JPH04104675U - 歯科実習用歯形模型 - Google Patents

歯科実習用歯形模型

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JPH04104675U
JPH04104675U JP1433791U JP1433791U JPH04104675U JP H04104675 U JPH04104675 U JP H04104675U JP 1433791 U JP1433791 U JP 1433791U JP 1433791 U JP1433791 U JP 1433791U JP H04104675 U JPH04104675 U JP H04104675U
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岩並知敏
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株式会社ニツシン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造を有し、安価に製造でき、かつ、
実際の患者の生体に極めて近い状況が再現できて、実習
用に入手した天然歯を生体と同じ位置に植立することが
可能な歯科実習用模型を提供する。 【構成】 歯槽部に歯牙欠損部3が形成された顎1と、
歯形全体の形状を表した中空のシート成形体である歯形
部材2からなり、上記歯形部材2が、上記顎1の歯槽部
を覆うようにして固定されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯学の臨床教育における歯科実習に使用される歯形模型に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
歯学の臨床教育においては、実際の患者を対象にした臨床実習を行う前に、模 型実習とも呼ばれる臨床前実習が行われる。 そして、この模型実習は、実際の患者を想定した各種の歯牙模型や顎模型を使 用して行われる技工実習的な色彩が濃い実習である。従って、模型実習において は、実際の患者の生体に極めて近い状況が再現された模型を使用して実習を行う ことが特に重要であり、このような要望に対して、今日までに種々の模型が開発 されてきた。
【0003】 これまでに実習用模型として使用されてきた主なものには、歯列の形態を単に 復元したにすぎない顎模型本体と歯牙とが一体化して成形された合成樹脂製のも のや、限定された部位のみに歯牙欠損部が形成され、この歯牙欠損部に天然歯を 植立して使用するもの等がある。
【0004】 しかしながら、前者の構造のものにあっては、模型実習に使用される歯牙の材 質が合成樹脂なので、その構造が天然歯と大きく異なり、実際の天然歯を治療す る場合に近い状況での実習が実施できない。又、後者の構造のものにあっては、 実習用として入手した天然歯を、生体と同じ位置に植立できない場合が生じ、い ずれの模型も歯科実習に適したものとは言えない。 更に、これらの実習用模型にあっては、模型を製造する際の成形が非常に複雑 で、しかも、これらは一度実習に使用すると、同一の部位を再び使用することが できず、非常に不経済なものでもある。
【0005】 以上のような現状から、簡単な構造を有し、安価に製造でき、かつ、実際の患 者の生体に極めて近い状況が再現できて、実習用に入手した天然歯を生体と同じ 位置に植立することが可能な歯科実習用模型が要望されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の欠点を改良し、比較的簡単に成形できる上、歯科実習に非常 に適した構造である歯形模型を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の歯科実習用歯形模型は、歯槽部に歯牙欠損部が形成された顎と、歯形 全体の形状を表した中空のシート成形体である歯形部材からなり、歯形部材が、 顎の歯槽部を覆うようにして固定されていることを特徴とする。 即ち、本考案では、歯牙模型が顎と歯形部材とから構成されるので、その構造 が非常に簡単であり、天然歯や人工歯を植立するための歯槽部を構成する歯形部 材として、市販のプラスチックシートを真空成形したシート成形体が使用される ために、低価格で製造を行うことができる。本考案においては、顎の歯槽部に形 成される歯牙欠損部は、部分的なものであっても良いが、全歯にわたり空洞とな ったものであることが好ましく、このような場合には、実習を行うために入手し た天然歯がどの位置のものであっても、歯形部材における相当する歯牙の部分を 開孔することにより、生体の場合と同じ位置に植立することが可能となる。 尚、本考案では、歯形部材を顎に固定する方法が限定されるものではないが、 実習を行った後の歯形部材を容易に交換できるような構造とすることが好ましく 、この場合には、歯牙の同一部位の治療を繰り返し行うことができる。一般的に 、歯形部材はネジ止めによって、顎と固定される。
【0008】 次に、本考案の歯科実習用歯形模型の一例を図面に示し、本考案を詳細に説明 する。 図1は、顎1と歯形部材2とが固定ネジ4により一体化された、本考案の歯科 実習用歯形模型の一例を示す斜視図、図2は、図1に示される歯科実習用歯牙模 型を、顎1と歯形部材2に分離した時の状態を表す斜視図、図3は、図1のA− B線における断面構造を表す図、図4は、図1のA−B線の位置の歯形部材2の 歯牙の部分を開孔して歯科実習用歯牙5を植立固定した際の状態を示す図である 。
【0009】 図1に示される歯科実習用歯形模型にあっては、歯形全体の形状を表した中空 のシート成形体である歯形部材2が、顎1の歯槽部を覆うようにして固定ネジ4 で固定されている。 そして、図2に示されるように、この顎1の歯槽部には、全歯にわたって各歯 牙に対応する空洞が連結された状態の歯牙欠損部3が形成されていて、この歯牙 欠損部3は、対応する位置の天然歯が、生体と同じ位置に植立固定できる大きさ を有するものであれば良い。 尚、顎1の材質については限定されるものではないが、一般的にはプラスチッ クが使用され、中でも特に好ましいものとしては、ポリウレタン系樹脂、ポリエ ステル系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。
【0010】 又、本考案にあっては、中空の歯形部材2を形成させるのに適したプラスチッ クシートシートについても、真空成形が可能なものであれば特にその材質が限定 されるものではなく、市販のものが種々使用できるので経済的に優れるという利 点がある。その中でも、特に適したものは塩化ビニルシートであり、シートの厚 さとしては、0.5mm程度のものが好ましい。 尚、真空成形される歯形部材2が、透明性を有するプラスチックシートである 場合には、真空成形後、歯牙の形状部分の裏面側に、天然歯と同様の色を有する 樹脂を充填しても良く、このような歯形部材2を使用した場合には、生体に近い 歯形模型が得られる。
【0011】 そして、図1に例示した本考案の歯科実習用歯形模型の歯槽部に、実習に使用 する歯牙を植立させる場合には、まず、植立しようとする歯牙に対応する部分( 図3に示される断面構造を有する)の歯形部材2を、部分的に歯科用切削バー等 で切削して開孔させる。この際、本考案では、歯形部材2が予め歯牙の形状とな っているので、これに合わせて切削を行えば良い。 その後、この歯形部材2の開孔された位置に、歯科実習用歯牙5を、顎1の歯 牙欠損部3の内部に挿入されるようにして配置し、その歯槽部の近傍に固定剤6 を充填して硬化させ、植立固定する(図4参照)。この時に使用される固定剤6 としては、歯科実習用歯牙5を十分安定して固定できるものであれば種類は限定 されないが、即時重合アクリル系樹脂等が特に適している。
【0012】 尚、本考案の歯科実習用歯形模型では、植立固定される歯科実習用歯牙5とし て、生体に近い実習を行うために天然歯を使用することが好ましいが、天然歯の 入手が困難な場合には、実習用人工歯を代用しても良い。 更に、本考案の歯形模型は、主として教育実習用に使用されることを目的とし ているので、上顎又は下顎のどちらか一方であっても良いが、実際の生体におけ る治療の場合と近い状況の下で実習を行うために、上顎と下顎とを組み合わせて 一体化した構造とすることが好ましい。
【0013】
【実施例】
ゴム型の内部に、注型用エポキシ樹脂を注入することによって成型を行い、図 2に示されるような、全歯にわたって各歯牙に対応する空洞が連結された状態の 歯牙欠損部が歯槽部に形成された形状を有する、エポキシ樹脂製の下顎を作製し た。 一方、市販の厚さ0.5mmの塩化ビニルシートを真空成形して、図2に示さ れるような、歯形全体の形状を表した中空の歯形部材を作製した後、上記顎の歯 槽部を覆うようにして配置し、顎と歯形部材とを図1に示されるように、固定ネ ジで固定して、本考案の歯科実習用歯形模型を作製した。
【0014】 その後、このようにして作製した本考案の歯形模型の歯列の左右第1大臼歯の 位置に、この位置に相当する天然歯を植立させるため、歯形部材の歯列の左右第 1大臼歯の位置に対応する部分を、歯科用フィツシャーバーを用いて切削して開 孔させ、開孔された位置に歯科実習用歯牙として天然歯を配置させ、その歯槽部 の近傍には、歯科用即時重合アクリル系樹脂を固定剤として充填して硬化させ、 天然歯を植立固定させた。
【0015】 このようにして天然歯を植立させた歯形模型は、生体と同様の歯牙の植立状態 を有するので、実際の患者の場合と非常に近い状況にて治療実習を行うことがで きた。又、治療実習を行った後、固定ネジを外して、歯形部材だけを新しいもの と交換することで、再度、実習に使用することができるものでもあった。
【0016】
【考案の効果】
本考案の歯内療法実習用歯形模型は、顎と歯形部材とを固定ネジ等で一体化す るだけの構成であるために、非常に簡単に組み立てられる。 しかも、本考案では、歯形全体の形状を表した中空の歯形部材を製造する際に 、市販のプラスチックシートを利用した真空成形法が利用できるので、その製造 が容易であり、しかも安価に行える。 又、本考案では、顎の歯槽部に形成される歯牙欠損部を、全歯にわたって各歯 牙に対応する空洞が連結されたものとすることにより、治療実習用として入手し た天然歯が、いずれの位置のものであっても生体の位置と同じ位置に植立するこ とが可能となり、生体の場合と同様の植立状態が再現できるので、実際の患者の 場合に近い状態での歯牙の切削実習を実施することができる。 尚、本考案の歯形模型は、治療実習を行った後の歯形部材を、新しいものと交 換することで同一の部位の治療実習が繰り返しできるので、経済性の点において も非常に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、顎1と歯形部材2とが固定ネジ4によ
り一体化された、本考案の歯科実習用歯形模型の一例を
示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示される歯科実習用歯形模型
を、顎1と歯形部材2に分離した時の状態を表す斜視図
である。
【図3】図3は、図1のA−B線における断面構造を表
す図である。
【図4】図4は、図1のA−B線の位置の歯形部材2の
歯牙の部分を開孔して歯科実習用歯牙5を植立固定した
際の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 顎 2 歯形部材 3 歯牙欠損部 4 固定ネジ 5 歯科実習用歯牙 6 固定剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯槽部に歯牙欠損部3が形成された顎1
    と、歯形全体の形状を表した中空のシート成形体である
    歯形部材2からなり、上記歯形部材2が、上記顎1の歯
    槽部を覆うようにして固定されていることを特徴とする
    歯科実習用歯形模型。
JP1433791U 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型 Expired - Lifetime JPH089740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1433791U JPH089740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型

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Publications (2)

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JPH04104675U true JPH04104675U (ja) 1992-09-09
JPH089740Y2 JPH089740Y2 (ja) 1996-03-21

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