JPH04114130U - トリポード型等速ジヨイント - Google Patents
トリポード型等速ジヨイントInfo
- Publication number
- JPH04114130U JPH04114130U JP1896091U JP1896091U JPH04114130U JP H04114130 U JPH04114130 U JP H04114130U JP 1896091 U JP1896091 U JP 1896091U JP 1896091 U JP1896091 U JP 1896091U JP H04114130 U JPH04114130 U JP H04114130U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- roller member
- joint
- constant velocity
- guide surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】トリポード型等速ジョイントにおいてコスト及
びスラスト力を低減する。 【構成】2つの円弧面141、142からなるローラ案
内面14に対して、これに対向する2つの球面からなる
外周面311、321を有するローラ部材3が当接し、
ローラ部材3のトルク伝達中心がその2箇所となる。こ
れにより、駆動軸及び被動軸がジョイント角をとって回
転するときにもトルク伝達中心が変化しない。このた
め、ローラ部材3の外周全体に高精度の研磨加工を施す
必要がなくなり、コストの低減が可能となる。また、ト
ルク伝達中心が変化しなくなることにより、ジョイント
角をとって回転するときに発生するローラ部材3及びロ
ーラ案内面14間の摩擦抵抗が小さくなり、スラスト力
は低減する。
びスラスト力を低減する。 【構成】2つの円弧面141、142からなるローラ案
内面14に対して、これに対向する2つの球面からなる
外周面311、321を有するローラ部材3が当接し、
ローラ部材3のトルク伝達中心がその2箇所となる。こ
れにより、駆動軸及び被動軸がジョイント角をとって回
転するときにもトルク伝達中心が変化しない。このた
め、ローラ部材3の外周全体に高精度の研磨加工を施す
必要がなくなり、コストの低減が可能となる。また、ト
ルク伝達中心が変化しなくなることにより、ジョイント
角をとって回転するときに発生するローラ部材3及びロ
ーラ案内面14間の摩擦抵抗が小さくなり、スラスト力
は低減する。
Description
【0001】
本考案は、自動車等の駆動力伝達軸部に用いられる等速ジョイントに関し、詳
しくは駆動軸と被動軸との等速性を維持しつつ両軸の角度変位や軸方向の相対変
位を許容し得るトリポード型等速ジョイントに関する。
【0002】
従来のトリポード型等速ジョイント(以下、等速ジョイントという。)として
、図5に示すように、駆動軸(図示せず)に連結され一端が開口した円筒状で内
周に軸方向に延びる3条の案内溝12aを有する外方継手部材1aと、その内周
が被動軸6aに連結されるとともに外方継手部材1aの内側に同軸的に配設され
案内溝12a内に突出する3個のトリポード軸23aを有する内方継手部材2a
と、各トリポード軸23aにニードルベアリング(図示せず)を介して回転可能
に設けられ案内溝12aを転動するローラ部材3aと、を備えたものが知られて
いる。
【0003】
ここで、外方継手部材1aに設けられた案内溝12aは、図6に示すように、
案内溝を形成し互いに対向する両側面にローラ案内面14aを有し、このローラ
案内面14aは、溝中心線L3 上の点O3 を中心とする円の円弧面で形成されて
いる。一方、ローラ部材3aは、図7に示すように、その外周面30aがローラ
軸線l3 上の点P3 を中心としてローラ案内面14aと対応する曲率の球面で形
成されており、外周面30aとローラ案内面14aとが微小なクリアランスをも
つ大きさに形成されている。
【0004】
この等速ジョイントは、駆動軸が回転するとその回転トルクを外方継手部材1
aから各ローラ部材3aを介して内方継手部材2aに伝達し、被動軸6aが駆動
軸と等速で回転する。そして、駆動軸と被動軸6aとが軸方向へスライドする際
、及びジョイント角をとる際には、ローラ部材3aが案内溝12aを転動してそ
の相対変位や角度変位を許容する。
【0005】
上記等速ジョイントは、駆動軸と被動軸6aとのジョイント角が0°の状態で
回転するときには、ローラ部材3aとローラ案内面14aとの間のトルク伝達が
ローラ部材3aの外周面30aの中央位置で行われる。そして、駆動軸及び被動
軸6aがジョイント角をとって回転するときには、図8に示すように、ローラ部
材3aがローラ案内面14aに沿わずに2点鎖線のような円弧運動を行い、この
とき外周面30aとローラ案内面14aとが微小なクリアランスをもち、かつロ
ーラ部材3aがトリポード軸23aに対してその軸線方向に相対移動することか
ら、ジョイント角が大きくなるにつれて、トルク伝達中心はローラ部材3aの外
周面30aの中央位置からローラ軸方向の外側へと変化する。このため、ローラ
部材3aの高度な寸法精度を必要とし、ローラ部材3aの外周面30a全体に高
精度の研磨加工が施されているため、コスト高となる。
【0006】
また、駆動軸及び被動軸6aがジョイント角をとって回転するときには、上記
のようにトルク伝達中心がローラ部材3aの外周面30aの中央位置からローラ
軸方向の外側へと変化することと相まって、ローラ部材3aとローラ案内面14
aとの間でこじりが生じてローラ部材3aがスムーズなころがり運動を行えず、
トリポード軸23a、ニードルベアリング、ローラ部材3a及びローラ案内面1
4aとの各間にすべりが発生するため、シャフト軸方向の力(スラスト力)が発
生することが知られている。このスラスト力は、車両における発進時や加速時に
発生する振動の要因となるため、より小さい方が好ましい。
【0007】
本考案は上記実情に鑑み案出されたものであり、解決すべき課題は、コスト及
びスラスト力を低減することができる等速ジョイントを提供することにある。
【0008】
本考案の等速ジョイントは、一端が開口した円筒状で内周に軸方向に延びる複
数の案内溝を有する外方継手部材と、該外方継手部材の内側に同軸的に配設され
前記案内溝内に突出する複数のトリポード軸を有する内方継手部材と、前記各ト
リポード軸に回転可能に設けられ前記案内溝を転動するローラ部材と、を備えた
トリポード型等速ジョイントにおいて、前記案内溝は、互いに対向する両側面に
それぞれ溝深さ方向の中央部で交わる2つの円弧面からなるローラ案内面を有し
、前記ローラ部材は、前記ローラ案内面と対向する2つの球面からなる外周面を
有することを特徴とするものである。
【0009】
なお、本考案においては、ローラ案内面を構成する2つの円弧面は、その曲率
中心の位置及び曲率を適宜選択して形成した円弧面とすることができる。
【0010】
本考案の等速ジョイントでは、2つの円弧面からなるローラ案内面に対して、
これに対向する2つの球面からなる外周面を有するローラ部材が当接し、ローラ
部材のトルク伝達中心がその2箇所となる。これにより、駆動軸と被動軸とがジ
ョイント角をとって回転するときにもトルク伝達中心が変化しない。このため、
ローラ部材の外周全体に高精度の研磨加工を施す必要がなくなり、コストの低減
が可能となる。また、小さなジョイント角をとって回転する時、ローラ案内面に
対するローラ部材のトルク伝達中心が変化せず、しかもローラ部材がローラ案内
面に対して傾かなることによりスラスト力は低減する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例に係る等速ジョイントの軸直角方向の断面図を図1に示し、外方継手
部材の開口側からみた正面図を図2に示し、内方継手部材及びローラ部材の断面
図を図3に示し、ローラ部材の断面図を図4に示す。
【0012】
本実施例の等速ジョイントは、図1に示すように、3条の案内溝12を有する
外方継手部材1と、外方継手部材1の内側に同軸的に配設され3個のトリポード
軸23を有する内方継手部材2と、各トリポード軸23にニードルベアリング3
5を介して回転可能に設けられた3層構造のローラ部材3と、を主要素として構
成されている。
【0013】
外方継手部材1は、一端が開口した円筒状のものであり、その内周には軸方向
に延びる3条の案内溝12が等角度間隔に形成されている。この案内溝12は、
その両側部にそれぞれ後述のローラ部材3が転動するローラ案内面14を有する
。ローラ案内面14は、図2に示すように、異なる位置にある2つの曲率中心O 1
、O2 で形成される2つの凹状の第1及び第2円弧面141、142からなり
、両円弧面141、142は溝深さ方向の中央部で交わっている。この外方継手
部材1は、その底部側が駆動軸(図示せず)の一端に同一軸的に連結固定されて
いる。
【0014】
内方継手部材2は、図3に示すように、短い円筒状の基部21と、基部21の
外周から等角度間隔で放射方向に突出する3個のトリポード軸23とからなる。
この内方継手部材2は、基部21の内周に被動軸6が連結固定され、各トリポー
ド軸23が各案内溝12内に進入した状態で外方継手部材1の内側に同軸的に配
設されている。
【0015】
ローラ部材3は、図4に示すように、軸方向両側に配置された一対の第1及び
第2金属ローラ31、32と、第1及び第2金属ローラ31、32の間に介在し
一体的に接合された樹脂ローラ33とからなる。第1及び第2金属ローラ31、
32の第1及び第2外周面311、321は、ローラ軸線l1 上の点P1 を曲率
中心とする同一球面で形成されている。そして、樹脂ローラ33は、円筒状に形
成されており、その外周径は第1及び第2金属ローラ31、32の外周径よりも
小さい。このローラ部材3は、第1金属ローラ31の第1外周面311がローラ
案内面14の第1円弧面141と対向し、第2金属ローラ32の第2外周面32
1がローラ案内面14の第2円弧面142と対向する状態で各トリポード軸23
に多数のニードルベアリング35を介して回転可能に1個づつ配設されている。
ローラ部材3及びニードルベアリング35は、トリポード軸23の先端に装着さ
れたリテーナ36によりトリポード軸23からの抜出しを阻止されている。また
、ローラ部材3とニードルベアリング35との径方向間にはトリポード軸23が
ローラ部材3に対してわずかに傾くことができるように少しの隙間が設けられて
いる。
【0016】
以上のように構成された本実施例の等速ジョイントにおいて、駆動軸と被動軸
6とのジョイント角が0°の状態で回転するときには、第1及び第2金属ローラ
31、32の第1及び第2外周面311、321がローラ案内面14の第1及び
第2円弧面141、142と当接した状態で回転トルクを伝達する。すなわち、
ローラ部材3のトルク伝達中心は、第1及び第2金属ローラ31、32の第1及
び第2外周面311、321の2箇所となる。
【0017】
そして、駆動軸及び被動軸6aがジョイント角をとって回転するときには、ジ
ョイント角が0°のときと同様にローラ部材3とローラ案内面14とが当接した
状態でトルク伝達を行い、ローラ部材3のトルク伝達中心は変化しない。したが
って、このとき発生するローラ部材3及びローラ案内面14間の摩擦抵抗が小さ
くなり、スラスト力は低減する。また、ローラ部材3は、樹脂ローラ33がロー
ラ部材3の回転軸線と直行する方向にわずかに弾性変形可能であり、しかも金属
ローラ31、32とニードルベアリング35との間に径方向の隙間が設けられ、
2つの金属ローラ31、32がローラ部材3の回転軸線と直交する方向にずれる
ことから、ジョイント角の変化に伴うローラ案内面14に対する傾きが小さくな
る。これによってもスラスト力は低減し、ローラ部材3のトルク伝達中心が変化
しないことと相まって、大きなスラスト力は発生しなくなる。特にジョイント角
が小さいときには、樹脂ローラ33の弾性変形によりローラ部材3がローラ案内
面14に対して平行に近い状態に維持されるため、スラスト力発生の抑制は顕著
となる。
【0018】
以上のように本実施例の等速ジョイントは、ローラ部材3のトルク伝達中心が
第1及び第2金属ローラ31、32の第1及び第2外周面311、321の2箇
所となるように構成されており、ジョイント角をとって回転するときに、トルク
伝達中心が従来のように変化することがないため、ローラ部材3の外周全体に高
精度の研磨加工を必要としなくなるので、コストを低減することができる。
【0019】
そして、ローラ部材3のトルク伝達中心が変化しないため、ジョイント角をと
って回転するときに発生しやすいスラスト力を低減することができる。
また、ローラ部材3は、第1及び第2金属ローラ31、32の間に樹脂ローラ
33が介在する3層構造で構成されているため、ジョイント角の変化に伴うロー
ラ部材3のローラ案内面14に対する傾きを樹脂ローラ33の弾性変形により小
さくすることが可能となり、これによってもスラスト力を低減することができる
。さらに、ローラ部材3の中央部分が樹脂ローラ33で形成されているため、ロ
ーラ部材3を軽量化することができる。
【0020】
本考案の等速ジョイントによれば、案内溝は互いに対向する両側面にそれぞれ
溝深さ方向の中央部で交わる2つの円弧面からなるローラ案内面を有し、ローラ
部材はローラ案内面と対向する2つの球面からなる外周面を有し、ローラ部材の
トルク伝達中心が2箇所となる構成であるため、ローラ部材の外周全体に高精度
の研磨加工を必要としなくなることからコストを低減することができ、かつトル
ク伝達中心がジョイント角をとって回転するときにもトルク伝達中心が変化しな
いことからそのとき発生しやすいスラスト力を低減するこができる。
【図1】実施例に係る等速ジョイントの軸直角方向の断
面図である。
面図である。
【図2】実施例に係る外方継手部材の開口側からみた正
面図である。
面図である。
【図3】実施例に係る内方継手部材及びローラ部材の断
面図である。
面図である。
【図4】実施例に係るローラ部材の断面図である。
【図5】従来の等速ジョイントの開口側からみた正面図
である。
である。
【図6】従来の外方継手部材の開口側からみた正面図で
ある。
ある。
【図7】従来のローラ部材の断面図である。
【図8】ローラ部材が案内溝で円弧運動をするときの説
明図である。
明図である。
1…外方継手部材 2…内方継手部材 3…ローラ
部材 12…案内溝 14…ローラ案内面 23…トリポード軸 31…
第1金属ローラ 32…第2金属ローラ 33…樹脂ローラ 141
…第1円弧面 142…第2円弧面 311…第1外周面 321
…第2外周面
部材 12…案内溝 14…ローラ案内面 23…トリポード軸 31…
第1金属ローラ 32…第2金属ローラ 33…樹脂ローラ 141
…第1円弧面 142…第2円弧面 311…第1外周面 321
…第2外周面
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が開口した円筒状で内周に軸方向に
延びる複数の案内溝を有する外方継手部材と、該外方継
手部材の内側に同軸的に配設され前記案内溝内に突出す
る複数のトリポード軸を有する内方継手部材と、前記各
トリポード軸に回転可能に設けられ前記案内溝を転動す
るローラ部材と、を備えたトリポード型等速ジョイント
において、前記案内溝は、互いに対向する両側面にそれ
ぞれ溝深さ方向の中央部で交わる2つの円弧面からなる
ローラ案内面を有し、前記ローラ部材は、前記ローラ案
内面と対向する2つの球面からなる外周面を有すること
を特徴とするトリポード型等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1896091U JPH04114130U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | トリポード型等速ジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1896091U JPH04114130U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | トリポード型等速ジヨイント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04114130U true JPH04114130U (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=31905334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1896091U Pending JPH04114130U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | トリポード型等速ジヨイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04114130U (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1896091U patent/JPH04114130U/ja active Pending
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