JPH0410203Y2 - - Google Patents

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JPH0410203Y2
JPH0410203Y2 JP1987174607U JP17460787U JPH0410203Y2 JP H0410203 Y2 JPH0410203 Y2 JP H0410203Y2 JP 1987174607 U JP1987174607 U JP 1987174607U JP 17460787 U JP17460787 U JP 17460787U JP H0410203 Y2 JPH0410203 Y2 JP H0410203Y2
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crystallization
inducer
substrate
solution
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、過冷却された溶液が晶析する時に生
ずる熱を熱源として利用したヒーターの晶析誘発
具に関するものである。
<従来の技術> 従来、化学反応から生ずる発熱を利用したヒー
ターは、一旦反応すると還元しないため、一度の
発熱を利用する使い捨てには適しているが、再使
用が不可能であり、又使用中は絶えず酸素を供給
する必要があるため、袋体が衣服等によつて密閉
されないように留意しなければならず、更に発熱
温度の調節ができいない等の欠点があるのを解消
するために、熱源として過冷却可能な酢酸ナトリ
ウムの水溶液と、過冷却した溶液の結晶化を起こ
させるたわみ性自己完備活性材ストリツプとを組
み合わせることによつて、酸素を供給することな
く発熱させることができ、再使用が可能なヒート
パツクが提案されている。(特開昭53−23186) しかし、上記提案されたヒートパツクの活性材
ストリツプは、単にストリツプの内方に先端があ
る裂け目を有するものであるから、落下等の衝撃
により簡単に晶析が生じるため誤動作の原因とな
り、しばしば晶析不要の時に晶析が開始するとい
う欠点が生じた。
そこで、本出願人はかゝる誤動作を防止するた
めに、晶析を誘発するための晶析誘発具を第9
図、第10図に示すように、晶析誘発具11の基
板12の中央部に穿設した孔13に、鋲形状の誘
発子14をカシメ止めによつて密接状態に取り付
けたことを特徴とするヒーターを提供した。(実
願昭62−31252) しかし、基板12の孔13に誘発子14を、密
接状態に取り付けたものであるから、基板12と
誘発子14との間で摩擦が生じ難く、そのために
度々晶析が開始しないという新たな欠点が生じ
た。
<考案が解決しようとする問題点> 一般に、本考案晶析誘発具による酢酸ナトリウ
ム等の溶液の晶析は、基板の湾曲時に金属同志が
軋むことによつて生じる超高波、金属粉、摩擦熱
等が引き金となつて溶液に衝撃を与えることによ
り開始するものと考えられているが、特に、上記
金属同志の摩擦熱による温度変化の溶液に与える
影響が、晶析時に大きなウエイトを占めることが
研究の結果明らかになつた。
ところが上記従来例において、誘発子14を基
板12の孔13に密接状態にカシメ止めするもの
であるから、誘発子14に孔13との間に摩擦が
生じる部位が乏しく、従つて、基板12を湾曲さ
せて両者を軋ませても、時として溶液に衝撃を与
えないで晶析が開始しないという欠点が生じた。
本考案は上記欠点に対処したもので、過冷却と
晶析を反復し、晶析時に熱を発生する性状を有す
る溶液が充填された袋体内に封入された晶析誘発
具の改良に関し、上記新たな欠点を完全に解消す
るもので、確実に晶析を開始せしめるヒーターの
晶析誘発具を提供することを目的とするものであ
る。
<問題点を解決するための手段と作用> 本考案は上記目的を達成するために、過冷却と
晶析を反復し、晶析時に発熱する溶液を充填した
柔軟性物質の袋体内に封入した晶析誘発具であつ
て、金属製基板に設けた複数の可動接片で透孔を
形成し、該透孔に金属製誘発子を取り付けたこと
を特徴とするものである。
上記構成からなる本考案は、袋体内の溶液が過
冷却された液体の状態において、袋体の外部より
基板を湾曲することにより誘発子と基板の可動接
片が軋んで両者間に摩擦が生じると、溶液に衝撃
を与えるために溶液が晶析して発熱するものであ
る。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
に基づいて詳細に説明する。
1は晶析誘発具であつて、長手の金属製、例え
ばバネ材のステンレスの基板2の略中央部を裁断
することにより複数の可動接片3を形成するとと
もに、該可動接片3で透孔4を形成し、該透孔4
に金属製の鋲形状からなる誘発子5をカシメ止め
によつて嵌合せしめてなるものである。6は軟質
合成樹脂等の柔軟性物質によつて形成した袋体で
ある。この袋体6の内部には、過冷却と晶析を反
復し、晶析時に発熱する溶液の一例としての酢酸
ナトリウム溶液7が、過冷却の状態で充填され密
閉されている。この酢酸ナトリウム溶液7は、無
水酢酸ナトリウムを所望量の水に溶解して製造す
るもので、水100gに対して100〜200gの無水酢
酸ナトリウムが適当である。この酢酸ナトリウム
溶液7は、過冷却された液体時に衝撃を受けると
晶析し、この晶析時に発熱する性状を有してお
り、無水酢酸ナトリウムに対して水の量が増加す
ると発熱温度が低下する。このため、無水酢酸ナ
トリウムに対して水の比率を変更することによつ
て、発熱温度を調節することができる。
上記基板2および誘発子5は、金属であれば鉄
でも非鉄でも良いが、錆びないもの或は防錆加工
されたものが望ましい。
従つて、袋体6内の酢酸ナトリウム溶液7が過
冷却化された液体の状態において、袋体6の外部
より基板2を湾曲すると、第3図の破線で示すよ
うに、基板2に設けた複数の可動接片3が開放状
態に変形するとともに透孔4も変形した状態で複
数の可動接片3と誘発子5が軋んで両者間に摩擦
が生じるので、溶液7は衝撃を受けた部分から直
ちに晶析を開始し、連鎖的に全ての溶液7が晶析
し、これまで透明であつた溶液7が白色固形状と
なる。溶液7が晶析すると袋体6の全体が発熱
し、この熱が袋体6の外部へ伝達されるので、袋
体6をヒモ等で身体に当接するか、衣服間に挟ん
で当接すると身体が温められ、ヒーターとして使
用することができる。
時間の経過によつて、袋体6の温度が低下した
場合、これを煮沸すると、晶析状態にある溶液7
が過冷却の液体に戻り、溶液7を常温にまで低下
させると、前述と同様に基板2を湾曲操作すれ
ば、再晶析が可能となり、ヒーターとして再使用
することができる。
尚、上記の実施例においては、過冷却と晶析を
反復し晶析時に発熱する溶液として、酢酸ナトリ
ウム溶液を用いたが、これ以外に硫酸ナトリウム
溶液、チオ硫酸ナトリウム溶液も性状が同一であ
るため使用することができる。
<他実施例> 第5図および第6図は本考案の晶析誘発具の第
2の実施例を示すもので、晶析誘発具1の基板2
を断面凸形状に形成することに特徴を有し、基板
2の頂上中央部に複数の可動接片3から成る透孔
4を形成し、該透孔4に誘発子5を嵌合せしめる
点は上記第1の実施例と同様である。
第7図および第8図は本考案の晶析誘発具の第
3の実施例を示すもので、上記第2の実施例にお
いては基板2の全体を断面凸形状に形成してなる
が、基板2の中央部に断面凸形状の膨出部8を設
け、該膨出部8に上記各実施例と同様に複数の可
動接片3から成る透孔4を形成し、該透孔4に誘
発子5を嵌合せしめてなるものである。尚、可動
接片3を形成するための裁断は第1,第2実施例
のように平行状、第3実施例のように、放射状、
その他いずれでもよく、可動接片を形成すること
が主旨である。
上記第2,3の実施例においては、基板2を湾
曲すると、基板2は瞬時のうちに凸状態から水平
状態になり、再び凸状態に復元する。この時、基
板2に設けた複数の可動接片3が上記実施例と同
様に開放状態に変形することにより、可動接片3
と誘発子5とが軋んで摩擦が生じるものである。
尚、上記の各実施例においては、1個の誘発子
を中央部の設けたが、中央部に複数個を設けるこ
ともでき、又中央部と他部に分散して設けること
もできるばかりか、誘発子を嵌合させるための透
孔の形状は丸形状に限定されず、三角、四角等の
多角形状であつてもよく、また、誘発子の形状は
上記鋲形状のみならず、螺子形状であつてもよい
ものである。
<考案の効果> 以上のように、本考案の晶析誘発具は、基板に
設けた複数の可動接片によつて形成した透孔に誘
発子を取付けてなるものであるから、基板の湾曲
によつて複数の可動接片が開放状態に変形するこ
とにより、基板の可動接片と誘発子との間の摩擦
の部位が多数存在する結果となるので、晶析を開
始するにあたつて基板を湾曲させ、誘発子と基板
の可動接片とを軋ませた場合、両者間の摩擦は確
実に複数箇所で行われて溶液に衝撃を与えるた
め、晶析は短時間で、しかも確実に開始するとい
う効果を有する。
その上、可動接片が誘発子によつて固定される
結果、基板を湾曲させない場合は絶対に晶析が開
始しないので、落下等による衝撃から生じる晶析
は完全に防止することができ、誤動作の発生は除
去できるものである。
また、第2、3実施例に場合においては、基板
を断面凸形状に常時湾曲させた状態で形成してな
るから、一度湾曲すると再度力を加えなくても、
必ず元の状態に復元するので、曲げぐせがつか
ず、基板を傷めることがない故に、永年使用に耐
えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の拡大平面図、第2図は第1図
のA−A線一部拡大断面図、第3図は基板を湾曲
させた状態を示す一部拡大断面図、第4図は本考
案に係る晶析誘発具を封入したヒーターの一部切
欠斜視図、第5図は第2の実施例を示す拡大平面
図、第6図は第5図のB−B線一部拡大断面図、
第7図は第3の実施例を示す拡大平面図、第8図
は第7図のC−C線拡大断面図、第9図は従来例
の平面図、第10図は第9図の一部拡大断面図で
ある。 1は晶析誘発具、2は基板、3は可動接片、4
は透孔、5は誘発子である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 過冷却と晶析を反復し、晶析時に発熱する溶
    液を充填した柔軟性物質の袋体内に封入した晶
    析誘発具であつて、金属製基板に設けた複数の
    可動接片で透孔を形成し、該透孔に金属製誘発
    子を取り付けたことを特徴とするヒーターの晶
    析誘発具。 (2) 金属製基板を断面凸形状に形成し、該基板の
    略頂上部に設けた複数の可動接片で透孔を形成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載のヒー
    ターの晶析誘発具。
JP1987174607U 1987-11-16 1987-11-16 Expired JPH0410203Y2 (ja)

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JPH0178151U JPH0178151U (ja) 1989-05-25
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