JPH04104813U - 歯科用スピンドルモータ - Google Patents

歯科用スピンドルモータ

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JPH04104813U
JPH04104813U JP713191U JP713191U JPH04104813U JP H04104813 U JPH04104813 U JP H04104813U JP 713191 U JP713191 U JP 713191U JP 713191 U JP713191 U JP 713191U JP H04104813 U JPH04104813 U JP H04104813U
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motor
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洋和 八代
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スラスト磁気軸受け部分を改良し、モ−タの
耐久性や取扱性を向上させる。 【構成】 本考案のモ−タはケ−シング1と、そのケ−
シング内に回転可能に配置されるロ−タRと、ロ−タの
両端近傍に配設され、ロ−タのスラスト方向の移動を規
制する磁気軸受けとを備える。そして、その磁気軸受け
はロ−タR側及びケ−シング1側に空隙を隔てて対向配
置された2組の磁性部材17(17a,17b)からな
り、2組の磁性部材17の空隙の内、少なくともロ−タ
Rに対する衝撃を受ける側の空隙に、クッション材24
を配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歯科用の小型スピンドルモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、歯の研磨を行うために使用される歯科医療器具として、先端部にドリ ルを備えたハンドピ−スが知られている。このハンドピ−スのドリルを回転させ るための従来のスピンドルモ−タにおいては、ケ−シング内に配置したロ−タを 、ラジアル用及びスラスト用の軸受けを介してケーシングに回転可能に支持して 、ロ−タの回転をドリルに伝達するようになっている。従来、このようなモ−タ には、主としてベアリングからなる軸受けが用いられてきたが、近年においては 、このような軸受けに代わるものとして、スラスト用に磁性部材による反発力を 利用した磁気軸受けが提案されている。即ち、このような磁気軸受けによると、 2組の磁性部材がロ−タ側及びケ−シング側に空隙を隔てて対向配置されるため 、軸受の磨耗や劣化が極力回避されるという利点を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような軸受けを用いた場合、時としてマグネットの反発力を上 回る荷重を受けることがある。例えば、収納用ホルダにドリル側を上に向けた状 態で収納される。その際、ハンドピ−スがホルダに無造作に投げ込まれることが ある。この時、特にドリルと反対側のスラスト軸受けにはマグネットの反発力を 上回る衝撃が加わり易く、衝撃に弱い焼結体であると共に僅かな空隙を隔てて対 向するマグネット同士が、互いに当接して破損する虞があった。このことはハン ドピ−スのモ−タの寿命が短くなる一つの原因であったため、取扱を慎重に行う 必要があった。
【0004】 本考案は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、スラスト磁 気軸受け部分を改良することにより、耐久性や取扱性に優れた歯科用スピンドル モータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ケ−シングと、そのケ−シング内に回転 可能に配置されるロ−タと、ロ−タの両端近傍に配設され、ロ−タのスラスト方 向の移動を規制する磁気軸受けとを備え、その磁気軸受けはロ−タ側及びケ−シ ング側に空隙を隔てて対向配置された2組の磁性部材からなり、2組の磁性部材 の空隙の内、少なくともロ−タに対する衝撃を受ける側の空隙に、クッション材 を配置している。
【0006】
【作用】
従って、対向するマグネットの空隙に介在されるクッション材の存在により、 スラスト方向にマグネットの反発力を上回る衝撃が加わるような場合であっても 、マグネット同士が互いに当接して破損することが未然に防止される。その結果 、モ−タの耐久性及び取扱性が向上する。
【0007】 前記クッション材としては耐熱性ゴム又は耐熱性樹脂が使用されることが望ま しい。その理由は、ハンドピースは衛生面で使用される毎に殺菌処理が施される が、上述の如き耐熱性ゴム又は耐熱性樹脂を使用することによって、加熱殺菌処 理を施すことができるからである。また、そのようなクッション材として、フッ 素樹脂例えば、ポリテトラフルオルエチレンが使用されることが好適である。か かる材料は適度な耐熱性及び硬度を有するものであるため、薄く形成しても充分 に衝撃を緩和することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本発明をブラシレスタイプのスピンドルモータに具体化した一実施例 を図面に従って詳述する。 図1に示すように、略円筒状のケ−シング1の内側一端部(右端部)には、中 央部に挿通孔2aが透設されたプレ−ト2が固定され、このプレ−ト2の外周と ケ−シング1の内周面との間にはOリング3が介され、これらの部材1,2,3 によってにケ−シング1の右端部が閉塞されている。一方、前記ケ−シング1の 内側他端部(左端部)には、ケ−シング1の内周面全体に延びる取付け環条4が 形成されている。また、その左側外方には、中央部に挿通孔5aが透設されたア タッチメント5が、環状のパッキング6を介して固定されている。これら部材5 ,6によってケ−シング1の左端部が閉塞されている。そして、ケ−シング1内 においてプレ−ト2とアタッチメント5にて閉塞された領域にモータ室7が形成 されている。
【0009】 また、図1に示されるように、前記アタッチメント5の外周面には、先端部分 が細く形成された円筒状のハンドピ−スHが嵌装され、アタッチメント5とハン ドピ−スHとの接合部分に設けられた係止部材Pによってハンドピ−スHがケ− シング1に着脱可能に係止されている。前記ハンドピ−スHの先端部分には切削 用ドリル(図示略)が設けられており、そのドリルはアタッチメント5の挿通孔 5a内に回転可能に支持されるハンドピ−ス側シャフト(図示略)によって回転 される。前記ドリルの近傍には、図示しない空気噴出口、水噴出口及び光照射口 が設けられている。
【0010】 アタッチメント5及びハンドピ−スHの内部には、互いに連通する水用の配管 と空気の配管とが設けられ、その配管を介して先端部分の水噴出口には水が空気 噴出口には空気がそれぞれ供給されるようになっている。また、同様に両者5, Hの内部には、照明用としての光ファイバ−9bが設けられ、その光ファイバ− 9bにより前記照射口に光が伝送される。一方、ハンドピ−スHには、前記挿通 孔5aに連通する通路5bが形成され、その通路5bを介してモ−タ室7側から 吐出される空気が先端部分の空気噴出口に供給されるようになっている。
【0011】 図2に示されるように、前記プレ−ト2には複数のモータ配線用のコネクター ピン28と空気流入孔8とが同心円状に透設され、これらに接続した外部のブロ ア(図示略)から図1に示すケ−シング1のモ−タ室7に空気が送り込まれる。 また、前記プレ−ト2及び取付け環条4には、それぞれ互いに対向する透孔9が 形成されている。歯科治療用の水を送るための配管9aと照明用の光ファイバ− 9bとは、プレ−ト側透孔9を介しモ−タ室7の空間部10に挿通された後、環 条側透孔9に挿通されて、図3に示すようにアタッチメント5側に接続されてい る。
【0012】 図1に示すように、モータ室7内にはその長さ方向に延びる動力伝達用シャフ ト11が収容され、その一端はプレ−ト2の挿通孔2aに遊挿されると共に、他 端はアタッチメント5の挿通孔5aに遊貫されている。そして、このシャフト1 1は、その外周面が各々の挿通孔2a,5aの内周面と空間S3 を隔てて回転可 能に配置されている。
【0013】 前記モ−タ室7内において、動力伝達用シャフト11にはロ−タRが装着され ている。このロ−タRについて説明すると、動力伝達用シャフト11の両端部に はそれぞれ環状をなすブッシュ12が固定され、これらの間には界磁マグネット 13が保持されている。図4に示すように、界磁マグネット13は前記シャフト 11の周囲において、4個の永久磁石片14を互いに隣接する磁極が異極となる ように交互に配置して円筒状に構成されている。また、図1に示すように、前記 各ブッシュ12の対向部外周にはそれぞれ嵌着段部15が環状に切欠き形成され ており、両ブッシュ12間には炭化珪素焼結材料によって形成された筒状カバー 16が嵌め込まれ、これにより前記界磁マグネット13の外周面が包囲されてい る。
【0014】 前記両ブッシュ12の両外面側には、磁性部材としての環状マグネット17a ,17bがそれぞれ固着されている。そして、プレ−ト2の嵌着段部18の内周 面には、環状マグネット17aに対向して同じく磁性部材としての環状マグネッ ト19aが嵌装されている。また同様に、アタッチメント5に突設された取付け 環条20の内周面には、環状マグネット17bに対向して同じく磁性部材として の環状マグネット19bが嵌装されている。これらの2組の対向する環状マグネ ット17a,19a及び17b,19bは、同じ磁極が互いに向き合うように配 置され、両マグネットの反発力によってそれぞれ空間S1 を隔てて離間される。 これにより、動力伝達用シャフト11のスラスト方向の移動が規制される。
【0015】 このように、動力伝達用シャフト11に対し、ブッシュ12、界磁マグネット 13、筒状カバー16及び環状マグネット17a,17bを一体的に固定するこ とによりロ−タRが構成され、前記両環状マグネット19a,19bによりスラ スト磁気軸受けが構成されている。 一方、図1に示すように、前記筒状カバー16の外側には、炭化珪素焼結材料 によって筒状に形成された固定周面セラミックス部材としての包囲部材21が配 置されている。前記筒状カバー16の外周面と対向配置される包囲部材21の内 周面は、接触摺動性に優れた周面に加工されている。この包囲部材21の一端部 はプレ−ト2の嵌着段部22によって支持されると共に、他端部はケ−シング1 の取付け環条4に形成された嵌着段部23によって支持されている。
【0016】 図5に示されるように、この包囲部材21の一端部と前記プレ−ト2の嵌着段 部22との間には、段部22側に位置する環状のクッション材24と、包囲部材 21側に位置する環状のパッキング25とが密接して配置され、クッション材2 4が前記環状マグネット17a,19a間の空隙に配置されている。このクッシ ョン材24の厚さは0.2mmで、耐熱性のポリテトラフルオルエチレンからなる 。このクッション材24により対向する環状マグネット17a,19aの受ける 衝撃が緩和される。
【0017】 また、前記包囲部材21には、外周面の長さ方向中央部に円周方向に並ぶホ− ル素子hが設けられると共に、複数個の通気孔26が透設されている。各通気孔 26は前記ケ−シング1の内周面に設けたヨ−クYと包囲部材21の外周面との 間の空間部10に対し空間S3 を連通させている。そして、プレ−ト2の空気流 入孔8→包囲部材21の外周面との間の空間部10→通気孔26を介してアタッ チメント5の空間S2 に圧送される空気の圧力により、ロ−タRが包囲部材21 の内周面から空間S2 を隔てた位置に保持される。従って、動力伝達用シャフト 11の各端部も外周面が挿通孔2a,5aの内周面からそれぞれ空間S3 を隔て た位置に保持される。更に、アタッチメント5の空間S3 に圧送された空気は、 挿通孔5aとシャフト11とによって形成される通路5bに流入し、ハンドピ− スHの空気噴出口から吐出される。
【0018】 尚、前記微小空間S2 は図面においては空気導入路を強調するために実寸〔数 μmから数十μm(本実施例においてはS2 =約20μm)〕より広く表したが 、実際には、前記筒状カバー16及び包囲部材21は空気膜を介して摺接するも のであり、微小空間S2 は空気が漏洩する程度の極めて狭いものである。そして 、この筒状カバー16及び包囲部材21によってラジアル空気軸受が構成される 。
【0019】 また、図1及び図4に示すように、前記包囲部材21の外周面上にはその円周 方向に沿って、3個の電磁コイル27が配設されている。そして、包囲部材21 上に複数個設けられた各ホール素子hが永久磁石片14の磁極を検出し、それに 基づいて各電磁コイル27に流される電流が制御され、前記界磁マグネット13 との相互作用に基づき、ロ−タRが正逆何れかの方向に回転される。
【0020】 上述のように構成されたスピンドルモータにおいて、各ホール素子hによる永 久磁石片14の磁極の検出に基づき、各電磁コイル27への通電制御が開始され ると、ロ−タRが所定方向へ回転される。この時、モ−タ室7の左右にそれぞれ 配置した環状マグネット17a,19a及び17b,19bの反発力によって微 小空間S1 が確保され、スラスト方向への荷重が受承される。また、空気流入孔 8及び通気孔26等を介して筒状カバ−16と包囲部材21との間に空気が導入 され、その空気の圧力によって微小空間S2 が確保されると共に、ラジアル方向 の荷重が受承される。こうして、ロ−タRはモータ内の各部材と非接触状態を保 持しながら安定回転される。
【0021】 さて、本実施例のハンドピ−スを使用しない場合には、通常モ−タ及びハンド ピ−スが一体化され、かつ、ドリルを上に向けた状態で格納用ホルダに収納され る。この場合、時としてホルダに無造作に投げ込まれることがある。この時、特 にドリルと反対側のスラスト軸受けにマグネットの反発力(本実施例では約0. 8kgf )を上回る衝撃(本実施例では約1kgf )が加わって、対向するマグネッ トの空隙に介在されるクッション材によりその衝撃が緩和される。その結果、マ グネット同士が互いに接触し破損することが未然に防止され、モ−タの耐久性及 び取扱性が向上する。また、クッション材には耐熱性樹脂としてポリテトラフル オルエチレンが用いられている。従って、ロ−タがクッション材に摺接するよう なことがあっても、その耐磨耗性が高いため、スピンドルモータの寿命を縮める ことがない。更に、前記の材料をクッション材に用いたことで、薄く形成するこ とができる。
【0022】 尚、本考案は前記実施例のみに限定されることなく、考案の趣旨を逸脱しない 範囲内で構成を以下のように変更することが可能である。例えば、シリコンパッ キングを設ける代わりに、クッション材の表面に対してシリコン樹脂をコ−ティ ングしても良い。また、磁気軸受けに衝撃が加わる方向に応じてロ−タのドリル 側磁気軸受け部分にもクッション材を配置しても良い。
【0023】
【考案の効果】
本考案の歯科用スピンドルモ−タによれば、スラスト磁気軸受け部分の強度を 改良することにより、耐久性や取扱性が向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した歯科用スピンドルモ−タ
の一実施例を示す正断面図である。
【図2】 図1の歯科用スピンドルモ−タの側面図であ
る。
【図3】 図1の歯科用スピンドルモ−タに装着される
アタッチメントの側面図である。
【図4】 図1の歯科用スピンドルモ−タのA−A線に
おける断面図である。
【図5】 図1の歯科用スピンドルモ−タにおけるスラ
スト軸受け部分の断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ケ−シング、17 磁性部材(17a,17b環状
マグネット)、19 磁性部材(19a,19b環状マ
グネット)、24 クッション材、R ロ−タ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−シング(1)と、そのケ−シング
    (1)内に回転可能に配置されるロ−タ(R)と、ロ−
    タ(R)の両端近傍に配設され、ロ−タ(R)のスラス
    ト方向の移動を規制する磁気軸受けとを備え、その磁気
    軸受けはロ−タ(R)側及びケ−シング(1)側に空隙
    を隔てて対向配置された2組の磁性部材(17a,17
    b,19a,19b)からなり、2組の磁性部材(17
    a,17b,19a,19b)の空隙の内、少なくとも
    ロ−タ(R)に対する衝撃を受ける側の空隙に、クッシ
    ョン材(24)を配置したことを特徴とする歯科用スピ
    ンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記クッション材(24)は耐熱性ゴム
    又は耐熱性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の
    歯科用スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記クッション材(24)はフッ素樹脂
    であることを特徴とする請求項1記載の歯科用スピンド
    ルモータ。
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