JPH0411279B2 - - Google Patents
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- JPH0411279B2 JPH0411279B2 JP9562383A JP9562383A JPH0411279B2 JP H0411279 B2 JPH0411279 B2 JP H0411279B2 JP 9562383 A JP9562383 A JP 9562383A JP 9562383 A JP9562383 A JP 9562383A JP H0411279 B2 JPH0411279 B2 JP H0411279B2
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Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は生物学的脱窒素プロセスに係り、特
に、良好な脱窒状態の形式に好適な有機炭素供給
制御方法に関する。
に、良好な脱窒状態の形式に好適な有機炭素供給
制御方法に関する。
閉鎖性水域では富栄養化による水質汚濁が著し
く、大きな社会問題となつている。排水中の窒素
化合物は富栄養化の一因とされ、その除去が検討
されている。
く、大きな社会問題となつている。排水中の窒素
化合物は富栄養化の一因とされ、その除去が検討
されている。
下水処理場の窒素除去法として、生物の窒素循
環を利用した生物学的脱窒素法が最も一般的あ
る。この脱窒素法のプロセス構成は管理条件の異
なる二つの微生物反応槽を持つことが特徴であ
る。一方は硝化槽と称し、排水中のNH3−Nと
酸化菌の異化代謝により有機性窒素から転換され
るNH3−Nを硝化菌によりNO3−Nに酸化する
役割を持つ。
環を利用した生物学的脱窒素法が最も一般的あ
る。この脱窒素法のプロセス構成は管理条件の異
なる二つの微生物反応槽を持つことが特徴であ
る。一方は硝化槽と称し、排水中のNH3−Nと
酸化菌の異化代謝により有機性窒素から転換され
るNH3−Nを硝化菌によりNO3−Nに酸化する
役割を持つ。
NH4 ++2O2→NO3 -+H2O+2H+ ……(1)
他方は脱窒槽と称し、硝化槽で生成された
NO3−Nを脱窒素菌によりN2ガスに還元する機
能をもつ。
NO3−Nを脱窒素菌によりN2ガスに還元する機
能をもつ。
2NO3 -+5(H2)→N2+4H2O+2OH- ……(2)
式(2)で、還元剤として必要となるH2は一般的
にメタノールなどの窒素分を含まない有機炭素か
ら供与される。したがつて、脱窒槽では有機炭素
を新たに必要とする。
にメタノールなどの窒素分を含まない有機炭素か
ら供与される。したがつて、脱窒槽では有機炭素
を新たに必要とする。
このような生物学的脱窒素プロセスで、これら
二つの微生物反応槽を適切に管理することが水質
及び経済上極めて重要である。特に、脱窒槽では
有機炭素供給量の管理が大切である。これは、有
機炭素供給量が少ないと脱窒素不十分となり水質
を悪化させ、逆に、過剰であれば残留物が有機物
源となり、水質を悪化させるばかりでなく不経済
となる。したがつて、有機炭素の適正供給が運転
上の課題となつている。
二つの微生物反応槽を適切に管理することが水質
及び経済上極めて重要である。特に、脱窒槽では
有機炭素供給量の管理が大切である。これは、有
機炭素供給量が少ないと脱窒素不十分となり水質
を悪化させ、逆に、過剰であれば残留物が有機物
源となり、水質を悪化させるばかりでなく不経済
となる。したがつて、有機炭素の適正供給が運転
上の課題となつている。
この課題を解決するには、脱窒状態を表わす硝
酸性窒素濃度と有機炭素濃度に対応して、新たな
有機炭素を供給する必要がある。しかし、これら
の脱窒槽管理指標をオンラインで測定する計測器
を未開発のため、直接検出方式による有機炭素制
御装置は提案されていない。したがつて、現状で
は有機炭素を、常時、一定量供給する定量注入方
式に頼らざるを得ない。一般に下水処理場に流入
する窒素量は人間の生活周期を反映して時々刻々
大きく変化する。こような流入窒素量に対して有
機炭素を定量注入すれば、必然的に有機炭素の過
不足が生じ、水質悪化は免れない。また、従来法
によれば、脱窒反応で発生する窒素ガス量や式(1)
の硝化反応時に生成するH+を中和するのに要し
たアルカリ剤量を指標とする有機炭素制御方式が
考えられている。しかし、これらの指標から脱窒
槽の硝酸性窒素濃度及び有機炭素濃度を精度よく
推定することは困難なため、実用的な制御方式と
言えない。このように、従来提案されている方式
では脱窒状態に対応した適正な有機炭素制御が不
可能である。
酸性窒素濃度と有機炭素濃度に対応して、新たな
有機炭素を供給する必要がある。しかし、これら
の脱窒槽管理指標をオンラインで測定する計測器
を未開発のため、直接検出方式による有機炭素制
御装置は提案されていない。したがつて、現状で
は有機炭素を、常時、一定量供給する定量注入方
式に頼らざるを得ない。一般に下水処理場に流入
する窒素量は人間の生活周期を反映して時々刻々
大きく変化する。こような流入窒素量に対して有
機炭素を定量注入すれば、必然的に有機炭素の過
不足が生じ、水質悪化は免れない。また、従来法
によれば、脱窒反応で発生する窒素ガス量や式(1)
の硝化反応時に生成するH+を中和するのに要し
たアルカリ剤量を指標とする有機炭素制御方式が
考えられている。しかし、これらの指標から脱窒
槽の硝酸性窒素濃度及び有機炭素濃度を精度よく
推定することは困難なため、実用的な制御方式と
言えない。このように、従来提案されている方式
では脱窒状態に対応した適正な有機炭素制御が不
可能である。
本発明の目的は、脱窒状態を精度よく表現で
き、また、プロセス構成に制約されない有機炭素
注入制御法及びその装置を提供するにある。
き、また、プロセス構成に制約されない有機炭素
注入制御法及びその装置を提供するにある。
本発明は、排水中の硝酸性窒素あるいは亜硝酸
性窒素を有機炭素の存在の下で窒素ガスに還元す
る生物学的脱窒方法において、良好な脱窒状態を
形成する範囲の酸化還元電位とPHの関係を予め設
定し、脱窒過程での混合液中のPH値と酸化還元電
位を検出し、前記PH値に基づいて、予め設定した
酸化還元電位目標値を補正し、この補正酸化還元
電位目標値と上記酸化還元電位検出値との差に応
じて前記有機炭素の供給量を調節することを特徴
とする生物学的脱窒方法に関する。
性窒素を有機炭素の存在の下で窒素ガスに還元す
る生物学的脱窒方法において、良好な脱窒状態を
形成する範囲の酸化還元電位とPHの関係を予め設
定し、脱窒過程での混合液中のPH値と酸化還元電
位を検出し、前記PH値に基づいて、予め設定した
酸化還元電位目標値を補正し、この補正酸化還元
電位目標値と上記酸化還元電位検出値との差に応
じて前記有機炭素の供給量を調節することを特徴
とする生物学的脱窒方法に関する。
本発明者らは、酸化還元電位が脱窒素処理の状
態を表わす指標として有効であり、また、酸化還
元電位がPHと相関するという結果を実験的に見出
したことにより、本発明を成すに至つた。以下そ
の実験に基づく本発明の基本原理を説明する。
態を表わす指標として有効であり、また、酸化還
元電位がPHと相関するという結果を実験的に見出
したことにより、本発明を成すに至つた。以下そ
の実験に基づく本発明の基本原理を説明する。
脱窒槽の処理状態は、処理対象であるNOX−
N(NO3−NとNO2−Nの総称)と新たに供給す
る有機炭素を含めた有機物の残存量で表わすこと
ができる。第1図は、流入水量、流入窒素濃度や
有機炭素注入量を種々変化させ、定常状態に達し
た段階での脱窒状態と酸化還元電位との関係を測
定した結果である。実験はPHを7.0に設定し、窒
素源である塩化アンモニウムを硝化させた後脱窒
槽に導き、有機炭素源にメタノールを用いた。こ
の図から、残留有機炭素の増加、すなわち、メタ
ノールが過剰であれば酸化還元電位は低下し、
NOX−Nの増加、すなわち、メタノールが不足
すると酸化還元電位が上昇する傾向にあり、両者
間には明確な相関関係があることがわかる。ま
た、完全脱窒を達成するには、最小限の有機炭素
の存在が条件である。この結果によれば、メタノ
ールが過剰とならず、NOX−Nが低濃度となる
良好な脱窒状態を形成する酸化還元電位の範囲を
見出すことができる。この範囲は、ほぼ、−100m
Vから−200mVの間に存在する。第1図の結果
は、還元剤であるメタノールの制御指標として酸
化還元電位が適用できることを示すものである。
N(NO3−NとNO2−Nの総称)と新たに供給す
る有機炭素を含めた有機物の残存量で表わすこと
ができる。第1図は、流入水量、流入窒素濃度や
有機炭素注入量を種々変化させ、定常状態に達し
た段階での脱窒状態と酸化還元電位との関係を測
定した結果である。実験はPHを7.0に設定し、窒
素源である塩化アンモニウムを硝化させた後脱窒
槽に導き、有機炭素源にメタノールを用いた。こ
の図から、残留有機炭素の増加、すなわち、メタ
ノールが過剰であれば酸化還元電位は低下し、
NOX−Nの増加、すなわち、メタノールが不足
すると酸化還元電位が上昇する傾向にあり、両者
間には明確な相関関係があることがわかる。ま
た、完全脱窒を達成するには、最小限の有機炭素
の存在が条件である。この結果によれば、メタノ
ールが過剰とならず、NOX−Nが低濃度となる
良好な脱窒状態を形成する酸化還元電位の範囲を
見出すことができる。この範囲は、ほぼ、−100m
Vから−200mVの間に存在する。第1図の結果
は、還元剤であるメタノールの制御指標として酸
化還元電位が適用できることを示すものである。
一方、酸化還元電位はNOX−Nや有機炭素だ
けでなく、数多くの要因に影響されるものと予想
される。種々の要因について実験的検討を行なつ
た結果、第2図に示すように、PHの影響は無視で
きないことが判明した。第2図で、酸化還元電位
変化量は、PH=7.0時の値を基準とし、その基準
値からの偏差量として表わした。この図から、酸
化還元電位はPHに一次相関し、相関係数は約−60
mV/PHであつた。
けでなく、数多くの要因に影響されるものと予想
される。種々の要因について実験的検討を行なつ
た結果、第2図に示すように、PHの影響は無視で
きないことが判明した。第2図で、酸化還元電位
変化量は、PH=7.0時の値を基準とし、その基準
値からの偏差量として表わした。この図から、酸
化還元電位はPHに一次相関し、相関係数は約−60
mV/PHであつた。
上記結果は理論的に説明できる。微生物が介在
する脱窒反応は2段階の反応に分けられる。第1
段階は有機炭素の酸化反応で、有機炭素にメタノ
ールを用いた場合、次式となる。
する脱窒反応は2段階の反応に分けられる。第1
段階は有機炭素の酸化反応で、有機炭素にメタノ
ールを用いた場合、次式となる。
0.5CH3OH=0.5CH2O+H++e:K1 ……(3)
0.5CH2O+0.5H2O
=0.5CO2+2H++2e:K2 ……(4)
これらの反応の酸化還元電位EHを求めれば次
式となる。
式となる。
EH=2.303/3FR・T{logK1+logK2
+log(H+)3−log(CH3OH)0.5} ……(5)
ここで、K1、K2は平衡定数、Fはフアラデー
定数、Rは気体定数、Tは絶対温度である。第2
段階はNOX−Nの還元で、NOX−Nの大部分は
NO3−Nであることから、この反応式は、 0.2NO3 -+1.2H++e =0.1N2+0.6H2O;K3 ……(6) この反応の酸化還元電位EHは次式となる。
定数、Rは気体定数、Tは絶対温度である。第2
段階はNOX−Nの還元で、NOX−Nの大部分は
NO3−Nであることから、この反応式は、 0.2NO3 -+1.2H++e =0.1N2+0.6H2O;K3 ……(6) この反応の酸化還元電位EHは次式となる。
EH=2.303/1.2FRT{logK3+log(H+)1.2
+log(NO3 -)0.2} ……(7)
式(5)と式(7)から脱窒反応の酸化還元電位EHを
求めると、 EH=2.303/FRT{(logK−PH)+1/nlog (NO3 -)/(CH3OH)} ……(8) ここで、 logK=1/2{1/3logK1+logK2 +1/1.2logK3), nは反応係数である。(8)から、脱窒反応における
酸化還元電位はNO3−Nとメタノールの比に依
存し、PHの増加に伴い低下することがわかる。こ
の関係は、第1図及び第2図を理論的に裏付ける
ものである。第3図は以上の結果を纏めたもので
ある。すなわち、良好な脱窒状態が形成されてい
るときの酸化還元電位の範囲はPHに相関して変化
することを表わしている。
求めると、 EH=2.303/FRT{(logK−PH)+1/nlog (NO3 -)/(CH3OH)} ……(8) ここで、 logK=1/2{1/3logK1+logK2 +1/1.2logK3), nは反応係数である。(8)から、脱窒反応における
酸化還元電位はNO3−Nとメタノールの比に依
存し、PHの増加に伴い低下することがわかる。こ
の関係は、第1図及び第2図を理論的に裏付ける
ものである。第3図は以上の結果を纏めたもので
ある。すなわち、良好な脱窒状態が形成されてい
るときの酸化還元電位の範囲はPHに相関して変化
することを表わしている。
ところで排水の流量及び水質は一日の間でも大
きく変化することが知られている。第4図はその
一例を示したものである。この流入窒素濃度の変
化は式(1)及び式(2)におけるH+及びOH-生成の影
響因子となり、硝化槽及び脱窒槽のPHを変化させ
る。そこで、第4図と同様の流入水条件とし、硝
化槽のPHを7.0に調整し、完全脱窒が可能なメタ
ノールを脱窒槽に供給する実験を試みた。その結
果、脱窒槽のPHは脱窒素量の変化に影響されたも
のと予想される変動が認められた。
きく変化することが知られている。第4図はその
一例を示したものである。この流入窒素濃度の変
化は式(1)及び式(2)におけるH+及びOH-生成の影
響因子となり、硝化槽及び脱窒槽のPHを変化させ
る。そこで、第4図と同様の流入水条件とし、硝
化槽のPHを7.0に調整し、完全脱窒が可能なメタ
ノールを脱窒槽に供給する実験を試みた。その結
果、脱窒槽のPHは脱窒素量の変化に影響されたも
のと予想される変動が認められた。
このような脱窒槽で、良好な脱窒状態を維持す
るには、式(8)より、PHを一定値に調整し、その上
で酸化還元電位を一定値に維持するように有機炭
素供給量を制御する方式が考えられる。
るには、式(8)より、PHを一定値に調整し、その上
で酸化還元電位を一定値に維持するように有機炭
素供給量を制御する方式が考えられる。
この問題を解決する従来方法に、PHを一定値に
調整した上で、酸化還元電位を一定値に維持する
ように有機炭素供給量を調節する方式がある。と
ころで、排水中のNH3−N及び有機性窒素濃度
は時間的に変動するため、生成されるNO3−N
濃度も連動して変化することが知られている。こ
のことは、脱窒時の副生物であるOH-量が変化
し、それに伴いPH値が変化することを意味する。
したがつて、このような脱窒槽で、PHを一定値に
維持するには、脱窒反応の状態に応じてアルカリ
剤あるいは酸を注入する必要がある。これは、1
つの指標で二つの操作量を調節するという複雑な
制御法となり、実用的でない。また、硝化槽で
は、(1)式に示すようにH+生成によるPH低下を防
止するために、アルカリ剤を注入してPH調整を行
なうことが普通である。これに加えて脱窒槽でも
PH調整を行うことは運転コストの高騰になり、得
策と言えない。さらに、脱窒反応時に生成する
OH-を硝化反応時に生成するH+の中和剤として
利用する脱窒槽−硝化槽方式では、脱窒槽での
OH-生成量が抑制され、硝化槽でのアルカリ剤
が増大する事態が生じ、運転コストの高騰につな
がる。
調整した上で、酸化還元電位を一定値に維持する
ように有機炭素供給量を調節する方式がある。と
ころで、排水中のNH3−N及び有機性窒素濃度
は時間的に変動するため、生成されるNO3−N
濃度も連動して変化することが知られている。こ
のことは、脱窒時の副生物であるOH-量が変化
し、それに伴いPH値が変化することを意味する。
したがつて、このような脱窒槽で、PHを一定値に
維持するには、脱窒反応の状態に応じてアルカリ
剤あるいは酸を注入する必要がある。これは、1
つの指標で二つの操作量を調節するという複雑な
制御法となり、実用的でない。また、硝化槽で
は、(1)式に示すようにH+生成によるPH低下を防
止するために、アルカリ剤を注入してPH調整を行
なうことが普通である。これに加えて脱窒槽でも
PH調整を行うことは運転コストの高騰になり、得
策と言えない。さらに、脱窒反応時に生成する
OH-を硝化反応時に生成するH+の中和剤として
利用する脱窒槽−硝化槽方式では、脱窒槽での
OH-生成量が抑制され、硝化槽でのアルカリ剤
が増大する事態が生じ、運転コストの高騰につな
がる。
したがつて、新たな薬剤を使用せずに、また、
プロセス構成に左右されない有機炭素供給制御法
が下水処理場において重要である。本発明の一実
施例を第5図に示す。第5図で、脱窒槽1では
NOX−N及び脱窒素菌を含む流入水6が導びか
れ、撹拌装置4により流動状態が維持される。
プロセス構成に左右されない有機炭素供給制御法
が下水処理場において重要である。本発明の一実
施例を第5図に示す。第5図で、脱窒槽1では
NOX−N及び脱窒素菌を含む流入水6が導びか
れ、撹拌装置4により流動状態が維持される。
一方、還元剤である有機炭素8は貯留槽2から
供給装置3を介して脱窒槽1に注入される。脱窒
反応を終えた流出水7は、NOX−Nが除かれた
形の混合液となり、次工程へ導びかれる。このよ
うな脱窒槽1で、酸化還元電位計11とPH計12
を設置し、各々酸化還元電位とPHを検出する。こ
のうち、PH検出値pは演算回路14に入力され、
pに対応した酸化還元電位目標値e*が設定され
る。この設定方法は、まず、PH基準値p0における
良好な脱窒状態を形成する酸化還元電位基準値e0
を予め設定しておくとともに、PH偏差と酸化還元
電位変化量Δeの関係式を与えておく。式(9)で、 Δe=f(p−p0) ……(9) p>p0であればΔeは負となり、p<p0であれ
ばΔeは正の値をとる。演算されたΔeを用いて、
次式により酸化還元電位基準値e*が設定される。
供給装置3を介して脱窒槽1に注入される。脱窒
反応を終えた流出水7は、NOX−Nが除かれた
形の混合液となり、次工程へ導びかれる。このよ
うな脱窒槽1で、酸化還元電位計11とPH計12
を設置し、各々酸化還元電位とPHを検出する。こ
のうち、PH検出値pは演算回路14に入力され、
pに対応した酸化還元電位目標値e*が設定され
る。この設定方法は、まず、PH基準値p0における
良好な脱窒状態を形成する酸化還元電位基準値e0
を予め設定しておくとともに、PH偏差と酸化還元
電位変化量Δeの関係式を与えておく。式(9)で、 Δe=f(p−p0) ……(9) p>p0であればΔeは負となり、p<p0であれ
ばΔeは正の値をとる。演算されたΔeを用いて、
次式により酸化還元電位基準値e*が設定される。
e*=e0+Δe ……(10)
したがつて、e*はp>p0であればe0より高い値
となり、p<p0であれば低い値をとり、良好な脱
窒状態を形成する酸化還元電位の値が常時設定さ
れることになる。演算回路14から出力された酸
化還元電位目標値e*は比較回路15に入力され
る。比較回路15では、実測された酸化還元電位
検出値eと目標値e*とを比較し、その偏差ε ε=e−e* を調節回路16に出力する。調節回路16は偏差
εに応じて供給装置3を操作し、有機炭素供給量
を調節する。有機炭素供給量は偏差εが負、すな
わち、目標値e*が検出値eより低ければ減少方向
に、逆であれば増加方向となる。
となり、p<p0であれば低い値をとり、良好な脱
窒状態を形成する酸化還元電位の値が常時設定さ
れることになる。演算回路14から出力された酸
化還元電位目標値e*は比較回路15に入力され
る。比較回路15では、実測された酸化還元電位
検出値eと目標値e*とを比較し、その偏差ε ε=e−e* を調節回路16に出力する。調節回路16は偏差
εに応じて供給装置3を操作し、有機炭素供給量
を調節する。有機炭素供給量は偏差εが負、すな
わち、目標値e*が検出値eより低ければ減少方向
に、逆であれば増加方向となる。
このように、PH検出値に基づいて酸化還元電位
目標値の設定操作を行なうことにより、常時良好
な脱窒状態が形成される。
目標値の設定操作を行なうことにより、常時良好
な脱窒状態が形成される。
本発明によれば脱窒状態を精度よく表現でき、
また、プロセス構成に制約されない有機炭素注入
制御が可能となる。
また、プロセス構成に制約されない有機炭素注入
制御が可能となる。
第1図は脱窒槽における酸化還元電位と脱窒状
態の関係を示す図、第2図はPHに対する酸化還元
電位の変化を実験的に求めた特性図、第3図は良
好な脱窒状態を形成する酸化還元電位とPHの関係
を示す特性図、第4図は流入水流量と窒素濃度の
日変動パターンを示す図、第5図は本発明の一実
施例のブロツク図である。 1……脱窒槽、3……有機炭素供給装置、6…
…脱窒槽流入水、11……酸化還元電位計、12
……PH計、14……演算回路、15……比較回
路、16……調節回路。
態の関係を示す図、第2図はPHに対する酸化還元
電位の変化を実験的に求めた特性図、第3図は良
好な脱窒状態を形成する酸化還元電位とPHの関係
を示す特性図、第4図は流入水流量と窒素濃度の
日変動パターンを示す図、第5図は本発明の一実
施例のブロツク図である。 1……脱窒槽、3……有機炭素供給装置、6…
…脱窒槽流入水、11……酸化還元電位計、12
……PH計、14……演算回路、15……比較回
路、16……調節回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 排水中の硝酸性窒素あるいは亜硝酸性窒素を
有機炭素の存在の下で窒素ガスに還元する生物学
的脱窒方法において、 良好な脱窒状態を形成する範囲の酸化還元電位
とPHの関係を予め設定し、 脱窒過程での混合液中のPH値と酸化還元電位を
検出し、前記PH値に基づいて、予め設定した酸化
還元電位目標値を補正し、この補正酸化還元電位
目標値と上記酸化還元電位検出値との差に応じて
前記有機炭素の供給量を調節することを特徴とす
る生物学的脱窒方法。 2 前記酸化還元電位目標値に対するPH基準値を
予め定め、このPH基準値と前記PH値の偏差から酸
化還元電位変化量を求め、この酸化還元電位変化
量で前記酸化還元電位目標値を補正することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の生物学的脱
窒方法。 3 前記PH基準値に対するPHの許容範囲を設定
し、上記検出PH値がPH許容範囲内にあるか否か判
断し、この許容範囲から前記検出PH値が逸脱した
場合に、前記酸化還元電位目標値を補正すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の生物学
的脱窒方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9562383A JPS6084199A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 生物学的脱窒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9562383A JPS6084199A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 生物学的脱窒方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6084199A JPS6084199A (ja) | 1985-05-13 |
| JPH0411279B2 true JPH0411279B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=14142653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9562383A Granted JPS6084199A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 生物学的脱窒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6084199A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63126599A (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-30 | Nippon Steel Corp | 排水の生物化学的処理方法 |
| US7208090B2 (en) * | 2003-12-23 | 2007-04-24 | Usfilter Corporation | Wastewater treatment control |
| US7413654B2 (en) | 2003-12-23 | 2008-08-19 | Siemens Water Technologies Holding Corp. | Wastewater treatment control |
| US8894856B2 (en) | 2008-03-28 | 2014-11-25 | Evoqua Water Technologies Llc | Hybrid aerobic and anaerobic wastewater and sludge treatment systems and methods |
| KR20100136989A (ko) | 2008-03-28 | 2010-12-29 | 지멘스 워터 테크놀로지스 코포레이션 | 호기성 및 혐기성 하이브리드 폐수 및 슬러지 처리 시스템 및 방법 |
| US9359236B2 (en) | 2010-08-18 | 2016-06-07 | Evoqua Water Technologies Llc | Enhanced biosorption of wastewater organics using dissolved air flotation with solids recycle |
| WO2014182533A1 (en) | 2013-05-06 | 2014-11-13 | Erdogan Argun O | Wastewater biosorption with dissolved air flotation |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP9562383A patent/JPS6084199A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6084199A (ja) | 1985-05-13 |
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