JPH04101603U - 通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用した ゴム靴 - Google Patents
通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用した ゴム靴Info
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- JPH04101603U JPH04101603U JP3190791U JP3190791U JPH04101603U JP H04101603 U JPH04101603 U JP H04101603U JP 3190791 U JP3190791 U JP 3190791U JP 3190791 U JP3190791 U JP 3190791U JP H04101603 U JPH04101603 U JP H04101603U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴に用いる中底及び埋底を一体に成形し、中
底には通気穴を、埋底には支骨を有する中空室及び連通
溝を設けて、靴の中の蒸れを防止するものである。 【構成】 同時に一体成形成した中底(1)及び埋底
(2)における、埋底(2)の踵部及び踏付部に各々細
長い支骨(3)や楕円状の支骨(3a)等の支骨を有す
る中空室(4)を設けて各々内部が連通するようにし、
これらの中間の不踏部には前記の中空室(4)よりも断
面積の小さい連通溝(6)を細長い支骨(3)と共に設
けてある。前記細長い支骨(3)の左右両側には、各々
埋底(2)の周縁突起(2a)まで張出し部(3″)を
設けてある。中底(1)には、埋底(2)の中空室
(4)と連通するように通気穴(5)を設けてある。
底には通気穴を、埋底には支骨を有する中空室及び連通
溝を設けて、靴の中の蒸れを防止するものである。 【構成】 同時に一体成形成した中底(1)及び埋底
(2)における、埋底(2)の踵部及び踏付部に各々細
長い支骨(3)や楕円状の支骨(3a)等の支骨を有す
る中空室(4)を設けて各々内部が連通するようにし、
これらの中間の不踏部には前記の中空室(4)よりも断
面積の小さい連通溝(6)を細長い支骨(3)と共に設
けてある。前記細長い支骨(3)の左右両側には、各々
埋底(2)の周縁突起(2a)まで張出し部(3″)を
設けてある。中底(1)には、埋底(2)の中空室
(4)と連通するように通気穴(5)を設けてある。
Description
【0001】
本考案は通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用したゴム靴に関する
ものである。
【0002】
従来から合成樹脂やゴムからなる靴、特にゴム靴は通気性が悪いために、発汗
により足が蒸れて水虫等に患り不衛生で不快感の原因になっている。そこでこれ
を改良するために靴の底部の内面側において、その踵部から前方の全体に単に凹
溝を設けたものや、あるいは踵部にポンプ設け、このポンプの前後に吸入弁及び
排気弁等を設けて靴底の前部にある通気路に空気を送り、これを靴入へと導いて
靴内を乾燥する方法があった。
【0003】
前記最初の靴底の内側全体に凹溝を設けたものでは足からの汗の一部が凹溝内
に落ちたり、あるいは靴内のポンプ作用等で強制的に移動しないので発汗を抑制
することができず、靴内の蒸れを防止することができなかった。又次に記載した
踵内にポンプや吸気弁の設けてあるものでは、空気の流通が一方的なものであり
、効率が悪いと共に、構造が複雑で製造に手数が掛って煩雑であり、経済的でな
かった。そのため商品化されず市場には見ることがなかった。
【0004】
これの改善策としてこの外に本出願人の先願に係る実願平2−86547号に
よる考案として靴底本体の踵部に中空室を刻設し、埋底に中空部及び連通を穿設
し、及び中底に通気孔を穿設して通気性を有するようにしたゴム靴である。
【0005】
前記本出願人の先願に係る実願平2−86547号の考案では、中底と埋底を
別々に刃型により裁断して成形していたので手数が掛り、能率的でなかった。又
、埋底の支骨を成形するときは全体に連結しなければ、いわゆる島状に設けるこ
とができず、支骨の形状に自から限界があった。上記のようにしてなる中底と埋
底の接着は、各々に接着剤を塗布した後に乾燥してから接着していた。このよう
に接着剤を乾燥するには場所と時間が必要であり、乾燥により有機溶剤が飛散し
、作業環境が衛生的でなかった。
【0006】
そこで本出願人の請求項1の考案は、中底と埋底を別々に成形して、非能率的
に成形することなく、埋底の支骨形状に限界がなく、所望の形状に成形し、かつ
接着がすることがなくて手数が掛らず、かつ不衛生な環境になることがなく、中
底と埋底を一体に成形することにより埋底を所望の形状に成形でき、接着が不要
となり、作業能率が良くなると共に、作業環境がよくなり、従来よりも通気性が
よくて、履心地がよくなるようにした通気性を有する中底及び埋底を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
請求項2のに記載の考案は、前記請求項1に記載した通気性を有する中底と埋
底を利用し、かつ、靴底本体の踵部にも中空室及び支骨を設けて通気性を有する
ようにしたゴム靴を提供することを目的とするものである。
【0008】
請求項3のに記載の考案は、前記請求項2に記載した通気性を有するゴム靴に
おいて靴底本体の踏付部及び不踏部に更に中空室や連通溝を設けて、通気性をよ
くしたゴム靴を提供しようとするものである。
【0009】
本題の請求項1に記載の通気性を有する中底は、中底の裏側における胛被の下
部周縁の接着個所の内側、即ち埋底部分において、踵部及び踏付部には各々内部
で空気が連通するように、埋底と同じ厚さの支骨を有する中空室を設け、前記踵
部及び踏付部の中間には踏付部における前記中空室よりも断面積の小さい連通溝
を設けて連通し、中底には前記中空室と連通するように通気穴を貫通して設けた
ものである。従って連通溝のみによって連通しており、他の部分は埋底の端まで
延びていて、遮断されている。前記のようにしてなる埋底の支骨は、他の部分、
即ち周縁部や他の支骨と必ずしも連結してなくて、いわゆる島状にそれだけ独立
に成形することが出来る。そのためどのような形状にも成形でき、小さくするこ
ともできるためあらゆる方向に通気することができ、従来よりも通気性がよくな
る。中底及び埋底は表裏一体となっているため、成形する場合は所要の配合ゴム
からなる材料を常法により金型の内部に所望の形状の空隙を設け、加圧、加硫す
ることにより同時に成形することができる。又は他の材料、例えばゴム状弾性を
有する合成樹脂であっても接着性や耐熱性等が、ゴムと同質のものであればよい
。
【0010】
前記の埋底において踵部及び爪先側の踏付部における中空部を連通する不踏部
の連通溝の断面積を前記の両方の中空部よりも小さくしたのは、踵部の支骨を有
する中空室からの通気を更に加圧してポンプ作用により前部の踏付部へ送るため
である。前記において中空部および連通溝は埋底を島状にして貫通した状態にす
るか、あるいは刻設した状態でもよい。しかし、中底及び埋底の全体を薄くし、
かつ、軽量するには、埋底に余分なところがない方がよい。尚、不踏部では連通
溝の作用に支障のない範囲で中空室や支骨を設ける場合がある。
【0011】
前記の中底における踵部及踏付部には、前記埋底の中空室と対応する個所に連
通する通気穴を設けたのは、靴内部の空気を埋底の中空室へ通気するため及びこ
れの逆の作用をするためである。前記通気穴を設ける個所は、踏付部においては
特に限定はなく全体的に平均して設けてもよい。しかし、発汗の特に多い個所、
例えば踏付主要部においては集中的に、他においては散在的に設けてもよい。通
気穴の大きさは、靴の種類、中空室の大きさ、通気穴の数にもよるが、一般的に
は直径が1〜4mm程度が適当なものである。直径が1mmより小さいときは通
気の量が少なく、又4mmより大きいときは通気の流通が弱くなり、効果的でな
いからである。尚、中底における埋底の不踏部の連通部に対応するところに通気
穴を設けないのは、通気が途中で抜けると圧力が低下して踏付部に勢いよく流れ
ないからである。
【0012】
中底の裏面における外端縁、即ち胛被の周縁貼着個所より内側の埋底の外端周
縁に突条を設けることもある。これは埋底の外端をはっきりするためである。こ
の突条の高さは支骨と同じい高さになっている。尚、前記の埋底における外端周
縁の突条は、支骨が外端周縁まで連続的でなくても設けてあり、かつ通気や成形
に支障がない限り、設けなくてもよい。
【0013】
請求項2に記載の考案は、前記の請求項1の考案である通気性を有する中底及
び埋底をゴム靴に利用したものである。即ち、胛被、靴底本体、中底及び埋底か
らなるゴム靴において同時に一体成形した中底及びの裏側埋底における中底の裏
側の埋底の接着個所である胛被の下端周縁部の貼着個所の内側の踵部及び踏付部
に各々内部で空気が連通するように支骨を有する中空室を設け、不踏部において
前記中空室よりも断面積の小さい連通溝を設けて連通し、中底における踵部及び
踏付部には埋底における中空室に連通する通気室を設け、靴底本体踵部に支骨を
有する互いに連通する中空室を設けたことを特徴とするものである。本請求項に
おける中底及び埋底は前記請求項1と同様である。
【0014】
ここでゴム靴とは従来からある一般のゴム靴と同様であり、ゴムの短靴、深靴
及び長靴等を云い、裏材の有無は関係がない。裏材を用いるときは例えば、織布
、編布、及びメッシュ等の網状物を用いることがある。網状物を用いると通気性
が一層よくなり、効果が増大する。
【0015】
靴底本体は踵部と一体に成形したものが一般に用いられる。この成形はゴムの
配合物を常法により金型で成形するものである。踵部に中空室があるため軽量に
なる。靴底本体の中空室は深くて大きくできるため、前記の請求項1の考案より
も通気量が多くなり、靴内の除湿作用が大きくなる。中底の内側に裏材があるが
、通気性があるために、中底の通気穴から靴内への通気は順調に行われる。その
他は請求項1と同様である。尚、靴底本体の材質は前記の中底等と同様であり、
他の材料例えば合成樹脂であってもゴム状の性質があればよい。
【0016】
請求項3記載の考案は、前記請求項2に記載の考案において、靴底本体におけ
る爪先側の踏付部にも支骨を有する互いに連通する中空室を設け、不踏部には埋
底と同様に踵部及び踏付部の中空室よりも断面積の小さい連通溝を設けて、前記
の中空室を連通した通気性を有する中底及び埋底を利用したゴム靴である。この
場合に埋底と靴底本体の支骨の形状は通気性、耐久性及び履心地に支障がなけれ
ば同形でもよい。前記靴底本体と埋底の連通溝は形状が同一である必要はないが
、互いに対応しているようにすると効果的である。その他は前記請求項1及び2
と同様である。
【0017】
請求項1に記載の考案は、これを靴に用いて歩行した場合は、中底の通気穴を
通って埋底に入った空気は埋底における踵部の中空室へゆき、次に不踏部の連通
溝を通って踏付部の中空室へゆき、更にここから中底の空気穴を通って靴底へと
戻っていくものである。歩行により、これが順次繰返されるものである。
【0018】
請求項2に記載の考案は、歩行により靴内の空気は中底の空気穴から埋底の中
空室、さらに靴底本体踵部の中空室へと入いり、次に前記請求項1と同様に埋底
の不踏部における連通溝を通って、加圧されて踏付部の中空室へゆき、通気穴を
通って靴内へゆき、履口から外へと排出される。歩行によりこれが順次繰返され
るものである。
【0019】
請求項3に記載の考案は、前記請求項2と同様にして、埋底及び靴底本体の踵
部における中空室に入った靴内の空気は、不踏部におけるそれぞれの連通溝を通
って加圧されてそれぞれの踏付部における中空室へゆき、その後前記請求項1と
同様に中底の空気穴を通って靴内へと行き、次に履口から外へと排出されるもの
である。歩行により順次繰返されるものである。
【0020】
本考案の実施例を図面により説明する。先ず請求項1の考案を図1及び図2に
より説明すると、図1は中底(1)の裏面に埋底(2)を同時に成形した拡大斜
視図であり、図2は前記図1の中底(1)を表側にした斜視図である。図1にお
ける中底(1)の裏面には、その周縁に胛被の貼着部(1a)があり、これの内
側において、この周縁全体に埋底(2)の周縁突起(2a)を設けたものである
。埋底(2)の踵部において、左右の両端からみてほぼ中央に爪先の方へ縦方向
に細長い支骨(3)が後端の一部を除いて設けてある。この細長い支骨(3)に
おける両側及びこれの後方に小さな突出部(3)を設けてある。
【0021】
前記細長い支骨(3)の後端近く及び左右両側には前記突出部(3′)のある
横を除いて大小の楕円状の支骨(3a)が2列に間隔をおいて設けてある。従っ
てこれらの細長い支骨(3)と楕円状の支骨(3a)及びこれらの相互の間には
沢山の複雑な中空室(4)がある。細長い支骨(3)の直ぐ横の小さな楕円状の
支骨(3a)の列の間の中空室(4)には通気穴(5)が中底(1)の表面に貫
通して設けてある。
【0022】
前記踵部の先にある不踏部には、前記踵部の細長い支骨(3)と若干間隔をお
いて同じく爪先方向に細長い支骨(3)を設けてある。更にこれとわずかな間隔
をおいて左右両側に並行に同じく細長い支骨(3)が設けてあり、これらの間に
連通溝(6)を設けてある。前記左右の細長い支骨(3)の後部には左右の周縁
突起(2a)まで各々に張出部(3″)を設けてある。張出部(3″)は前記連
通溝(6)以外からの通気を遮断するためである。尚、前記連通溝(6)の横手
方向の断面積は、後方にある踵部における断面積より小さくなっている。これは
中空室(4)の空気を爪先方向にある踏付部へ圧力を加えて勢いよく送るためで
ある。前記細長い支骨(3)の更に外側には、間隔をおいて前記の踵部と同様に
楕円状の支骨(3a)が設けてあり、その間は小さな沢山の中空室(4)となっ
ている。
【0023】
前記の不踏部の前方の踏付部においても踵部と同じく細長い支骨(3)が前記
の中央にあるものとわずかな間隔をおいて同軸方向に2個所に設けてある。爪先
側の細長い支骨(3)にはその左右両側の前部に突出部(3′)が設けてある。
又これと同形の細長い支骨(3)が同列で反対側、並びに爪先部におけるほぼ中
央に設けてある。尚通気穴(5)も細長い支骨(3)の片側又は両側にも設けて
通気性を良くくしてある。踏付部においてはこれらの外に楕円状の(3a)が踵
部におけると同様に同列及び同間隔で設けてある。前記不踏部における連通溝(
6)の横手方向の断面積よりも踏付部における中空室(4)のは大きくなってい
る。これは連通溝(6)を通る通気を加圧するためである。
【0024】
従って、踏付部においても前記の踵部と同様に複雑な多数の中空室(4)を有
する。中空室(4)では通気性がよくなり、円滑に通気穴(5)を通って中底(
1)の表面へと流出する。そのため埋底(2)では温度が比較的低温に保たれて
発汗を抑制すると共に、中底(1)の通気穴(5)からの空気はれらの中空室(
4)から連通溝(6)を通って加圧され勢いよく踏付部の通気穴(5)を通って
更に中底(1)の表面へと送られていくものである。前記のようにしてなる中底
(1)と埋底(2)は金型にて常法により配合した未加硫ゴムの混練した材料を
所要量入れて同時に加硫成形するので、所要の厚さで、かつ、独立した複雑な所
要形状の支骨を同時に成形できるので接着が不要であり、能率よくしかも外観よ
く成形できるものである。従って経済的である。
【0025】
請求項2に記載の本考案の実施例を図1乃至図5により説明すると図3は靴底
本体(7)を示したものであり、この靴底本体踵部(8)には中空室(4)及び
細長い支骨(3)がある。細長い支骨(3)は中央に2本を長手方向にへ同軸に
若干間隔をおいて設けてある。これは通気を相互によくするためであるが必ずし
も必要でない。これらの細長い支骨3間に中空室(4)がある。図4は図3に示
す靴底本体(7)を図1及び図2に示す中底(1)及び埋底(2)を有するゴム
長靴(A)に応用した場合の一部切欠断面図であり、主として中底(1)、埋底
(2)及び靴底本体(7)の断面構造を示したものである。
【0026】
ゴム長靴(A)の内側には全面に裏布(9)が貼着してあり、中底(1)にお
ける裏面の胛被貼着部(1a)には、埋底(2)の周縁突起(2a)まで胛被(
9)が貼着してある。埋底(2)の裏面には靴底本体(7)の表面が貼着してあ
る。通気穴(5)は、一方は中底(1)の踵部及び踏付部において、埋底(2)
のの中空室(4)に開口してあるが、他方は裏布(10)に開口して織目の間隙
から靴内側を連通して通気できるようになっている。
【0027】
従って前記のようになっている本考案のゴム長靴(A)を履いた場合には、足
から発散した湿った空気は、図4に示すように踵部の裏布(10)から中底(1
)の通気穴(5)を通って埋底(2)の中空室(4)に入り、次に靴底本体(7
)の中空室(4)に入いる。次に足の踵で踏付けられることにより、これらの中
空室(4)は圧縮・変形して図5に示すように埋底(2)の不踏部の連通溝(6
)を通って踏付部にゆき、ここの細長い支骨(3)や楕円状の支骨(3a)の間
の中空室(4)を通って図4に示すように各所の通気穴(5)を通り、裏布(1
0)の織目を通って靴内へと行き、前記と同様となる。本請求項の考案では特に
靴底本体踵部(8)にも中空室(4)及び細長い支骨(3)があるため中空室(
4)の容積も大きく、それに伴って通気量も多くなるので、前記請求項1の考案
よりも通気による湿気除去の効果も大きいため、防汗性がより良くなる。その他
は前記請求項1と同様である。
【0028】
請求項3に記載の本考案の実施例を図1及び図2に並びに図6乃至図8により
説明する。先ず図6に示すようにこの靴底本体(7)の表側には前記の請求項2
に記載の靴底本体踵部(8)における中空室(4)を設けてある外に、不踏部に
おいては該中空室(4)と連通している連通溝(6)を細長い支骨(3)と共に
設けてあり、更に踏付部にはこれらと連通して多くの中空室(4)を細長い支骨
(3)と共に設けてある。その他中底(1)及び埋底(2)並びに胛被(9)及
び裏布(10)は前記と同様である。従って前記請求項2よりも更に中空室(4
)が多く、全体の容積も大きくなり、これに伴って通気量及び防汗性が大きくな
っている。
【0029】
図7に示すようにして使用した場合には、ゴム長靴(A)の靴内における湿っ
た空気は、前記請求項2に記載した場合と同様であり、中底(1)の踵部におけ
る通気穴(5)から埋底(2)及び靴底本体踵部(8)の中空室(4)に入いる
。次に図8に示すようなこれと連通している埋底(2)及び靴底本体(7)にお
ける不踏部の連通溝(6)へゆき、ここで加圧されて勢いよくこれら上方及び下
方の両方にある踏付部の図6に示すように細長い支骨(3)及び楕円状の支骨(
3a)の間の中空室(4)を通り、ここで冷却されて更に中底(1)の通気穴(
5)を通り、裏布(10)を通って靴内へと戻ってくる。そして最後に履口から
外へと排出されるものである。従って前記請求項2よりも靴底本体(7)の不踏
部の連通溝(6)及び踏付部の中空室(4)の分だけ容積が大きいため、ゴム長
靴(A)全体の通気量が多くなり、防汗効果がそれに伴って増大する。その他は
前記の請求項1及び2と同様である。尚、前記の実施例はゴム長靴についてのも
のであるが、それに限るものではなく、短靴及び深靴等についても同様に実施で
きるものである。尚、靴底本体における支骨の形状は、前記の細長い支骨形状に
限られるものではなく、円形・三角・四角・多角形等、その他通気性に支障のな
い限りどのような形状でもよい。
【0030】
本出願の請求項1に記載の考案は、前記のように中底(1)及び埋底(2)を
表裏一体に同時に成形し、かつ、通気性のよい細長い支骨(3)や楕円状の支骨
(3a)等の所要な形状の支骨及び中空室(4)を金型により簡単に成形するこ
とができる。そのため独立した形状の支骨が多く中空室(4)内に設けることが
できるので、より一層良好な通気性が得られるものである。中底(1)や埋底(
2)を同時一体に成形するため別々に裁断し、これを接着することが不要であっ
て、能率よく、かつ経済的である。又、接着しないので接着剤が不要であり、有
機溶剤の使用もなく、作業環境も衛生的である。埋底(2)における支骨を独立
した形状にできるので、中空室(4)の容積も大きくなり、配合ゴムの使用も減
少し、全体の重量も軽くなるものである。
【0031】
請求項2に記載の考案は、前記請求項1に記載のように中底(1)、中空室(
4)及び支骨を有する一体となった埋底(2)が、これらと接着する踵部に支骨
及び中空室(4)を有する靴底本体(7)、胛被(9)及び裏布(10)を有す
るゴム長靴(A)に使用した場合である。そのため靴内の湿った空気は中底(1
)及び埋底(2)の踵部の通気穴(5)や中空室(4)から靴底本体踵部(8)
の中空室(4)へゆき、ポンプ作用により埋底(2)の不踏部及び踏付部から中
底(1)の通気穴(5)を通り、裏布(10)を抜けて靴内へと行くものである
。従って靴底部における中空室(4)の容積は靴底本体踵部(8)の分だけ大き
くなり、これらを通る通気量が増大するため、防汗効果も大きくなる。本考案で
は靴底本体踵部にも中空室(4)があるため軽量となり、履心地がよくなる。
【0032】
請求項3に記載の考案は、前記請求項2に記載の考案における靴底本体(7)
の不踏部には靴底本体踵部(8)における中空室(4)と連通する連通溝(6)
を設け、これと更に連通する中空室(4)や細長い支骨(3)等の支骨を設けた
ものである。そのため連通溝(6)が中空室(4)の分だけ空隙の容積が大きく
なる。従ってこれらを通る通気量も増大するため、これに応じて多くの湿った空
気が外へ排出されるので防汗効果も更に増大する。前記のように空隙の容積が大
きくなるので、この分だけ更に軽量となり、かつ、衝撃の緩和もよくなるため履
心地がよくなるものである。その他は前記の請求項と同様である。更に使用する
配合ゴムも少なくなり経済的である。
【図1】中底及び埋底の裏側からの拡大斜視図である。
【図2】中底及び埋底の表側からの斜視図である。
【図3】踵部に中空室及び支骨を設けた靴底本体の斜視
図である。
図である。
【図4】踵部に中空室及び支骨を設けた靴底本体を使用
した場合であって、埋底が図1におけるA−A線により
切断されたようにしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図
である。
した場合であって、埋底が図1におけるA−A線により
切断されたようにしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図
である。
【図5】踵部に中空室及び支骨を設けた靴底本体を使用
した場合であって、埋底が図1におけるB−B線により
切断されたようにしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図
である。
した場合であって、埋底が図1におけるB−B線により
切断されたようにしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図
である。
【図6】踵部及び踏付部に中空室及び支骨を、並びに不
踏部に連通溝を設けた靴底本体の斜視図である。
踏部に連通溝を設けた靴底本体の斜視図である。
【図7】踵部及び踏付部に中空室及び支骨を、並びに不
踏部に連通溝を設けた靴底本体を使用した場合であっ
て、埋底が図1におけるA−A線により切断されたよう
にしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図である。
踏部に連通溝を設けた靴底本体を使用した場合であっ
て、埋底が図1におけるA−A線により切断されたよう
にしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図である。
【図8】踵部及び踏付部に中空室及び支骨を、並びに不
踏部に連通溝を設けた靴底本体を使用した場合であっ
て、埋底が図1におけるB−B線により切断されたよう
にしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図である。
踏部に連通溝を設けた靴底本体を使用した場合であっ
て、埋底が図1におけるB−B線により切断されたよう
にしてなるゴム長靴の一部切欠縦断面図である。
A ゴム長靴
1 中底
1a 胛被貼着部
2 埋底
2a 周縁突起
3 細長い支骨
3′ 突出部
3″ 張出部
3a 楕円状の支骨
4 中空室
5 通気穴
6 連通溝
7 靴底本体
8 靴底本体踵部
9 胛被
10 裏布
Claims (3)
- 【請求項1】 同時に一体成形した中底及び埋底におけ
る中底の裏側の埋底の個所において、踵部及び踏付部に
は各々支骨を有する中空室を設けて各々内部が連通する
ようにし、これらの中間の不踏部には前記中空室よりも
断面積の小さい連通溝を設けて前記の中空室と連通し、
前記中底には前記埋底における踵部及び踏付部の中空室
と連通するように通気穴を設けたことを特徴とする通気
性を有する中底及び埋底。 - 【請求項2】 同時に一体成形した中底及び埋底におけ
る中底の裏側における埋底の個所において、踵部及び踏
付部には各々支骨を有する中空室を設けて各々内部が連
通するようにし、これらの中間の不踏部には前記中空室
よりも断面積の小さい連通溝を設けて前記の中空室を連
通し、前記中底には前記埋底の踵部及び踏付部の中空室
と連通するように通気穴を設け、靴底本体踵部に支骨を
有する互いに連通する中空室を設けたことを特徴とする
通気性を有する中底及び埋底を利用したゴム靴。 - 【請求項3】 同時に一体成形した中底及び埋底におけ
る中底の裏側における埋底の個所において、踵部及び踏
付部には各々支骨を有する中空室を設けて各々内部が連
通するようにし、これらの中間の不踏部には前記踵部及
び踏付部の中空室よりも断面積の小さい連通溝を設けて
前記の中空室を連通し、前記中底には前記埋底の踵部及
び踏付部の中空室と連通するように通気穴を設け、靴底
本体において、踵部及び踏付部には各々支骨を有する中
空室を設けて各々内部が連通するようにし、これらの中
間の不踏部には前記踵部及び踏付部の中空室よりも断面
積の小さい連通溝を設けて連通していることを特徴とす
る通気性を有する中底及び埋底を利用したゴム靴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190791U JPH04101603U (ja) | 1991-02-09 | 1991-02-09 | 通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用した ゴム靴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190791U JPH04101603U (ja) | 1991-02-09 | 1991-02-09 | 通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用した ゴム靴 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04101603U true JPH04101603U (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=31766997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3190791U Pending JPH04101603U (ja) | 1991-02-09 | 1991-02-09 | 通気性を有する中底及び埋底、並びにこれを利用した ゴム靴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04101603U (ja) |
-
1991
- 1991-02-09 JP JP3190791U patent/JPH04101603U/ja active Pending
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