JPH041081B2 - - Google Patents

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JPH041081B2
JPH041081B2 JP58176396A JP17639683A JPH041081B2 JP H041081 B2 JPH041081 B2 JP H041081B2 JP 58176396 A JP58176396 A JP 58176396A JP 17639683 A JP17639683 A JP 17639683A JP H041081 B2 JPH041081 B2 JP H041081B2
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JP
Japan
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fur
nap
product
seam line
hair
Prior art date
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JP58176396A
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English (en)
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JPS6071703A (ja
Inventor
Kenji Sato
Seiichi Yamagata
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は、毛皮調立毛製品およびその製造方法
に関する。さらに詳しくは、人工毛皮製品であり
ながら高級毛皮調立毛衣料製品を提供すること、
および該高級毛皮調立毛製品の製造方法に関する
ものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、立毛布帛を用いて人工的に天然毛皮調の
衣料品を作ろうとする試みはなされてきている
が、いまだ高級天然毛皮による高級衣料品にはほ
ど遠いものしか得られていないのが現状である。
これは従来の立毛布帛素材自体の幼稚さにもその
一因があり、立毛長さがせいぜい10mm未満程度
の、単ないハイ・パイル物衣料品としか言えない
程度のものやあるいは高級縫いぐるみぐらいにし
か使えない程度のものしかなかつたのが現実であ
る。
一方、天然毛皮の中でも、特に毛足が適度に長
くて美しく特別に高級なものとしてミンク、セー
ブル等があるが、近年、立毛布帛素材自体には多
くの研究がなされてきており、これら高級天然毛
皮の製造にかなり近い素材が開発されつつある。
しかしながら、これらを用いて実際に縫製をし衣
料品にした場合、天然もの使い衣料品の持つ自然
さ、その自然さに基づく美しさという点からすれ
ばまだ遠くいかにも人工物といつた感じのものが
多い。
ミンク、セーブル等の高級天然毛皮調をねらう
場合、立毛布帛素材は立毛長が少なくとも15mm程
度のものから最大で50mm程度、多くは20〜35mm程
度のものとするのが普通であるが、このような立
毛布帛は、当然にその立毛の密な存在により立体
感を持つものである。素材としての高級毛皮の美
しさの一つの要素はこのような多数の立毛の1本
1本がかもし出す立体感にあることは議論の余地
が無いところと思われる。したがつて、人工のも
のでも第1にこの点を目標にねらうわけである
が、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果では、単
にこの1本1本の立毛がかもし出す立体感だけに
その美しさを求めて甘んじていては毛皮調製品と
して消費者に訴える美しさ、高級さという点から
言えば今一歩であり、それ以上の何か視覚に訴え
るものがさらに必要であるとの知見を得た。本発
明者らの知見に基づきこのような立体感について
さらに論じると、これは立毛の長さとも密接な関
係があるようであり、かなり短かめのたとえば5
〜10mm程度の立毛長さのものとか、逆に、かなり
長めのたとえば8〜10cm程度の立毛長さのものな
どは、自然に立毛がそれなりの美しさで整然と立
つているかあるいは逆に立毛が完全に寝てしまつ
ており、1本1本の立毛が有する美しさだけに全
体としての美しさも帰着する傾向にある。一方、
特に、15〜50mmぐらいの中程度の立毛長さのもの
は、全体中においてある程度の面積を持つて集団
的陰影・立体感、さらにこれらの変化を持たせる
ことが視覚上その美しさを倍加せしめる上で格別
に有効である。逆に言えば、自然に美しく立つも
のでもなくまた寝ているのでもない特に中程度の
立毛長さのものは、何に基づいて美しさをもたら
しめるのかという点からすれば、立毛の処置が最
もむずかしいとも言えるのであつて、かかる立毛
の処置いかんによつては美しさを倍加もできる
し、逆に、半減させてしまうこともあり得るので
ある。
更にまた天然毛皮では、例えばミンクの場合は
レツトアウトと称するスリツト状態となし、これ
を再びつなぎ合わせて長尺物を得、しかる後縫製
しているので最終製品の縫い目線を隠すことは容
易にできるが、人工毛皮においては1枚物から縫
製することがコスト的に有利である。しかし立毛
の長い人工毛皮をレツトアウトせずに縫製したと
きには縫い目線が欠点となつてしまうものであつ
た。
〔本発明の目的〕
本発明の目的は、上記のような点に鑑み、毛皮
調製品として、美しさ、高級さを十分に発揮させ
得る毛皮調立毛製品およびその製造方法を提供す
ることにある。更に縫い目線の欠点を露出させな
いようにし、優れた縫製品とすることを目的とす
る。
〔本発明の構成〕
本発明は次の構成からなる。
(1) 立毛を有する人工毛皮製品において、少なく
とも一部の縫い目線の近辺の領域における立毛
形態を、他の領域の立毛形態と異ならせたこと
を特徴とする毛皮調立毛製品。
(2) 立毛を有する人工毛皮製品の製造方法におい
て、最終製品以前の工程で、少なくとも一部の
縫い目線の近辺の領域における立毛形態を他の
領域の立毛形態と異ならせ、次いでセツト加工
を施すことを特徴とする毛皮調立毛製品の製造
方法。
以下、さらに詳しく本発明について説明をす
る。
第1図、第2図は、本発明の毛皮調立毛製品を
説明する図であり、毛皮様立毛布帛1が縫製され
てジヤケツト様の縫製加工品2を形成している。
破線3は、縫い目線を示したものである。
本発明の毛皮調立毛製品は、このような毛皮様
立毛布帛の裁断ピースを縫製してなる縫製加工品
もしくは縫製加工途中の半製品、あるいは縫製加
工を控えている立毛布帛生地に対して、少なくと
も一部の縫い目線の存在パターンに関連づけられ
る領域パターンで下にて、該領域内の立毛状態を
変更せしめる加工を施すものであり、第2図は第
1図に示した縫製品の縫い目線3の存在パターン
に関連する領域パターン4にて、具体的には縫い
目線の内側約1cmの位置で囲まれる領域に対して
立毛を起こす加工を施した例を示したものであ
る。
一般に、縫い目線はその上に立毛の層があるに
もかかわらず視覚上認識できるものであるが、前
述のように該縫い目線と関連づけられるパターン
下にて立毛状態を変えることにより、縫い目線の
存在の不自然さが視覚上弱まるとともに集団的陰
影・立体感が増し、単にプレーンな状態下で立毛
が林立している場合に比較して、より美しくかつ
高級に感じられるようになる。
立毛状態を変更せしめる加工は、立毛を起こす
加工のほか、立毛を伏せる加工としてもよく、そ
の場合には縫い目線の上に沿つて数cm幅等の適度
な細幅領域下にて立毛伏せ加工を行なうのがよ
い。また、立毛の毛並み方向を変える加工として
もよい。むろん、これらの加工を適宜組合せた加
工としても差支えない。
コート、ジヤケツト等の一般的衣料品をねらう
場合でタテ方向に縫い目線がある場合、隣接する
縫い目線の間隔は最大で5cm程度から10cm程度ま
でとし、すなわち、一つの領域パターンは最大で
その程度の幅までとして、ヨコ方向への該パター
ンの連続で立体感・陰影の変化をもたせるのがよ
い。
領域パターンと縫い目線存在パターンの関連性
は、立毛製品という性質上、それほど厳密である
必要はなく、視覚上、両者の関連性が軽く認識さ
れる程度でもよい。また、領域パターンの輪郭は
はつきりとしたものでなくともよく、多小ボケて
いても差支えない。
本発明の方法は、立毛長さの短いものから長い
ものまで適用可能であり、本質的には限定される
ものではないが、前述の理由により立毛長さが15
〜50mmぐらいのものに対して特に効果的である。
立毛状態を変更させる手段は、特に限定されな
く、ある程度セツト効果の有る任意の手段を採つ
てよいが、例えば、立毛層に水を付与しておき立
毛を逆立てる等の所望の立毛状態変更をして後、
アイロンをかけるあるいは熱ブラシでブラツシン
グする、あるいは熱風を当てつつブラツシングす
る、またはマイクロ波処理する等の手段を採るこ
とができる。
以下、実施例に基づいて本発明の具体的構成、
効果について説明する。
実施例 1 特開昭57−61739号公報に記載の方法により、
毛皮調パイル布帛を作つた。このパイル布帛は、
高級ブラツク・ミンク調をねらうものであり黒色
のさし毛調立毛、および淡茶色のわた毛調立毛の
2者立毛が2層構造をなしているものである。
さし毛調立毛、わた毛調立毛の構成は下記の通
りである。
さし毛調立毛:太さ40d、最大立毛長30mm、 素材:ポリブチレンテレフタレート、 わた毛調立毛:太さ1.2d、最大立毛長18mm、 素材:ポリエチレンテレフタレート、 このパイル布帛を裁断して縫製し、第1図に示
した如きジヤケツトを2点作つた。身頃部の縫い
目線間隔はいずれも8cmとしての縫製である。
このジヤケツト2点のうち、1点は第1図のよ
うなプレーンな状態のままで仕上がりとし、他の
1点は、立毛層に水をスプレーし第2図に示され
るように縫い目線からほぼ5mmないし7mm程度内
側の領域内で立毛を逆立たせて後アイロンがけを
行ない、さらにその後、毛並みを元に戻して乾燥
させてブラツシングすることにより該領域内の立
毛が縫い目線付近の立毛よりも起きているように
仕上げた。
かかる2点のジヤケツトについて、縫製デザイ
ナー25名のパネラーに、どちらがよいか評価を求
めたところ25名全員が後者の本発明によるものの
方が美しく高級感があるとの回答を示した。
この両者の違いについて分析すると、本発明に
よるブラツク・ミンク調ジヤケツトは、立毛が起
きている領域で、個々の立毛に陰影が生じて集団
的に該領域内の黒色が特に深く見えかつ近づくと
淡い色調のわた毛調立毛も適度の割合いで見える
ものであり、縫い目線付近での普通の黒色部分と
相俟つて、全体的に立体感があり美しさ、高級さ
に富んだものであつた。これに対して、プレーン
な仕上がりのものは個々の立毛自体は美しさでひ
けをとらないが、全体的に変化がなく平面的であ
り、やや貧弱な感じがするものであつた。
実施例 2 実施例1で用いたものと同様の構成でパイル布
帛を作つた。この布帛は、生地段階の仕上げ工程
にて特に立毛の立つている仕上げとした。
この生地を用いて、実施例1のものと同様に第
1図に示した如きジヤケツトを縫製した後、縫い
目線上約1.5cmの幅の領域内の立毛に対して、水
をスプレーしてアイロンをあてることにより立毛
伏せ加工を施した。
こうして得られたジヤケツトは、立体感があり
美しいと感じられるものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明の毛皮調立毛製品を
説明する図である。 1:毛皮様立毛布帛、2:縫製加工品、3:縫
い目線、4:縫い目線の存在パターンに関連する
領域パターン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 立毛を有する人工毛皮製品において、少なく
    とも一部の縫い目線の近辺の領域における立毛形
    態を、他の領域の立毛形態と異ならせたことを特
    徴とする毛皮調立毛製品。 2 縫い目線の近辺の領域における立毛形態が、
    他の領域の立毛形態に比較して、立つていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の毛皮調
    立毛製品。 3 縫い目線の近辺の領域における立毛形態が、
    他の領域の立毛形態に比較して、毛伏せされてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    毛皮調立毛製品。 4 縫い目線の近辺の領域における立毛形態が、
    他の領域における立毛形態に比較して、立毛方向
    が異なることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の毛皮調立毛製品。 5 縫い目線の近辺の領域が、縫い目線から10cm
    以内の領域であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の毛皮調立毛製品。 6 立毛を有する人工毛皮製品の製造方法におい
    て、最終製品以前の工程で、少なくとも一部の縫
    い目線の近辺の領域における立毛形態を他の領域
    の立毛形態と異ならせ、次いでセツト加工を施す
    ことを特徴とする毛皮調立毛製品の製造方法。 7 セツト加工が熱又はマイクロ波加熱加工であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    毛皮調立毛製品の製造方法。
JP58176396A 1983-09-26 1983-09-26 毛皮調立毛製品およびその製造方法 Granted JPS6071703A (ja)

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