JPH04109113U - 射出成形機用パージシヤツタ装置 - Google Patents

射出成形機用パージシヤツタ装置

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JPH04109113U
JPH04109113U JP1701491U JP1701491U JPH04109113U JP H04109113 U JPH04109113 U JP H04109113U JP 1701491 U JP1701491 U JP 1701491U JP 1701491 U JP1701491 U JP 1701491U JP H04109113 U JPH04109113 U JP H04109113U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、射出成形機用パージシャッタ装置に
関し、特に、低粘度から高粘度までの溶融樹脂に対する
パージ作業を確実に行うことを特徴とする。 【構成】射出装置のノズルから射出された溶融樹脂をパ
ージシャッタ部で受けるようにした射出成形機用パージ
シャッタ装置において、パージシャッタ部に冷却ジャケ
ットを設けると共に、溶融樹脂の射出パージ方向とパー
ジシャッタ部の受面の面方向とが非垂直状態に配設され
ている構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形機用パージシャッタ装置に関し、特に、低粘度から高粘度 までの溶融樹脂に対するパージ作業を確実に行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の射出成形機用パージシャッタ装置としては種々 あるが、その中で代表的なものについて述べると、図5、図6に示す通りである 。
【0003】 すなわち、図5、図6において符号1で示されるものは射出装置2に設けられ たノズルであり、このノズル1から射出された溶融樹脂4は、ノズル1の前方に 配設されたパージシャッタ部3の受面3aにパージされるように構成されている 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の射出成形機用パージシャッタ装置は、以上のように構成されていたため 、次のような課題が存在していた。 すなわち、溶融粘度の低い樹脂を射出パージした場合、図5に示すように、射 出パージ方向Aとパージシャッタ部の受面の面方向Bとが符号Cの位置で垂直と なるように配設されていたため、数回射出パージを繰返すと、受面にa〜dで示 すように多層状に付着し、温度分布Dより明らかなように、それらが冷却して付 着力を失うまでに相当の時間を要していた。
【0005】 また、溶融粘度の高い樹脂を射出パージした場合、図6に示すように、受面の 面方向Bと射出パージ方向Aとが垂直であるが故に、パージされた溶融樹脂が放 射状に広がり、流れ方向を失ってノズルの方向に四方八方に盛り上がってしまう ことになり、特に、パージ量が多く、パージシャッタ部がノズルに近接している 場合等は、ノズルに溶融樹脂がかぶさってしまうこともあり、射出成形機の無人 化連続運転時には、その処理に多大の手間を要していた。そのため、高圧、高速 処理は不可能であった。 また、受面に付着した溶融樹脂を早く冷却させるためには、比熱の関係でパー ジシャッタ部の板厚を厚くし、質量を多くする必要があった。
【0006】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、低粘度 から高粘度までの溶融樹脂に対するパージ作業を確実に行うようにした射出成形 機用パージシャッタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
射出装置のノズルから射出された溶融樹脂をパージシャッタ部で受けるように した射出成形機用パージシャッタ装置において、前記パージシャッタ部に冷却用 ジャケットが設けられている構成である。
【0008】 さらに詳細には、前記溶融樹脂の射出パージ方向と前記パージシャッタ部の受 面の面方向とが非垂直状態である構成である。
【0009】 さらに詳細には、前記パージシャッタ部に液体を供給するためのノズルを有す る構成である。
【0010】 さらに詳細には、前記パージシャッタ部は、移動用シリンダにより移動自在な 構成である。
【0011】 さらに詳細には、前記パージシャッタ部は、断面形状が円筒をなす構成である 。
【0012】 さらに詳細には、前記パージシャッタ部は、断面形状がU形をなす構成である 。
【0013】
【作用】
本考案による射出成形機用パージシャッタ装置において、射出装置のノズルよ り射出された粘着性の高い溶融樹脂は、その前方にある斜め下向きにセットされ たパージシャッタ部の受面に当たり、一次的に放射状の広がりを見せるが、後方 からの樹脂に押されその流れ安い方向へと付着しながら移動していく。すなわち ベクトルの関係と樹脂の自重から斜め下向きの受面に沿って溶融樹脂は流れる。 その後、パージが完了すると、これまで付着していた溶融樹脂はパージシャッ タ部の背面に設けられた冷却用ジャケットの冷却水(冷却媒体)の比熱効果によ り、そのスキン層が冷却され、やがて接着力を失い、自重により前記受面に沿っ て滑り落ちる。 また、粘度が高く粘着性の低い樹脂は、受面に当たり一次的にはね返るが、横 又は上方へ飛散する事なく受面に沿って、下方へ流れる。仮に飛散した場合は、 その側面に設けられたガイド板で内側へ戻される。
【0014】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による射出成形機用パージシャッタ装置の好適な実施 例について詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。 図1から図4までは、本考案による射出成形機用パージシャッタ装置を示すも ので、図1は全体構成を示す断面図、図2は回路図、図3、図4はパージシャッ タ部の他の実施例を示す斜視図である。
【0015】 まず、図1において符号1で示されるものは射出装置2に設けられたノズルで あり、このノズル1から射出された溶融樹脂4は、ノズル1の前方に配設された パージシャッタ部3の受面3aにパージシャッタされるように構成されている。
【0016】 前記パージシャッタ部3の背面3bには、冷却媒体を案内するための冷却用ジ ャケット5が設けられていると共に、このパージシャッタ部3の受面3aの両方 向Bは、溶融樹脂4の射出パージ方向Aに対して非垂直状態となるように構成さ れている。
【0017】 前記受面3aの側部には、溶融樹脂4を案内するためのガイド板6が設けられ ていると共に、このパージシャッタ部3の上部3cには、溶融樹脂付着防止剤 (液体)又は冷却促進を目的とした物質(液体)の噴射又は滴下用としての供給 ノズル7および支軸8を介して回転自在に設けられコロ又はローラ等の第1回転 体9が設けられている。
【0018】 前記パージシャッタ部3の下部3dに位置する冷却用ジャケット5には、支軸 10を介してコロ又はローラ等の第2回転体11が設けられており、これらの各 回転体9,11は、固定盤12に設けられた一対の支持片13,14に設けられ た一対のガイド溝15,16に摺接している。
【0019】 前記冷却用ジャケット5の背面には、前記固定盤12に支持された移動用シリ ンダ17が設けられており、この移動用シリンダ17の作動により、前記パージ シャッタ部3は、前記各回転体9,11および各ガイド溝15,16を介して図 1の図面と直交する方向に移動することができる。なお、前記移動用シリンダ1 7は、エア電磁弁20に接続され、このエア電磁弁20は、エア源21に接続さ れたエアユニット22に接続されている。
【0020】 前述の構成において、射出装置2のノズル1から射出された粘度性の高い溶融 樹脂4は、この射出パージ方向Aと非垂直であるパージシャッタ3の受面3aの 初期受面Cに当たり、一次的に放射状の広がりを見せるが、後方からの樹脂に押 され、その流れやすい方向へと付着しつつ移動していく。すなわち、ベクトルの 関係と樹脂の自重から斜め下向きの受面3aに沿って溶融樹脂4は流れる。
【0021】 その後、射出パージが完了すると、これまで付着していた溶融樹脂4は、パー ジシャッタ部3の背面3bに設けられた冷却用ジャケット5の冷却水(冷却媒体 )の比熱効果により、そのスキン層が冷却され、やがて接着力を失い、自重によ り受面3aに沿って滑り落ちる。
【0022】 また、粘度が高く粘着性の低い溶融樹脂4は、受面3aに当たり一時的にはね 返るが、横又は上方へ飛散することなく、受面3aに沿って下方へ流れる。仮に 飛散した場合には、その側部に設けられたガイド板6により内側へ戻されて案内 される。 従って、図1で示されるように、溶融樹脂4の粘度の高低に拘わらず、符号a 〜dで示されるように、受面3aに沿って一層状に安定して流れることができる 。
【0023】 また、図3に示すパージシャッタ部3の他の実施例においては、断面形状が円 筒の円筒形シャッタを構成しており、図4に示すパージシャッタ部3の他の実施 例においては、断面形状がU形のU形シャッタを構成している。 なお、前述の実施例は1例を示したもので、この実施例に限ることなく、各部 の形状等を若干変更した場合についても同等の作用効果を得ることができること は述べるまでもないことである。
【0024】
【考案の効果】
本考案による射出成形機用パージシャッタ装置は、以上のように構成されてい るため、次のような効果を得ることができる。 すなわち、パージシャッタ部の受面の面方向を射出パージ方向に対して非垂直 とし、パージシャッタ部を冷却用ジャケットで冷却するようにしたため、低粘度 から高粘度までの溶融樹脂の流れを安定させることができ、完全無人化のハイサ イクル成形が可能となる。 さらに、低粘度から高粘度樹脂まで全てこのパージシャッタ部で対応できるた め、多品種、少量生産による材料替、色替が多い場合の効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による射出成形機用パージシャッタ装置
を示す断面図である。
【図2】移動用シリンダの回路図である。
【図3】パージシャッタ部の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】パージシャッタ部の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図5】従来のパージシャッタ装置を示す断面図であ
る。
【図6】従来のパージシャッタ装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル 2 射出装置 3 パージシャッタ部 4 溶融樹脂 5 冷却用ジャケット 7 供給ノズル 17 移動用シリンダ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置(2)のノズル(1)から射出された
    溶融樹脂(4)をパージシャッタ部(3)で受けるようにした
    射出成形機用パージシャッタ装置において、前記パージ
    シャッタ部(3)に冷却用ジャケット(5)が設けられている
    ことを特徴とする射出成形機用パージシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記溶融樹脂(4)の射出パージ方向(A)と
    前記パージシャッタ部(3)の受面(3a)の面方向(B)とが非
    垂直状態に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の射出成形機用パージシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記パージシャッタ(3)に液体を供給す
    るための供給ノズル(7)を有することを特徴とする請求
    項1又は2記載の射出成形機用パージシャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記パージシャッタ部(3)は、移動用シ
    リンダ(17)により移動自在であることを特徴とする請求
    項1ないし3の何れかに記載の射出成形機用パージシャ
    ッタ装置。
  5. 【請求項5】 前記パージシャッタ部(3)は、断面形状
    が円筒をなすことを特徴とする請求項1ないし4の何れ
    かに記載の射出成形機用パージシャッタ装置。
  6. 【請求項6】 前記パージシャッタ部(3)は、断面形状
    がU形をなすことを特徴とする請求項1ないし4の何れ
    かに記載の射出成形機用パージシャッタ装置。
JP1991017014U 1991-03-01 1991-03-01 射出成形機用パージシャッタ装置 Expired - Lifetime JPH0751297Y2 (ja)

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JPH0751297Y2 JPH0751297Y2 (ja) 1995-11-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0473517U (ja) * 1990-11-09 1992-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0473517U (ja) * 1990-11-09 1992-06-29

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