた演算結果を出力する。
この出力信号は出力設定演算器42、原子炉出力
検出器43及びタービン出力設定演算器44の入
力となる。なお図中43A,43Bは上記原子炉
出力検出器43の出力接点である。 上記出力設定演算器42は、出力制御パターン
切換接点45,46の閉成動作により発電所出力
設定器47からの要求信号と原子炉出力演算器4
1からの原子炉出力信号とを比較してその両信号
の偏差量を演算すると同時に、原子炉及びタービ
ンの負荷上昇率の制限値の演算を行なう。そして
この演算結果を再循環流量設定演算器48、制御
棒密度設定演算器49及び状態表示制御装置50
にそれぞれ出力する。また上記制御棒密度設定演
算器49は制御棒9…の位置信号と前記出力設定
演算器42からの出力とを比較し、その結果を前
記状態表示制御装置50へ出力する。そこでこの
状態表示制御装置50は出力設定演算器42から
の信号と制御棒密度設定演算器49からの信号と
を入力し、炉心2における制御棒9…の状態及び
原子炉出力情報等をデイスプレイ51に表示させ
る。そこで運転員はデイスプレイ51の表示に従
つて制御棒位置監視装置(図示せず)や前記主制
御器31及び自動/手動切換器33A,33B等
を操作することができる。すなわち、上記状態表
示制御装置50とデイスプレイ51により、前記
原子炉出力演算器41の制御内容を表示する状態
表示装置を構成している。 一方、前記再循環配管3A,3Bに設けられた
流量検出器53A,53Bからの検出信号が再循
環総流量演算器54に入力され、この演算器54
からの再循環総流量信号が前記再循環流量設定演
算器48へ出力される。そこでこの再循環流量設
定演算器48では前記出力設定演算器42からの
原子炉出力要求信号と再循環総流量信号とを比較
してその偏差量をパルス信号として出力する。そ
して、原子炉出力が例えば目標出力の75%未満で
あればリレー接点55が閉成し、再循環流量設定
演算器48の出力信号で自動/手動切換器33
A,33Bの出力信号調整ダイヤルを制御するよ
うになり、原子炉出力が目標出力の75%以上であ
ればリレー接点56が閉成し、再循環流量設定演
算器48の出力信号で主制御器31の出力信号調
整ダイヤルを制御するようになる。上記主制御器
31及び自動/手動切換器33A,33Bはそれ
ぞれのモード切換接点57及び58A,58Bが
開放しているとき、手動モードが選択されて外部
より出力信号調整ダイヤルを制御することができ
る。このようにして再循環流量設定演算器48よ
り出力されるパルス信号によつて、主制御器31
及び自動/手動切換器33A,33Bの各出力信
号調整ダイヤルを1ステツプ上昇させることがで
きる。 原子炉出力が目標出力の65%に達するまで制御
棒操作によつて出力を上昇させ、その後は目標出
力に達するまで再循環流量の制御によつて出力を
上昇させるが、この切換えは前記出力設定演算器
42に設けられた一方の出力制御パターン切換信
号接点45によつて行なわれる。また他方の接点
46はPCIOMR運転用であつて、原子炉出力が
目標出力の65%以下の場合でも再循環流量制御系
30を用いて出力を上昇させ、制御棒操作と再循
環流量制御を数回ずつ行なうことにより目標出力
まで上昇させることができる。 第3図は出力選択装置の構成を示すもので、図
中59,60は択一的に閉成する制御モード選択
スイツチであり、図中61,62は択一的に閉成
する運転パターン選択スイツチである。一方の制
御モード選択スイツチ59が閉成すると制御棒操
作モードが選択され、他方の制御モード選択スイ
ツチ60が閉成すると再循環流量制御モードが選
択される。また一方の運転パターン選択スイツチ
61が閉成すると第1の出力制御モードが選択さ
れ、他方の運転パターン選択スイツチ62が閉成
すると第2の出力制御モードが選択される。 図中64,65は原子炉系が正常であるとき閉
成している接点であり、図中66,67はタービ
ン発電機系が正常であるとき閉成している接点で
ある。さらに図中68は制御棒手動制御系が正常
であるとき閉成している接点であり、図中69は
制御棒位置指示系が正常であるとき閉成している
接点である。そして図中70は出力制御モードを
制御棒操作モードに設定するリレーであり、この
リレー70の接点70Aは前記出力設定演算器4
2と制御棒密度設定演算器49との間に介挿され
ている。 図中71,72も原子炉出力検出器43の接点
であつて、接点71は原子炉出力が目標出力の75
%以下であるとき閉成し、接点72は原子炉出力
が目標出力の75%〜100%であるとき閉成する。 また図中73は一方の自動/手動切換器33A
が手動モードのときに閉成する接点であり、図中
74は他方の自動/手動切換器33Bが手動モー
ドのときに閉成する接点である。そして図中75
は一方の自動/手動切換器33Bが自動モードの
ときに閉成する接点であり、図中76は他方の自
動/手動切換器33Bが自動モードのときに閉成
する接点である。 図中77,78は再循環流量制御モードに設定
するためのリレーである。一方のリレー77では
前記接点55を閉成して自動/手動切換器33
A,33Bのモード選択を行ない、他方のリレー
78では前記接点56を閉成して主制御器31の
モード選択を行なう。そしてリレー70,77,
78は前記制御モード選択スイツチ59,60と
共に制御モード選択装置を構成する。 図中79は炉心2における燃料棒密度が予め定
められた密度となつているときの運転パターンを
設定するリレーで、その出力接点は第2図接点4
5である。また図中80は運転パターン
PCIOMR運転パターンに設定する補助リレーで、
その出力接点は第2図の接点46である。なお、
これらのリレー79,80は前記運転パターン選
択スイツチ61,62と共に運転パターン選択装
置を構成する。 さらに、図中81は発電機16を電力系統に併
入するしや断器(図示せず)の接点であり、前記
タービン出力設定演算器44はこの接点81を介
してしや断器の動作信号と原子炉出力演算器41
からの原子炉出力信号とを入力し、原子炉出力に
一定出力(例えば原子炉出力信号の約10%相当)
をバイアスし、その結果を、負荷設定器駆動装置
82を介して前記EHC19の負荷設定器22へ
出力し、タービン出力を設定する。 次に、このように構成された原子力発電所の出
力制御装置の作用について説明する。 原子力発電所の起動にあたり、第3図に示す運
転パターン選択スイツチ61を閉成操作して第1
の出力制御モードを選択するとともに、制御モー
ド選択択スイツチ59を閉成操作して制御棒操作
モードを選択し、発電所出力設定器47で目標出
力を設定する。 そこで原子炉系及びタービン発電機系が正常で
あるときはリレー70が動作してその出力接点7
0Aが閉成し、出力設定演算器42の出力信号を
制御棒密度設定演算器49に入力する。そして圧
力容器1内の各部と冷却材の温度上昇が予め定め
られたパターンで行なわれるように、デイスプレ
イ51には制御棒引抜手順が表示される。そこで
運転員は、デイスプレイ51の表示に従つて制御
棒位置監視装置(図示せず)を操作し、制御棒引
抜き操作を行なうことができる。 そして原子炉出力の上昇に伴ない、EHC19
はタービンバイパス弁20の開度を徐々に増加さ
せ、原子炉出力が目標出力の10%に達すると、発
電機16を電力系統に併入させる。その後、
EHC19の負荷設定器22がタービン出力設定
演算器44によつて徐々に増方向へ駆動され、こ
れによつて発電機16の出力が徐々に増大し、タ
ービンバイパス弁20が全閉する。この間、原子
炉出力は一定に保持される。 タービンバイパス弁20が全閉すると、出力設
定演算器42の出力信号と制御棒密度設定演算器
49の出力信号が状態表示制御装置50に入力
し、制御棒9…の引抜き状態がデイスプレイ51
に表示される。そこで運転員は、この表示に従つ
て制御棒9…を引抜き操作することができる。 制御棒9…の引抜きにより原子炉出力が目標出
力の65%に達するまでの間に、再循環ポンプ4
A,4Bの回転速度は約20%上昇し、炉心流量は
自然循環量より若干増加する。またこの間に原子
炉出力は第4図に示す出力曲線上のA点よりB
点に移行する。 原子炉出力がB点に達すると、出力設定演算器
42からの信号は状態表示制御装置50に出力さ
れ、デイスプレイ51には制御モード選択スイツ
チ60の閉成指示が表示される。 そこで運転員が選択スイツチ60を閉成操作し
て再循環流量制御モードを選択すると、原子炉系
及びタービン発電機系が正常であればリレー77
が作動して接点55が閉成し、出力設定演算器4
2は制御棒引抜操作を停止し、再循環流量設定演
算器48の出力信号が自動/手動切換器33A,
33Bに入力される。そして原子炉出力が予め定
められた上昇率で目標出力に達するように、再循
環ポンプ4A,4Bの速度が制御される。 次に、原子炉出力が目標出力の75%以上になる
と、リレー78が動作し、接点57が閉成して主
制御器31により再循環流量が制御される。また
発電所出力設定器47により100%出力が設定さ
れている場合には、原子炉出力は出力曲線のB
点からC点に達する。 一方、PCIOMR運転を要する場合には、運転
パターン選択スイツチ62を閉成操作する。そう
すると補助リレー80が動作し、その接点46が
閉成して出力設定演算器42への入力がなされ
る。さらに制御モード選択スイツチ59を閉成操
作して制御棒操作モードを選択し、出力設定器4
7により第4図中の出力曲線上のD点を出力上
昇点として設定する。なお出力曲線は
PCIOMR運転用である。そしてデイスプレイ5
1には状態表示制御装置50からの信号により出
力上昇点Dまでの制御棒引抜き手順等が表示され
るので、運転員はこの表示に従い、制御棒引抜き
操作を行なうことができる。このようにして原子
炉出力が出力曲線上のD点に達すると、デイス
プレイ51には制御棒引抜き中止の表示ととも
に、制御モード変更の表示がなされる。 そこで運転員は制御モード選択スイツチ60を
閉成操作して再循環流量制御モードを選択すると
ともに、出力設定器47により出力曲線上のE
点を次の出力上昇点として設定する。これによつ
て、出力設定演算器42の出力信号は再循環流量
設定演算器48に入力され、再循環流量は予め定
められた上昇率で増加して原子炉出力が出力力曲
線上のE点まで上昇すると、デイスプレイ51
には制御モード変更の表示がなされる。 運転員が再度、制御モード選択スイツチ59を
閉成操作して制御棒操作モードを選択するととも
に、発電所出力設定器47により次の出力上昇点
を出力曲線上のF点に設定すると、デイスプレ
イ51には制御棒引抜き表示がなされる。そこで
運転員は、この表示に従つて再び制御棒引抜き操
作を行なう。 そして原子炉出力が出力曲線上のF点に達す
ると、デイスプレイ51に制御棒引抜き中止の表
示とともに、制御モード変更の表示がなされる。 そこで運転員は制御モード選択スイツチ60を
閉成操作し、再循環流量制御モードを選択すると
ともに、発電所出力設定器47により最終目標出
力点であるC点を設定する。これによつて、出力
設定演算器42の出力信号は再循環流量設定演算
器48に入力され、再循環流量が予め定められた
上昇率で増加する。そして原子炉出力がC点に達
すると、デイスプレイ51には目標出力到達表示
がなされる。 なお以上の説明では、制御モードの変更を、制
御棒操作と再循環流量制御を2回ずつ行なうもの
として説明したが、燃料棒の燃焼度によつては制
御モードの変更回数をさらに多くしてもよい。ま
た出力上昇のみでなく、出力下降についても発電
所出力設定器47における出力設定により自動的
に出力制御することができる。 また、以上の実施例では制御システムにアナロ
グ制御回路を使用するものとしたが、デジタル制
御回路を使用することもできる。またデジタルハ
ードウエアを採用するときはプログラミングされ
たデジタルコンピユータを、公知の手段によつて
制御回路に組込むことができる。 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明に係る原子力発電
所の出力制御装置によれば、原子炉系とタービン
発電機系とを協調させて自動的に目標出力到達ま
での出力制御を行なうことができ、燃料経済性の
向上と、燃料調整時間の短縮を図ることができ
る。また、燃料棒の燃焼密度に応じて運転パター
ンを変更でき、PCIOMR運転の操作も容易にな
り、PCIOMR運転終了後は負荷変動を迅速に行
なうことができ、出力制御の自動化により運転員
の負担を軽減することができる。
る。 〔発明の技術的背景〕 一般に沸騰水形原子力発電所の出力制御装置に
は、炉心内の制御棒を挿入・引抜駆動する制御棒
駆動系と、炉心を流通する冷却水量を制御する再
循環流量制御系と、タービンへ流入する蒸気流量
を制御するタービン制御系(EHC)がある。こ
のうち制御棒駆動系と再循環流量制御系は原子炉
出力を制御するものであり、タービン制御系はタ
ービンへの蒸気流量を制御することにより発電機
の出力を制御するものである。第1図は従来の沸
騰水形原子力発電所の出力制御装置の構成を示す
ものである。原子炉圧力容器1の内部には炉心2
が設けられ、かつ冷却材(軟水)が収容されてい
る。そして圧力容器1の外部には2系統の再循環
配管3A,3Bが設けられ、各配管3A,3B中
に介挿された再循環ポンプ4A,4Bを駆動して
圧力容器1内のジエツトポンプ5…の上方より冷
却材を供給し、冷却材を炉心2に再循環させるよ
うに構成されている。 炉心2を流通する冷却材再循環量は、再循環ポ
ンプ4A,4Bの回転数に応じて制御される。ま
た再循環ポンプ4A,4Bの回転数は、ポンプ駆
動用の電動機6A,6Bへ電力を供給する周波数
電源装置7A,7Bの出力周波数を調整すること
により制御される。そして、この周波数の調整は
再循環流量制御装置8によつて行なわれる。一方
炉心2には燃料棒(図示せず)の他に複数の制御
棒9…が下方より挿入され、かつ炉心出力を検出
する複数の中性子検出器10…が設けられてい
る。そして制御棒9…は圧力容器1の下方に設け
られた制御棒駆動機構11…により上下に駆動さ
れ、炉心2に対する挿入・引抜動作を行なう。ま
た原子炉で発生した主蒸気は主蒸気配管12より
送出される。この主蒸気配管12にはタービン主
蒸気止め弁13及び蒸気加減弁14が介挿されて
いる。そして主蒸気配管12より送出された主蒸
気はタービン15へ供給され、このタービン15
を駆動する。またタービン15は発電機16を駆
動し、その電気出力は送電線17を通して電力系
統へ供給される。 またタービン入口の蒸気圧力はタービン主蒸気
止め弁13の上流側に設けられた圧力検出器18
により検出され、その検出圧力は電気信号に変換
されてタービン制御系(EHC)19の圧力設定
値と比較される。そしてその検出圧力が圧力設定
値より高い場合にはタービンバイパス弁20の開
度を増加させて主蒸気配管12より復水器21へ
至るバイパス流量を増加させる。一方、蒸気加減
弁14の開度はEHC19の負荷設定器22と、
送電線17に設けられている電圧変成器23、電
流変成器24よより電力を検知する発電機出力検
出器25の偏差に応じて制御される。なお発電機
出力検出器25はタービン入口第1段翼後の圧力
も置換できる。 〔背景技術の問題点〕 原子炉の起動から定格出力運転に至るまでの出
力制御は、定格出力の約65%までを制御棒駆動系
により行ない、その後は再循環流量制御系により
行なわれている。 そして制御棒駆動系の操作と再循環流量制御系
の操作が別々の運転員によつて行なわれるため、
多数の運転員が必要であり、さらに、燃料ペレツ
トと燃料被覆材の相互作用による燃料破損を防止
する、いわゆるPCIOMR運転が導入されると、
運転員に高度な熟練が要求される問題があつた。 〔発明の目的〕 本発明は、このような事情にもとづいてなされ
たもので、その目的は、出力制御を自動化して運
転員の負担を軽減し、かつ燃料消費量の節減と燃
料調整時間の短縮を図ることができる原子力発電
所の出力制御装置を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明に係る原子力発電所の出力制御装置は、
再循環ポンプの回転速度を制御する再循環流量制
御系と、原子炉圧力容器内における出力決定要因
となる情報を入力して原子炉出力を演算する原子
炉出力演算器と、この原子炉出力演算器の出力信
号と発電所出力設定器からの設定信号とを入力し
て発電所出力の変動率を演算する出力設定演算器
と、この出力設定演算器における運転パターンを
切換える運転パターン選択装置と、前記出力設定
演算器の出力信号及び制御棒位置信号にもとづい
て制御棒の制御手順を決定する制御棒密度設定演
算器と、この制御棒密度設定演算器の出力信号及
び前記出力設定演算器の出力信号にもとづいて発
電所の出力制御状態を表示する状態表示装置と、
出力制御モードを制御棒操作モード又は再循環流
量制御モードに切換える制御モード選択装置と、
前記出力設定演算器の出力信号及び再循環流量信
号にもとづいて前記再循環流量制御系の設定値を
調整する再循環流量設定演算器と、前記原子炉出
力演算器の出力信号にもとづき原子炉出力上昇に
追従してタービンの出力設定値を調整するタービ
ン出力設定演算器とを具備したことを特徴とする
ものである。 〔発明の実施例〕 以下本発明の一実施例を第2図ないし第3図を
参照して説明する。 第2図ないし第3図は原子炉発電所の出力制御
装置の構成を示すもので、沸騰水形原子炉プラン
トについては第1図と同様の構成であるため同一
部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。 図中30は再循環流量制御系を示し、図中31
はこの再循環流量制御系30の主制御器である。
この主制御系31の出力信号は速度制限器32を
経て、2系統の自動/手動切換器33A,33B
の入力となる。上記速度制限器32は原子炉出力
75%相当速度以上の信号を通過させるものであ
り、自動/手動切換器33A,33Bは自動、手
動のモード選択を行なうためのものである。そし
て手動モードを選択したときは運転員が調整ダイ
ヤルを直接操作できるほか、外部からの電気信号
によつても調整ダイヤルを操作することができ
る。 そこでまず運転員が手動モードで再循環ポンプ
4A,4Bの速度を徐々に速度制限器32の制限
値まで上昇させたのち、自動/手動切換器33
A,33Bを自動モードに切換えると、自動/手
動切換器33A,33Bは主制御器31からの信
号により制御される。各自動/手動切換器33
A,33Bの出力信号は速度制御装置34A,3
4Bを経て前記可変周波数電源装置7A,7Bの
入力となり、さらに電動機6A,6Bへ出力され
て再循環ポンプ4A,4Bの回転数を制御する。 一方、図中41は原子炉出力演算器で、この演
算器41は原子炉圧力容器1内における出力決定
要因となる情報、例えば炉心2内部の中性子束検
出器10…,主蒸気流量検出器(図示せず)、熱
出力検出器(図示せず)等からの信号を入力し、
原子炉の出力状況に応じた演算結果を出力する。
この出力信号は出力設定演算器42、原子炉出力
検出器43及びタービン出力設定演算器44の入
力となる。なお図中43A,43Bは上記原子炉
出力検出器43の出力接点である。 上記出力設定演算器42は、出力制御パターン
切換接点45,46の閉成動作により発電所出力
設定器47からの要求信号と原子炉出力演算器4
1からの原子炉出力信号とを比較してその両信号
の偏差量を演算すると同時に、原子炉及びタービ
ンの負荷上昇率の制限値の演算を行なう。そして
この演算結果を再循環流量設定演算器48、制御
棒密度設定演算器49及び状態表示制御装置50
にそれぞれ出力する。また上記制御棒密度設定演
算器49は制御棒9…の位置信号と前記出力設定
演算器42からの出力とを比較し、その結果を前
記状態表示制御装置50へ出力する。そこでこの
状態表示制御装置50は出力設定演算器42から
の信号と制御棒密度設定演算器49からの信号と
を入力し、炉心2における制御棒9…の状態及び
原子炉出力情報等をデイスプレイ51に表示させ
る。そこで運転員はデイスプレイ51の表示に従
つて制御棒位置監視装置(図示せず)や前記主制
御器31及び自動/手動切換器33A,33B等
を操作することができる。すなわち、上記状態表
示制御装置50とデイスプレイ51により、前記
原子炉出力演算器41の制御内容を表示する状態
表示装置を構成している。 一方、前記再循環配管3A,3Bに設けられた
流量検出器53A,53Bからの検出信号が再循
環総流量演算器54に入力され、この演算器54
からの再循環総流量信号が前記再循環流量設定演
算器48へ出力される。そこでこの再循環流量設
定演算器48では前記出力設定演算器42からの
原子炉出力要求信号と再循環総流量信号とを比較
してその偏差量をパルス信号として出力する。そ
して、原子炉出力が例えば目標出力の75%未満で
あればリレー接点55が閉成し、再循環流量設定
演算器48の出力信号で自動/手動切換器33
A,33Bの出力信号調整ダイヤルを制御するよ
うになり、原子炉出力が目標出力の75%以上であ
ればリレー接点56が閉成し、再循環流量設定演
算器48の出力信号で主制御器31の出力信号調
整ダイヤルを制御するようになる。上記主制御器
31及び自動/手動切換器33A,33Bはそれ
ぞれのモード切換接点57及び58A,58Bが
開放しているとき、手動モードが選択されて外部
より出力信号調整ダイヤルを制御することができ
る。このようにして再循環流量設定演算器48よ
り出力されるパルス信号によつて、主制御器31
及び自動/手動切換器33A,33Bの各出力信
号調整ダイヤルを1ステツプ上昇させることがで
きる。 原子炉出力が目標出力の65%に達するまで制御
棒操作によつて出力を上昇させ、その後は目標出
力に達するまで再循環流量の制御によつて出力を
上昇させるが、この切換えは前記出力設定演算器
42に設けられた一方の出力制御パターン切換信
号接点45によつて行なわれる。また他方の接点
46はPCIOMR運転用であつて、原子炉出力が
目標出力の65%以下の場合でも再循環流量制御系
30を用いて出力を上昇させ、制御棒操作と再循
環流量制御を数回ずつ行なうことにより目標出力
まで上昇させることができる。 第3図は出力選択装置の構成を示すもので、図
中59,60は択一的に閉成する制御モード選択
スイツチであり、図中61,62は択一的に閉成
する運転パターン選択スイツチである。一方の制
御モード選択スイツチ59が閉成すると制御棒操
作モードが選択され、他方の制御モード選択スイ
ツチ60が閉成すると再循環流量制御モードが選
択される。また一方の運転パターン選択スイツチ
61が閉成すると第1の出力制御モードが選択さ
れ、他方の運転パターン選択スイツチ62が閉成
すると第2の出力制御モードが選択される。 図中64,65は原子炉系が正常であるとき閉
成している接点であり、図中66,67はタービ
ン発電機系が正常であるとき閉成している接点で
ある。さらに図中68は制御棒手動制御系が正常
であるとき閉成している接点であり、図中69は
制御棒位置指示系が正常であるとき閉成している
接点である。そして図中70は出力制御モードを
制御棒操作モードに設定するリレーであり、この
リレー70の接点70Aは前記出力設定演算器4
2と制御棒密度設定演算器49との間に介挿され
ている。 図中71,72も原子炉出力検出器43の接点
であつて、接点71は原子炉出力が目標出力の75
%以下であるとき閉成し、接点72は原子炉出力
が目標出力の75%〜100%であるとき閉成する。 また図中73は一方の自動/手動切換器33A
が手動モードのときに閉成する接点であり、図中
74は他方の自動/手動切換器33Bが手動モー
ドのときに閉成する接点である。そして図中75
は一方の自動/手動切換器33Bが自動モードの
ときに閉成する接点であり、図中76は他方の自
動/手動切換器33Bが自動モードのときに閉成
する接点である。 図中77,78は再循環流量制御モードに設定
するためのリレーである。一方のリレー77では
前記接点55を閉成して自動/手動切換器33
A,33Bのモード選択を行ない、他方のリレー
78では前記接点56を閉成して主制御器31の
モード選択を行なう。そしてリレー70,77,
78は前記制御モード選択スイツチ59,60と
共に制御モード選択装置を構成する。 図中79は炉心2における燃料棒密度が予め定
められた密度となつているときの運転パターンを
設定するリレーで、その出力接点は第2図接点4
5である。また図中80は運転パターン
PCIOMR運転パターンに設定する補助リレーで、
その出力接点は第2図の接点46である。なお、
これらのリレー79,80は前記運転パターン選
択スイツチ61,62と共に運転パターン選択装
置を構成する。 さらに、図中81は発電機16を電力系統に併
入するしや断器(図示せず)の接点であり、前記
タービン出力設定演算器44はこの接点81を介
してしや断器の動作信号と原子炉出力演算器41
からの原子炉出力信号とを入力し、原子炉出力に
一定出力(例えば原子炉出力信号の約10%相当)
をバイアスし、その結果を、負荷設定器駆動装置
82を介して前記EHC19の負荷設定器22へ
出力し、タービン出力を設定する。 次に、このように構成された原子力発電所の出
力制御装置の作用について説明する。 原子力発電所の起動にあたり、第3図に示す運
転パターン選択スイツチ61を閉成操作して第1
の出力制御モードを選択するとともに、制御モー
ド選択択スイツチ59を閉成操作して制御棒操作
モードを選択し、発電所出力設定器47で目標出
力を設定する。 そこで原子炉系及びタービン発電機系が正常で
あるときはリレー70が動作してその出力接点7
0Aが閉成し、出力設定演算器42の出力信号を
制御棒密度設定演算器49に入力する。そして圧
力容器1内の各部と冷却材の温度上昇が予め定め
られたパターンで行なわれるように、デイスプレ
イ51には制御棒引抜手順が表示される。そこで
運転員は、デイスプレイ51の表示に従つて制御
棒位置監視装置(図示せず)を操作し、制御棒引
抜き操作を行なうことができる。 そして原子炉出力の上昇に伴ない、EHC19
はタービンバイパス弁20の開度を徐々に増加さ
せ、原子炉出力が目標出力の10%に達すると、発
電機16を電力系統に併入させる。その後、
EHC19の負荷設定器22がタービン出力設定
演算器44によつて徐々に増方向へ駆動され、こ
れによつて発電機16の出力が徐々に増大し、タ
ービンバイパス弁20が全閉する。この間、原子
炉出力は一定に保持される。 タービンバイパス弁20が全閉すると、出力設
定演算器42の出力信号と制御棒密度設定演算器
49の出力信号が状態表示制御装置50に入力
し、制御棒9…の引抜き状態がデイスプレイ51
に表示される。そこで運転員は、この表示に従つ
て制御棒9…を引抜き操作することができる。 制御棒9…の引抜きにより原子炉出力が目標出
力の65%に達するまでの間に、再循環ポンプ4
A,4Bの回転速度は約20%上昇し、炉心流量は
自然循環量より若干増加する。またこの間に原子
炉出力は第4図に示す出力曲線上のA点よりB
点に移行する。 原子炉出力がB点に達すると、出力設定演算器
42からの信号は状態表示制御装置50に出力さ
れ、デイスプレイ51には制御モード選択スイツ
チ60の閉成指示が表示される。 そこで運転員が選択スイツチ60を閉成操作し
て再循環流量制御モードを選択すると、原子炉系
及びタービン発電機系が正常であればリレー77
が作動して接点55が閉成し、出力設定演算器4
2は制御棒引抜操作を停止し、再循環流量設定演
算器48の出力信号が自動/手動切換器33A,
33Bに入力される。そして原子炉出力が予め定
められた上昇率で目標出力に達するように、再循
環ポンプ4A,4Bの速度が制御される。 次に、原子炉出力が目標出力の75%以上になる
と、リレー78が動作し、接点57が閉成して主
制御器31により再循環流量が制御される。また
発電所出力設定器47により100%出力が設定さ
れている場合には、原子炉出力は出力曲線のB
点からC点に達する。 一方、PCIOMR運転を要する場合には、運転
パターン選択スイツチ62を閉成操作する。そう
すると補助リレー80が動作し、その接点46が
閉成して出力設定演算器42への入力がなされ
る。さらに制御モード選択スイツチ59を閉成操
作して制御棒操作モードを選択し、出力設定器4
7により第4図中の出力曲線上のD点を出力上
昇点として設定する。なお出力曲線は
PCIOMR運転用である。そしてデイスプレイ5
1には状態表示制御装置50からの信号により出
力上昇点Dまでの制御棒引抜き手順等が表示され
るので、運転員はこの表示に従い、制御棒引抜き
操作を行なうことができる。このようにして原子
炉出力が出力曲線上のD点に達すると、デイス
プレイ51には制御棒引抜き中止の表示ととも
に、制御モード変更の表示がなされる。 そこで運転員は制御モード選択スイツチ60を
閉成操作して再循環流量制御モードを選択すると
ともに、出力設定器47により出力曲線上のE
点を次の出力上昇点として設定する。これによつ
て、出力設定演算器42の出力信号は再循環流量
設定演算器48に入力され、再循環流量は予め定
められた上昇率で増加して原子炉出力が出力力曲
線上のE点まで上昇すると、デイスプレイ51
には制御モード変更の表示がなされる。 運転員が再度、制御モード選択スイツチ59を
閉成操作して制御棒操作モードを選択するととも
に、発電所出力設定器47により次の出力上昇点
を出力曲線上のF点に設定すると、デイスプレ
イ51には制御棒引抜き表示がなされる。そこで
運転員は、この表示に従つて再び制御棒引抜き操
作を行なう。 そして原子炉出力が出力曲線上のF点に達す
ると、デイスプレイ51に制御棒引抜き中止の表
示とともに、制御モード変更の表示がなされる。 そこで運転員は制御モード選択スイツチ60を
閉成操作し、再循環流量制御モードを選択すると
ともに、発電所出力設定器47により最終目標出
力点であるC点を設定する。これによつて、出力
設定演算器42の出力信号は再循環流量設定演算
器48に入力され、再循環流量が予め定められた
上昇率で増加する。そして原子炉出力がC点に達
すると、デイスプレイ51には目標出力到達表示
がなされる。 なお以上の説明では、制御モードの変更を、制
御棒操作と再循環流量制御を2回ずつ行なうもの
として説明したが、燃料棒の燃焼度によつては制
御モードの変更回数をさらに多くしてもよい。ま
た出力上昇のみでなく、出力下降についても発電
所出力設定器47における出力設定により自動的
に出力制御することができる。 また、以上の実施例では制御システムにアナロ
グ制御回路を使用するものとしたが、デジタル制
御回路を使用することもできる。またデジタルハ
ードウエアを採用するときはプログラミングされ
たデジタルコンピユータを、公知の手段によつて
制御回路に組込むことができる。 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明に係る原子力発電
所の出力制御装置によれば、原子炉系とタービン
発電機系とを協調させて自動的に目標出力到達ま
での出力制御を行なうことができ、燃料経済性の
向上と、燃料調整時間の短縮を図ることができ
る。また、燃料棒の燃焼密度に応じて運転パター
ンを変更でき、PCIOMR運転の操作も容易にな
り、PCIOMR運転終了後は負荷変動を迅速に行
なうことができ、出力制御の自動化により運転員
の負担を軽減することができる。
第1図は沸騰水形原子力発電所の出力制御装置
を示す系統図、第2図及び第3図は本発明の一実
施例を示すもので、第2図は沸騰水形原子力発電
所の出力制御装置の系統図、第3図は同出力制御
装置の出力選択装置を示す系統図、第4図は炉心
流量と原子炉出力との関係における出力特性図で
ある。 1……原子炉圧力容器、2……炉心、4A,4
B……再循環ポンプ、9……制御棒、10……中
性子検出器、15……タービン、16……発電
機、30……再循環流量制御系、41……原子炉
出力演算器、42……出力設定演算器、44……
タービン出力設定演算器、47……発電所出力設
定器、48……再循環流量設定演算器、49……
制御棒密度設定演算器、50……状態表示制御装
置、51……デイスプレイ、53A,53B……
流量検出器、59,60……制御モード選択スイ
ツチ、61,62……運転モード選択スイツチ、
70,77,78,79,80……リレー。
を示す系統図、第2図及び第3図は本発明の一実
施例を示すもので、第2図は沸騰水形原子力発電
所の出力制御装置の系統図、第3図は同出力制御
装置の出力選択装置を示す系統図、第4図は炉心
流量と原子炉出力との関係における出力特性図で
ある。 1……原子炉圧力容器、2……炉心、4A,4
B……再循環ポンプ、9……制御棒、10……中
性子検出器、15……タービン、16……発電
機、30……再循環流量制御系、41……原子炉
出力演算器、42……出力設定演算器、44……
タービン出力設定演算器、47……発電所出力設
定器、48……再循環流量設定演算器、49……
制御棒密度設定演算器、50……状態表示制御装
置、51……デイスプレイ、53A,53B……
流量検出器、59,60……制御モード選択スイ
ツチ、61,62……運転モード選択スイツチ、
70,77,78,79,80……リレー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 再循環ポンプの回転速度を制御する再循環流
量制御系と、 原子炉圧力容器内における出力決定要因となる
信号を入力して原子炉出力を演算する原子炉出力
演算器と、 この原子炉出力演算器の出力信号と発電所出力
設定器からの設定信号とを入力して発電所出力の
上昇率を演算する出力設定演算器と、 出力制御モードを制御棒操作モードまたは再循
環流量制御モードに切換える制御モード選択装置
と、 前記出力設定演算器における運転パターンとし
て、原子炉出力が目標出力に達するまでに前記制
御棒操作モードと再循環流量制御モードとの切換
えを1回のみ行う第1の運転パターンと、複数回
行う第2の運転パターンとを切換える運転パター
ン選択装置と、 前記制御モード選択装置により制御棒操作モー
ドが選択された状態で前記出力設定演算器の出力
信号及び制御棒位置信号にもとづいて制御棒の制
御手順を決定する制御棒密度設定演算器と、 この制御棒密度設定演算器の出力信号及び前記
出力設定演算器の出力信号にもとづいて発電所の
出力制御状態を表示する状態表示装置と、 前記制御モード選択装置により再循環流量モー
ドが選択された状態で前記出力設定演算器の出力
信号及び再循環流量信号にもとづいて前記再循環
流量制御系の設定値を調整する再循環流量設定演
算器と、 前記原子炉出力演算器の出力信号にもとづき原
子炉出力上昇に追従してタービンの出力設定値を
調整するタービン出力設定演算器と、 を具備したことを特徴とする原子炉発電所の出力
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57141930A JPS5931495A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 原子力発電所の出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57141930A JPS5931495A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 原子力発電所の出力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5931495A JPS5931495A (ja) | 1984-02-20 |
| JPH0410039B2 true JPH0410039B2 (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=15303452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57141930A Granted JPS5931495A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 原子力発電所の出力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5931495A (ja) |
-
1982
- 1982-08-16 JP JP57141930A patent/JPS5931495A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5931495A (ja) | 1984-02-20 |
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