JPH041023Y2 - - Google Patents

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JPH041023Y2
JPH041023Y2 JP16034387U JP16034387U JPH041023Y2 JP H041023 Y2 JPH041023 Y2 JP H041023Y2 JP 16034387 U JP16034387 U JP 16034387U JP 16034387 U JP16034387 U JP 16034387U JP H041023 Y2 JPH041023 Y2 JP H041023Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば乳母車などの手押車にか
ごを取付けるための構造に関するものである。
[従来の技術] 乳幼児を乗せた乳母車を携行しながら、買物等
に行く際の便宜を図るため、ある程度の手荷物を
収納できるかごを備えた乳母車が既に実用化され
ている。
また、上述のようなかごは、不要となつたとき
には、乳母車から取外すことができるように考慮
されたものもある。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、この考案は、上述したような取外し可
能とされたかごをより簡便な操作により、手押車
に取付けるための構造を提供しようとするもので
ある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、収納空間を形成するかご本体と前
記かご本体の上辺部を形成するフレームとを備え
るかごを手押車に取付けるための構造に向けられ
るものであつて、上述した技術的課題を解決する
ため、次のような構成を備えることが特徴であ
る。
すなわち、前記かごは、前記手押車に対して、
前記手押車上の互いに対向する位置に設けられた
1対のかご取付用装置を介して着脱自在に取付け
られる。
前記各かご取付用装置は、それぞれ、前記手押
車側に取付けられるガイド部材と、前記かごの前
記フレーム上に取付けられるスライド部材との組
合わせからなる。
前記ガイド部材の各々は、互いに他のものに対
して平行に延びるガイドレール部を備える。他
方、前記スライド部材の各々は、互いに他のもの
に対して平行に延びかつ対応の前記ガイドレール
部に一方方向から一定の位置までスライド可能に
挿入されるスライドレール部を備える。
さらに、前記スライド部材は、そのスライドの
方向と交差する方向に弾性的に変位可能な係合部
を備える。他方、前記ガイド部材は、前記スライ
ドレール部が前記ガイドレール部に挿入される途
中で前記係合部を弾性的に変位させながら前記挿
入を許容するとともに、前記一定の位置まで挿入
されたとき前記係合部と係合して前記スライドレ
ール部が前記ガイドレール部から抜け出すことを
防止する、係合壁を備える。
[作用] この考案によれば、スライドレール部をガイド
レール部に挿入することによつて、かごが手押車
に取付けられた状態が得られ、他方、スライドレ
ール部をガイドレール部から抜き出すことによつ
て、かごが手押車から取外された状態が得られ
る。そして、かごが取付けられた状態では、係合
部が係合壁に弾性的に係合して、かごの取付状態
がより安定に維持される。
[考案の効果] このように、この考案によれば、手押車に対し
てかごを取付けたり取外したりするための操作
は、ガイドレール部に対してスライドレール部を
スライドさせる動作を含んでいる。そして、かご
取付用装置は、手押車上の互いに対向する位置に
それぞれ設けられ、したがつて、ガイドレール部
とスライドレール部との組合わせは、2箇所にお
いて存在するが、これら2箇所にあるガイドレー
ル部は互いに平行であるため、かごを一定の方向
に変位させるだけで、双方のガイドレール部に対
して双方のスライドレール部をスライドさせるこ
とができ、かごの取付けおよび取外しのための操
作が簡便となる。
また、スライド部材には、弾性的に変位可能な
係合部が設けられ、これが、ガイド部材に設けら
れた係合壁に係合することによつて、かごの取付
け状態が維持される。したがつて、手押車の走行
中などにおいて、かごが手押車から脱落すること
が確実に防止される。
[実施例] 第1図ないし第14図は、この考案の一実施例
を説明するためのものである。これらの図面のう
ち、第1図には、この考案の実施例が適用された
手押車の一例としての乳母車が開いた状態で側面
図で示されていて、第2図には、同じ乳母車が閉
じた状態で側面図で示されている。
第1図および第2図を参照しながら、まず、乳
母車1の本体の構成の概略を説明する。この乳母
車1は、折りたたみ式のものである。前輪2を下
端部に取付けた前脚3が、その上端部において、
枢支ピン4を介して、後脚5の比較的上方部分に
回動可能に取付けられる。後脚5は、その下端部
に、後輪6を取付けている。後脚5の上端部は、
枢支ピン7を介して、上方側棒8の前方端付近に
回動可能に取付けられる。上方側棒8の後方端付
近には、枢支ピン9が位置され、この枢支ピン9
によつて、押棒10と上方側棒8とが互いに回動
するように連結される。押棒10の下端部には、
枢支ピン11が位置され、この枢支ピン11を介
して、押棒10が、反転部材12に対して回動可
能に取付けられる。反転部材12は、後脚5上に
位置する枢支ピン13によつて、後脚5に対して
上方に向く位置(第1図)と下方に向く位置(第
2図)とをとるように連結される。反転部材12
には、また、枢支ピン14が位置され、この枢支
ピン14によつて下方側棒15の後方端部が反転
部材12に回動可能に取付けられる。下方側棒1
5の前方端部は、前脚3に対して、枢支ピン16
によつて回動可能に連結される。
第1図に示した乳母車1の開いた状態では、押
棒10の下端面が後脚5に当接した状態が、適宜
のロツク手段(図示せず)によつて維持され、上
方側棒8および下方側棒15がほぼ水平に延びる
状態に保たれる。そして、前脚3および後脚5
は、逆V字状に開かれた状態とされる。
他方、第2図に示した乳母車1の折りたたみ状
態においては、反転部材12が枢支ピン13のま
わりに下方へ回動した状態となり、押棒10が比
較的下方の位置にもたらされるとともに、上方側
棒8および下方側棒15が傾斜した状態となる。
そして、前脚3および後脚5の各下端部が互いに
近づき、前脚3と後脚5とがほぼ平行に並ぶ状態
とされる。
なお、第1図および第2図においては、乳母車
1が側面図によつて示されているが、たとえば、
前脚3、後脚5、上方側棒8、押棒10、反転部
材12、下方側棒15、等は、左右対称的に設け
られるものであり、また、これら左右対称的に配
置された各要素のうちの適当なものの間で幅方向
寸法を規定するため部材が、図示しないが、設け
られている。
第1図および第2図において、かご17が、か
ご取付用装置18を介して、乳母車1に取付けら
れた状態が図示されている。かご取付用装置18
は、乳母車1上の互いに対向する位置にそれぞれ
設けられている。第1図および第2図には、手前
側に位置するかご取付用装置18のみが図示され
ているが、これらかご取付用装置は、互いに左右
対称的な形状を有しており、また、乳母車1の幅
方向に関して左右対称的な位置に取付けられてい
る。したがつて、以下の説明は、第1図および第
2図に図示されているかご取付用装置18、すな
わち乳母車1の走行方向に向かつて左側に位置す
るかご取付用装置18についてのみ説明し、他方
のかご取付用装置に関しては、その説明を省略す
る。
かご取付用装置18は、第13図および第14
図に組合わせ状態が示されるように、乳母車1側
に取付けられるガイド部材19と、かご17側に
取付けられるスライド部材20との組合わせから
なる。
ガイド部材19は、第3図ないし第6図に単独
で示されている。ガイド部材19は、この実施例
では、乳母車1の押棒10と反転部材12との連
結部分に取付けられる。前述した枢支ピン11
は、ガイド部材19をこのように取付けるために
も利用され、そのため、ガイド部材19には、こ
の枢支ピン11が通る取付穴21が設けられる。
このようにガイド部材19が取付けられたときの
反転部材12との位置関係が、たとえば第14図
に示されている。
ガイド部材19は、また、ガイドレール部22
を備える。このガイドレール部22は、乳母車1
にガイド部材19が取付けられたとき、他のガイ
ド部材に設けられたガイドレール部に対して平行
に延びるようにされる。
この実施例では、ガイドレール部22は、第5
図および第6図によく示されていように、下方に
向く開口23を有する逆U字状の断面形状を有し
ている。そして、開口23の各側部には、相対的
に上方に向きながら開口23から離れるに従つて
下降する1対の傾斜面24,25が形成される。
なお、第3図からわかるように、傾斜面24,2
5は、ガイドレール部22の全長さ範囲にわたつ
て設けられる必要はない。この実施例では、傾斜
面24,25は、ガイドレール部22の入口付近
にのみ形成されている。ガイドレール部22のこ
の入口付近の上方の壁には、また、第3図によく
示されるように、切欠26が形成される。ガイド
レール部22の長手方向の終端は、終端壁27に
よつて規定される。
ガイドレール部22の入口付近には、また、係
合壁28が形成される。この係合壁28の機能
は、後述するスライド部材20との関連で明らか
にする。
また、ガイド部材19には、操作部29が設け
られる。ガイド部材19は、樹脂から構成され、
したがつて、操作部29は、第4図に示した形成
状態からわかるように、たとえば下方へ弾性的に
湾曲可能である。この操作部29の機能も、後述
するスライド部材20との関連で明らかにする。
ガイド部材19には、また、連結穴30が設け
られる。連結穴30には、第13図および第14
図に示すように、連動ロツド31の屈曲された一
方端が挿入され、それによつて、連動ロツド31
が、ガイド部材19に対して回動可能に連結され
る。連動ロツド31の他方端は、第1図および第
2図に示すように、上方側棒8に対して回動可能
に取付けられる。
第7図には、第1図および第2図に示した乳母
車1から取外された状態にあるかご17が斜視図
で示されている。かご17は、収納空間を形成す
るかご本体32と、かご本体32の上辺部を形成
するフレーム33とを備えている。フレーム33
は、この実施例では、全体として長方形状をなし
ている。なお、フレーム33は、かご本体32を
構成するたとえば布地によつて包まれることもあ
る。
かご17には、たとえばそのフレーム33上
に、2つの取手34,35が取付けられている。
取手34,35は、たとえば可撓性の帯状部材か
ら構成される。これら取手34,35は、第7図
に示すように、かご17が乳母車1から分離され
たとき、これ単独を手で持ち運びするために用い
られる。
第7図において、かご17のフレーム33上に
は、前述したスライド部材20が取付けられた状
態が示されている。スライド部材20は、フレー
ム33上の相対向する位置に対をなして設けられ
ており、その詳細な構成が第8図ないし第12図
に詳細に示されている。スライド部材20は、た
とえば樹脂成形により形成されるものであり、大
別して、取付部36とスライドレール部37とを
備える。
取付部36は、たとえば第13図および第14
図に示すように、フレーム33を取付けるための
機能を果たすもので、フレーム33を下方から受
入れるため、逆U字状の断面を有している。そし
て、取付部36には、ここにフレーム33を受入
れた状態で、たとえば2本の取付ピン38および
39をそれぞれ貫通させるための取付穴40a,
40bならびに41a,41bが設けられてい
る。これら取付ピン38,39によつて、スライ
ド部材20は、フレーム33に対して取付けられ
る。
スライド部材20のスライドレール部37は、
前述したガイド部材20のガイドレール部22内
に形成される空間の断面形状と相関する断面形状
を有している。この実施例では、スライドレール
部37は、たとえば第10図および第11図に示
すように、T字状の断面形状を有している。ま
た、スライドレール部37の一方端部には、前述
したガイドレール部22に形成された傾斜面2
4,25上にそれぞれ接触する1対の係合面4
2,43が形成される。係合面42,43は、こ
の実施例では、第14図に示すように、傾斜面2
4,25にそれぞれ面接触するように傾斜した面
をもつて形成されているが、このことは必ずしも
必要ではなく、傾斜面24,25の少なくとも一
部に接触するような形状を有していればよい。
スライド部材20のスライドレール部37は、
第7図に示すように、互いに他のものに対して平
行に延び、かつ対応のガイドレール部22に一方
方向から一定の位置までスライド可能に挿入され
るものである。スライド部材20には、このよう
なスライドの方向と交差する方向に弾性的に変位
可能な係合部44が設けられている。係合部44
は、この実施例では、スライドレール部37の上
面に形成される。そして、係合部44を上述した
ように弾性的に変位可能とするため、スライドレ
ール部37には、幅方向に貫通しかつ長手方向に
延びる長穴45が設けられ、それによつて、係合
部44が位置する壁部46が肉薄とされる。この
ようにして、スライド部材20を構成する樹脂の
弾性に基づき、肉薄の壁部46が容易に弾性的に
変形することが可能となり、したがつて、係合部
44は、スライド部材20のスライドの方向と交
差する方向に弾性的に変位可能とされる。
また、係合部44には、傾斜する面をもつてガ
イド面47が形成されている。
次に、第7図に示したように、乳母車1から分
離された状態にあるかご17を、たとえば第1図
に示すように、乳母車1に取付けるための操作方
法について説明する。なお、このような操作は、
第13図および第14図に示すように、スライド
部材20をガイド部材19に組込む操作に相当す
る。
かご17を乳母車1に取付けるにあたつては、
第1図に示した状態にある乳母車1の走行方向に
おける後方から、かご17が持ち込まれる。そし
て、初期の段階において、スライド部材20のス
ライドレール部37の先端部が、第3図に示され
たガイド部材19の切欠26を介して、ガイドレ
ール部22の入口端部、言換えると傾斜面24,
25上に置かれる。これによつて、スライドレー
ル部37がガイドレール部22に整列した状態が
自動的に得られる。
次に、かご17のたとえばフレーム33を両手
で持つなどして、かご17を前方へ押し込めば、
自動的に第1図、第13図および第14図に示す
ようなかご17の取付状態が得られる。このよう
な操作の間、スライドレール部37は、ガイドレ
ール部22に沿つてスライドするが、そのスライ
ド動作の終端付近において、係合部44が係合壁
28に接触する状態がもたらされる。このとき、
係合部44には、ガイド面47が形成されている
ので、スライドレール部37の、ガイドレール部
22への挿入に応じて、係合部44は自動的に弾
性的な変位を生じ、それによつて、係合部44は
係合壁28の下面に沿つて移動する。そして、ス
ライドレール部37が一定の位置まで、すなわち
終端壁27に当接する位置まで挿入されたとき、
係合部44は、係合壁28を通り過ぎて、第13
図に示すように、スライドレール部37がガイド
レール部22から抜け出すことを防止するよう
に、壁部46の弾性に基づき元の状態に復帰す
る。
このようにして、かご17の取付操作が完了す
る。次に、かご17を乳母車1から取外すための
操作方法について説明する。
まず、たとえば第13図に示した操作部29
を、弾性に抗して、下方へ押し込む操作が行なわ
れる。これに応じて、操作部29は、係合部44
に作用し、係合部44を、弾性に抗して下方へ変
位させる。これによつて、係合部44が係合壁2
8に係合する状態が解除される。
次に、上述したような状態を維持しながら、フ
レーム33を持つてかご17が後方へ引かれる。
これに応じて、係合部44は係合壁28の下方を
通過し、最終的に、かご17が乳母車1から分離
された状態が得られる。
なお、前述したかご17の取付状態において、
かご17は、第1図に示すように、乳母車の開い
た状態では、そのフレーム33は、ほぼ水平面上
に延びている。これに対して、第2図に示した乳
母車の閉じた状態では、枢支ピン9を中心とし
た、押棒10に対する上方側棒8の上方への回動
に応じて、連動ロツド31が引き上げられ、これ
によつて、ガイド部材19およびスライド部材2
0を備えるかご取付用装置18全体が、枢支ピン
11を中心として、回動される。これに応じて、
かご17は、そのフレーム33が上下方向に延び
るように傾斜した状態とされ、また、かご本体3
2は、それ自身が持つドレープ性のため、下方へ
垂れ下がつた状態となる。このようにして、乳母
車1の折りたたみ状態においては、かご17は、
あまり嵩張らない状態とすることができる。
第15図ないし第22図は、この考案の他の実
施例を説明するための図である。この実施例で用
いられるかご取付用装置も、その取付状態の図示
を省略するが、たとえば乳母車のような手押車に
対して、前述した実施例と同様の箇所に取付けら
れるものである。
第22図において、かご取付用装置48は、ガ
イド部材49とスライド部材50とが組合わされ
た状態で図示されている。ガイド部材49は、第
15図および第16図にそれぞれ単独で示されて
いて、他方、スライド部材50は、第17図およ
び第18図にそれぞれ単独で示されている。ま
た、第19図ないし第21図は、スライド部材5
0にかごのフレーム65が取付けられた状態を示
している。
第15図および第16図を参照して、ガイド部
材49は、前述した実施例における取付穴21お
よび連結穴30にそれぞれ対応する取付穴51お
よび連結穴52を備える。また、ガイド部材49
は、ガイドレール部53を備える。ガイドレール
部53は、この実施例では、第16図に示すよう
に、全周が閉じられた四角筒状をなしている。こ
のガイドレール部53に関連して、前述した実施
例における係合壁28および操作部29にそれぞ
れ対応する係合壁54および操作部55が設けら
れる。
第17図および第18図を参照して、スライド
部材50は、そのほとんどの部分がスライドレー
ル部56を構成している。スライドレール部56
は、全体として長手のプレート形状を有してお
り、前述したガイドレール部53内に形成される
空間の断面形状と相関する断面形状を有してい
る。スライドレール部56の側面から張り出し
て、取付部57,58が形成される。取付部5
7,58には、それぞれ、貫通する取付穴59,
60が設けられる。取付部57,58の詳細につ
いては、第19図ないし第21図を参照して、か
ごのフレーム65との関連で後で説明する。
スライドレール部56の上面には、係合部61
が設けられる。係合部61は、前述した実施例と
同様、長穴62によつて肉薄とされた壁部63を
介して保持され、それによつて、スライドレール
部56のスライド方向と公差する方向に弾性的に
変位可能とされる。また、係合部61には、前述
した実施例におけるガイド面47に対応するガイ
ド面64が形成される。
次に、第19図ないし第21図を参照して、ス
ライド部材50をかごのフレーム65に取付ける
ための構造について説明する。
第19図に示したスライド部材50は、第18
図に示したものと表裏が逆にされている。したが
つて、第19図において、取付部57および58
が手前側に位置する状態でスライド部材50が図
示されている。前述した実施例におけるかご17
のフレーム33に対応するフレーム65は、第1
9図に示すように、互いに別々のフレーム前半部
66とフレーム後半部67とによつて構成され
る。
フレーム前半部66は、スライド部材50に対
して、取付部57を介して取付けられる。フレー
ム前半部66は、たとえば第20図に示すよう
に、断面円形のパイプから構成され、取付部57
は、これに対応する半円筒状の接触面68を与え
ている。したがつて、フレーム前半部66は、取
付部57上に、単に1本の取付ピン69によつて
取付けられるだけで、スライド部材50に対して
回動しない状態で固定されることができる。
フレーム後半部67は、取付部58上におい
て、取付ピン70によつて、第19図および第2
1図に示すように、スライド部材50に対して取
付けられる。このとき、フレーム後半部67は、
第19図に想像線で示すように、取付ピン70の
まわりに回動することができる。
フレーム前半部66の後端部とフレーム後半部
67の前端部とは、これらの間で一連に延びるコ
イルばね71によつて連結される。コイルばね7
1は、フレーム後半部67がフレーム前半部66
と整列する状態に保持するように作用するもので
あり、したがつて、フレーム後半部67は、通常
時は、第19図に実線で示すような状態に維持さ
れる。
フレーム65に関して、上述したような構成を
採用したのは、次のような理由による。すなわ
ち、たとえば第1図に示した乳母車1において、
図示が省略されているが、リクライニング可能な
背もたれ部を備える座席が設けられているとす
る。この場合、かごを取付けた状態で、背もたれ
部をリクライニングさせると、その背もたれ部
は、かごを覆うように位置することがある。この
場合、背もたれ部が邪魔して、かごに何らかの手
荷物を出し入れすることが困難な事態を招くこと
になる。このような事態を避けるため、この実施
例では、フレーム後半部67が、第19図に想像
線で示すようにたとえば下方へ回動することがで
きるように構成されている。したがつて、背もた
れ部がかごを覆うように位置していたとしても、
フレーム後半部67を、コイルばね71の弾性に
抗して、下方へ回動させることにより、かごに手
荷物を出し入れすることが容易になる。そして、
フレーム後半部67を下方へ回動させる力を除去
すれば、コイルばね71の作用により、自動的
に、フレーム後半部67はフレーム前半部66と
整列する状態に復帰する。
以上説明した第2の実施例においても、かごを
取付けまたは取外す操作は、前述した第1の実施
例と実質的に同様である。簡単に説明すれば、ス
ライドレール部56をガイドレール部53内に挿
入し、そのまま前方へスライドさせれば、第22
図に示すような状態がえられる。なお、この状態
において、スライドレール部56から張り出した
取付部57がガイドレール部53の入口側の端面
に当接して、スライド部材50がそれ以上挿入さ
れないようにされている。他方、スライド部材5
0をガイド部材49から分離するには、操作部5
5を下方へ押圧し、係合部61を、弾性に抗し
て、下方へ変位させながら、スライド部材50を
後方へ引き抜けばよい。
第23図は、この考案のさらに他の実施例を示
している。第23図では、かご取付用装置を構成
するガイド部材72とスライド部材73との各一
部が拡大された断面図で示されている。特に、こ
の図面では、ガイド部材73に関連して設けられ
る係合部74とガイド部材72側に設けられる係
合壁75との関連が図解されている。
この実施例では、スライド部材73がガイド部
材72に挿入される方向、およびガイド部材72
から抜け出す方向の双方において、係合部74が
係合壁75を自動的に通過できるように構成され
ている。すなわち、係合部74の、挿入の方向に
おいて係合壁75に接触する側および抜け出す方
向において係合壁75に接触する側の双方には、
これら両方向のいずれのスライドにも応じて、係
合部74を弾性的に変位させるように、2つのガ
イド面76および77が形成されている。
この実施例によれば、前述した2つの実施例に
おける操作部29または55に対応の要素が不要
となるばかりでなく、かごを取外す操作がより容
易になる。すなわち、かごを後方へより強く引く
だけで、かごを手押車から取外すことができる。
以上、この考案を図示の実施例に関連して説明
したが、この考案の範囲内において、さらに他の
実施例が可能である。
たとえば、第1および第2の実施例において、
係合部44または61に関連して設けられたガイ
ド面47または64は、かごを取付ける操作をよ
り容易にするという利点をもたらすが、このよう
な利点を望まないのであれば、このようなガイド
面が形成されていなくてもよい。
また、特に第1の実施例に関連して、ガイドレ
ール部22は、スライドレール部37を下方から
受入れた状態となるように、下方に向く開口23
を有する逆U字状の断面形状を有しており、他
方、スライドレール部37は、T字状の断面形状
を有していた。このようなガイドレール部22と
スライドレール部37との組合わせにおいて、ガ
イドレール部22には、開口23の各側部におい
て、相対的に上方に向きかつ開口23から離れる
に従つて下降する1対の傾斜面24,25が形成
され、他方、スライドレール部37には、1対の
傾斜面24,25上にそれぞれ接触する1対の係
合面42,43が形成されていた。このような構
成を採用するみとにより、かご17におおきな荷
重が加わつたとしても、ガイドレール部22の開
口23がより大きく開き、そのためスライドレー
ル部37がガイドレール部22から落下すること
が防止される。すなわち、傾斜面24,25の傾
斜の方向は、スライドレール部37が下方へ変位
しようとするとき、開口23をより小さくする方
向に作用するように選ばれている。しかしなが
ら、このような利点を望まないのであれば、ガイ
ドレール部22に関連して傾斜面24,25を設
ける必要はない。
また、上述した実施例では、この考案が適用さ
れる手押車として、乳母車を例示したが、たとえ
ば、買物等に携行する手荷物運搬車など、その他
の手押車に対しても、この考案を適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例が適用された乳
母車1の開いた状態を示す側面図である。第2図
は、第1図の乳母車1の閉じた状態を示す側面図
である。第3図は、第1図に示されたかご取付用
装置18に含まれるガイド部材19を単独で示す
上面図であり、第4図は、同じく正面図であり、
第5図は、同じく右側面図であり、第6図は、第
4図の線−に沿う断面図である。第7図は、
第1図に示したかご17を単独で示す斜視図であ
る。第8図は、第1図に示したかご取付用装置1
8に含まれるスライド部材20を単独で示す上面
図であり、第9図は、同じく正面図であり、第1
0図は、同じく左側面図であり、第11図は、第
9図の線−に沿う断面図であり、第12
図は、第8図の線−に沿う断面図であ
る。第13図は、スライド部材20がガイド部材
19に組込まれた状態にあるかご取付用装置18
を示す一部破断正面図である。第14図は、第1
3図の線−に沿う断面図である。第15
図は、この考案の他の実施例に係るかご取付用装
置に含まれるガイド部材49の一部破断正面図で
あり、第16図は、同じく右側面図である。第1
7図は、上述したガイド部材49と組合わされて
かご取付用装置を構成するスライド部材50を単
独で示す上面図であり、第18図は、同じく正面
図である。第19図は、第18図に示したスライ
ド部材にかごのフレーム65を取付けた状態の背
面図であり、第20図は、第19図の線−
に沿う断面図であり、第21図は、第19図の
線−に沿う断面図である。第22図
は、上述したスライド部材50をガイド部材49
に組込んだ状態にあるかご取付用装置48の一部
破断正面図である。第23図は、この考案のさら
に他の実施例の主要部を拡大して示す断面図であ
る。 図において、1は乳母車(手押車)、18,4
8はかご取付用装置、19,49,72はガイド
部材、20,50,73はスライド部材、22,
53はガイドレール部、23は開口、24,25
は傾斜面、27は終端壁、28,54,75は係
合壁、29,55は操作部、32はかご本体、3
3,65はフレーム、42,43は係合面、4
4,61,74は係合部、47,64,76,7
7はガイド面である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 収納空間を形成するかご本体と前記かご本体
    の上辺部を形成するフレームとを備えるかごを
    手押車に取付けるための構造であつて、 前記かごは、前記手押車に対して、前記手押
    車上の互いに対向する位置に設けられた1対の
    かご取付用装置を介して着脱自在に取付けら
    れ、 前記各かご取付用装置は、それぞれ、前記手
    押車側に取付けられるガイド部材と、前記かご
    の前記フレーム上に取付けられるスライド部材
    との組合わせからなり、 前記ガイド部材の各々は、互いに他のものに
    対して平行に延びるガイドレール部を備え、他
    方、前記スライド部材の各々は、互いに他のも
    のに対して平行に延びかつ対応の前記ガイドレ
    ール部に一方方向から一定の位置までスライド
    可能に挿入されるスライドレール部を備え、さ
    らに、 前記スライド部材は、そのスライドの方向と
    交差する方向に弾性的に変位可能な係合部を備
    え、他方、前記ガイド部材は、前記スライドレ
    ール部が前記ガイドレール部に挿入される途中
    で前記係合部を弾性的に変位させながら前記挿
    入を許容するとともに、前記一定の位置まで挿
    入されたとき前記係合部と係合して前記スライ
    ドレール部が前記ガイドレール部から抜け出す
    ことを防止する、係合壁を備える、 手押車にかごを取付けるための構造。 (2) 前記係合部の、前記挿入の方向において前記
    係合壁に接触する側には、前記挿入に応じて前
    記弾性的な変位を生じさせるガイド面が形成さ
    れる、実用新案登録請求の範囲第1項記載の手
    押車にかごを取付けるための構造。 (3) 前記ガイド部材には、前記係合壁と係合した
    状態にある前記係合部に作用して前記係合部を
    変位させ、前記係合した状態を解除するための
    操作部が設けられる、実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の手押車にかごを取付けるための構
    造。 (4) 前記係合部の、前記挿入の方向において前記
    係合壁に接触する側および前記抜け出す方向に
    おいて前記係合壁に接触する側の双方には、こ
    れら両方向のいずれのスライドにも応じて前記
    弾性的な変位を生じさせるガイド面が形成され
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の手押
    車にかごを取付けるための構造。 (5) 前記ガイドレール部は、前記スライドレール
    部を下方から受入れた状態となるように、下方
    に向く開口を有する逆U字状の断面形状を有す
    るとともに、前記開口の各側部には、相対的に
    上方に向きかつ前記開口から離れるに従つて下
    降する1対の傾斜面が形成され、他方、前記ス
    ライドレール部は、T字状の断面形状を有する
    とともに、前記1対の傾斜面上にそれぞれ接触
    する1対の係合面が形成される、実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の手押車にかごを取付けるための構造。
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